JPH10222076A - プラズマ表示装置 - Google Patents

プラズマ表示装置

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JPH10222076A
JPH10222076A JP2275497A JP2275497A JPH10222076A JP H10222076 A JPH10222076 A JP H10222076A JP 2275497 A JP2275497 A JP 2275497A JP 2275497 A JP2275497 A JP 2275497A JP H10222076 A JPH10222076 A JP H10222076A
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JP
Japan
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plasma display
housing
pdp
display device
heat
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JP2275497A
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Nobuyoshi Kondo
信義 近藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はプラズマ表示装置に関し、装置筐体
を密閉構造にして外部から塵埃等の異物の内部への侵入
を阻止した状態で、該密閉筐体内部の発生熱を効率良く
外部へ放熱させることを目的とする。 【解決手段】 前面にプラズマディスプレイパネル(P
DP)1を支持した装置筐体11内に駆動制御用の発熱能
動素子2aがフレーム3によって配置されたプラズマ表示
装置において、前記装置筐体11は、PDP1でその前面
を塞いだ密閉構成を有して成り、かつ当該密閉筐体11内
にその中を例えば上下方向に貫通し、その上下の開口部
12a, 12bが密閉筐体11外に開口された冷却媒体の伝導性
の良い流通用ダクト12を設け、該密閉筐体11内で発生す
る熱で加熱された流通用ダクト12をダクト内を流通する
空気 (冷却媒体) により放熱して冷却する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマ表示装置に
係り、特にプラズマディスプレイパネルと表示駆動回路
で発生する熱による装置内部の温度上昇を効果的に排除
する構成に関するものである。
【0002】プラズマ表示装置は、表示部として用いて
いるプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと略称
する)の奥行きが同一画面サイズの陰極線受像管(ブラ
ウン管)と比べて薄型で大型画面化が容易であり、表示
の輝度及びコントラストの点で優れていること、また近
年ではカラー表示化に伴って壁掛けテレビジョンや大型
の公衆表示装置として有望視されている。
【0003】しかし、このような表示装置に用いられて
いるPDPは、表示発光にプラズマ放電現象を利用して
いるため、ブラウン管や液晶表示パネルに比べて、かな
り多くの熱と電磁輻射が発生する。この電磁輻射につい
てはこれら電磁輻射発生源を収容している筐体の金属
化、または筐体がプラスチック製の場合には内面等に金
属コートを施して接地処理等を行うことで防止している
が、発熱に関しては筐体内部での発熱量が内部構造によ
って決まっているため、この発熱量を如何に効率良く外
部へ排除するかが、表示特性を低下させないための大き
な課題となっている。
【0004】従って、装置筐体内部で発生する熱を効率
良く、しかも外部の塵埃を筐体内に取り込まないように
外部へ放出してPDP自身の温度上昇による表示特性の
低下を防止した装置構成が要望されている。
【0005】
【従来の技術】従来の一般的なプラズマ表示装置として
は、図6の概略分解斜視図に示すように例えばプラズマ
放電によって文字や画像を表示するPDP(プラズマデ
ィスプレイパネル)1と、画像表示信号を処理し、PD
P1に対する必要な高電圧の駆動パルス制御するための
各種能動素子(信号処理用IC、高電圧駆動用IC等)
及び受動素子(抵抗、コンデンサ、インダクタンス等の
素子)等を搭載した駆動制御回路板2と、これらPDP
1と駆動制御回路板2とを後述する装置筐体内に固定保
