JPH10229283A - 電線束線固定構造 - Google Patents
電線束線固定構造Info
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- JPH10229283A JPH10229283A JP9031771A JP3177197A JPH10229283A JP H10229283 A JPH10229283 A JP H10229283A JP 9031771 A JP9031771 A JP 9031771A JP 3177197 A JP3177197 A JP 3177197A JP H10229283 A JPH10229283 A JP H10229283A
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- Japan
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- binding band
- opening
- electric wire
- fixing
- hook
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- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Package Frames And Binding Bands (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数を増加させることなく、また固定状
態においてさほど固定面から突出せず、また手間を要さ
ずに束線固定作業できる電線束線固定構造を提供する。 【解決手段】 電線を結束する結束バンド４と、固定面
Ｇに設けられ結束バンドを固定する引掛部５と、を備え
て成る電線束線固定構造において、引掛部は、固定面に
設けた開口部６の開口縁部の一部から開口部の内方に向
けて延設し固定面に対して面一とした。
態においてさほど固定面から突出せず、また手間を要さ
ずに束線固定作業できる電線束線固定構造を提供する。 【解決手段】 電線を結束する結束バンド４と、固定面
Ｇに設けられ結束バンドを固定する引掛部５と、を備え
て成る電線束線固定構造において、引掛部は、固定面に
設けた開口部６の開口縁部の一部から開口部の内方に向
けて延設し固定面に対して面一とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器の内部等
における電線を結束し固定面に固定するに関する電線束
線固定構造に関する。
における電線を結束し固定面に固定するに関する電線束
線固定構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術の電線束線固定構造を図８乃
至図１２を用いて説明する。図８は電気機器内における
電線の束線固定を説明する斜視図である。図９は結束バ
ンド固定部品の斜視図である。図１０は他の結束バンド
固定部品の斜視図である。図１１は固定面に開口部を設
け該開口部に結束バンドを挿通している様子を示す斜視
図である。図１２は固定面の一部を切り起こして設けた
結束バンド固定部の斜視図である。
至図１２を用いて説明する。図８は電気機器内における
電線の束線固定を説明する斜視図である。図９は結束バ
ンド固定部品の斜視図である。図１０は他の結束バンド
固定部品の斜視図である。図１１は固定面に開口部を設
け該開口部に結束バンドを挿通している様子を示す斜視
図である。図１２は固定面の一部を切り起こして設けた
結束バンド固定部の斜視図である。
【０００３】図８に示すように電気機器内部において
は、固定面である基台Ａ上に適宜配設された内部部品
Ｂ，Ｃを接続する電線Ｄが、基台Ａに結束固定されて、
電線Ｄがからまったり、他の内部部品に巻き付いたりし
ないようになされている。
は、固定面である基台Ａ上に適宜配設された内部部品
Ｂ，Ｃを接続する電線Ｄが、基台Ａに結束固定されて、
電線Ｄがからまったり、他の内部部品に巻き付いたりし
ないようになされている。
【０００４】この電線Ｄを固定面に結束固定する構造と
して、図９に示すように、結束バンド１と、結束バンド
固定部品２とを用いる構造がある。
して、図９に示すように、結束バンド１と、結束バンド
固定部品２とを用いる構造がある。
【０００５】結束バンド１は、プラスチック製部材の帯
