JPH10212002A - 冷凍倉庫用面切り出し移載装置 - Google Patents

冷凍倉庫用面切り出し移載装置

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JPH10212002A
JPH10212002A JP2574997A JP2574997A JPH10212002A JP H10212002 A JPH10212002 A JP H10212002A JP 2574997 A JP2574997 A JP 2574997A JP 2574997 A JP2574997 A JP 2574997A JP H10212002 A JPH10212002 A JP H10212002A
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JP
Japan
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arm
carriage
roller
pickup roller
warehouse
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Pending
Application number
JP2574997A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Nishina
慶晃 西名
Yoichi Yoshinaga
陽一 吉永
Eiji Oshida
栄二 押田
Shinichiro Eto
信一郎 衛藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷凍環境下では結露により摩擦力が低下するた
め、梱包品の面単位切り出しの信頼性が低かった。そこ
で、ピックアップローラの結露を防止する。 【解決手段】段積みされた梱包品に向かって並行移動す
るキャリッジ5の先端部に取り付けられたピックアップ
ローラ52の表面を保温部で温める。保温部で温めたピ
ックアップローラ52で最上面1面分の梱包品をキャリ
ッジ5上にピックアップする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は冷凍倉庫の倉庫棚
に段積みされた梱包品を最上面の梱包品から面単位に切
り出して所定の位置に移載する冷凍倉庫用面切り出し移
載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】段積みされた梱包品の最上面1面分を切
り出す方法として、梱包品の周囲四方をクランプして切
り出すクランプ方式と、回転するピックアップローラの
摩擦力により梱包品を切り出すピックアップローラ方式
とがある。
【0003】特に後者のピックアップローラ方式は前者
のクランプ方式に比べ、梱包品の荷姿の自由度が大き
い、及び、インターロック積み又はピンホール積み等の
積み付けパターンの変更に対する柔軟性が大きい等の理
由から常温環境下での面切り出し移載装置として広く採
用されている。
【0004】また、これらの面切り出し移載装置を採用
したピッキングシステムとしては、例えば特開平2−52
807号公報に開示された自動ピッキングシステム又は特
開平5−155405号公報に掲載された層別ピッキングシス
テム等がある。
【0005】特開平2−52807号公報に掲載された自動
ピッキングシステムは、図9の平面図に示すように例え
ばスタッカ−クレ−ン138,139を用いて保管庫1
40に収納されている単品種ケ−スのパレットを各品種
別にパレット単位で庫外の入出庫ステ−ション142に
搬出した後、フォ−クリフト等を使用して各々の単品種
パレットを所定の位置143a〜143nに配置する。
その後、空きパレット144に必要な個数だけピッキン
グしながら仕分けし、仕分け作業が完了した積載パレッ
ト145は次工程へと搬出したり、倉庫内の保管棚14
1に再入庫している。これにより、設置スペ−スを縮小
し、しかも商品の損傷等を防いでいる。
【0006】また、特開平5−155405号公報に掲載され
た層別ピッキングシステムでは、図10に示すようにピ
ッキング装置146のデパレダイス位置147に品目パ
レット151を載せ、パレダイス位置148に出荷パレ
ット150a〜150eを載せるようになっている。一