持するための骨格となる、例えばアルミニウム、アルミ
ニウム合金等の金属製のフレーム3と、そのフレーム3
により支持されてPDP1と駆動制御回路板2とを収容
する例えば金属製、またはプラスチックの内面に金属め
っきを施して装置内部で発生する不要な電磁波の輻射を
阻止するようにシールド化された枠状の表側筐体部4aと
後側筐体部4bとからなる装置筐体との4つの部分によっ
て構成されている。
【0006】これらのプラズマ表示装置は、例えば図7
の要部側断面図に示すように前記PDP1と駆動制御回
路板2とは取付け用具5と両面粘着材及びねじなどによ
りフレーム3に組み合わされて固定され、その組み合わ
されたPDP1は、装置筐体(以下、筐体と称する)4
の前記表側筐体部4a内に固定され、その後部は後側筐体
部4bによって覆われている。
【0007】また、このようなプラズマ表示装置では、
プラズマ放電による表示時のPDP1および駆動制御回
路板2は一種の発熱源となり、両者の発熱量は略等量で
あって、その発熱量の25%は表示面から放熱される
が、残りの75%は筐体4の内部に籠もり、PDP1お
よび駆動制御回路板2の温度上昇を引き起こし、この温
度上昇に起因して表示特性を低下させ、更には該PDP
1の寿命を速めるばかりでなく、駆動制御回路をオーバ
ーヒートさせて破損させるという恐れがあることから、
筐体4の内部に籠もる発生熱を、前記筐体4の後側筐体
部4bに配備されている放熱ファン6によって強制的に外
部へ放出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな従来のプラズマ表示装置においては、筐体4の内部
に籠もる発生熱を放熱ファン6によって強制的に外部へ
放出させているため外部から筐体4内に流入する冷外気
と共に塵埃等の不必要なものの侵入も避けられない。
【0009】その不必要に侵入した塵埃の幾らかはPD
P1の端子部分や駆動制御回路板2上の各種能動素子及
び受動素子に付着し、時間経過と共に堆積されてこれが
絶縁不良や、最悪の場合には発火に至るという問題が生
じる。このような問題は、特に最大300Vの電圧を扱
う高電圧回路を有する装置にとっては深刻な問題であ
り、筐体4内の温度上昇の防止と塵埃の内部への侵入を
如何に阻止するかが、当該プラズマ表示装置の実用化に
おいて大きな課題となっている。
【0010】また、筐体4内部で発生する高電圧スイッ
チングノイズ等の不要な電磁波の輻射は、前記したよう
に筐体4をシールド構造にすることによって防止してい
るが、なお厳密には筐体自身に設けた放熱用の吸気口や
排気口等の隙間空間を通して外部へ漏出されるので、V
CCI(情報処理装置等電波障害自主規制協議会)規格
を十分に満足させることが困難であり、不要電磁輻射に
よる環境を悪化させる問題があった。
【0011】本発明は上記した従来の問題点に鑑み、筐
体自身を外部から塵埃等の異物の侵入と、外部への不要
な電磁波の輻射を完全に防止した密閉構造とし、その密
閉筐体の密閉構造を損なうことなく内部の熱を外部へ放
出する手段により該密閉筐体内の発生熱を効率良く外部
へ放熱し得るようにした新規なプラズマ表示装置を提供
することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、前面にプラズマディスプレイパネルを支
持した筺体内に駆動制御用の発熱能動素子が配置された
プラズマ表示装置であって、前記筺体は、前記プラズマ
ディスプレイパネルでその前面を塞いだ密閉構成を有し
て成り、かつ当該密閉筐体内にその中を貫通する冷却媒
体の流通用ダクトを設けた構造とする。
【0013】このような構造によれば、前記流通用ダク
ト内には下方の開口部より比較的冷たい空気等の冷却媒
体が流入し内部を流通して上方の開口部から流出され、
前記密閉筐体内の発生熱により加熱された流通用ダクト
が冷却されるので、該密閉筐体内の温度を、外部より塵
埃を侵入させることなく容易に低下させることができ、
プラズマディスプレイパネルおよび駆動制御回路板の温
度上昇を効果的に阻止することが可能となる。
【0014】この場合、流通用ダクトは金属、或いは金
属コートが施されたプラスチック等の熱伝導性の良好な
部材によって形成され、自然空冷であるので、従来のよ
うに放熱ファン等を用いないでも効率のよい冷却が実現
でき、しかも放熱ファンによる騒音環境も解消すること
ができる。
【0015】従って、プラズマディスプレイパネルの温
度上昇による表示特性(輝度等)の低下、熱歪み等によ
