JP2015220919A - 電線固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線板上の電線載置板部に電線を固定する際、予め電線載置板部に結束バンドを簡単に仮止めすることができ、また、仮止めした結束バンドが位置ずれを起こし難く、効率良く高精度に電線を固定することのできる電線固定構造を提供すること。【解決手段】両側が一対の切欠溝32で挟まれる帯板状の電線載置板部31と、切欠溝32を挿通可能なバンド本体21を有する結束バンド20と、を備える電線固定構造であって、一対の切欠溝32の内の少なくとも一方の切欠溝32は、電線載置板部31の側縁と対向する外側縁部321に、電線載置板部31の下を潜って湾曲したバンド本体21の弾性復元力でバンド本体21が入り込む切欠部322を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電線固定構造に関する。
図8及び図9は、下記特許文献1に開示された電線固定構造を示したものである。
この電線固定構造は、図8に示すように、略平板状の配線板110上に形成された帯板状の電線載置板部111の上を通る電線束120を、結束バンド130により電線載置板部111に結束して固定するものである。
電線載置板部111は、図9に示すように、配線板110上において、電線敷設方向(図8及び図9における矢印X1方向)に延在する一対の切欠溝113に挟まれる帯板状の部分である。電線載置板部111を挟む一対の切欠溝113は、その一端部を連通させる連通溝114と共に、電線載置板部111の周囲3方を囲うコ字状の切欠115を形成している。
一対の切欠溝113の溝幅W1は、結束バンド130のバンド本体131の厚さ寸法t1よりも大きく設定されている。また、一対の切欠溝113を連通させる連通溝114の溝幅W2は、結束バンド130のバンド本体131の幅寸法Wbよりも大きく設定されている。
結束バンド130は、樹脂の一体成形品で、図9に示すように、電線束120や電線載置板部111に巻き付け可能な帯状のバンド本体131と、このバンド本体131の一端に一体形成されたバンド係止部132と、を備えている。
バンド本体131は、その片面に、長さ方向に一定の間隔で、係止用凹凸131aが形成されている。
バンド係止部132は、バンド本体131を挿通可能なバンド挿通孔132a内に、挿通したバンド本体131上の係止用凹凸131aと係合してバンド本体131の抜け方向への移動を規制する弾性係止突起(不図示)を備えている。
バンド本体131は、前述したように、厚さ寸法t1が切欠溝113の溝幅W1よりも小さく設定されており、図9に示すように、一対の切欠溝113を挿通して、電線載置板部111の下に潜らせることができる。また、バンド本体131は、その幅寸法Wbが、連通溝114の溝幅W2よりも小さく設定されていて、略U字状に撓ませたバンド本体131を、連通溝114から配線板110の裏側に押し込むことが可能である。
以上に説明した電線固定構造では、図9に示すように、バンド本体131を電線載置板部111の下に潜らせた状態で、結束バンド130から手を離すと、バンド本体131の撓みによる弾性復元力で、バンド本体131が、各切欠溝113の外側縁部113aと電線載置板部111の下面側の両側縁部111aとに弾性接触した状態になり、これらの弾性接触によって、結束バンド130が電線載置板部111に仮止めされた状態になる。
そして、図9に示したように、結束バンド130が電線載置板部111に仮止めされている状態で、電線載置板部111の上に電線束120を載置し、載置された電線束120を束ねるようにバンド本体131をバンド係止部132に係止させると、図8に示すように、電線束120を電線載置板部111に固定することができる。
特開平10−229283号公報
ところが、特許文献1の電線固定構造では、電線載置板部111に仮止めされた結束バンド130に対して、電線載置板部111の長手方向に沿う移動を規制する手段が無く、仮止めされている結束バンド130が、外部の機材との接触等によって電線載置板部111の長手方向に位置ずれし易く、電線載置板部111の長手方向への位置ずれが大きい場合には、結束バンド130が電線載置板部111から脱落してしまうおそれがあった。
