JPH10222013A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10222013A
JPH10222013A JP9034424A JP3442497A JPH10222013A JP H10222013 A JPH10222013 A JP H10222013A JP 9034424 A JP9034424 A JP 9034424A JP 3442497 A JP3442497 A JP 3442497A JP H10222013 A JPH10222013 A JP H10222013A
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JP9034424A
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Masayuki Honma
正之 本間
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿をハードディスク等のメモリに読み込ん
でいるときに、メモリがフルになったときでも、読み込
んだ原稿に対してはユーザが意図するレイアウトでコピ
ージョブを確実に実現できる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 両面ジョブや縮小レイアウト(Nin1)
ジョブにおいて、RDF180の最終ページから原稿を
給紙し、電子ソータ部203のハードディスク等のメモ
リに原稿画像を書き込んでいるときに、メモリフルにな
ったあとでも、RDF180が原稿の循環を続け、原稿
束の全枚数をカウントすることにより、最終ページから
プリント用紙に印刷する場所を確定させることにより、
後処理の手間を省略できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ソート機能を
備えたデジタル複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コピーを行うすべての原稿の画像
を読み取って、それらの画像データをハードディスク等
のメモリに一旦記憶し、そのメモリから任意の原稿の画
像データを繰り返し読み出してプリントアウトする電子
ソート機能を備えたデジタル複写機が知られている。こ
れにより、複数のビンをもつソータ装置を持たなくて
も、コピー紙をソートした状態で排紙することが可能で
ある。
【0003】ところが、画像データを蓄積するハードデ
ィスク等のメモリには限りがあり、そのため記憶できる
原稿の枚数も予め制限される。たとえば、メモリがA4
で100枚分であり、原稿束がA4で102枚である場
合には、100枚分の原稿はメモリに記憶できるが、2
枚分は記憶できない状態(メモリフル)となってしま
う。
【0004】一方、原稿トレイ上の原稿束の最終ページ
から1ページずつ下分離で原稿台上に給紙し、その後、
原稿トレイに戻すことができる循環式自動原稿送り装置
(RDF)が知られている。
【0005】このようなRDFを使って原稿を原稿台に
引き込み、読みとった画像をハードディスクに蓄積して
いるとき、途中でメモリフルになったら、たとえば両面
等のジョブの場合、最終ページを表にすべきか、裏にす
べきかわからないので、コピージョブをキャンセルして
いた。同様に、縮小レイアウトにおいても、最終ページ
からどの位置にレイアウトすべきかが確定できないの
で、コピージョブをキャンセルしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法の場合、途中でメモリフルになったら、メモリに入
っている原稿に対して、全原稿枚数がわからないと実行
できないジョブ、たとえば両面、縮小レイアウト等のプ
リントが一切できない。
【0007】メモリフルになったあとに、フルにならな
いよう、原稿束を分けて両面コピーを行う場合に、以下
のようなわずらわしい手順を行う必要があった。
【0008】(1)全原稿束の枚数を手で数えて、偶数
枚か奇数枚かを調べる。
【0009】(2)最終ページからフルになったページ
までにおいて、全原稿束が偶数枚なら偶数枚、奇数枚な
ら奇数枚分セットし、希望する部数分両面コピーする。
【0010】(3)上記(2)でセットした残りのペー
ジについて、希望する部数分両面コピーする。
【0011】また、縮小レイアウトの場合も同様で、メ
モリフルになったあとに、フルにならないよう、原稿束
を分けて縮小レイアウト(Nin1)コピーを行う場合
に、以下のようなわずらわしい手順を行う必要があっ
た。
【0012】(1)全原稿束の枚数を手で数える。
【0013】(2)その枚数をNで割り、余りMを求め
る。
【0014】(3)最終ページからフルになるまでのペ