る寿命の劣化促進や駆動制御回路のオーバーヒート等に
よる損傷などを防止することができる。
【0016】また、前記流通用ダクトとしては、例えば
前記密閉筐体内にその中を上下方向に貫通する縦形流通
用ダクトのみを設けた場合の他に、縦形流通用ダクト
と、その縦形流通用ダクトの中間部に連通している横形
流通用ダクトとからなり、かつ横形流通用ダクト内に送
風ファンを設けた構成、または、前記流通用ダクトの内
または外面の壁面の少なくとも一方に放熱フィンを設け
た構成とする。
【0017】更に、それらの流通用ダクトとプラズマデ
ィスプレイパネルおよび駆動制御回路板とを熱伝導材を
介して接触させた構成とすることにより、当該密閉筐体
内の発生熱による気温上昇を極めて効率良く低下させる
ことができるので、プラズマディスプレイパネルおよび
駆動制御回路板の温度上昇を効果的に阻止することが可
能となる。
【0018】なお、前記密閉筐体と各流通用ダクトは、
金属、または金属コートを内面等に施したプラスチック
等の部材により電磁波シールドの構成に形成されている
ので、内部で発生する不要な電磁波の外部への輻射を完
全に防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明の実施例
について詳細に説明する。図1は本発明のプラズマ表示
装置の第1実施例を示す要部側断面図であり、図7と同
等の機能を有する部分には同一符号を付している。
【0020】本実施例では図示のように前記PDP(プ
ラズマディスプレイパネル)1と駆動制御回路板2とは
取付け用具5と両面粘着材及びねじなどにより例えばア
ルミニウム、アルミニウム合金等の金属製のフレーム3
に組み合わされて固定され、その組み合わされたPDP
1は、例えば金属製、または内面に金属めっき等の金属
コートを施して内部で発生する不要な電磁波の輻射を阻
止するように構成したプラスチック製の装置筐体11の表
側筐体部11a の前面枠部に、その前面を塞いだ密閉構成
に固定され、その後部は後側筐体部11b によって覆われ
て密閉状態の装置筐体、即ち、密閉筐体11となってい
る。
【0021】また、その密閉筐体11内の空間には、例え
ば図示のように貫通する冷却媒体の流通用ダクト12がそ
の下部の開口部12a と上部の開口部12b とが密閉筐体11
外に開口するように設けられている。 該冷却媒体の流
通用ダクト12は、中空であって、例えばアルミニウム、
銅、銅合金等の金属製、またはアルミニウムを内外面に
コートした熱伝導性の良いプラスチック製等からなり、
内部は前記密閉筐体11内とは独立して空気等からなる冷
却媒体が流通可能となっている。
【0022】このような実施例の構造により、プラズマ
放電による表示時のPDP1および駆動制御回路板2か
らの発熱による密閉筐体11内の温度上昇が生じても、該
密閉筐体11内の空間に貫設された前記流通用ダクト12が
温められ、その流通用ダクト12内の空気も温められて上
昇気流となって上方へ流動して上方の開口部12b から流
出される。
【0023】一方、それに伴って前記流通用ダクト12の
下方の開口部12a より内部に外部からの比較的冷たい空
気(冷却媒体)が流入し、この空気流通作用によって該
密閉筐体11内で発生した熱気により加熱された流通用ダ
クト12が冷却されるので、該密閉筐体11内の温度を外部
より塵埃を侵入させることなく容易に低下させることが
できる。
【0024】従って、PDP1および駆動制御回路板2
の温度上昇を効果的に阻止することが可能となる。ま
た、このような装置構成においては発生する熱量の約半
分は駆動制御回路板2からの発生であり、該駆動制御回
路板2に搭載した各種素子の内、特に発熱の大きい例え
ばFETなどの発熱能動素子2a等がある場合には、前記
流通用ダクト12を駆動制御回路板2の近傍に貫設させ
て、そのような発熱能動素子2aの一部を該流通用ダクト
12に直接接触させた状態に配設することにより、温めら
れた流通用ダクト12および前記発熱能動素子2aの発生熱
を効率良く外部へ排出することができる。
【0025】なお、この場合、流通用ダクト12は自然空
冷となり、従来のように放熱ファン等を用いないので騒
音を発生する恐れもなく、そのような表示装置は静かな
環境での適用に好適である。
【0026】図2(a) は本発明のプラズマ表示装置の第
2実施例を示す要部斜視図であり、図1と同等の機能を
有する部分には同一符号を付している。本実施例が前記
図1で示す第1実施例と異なっている点は、前記密閉筐
