JPH10229022A - リアクトル - Google Patents

リアクトル

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JPH10229022A
JPH10229022A JP3164397A JP3164397A JPH10229022A JP H10229022 A JPH10229022 A JP H10229022A JP 3164397 A JP3164397 A JP 3164397A JP 3164397 A JP3164397 A JP 3164397A JP H10229022 A JPH10229022 A JP H10229022A
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JP
Japan
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conductor
reactor
conductors
insulating
sectional
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JP3164397A
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English (en)
Inventor
Kei Suzuki
圭 鈴木
Isao Onodera
功 小野寺
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Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製作時間を延ばすことなく、絶縁特性を維持
し、小形・軽量化を図ることのできるリアクトルを得る
こと。 【解決手段】帯板状の導体1aを2枚重ね、片側の導体
1aには、アラミド紙製の絶縁テープ1bを飛ばし巻き
であらかじめ巻き付ける。これにより、螺旋状に巻かれ
た絶縁テープ1bの間と導体との間に対して、真空含浸
の前に空隙を形成し、真空含浸の前の真空引きを容易に
する。この空隙と導体1aとの体積の比率は、少なくと
も0.2 %以上とすることが、樹脂の浸透上から好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気鉄道の車両な
どに使われるリアクトルに関する。
【0002】
【従来の技術】図16は、従来の電気鉄道の車両に搭載さ
れて、主電動機を駆動する可変電圧可変周波数の交流電
源の波形のなかに含まれる高調波の脈動を吸収する空心
のリアクトルの一例を示す部分断面図、図17は、図16の
絶縁電線の拡大詳細断面図である。
【0003】図16において、このリアクトルは、断面が
図17で示す長方形で長尺の絶縁電線7を、後述する図3
及びこの図3のB−B断面拡大図を示す図4に示すよう
に、断面が長方形の巻枠の外周に巻き付け、外周方向に
複数層に巻き付けたコイルを図17に示すように複数列に
重ねて製作される。
【0004】絶縁電線7の導体7aには、断面が長方形
で四隅に面取りRが形成された純アルミニウム線が使用
され、この導体7aには、あらかじめ絶縁テープが重ね
巻きで巻き付けられている。
【0005】巻枠に巻き付けられる過程において、各層
と各列の間には、図17で示すように、断面が長方形でガ
ラス強化プラスチック(GFRP)材から製作されたス
ペーサ8が挿入される。
【0006】このようにして成形されたコイルは、エポ
キシ樹脂の真空含浸槽に浸漬され真空引きをした後、エ
ポキシ樹脂で加圧含浸され槽から引き上げられた後、高
温炉で加熱乾燥されエポキシ樹脂が硬化される。
【0007】この結果、導体7aの外周に巻き付けられ
た絶縁テープの内側や絶縁テープの間にエポキシ樹脂の
絶縁層7bを形成して、全体の電磁力と機械的強度の確
保や風雪などに対する表面の耐候性の向上が図られてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成されたリアクトルにおいては、導体7aの外周に巻
き付けられた絶縁テープのために、真空引きされる工程
において、絶縁テープの内部及び絶縁テープと導体7a
の間に形成された僅かな隙間の空気の排出に時間がかか
る。
【0009】そのためにも、絶縁電線7の層間や各列の
間には、スペーサ8を挿入して、空気の排出を容易にす
るとともに、エポキシ樹脂の浸透時間も短縮するように