状体であって、帯状部の一方の面には断面が波形の連続
した段差１ａが設けて有り、帯状部の一端部には他端部
を挿通するとともに逆抜けを防止する締止部１ｂが設け
てある。
状体であって、帯状部の一方の面には断面が波形の連続
した段差１ａが設けて有り、帯状部の一端部には他端部
を挿通するとともに逆抜けを防止する締止部１ｂが設け
てある。
【０００６】結束バンド固定部品２は、板体２ａの上面
にアーチ状の突部２ｂを設け、板体２ａと突部２ｂとで
もって、挿通穴２ｃを形成し、該挿通穴２ｃに結束バン
ド１を挿通するようになしたものである。
にアーチ状の突部２ｂを設け、板体２ａと突部２ｂとで
もって、挿通穴２ｃを形成し、該挿通穴２ｃに結束バン
ド１を挿通するようになしたものである。
【０００７】このようにして構成された電線束線固定構
造にあっては、まず電線Ｄを突部２ｂに近接させて、結
束バンド１により電線Ｄと突部２ｂとを束ねるようにし
て締止し、電線Ｄと一体となった結束バンド固定部品２
を基台Ａに固定することにより、電線Ｄを固定する。又
は、結束バンド固定部品２を予め基台Ａに固定しておい
てから，電線Ｄと突部２ｂとを結束バンド１により結束
するようにしてもよい。
造にあっては、まず電線Ｄを突部２ｂに近接させて、結
束バンド１により電線Ｄと突部２ｂとを束ねるようにし
て締止し、電線Ｄと一体となった結束バンド固定部品２
を基台Ａに固定することにより、電線Ｄを固定する。又
は、結束バンド固定部品２を予め基台Ａに固定しておい
てから，電線Ｄと突部２ｂとを結束バンド１により結束
するようにしてもよい。
【０００８】また、２番目の電線束線固定構造にあって
は、図１０に示すように、挿通穴３ａと、係止爪３ｂと
を有する結束バンド固定部品３を用いて、結束バンド１
を挿通穴３ａに挿通して電線Ｄを束線し、係止爪３ｂを
基台Ａに予め設けた係止穴Ｅに係合させることにより電
線Ｄを固定する。
は、図１０に示すように、挿通穴３ａと、係止爪３ｂと
を有する結束バンド固定部品３を用いて、結束バンド１
を挿通穴３ａに挿通して電線Ｄを束線し、係止爪３ｂを
基台Ａに予め設けた係止穴Ｅに係合させることにより電
線Ｄを固定する。
【０００９】また、３番目の電線束線固定構造にあって
は、図１１に示すように、基台Ａに２箇所の結束バンド
挿通穴Ｆ，Ｆを設け、該結束バンド挿通穴Ｆ，Ｆに結束
バンド１を挿通した後に電線Ｄを束線することで、電線
Ｄを束線固定するものである。
は、図１１に示すように、基台Ａに２箇所の結束バンド
挿通穴Ｆ，Ｆを設け、該結束バンド挿通穴Ｆ，Ｆに結束
バンド１を挿通した後に電線Ｄを束線することで、電線
Ｄを束線固定するものである。
【００１０】また、４番目の電線束線固定構造にあって
は、基台Ａの一部を切り起こして挿通穴Ｇを設け、該挿
通穴Ｇに結束バンド１を挿通し、電線Ｄを束線固定する
ものである。
は、基台Ａの一部を切り起こして挿通穴Ｇを設け、該挿
通穴Ｇに結束バンド１を挿通し、電線Ｄを束線固定する
ものである。
【００１１】以上のようにして構成された電線束線固定
構造にあっては、電線Ｄを拘束して、からまったり、内
部部品に巻き付くのを防止している。
構造にあっては、電線Ｄを拘束して、からまったり、内
部部品に巻き付くのを防止している。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
１番目の電線束線固定構造及び２番目の電線束線固定構
造にあっては、基台Ａと結束バンド１以外の部材として
結束バンド固定部品２，３を用いるので、部品点数が増
加するという問題点があった。また、結束バンド固定部
品２，３が電線Ｄの厚みに結束バンド１厚みを加えた厚
み以上に基台Ａから突出するので、電気機器の内部空間
を他の基台と共用している場合には、結束バンド固定部
品２，３と他の基台の内部部品とが重合して一方の基台
が配設できない場合がある。従って、該突出部分が他の
基台の内部部品配設位置と重合しないように結束バンド
固定部品２，３を配設する必要があるという問題点があ
った。
１番目の電線束線固定構造及び２番目の電線束線固定構
造にあっては、基台Ａと結束バンド１以外の部材として
結束バンド固定部品２，３を用いるので、部品点数が増
加するという問題点があった。また、結束バンド固定部
品２，３が電線Ｄの厚みに結束バンド１厚みを加えた厚
み以上に基台Ａから突出するので、電気機器の内部空間
を他の基台と共用している場合には、結束バンド固定部