そのため、電線載置板部111に電線束120を結束する際には、結束バンド130の取り付け位置の位置ずれを補正する操作が必要になったり、結束バンド130を取り付け直す操作が必要になる。したがって、電線束120を効率良く電線載置板部111に固定することができない、あるいは、電線束120を高精度に固定することができない、といった問題が発生した。
そこで、特許文献1では、図10に示すように、電線載置板部111の先端に電線載置板部111の幅方向に突出する突起111bを設けたり、あるいは図11に示すように、電線載置板部111の先端に下方に突出する突起111cを設ける技術が提案されている。これらの突起111b,111cは、いずれも、電線載置板部111の下に潜らせたバンド本体131が電線載置板部111の先端側に移動することを規制するものである。
ところが、図10や図11に示したように、電線載置板部111の先端に突起111b,111cを装備する対応では、連通溝114から電線載置板部111の下面側にバンド本体131を挿通させる作業が行い難くなり、結束バンド130を電線載置板部111に仮止めする際の作業性が低下するという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、配線板上の電線載置板部に電線を固定する際、予め電線載置板部に結束バンドを簡単に仮止めすることができ、また、仮止めした結束バンドが位置ずれを起こし難く、効率良く高精度に電線を固定することのできる電線固定構造を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)略平板状の配線板上において電線敷設方向に延在する一対の切欠溝で挟まれる帯板状に形成された電線載置板部と、前記切欠溝を挿通可能なバンド本体の一端に該バンド本体の他端側を係止するバンド係止部を備えた結束バンドと、を備え、
前記バンド本体を前記一対の切欠溝から前記電線載置板部の下に潜らせた前記結束バンドによって、前記電線載置板部の上を通る電線を前記電線載置板部に結束して固定する電線固定構造であって、
前記一対の切欠溝の内の少なくとも一方の前記切欠溝は、前記電線載置板部の側縁と対向する外側縁部に、前記電線載置板部の下を潜って湾曲した前記バンド本体の弾性復元力で前記バンド本体が入り込む切欠部を備えたことを特徴とする電線固定構造。
(2) 前記切欠溝に臨む前記電線載置板部の少なくとも一方の側縁には、前記電線を結束した前記バンド本体が割り込み可能な第2切欠部を備えたことを特徴とする上記(1)に記載の電線固定構造。
上記(1)の構成によれば、結束バンドは、バンド本体をU字状に撓ませた状態で、U字状の撓み部の内側に電線載置板部を挿通させられる。電線固定位置にバンド本体が到達したときバンド本体の撓みを緩めると、バンド本体の撓み部の弾性復元力で、バンド本体が電線載置板部の幅方向外方に向かって移動して切欠溝の外側縁部の切欠部に割り込み、バンド本体が各切欠部の外側縁部と電線載置板部の下面側の両側縁部とに弾性接触した状態になる。したがって、結束バンドから手を離しても、弾性復元力による弾性接触で結束バンドが電線載置板部に係止された仮係止状態となる。
そして、仮係止状態の結束バンドは、バンド本体と切欠部との係合によって、電線載置板部の長手方向に沿う方向の移動が規制される。
そのため、仮係止状態の結束バンドは、外部の機材との接触等によって電線載置板部の長手方向に沿う方向の外力を受けても、電線載置板部の長手方向に位置ずれすることが防止される。
したがって、配線板上の電線載置板部に電線を固定する際、仮止めされている結束バンドの位置ずれを修正する操作や結束バンドを仮止めし直す操作が不要になり、効率良く結束バンドで電線を電線載置板部に固定することができる。また、結束バンドの仮止め位置が位置ずれしないため、電線の固定位置がずれることがなく、高精度に電線を固定することができる。