つの品目パレット151がデパレダイス位置147に載
せられると搬送路149により形成されたル−プ上にあ
る複数の出荷パレット150a〜150eは、順次パレ
ダイス位置148に送られ、各出荷パレット150a〜
150e毎に該品目の積み付け要求があればピッキング
がなされ、要求がなければ素通りする。各出荷パレット
150a〜150eへの該品目についての積み付けが完
了すると、品目パレット151は移動し、他の品目パレ
ットについて同様の処理がなされる。これにより、設置
スペ−スを縮小し、しかも庫内と庫外の間を往復させる
回数を少なくしている。
【0007】上記のように、クランプ方式及びピックア
ップローラ方式とも常温環境下での実績は多数ある。と
ころが、クランプ方式及びピックアップローラ方式とも
摩擦力を利用してピックアップする方式である。冷凍環
境下では結露による霜の付着の可能性があり、摩擦力が
低下するため、信頼性が低かった。それに対して、冷凍
倉庫内の空気を乾燥することにより露の付着を防止して
いた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷凍倉
庫内の空気を乾燥する方法では時間経過に伴い徐々に露
が付着してしまうため、十分な対策とはいえず、定期的
に露を拭き取る等のメインテナンス作業が必要であっ
た。
【0009】また、特開平2−52807号公報に開示され
た自動ピッキングシステム及び特開平5−155405号公報
に掲載された層別ピッキングシステムは、フロア固定式
の装置であるため、自動倉庫の保管棚からパレット単位
で出庫し、必要数量を取り出した後、残りを再入庫しな
ければならない。そのため、品種数と仕分け先数の双方
が多い場合は逆に自動倉庫の負荷が倍増し、処理時間が
遅くなってしまう。このため、品種数と仕分先数のどち
らかを小さくできる場合にのみ利用できるという制限が
あった。
【0010】さらに、特開平2−52807号公報に開示さ
れた自動ピッキングシステム及び特開平5−155405号公
報に掲載された層別ピッキングシステムでは、保管棚の
エリア以外に保管棚から面切り出しを行なう装置までの
搬送装置と面切り出しを行なう装置のためのスペースが
必要となる。
【0011】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、冷凍環境下における面切り出し処理
の信頼性を向上すると共に、取扱品種数、仕分け先数の
両方が大量である場合にも、処理速度を低下することな
く、少ないスぺ−スで確実に仕分けすることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷凍倉庫
用面切り出し移載装置は、段積みされた梱包品に向かっ
て並行移動するキャリッジの先端部に取り付けられたピ
ックアップローラで最上面1面分の梱包品をキャリッジ
上にピックアップする冷凍倉庫用面切り出し移載装置で
あって、ピックアップローラの表面を温める保温部を有
して、ピックアップローラ表面の結露を防止する。
【0013】また、冷凍倉庫用面切り出し移載装置は、
スタッカークレーンとキャリッジとスプレッダとを有
し、スタッカークレーンはマストに沿って鉛直方向に昇
降する荷台を備え、倉庫棚に沿って走行し、キャリッジ
は倉庫棚の方向に伸縮するピッキングローラアームとピ
ッキングローラアームの最先端のアームの先端部に設け
られて倉庫棚に積まれた梱包品を持ち上げるピックアッ
プローラとピックアップローラが持ち上げた梱包品を搭
載するキャリッジロ−ラとピックアップローラの表面を
温め、ピックアップローラの結露を防止する保温部を備
え、スタッカークレーンの荷台に搭載され、スタッカー
クレーンの荷台と共に垂直移動し、梱包品を移載する。
【0014】スプレッダは倉庫棚の方向に伸縮する背面
押えアームと背面押えアームの最先端のアームの先端部
に設けられ梱包品をピックアップローラと反対の側から
押える規制アームとを備え、スタッカークレーンの荷台
にキャリッジの上部に沿って搭載され、ピックアップロ
ーラによる梱包品の取り出し時に梱包品をピックアップ
ローラと反対の側から押えて梱包品の取り出しを容易に
すると共に梱包品の転倒等を防止する。
【0015】また、規制アーム鉛直移動手段は背面押え
アームの最先端のアームの先端部で、梱包品の高さに併
せて規制アームを背面押えアームに対して鉛直方向に移
動して、背面押えアームのキャリッジの垂直方向の位置
