JPH10211524A - 曲げ加工装置 - Google Patents

曲げ加工装置

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JPH10211524A
JPH10211524A JP1398297A JP1398297A JPH10211524A JP H10211524 A JPH10211524 A JP H10211524A JP 1398297 A JP1398297 A JP 1398297A JP 1398297 A JP1398297 A JP 1398297A JP H10211524 A JPH10211524 A JP H10211524A
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Kiyoshi Moriyama
山 清 森
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SANOU KOGYO KK
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SANOU KOGYO KK
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブのような被加工物の両端部から曲げ
加工を行なうことができるとともに、左右両方向に18
0°以上にわたる曲げ加工を行なうことのできる曲げ加
工装置を提供する。 【解決手段】 曲げ加工装置1の被加工物用チャック装
置3は、基台10と、この基台10に立設されるコラム
11と、このコラム11から水平方向に突設されたチャ
ック機構12とを備えている。また、被加工物を曲げる
ベンダー装置4は、基台40と、この基台40に立設さ
れるコラム41と、このコラム41の上部に設けられる
曲げロール42と、クランプ43と、テンションロール
44とを備えている。ベンダー装置4は降下させてチャ
ック機構12の下方を通ってベッド2の長手方向に関し
てチャック機構12のいずれの側へも移動させることが
できるので、被加工物の両端から曲げ加工を施すことが
でき、曲げ加工ずみ部分を大きく振り回すことがなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲げ加工装置に係
り、特に、自動車等の配管用チューブに曲げ加工を行な
う曲げ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の曲げ加工装置としては特
公平8−29358号公報に記載のものが知られてい
る。
【0003】この曲げ加工装置は、左右両曲げ式ベンダ
ー装置であって、次のように構成されている。すなわ
ち、曲げ加工を行なうチューブのような長尺の被加工物
の一端を把持するチャック機構を被加工物の長手方向に
沿って移動可能に備え、回転曲げ型とこの回転曲げ型に
対して遠近方向に移動する締付け型とを有し、この締付
け型によって回転曲げ型の周側面に被加工物を押圧挟持
させ、回転曲げ型の周りに被加工物を回動させて被加工
物の長手方向の複数個所を順次先端側から曲げ加工を行
なうとともに、回転曲げ型と締付け型とからなる曲げユ
ニット機構を昇降自在とし、更に被加工物を把持するチ
ャック機構を被加工物送り方向へ平行移動するように設
けている。そして、これによって、左右への曲げ加工に
よる作業性の向上をはかるとともに、回転曲げ型はそれ
ぞれ曲率の異なる複数の曲げ型を重ねた状態で備え、曲
げユニット機構の昇降により異なる曲率の曲げ加工を選
択して行なうことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の左右
両曲げ式ベンダー装置は、被加工物の一端をチャック機
構で把持して先端側から順次曲げ加工を行なうようにな
っているので、後端部近傍を曲げるときには先端からチ
ャック機構までの長さが長くなる。したがって、被加工
物の先端が大きく振りまわされベンダー装置以外の物に
当たる可能性がある。また、曲げユニット機構の近傍に
は押圧支持ユニットがあるのでこれと干渉を起こさない
ようにするためには曲げ加工の角度にも制限が生じる等
の問題がある。
【0005】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、被加工物を両端部から加工
可能とすることにより、被加工物の先端の振りを小さく
することができる曲げ加工装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するため、本発明の曲げ加工装置は、ベッドと、この