上記(2)の構成によれば、結束バンドで結束する電線又は電線束の外径が標準よりも小さくなる場合には、結束バンドの締め付け時にバンド本体が電線載置板部の側縁に装備した第2切欠部に入ることで、小径の電線又は電線束に対しても、しっかりと固定することができる。即ち、電線載置板部の側縁に第2切欠部を装備したことで、結束バンドで結束可能な電線又は電線束の径の範囲が広がり、同一幅の電線載置板部でも、多様な径の電線又は電線束を固定することが可能になる。
本発明による電線固定構造によれば、配線板上の電線載置板部に電線を固定する際、予め電線載置板部に結束バンドを簡単に仮止めすることができ、また、仮止めした結束バンドが位置ずれを起こし難く、効率良く高精度に電線を固定することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係る電線固定構造の第1実施形態の斜視図である。 図2(a)は本発明の第1実施形態で使用する結束バンドの正面図、図2(b)は(a)に示した結束バンドのA矢視図である。 図3は本発明の第1実施形態における電線載置板部と電線載置板部を挟む一対の切欠溝の斜視図である。 図4は図3に示した電線載置板部及び一対の切欠溝の平面図である。 図5は本発明の第1実施形態の電線載置板部に結束バンドが仮係止された状態の斜視図である。 図6は本発明の第2実施形態における電線載置板部と電線載置板部を挟む一対の切欠溝の平面図である。 図7は図6に示した電線載置板部及び一対の切欠溝の斜視図である。 図8は従来の電線固定構造の斜視図である。 図9は従来の電線固定構造において、電線載置板部に結束バンドを仮止めした状態の斜視図である。 図10は従来の電線固定構造における電線載置板部の改良例を示す斜視図である。 図11は従来の電線固定構造における電線載置板部の別の改良例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る電線固定構造の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1〜図5は本発明の電線固定構造の第1実施形態を示したもので、図1は本発明の第1実施形態の電線固定構造の斜視図、図2(a)は本発明の第1実施形態で使用する結束バンドの正面図、図2(b)は図2(a)に示した結束バンドのA矢視図、図3は本発明の第1実施形態における電線載置板部と電線載置板部を挟む一対の切欠溝の斜視図、図4は図3に示した電線載置板部及び一対の切欠溝の平面図、図5は本発明の第1実施形態の電線載置板部に結束バンドが仮係止された状態の斜視図である。
この一実施形態の電線固定構造は、図1に示すように、結束バンド20を使って、配線板30上の電線載置板部31に電線40を固定する構造である。
結束バンド20は、樹脂の一体成形品で、図2に示すように、電線40や電線載置板部31に巻き付け可能な帯状のバンド本体21と、このバンド本体21の一端に一体形成されたバンド係止部22と、を備えている。
バンド本体21は、電線40や電線載置板部31に巻き付け可能な柔軟性を備えた帯状体で、その片面に、長さ方向に一定の間隔で、係止用凹凸211が形成されている。このバンド本体21は、後述する切欠溝32を挿通可能である。
バンド係止部22は、バンド本体21を挿通可能なバンド挿通孔221内に、挿通したバンド本体21上の係止用凹凸211と係合してバンド本体21の抜け方向への移動を規制する弾性係止突起(不図示)を備えている。
結束バンド20は、図1に示すように、電線載置板部31及び電線40の外周を囲ったバンド本体21の先端側をバンド係止部22のバンド挿通孔221に挿通させると、バンド本体21の係止用凹凸211がバンド係止部22内の弾性係止突起に係止されて、バンド本体21の抜け方向(図1では、矢印Y1方向)への移動が規制され、電線40を電線載置板部31に結束した状態になる。
配線板30は、電線が配索される機器の筐体あるいは車体などに使用される略平板状の板材である。
電線載置板部31は、図3及び図4に示すように、配線板30上において電線敷設方向(図3では、矢印X2方向)に延在する一対の切欠溝32で挟まれる幅W3の帯板状の部分である。本実施形態の場合、電線載置板部31の幅W3は、その上に載置される電線40の外径よりも若干大きな寸法に設定されている。