体11内に上下方向に貫通する冷却媒体の縦形流通用ダク
ト12と、該縦形流通用ダクト12の中間部に連通するよう
に接続された横形流通用ダクト13とが配設され、その横
形流通用ダクト13内には送風ファン14を設けた構成とし
たことである。
【0027】このような構成では、前記送風ファン14に
より横形流通用ダクト13は勿論のこと縦形流通用ダクト
12の熱を効率良く外部へ放出して冷却させるためには、
該縦形流通用ダクト12に対して連通する横形流通用ダク
ト13の接続位置を、一般的には図2(b) に示すように縦
形流通用ダクト12の長さLにおいてLd <Lu となる位
置に接続することが好ましい。但し、前記送風ファン14
の送風量が比較的大きい場合には縦形流通用ダクト12の
長さLにおいてLd =Lu となる位置に接続することが
望ましい。
【0028】また、縦形流通用ダクト12に接続する横形
流通用ダクト13としては、密閉筐体11の薄型化を阻害し
ないように、例えば図2(a) に示すように駆動制御回路
板2の面と平行になるように縦形流通用ダクト12の横方
向に接続され、その他方の開口部13a は密閉筐体11の側
面に開口されている。
【0029】このような実施例の構成によれば、送風フ
ァン14による騒音で環境は多少悪くはなるが、密閉筐体
11内に外部より塵埃等を侵入させることなく前記縦形流
通用ダクト12の冷却がより効率良く行われ、該密閉筐体
11内の温度もそれに比例して効率良く低下させることが
できるので、PDP1および駆動制御回路2の温度上昇
を極めて効果的に阻止することができる。
【0030】なお、この実施例の構成では、前記横形流
通用ダクト13の開口部13a 、13b に異物、或いは塵埃等
の侵入を防止する防塵フィルタや防塵網15等を設けて置
くことにより、塵埃、異物侵入等による送風ファン14の
送風妨害、或いは異常停止等を防止することができる。
【0031】また、縦形流通用ダクト12の内部には下方
から上方に流動する空気流を妨げるものはなにもないの
で、送風ファン14の異常停止が発生するようなことがあ
っても、下方から上方への自然な空気流通作用によって
該密閉筐体11内での発生熱により加熱された縦形流通用
ダクト12の冷却は、多少効率が下がっても継続して進め
ることができるので、当該表示装置の信頼性を確保する
ことができる。
【0032】図3は本発明のプラズマ表示装置の第3実
施例を示す要部分解斜視図であり、図1と同等の機能を
有する部分には同一符号を付している。本実施例が前記
図1および図2で示す第1、第2実施例と異なっている
点は、図3(a) に示すように例えばプラズマ放電によっ
て文字や画像を表示するPDP1と、複数の冷却媒体の
流通用ダクト22, 23, 24を基材と組み合わせて一体に構
成したアルミニウム、またはアルミニウム合金等の金属
製からなるフレーム21との間に、図3(b) の要部側断面
図に示すように、例えば電気的に絶縁性で、蓄熱容量が
比較的小さく、熱伝導性および熱放散の良好なトランス
オイル、或いはシリコンオイル等をビニール袋等に密封
した熱伝導材25を介在させ、そのフレーム21に駆動制御
回路板2を固定して支持したことである。
【0033】このような構成によれば、PDP1と複数
の流通用ダクト22, 23, 24と一体構成のフレーム21、或
いは、PDP1とフレーム21の各流通用ダクト22, 23,
24と駆動制御回路板2との三者を前記熱伝導材25により
同時に接触させることができる (この場合、熱伝導材25
と駆動制御回路板2とは各流通用ダクト22, 23, 24間の
間隙を通して接触させることができる。) ので熱伝導性
の良好な構成となり、PDP1および駆動制御回路板2
の温度上昇を更に極めて効果的に阻止することができ
る。
【0034】更にその他の実施例として、図4の部分側
断面を有する要部斜視図に示すように、例えば前記第3
実施例における密閉筐体11の背面に放熱フィン27を設け
た構成とすることにより、該密閉筐体11内で発生した熱
気およびその熱気により加熱された冷却媒体の流通用ダ
クトの冷却が前記第3実施例の装置構成よりも更に効率
良く行われ、該密閉筐体11内の温度も効率良く低下させ
ることができ、PDP1および駆動制御回路板2の温度
上昇をより効果的に阻止することができる。
【0035】上記したような放熱フィン27の設置は、こ
の例の場合のみに限定されるものではなく、必要に応じ
て例えば、図1、図2の各実施例の装置構成にも適用可
能であり、それらの密閉筐体11内の温度を低下させる冷