合わせをし、規制アームで梱包品をピックアップローラ
と反対の側から押える。
【0016】
【発明の実施の形態】冷凍倉庫用面切り出し位移載装置
は、走行装置により倉庫棚に沿って走行するスタッカー
クレーンと、昇降部の駆動力により昇降するスタッカー
クレーンの荷台に搭載されたキャリッジと、スタッカー
クレーンの荷台にキャリッジの上部に沿って搭載された
スプレッダを有し、例えば冷凍倉庫内の倉庫棚に段積み
されて保管された箱入りの梱包品を規制アームで押えて
キャリッジに乗せて、面単位に梱包品を移載するもので
あり、特に結露等によりピックアップローラと梱包品と
の間の摩擦力が低下し、梱包品のピックアップが正常に
行なわれなくなることを防止するものである。
【0017】キャリッジはピッキングローラアームとピ
ックアップローラとキャリッジロ−ラと保温部を備え
る。ピッキングローラアームは、例えば多段のスライド
アームを有し、倉庫棚の方向に伸縮する。ピックアップ
ローラはピッキングローラアームの最先端のアームの先
端部に設けられて倉庫棚に積まれた梱包品を持ち上げ
る。キャリッジローラはピックアップローラが持ち上げ
た梱包品を搭載する。保温部は、例えばピックアップロ
ーラ周辺に又はピックアップローラの表面に接して設け
られ、ピックアップローラの表面を温め、ピックアップ
ローラの結露を防止する。キャリッジは、倉庫棚に段積
みされた梱包品を最上面から面単位に取り出し移載する
ものである。スタッカークレーンの荷台に搭載されたキ
ャリッジが取り出そうとする梱包品の前まで移動した後
に、ピッキングローラアームは倉庫棚の方向に伸び、ピ
ックアップローラを取り出そうとする梱包品の下部に向
けて水平移動する。ピックアップローラは梱包品を持ち
上げる方向に回転し、倉庫棚に段積みされた梱包品を最
上面から面単位に取出して移載する。
【0018】スプレッダはスタッカークレーンの荷台に
キャリッジの上部に沿って搭載され、倉庫棚の方向に伸
縮する背面押えアームと背面押えアームの最先端のアー
ムの先端部に設けられた規制アームとを有する。背面押
えアームは、キャリッジによる梱包品の取り出し時に梱
包品をピックアップローラと反対の側から押える規制ア
ームを支えるものであり、キャリッジが取り出そうとす
る梱包品の前まで移動した後に、背面押えアーム駆動部
の駆動力により平面一面分の梱包品の大きさに合わせて
倉庫棚方向に伸縮して規制アームの水平方向の位置を合
わせる。
【0019】規制アームは、キャリッジによる梱包品の
取り出し時に、取り出す梱包品をピックアップローラと
反対の側から押えて梱包品の取り出しを容易にすると共
に梱包品の転倒等を防止する。
【0020】さらに、規制アームは、キャリッジによる
梱包品の取り出し時に、取り出す梱包品及び取り出す梱
包品が最下段の梱包品でない場合は、取り出す梱包品及
び取り出す梱包品の下の段の梱包品をピックアップロー
ラと反対の側から押えて、梱包品の荷崩れ等を防止す
る。
【0021】また、規制アーム鉛直移動手段は背面押え
アームの最先端のアームと規制アームの間に、例えば背
面押えアームの最先端のアームの先端部に設けられた揺
動モータと揺動モータからの駆動力で梱包品の高さに併
せて規制アームを背面押えアームに対して鉛直方向に移
動するリンク機構部を有する。リンク機構部は背面押え
アームが平面一面分の梱包品の大きさに合わせて倉庫棚
方向に伸縮して規制アームの水平方向の位置を合わせた
後に、梱包品の高さに併せて規制アームを背面押えアー
ムに対して鉛直方向に移動して、背面押えアームをキャ
リッジの垂直方向の位置合わせをし、規制アームで梱包
品をピックアップローラと反対の側から押える。ここ
で、リンク機構部は、例えば左右の背面押えアームの最
先端のアームの先端部の揺動モータに設けられ、先端部
を背面押えアームに対してスライド自在に設け、左右の
リンクのアームを揺動モータの駆動力により互いに反対
方向に回転することにより背面押えアームを鉛直方向に
移動する。
【0022】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の冷凍倉庫用面単
位切り出し移載装置1の側面図である。図に示すよう
に、冷凍倉庫用面切り出し移載装置1は、例えば冷凍倉
庫内のパレット積載品保管棚2a〜2nに段積みされて
保管された箱入りの梱包品3を面単位に取り出し、例え