ージ数をLとすると、 R=N*INT((L−M)/N)+M を計算し、最終ページからR枚セットし、希望する部数
分Nin1コピーする。
【0015】(4)上記(2)でセツトした残りのペー
ジについて、希望する部数分両面コピーする。
【0016】本発明は、原稿をハードディスク等のメモ
リに読み込んでいるときに、メモリがフルになったとき
でも、読み込んだ原稿に対してはユーザが意図するレイ
アウトでコピージョブを確実に実現できる画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、原稿トレイの原稿束最終ページから原稿を原稿台上
へ給紙し、前記原稿トレイヘ原稿を戻すことが可能な原
稿送り手段と、前記原稿送り手段が給紙した枚数をカウ
ントするカウント手段と、前記原稿送り手段から原稿台
上に送られた原稿の画像を読み取る画像読み取り手段
と、前記画像をメモリに格納する画像記憶手段と、前記
画像記憶手段に記憶された原稿の画像を読み取り、画像
形成を行うプリント手段と、前記画像記憶手段への画像
データの格納によって、前記画像記憶手段がフルになっ
たとき、前記原稿トレイの原稿束で、まだ原稿台上に送
られていない残りの原稿を循環させ、前記カウント手段
により全原稿束の枚数をカウントする第1の制御手段
と、前記第1の制御手段によってカウントされた全原稿
束の枚数と、コピージョブの内容に応じて、前記画像記
憶手段に記憶できた原稿に対して読み取り、前記プリン
ト手段で画像形成する第2の制御手段とを有することを
特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の実
施例における画像形成装置の一構造例を示す断面図であ
り、複写装置本体100と、原稿送り手段(RDF)1
80とを有している。
【0019】原稿台101は、原稿載置台として原稿を
載置するものである。スキャナ102は、原稿照明ラン
プ103、走査ミラー104等で構成され、不図示のモ
ータによりスキャナ102が所定方向に往復走査され
て、原稿の反射光を走査ミラー104〜106を介して
レンズ108を透過してCCDセンサ109に結像す
る。
【0020】露光制御部107は、レーザ、ポリゴンス
キャナ等で構成され、イメージセンサ部109で電気信
号に変換されて後述する所定の画像処理が行われた画像
信号に基づいて変調されたレーザ光129を感光体ドラ
ム110に照射する。
【0021】感光体ドラム110の回りには、1次帯電
器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニ
ング装置116、前露光ランプ114が装備されてい
る。画像形成部126において、感光体ドラム110
は、不図示のモータによって図に示す矢印の方向に回転
しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電さ
れた後、露光制御部120からのレーザ光129が照射
され、静電潜像が形成される。
【0022】感光体ドラム110上に形成された静電潜
像は、現像器121により現像されて、トナー像として
可視化される。一方、上段カセット131あるいは下段
カセット132からピックアップローラ133、134
により給紙された転写紙は、給紙ローラ135、136
により本体に送られ、レジストローラ137により転写
ベルトに給送され、可視化されたトナー像が転写帯電器
118により転写紙に転写される。転写後の感光体ドラ
ムは、クリーナー装置116により残留トナーが清掃さ
れ、前露光ランプ114により残留電荷が消去される。
【0023】転写後の転写紙は、転写ベルト130から
分離され、定着前帯電器139、140によりトナーが
像が再帯電され、定着器141に送られ加圧、加熱によ
り定着され、排出ローラ142により本体100の外に
排出される。
【0024】吸着帯電器138は、レジストローラから
送られた転写紙を転写ベルト130に吸着させるもので
あり、転写ベルトローラ139は、転写ベルト130の
回転に用いられると同時に、吸着帯電器138と対にな
って、転写ベルト130に転写紙を吸着帯電させるもの
である。
【0025】本体100には、たとえば4000枚の転
写紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッ
キ150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙
が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。ま
た、100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し153
が装備されている。
【0026】さらに、図1において、排紙フラッパ15
