JPH11337434A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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JPH11337434A
JPH11337434A JP16297298A JP16297298A JPH11337434A JP H11337434 A JPH11337434 A JP H11337434A JP 16297298 A JP16297298 A JP 16297298A JP 16297298 A JP16297298 A JP 16297298A JP H11337434 A JPH11337434 A JP H11337434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
substrate
measured
diaphragm
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP16297298A
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English (en)
Inventor
Hideo Suzuki
秀夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲温度変化による圧力測定精度の変化を低
減した静電容量型圧力センサを提供する。 【解決手段】 第2の基板2に形成されたダイアフラム
部21のギャップ形成側と反対面のダイアフラム部21
にのみ被測定圧力媒体が接触する構造とすることによ
り、周囲温度変化による圧力測定精度の変化を低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向した電極面の
静電容量の変化を検出する静電容量型圧力センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の静電容量型圧力センサとして、
一般に、図2に示す圧力センサが知られている。図2は
断面図である。
【0003】第1の基板3と、第2の基板4は、静電接
着などの手段にて接合されている。ここで、第2の基板
4を構成しているシリコン基板20には、圧力に応じて
変形するダイヤフラム部21が形成されている。
【0004】第1の基板3を構成しているガラス基板1
0上には、固定電極13が形成されている。図示のよう
に、シリコン基板20とガラス基板10とは、その一部
において接合されており、これによって、ダイヤフラム
部21の下側には、キャビティ−部14が形成される。
これらシリコン基板20及びガラス基板10によって、
センサチップ25が構成され、センサチップ25は、ガ
ラス基板10によって、下部封止筐体50上に接着され
ている。
【0005】また、下部封止筐体50には、モールド成
型時に一緒に作製されたリードフレーム40が配置され
ている。ガラス基板10の上面には、前記固定電極13
を引き出したボンディングパッド11と、前記ダイアフ
ラム21に形成した可動電極22を引き出したボンディ
ングパッド12が形成されている。該ボンディングパッ
ド11,12は、各々は信号処理回路30に形成された
ボンディングパッド31,32にワイヤ43,44によ
って接続される。
【0006】また、前記信号処理回路30には、入出力
パッド33、34、35が形成されており、これらパッ
ド33、34、35は、下部封止筐体50に取り付けら
れたリードフレーム40,41,42とワイヤ45,4
6,47によって接続されている。そして、下部封止筐
体50と被測定圧力導入の為の導入路61を設けた上部
封止筐体60とは、超音波溶着等によってシールされ
る。
【0007】前記の導入路61とのセンサー内部の境界
には、被測定圧力媒体に対して安定な材質で作られたベ
ローズ90が設けられる。前記ベローズ90によって仕
切られた圧力室91の内部には、不活性ガスまたはシリ
コンオイル等が充填される。
【0008】図示の従来型の静電容量型圧力センサで
は、導入路61に圧力が加わると、ベローズ90が変形
し、圧力室91の圧力が大きくなり、ダイアフラム部2
1に圧力が加わり、被測定圧力と大気圧力の差に応じて
ダイアフラム部21が変形する。
【0009】ダイアフラム部21の変形によって、可動
電極22と固定電極13との間のギャップが変化するこ
とになる。ここで、可動電極22と固定電極13との間
には、C=ξ(A/d)の関係がある。なお、C:静電
容量、ξ:空気の誘電率、A:電極面積、d:電極間ギ
ャップである。
【0010】従って、電極間ギャップの変化によって静
電容量が変化することになり、さらに、圧力と電極間ギ
ャップとの間には、一定の相関関係があるから、静電容
量を検出することによって圧力を知ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電容量形圧力
センサでは、圧力室と大気圧力の差に応じて変化するセ
ンサチップの静電容量Csを検出しており、周囲温度の
変化によって、前記圧力室の内圧が変化するために、セ
ンサ出力が温特をもつ欠点を有していた。
【0012】従って、本発明は、上記のような課題を解
決すべく提案されたものであり、その目的は、センサの
周囲温度が変化した場合に、出力変動が小さい静電容量
型圧力センサを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】電極部が形成された第1
の基板と、圧力に応じて変形するダイアフラム部が形成
された第2の基板とからなり、前記ダイアフラム部と前
記電極部とが互いに対向してギャップを形成するように
構成されたセンサチップを具備する静電容量型圧力セン
サにおいて、前記第2の基板に形成された前記ダイアフ
ラム部の前記電極形成側と反対面にのみ被測定圧力媒体
が接触する構造とすることにより、センサ内部に密封し
た圧力室を持たないので、周囲温度変化による圧力測定
精度の変化を低減することが可能である。
【0014】本発明によれば、被測定圧力媒体に対して