品２，３と他の基台の内部部品とが重合して一方の基台
が配設できない場合がある。従って、該突出部分が他の
基台の内部部品配設位置と重合しないように結束バンド
固定部品２，３を配設する必要があるという問題点があ
った。
【００１３】また、４番目の電線束線固定構造にあって
は、部品点数は増加しないが、他の基台上の内部部品と
の重合に配慮しなければならない点においては同様の問
題点があった。
は、部品点数は増加しないが、他の基台上の内部部品と
の重合に配慮しなければならない点においては同様の問
題点があった。
【００１４】３番目の開口部Ｆを２つ設ける電線束線固
定構造にあっては、施工手順として、必ず結束バンド１
の一端側を一方の開口部Ｆに基台Ａの一面側から挿通し
て、基台Ａの他の面側を経由して更に他方の開口部Ｆに
挿通して前記一面側に戻した後に、電線Ｄを束線するも
のであるため、作業に手間を要するという問題点があっ
た。
定構造にあっては、施工手順として、必ず結束バンド１
の一端側を一方の開口部Ｆに基台Ａの一面側から挿通し
て、基台Ａの他の面側を経由して更に他方の開口部Ｆに
挿通して前記一面側に戻した後に、電線Ｄを束線するも
のであるため、作業に手間を要するという問題点があっ
た。
【００１５】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、部品点数を増
加させることなく、また固定状態においてさほど基台か
ら突出せず、また手間を要さずに束線固定作業できる電
線束線固定構造を提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、部品点数を増
加させることなく、また固定状態においてさほど基台か
ら突出せず、また手間を要さずに束線固定作業できる電
線束線固定構造を提供することにある。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項１記載の発明にあっては、電線を
結束する結束バンドと、固定面に設けられ前記結束バン
ドを固定する引掛部と、を備えて成る電線束線固定構造
において、前記引掛部は、固定面に設けた開口部の開口
縁部の一部から開口部の内方に向けて延設し固定面に対
して面一としたことを特徴とするものである。
決するために、請求項１記載の発明にあっては、電線を
結束する結束バンドと、固定面に設けられ前記結束バン
ドを固定する引掛部と、を備えて成る電線束線固定構造
において、前記引掛部は、固定面に設けた開口部の開口
縁部の一部から開口部の内方に向けて延設し固定面に対
して面一としたことを特徴とするものである。
【００１７】請求項２記載の発明にあっては、前記引掛
部の先端部分に結束バンド抜止め片を設けたことを特徴
とするものである。
部の先端部分に結束バンド抜止め片を設けたことを特徴
とするものである。
【００１８】請求項３記載の発明にあっては、前記開口
部を２つ有し、一方の開口部における引掛部を設けた縁
部が、他方の開口部における引掛部を設けた縁部に臨む
ように開口部を設けたことを特徴とするものである。
部を２つ有し、一方の開口部における引掛部を設けた縁
部が、他方の開口部における引掛部を設けた縁部に臨む
ように開口部を設けたことを特徴とするものである。
【００１９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図１〜図７
を用いて説明する。図１は電線束線固定構造を示す斜視
図である。図２は電線束線固定構造により電線を固定し
た様子を示す斜視図である。図３乃至図５は他の引掛部
の形状を示す斜視図である。図６は他の実施の形態の引
掛部を説明する斜視図である。図７は他の実施の形態の
電線束線固定構造によって電線を束線固定した状態を示
す斜視図である。
を用いて説明する。図１は電線束線固定構造を示す斜視
図である。図２は電線束線固定構造により電線を固定し
た様子を示す斜視図である。図３乃至図５は他の引掛部
の形状を示す斜視図である。図６は他の実施の形態の引
掛部を説明する斜視図である。図７は他の実施の形態の
電線束線固定構造によって電線を束線固定した状態を示
す斜視図である。
【００２０】図１において、電線束線構造は、結線バン
ド４と、引掛部に相当する引掛片５とを有して構成され
ている。
ド４と、引掛部に相当する引掛片５とを有して構成され
ている。
【００２１】結束バンド４は、プラスチック製部材の帯