ば水平コンベア、フローラック又は面単位保管棚に移載
するものである。
【0023】冷凍倉庫用面切り出し移載装置1は、図2
の斜視図に示すように走行装置48の駆動力によりパレ
ット積載品保管棚2a〜2nに沿って走行するスタッカ
ークレーン4と、キャリッジ5と、スプレッダ6を有す
る。スタッカークレーン4は、例えばパレット積載品保
管棚2a〜2nに沿って水平方向に設けられた走行レー
ル41上を走行ガイドレール42に沿って走行装置48
の駆動力により走行する。スタッカークレーン4は荷台
47と、荷台47を鉛直方向にガイドするマスト44
と、荷台47をマスト44に沿って昇降する昇降部45
と、冷凍倉庫用面切り出し移載装置1上で冷凍倉庫用面
切り出し移載装置1の操作を入力する機上制御盤46と
を備える。キャリッジ5は、図3に示すようにパレット
積載品保管棚2a〜2nの方向に伸縮するピッキングロ
ーラアーム51a,51b,51cとピッキングローラ
アーム51a,51b,51cの最先端のアーム51a
の先端部に設けられて倉庫棚に積まれた梱包品を持ち上
げるピックアップローラ52とピックアップローラ52
が持ち上げた梱包品を搭載するキャリッジロ−ラ53と
保温部54と渡りコンベア55を備え、スタッカークレ
ーン4のマスト44に沿って昇降する荷台47に搭載さ
れ、荷台47と共にスタッカークレーン4のマスト44
に沿って取り出そうとする梱包品3の前まで上下移動し
て梱包品3を移載し搬送する。スライドアームから成る
ピッキングローラアーム51a,51b,51cはキャ
リッジ5が取り出そうとする梱包品3の前まで上下移動
した後に、パレット積載品保管棚2a〜2nに向かって
伸びて、最先端のピッキングローラアーム51aの先端
部に設けられたピックアップローラ52をパレット積載
品保管棚2a〜2nに段積みされた梱包品3に向けて移
動する。ピックアップローラ52は梱包品3を持ち上げ
る方向に回転し、パレット積載品保管棚2a〜2nに段
積みされた梱包品3を最上面の梱包品3から持ち上げ
る。なお、ピックアップローラ52の上端は梱包品3が
乗りやすいようにキャリッジローラ53の上端より低く
なっている。
【0024】保温部54は、例えば赤外線ヒータから成
り、ピックアップローラ52の梱包品ピックアップ方向
後方からピックアップローラ52の表面を温める。渡り
コンベア55は梱包品3を搬送するための渡りローラ5
6を備え、荷台47上に搭載されている。渡りコンベア
55は、通常は荷台47に対して垂直な状態で搭載され
ている。渡りコンベア55は、梱包品3の払い出しの際
に渡りコンベア駆動部(不図示)からの駆動力により回
動し、梱包品3の搬送面を荷台47と同じ高さになる。
【0025】スプレッダ6は背面押えアーム7a,7
b,7cと規制アーム9とを備える。背面押えアーム7
a,7b,7cはスタッカークレーン4の荷台47にキ
ャリッジ5の上部に沿って搭載され、キャリッジ5と共
にパレット積載品保管棚2a〜2nに沿って垂直及び水
平に移動し、キャリッジ5が取り出そうとする梱包品3
の前まで上下移動した後に、背面押えアーム駆動部(不
図示)の駆動力により平面一面分の梱包品3の大きさに
合わせてパレット積載品保管棚2a〜2nの方向に伸縮
して規制アーム9の水平方向の位置を合わせる。
【0026】また、スプレッダ6は規制アーム鉛直移動
手段として背面押えアーム7a,7b,7cの最先端の
アーム7aと規制アーム9の間に、図4及び図5に示す
ように例えば左右の背面押えアーム7a,7b,7cの
最先端のアーム7aの先端部に設けられた揺動モータ8
2a,82bと揺動モータ82a,82bからの駆動力
で梱包品の高さに併せて規制アーム9を背面押えアーム
7a,7b,7cに対して鉛直方向に移動するリンク機
構部8a,8bとを有する。なお、図4では揺動モータ
82a,82bをリンク機構部8a,8bのリンクアー
ム81a,81bと最先端の背面押えアーム7aとの間
に設けたが、例えばマスト44の脇に一台設け、一台の
揺動モータでリンクアーム81a,81bを駆動するよ
うにしても良い。また、揺動モータ82a,82bを用
いる代わりに、油圧シリンダ又はソレノイド等を用いて
も良い。リンクアーム81a,81bは先端部に規制ア
ーム9のスリット9a,9bに沿ってスライドするスラ
イドアーム83a,83bを備える。なお、規制アーム
9のスリット9a,9bは規制アーム9の長手方向に向