それぞれの切欠溝32は、結束バンド20のバンド本体21が挿通可能なように、溝幅W5(図4参照)が、バンド本体21の厚さ寸法t5(図2(b)参照)よりも大きく設定されている。
本実施形態の場合、電線載置板部31の根元部分が、電線40を結束する正規の電線固定位置Pk(図4参照)と想定している。
本実施形態の電線固定構造は、図5に示すように、バンド本体21を一対の切欠溝32から電線載置板部31の下に潜らせた結束バンド20によって、電線載置板部31の上を通る電線40を電線載置板部31に結束して固定する。
本実施形態の場合、それぞれの切欠溝32は、電線載置板部31の側縁と対向する外側縁部321に、切欠部322を備えている。この切欠部322は、図5に示すように、電線載置板部31の下を潜って湾曲したバンド本体21の弾性復元力で、バンド本体21が入り込む凹部である。切欠部322は、その幅寸法W6が、バンド本体21の幅寸法Wbよりも大きく設定されている。また、切欠部322は、電線載置板部31上の電線固定位置Pkと対向する位置に装備されている。
以上に説明した第1実施形態の電線固定構造の場合、結束バンド20は、バンド本体21をU字状に撓ませた状態で、U字状の撓み部の内側に電線載置板部31を挿通させられる。電線固定位置Pkにバンド本体21が到達したときバンド本体21の撓みを緩めると、バンド本体21の撓み部の弾性復元力で、バンド本体21が電線載置板部31の幅方向外方に向かって移動して切欠溝32の外側縁部321の切欠部322に割り込み、バンド本体21が各切欠部322の外側縁部と電線載置板部31の下面側の両側縁部とに弾性接触した状態になる。したがって、結束バンド20から手を離しても、弾性復元力による弾性接触で結束バンド20が電線載置板部31に係止された仮係止状態となる。
そして、仮係止状態の結束バンド20は、バンド本体21と切欠部322との係合によって、電線載置板部31の長手方向に沿う方向の移動が規制される。
そのため、仮係止状態の結束バンド20は、外部の機材との接触等によって電線載置板部31の長手方向に沿う方向の外力を受けても、電線載置板部31の長手方向に位置ずれすることが防止される。
しかも、電線載置板部31の先端には、バンド本体21の挿通の際に邪魔になる突起がないため、U字状に撓ませた電線載置板部31内に電線載置板部31を挿通させる作業が容易にできる。
したがって、配線板30上の電線載置板部31に電線40を固定する際、仮止めされている結束バンド20の位置ずれを修正する操作や結束バンド20を仮止めし直す操作が不要になり、効率良く結束バンド20で電線40を電線載置板部31に固定することができる。また、結束バンド20の仮止め位置が位置ずれしないため、電線40の固定位置がずれることがなく、高精度に電線40を固定することができる。
[第2実施形態]
図6及び図7は本発明の電線固定構造の第2実施形態を示したもので、図6は本発明の第2実施形態における電線載置板部31と電線載置板部31を挟む一対の切欠溝32の平面図、図7は図6に示した電線載置板部31及び一対の切欠溝32の斜視図である。
この第2実施形態の電線固定構造は、第1実施形態に示した電線固定構造における電線載置板部31の切欠溝32に臨む両側縁に、電線40を結束したバンド本体21が割り込み可能な第2切欠部312を備えた構造である。第2切欠部312は、電線載置板部31の根元の電線固定位置Pkに対応する位置に装備されている。
この第2実施形態の電線固定構造は、電線載置板部31の根元の両側縁に第2切欠部312を装備した点以外は、第1実施形態の電線固定構造と共通の構成で良く、第1実施形態と共通の構成については、第1実施形態と同番号を付して説明を省略する。