状体であって、帯状部の一方の面には断面が波形の連続
した段差４ａが設けて有り、帯状部の一端部には他端側
の先端部４ｃを挿通するとともに逆抜けを防止する締止
部４ｂが設けてある。なお、結線バンド４は本構成に限
られるものではなく、大略帯状体であって電線を束ねる
機能を有するものであれば針金などにより構成されるも
のであってもよい。
状体であって、帯状部の一方の面には断面が波形の連続
した段差４ａが設けて有り、帯状部の一端部には他端側
の先端部４ｃを挿通するとともに逆抜けを防止する締止
部４ｂが設けてある。なお、結線バンド４は本構成に限
られるものではなく、大略帯状体であって電線を束ねる
機能を有するものであれば針金などにより構成されるも
のであってもよい。
【００２２】引掛片５は、固定面である基台Ｇに設けた
開口部６の開口縁部６ａの一部から開口部６の内方に向
けて延設し、基台Ｇと面一となるようにしたものであ
る。即ち、図１にあっては、基台Ｇに略コ字状の開口部
Ｇを設けることにより形成される。
開口部６の開口縁部６ａの一部から開口部６の内方に向
けて延設し、基台Ｇと面一となるようにしたものであ
る。即ち、図１にあっては、基台Ｇに略コ字状の開口部
Ｇを設けることにより形成される。
【００２３】以上のようにして構成した電線束線固定構
造により、電線Ｈを固定する手順を以下に説明する。
造により、電線Ｈを固定する手順を以下に説明する。
【００２４】まず、引掛片５の延設方向に沿うようにし
て、電線Ｈを有る程度束ねて配置し、電線Ｈの配置によ
って２つに仕切られた開口部６の一方側から、結束バン
ド４の先端部４ｃを挿通する。
て、電線Ｈを有る程度束ねて配置し、電線Ｈの配置によ
って２つに仕切られた開口部６の一方側から、結束バン
ド４の先端部４ｃを挿通する。
【００２５】そして、基台Ｇの背面（図１において裏
面）において、先端部４ｃが引掛片５の電線Ｈに対向し
ていない側の面を回り込むようにして、開口部６の他方
側から引き出す。この引き出した先端部４ｃを締止部４
ｂに挿通して締め付けることにより、図２に示すように
電線Ｈは引掛片５に束線固定される。電線Ｈを配置する
手順と結束バンド４を挿通する手順は逆であってもよ
い。即ち、予め引掛片５に結束バンド４を引っかけてお
き、その後に電線Ｈを配置して、結束バンド４を締め付
けるようにしても良い。
面）において、先端部４ｃが引掛片５の電線Ｈに対向し
ていない側の面を回り込むようにして、開口部６の他方
側から引き出す。この引き出した先端部４ｃを締止部４
ｂに挿通して締め付けることにより、図２に示すように
電線Ｈは引掛片５に束線固定される。電線Ｈを配置する
手順と結束バンド４を挿通する手順は逆であってもよ
い。即ち、予め引掛片５に結束バンド４を引っかけてお
き、その後に電線Ｈを配置して、結束バンド４を締め付
けるようにしても良い。
【００２６】また、基台Ｇの背面に手指が届かない場合
等にあっては、予め電線Ｈを囲むようにして緩やかに結
束バンド４を締めて、結束バンド４でもってリング状体
を形成しておき、該リング状体となった結束バンド４
を、引掛片５の先端部５ａから引掛て、その後に結束バ
ンド４を締め付けることによっても電線Ｈは引掛片５に
固定される。
等にあっては、予め電線Ｈを囲むようにして緩やかに結
束バンド４を締めて、結束バンド４でもってリング状体
を形成しておき、該リング状体となった結束バンド４
を、引掛片５の先端部５ａから引掛て、その後に結束バ
ンド４を締め付けることによっても電線Ｈは引掛片５に
固定される。
【００２７】なお、引掛片５は、図１に示すような基端
部と先端部５ａとが同幅のものに限られるものではな
く、図３、図４に示すように先端部５ａを幅広とした結
束バンド抜止め片５ａを有するものであってもよい。こ
の場合にあっては、結束バンド４を引掛片５の結束バン
ド抜止め片５ａ以外の部分において一旦締め付けると、
該締め付けられた結束バンド４は抜け落ちないようにな
る。従って、電線Ｈの固定を強固にすることができる。
部と先端部５ａとが同幅のものに限られるものではな
く、図３、図４に示すように先端部５ａを幅広とした結
束バンド抜止め片５ａを有するものであってもよい。こ
の場合にあっては、結束バンド４を引掛片５の結束バン
ド抜止め片５ａ以外の部分において一旦締め付けると、
該締め付けられた結束バンド４は抜け落ちないようにな
る。従って、電線Ｈの固定を強固にすることができる。