ベッド上にその長手方向に移動可能に支持されて、曲げ
加工を受ける細長被加工物の所定の位置を把持するチャ
ック機構を有するチャック装置と、前記ベッドに設けら
れ被加工物の曲げ加工を行なうベンダー装置とを備えた
曲げ加工装置において、前記チャック装置は、ベッド上
の基台と、この基台に立設されたコラムと、このコラム
から水平方向に突出した位置に設けられたチャック機構
とを備え、前記ベンダー装置は、ベッド上で移動可能の
基台と、この基台に立設されたコラムと、このコラムの
上部に設けられた曲げロールと、この曲げロールに被加
工物を密接させるクランプと、前記曲げロールに被加工
物を押圧する手段とを備え、ベンダー装置が前記チャッ
ク機構の下方を通ってベッドの長手方向に関してチャッ
ク機構の両側に移動できるように、ベンダー装置とチャ
ック機構の相対高さを調整可能としたことを特徴とす
る。
【0007】ベンダー装置は、ベッドの長手方向に直交
する方向に移動可能にするのが望ましい。
【0008】また、チャック機構は、周面の一個所から
中心孔部へ向かうスリットを形成した1対の円板と、そ
の間に挟持された被加工物把持用チャックとにより構成
し、円板とチャックを前記中心孔部を通る軸線のまわり
で回動させるように駆動機構を設けることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図12を参照し、被加工物としてチューブを使用する
場合について説明する。
【0010】図1に示すように、曲げ加工装置1は、ベ
ッド2と、その上に支持されたチャック装置3およびベ
ンダー装置4とを備えている。ベッド2は、平面形状が
長方形をなし、その上部には、図2に示すように、チャ
ック装置3をベッド2の長手方向に移動させるための2
本のチャック案内レール5と、ベンダー装置4をベッド
2の長手方向に移動させるための2本のベンダー案内レ
ール6とが平行に固着されている。また、2本のベンダ
ー案内レール6の間にはベンダー装置4の下部が螺合さ
れる送りねじ7がベンダー案内レール6と平行に設けら
れており、送りねじ7の一端には送りねじ7を回動させ
る駆動機構としてのモータ8(図1)が装着されてい
る。そして、ベッド2の下部にはベッドの水平調節を可
能とする複数本の脚部9が固着されている。なお、チャ
ック装置3は例えば手動でチャック案内レール5に沿っ
て移動されるようになっている。
【0011】チャック装置3は、図1及び図2に示すよ
うに、基台10と、コラム11と、チャック機構12と
を備えている。基台10は平面形状が例えばほぼ正方形
をなし、下面ではチャック案内レール5に嵌合される下
向き開放とした嵌合部13が固着され上面には柱形状の
コラム11が立設されている。そして、コラム11の上
部には前記チャック機構12がベッド2の長手方向に直
交する方向で、かつ、水平方向に突設されている。
【0012】チャック機構12は、図3及び図4に示す
ように、対向する2枚の固定側板14と、固定側板14
の内側に回動可能に支持される2枚の円板15と、両円
板15の間に挟持されたチャック16と、駆動機構17
とを備えている。2枚の側板14は、コラム11の上部
に所定の間隔を形成して側面を垂直として平行に、そし
て、ベッド2の長手方向に直交する方向で、かつ、水平
方向に突設されている。そして、各側板14の先端部近
傍の中心部には、被加工物であるチューブ18の直径よ
り大きい直径を有する孔部19が形成されており、この
孔部19から上方へ向かってチューブ18の直径に近い
幅を有するスリット20が形成されている。そして、こ
の孔部19の形成された側板14の内側面には、前記円
板15の直径よりやや小径の直径を有する円形凹部21
が形成されている。
【0013】2枚の円板15は平行に設けられ、各円板
15の側面にはそれぞれ6個の円形状凹部22が均等間
隔で形成されている。そして、この凹部22には6個の
ベアリング23の外輪の軸方向の約1/2がそれぞれ嵌
入され、外輪の軸方向の約1/2は側板14の円形凹部
21の内周面に当接するようになっている。また、各円
板15の外周には歯部24が形成されており、各円板に
は側板14に形成されている孔部19、スリット20と
同じ大きさ、形状の孔部25とスリット26が形成され
ている。
【0014】チャック16は、図5及び図6に示すよう
に、枠体27と、固定板28と、可動板29と、リンク
30と、押圧部材31とを備えている。枠体27は、L
形をなして突出する対向状の平行な2枚の部材を所定間
隔おいて設けた構造を有し、これらの部材の間には、固
定板28が固着されるとともに、可動板29が図5及び