考慮されているが、それでも、絶縁テープの内部にエポ
キシ樹脂が完全に浸透しない部分が残るおそれがある。
【0010】一方、ますます高速化する車両や保守・点
検を容易にするためにも、リアクトルの小形化と軽量化
が要請されている。
【0011】そこで、本発明の目的は、製作時間を延ば
すことなく、絶縁特性を維持し、小形・軽量化を図るこ
とのできるリアクトルを得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、外周に層間絶縁が形成された導体を環状に複数層に
巻き付けて絶縁樹脂を含浸したリアクトルにおいて、導
体を2本の導体の重ね合わせで構成したことを特徴とす
る。
【0013】また、請求項2に対応する発明のリアクト
ルは、導体の外周に面取り部を形成したことを特徴と
し、請求項3に対応する発明のリアクトルは、2本の導
体の少なくとも片側に、絶縁テープを飛ばし巻きで巻装
したことを特徴とし、請求項4に対応する発明のリアク
トルは、2本の導体の間に絶縁シートを介在させたこと
を特徴とする。
【0014】さらに、請求項5に対応する発明のリアク
トルは、層間絶縁と導体の外周及び導体間に形成される
含浸前の空隙と導体の体積との比を少なくとも0.2 %と
したことを特徴とし、請求項6に対応する発明のリアク
トルは、導体を純アルミニウム材としたことを特徴とす
る。
【0015】このような手段によって、請求項1に対応
する発明においては、2本の導体の間に形成される隙間
によって、真空含浸時の排気時間を短縮し、請求項2に
対応する発明においては、導体の外周に形成された面取
り部で形成される隙間によって、真空含浸時の排気時間
を短縮する。
【0016】また、請求項3に対応する発明において
は、飛ばし巻きで形成された螺旋状の隙間によって真空
含浸時の排気時間を短縮し、請求項4に対応する発明に
おいては、絶縁シートによってこの絶縁シートの内部と
この絶縁シートと層間絶縁との間に形成された隙間によ
って、真空含浸時の排気時間を短縮する。
【0017】さらに、請求項5に対応する発明において
は、最小の空隙で絶縁特性を確保するとともに小形・軽
量を図り、請求項6に対応する発明においては、軽量化
を図る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のリアクトルの一実
施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明のリ
アクトルの第1の実施形態を示す正面図、図2は、図1
のA−A断面図、図3は、図1,図2のように組み込ま
れたコイルを示す側面図、図4は図3のB−B断面拡大
詳細図で、従来の技術で示した図16に対応する図であ
る。
【0019】図1,図2,図3及び図4において、この
リアクトルは、図3で示したコイル2が4枚と、これら
のコイル2の間と外面側に対して、図2に示すように挿
入されるスペーサ3A,3B,3Cと、外側のスペーサ
3A,3B,3Cの更に外側に添設されたフレーム6
と、これらのコイル2,スペーサ3A,3B,3C及び
フレーム6を締め付ける8本のスタッド4で構成されて
いる。なお、エポキシ樹脂の含浸も、従来と同様にフレ
ーム6に組み込んだ状態で行う。
【0020】図1及び図2において、各コイル2の間と
外側には、GFRP材から製作された一対のスペーサ3
Aが上部中央に平行に添設され、スペーサ3Aと比べて
僅かに長いスペーサ3Bが下部に対してハ字状に添設さ
れている。
【0021】さらに、各コイル2の左右の間と外側に
は、長方形のスペーサ3Cが外周側に添設されている。
このうち、スペーサ3A,3Bには、フレーム6の外側
からスタッド4Aが貫挿され、この結果各コイル2と各
スペーサ3A,3Bは、スタッド4Aの両側から螺合さ
れたナットで締め付けられている。
【0022】一対のスペーサ4Bに形成されたスタッド
穴にも、フレーム6の外側から挿入された小径のスタッ
ドが貫挿され、締め付けられている。4列のコイル2
は、下端に形成された端子部で接続され、図1において
は、外部接続用のケーブル5が引き出されている。図3
及び図4に示すように、コイル2は、10層に巻き付けら
れ、絶縁導体1Aは、2本の導体1aの重ね合わせで構
成されている。
【0023】図5は、絶縁導体1Aの構成を示す斜視
図、図6は、絶縁導体1Aの構成を示す拡大断面図、図
7は図6のC−C断面図である。図5,図6及び図7に
おいて、2本の導体1aのうち、片側は素線の状態であ