【００２８】また、図５に示すように結束バンド抜け止
め片５ｂを、引掛片５の先端部であって引掛片５に対し
て略直角となる面で構成してもよい。この場合には、基
台Ｇの厚みがやや大きくなるものの、引掛片５自体の幅
は基端部から先端部まで同じにすることができるので、
リング状体となした結束バンド４を挿通しやすいという
利点がある。
め片５ｂを、引掛片５の先端部であって引掛片５に対し
て略直角となる面で構成してもよい。この場合には、基
台Ｇの厚みがやや大きくなるものの、引掛片５自体の幅
は基端部から先端部まで同じにすることができるので、
リング状体となした結束バンド４を挿通しやすいという
利点がある。
【００２９】また、他の実施の形態にあっては、図６に
示すように、固定面である基台Ｇに開口部７，８を２つ
設け、一方の開口部７の引掛片９を設けた縁部７ａが、
他方の開口部８の引掛片１０を設けた縁部８ａに臨むよ
うにしている。
示すように、固定面である基台Ｇに開口部７，８を２つ
設け、一方の開口部７の引掛片９を設けた縁部７ａが、
他方の開口部８の引掛片１０を設けた縁部８ａに臨むよ
うにしている。
【００３０】この構成の電線束線固定構造による電線Ｈ
の固定手順は、前述の開口部が一つのものと同様の手順
を２回繰り返すものである。従って、図７に示すように
電線Ｈが２箇所において固定される。
の固定手順は、前述の開口部が一つのものと同様の手順
を２回繰り返すものである。従って、図７に示すように
電線Ｈが２箇所において固定される。
【００３１】この構成の電線束線固定構造によると、電
線Ｈに図７中Ｘ方向の力が加わると、結束バンド４、
４’も電線Ｈに従ってＸ方向に力が加えられる。このと
き、結束バンド４’と引掛片９のみで電線Ｈを固定して
いるのであれば、結束バンド４’は引掛片９から脱落し
てしまうが、結束バンド４が引掛片１０及び開口部８の
縁部に規制されてＸ方向には移動できないため、電線Ｈ
を現在の位置に保とうとする力が生じる。従って、電線
ＨはＸ方向の力に対してＸ方向に移動することなく、よ
って結束バンド４’が引掛片９から脱落することがな
い。
線Ｈに図７中Ｘ方向の力が加わると、結束バンド４、
４’も電線Ｈに従ってＸ方向に力が加えられる。このと
き、結束バンド４’と引掛片９のみで電線Ｈを固定して
いるのであれば、結束バンド４’は引掛片９から脱落し
てしまうが、結束バンド４が引掛片１０及び開口部８の
縁部に規制されてＸ方向には移動できないため、電線Ｈ
を現在の位置に保とうとする力が生じる。従って、電線
ＨはＸ方向の力に対してＸ方向に移動することなく、よ
って結束バンド４’が引掛片９から脱落することがな
い。
【００３２】また、電線Ｈに図７中Ｙ方向の力が加わっ
た場合には、引掛片９及び開口部７の縁部が結束バンド
４’の移動を規制するので、電線ＨはＹ方向の力によっ
てはＹ方向に移動せず、よって結束バンド４が引掛片１
０から脱落することもない。
た場合には、引掛片９及び開口部７の縁部が結束バンド
４’の移動を規制するので、電線ＨはＹ方向の力によっ
てはＹ方向に移動せず、よって結束バンド４が引掛片１
０から脱落することもない。
【００３３】従って、結束バンド４、４’は、Ｘ方向、
Ｙ方向のいずれの方向に電線Ｈが引っ張られても脱落す
ることがない。
Ｙ方向のいずれの方向に電線Ｈが引っ張られても脱落す
ることがない。
【００３４】
【発明の効果】本発明の電線束線結束構造は上述のよう
に構成してあるから、請求項１記載の発明にあっては、
引掛部を、固定面に設けた開口部の開口縁部の一部から
開口部の内方に向けて延設し固定面と面一とした引掛部
としているので、部品点数を増加させることなく、また
固定状態においてさほど基台から突出せず、更に手間を
要さずに束線固定作業できる電線束線固定構造を提供で
きるという効果を奏する。
に構成してあるから、請求項１記載の発明にあっては、
引掛部を、固定面に設けた開口部の開口縁部の一部から
開口部の内方に向けて延設し固定面と面一とした引掛部
としているので、部品点数を増加させることなく、また
固定状態においてさほど基台から突出せず、更に手間を
要さずに束線固定作業できる電線束線固定構造を提供で
きるという効果を奏する。
【００３５】請求項２記載の発明にあっては、請求項１
記載の発明の効果に加えて、引掛部の先端部分に結束バ
ンド抜止め片を設けたので、電線を束線固定する束線バ
ンドの引掛部からの脱落を防止することのできる電線束