図6でみて上下方向に摺動可能に、また押圧部材31が
左右に摺動可能として保持されている。そして、固定板
28と可動板29は、固定板28と可動板29との隣接
する合せ面32に、チューブ18の外径に相当するチャ
ック孔33を形成する半円形状の凹部をそれぞれ有して
いる。そして、リンク30の一端は可動板29に、他端
は押圧部材31にそれぞれピン34を介して枢着されて
いる。
【0015】駆動機構17は、図3に示すように2枚の
円板15の歯部24に対応して設けられる2枚の歯車3
5と、モータ36と、モータ36の軸に装着される歯車
37と、タイミングベルト38とを備えている。そし
て、2枚の歯車35は、2枚の側板14の間に軸着され
ている。モータ36は側板14の一方の外側に装着さ
れ、モータ36の軸に装着される歯車37は、2枚の側
板14の間に位置し、円板15の歯部24、歯車35,
35と歯車37との間にはタイミングベルト38が巻回
されている。そして、モータ36を駆動することによ
り、歯車37、タイミングベルト38、歯車35,35
及び円板15を介してチャック16が回動し、チャック
16のチャック孔33内に把持されているチューブ18
を回動させることができるようになっている。また、2
枚の側板14の上部にはチャック用シリンダ39が装着
されており、このチャック用シリンダ39のロッドで図
5に示すチャック16の押圧部材31の部分Aを押圧す
ることにより、リンク30が仮想線位置から実線位置を
とり、チャック16のチャック孔33は図5に示すよう
に円形となってチューブ18をチャック16に把持させ
ることができる。そして、モータ36を駆動してチャッ
ク16を180°反転させ、押圧部材31の部分Bをチ
ャック用シリンダ39のロッドで押圧することにより、
図6に矢印Eで示すように可動板29は固定板28から
離れるので、チューブ18をチャック16から解放する
ことができる。
【0016】ベンダー装置4は、図1及び図2に示すよ
うに、基台40と、コラム41と、曲げロール42と、
クランプ43と、テンションロール44と、ベンダー装
置4の昇降と旋回のための駆動機構と、曲げロール4
2、クランプ43およびテンションロール44の駆動機
構とを備えている。
【0017】図2に示すように、基台40は、下部基台
45と、上部基台46とを備え、下部基台45の下部に
は、ベッド2の2本のベンダー案内レール6に嵌合され
る下向き開放とした嵌合部47が、またこの嵌合部47
の間にはベッド2の送りねじ7に螺合される螺合部48
が固着されている。そして、下部基台45の上部にはベ
ッド2のベンダー案内レール6に直交する方向の2本の
案内レール49が固着され、この案内レール49の外側
には案内レール49上の上部基台46を移動させるため
の駆動機構としてのシリンダ50(図1)が装着されて
いる。また、上部基台46の下部には案内レール49に
嵌合される下向き開放とした嵌合部51が固着され、上
部には柱形状のコラム41が立設されている。
【0018】曲げロール42は、図7〜図10に示すよ
うに円柱形状で、その外周にはチューブ18の外径に対
応する半円形断面の成形溝52が形成されている。曲げ
ロール42はコラム41の上部に軸線を垂直方向として
回動自在に軸着されている。そして、曲げロール42は
駆動機構としての曲げロール用モータ53(図7)によ
り駆動される。
【0019】前記クランプ43には、図7、図9及び図
10に示すように、先端の側部にチューブ18の外径に
対応する半円形断面のクランプ溝54が形成されてい
る。そして、クランプ43は中央がコラム41にピン5
5で枢着され、下端はリンク56を介して駆動機構とし
てのクランプ用シリンダ57のロッド58に連結されて
いる。なお、クランプ用シリンダ57はクランプ43の
下方でコラム41に固着されている。したがって、クラ
ンプ用シリンダ57を作動させることにより、図9、図
10及び図11に示すように、クランプ43は旋回して
曲げロール42の成形溝52に対してチューブ18を密
接させてチューブ18が曲げロール42から外れるのを
防止するようになっている。
【0020】テンションロール44は、図7〜図10に
示すように、曲げロール42にクランプ43を介して押
しつけられたチューブ18を曲げるために曲げロール4
2側に押圧するものであって、外周にはチューブ18の
外径に対応する半円形断面の成形溝59が形成され、曲
げロール42に対して右曲げ用と左曲げ用の2組が設け
られている。そして、テンションロール44は、ロール
取付部材60に上下方向軸線をもつように軸着されてお
り、ロール取付部材60の下部にはスライド部材61が
コラム41に沿って昇降自在に設けられ、スライド部材