却効果をより向上させることができる。
【0036】なお、以上の各実施例における冷却媒体の
流通用ダクト (縦形流通用ダクト)12, 22, 23, 24とし
ては、それらの内面、または外面の少なくとも一方の
面、例えば図5の要部斜視図に示すように流通用ダクト
12(22, 23, 24)の内面に更に放熱フィン26を設けた構
成とすることにより、前記密閉筐体11内で発生した熱気
により加熱された前記流通用ダクト12, 22, 23, 24から
の放熱が効率良く行われ、該密閉筐体11内の温度を効率
良く低下させることができ、PDP1および駆動制御回
路板2の温度上昇をより一層効果的に阻止することがで
きる。
【0037】また、以上の各実施例での、冷却媒体の流
通用ダクト (縦形流通用ダクト) 12, 22, 23, 24として
は、直線的に真っ直ぐな形状のものを用いている例で説
明しているが、必要に応じてL字形状やS字形状等に変
形した形状としてもよく、この場合には受熱表面積が増
加し、放熱効率が向上する。
【0038】更に、以上の各実施例においては装置筺体
が、PDP1でその前面を塞いだ密閉構成を有してなる
密閉筐体11を対象とした場合の例について説明している
が、本発明はそのような実施例に限定されるものではな
く、例えば装置筺体が、PDP1の前面に配置する各種
フィルタによりその前面を塞いだ密閉構成を有して成る
密閉筐体にも本発明の実施例を当然のことながら適用可
能であり、同様に密閉筐体内の温度を効率良く低下させ
ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のブラズマ表示装置によれば、フレームにより支持され
たPDPと駆動制御回路板とを収容した装置筐体自身を
外部から塵埃等の異物の侵入と、外部への不要な電磁波
の輻射を完全に防止した密閉構造とし、その密閉筐体内
の駆動制御回路板およびフレームに近接して金属または
金属コートを施した熱伝導性の良好な冷却媒体の流通用
ダクトを貫設した構成とすることにより、外部から塵埃
等の異物の内部への侵入と、外部への不要な電磁波の放
出を完全に阻止した状態で、該密閉筐体内の発生熱を効
率良く外部へ自然放熱、または送風ファンにより強制的
に放熱することが可能となる。
【0040】従って、PDPの温度上昇による表示特性
(輝度等)の低下、熱歪み等による寿命の劣化促進や駆
動制御回路のオーバーヒート等による損傷などを防止す
ることができ、当該表示装置の性能向上に寄与するとこ
ろが大きく、実用上優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプラズマ表示装置の第1実施例を示
す要部側断面図である。
【図2】 本発明のプラズマ表示装置の第2実施例を示
す要部斜視図と要部側断面図である。
【図3】 本発明のプラズマ表示装置の第3実施例を示
す要部分解斜視図と要部側断面図である。
【図4】 本発明のプラズマ表示装置における他の実施
例を示す部分側断面を有する要部斜視図である。
【図5】 本発明のプラズマ表示装置における更に他の
実施例を示す要部斜視図である。
【図6】 従来の一般的なプラズマ表示装置を説明する
概略分解斜視図である。
【図7】 従来のプラズマ表示装置を説明する要部側断
面図である。
【符号の説明】
1 PDP 2 駆動制御回路板 2a 発熱能動素子 3,21 フレーム 5 取付け用具 11 密閉筐体(装置筐体) 11a 表側筐体部 11b 後側筐体部 12,22,23,24 流通用ダクト(縦形流通用
ダクト) 12a,12b,13a,22a,22b 開口部 13 横形流通用ダクト 14 送風ファン 15 防塵網 25 熱伝導材 26,27 放熱フィン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面にプラズマディスプレイパネルを支
    持した筺体内に駆動制御用の発熱能動素子が配置された
    プラズマ表示装置であって、 前記筺体は、前記プラズマディスプレイパネルでその前
    面を塞いだ密閉構成を有して成り、かつ当該密閉筐体内
    にその中を貫通する冷却媒体の流通用ダクトを設けたこ
    とを特徴とするプラズマ表示装置。
JP2275497A 1997-02-05 1997-02-05 プラズマ表示装置 Pending JPH10222076A (ja)

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