4は、両面記録側ないし多重記録側と排紙側の経路を切
り替えるものである。排紙ローラ142から送り出され
た転写紙は、この排紙フラッパ154により両面記録側
ないし多重記録側に切り替えられる。また、下搬送パス
158は、排紙ローラ142から送り出された転写紙を
反転パス155を介し、転写紙を裏返して再給紙トレイ
156に導く。また、多重フラッパ157は、両面記録
と多重記録の経路を切り替えるものであり、これを左方
向に倒すことにより、転写紙を反転パス155に介さ
ず、直接下搬送パス158に導く。
【0027】給紙ローラ159は、経路160を通じて
転写紙を感光体ドラム126側に給紙するものである。
排出ローラ161は、排紙フラッパ154の近傍に配置
されて、この排紙フラッパ154により排出側に切り替
えられた転写紙を機外に排出するものである。
【0028】両面記録(両面複写)や多重記録(多重複
写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、複写
済みの転写紙を搬送パス155、158を介して裏返し
た状態で再給紙トレイ156に格納する。このとき、両
面記録時には、多重フラッパ157を右方向へ倒し、ま
た多重記録時には、再給紙トレイ156に格納されてい
る転写紙が、下から1枚ずつ給紙ローラ159により経
路160を介して本体のレジストローラ137に導かれ
る。
【0029】本体から転写紙を反転して排出する時に
は、排紙フラッパ154を上方へ上げ、フラッパ157
を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を搬送パス155側
ヘ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通
過した後に、反転ローラ163によって第2の送りロー
ラ側へ搬送し、排出ローラ161によって、転写紙を裏
返して機外へ排出させる。
【0030】図2は、本実施例に関わる画像形成装置の
構造を示すブロック図である。
【0031】図2において、画像読み取り部201は、
CCDセンサ109、アナログ信号処理部202等によ
り構成され、レンズ108を介し、CCDセンサ109
に結像された原稿画像は、CCDセンサ109により、
アナログ電気信号に変換される。変換された画像情報
は、アナログ信号処理部に入力され、サンプル&ホール
ド、ダークレベルの補正等が行われた後に、アナログ・
デジタル変換(A/D変換)される。デジタル化された
信号は、シェーディング補正(原稿を読み取るセンサの
ばらつき、および原稿照明用ランプの配光特性の補
正)、変倍処理後、電子ソータ部203に入力される。
【0032】電子ソータ部203では、γ補正等の出力
系で必要な補正処理や、スムージング処理、エッジ強
調、その他の処理、加工等が行われ、プリンタ部204
に出力される。
【0033】プリンタ部204は、図1に示したレーザ
等からなる露光制御部120、画像形成部126、転写
紙の搬送制御部等により構成され、入力された画像信号
により転写紙上に画像を記録する。
【0034】また、CPU回路部205は、CPU20
6、ROM207、RAM208等により構成され、画
像読み取り部201、電子ソータ部203、プリンタ部
204等を制御し、本装置のシーケンスを統括的に制御
する。
【0035】図3は、電子ソータ部203の詳細構成を
示すブロック図である。
【0036】画像読み取り部201から送られた画像
は、Blackの輝度のデータとして入力され、log
変換部301に送られる。log変換部301では、入
力された輝度データを濃度データに変換するためのLU
Tが格納されており、入力されたデータに対応するテー
ブル値を出力することによって、輝度データを濃度デー
タに変換する。
【0037】その後、濃度データは2値化部302へ送
られる。2値化部302では多値の濃度データが2値化
され、濃度値が「0」あるいは「255」となる。2値
化された8bit の画像データは、「0」または「1」の
1bit の画像データに変換され、メモリに格納する画像
データ量は小さくなる。
【0038】しかし、画像を2値化すると、画像の階調
数は256階調から2階調になるため、写真画像のよう
な中間調の多い画像データは2値化すると一般に画像の
劣化が著しい。そこで、2値データによる擬似的な中間
調表現をする必要がある。ここでは、2値のデータで擬
似的に中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用い
る。
【0039】この方法は、ある画像の濃度がある閾値よ
り大きい場合は「255」の濃度データであるとし、あ
る閾値以下である場合は「0」の濃度データであるとし
て2値化した後、実際の濃度データと2値化されたデー