61の側部には駆動機構としてのテンションロール用シ
リンダ62のロッド63が固着されている。したがっ
て、テンションロール用シリンダ62を作動させること
により、テンションロール44はチューブ18を押圧し
て所定の角度に曲げることができるとともに、使用しな
いテンションロール44は、スライド部材61を下方へ
スライドさせることによって拘束を解いて図7に示す仮
想線の位置へ旋回させ、他方のテンションロール44に
よる曲げ加工を邪魔しないようになっている。
【0021】なお、図2に示す64は駆動機構としての
ベンダー装置昇降用シリンダを示し、65は駆動機構と
してのベンダー装置旋回用モータを示している。そし
て、ベンダー装置4を下降させることによりベンダー装
置4はチャック機構12の下方を通って、ベッド2の長
手方向に関してチャック機構12のいずれかの側へ移動
させられることができるので、チューブ18の両端から
曲げ加工を行なうことができる。
【0022】次に、この曲げ加工装置1の作用を説明す
る。
【0023】先ず、モータ36(図3)が駆動されて、
タイミングベルト38を介して円板15とチャック16
が回転し、チャック16は図5の回転位置から180°
回転した位置をとる。この位置で、押圧部材31の部分
Bがチャック用シリンダ39で押圧されて、リンク30
を介して可動板29が固定板28に対して図6に矢印E
で示す方向に移動してチャック孔33が開く。モータ3
6がさらに駆動されると、円板15とチャック16もさ
らに回転し、円板15のスリット20が上向きになると
モータ36が停止する。ここで、スリット20,26か
ら孔部19,25へチューブ18の所定位置を挿入す
る。次いで、押圧部材31の部分Aがチャック用シリン
ダ39で押圧されてチャック16の固定板28と可動板
29との合せ部32のチャック孔33が閉じてチューブ
18が把持される。
【0024】しかるのち、モータ8(図1)が駆動して
送りねじ7が回転し、ベンダー装置4が所定位置へ移動
する。そして、必要ならば、上部基台46移動用のシリ
ンダ50(図1)、ベンダー装置昇降用シリンダ64
(図2)及びベンダー装置旋回用モータ65が駆動され
て、チューブ18は曲げロール42の成形溝52に当接
する。次いで、クランプ用シリンダ57が作動して図9
に矢印Qで示す方向にクランプ43が旋回し、クランプ
43のクランプ溝54がチューブ18に密接するととも
にチューブ18は曲げロール42の成形溝52内へ押圧
される。すると、曲げロール用モータ53(図7)が駆
動されて、例えば、図9に示すように曲げロール42が
矢印Pで示す方向に回転するとともに、テンションロー
ル用シリンダ62が作動してテンションロール44は矢
印Rで示す方向に移動し、チューブ18は曲げロール4
2の成形溝52へ押圧されつつ矢印Sで示す方向へ曲げ
られてチューブ18の曲げ加工が行なわれる。
【0025】なお、図9はチューブ18の先端側からみ
て左側へ曲げ加工する場合を示している。そして、チュ
ーブ18を先端側からみて右側へ曲げ加工する場合は、
ベンダー装置4がベンダー装置旋回用モータ65により
旋回し、図10に示すようにクランプ43は矢印Q′方
向へ旋回してチューブ18を曲げロール42の成形溝5
2へ密接させ、曲げロールモータ53が駆動されて曲げ
ロール42は矢印P′方向へ回転するとともにテンショ
ンロール44は矢印R′方向に移動する。したがって、
チューブ18は矢印S′方向へ曲げられて曲げ加工が行
なわれる。
【0026】一般的には、この曲げ加工に続いて次回以
降の曲げ加工は異なる位置で、かつ、異なる面内で行な
われる場合が多い。即ち、図12に示すように曲げ加工
されたチューブ18の曲げ加工位置t1 からベンダー装
置4を次に曲げ加工する曲げ加工位置t2 までチューブ
18を移動させて、この曲げ加工位置t2 が曲げロール
42の位置にあるようにした後、チャック機構12を角
度θだけ回転させて曲げ加工を行なう。これによって、
前の加工平面Mに対して角度θだけ傾斜した加工平面N
内での曲げ加工を行なうことができる。
【0027】このように、ベンダー装置4の移動とチャ
ック機構12における回動とによりチューブ18の所定
の位置において所定の角度で曲げ加工を行なうことがで
きる。なお、曲げ加工装置1の以上の作用はすべてコン
ピュータ制御により自動的に行なわれる。そして、曲げ
加工されたチューブ18が複雑な形状に曲げ加工されて
いても、チャック装置3のチャック機構12の側板14
及び円板15には一方向に開放したスリット20,26
が形成されているので、チューブ18は曲げ加工装置1
から簡単に取り外すことができる。