かって設けられている。リンクアーム81a,81b
は、例えば図4(a)に示すようにスライドアーム83
a,83bを横に伸ばした状態から、図4(b)に示す
ように互いに反対方向に回転してスライドアーム83
a,83bを下に向けることにより、図5(a)に示す
ように規制アーム9を最先端の背面押えアーム7aと同
じ高さから、図5(b)に示すように最先端の背面押え
アーム7aに対して鉛直方向に取り出す梱包品3に下部
の高さにまで下げる。規制アーム9はリンクアーム81
a,81bの先端部に設けられ、梱包品3をピックアッ
プローラ52と反対の側から押える。
【0027】上記構成の冷凍倉庫用面切り出し移載装置
1が、例えばパレット積載品保管棚2aに段積みされて
保管された梱包品3を取り出す場合の動作を、図6の動
作工程図を参照して説明する。
【0028】スタッカークレーン4がパレット積載品保
管棚2a〜2nに沿って走行し、取り出そうとする梱包
品3が保管されたパレット積載品保管棚2aまで進み停
止すると、図6(a)に示すように、スタッカークレー
ン4の荷台47はマスト44に沿って上昇又は下降して
キャリッジ5を取り出そうとする梱包品3の正面に位置
合わせする。その後、冷凍倉庫用面切り出し移載装置1
は、図6(b)に示すように背面押えアーム7a,7
b,7cを規制アーム9が梱包品3の後方に達するまで
伸ばす。規制アーム9が梱包品3の後方に達した後、リ
ンク機構部8により、図6(c)に示すように、規制ア
ーム9を取り出そうとする最上面の梱包品3及びその下
の面の梱包品3の双方にかかる高さまで降ろす。なお、
取り出そうとする梱包品3が最下面の梱包品3である場
合は、リンク機構部8により規制アーム9を取り出そう
とする梱包品3の動きを規制するに適した高さまで降ろ
す。このように、規制アーム9を挿入するときに背面押
えアーム7a,7b,7cと同じ高さに上げ、梱包品3
の取り出し時に所定の高さにまで降ろすので、段積みさ
れた梱包品3の上部の規制アーム9を挿入するための空
間を少なくすることができ、パレット積載品保管棚2a
〜2nのスペースを有効に使うことができる。なお、規
制アーム9を挿入するときに背面押えアーム7a,7
b,7cと同じ高さにすると、最上段の梱包品3に当た
る場合はリンク機構部8a,8bのリンクアーム81
a,81bを規制アーム9を降ろすときと逆方向に回転
して、規制アーム9を背面押えアーム7a,7b,7c
より上げても良い。
【0029】冷凍倉庫用面切り出し移載装置1は、梱包
品3を規制アーム9で押えた状態で、図6(d)に示す
ようにピックアップローラ52を回転させながら、キャ
リッジ5を梱包品3の方向に水平に移動する。ピックア
ップローラ52が梱包品3の正面下部に当たると、梱包
品3は規制アーム9によりキャリッジ5の進行方向への
動きを規制されているので、ピックアップローラ52に
押しつけられる。梱包品3はピックアップローラ52と
の間の摩擦抵抗により上方に持ち上げられ、図6(e)
に示すようにキャリッジローラ53に載せられる。この
とき、キャリッジローラ53を所定の速度で回転してい
るので、梱包品3はキャリッジ5上を移動するが、荷台
47に対して垂直な状態で荷台47に搭載されている渡
りコンベア55に当たり、渡りコンベア55がストッパ
として働くので、ピックアップした梱包品3がキャリッ
ジ5から落ちることを防止できる。ここで、ピックアッ
プローラ52は保温部54により表面が温められている
ので、ピックアップローラ52の表面の結露により、ピ
ックアップローラ52と梱包品3との間の摩擦力が低下
することを防止できる。
【0030】その後、同様にキャリッジ5が進行し、最
上層の梱包品3が全てキャリッジローラ53に載せられ
ると、リンク機構部8により規制アーム9を上昇した後
にキャリッジ5及び背面押えアーム7a,7b,7cを
後退し、梱包品3の取り出しを完了する図6(f)。な
お、上記のように規制アーム9は取り出そうとする最上
面の梱包品3及びその下の面の梱包品3を押えるので、
梱包品3の取り出し時に下面の梱包品3が荷崩れ等を起
こすことを防止できる。また、規制アーム9の梱包品3
に対する高さを自由に変更できるので、梱包品3の長さ
及び高さ等の形状に併せて、規制アーム9を最適な高さ
に設定できる。
【0031】キャリッジ5上に搭載された梱包品3はス
タッカークレーン4の走行及び昇降動作により、梱包品
