JPH1022136A - 磁 芯 - Google Patents
磁 芯Info
- Publication number
- JPH1022136A JPH1022136A JP18838396A JP18838396A JPH1022136A JP H1022136 A JPH1022136 A JP H1022136A JP 18838396 A JP18838396 A JP 18838396A JP 18838396 A JP18838396 A JP 18838396A JP H1022136 A JPH1022136 A JP H1022136A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- gap
- magnetic core
- block
- permeability
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ギャップ寸法を任意に設定することができ、
その上、磁気特性を任意に変化させることができる磁芯
を提供すること。 【解決手段】 高透磁率磁性材料からなる環状磁性体２
にギャップ４を設け、該ギャップ４内に、高透磁率磁性
材料からなるブロック３を配置し、前記環状磁性体２及
び前記ブロック３を同材質か、または異材質とした磁
芯。
その上、磁気特性を任意に変化させることができる磁芯
を提供すること。 【解決手段】 高透磁率磁性材料からなる環状磁性体２
にギャップ４を設け、該ギャップ４内に、高透磁率磁性
材料からなるブロック３を配置し、前記環状磁性体２及
び前記ブロック３を同材質か、または異材質とした磁
芯。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器のチョー
クコイル等に用いられる磁芯に関する。
クコイル等に用いられる磁芯に関する。
【０００２】
【従来の技術】環状磁性体にギャップを設けた磁芯は、
チョークコイルとして多用されている。一般に、ギャッ
プを設けることにより、印加磁界Ｈとこれにより誘導さ
れる磁界Ｂの間には、Ｂ＝ａＨ（ａは定数）で表される
直線関係が得られる。このとき、ギャップ寸法が大きい
場合には、ａは小さく、ギャップ寸法が小さい場合に
は、ａは大きくなる。
チョークコイルとして多用されている。一般に、ギャッ
プを設けることにより、印加磁界Ｈとこれにより誘導さ
れる磁界Ｂの間には、Ｂ＝ａＨ（ａは定数）で表される
直線関係が得られる。このとき、ギャップ寸法が大きい
場合には、ａは小さく、ギャップ寸法が小さい場合に
は、ａは大きくなる。
【０００３】ところで、ギャップの形成には、砥石によ
り、外周刃切断する方法や、ギャップ付の薄板を打ち抜
き、これを積層する方法がある。前者は、工業的に用い
られる一般的な方法である。しかし、砥石の厚さがギャ
ップ寸法となるため、０.５ｍｍ程度が限界であり、そ
れより狭く設けることは困難であった。また、後者にお
いても、０.４ｍｍ程度が限度となっていた。
り、外周刃切断する方法や、ギャップ付の薄板を打ち抜
き、これを積層する方法がある。前者は、工業的に用い
られる一般的な方法である。しかし、砥石の厚さがギャ
ップ寸法となるため、０.５ｍｍ程度が限界であり、そ
れより狭く設けることは困難であった。また、後者にお
いても、０.４ｍｍ程度が限度となっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を解決し、ギャップ寸法を任意に設定することができ、
その上、磁気特性を任意に変化させることができる磁芯
を提供することを目的とする。
を解決し、ギャップ寸法を任意に設定することができ、
その上、磁気特性を任意に変化させることができる磁芯
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、高透磁率磁性
材料からなる環状磁性体にギャップを設け、該ギャップ
内に、高透磁率磁性材料からなるブロックを配置したこ
とを特徴とする磁芯である。
材料からなる環状磁性体にギャップを設け、該ギャップ
内に、高透磁率磁性材料からなるブロックを配置したこ
とを特徴とする磁芯である。
【０００６】本発明は、上記磁芯において、前記環状磁
性体及び前記ブロックが同材質の高透磁率磁性材料から
なることを特徴とする磁芯である。
性体及び前記ブロックが同材質の高透磁率磁性材料から
なることを特徴とする磁芯である。
【０００７】本発明は、上記磁芯において、前記環状磁
性体及び前記ブロックが異材質の高透磁率磁性材料から
なることを特徴とする磁芯である。
性体及び前記ブロックが異材質の高透磁率磁性材料から
なることを特徴とする磁芯である。
【０００８】本発明において、高透磁率磁性材料には、
珪素鋼、パーマロイ、パーメンジュール、アモルファス
あるいは微結晶軟磁性材料等が使用できる。
珪素鋼、パーマロイ、パーメンジュール、アモルファス
あるいは微結晶軟磁性材料等が使用できる。
【０００９】また、環状磁性体には、バルク状のもの、
薄板を巻回したものあるいは薄板を積層したものが使用
できる。
薄板を巻回したものあるいは薄板を積層したものが使用
できる。
【００１０】
【発明の実施の形態】ギャップ内にギャップ幅よりわず
かに小さいブロックを設けることにより、従来以上に狭
いギャップを形成できる。また、磁気特性を任意に変え
ることができる。
かに小さいブロックを設けることにより、従来以上に狭
いギャップを形成できる。また、磁気特性を任意に変え
ることができる。
【００１１】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【００１２】（実施例１）板厚が０.３５ｍｍの２種類
のパーマロイ［４５％Ｎｉ−Ｆｅ合金（ＰＢ）及び３６
％Ｎｉ−Ｆｅ合金（ＰＤ）］から、図３に示すように、
外径寸法Ａが１５.７ｍｍ、内径寸法Ｂが９.５ｍｍ、ギ
ャップ寸法Ｃが０.４ｍｍのギャップ付の薄板５を打ち
抜き、これを１１００℃で３時間、水素雰囲気中で熱処
理した後、２８枚積層し、図２に示す環状磁性体２を得
た。この環状磁性体２のギャップ４内に長さ９.８ｍ
ｍ、幅２.９５ｍｍ、厚さ０.３５ｍｍのブロックを挿入
し、図１に示す磁芯１を得た。
のパーマロイ［４５％Ｎｉ−Ｆｅ合金（ＰＢ）及び３６
％Ｎｉ−Ｆｅ合金（ＰＤ）］から、図３に示すように、
外径寸法Ａが１５.７ｍｍ、内径寸法Ｂが９.５ｍｍ、ギ
ャップ寸法Ｃが０.４ｍｍのギャップ付の薄板５を打ち
