JPH10211162A - 視野方向選択式内視鏡 - Google Patents

視野方向選択式内視鏡

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Publication number
JPH10211162A
JPH10211162A JP9031470A JP3147097A JPH10211162A JP H10211162 A JPH10211162 A JP H10211162A JP 9031470 A JP9031470 A JP 9031470A JP 3147097 A JP3147097 A JP 3147097A JP H10211162 A JPH10211162 A JP H10211162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical axis
polarizing plate
linear polarizing
optical system
eyepiece
Prior art date
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Pending
Application number
JP9031470A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kanai
慎治 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UNION OPTICAL CO Ltd
Original Assignee
UNION OPTICAL CO Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by UNION OPTICAL CO Ltd filed Critical UNION OPTICAL CO Ltd
Priority to JP9031470A priority Critical patent/JPH10211162A/ja
Publication of JPH10211162A publication Critical patent/JPH10211162A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内視鏡の視野方向を選択可能とする。 【解決手段】 対物光学系Bにおいて光軸を2方向に分
割して2方向の視野を確保すると共に、分割された各光
軸X1、X2上に直線偏光板4、6を分割前の光軸にお
いて互いに直交偏光となるように配し、接眼光学系Aに
は偏光方向を選択可能とした直線偏光板9を配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内視鏡に関し、よ
り詳細には視野方向を選択可能とした硬性内視鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、硬性内視鏡の視野は光軸に対して
ある視野角をとりながら任意の一方向に固定されてい
る。その方向は様々で、例えば直視、前方斜視、側視な
どがあり実用に至っている。この内、前方斜視と側視は
視管体先端部の対物光学系にミラーを配置し、光軸を反
射により折り曲げることで任意の視野方向を確保する構
造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来技
術の内視鏡においては視野方向は予め固定されている。
よって、違った方向を観察するには内視鏡を回転したり
傾けたりする操作が必要で、場合によっては観察対象の
器官を傷つけるおそれがあった。又、これでは対応でき
ない場合は観察対象や範囲に応じて視野方向を違えた複
数種の内視鏡を用意しなくてはならない不便さがあっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の従来技
術の問題点に鑑みて創作されたものであり、視野方向を
選択可能とした内視鏡を提供することを目的とする。即
ち、この発明の内視鏡は対物光学系において光軸を2方
向に分割して2方向の視野を確保すると共に、分割され
た各光軸上に直線偏光板を分割前の光軸において互いに
直交偏光となるように配し、接眼光学系には偏光方向を
選択可能とした直線偏光板を配したことを特徴とする。
【0005】よって、この発明の内視鏡によれば接眼光
学系には2方向の像の観察光束が同時に入射することと
なるが、接眼光学系の直線偏光板の偏光方向を対物光学
系のいずれかの直線偏光板の偏光方向と直交させること
により直交偏光作用によりこの偏光像を遮断し、残りの
偏光像のみを観察可能とする作用を生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、この発明の具体的
実施例を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明
の内視鏡の光学系を示す図であり、図中符号1は視管
体、Aは接眼光学系、Bは対物光学系を指す。図中符号
3はビームスプリッター(ここではプリズムによるもの
を採用している)であり、対物光学系Bの光軸Xはこの
ビームスプリッター3により、物体側に対し異なる方向
の2つの光軸X1、X2に分割される。
【0007】光軸X1は視管体1の軸線方向に指向する
ものであり、物体側から順に凹レンズ5、直線偏光板4
が配される。一方、光軸X2は視管体1の軸線と直交す
る方向に指向するものであり、物体側から順に凹レンズ
7、直線偏光板6が配される。この場合光軸X1の直線
偏光板4の偏光方向(図中符号P1はこの偏光方向を概
念的に図示したもの)と、光軸X2の直線偏光板6の偏
光方向(図中符号P2はこの偏光方向を概念的に図示し
たもの)は、分割前の光軸Xにおいて互いに直交偏光と
なるように設定される。
【0008】よって、光軸X1における観察光束は、ビ
ームスプリッター3を通過して光軸Xに存する結像レン
ズ2に入射し、リレーレンズ(図示せず)を介して接眼
光学系Aの接眼レンズ8に入射される。又、光軸X2に
おける観察光束は、ビームスプリッター3により偏向さ
れて光軸Xに存する結像レンズ2に入射し、リレーレン
ズ(図示せず)を介して接眼光学系Aの接眼レンズ8に
入射される。
【0009】以上の場合において、そのままでは接眼レ
ンズ8には光軸X1とX2の2方向の像の観察光束が同
時に入射することとなり、観察者はこれらの像を同時に
目視することになるが、接眼光学系Aにおいて、接眼レ
ンズ8の後方に配される直線偏光板9の偏光方向を対物
光学系Bの直線偏光板4又は6のいずれかの偏光方向
(図中符号P3、P4はこの偏光方向を概念的に図示し
たもの)と直交するよう変化させることにより、直交偏
光作用によりこの偏光像を遮断する。
【0010】この場合、直線偏光板9の偏光方向を変化