3の払い出しを行なう所定の位置に荷台47と共に移動
する。例えば図6(g)に示すように切り出しコンベア
91に払い出す場合は、最初、切り出しコンベア91に
梱包品3をスムーズに払い出すことができるように荷台
47の位置決めをする。荷台47の位置決めが完了する
と、渡りコンベア55がキャリッジ5と同じ高さになる
まで下降し、キャリッジローラ53と渡りローラ56の
回転により切り出しコンベア91に対して梱包品3の払
い出しを行なう。切り出しコンベア91に払い出された
梱包品3を面単位からケース単位に切り崩して、下流の
仕分け装置に搬送する。梱包品3の払い出しが終了する
と、渡りコンベア55は、再び荷台47に対して垂直な
状態になり、次の梱包品3のピックアップが可能にな
る。
【0032】なお、上記実施例では、パレット積載品保
管棚2a〜2nに段積みされて保管された梱包品3を冷
凍倉庫用面切り出し移載装置1を挟んだ反対側のフロー
ラック又は層単位保管棚等に移載する場合について説明
したが、図7の斜視図に示すように最終段の背面押えア
ーム7aのリンク機構部8が設けられた反対側の端部に
送出アーム10を設け、パレット積載品保管棚2a〜2
nに段積みされて保管された梱包品3をパレット積載品
保管棚2a〜2nと同じ側に設けられたフローラック又
は面切り出し保管棚等に押し出して移載するようにして
も良い。
【0033】また、例えば図8に示すようにボールねじ
から成る支柱とボールねじを回転する駆動力を発生する
昇降駆動部(不図示)を設けて、スプレッダ6を上昇さ
せて梱包品3を移載するようにしても良い。また、ピッ
クアップローラ57を梱包品3のピックアップ方向の前
後に設ければ、パレット積載品保管棚2a〜2nがピッ
キングローラアーム51a,51b,51cの伸縮方向
の前後どちらにあっても段積みされた梱包品3を移載す
ることができる。
【0034】また、上記実施例ではキャリッジローラ5
3を複数本のローラで構成しているが、冷凍食品等の梱
包品3を確実に搬送するためにベルトコンベアで構成し
ても良い。
【0035】また、上記実施例では、ピックアップロー
ラ52の表面を加熱するために、ピックアップローラ5
2の梱包品ピックアップ方向後方にヒータを取り付けた
が、キャリッジ5がパレット積載品保管棚2a〜2nか
ら戻った状態でピックアップローラ52にヒータが当た
るように荷台47上にヒータを設けて、ピックアップロ
ーラ52が梱包品3のピックアップ動作を行なっている
とき以外にピックアップローラ52を加熱するようにし
ても良い。また、ピックアップローラ52自信にヒータ
を付けても良い。
【0036】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、段積み
された梱包品に向かって並行移動するキャリッジの先端
部に取り付けられ、表面を加熱したピックアップローラ
で最上面1面分の梱包品をキャリッジ上にピックアップ
するので、ピックアップローラ表面の結露等によりピッ
クアップローラと梱包品との間の摩擦力が低下し、ピッ
クアップが正常に行なわれなくなることを防止すること
ができる。
【0037】また、倉庫棚に沿って移動するスタッカー
クレーンのマストに沿って昇降する荷台に搭載されたキ
ャリッジは倉庫棚の方向に伸縮するピッキングローラア
ームによりピックアップローラ及びキャリッジローラを
倉庫棚方向に移動し、段積みされて保管された最上層の
梱包品をピックアップローラの回転により取り出してキ
ャリッジローラに乗せるので、梱包品を面単位に移載す
ることができる。
【0038】さらに、背面押えアームはスタッカークレ
ーンの荷台にキャリッジの上部に沿って搭載され倉庫棚
の方向に伸縮して、梱包品に対する規制アームの位置を
合わせるので、梱包品の幅に合わせて規制アームを最適
の位置に移動し、ピックアップローラによる梱包品の取
り出し時に規制アームで梱包品を押え、梱包品の転倒等
を防止することができる。
【0039】さらに、規制アームは梱包品をピックアッ
プローラと反対の側から押えるので、梱包品の転倒を防
ぐことができると共に、被ピッキングとの間の摩擦が少
なく梱包品が容易に傾くことができ、ピックアップロー
ラが梱包品を容易に取り上げることができる。
【0040】また、規制アームを背面押えアームに対し
て鉛直方向に移動するので、梱包品の高さに合わせて規
制アームを最適の位置に移動することができる。