抜き、これを１１００℃で３時間、水素雰囲気中で熱処
理した後、２８枚積層し、図２に示す環状磁性体２を得
た。この環状磁性体２のギャップ４内に長さ９.８ｍ
ｍ、幅２.９５ｍｍ、厚さ０.３５ｍｍのブロックを挿入
し、図１に示す磁芯１を得た。
【００１３】（比較例１）実施例１と同様な手順で、Ｐ
Ｂから環状磁性体を作製した。
Ｂから環状磁性体を作製した。
【００１４】（比較例２）実施例１と同様な手順で、Ｐ
Ｄから環状磁性体を作製した。
Ｄから環状磁性体を作製した。
【００１５】これらの試料に、線径０.８ｍｍのワイヤ
ーを２７回巻いて、１ｋＨｚでのインダクタンスＬを測
定した。その結果を表１に示した。
ーを２７回巻いて、１ｋＨｚでのインダクタンスＬを測
定した。その結果を表１に示した。
【００１６】（表１）
【００１７】表１から、環状磁性体及びそのギャップに
配置されるブロックの材質を種々変えることにより、種
々の磁気特性を有する磁芯が得られることがわかる。
配置されるブロックの材質を種々変えることにより、種
々の磁気特性を有する磁芯が得られることがわかる。
【００１８】（実施例２）実施例１と同様にして、ＰＢ
から、ギャップを有する環状磁性体を作製した。次に、
このギャップ内に厚さを変化させた５種類のブロックを
挿入し、磁芯を得た。
から、ギャップを有する環状磁性体を作製した。次に、
このギャップ内に厚さを変化させた５種類のブロックを
挿入し、磁芯を得た。
【００１９】（比較例３）実施例１と同様な手順で、Ｐ
Ｂから環状磁性体を作製した。
Ｂから環状磁性体を作製した。
【００２０】これらの試料に、線径０.８ｍｍのワイヤ
ーを２７回巻いて、１ｋＨｚでのインダクタンスＬを測
定した。その結果を表２に示した。
ーを２７回巻いて、１ｋＨｚでのインダクタンスＬを測
定した。その結果を表２に示した。
【００２１】（表２）
【００２２】表２より、環状磁性体のギャップに配置さ
れるブロックの厚さを種々変えることにより、種々のギ
ャップ寸法を有し、種々の磁気特性を有する磁芯が得ら
れることがわかる。
れるブロックの厚さを種々変えることにより、種々のギ
ャップ寸法を有し、種々の磁気特性を有する磁芯が得ら
れることがわかる。
【００２３】
【発明の効果】本発明によれば、ギャップ寸法を任意に
設定することができ、その上、磁気特性を任意に変化さ
せることができる磁芯を提供することができた。
設定することができ、その上、磁気特性を任意に変化さ
せることができる磁芯を提供することができた。
【図１】本発明の磁芯の斜視図。
【図２】ギャップを設けた環状磁性体の斜視図。
【図３】ギャップを設けた薄板の平面図。
１ 磁芯 ２ 環状磁性体 ３ ブロック ４ ギャップ ５ 薄板 Ａ 外径寸法 Ｂ 内径寸法 Ｃ ギャップ寸法
Claims (3)
- 【請求項１】 高透磁率磁性材料からなる環状磁性体に
ギャップを設け、該ギャップ内に、高透磁率磁性材料か
らなるブロックを配置したことを特徴とする磁芯。 - 【請求項２】 請求項１記載の磁芯において、前記環状
磁性体及び前記ブロックが同材質の高透磁率磁性材料か
らなることを特徴とする磁芯。 - 【請求項３】 請求項１記載の磁芯において、前記環状
磁性体及び前記ブロックが異材質の高透磁率磁性材料か
らなることを特徴とする磁芯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18838396A JPH1022136A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 磁 芯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18838396A JPH1022136A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 磁 芯 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1022136A true JPH1022136A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=16222671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18838396A Pending JPH1022136A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 磁 芯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1022136A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011222590A (ja) * | 2010-04-05 | 2011-11-04 | Nec Tokin Corp | 線輪部品 |
| CN105140003A (zh) * | 2015-10-13 | 2015-12-09 | 东莞市昱懋纳米科技有限公司 | 复合共模电感器磁芯 |
| CN105161258A (zh) * | 2015-09-25 | 2015-12-16 | 国家电网公司 | 一种宽量程电流互感器及气隙长度计算方法 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP18838396A patent/JPH1022136A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011222590A (ja) * | 2010-04-05 | 2011-11-04 | Nec Tokin Corp | 線輪部品 |
| CN105161258A (zh) * | 2015-09-25 | 2015-12-16 | 国家电网公司 | 一种宽量程电流互感器及气隙长度计算方法 |
| CN105140003A (zh) * | 2015-10-13 | 2015-12-09 | 东莞市昱懋纳米科技有限公司 | 复合共模电感器磁芯 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041129 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041207 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050405 |