させる機構が必要となるが、ここでは2種類の機構の実
施例を開示することとする。図2乃至図4はこの機構の
第1実施例を示す図である。ここにおいては、直線偏光
板9自体を光軸Xを中心として回動させることにより偏
光方向を変化させるものであり、具体的には直線偏光板
9を保持した偏光板ホルダー10を視管体1端に回動自
在に設ける。
【0011】このホルダー10は、共通の中心を光軸X
上に有する円弧状の一対のガイド溝12、12を表裏を
貫通して設け、このガイド溝に視管体1端に螺合により
固定されるべき一対の有頭のガイド軸15、15を溝方
向に摺動可能に挿通することにより、視管体1に対し限
定した範囲(ここでは90度)で回動自在に配される。
一方、図中符号14は上記のホルダー10の抜け止めと
クリック作用を実現するための押さえ板であり、バネ性
を有する素材により中央に接眼窓14Hを有するプレー
ト状に構成される。そして、ガイド軸15、15をホル
ダー10の一対のガイド溝12、12に挿通する前に、
ガイド軸の鍔状の頭部を抜け止めとしてこの押さえ板1
4に先ず挿通することにより、押さえ板14と視管体1
の端面との間にホルダー10を挟持する。
【0012】上記の押さえ板14の裏面はホルダー10
の中央の凸箇所11に当接するが、、ホルダー10表面
の凸箇所11の周囲にして一段下がった箇所に等ピッチ
で皿穴状の窪み13を複数個(ここでは90度毎に4
個)設けると共に、押さえ板14の裏面にしてこの窪み
13に対応する位置に先端を半球状とした複数個のピン
16を垂設し、各窪み13に各ピン16を落とし込むこ
とにより、回動するホルダー10を所定位置(具体的に
は直線偏光板9の偏光方向が、対物光学系Bの直線偏光
板4又は6のいずれかの偏光方向と直交する位置)にク
リック感をもって停止させる手段としている。
【0013】図5乃至図7はこの機構の第2実施例を示
す図である。ここにおいては、偏光方向を違えた一対の
直線偏光板9A、9Bの内のいずれかを接眼部に選択的
に配置可能とするものであり、具体的には直線偏光板9
A、9Bを保持したスライド板23を視管体1端に摺動
自在に設ける。
【0014】このスライド板23は両端より一対の側板
が垂下した断面下向きコ字状からなるものであり、一
方、視管体1の端部の周側には平行に切り欠いた一対の
平面部20、20が形成され、スライド板23の一対の
側板によりこの平面部20、20を挟持する。そして、
スライド板23の一対の側板の全長方向に設けたガイド
溝24、24に平面部20、20に螺合により固定され
るべき有頭のガイド軸15、15及び26を溝方向に摺
動可能に挿通することにより、スライド板23は視管体
1の光軸Xと直交する方向に摺動自在とされる。この場
合、ガイド軸26は鍔状の頭部とスライド板23の側板
との間にウエーブワッシャー(図示せず)を介在させる
ことによりスライド板23を圧接し、みだりに位置が変
化しないように摺動抵抗を与えている。尚、図中符号2
5はこの場合にスライド板23を摺動させるための手掛
かりとなる摘みである。
【0015】この実施例において、直線偏光板9Aは対
物光学系Bの直線偏光板4と、同じく直線偏光板9Bは
対物光学系Bの直線偏光板6と互いに偏光方向が直交す
るようスライド板23に配されるものであり、スライド
板23の摺動によりこれらの直線偏光板を選択的に視管
体1端の接眼窓1Hに位置させることにより、いずれか
の偏光像を遮断する。
【0016】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明によれば、
一つの内視鏡で2方向の視野を確保できるので、観察対
象や範囲に応じて視野方向を違えた複数種の内視鏡を用
意しなくてはならない不便さが解消される。
【0017】又、視野の切り換えは接眼部の直線偏光板
の切り換えによりワンタッチで行えるので、観察したま
ま視野を切り換えることができ、この際に内視鏡を回転
したり傾けたりする必要がないので安全な診察が実現さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の内視鏡の光学系の一例を示す構成
図。
【図2】同上、接眼部の第1実施例の斜視図。
【図3】同上、接眼部の第1実施例の正面図。
【図4】同上、接眼部の第1実施例の一部切り欠き側面
図。
【図5】同上、接眼部の第2実施例の斜視図。
【図6】同上、接眼部の第2実施例の正面図。
【図7】同上、接眼部の第2実施例の一部切り欠き側面
図。
【符号の説明】
A 接眼光学系 B 対物光学系 X 光軸 X1 (分割された)光軸 X2 (分割された)光軸 2 結像レンズ 3 ビームスプリッター 4 直線偏光板 6 直線偏光板 9 直線偏光板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物光学系において光軸を2方向に分割
    して2方向の視野を確保すると共に、分割された各光軸
    上に直線偏光板を分割前の光軸において互いに直交偏光
    となるように配し、接眼光学系には偏光方向を選択可能
    とした直線偏光板を配したことを特徴とする視野方向選
    択式内視鏡。
  2. 【請求項2】 結像レンズより物体側にビームスプリッ
    ターを配することにより、光軸を2方向に分割した請求
    項1記載の視野方向選択式内視鏡。
  3. 【請求項3】 接眼部に直線偏光板を光軸を中心として
    回動自在に設けることにより、この直線偏光板の偏光方
    向を対物光学系の各々の直線偏光板の偏光方向と合致可
    能とした請求項1又は2記載の視野方向選択式内視鏡。
  4. 【請求項4】 対物光学系の各々の直線偏光板の偏光方
    向と合致する一対の直線偏光板の内のいずれかを接眼部
    に選択的に配置可能とした請求項1又は2記載の視野方
    向選択式内視鏡。
JP9031470A 1997-01-31 1997-01-31 視野方向選択式内視鏡 Pending JPH10211162A (ja)

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JP (1) JPH10211162A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001108905A (ja) * 1999-07-30 2001-04-20 Olympus Optical Co Ltd 実体顕微鏡
JP2010530768A (ja) * 2007-06-05 2010-09-16 スターリング・エルシー 複数方向撮像のための小型スコープ
JP5226533B2 (ja) * 2006-11-28 2013-07-03 オリンパス株式会社 内視鏡装置

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