るが、他側(注;図においては、上側)の導体1aに
は、アラミド紙で製作された0.05mm厚,5mm幅の絶縁テ
ープ1bがテープ幅の間隔を空けて螺旋状に巻き付けら
れている。
【0024】このような導体1aを重ね合わせて、外側
に絶縁テープを巻き付け、巻枠で図3に示すように巻き
付けた後、図1及び図2に示すように組み込んで真空含
浸する。
【0025】このように形成された絶縁導体1Aに絶縁
樹脂を含浸したリアクトルにおいては、螺旋状に巻き付
けられた絶縁テープ1bの各層の間に形成された螺旋状
の空隙によって、真空引き作業の時間を短縮することが
できるだけでなく、この空隙によって絶縁テープ1bの
繊維の間の空気も容易に真空引きすることができるの
で、エポキシ樹脂を含浸した絶縁層の内部に気泡が残在
するおそれを解消することができ、長期に亘って絶縁特
性を維持することができる。
【0026】発明者は、絶縁テープ1bの巻き付け間隔
を変えて、絶縁特性を比較検討した。図8は、導体1a
の厚さに対する図7に示す巻き付け間隔xの比率と含浸
前後の絶縁導体の重量の関係を調査した結果を示すグラ
フである。
【0027】図8に示すように、導体の厚さに対する間
隔xの比率が、約240 %において含浸樹脂量が最大で、
300 %を超えると比率が徐々に低下するが、200 %以下
では、やや急な勾配で低下することが分かった。
【0028】空隙は、間隔xが広いほど増えるのである
が、実際には、このグラフから、100 %〜400 %が望ま
しいと発明者は判断する。発明者は、さらに、導体1a
の角部の面取り量と絶縁層の表面の誘電率の関係を調査
した。
【0029】図9に示した空隙率とは、図6の断面図に
おいて、導体1aの面積に対する、一対の導体の間に形
成された面取り部の空隙と絶縁テープの間の空隙の比率
を示す。
【0030】図9において、従来の絶縁電線では、空隙
率はほぼ零で、誘電率の変化の割合は約140 %である
が、導体の面取り量を増やして空隙率を上げると、空隙
率が約0.2 %で誘電率の変化の割合が約295 %であり、
これ以上空隙率を上げてもあまり変化がなくエポキシ樹
脂の密度が変わらないことが分かった。よって、発明者
は、空隙率は、0.2 %以上があればよいと考える。さら
に、発明者は、真空引きの時間に対する絶縁層の誘電率
の変化の割合について調査した結果、図10に示す特性を
得た。
【0031】図10に示すように、従来の絶縁導体では、
真空引き時間が120 分でも誘電率の変化は200 %である
が、図5,図6及び図7に示した絶縁導体で空隙率を0.
2 %及び0.7 %とした絶縁導体では、誘電率の変化の割
合は、約30分で300 %以上となった。したがって、本発
明のリアクトルでは、従来のリアクトルに比べて、絶縁
樹脂が完全に浸透していることが分かった。
【0032】次に、図11は、本発明のリアクトルの第2
の実施形態を示す部分断面図で、(a)は図6に対応
し、(b)は図7に対応する図である。この実施形態に
おいて、第1の実施形態と異なるところは、2本の導体
1aそれぞれに対して、絶縁テープ1bを等間隔で巻き
付け、これらを重ねたときの空隙率を増やして絶縁電線
1Bとしたことである。
【0033】この場合には、導体1aの断面積が大きく
ても、図9で示した空隙率を容易に0.2 %以上にするこ
とができるので、通電容量の大きいリアクトルに適す
る。
【0034】図12は、本発明のリアクトルの第3の実施
形態を示す部分断面図で、図6及び図7(a)に対応
し、特に請求項4に対応する図である。
【0035】図12において、図6及び図7と異なるとこ
ろは、2本の導体1aの間に対して、厚さが0.13mmのガ
ラスクロス1eを挿入して絶縁電線1Cとしたことで、
このガラスクロス1eによって、2本の導体1aの間に
形成される空隙と、各導体1aの両側の間に形成された
面取り部分の空隙の和を、図9で示した空隙0.2 %以上
の空隙率としたものである。
【0036】このように絶縁電線が構成されたリアクト
ルにおいては、第1の実施形態の図6及び第2の実施形
態で示した図11の絶縁電線を用いたリアクトルと比べて
コイルの外形を小形化することができる。
【0037】図13は、本発明のリアクトルの第4の実施
形態を示す図で、(a)は、前述した実施形態の図6,
図11(a)及び図12に対応する絶縁電線の部分断面図、
(b)は、同じく図7及び図11(b)に対応する図であ
る。図13において、前述した図6,図7及び図11と異な