タの差分を誤差信号として、回りの画素に配分する方法
である。誤差の配分は、予め用意されているマトリクス
上の重み係数を2値化によって生じる誤差に対して掛け
合わせ、回りの画素に加算することによって行う。これ
によって、画像全体での濃度平均値が保存され、中間調
を擬似的に2値で表現することができる。
【0040】2値化された画像データは、制御部303
に送られる。ここでは、本体からの指令により、画像デ
ータを画像記憶部304に格納すると同時に、その画像
の出力を並行して行うモード(ダイレクトモード)や、
コピーを行う原稿の画像を、読み取り時に出力せずに画
像記憶部304に一旦すべて格納し、画像記憶部304
から画像データを読み出して出力するモードが選択され
る。たとえばソートの場合、1部目は、前者のモードで
処理を行い、2部目以降は、後者のモードで処理する。
縮小レイアウト、パンフレットモード(週刊誌綴じ)
等、すべての原稿を読み込んでからでないと、出力紙が
生成できない場合は、後者のモードだけで処理する。本
発明では、後者のモードの場合で効果がある。
【0041】画像記憶部304は、SCSIコントロー
ラとハードディスク(メモリ)を有し、SCSIコント
ローラからの指令に従い、ハードディスクに画像データ
を書き込む。ハードディスクに格納された複数の画像デ
ータは、複写機の操作部で指定された編集モードに応じ
た順序で出力される。
【0042】たとえば、ソートの場合、1部目は、RD
Fの原稿束の最終ページから最初のページに向かって順
に読み込み、ハードディスクに格納しながらプリントす
る。2部目以降は、最終ページから最初のページに向か
って順番にハードディスクから1部目のときに格納され
た原稿の画像データを読み出し、プリントする。これに
より、ビンが複数あるソータと同じ役割を果たすことが
できる。
【0043】両面コピーの場合は、RDFの原稿束の最
終ページから最初のページに向かって順に読み込み、ハ
ードディスクに一旦すべての原稿を格納する。すると原
稿束の枚数が確定するので、原稿束の枚数が偶数枚な
ら、プリント用紙の最終ページに、原稿の最終ページと
その次のページをハードディスクから読み込んで、表裏
にプリントし、原稿束の枚数が奇数枚なら、原稿の最終
ページを読み込んで、表だけプリントする。あとは原稿
の最初のページに向かって降順に読み込みながら、表裏
にプリントしていけばよい(図4参照)。
【0044】また、縮小レイアウトの場合は、RDFの
原稿束の最終ページから最初のページに向かって順に読
み込み、ハードディスクに一旦すべての原稿を格納す
る。すると原稿束の枚数が確定するので、Nin1の縮小
レイアウトの場合、プリント用紙の最終ページは、全原
稿枚数をNで割った余りの原稿枚数に関して、ハードデ
ィスクの最終ページから最初のページの順に読み込んで
レイアウトし、他のプリント用紙に関しては続きの原稿
を最初のページに向かって読み込んで、Nin1で縮小レ
イアウトしプリントしていけばよい。たとえば、P.1
〜P.10の原稿を4in1する場合、P.10,P.9
で3ページ目のプリント用紙の4in1の上部にレイアウ
トし、P.8〜P.5で2ページ目のプリント用紙に、
P.4〜P.1で1ページ目のプリント用紙に4in1で
レイアウトする(図5参照)。
【0045】画像記憶部304から呼び出された画像デ
ータ、および、画像記憶部304に格納しない画像デー
タは平滑化部305に送られる。平滑化部305では、
まず1bit のデータを8bit のデータに変換し、画像デ
ータの信号を「0」または「255」の状態にする。
【0046】変換された画像データは、予め決められた
マトリクス上の係数と、近傍画素の濃度値をそれぞれ乗
算したものの総和で得られる、重みづけされた平均値に
置き換えられる。これによって2値のデータは近傍の画
素における濃度値に応じて多値のデータに変換され、読
み取られた画像により近い画質が再現できる。平滑化さ
れた画像データは、γ補正部306に入力される。γ補
正部306では濃度データを出力する際に、プリンタの
特性を考慮したLUTによる変換を行い、操作部で設定
された濃度値に応じた出力の詞整を行う。
【0047】図6は、循環式自動原稿送り装置(RD
F)の構成を示す断面図である。
【0048】図6において、原稿積載トレイ1は、原稿
Sを積載セットするトレイである。このトレイ1は、原
稿束を載置するもので、原稿送り出し側が低くなるよ
う、原稿送り出し方向へ向かうに従って、下方へ傾いて
配置されている。これによって、給送される原稿は、送
り出し方向へ揃って積載される。
【0049】半月ローラ3は、矢印の方向に回転させ
て、下流の分離部へ原稿を送り出すもので、トレイ1に
原稿がない場合は、その切り欠き部を上部に向けて停止
するように制御されている。