【0041】さらに、梱包品の高さに合わせて規制アー
ムを最適の位置に移動することができるので、箱入り品
の転倒等を防止して梱包品を確実に取り出すことができ
る。
【0042】さらに、規制アームは梱包品の高さに合わ
せて位置を位置を変えることができ、取り上げる梱包品
とその下の梱包品を同時にピックアップローラと反対の
側から押えることができるので、荷崩れ等を防止でき
る。
【0043】さらに、上記効果により段積みされて保管
された最上層の梱包品を確実に取り出して水平コンベ
ア、フローラック又は層単位保管棚等に移載するので、
取扱品種数、仕分け先数の両方が大量である場合にも、
処理速度を低下することなく、少ないスぺ−スで確実に
仕分けすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パレット積載品保管棚及び冷凍倉庫用面切り出
し移載装置の配置図である。
【図2】層単位移載装置の斜視図である。
【図3】キャリッジの側断面図である。
【図4】上面から見た場合の規制アームの動作を示す動
作工程図である。
【図5】背面から見た場合の規制アームの動作をから示
す動作工程図である。
【図6】冷凍倉庫用面切り出し移載装置の動作を示す動
作工程図である。
【図7】他の実施例の背面押えアームの斜視図である。
【図8】スプレッダを上昇させて梱包品を移載するキャ
リッジの斜視図である。
【図9】従来の自動ピッキングシステムを示す平面図で
ある。
【図10】従来の層別ピッキングシステムの動作を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 冷凍倉庫用面切り出し移載装置 2 パレット積載品保管棚 3 梱包品 4 スタッカークレーン 44 マスト 47 荷台 5 キャリッジ 51 ピッキングローラアーム 52 ピックアップローラ 53 キャリッジローラ 6 スプレッダ 7a〜7c 背面押えアーム 8 リンク機構部 82 揺動モータ 9 規制アーム 10 送出アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 衛藤 信一郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段積みされた梱包品に向かって並行移動
    するキャリッジの先端部に取り付けられたピックアップ
    ローラで最上面1面分の梱包品をキャリッジ上にピック
    アップする冷凍倉庫用面切り出し移載装置であって、ピ
    ックアップローラの表面を温める保温部を有することを
    特徴とする冷凍倉庫用面切り出し移載装置。
  2. 【請求項2】 スタッカークレーンとキャリッジとスプ
    レッダを有し、スタッカークレーンはマストとマストに
    沿って鉛直方向に昇降する荷台を備え倉庫棚に沿って走
    行し、キャリッジはピッキングローラアームとピックア
    ップローラとキャリッジロ−ラを備えスタッカークレー
    ンの荷台に搭載され、ピッキングローラアームは倉庫棚
    の方向に伸縮し、ピックアップローラはピッキングロー
    ラアームの最先端のアームの先端部に設けられて倉庫棚
    に積まれた梱包品を持ち上げ、キャリッジロ−ラはピッ
    クアップローラが持ち上げた梱包品を搭載し、スプレッ
    ダは背面押えアームと規制アームとを備えスタッカーク
    レーンの荷台にキャリッジの上部に沿って搭載され、背
    面押えアームは倉庫棚の方向に伸縮し、規制アームは背
    面押えアームの最先端のアームの先端部に設けられ梱包
    品をピックアップローラと反対の側から押える冷凍倉庫
    用面切り出し移載装置であって、ピックアップローラの
    表面を温める保温部を有することを特徴とする冷凍倉庫
    用面切り出し移載装置。
  3. 【請求項3】 背面押えアームの最先端のアームの先端
    部に梱包品の高さに併せて規制アームを背面押えアーム
    に対して鉛直方向に移動する規制アーム鉛直移動手段を
    有する請求項2記載の冷凍倉庫用面切り出し移載装置。
JP2574997A 1997-01-27 1997-01-27 冷凍倉庫用面切り出し移載装置 Pending JPH10212002A (ja)

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