るところは、2本の導体の形状で、他は、図1で示した
絶縁電線と同一である。
【0038】すなわち、図13で示した絶縁電線1Dに
は、面取り加工が施されていない導体1fが採用され、
図11の絶縁電線と同様にアラミド紙の0.05mm厚,5mm幅
の絶縁テープ1bがテープ幅の間隔を空けて巻き付けら
れている。
【0039】この場合には、電流容量が小さくて導体1
fの断面積の狭い絶縁電線でも、所定の空隙率を得るこ
とができるので、比較的小容量のリアクトルに適する利
点がある。
【0040】図14は、本発明のリアクトルの第5の実施
形態を示す部分断面図で、前述した実施形態で示した図
6,図11(a),図12及び図13(a)に対応し、特に請
求項4に対応する図である。
【0041】図14において、前述した実施形態と異なる
ところは、2本の導体1aの間に対して、アラミド紙で
製作した厚さ0.13mmの絶縁テープ1gを挿入して絶縁電
線1Fとしたことである。この場合には、絶縁テープ1
gの内部の空隙面積は少ないので、導体1aの面取り量
によって、図9で示した空隙率を確保する。
【0042】このように絶縁導体が構成されたリアクト
ルにおいては、図12で示した実施形態のリアクトルと比
べて通電容量の小さいリアクトルで、かつ、2本の導体
1aの間の絶縁特性が要求される場合に適する。
【0043】図15は、本発明のリアクトルの第6の実施
形態を示す部分断面図で、前述した実施形態で示した図
6,図11(a),図12,図13(a)及び図14に対応する
図である。
【0044】図15において、前述した実施形態で示した
絶縁電線と異なるところは、2本の導体1aを直接重ね
て、空隙率は、各導体1aの対向部の両側の面取り部で
確保して絶縁電線1Gとしたことである。
【0045】このように絶縁電線が構成されたリアクト
ルにおいては、所定の空隙率を導体1aの面取り部のみ
で得ているので、比較的通電容量の小さいリアクトルに
適し、導体の間に絶縁スペーサが介在しないので、外形
を小形化することができる利点がある。
【0046】なお、上記実施形態では、車両に搭載され
軽量化が要求されるために、純アルミニウム材の導体を
用いた例で説明したが、純銅の導体でも重量は増える
が、適切な空隙を形成することで、車両に搭載しない場
合には、真空引きの時間を短縮し、絶縁特性を上げると
ともに、更に小形化したリアクトルを得ることができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上、請求項1に対応する発明によれ
ば、外周に層間絶縁が形成された導体を環状に複数層に
巻き付けて絶縁樹脂を含浸したリアクトルにおいて、導
体を2本の導体の重ね合わせで構成することで、2本の
導体の間に形成される隙間によって、真空含浸時の排気
時間を短縮したので、製作時間を延ばすことなく、絶縁
特性を維持し、小形・軽量化を図ることのできるリアク
トルを得ることができる。。
【0048】また、請求項2に対応する発明によれば、
導体の外周に面取り部を形成することで、導体の外周に
形成された面取り部で形成される隙間によって、真空含
浸時の排気時間を短縮したので、製作時間を延ばすこと
なく、絶縁特性を維持し、小形・軽量化を図ることので
きるリアクトルを得ることができる。
【0049】また、請求項3に対応する発明によれば、
2本の導体の少なくとも片側に、絶縁テープを飛ばし巻
きで巻装することで、飛ばし巻きで形成された螺旋状の
隙間によって真空含浸時の排気時間を短縮したので、製
作時間を延ばすことなく、絶縁特性を維持し、小形・軽
量化を図ることのできるリアクトルを得ることができ
る。
【0050】また、請求項4に対応する発明によれば、
2本の導体の間に絶縁シートを介在させることで、この
絶縁シートの内部とこの絶縁シートと層間絶縁との間に
形成された隙間によって、真空含浸時の排気時間を短縮
したので、製作時間を延ばすことなく、絶縁特性を維持
し、小形・軽量化を図ることのできるリアクトルを得る
ことができる。
【0051】請求項5に対応する発明によれば、層間絶
縁と導体の外周及び導体間に形成される含浸前の空隙と
導体の体積との比を少なくとも0.2 %とすることで、最
小の空隙で絶縁特性を確保するとともに小形・軽量を図
ったので、製作時間を延ばすことなく、絶縁特性を維持
し、小形・軽量化を図ることのできるリアクトルを得る
ことができる。
【0052】請求項6に対応する発明によれば、導体を