【0028】なお、本実施の形態では、被加工部材はチ
ューブ18としたが、丸棒に対しても同様の加工を行な
うことができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の曲げ加工
装置は、被加工物のチャック機構をベッド上の基台に立
設されるコラムから水平方向に突設した位置に設けてい
るので、ベンダー装置は駆動機構により下降させてベッ
ドの長手方向に移動させ、チャック機構の下方を通りベ
ッドの長手方向全体を使用してベッドのどの位置におい
ても長尺の被加工物の所定位置に対する曲げ加工、例え
ば、両端からの曲げ加工を行なうことができる。そし
て、両端から曲げ加工を行なうことにより、曲げられた
部分の振りを小さくできるので、作業者、曲げ加工装置
の一部あるいは他の機械等に被加工物が当る可能性は低
くなる。
【0030】なお、曲げロールの下方にあらゆる駆動機
構を設けるとともにベンダー装置を旋回させることがで
きるようにすることによって、駆動機構等に邪魔される
ことなく、180°以上にわたる左右両方向への被加工
物の曲げ加工を自由に行なうことができる。また、チャ
ック機構は、周面の一個所から中心孔部へのスリットを
形成した1対の円板の間に被加工物を把持するチャック
を装着した構造とし、円板を駆動機構により回動させて
チャックをも回動させるようにすることによって、長尺
の被加工物の前後が曲げられていても簡単にチャック機
構から取り出すことができるようになり、チャックの回
動により一本の被加工物に対してあらゆる平面内での曲
げ加工に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の曲げ加工装置の一つの実施の形態の正
面図。
【図2】図1の左側面図。
【図3】チャック機構の詳細を示す、図2の一部の拡大
図。
【図4】図3の右側面図。
【図5】チャックの詳細図。
【図6】チャックの作用を示す説明図。
【図7】ベンダー装置の部分側面図。
【図8】ベンダー装置の部分正面図。
【図9】曲げロール、クランプとテンションロールの作
用を示す説明図。
【図10】曲げロール、クランプとテンションロールの
作用を示す他の説明図。
【図11】クランプの作用を示す説明図。
【図12】チューブの曲げ加工の説明図。
【符号の説明】
1 曲げ加工装置 2 ベッド 3 チャック装置 4 ベンダー装置 12 チャック機構 15 円板 16 チャック 17 駆動機構 18 チューブ 19,25 孔部 20,26 スリット 27 枠体 28 固定板 29 可動板 33 チャック孔 42 曲げロール 43 クランプ 44 テンションロール 45 下部基台 46 上部基台 52,59 成形溝 54 クランプ溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッドと、このベッド上にその長手方向に
    移動可能に支持されて、曲げ加工を受ける細長被加工物
    の所定の位置を把持するチャック機構を有するチャック
    装置と、前記ベッドに設けられ被加工物の曲げ加工を行
    なうベンダー装置とを備えた曲げ加工装置において、前
    記チャック装置は、ベッド上の基台と、この基台に立設
    されたコラムと、このコラムから水平方向に突出した位
    置に設けられたチャック機構とを備え、前記ベンダー装
    置は、ベッド上で移動可能の基台と、この基台に立設さ
    れたコラムと、このコラムの上部に設けられた曲げロー
    ルと、この曲げロールに被加工物を密接させるクランプ
    と、前記曲げロールに被加工物を押圧する手段とを備
    え、ベンダー装置が前記チャック機構の下方を通ってベ
    ッドの長手方向に関してチャック機構の両側に移動でき
    るように、ベンダー装置とチャック機構の相対高さを調
    整可能としたことを特徴とする曲げ加工装置。
  2. 【請求項2】前記ベンダー装置を、ベッドの長手方向に
    直交する方向に移動可能にしたことを特徴とする請求項
    1記載の曲げ加工装置。
  3. 【請求項3】前記チャック機構は、周面の一個所から中
    心孔部へ向かうスリットを形成した1対の円板と、その
    間に挟持された被加工物把持用チャックとを備え、前記
    円板とチャックを前記中心孔を通る軸線まわりで回動さ
    せる駆動機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    曲げ加工装置。
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