【0050】給紙ローラ6は、矢印方向に回転させて、
トレイ1から送られてきた原稿を給送する。分離ローラ
7、8は、分離ベルト9を矢印方向に回転させることに
より、給送ローラ6との間で、トレイ1上に積載された
原稿のうち、最下位の原稿を一枚分離する。この給送ロ
ーラ6と分離ベルト7、8とで、分離供給部を構成す
る。
【0051】分離供給部から送られた原稿は、給送モー
タ10aで駆動される、互いに圧接された送りローラ1
1、12に挟み込まれて、ローラの矢印の方向の回転に
より、原稿台101上へ送られる。また、給送モータ1
0aは、排出第1ローラ13a、排出第2ローラ13b
の駆動も兼ねている。
【0052】原稿台101上の全面ベルト18は、シー
ト原稿全面をカバーする大きさの幅を持った無端ベルト
であり、表面は原稿を摩擦力で原稿台101上を滑らせ
て矢印の方向に搬送できるような十分な摩擦係数をもっ
たもので、駆動ローラ16およびターンローラ17にか
けられ、全面ベルト18と駆動ローラ16とが滑りを起
こさないように構成されている。
【0053】排出第1ローラ13aは、送りローラ12
と互いに圧接されており、全面ベルト18の矢印の移動
によリ原稿台101から排出された原稿を、矢印方向に
回転して挟み込んで搬送する。その原稿は、排出第2ロ
ーラ13bに挟まれて、原稿トレイ1に排出される。
【0054】リサイクルレバー19は、最終原稿を検知
するためのものであり、図7に、図6に対して反時計回
り90度の方向から見た場合の断面図を示す。図7にお
いて、コピーを開始する前、リサイクルレバー19は、
図の実線の位置にあり、コピー開始時、載置された原稿
束上にリサイクルレバーをのせ(図7の点線の状態)、
最終原稿が原稿トレイから給紙されたとき、リサイクル
レバーが自重で落下するのを検知して(図7の実線の状
態)、原稿束が一巡コピーされたことを検知する。
【0055】リサイクルレバー19は、リサイクルモー
タ20aに接続されており、またエンコーダ20b、2
0cが接続されていて、リサイクルレバー19の回転に
応じて、パルスを発生する構成となっている。また、リ
サイクルレバー19には、基準位置検知用の切り欠きが
設けられており、基準位置(図7の実線の状態)でリサ
イクルレバー基準位置検知センサがONする構成となっ
ている。リサイクルレバーが点線の状態か実線の状態か
は、このリサイクルレバー基準位置検知センサにより検
知することができる。
【0056】また、原稿束が一巡する間、リサイクルレ
バー19より上にある原稿は、原稿台上に給紙されてか
ら排紙された原稿であり、リサイクルレバー19より下
にある原稿は、まだ原稿台上に給紙されていない原稿と
なる。
【0057】次に、図8のフローチャートを用いて、本
実施例における両面コピージョブで、メモリフル時の制
御動作を説明する。
【0058】ステップ1(S1)では、RDFの原稿束
の最下部の原稿を1枚原稿台上に給紙し、スキャンす
る。そして、スキャンした画像を2値化し、ハードディ
スクに格納する。
【0059】ステップ2(S2)では、ハードディスク
がメモリフルになったかを判断し、メモリフルでないな
らステップ3(S3)ですべての原稿についてハードデ
ィスクに格納し終えたかを判断する。
【0060】まだすべての原稿についてハードディスク
に格納し終えていないなら、ステップ1(S1)に戻
り、原稿の読み取りを繰り返す。すべての原稿について
ハードディスクに格納し終えたら、ステップ5(S5)
に進む。
【0061】ステップ2(S2)で、ハードディスクが
メモリフルになったら、ステップ4(S4)で残りの原
稿をカウントする。具体的には、RDFのリサイクルレ
バー19より下の残りの原稿を原稿台に給紙し、スキャ
ナを動かさずに、また原稿束の上に戻すという動作を、
リサイクルレバー19が自重で落下するまで繰り返す。
原稿枚数のカウンタは、原稿束の最終ページから順にカ
ウントアップさせていることで、原稿束の全原稿の枚数
を知ることができる。
【0062】ステップ5(S5)で、全原稿枚数が偶数
枚の場合、ステップ6(S6)で、原稿をハードディス
クから昇順に2枚ずつ読み込み、裏、表に両面プリント
する。全原稿枚数が奇数枚の場合、プリント用紙の最終
ページは片面となるので、ステップ8(S8)で、原稿
の最終ページをまずプリント用紙の表にプリントする。
【0063】ステップ7(S7)で原稿の最初のページ
まで読み込んでプリントしたかを判断し、終了していな
いならステップ6(S6)から繰り返す。終了したな
ら、ステップ9(S9)で、指定部数分プリントしたか
を判断し、指定部数プリントするまで、ステップ5(S
5)に戻って繰り返す。
【0064】次に、図9のフローチャートを用いて、本
実施例における縮小レイアウト(Nin1)コピージョブ
でメモリフル時の制御動作を説明する。