アルミニウム材とすることで、軽量化を図ったので、製
作時間を延ばすことなく、絶縁特性を維持し、小形・軽
量化を図ることのできるリアクトルを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリアクトルの第1の実施形態を示す正
面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1,図2に組み込まれるコイルを示す図。
【図4】図3のB−B断面図。
【図5】図3及び図4のコイルに使われる絶縁電線を示
す説明図。
【図6】図5の部分断面拡大図。
【図7】図6のC−C断面図。
【図8】本発明のリアクトルの第1の実施形態の作用を
示すグラフ。
【図9】本発明のリアクトルの第1の実施形態の図8と
異なる作用を示すグラフ。
【図10】本発明のリアクトルの第1の実施形態の図8
及び図9と異なる作用を示すグラフ。
【図11】本発明のリアクトルの第2の実施形態を示す
部分詳細図で、(a)は絶縁導体を長手方向と直交方向
に切断した図、(b)は(a)のD−D断面図。
【図12】本発明のリアクトルの第3の実施形態を示す
部分断面図。
【図13】本発明のリアクトルの第4の実施形態を示す
部分詳細図で、(a)は絶縁導体を長手方向と直交方向
に切断した図、(b)は(a)のE−E断面図。
【図14】本発明のリアクトルの第5の実施形態を示す
部分断面図。
【図15】本発明のリアクトルの第6の実施形態を示す
部分断面図。
【図16】従来のリアクトルの一例を示す部分断面図。
【図17】従来のリアクトルに組み込まれる絶縁導体を
示す断面図。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1E,1F,1G…絶縁導体、1
a,1f…導体、1b,1g…絶縁テープ、1c…絶縁
層、1d…含浸前の空隙、1e…ガラスクロス、2…コ
イル、3…スペーサ、4A,4B…スタッド、5…ケー
ブル、6…フレーム。
フロントページの続き (72)発明者 小野寺 功 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に層間絶縁が形成された導体を環状
    に複数層に巻き付けて絶縁樹脂を含浸したリアクトルに
    おいて、前記導体を2本の導体の重ね合わせで構成した
    ことを特徴とするリアクトル。
  2. 【請求項2】 前記導体の外周に面取り部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
  3. 【請求項3】 前記2本の導体の少なくとも片側に、絶
    縁テープを飛ばし巻きで巻装したことを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載のリアクトル。
  4. 【請求項4】 前記2本の導体の間に絶縁シートを介在
    させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    リアクトル。
  5. 【請求項5】 前記層間絶縁と導体の外周及び前記導体
    間に形成される前記含浸前の空隙と前記導体の体積との
    比を少なくとも0.2 %としたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載のリアクトル。
  6. 【請求項6】 前記導体を純アルミニウム材としたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    リアクトル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014529900A (ja) * 2011-08-31 2014-11-13 ハンツマン・アドヴァンスト・マテリアルズ・(スイッツランド)・ゲーエムベーハー 空心リアクトルの含浸方法、含浸空心リアクトル、および含浸システムの使用

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014529900A (ja) * 2011-08-31 2014-11-13 ハンツマン・アドヴァンスト・マテリアルズ・(スイッツランド)・ゲーエムベーハー 空心リアクトルの含浸方法、含浸空心リアクトル、および含浸システムの使用

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