安定な部分のみを、前記被測定圧力媒体に露出する構造
とし、センサ内部に密封した圧力室を持たないので、周
囲温度変化による圧力測定精度の変化を低減することが
可能である。
【0015】すなわち、本発明は、電極部が形成された
第1の基板と、圧力に応じて変形するダイアフラム部が
形成された第2の基板とからなり、前記ダイアフラム部
と前記電極部とが互いに対向してギャップを形成するよ
うに構成されたセンサチップを具備する静電容量型圧力
センサにおいて、前記第2の基板に形成された前記ダイ
アフラム部の前記電極形成側と反対面のダイアフラム部
にのみ被測定圧力媒体が接触する構造とした静電容量型
圧力センサである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の静電容量型圧力
センサの実施の形態について図面に基づき説明する。
【0017】図1は、本発明の静電容量型圧力センサの
実施の形態を示す断面図である。第2の基板2の構成要
素であるシリコン基板20には、圧力に応じて変形する
ダイヤフラム部21が形成され、第1の基板1の構成要
素であるガラス基板10上には、固定電極13が形成さ
れている。
【0018】図示のように、シリコン基板20とガラス
基板10とは、その一部において接合されており、これ
によって、ダイヤフラム部21の下側には、キャビティ
ー部14が形成されることになる。
【0019】これらシリコン基板20及びガラス基板1
0によってセンサチップ25が構成され、センサチップ
25は、ガラス基板10によってリードフレーム40上
に接着されている。
【0020】また、下部封止筐体50には、大気圧導入
用、または被測定圧力と比較する圧力を導入する為の通
路51が形成されている。上部封止筐体60に固定され
たリードフレーム40には、モールド成型時に一緒に作
製されたボンディングパッド40,41,42が配置さ
れている。ガラス基板10の上面には、前記固定電極1
3を引き出したボンディングパッド11と、前記ダイア
フラム21に形成した可動電極22を引き出したボンデ
ィングパッド12が形成されている。
【0021】該ボンディングパッド11,12は、前記
ガラス基板10の裏面のボンディングパッド15,16
に各々へ導通し、該ボンディングパッド15,16は、
各々は信号処理回路30に形成されたボンディングパッ
ド31,32にワイヤー43,44によって接続され
る。
【0022】また、前記信号処理回路30には、入出力
パッド33,34,35が形成されており、これらパッ
ド33,34,35は、上部封止筐体60に取り付けら
れたリードフレーム40,41,42とワイヤ45,4
6,47によって接続されている。
【0023】前記上部筐体60には、モールド成型時
に、保護キャップ70が取り付けられている。該保護キ
ャップ70は、使用が想定される被測定圧力媒体に耐性
のある安定な材質で、尚且つ、前記シリコン基板20と
熱膨張係数が近似した材質で構成する。
【0024】該保護キャップ70と前記シリコン基板2
0は、封止材80で、接着、封止される。該封止材80
は、低融点ガラスや樹脂系封止材等から、使用が想定さ
れる被測定圧力媒体に耐性のある安定な材質を選定して
使用する。
【0025】前記シリコン基板20に構成されたダイア
フラム21の表面は、酸化膜で覆われており、このシリ
コン酸化膜に対して非腐食性であり、且つ前記保護キャ
ップ70、封止材80に対しても非腐食性の圧力媒体で
あれば、センサに直接圧力媒体を接触させて使用が可能
である。
【0026】以上、説明したように、本発明によれば、
被測定圧力室と基準圧力室の周囲温度変化による圧力変
化を差動的に打ち消すことにより、圧力測定精度の変化
を抑制することができる。つまり、周囲温度の影響の小
さいセンサ出力を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被測定圧力媒体に対して安定な部分のみを、前記被測定
圧力媒体に露出する構造とし、センサ内部に密封した圧
力室を持たないので、周囲温度変化による圧力測定精度
の変化を低減した静電容量型圧力センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電容量型圧力センサの実施の形態を
示す断面図。
【図2】従来の静電容量型圧力センサの構造例を示す断
面図。
【符号の説明】
1,3 第1の基板 2,4 第2の基板 10 ガラス基板 13 固定電極 14 キャビティ−部 20 シリコン基板 21 ダイアフラム部 22 可動電極 25 センサチップ 30 信号処理回路 50 下部封止筐体 51 通路 60 上部封止筐体 61 導入路 70 保護キャップ 80 封止材 90 ベローズ 91 圧力室 11,12,15,16,31,32,33,34,3
5 ボンディングパッド 40,41,42 リードフレーム 43,44,45,46,47 ワイヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極部が形成された第1の基板と、圧力
    に応じて変形するダイアフラム部が形成された第2の基
    板とからなり、前記ダイアフラム部と前記電極部とが互
    いに対向してギャップを形成するように構成されたセン
    サチップを具備する静電容量型圧力センサにおいて、前
    記第2の基板に形成された前記ダイアフラム部の前記電
    極形成側と反対面のダイアフラム部にのみ被測定圧力媒
    体が接触する構造としたことを特徴とする静電容量型圧
    力センサ。
  2. 【請求項2】 前記第2の基板には、ギャップを形成し
    ている面と反対側の面の周辺部に封止材が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の静電容量型圧力セン
    サ。
JP16297298A 1998-05-26 1998-05-26 静電容量型圧力センサ Pending JPH11337434A (ja)

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