【0065】ステップ11(S11)では、RDFの原
稿束の最下部の原稿を1枚原稿台上に給紙し、スキャン
する。そして、スキャンした画像を2値化し、ハードデ
ィスクに格納する。
【0066】ステップ12(S12)では、ハードディ
スクがいっぱいになったかを判断し、いっぱいでないな
らステップ13(S13)ですべての原稿についてハー
ドディスクに格納し、終えたかを判断する。まだすべて
の原稿についてハードディスクに格納し終えていないな
ら、ステップ11(S11)に戻り、原稿の読み取りを
繰り返す。すべての原稿についてハードディスクに格納
し終えたら、ステップ15(S15)に進む。
【0067】ステップ12(S12)で、ハードディス
クがメモリフルになったら、ステップ14(S14)で
残りの原稿をカウントする。具体的には、RDFのリサ
イクルレバー19より下の原稿を原稿台に給紙し、スキ
ャナを動かさずに、また原稿束の上に戻すという動作
を、リサイクルレバー19が自重で落下するまで繰り返
す。原稿枚数のカウンタは、原稿束の最終ページから順
にカウントアップさせていることで、原稿束の全原稿の
枚数を知ることができる。
【0068】Nin1の縮小レイアウトのとき、ステップ
15(S15)で、全原稿枚数がNで割り切れたら、ス
テップ16(S16)で、原稿をハードディスクから昇
順にN枚ずつ読み込み、Nin1プリントする。全原稿枚
数がNで割り切れなかった場合、ステップ18(S1
8)で、プリント用紙の最終ページは、原稿の最終ペー
ジから順に余りの枚数分だけ読み出してNin1プリント
する。たとえば、全原稿枚数が10枚で、4in1の場
合、図5に示すようにP.9、P.10をレイアウトす
る。
【0069】ステップ17(S17)で、原稿の最初の
ページまで読み込んでプリントしたかを判断し、終了し
ていないならステップ16(S16)から繰り返す。終
了したなら、ステップ19(S19)で、指定部数分プ
リントしたかを判断し、指定部数プリントするまで、ス
テップ15(S15)に戻って繰り返す。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の請求項1
の発明によれば、RDFの最終ページから原稿を給紙
し、電子ソータのハードディスク等のメモリに原稿画像
を書き込んでいるときに、メモリフルになったあとで
も、RDFが原稿の循環を続け、原稿束の全枚数をカウ
ントすることにより、最終ページからプリント用紙に印
刷する場所を確定させることができる。このため、メモ
リに格納することができた原稿に対して、ユーザが意図
したレイアウトで希望する部数分プリントすることがで
き、従来のように、全原稿枚数を数え直し、全原稿枚数
の枚数とメモリフルまでの原稿枚数に応じて原稿をセッ
トし直すという手間や、またその原稿に対してコピージ
ョブを開始しなければならないという無駄な時間を省く
ことができるという効果がある。
【0071】また、本出願の請求項2の発明によれば、
RDFが原稿の循環を続け、枚数をカウントしていると
き、スキャナを停止させることにより、無駄な消費電力
を抑え、ランプやメカの寿命をのばすことができるとい
う効果がある。
【0072】また、本出願の請求項3の発明によれば、
両面ジョブにおいて、RDFの最終ページから原稿を給
紙し、電子ソータのハードディスク等のメモリに原稿画
像を書き込んでいるときに、メモリフルになったあとで
も、RDFが原稿の循環を続け、原稿束の全枚数をカウ
ントすることにより、最終ページからプリント用紙に印
刷する場所を確定させることができる。このため、メモ
リに格納することができた原稿に対して、全原稿枚数が
偶数の場合、最終ページを裏面に、全原稿枚数が奇数の
場合、最終ページを表面にプリントを開始させ、ユーザ
が意図した表裏の状態で、希望する部数分両面プリント
することができ、従来のように、全原稿枚数を数え直
し、全原稿枚数の枚数が奇数枚か偶数枚かによって、メ
モリフルまでの原稿枚数内で、原稿をセットし直すとい
う手間や、またその原稿に対してコピージョブを開始し
なければならないという無駄な時間を省くことができる
という効果がある。
【0073】また、本出願の請求項4の発明によれば、
縮小レイアウト(Nin1)ジョブにおいて、RDFの最
終ページから原稿を給紙し、電子ソータのハードディス
ク等のメモリに原稿画像を書き込んでいるときに、メモ
リフルになったあとでも、RDFが原稿の循環を続け、
原稿束の全枚数をカウントすることにより、最終ページ
からプリント用紙に印刷する場所を確定させることがで
きる。このため、メモリに格納することができた原稿に
対して、全原稿枚数がNで割り切れた場合は、最終ペー
ジからN枚の原稿を縮小レイアウトするよう開始し、N
で割り切れず、余りがMの場合、最終ページからM枚の