線固定構造を提供できるという効果を奏する。
記載の発明の効果に加えて、引掛部の先端部分に結束バ
ンド抜止め片を設けたので、電線を束線固定する束線バ
ンドの引掛部からの脱落を防止することのできる電線束
線固定構造を提供できるという効果を奏する。
【００３６】請求項３記載の発明にあっては、請求項１
又は請求項２記載の発明の効果に加えて、開口部を２つ
有し、一方の開口部における引掛部を設けた縁部が、他
方の開口部における引掛部を設けた縁部に臨むように開
口部を設けたので、電線に力が加わった場合であって
も、何れか一方の結束バンドと引掛部とが電線の移動を
規制するので、電線が移動せず、よって束線バンドの引
掛部からの脱落を防止することのできる電線束線固定構
造を提供できるという効果を奏する。
又は請求項２記載の発明の効果に加えて、開口部を２つ
有し、一方の開口部における引掛部を設けた縁部が、他
方の開口部における引掛部を設けた縁部に臨むように開
口部を設けたので、電線に力が加わった場合であって
も、何れか一方の結束バンドと引掛部とが電線の移動を
規制するので、電線が移動せず、よって束線バンドの引
掛部からの脱落を防止することのできる電線束線固定構
造を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の電線束線固定構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】電線束線固定構造により電線を固定した様子を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図３】他の引掛部の形状を示す斜視図である。
【図４】他の引掛部の形状を示す斜視図である。
【図５】他の引掛部の形状を示す斜視図である。
【図６】他の実施の形態の引掛部を説明する斜視図であ
る。
る。
【図７】他の実施の形態の電線束線固定構造によって電
線を束線固定した状態を示す斜視図である。
線を束線固定した状態を示す斜視図である。
【図８】電気機器内における電線の束線固定を説明する
斜視図である。
斜視図である。
【図９】従来の技術の結束バンド固定部品の斜視図であ
る
る
【図１０】他の結束バンド固定部品の斜視図である。
【図１１】固定面に開口部を設け該開口部に結束バンド
を挿通している様子を示す斜視図である。
を挿通している様子を示す斜視図である。
【図１２】固定面の一部を切り起こして設けた結束バン
ド固定部の斜視図である。
ド固定部の斜視図である。
４ 結束バンド ５ 引掛部 Ｇ 固定面 ６ 開口部 ６ａ 開口縁部 ５ａ 結束バンド抜止め片 ５ｂ 結束バンド抜止め片 ７ 開口部 ７ａ 縁部 ８ 開口部 ８ａ 縁部
Claims (3)
- 【請求項１】 電線を結束する結束バンドと、固定面に
設けられ前記結束バンドを固定する引掛部と、を備えて
成る電線束線固定構造において、前記引掛部は、固定面
に設けた開口部の開口縁部の一部から開口部の内方に向
けて延設し固定面に対して面一としたことを特徴とする
電線束線固定構造。 - 【請求項２】 前記引掛部の先端部分に結束バンド抜止
め片を設けたことを特徴とする請求項１記載の電線束線
固定構造。 - 【請求項３】 前記開口部を２つ有し、一方の開口部に
おける引掛部を設けた縁部が、他方の開口部における引
掛部を設けた縁部に臨むように開口部を設けたことを特
徴とする請求項１又は請求項２記載の電線束線結束構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9031771A JPH10229283A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 電線束線固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9031771A JPH10229283A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 電線束線固定構造 |
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1997
- 1997-02-17 JP JP9031771A patent/JPH10229283A/ja active Pending
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