この第2実施形態の電線固定構造では、結束バンド20で結束する電線40の外径が標準よりも小さくなる場合には、結束バンド20の締め付け時にバンド本体21が電線載置板部31の側縁に装備した第2切欠部312に入ることで、小径の電線40に対しても、しっかりと固定することができる。即ち、電線載置板部31の側縁に第2切欠部312を装備したことで、結束バンド20で結束可能な電線40の径の範囲が広がり、同一幅の電線載置板部31でも、多様な径の電線又は電線束を固定することが可能になる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、第1実施形態の電線固定構造では、バンド本体21が入り込む切欠部322を、電線載置板部31を挟む一対の切欠溝32のそれぞれの外側縁部321に設けた。しかし、切欠部322は、一対の切欠溝32の内のいずれか一方の切欠溝32にのみ装備するようにしても良い。
また、第2実施形態の電線固定構造では、電線載置板部31の根元の両側に第2切欠部312を設けたが、第2切欠部312は、電線載置板部31の根元の一方の側縁にのみ装備するようにしても良い。また、第2切欠部312は、電線載置板部31の根元でない側縁に装備してもよい。
また、前述の実施形態では、電線載置板部31には単一の電線40を結束する形態を示したが、電線載置板部31に固定する電線は、単一の電線に限るものではなく、複数の電線で構成される電線束であっても良い。
また、以上に説明した各実施の形態では、電線載置板部31が配線板30の端縁に装備される形態であった。しかし、電線載置板部31の装備位置は、図9に示したように、一対の切欠溝を連通させる連通溝を装備することで、配線板の中央に形成される電線載置板部にも応用することが可能である。
ここで、上述した本発明に係る電線固定構造の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 略平板状の配線板(30)上において電線敷設方向に延在する一対の切欠溝(32)で挟まれる帯板状に形成された電線載置板部(31)と、前記切欠溝(32)を挿通可能なバンド本体(21)の一端に該バンド本体(21)の他端側を係止するバンド係止部(22)を備えた結束バンド(20)と、を備え、
前記バンド本体(21)を前記一対の切欠溝(32)から前記電線載置板部(31)の下に潜らせた前記結束バンド(20)によって、前記電線載置板部(31)の上を通る電線(40)を前記電線載置板部(31)に結束して固定する電線固定構造であって、
前記一対の切欠溝(32)の内の少なくとも一方の前記切欠溝(32)は、前記電線載置板部(31)の側縁と対向する外側縁部(321)に、前記電線載置板部(31)の下を潜って湾曲した前記バンド本体(21)の弾性復元力で前記バンド本体(21)が入り込む切欠部(322)を備えたことを特徴とする電線固定構造。
[2] 前記切欠溝(32)に臨む前記電線載置板部(31)の少なくとも一方の側縁には、前記電線(40)を結束した前記バンド本体(21)が割り込み可能な第2切欠部(312)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電線固定構造。
20 結束バンド
21 バンド本体
22 バンド係止部
30 配線板
31 電線載置板部
32 切欠溝
40 電線
312 第2切欠部
321 外側縁部
322 切欠部

Claims (2)

  1. 略平板状の配線板上において電線敷設方向に延在する一対の切欠溝で挟まれる帯板状に形成された電線載置板部と、前記切欠溝を挿通可能なバンド本体の一端に該バンド本体の他端側を係止するバンド係止部を備えた結束バンドと、を備え、
    前記バンド本体を前記一対の切欠溝から前記電線載置板部の下に潜らせた前記結束バンドによって、前記電線載置板部の上を通る電線を前記電線載置板部に結束して固定する電線固定構造であって、
    前記一対の切欠溝の内の少なくとも一方の前記切欠溝は、前記電線載置板部の側縁と対向する外側縁部に、前記電線載置板部の下を潜って湾曲した前記バンド本体の弾性復元力で前記バンド本体が入り込む切欠部を備えたことを特徴とする電線固定構造。
  2. 前記切欠溝に臨む前記電線載置板部の少なくとも一方の側縁には、前記電線を結束した前記バンド本体が割り込み可能な第2切欠部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電線固定構造。
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