原稿を縮小レイアウトし、その後はN枚ずつ縮小レイア
ウトするようにプリントすることができ、従来のよう
に、全原稿枚数を数え直し、全原稿枚数をNで割った余
りMと、最終ページからフルになるまでのページ数Lに
より、R=N*INT((L−M)/N)+Mを計算
し、最終ページからR枚セットし直すという手間や、ま
たその原稿に対してコピージョブを開始しなければなら
ないという無駄な時間を省くことができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における画像形成装置の一構造
例を示す断面図である。
【図2】上記実施例に関わる画像形成装置の構造を示す
ブロック図である。
【図3】上記実施例における電子ソータ部の詳細構成を
示すブロック図である。
【図4】上記実施例における両面コピー時の動作を説明
する説明図である。
【図5】上記実施例における縮小レイアウト時の動作を
説明する説明図である。
【図6】上記実施例における循環式自動原稿送り装置の
構成を示す断面図である。
【図7】上記実施例における循環式自動原稿送り装置の
一部を示す断面図である。
【図8】上記実施例における両面コピー時の動作を説明
するフローチャートである。
【図9】上記実施例における縮小レイアウト時の動作を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1…原稿積載トレイ、 19…リサイクルレバー、 100…複写装置本体、 180…循環式自動原稿送り装置、 201…画像読み取り部、 202…アナログ信号処理部、 203…電子ソータ部、 204…プリンタ部、 205…CPU回路部、 206…CPU、 207…ROM、 208…RAM。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿トレイの原稿束最終ページから原稿
    を原稿台上へ給紙し、前記原稿トレイヘ原稿を戻すこと
    が可能な原稿送り手段と、 前記原稿送り手段によって給紙した枚数をカウントする
    カウント手段と、 前記原稿送り手段から原稿台上に送られた原稿の画像を
    読み取る画像読み取り手段と、 前記画像をメモリに格納する画像記憶手段と、 前記画像記憶手段に記憶された原稿の画像を読み取り、
    画像形成を行うプリント手段と、 前記画像記憶手段への画像データの格納によって、前記
    画像記憶手段に格納した画像データが所定量に達した場
    合、前記原稿トレイ上のまだ原稿台上に送られていない
    残りの原稿を循環させ、前記カウント手段により全原稿
    の枚数をカウントする第1の制御手段と、 前記第1の制御手段の制御によってカウントされた全原
    稿の枚数と、コピージョブの内容に応じて、前記画像記
    憶手段に格納された画像データに従って前記プリント手
    段で画像形成する第2の制御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の制御手段において、画像記憶手段がフルにな
    ったあとの残りの原稿を循環させるとき、スキャナは停
    止することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記コピージョブは両面モードであり、第2の制御手段
    は、全原稿束の枚数が偶数である場合、最終ページを裏
    面とし、全原稿束の枚数が奇数である場合、最終ページ
    を表面としてプリントすることを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記コピージョブは、最大N枚の画像を縮小して1枚に
    レイアウトする縮小レイアウトモードであり、前記第2
    の制御手段は、全原稿束の枚数がNで割り切れる場合、
    最終ページからN枚ずつ縮小レイアウトのプリントを開
    始し、Nで割り切れない場合、全原稿束をNで割った余
    りの枚数をMとすると、最終ページからM枚縮小レイア
    ウトし、その後は、N枚ずつ縮小レイアウトのプリント
    をしていくことを特徴とする画像形成装置。
JP9034424A 1997-02-03 1997-02-03 画像形成装置 Pending JPH10222013A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008096845A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008096845A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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