JPH1020702A - 用紙剥離装置 - Google Patents

用紙剥離装置

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JPH1020702A
JPH1020702A JP8178273A JP17827396A JPH1020702A JP H1020702 A JPH1020702 A JP H1020702A JP 8178273 A JP8178273 A JP 8178273A JP 17827396 A JP17827396 A JP 17827396A JP H1020702 A JPH1020702 A JP H1020702A
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peeling
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着装置を含むユニットが複写機本体に対し
て引き出し可能に設けられた複写機において、剥離爪を
定着ロールの表面から退避させたときの、オペレータに
対する安全性を確保すること。 【解決手段】 画像形成装置本体に対して引き出し可能
に設けられた定着装置において使用される加熱ロール用
剥離爪30と加圧ロール用剥離爪38とを備えた用紙剥
離装置において、加熱ロール14及び加圧ロール15を
収納するフレーム22に対して回動可能に設けられ、加
熱ロール用剥離爪30を加熱ロール14に接触させる位
置と加熱ロール14から退避させる位置を取りえる第1
の支持部材23と、第1の支持部材23の遊端側に回動
自在に設けられ、加熱ロール用剥離爪30を支持する第
2の支持部材25とを備え、第1の支持部材23を加熱
ロール用剥離爪30の退避位置に回動した時、第2の支
持部材25を第1の支持部材23の回動方向とは反対方
向に回動させ、加熱ロール用剥離爪30の先端が第1の
支持部材23側に向くようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機等
の画像形成装置において、複写用紙上に転写されたトナ
ー画像を熱或いは圧力によって定着する少なくとも一方
がロールの定着装置から用紙を剥離する用紙剥離装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ロール式定着装置においては、ロールと
加圧ロールとからなる一対の定着ロールの間のニップ部
分を通過する用紙は、トナーの溶融時に生ずる粘着性等
の理由によつて定着ロールに巻き付く傾向がある。この
用紙の巻き付きを防止するため、従来から定着ロールの
表面に対して接触する剥離爪を設け、剥離爪の先端で用
紙を定着ロールの表面から剥離することが行われてい
る。また、定着装置において、ジャム(紙詰まり)が発
生したときに、ジャム除去を容易に行えるように、剥離
爪を定着ロールの表面から退避できるようにした機構が
採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複写機
の定着器収容部周辺には、前記剥離爪を前記定着ロール
から十分に離隔するだけのスペースを有しないのが一般
的であるため、ジャム除去に際して、前記剥離爪先端に
オペレータの手が触つて、手を負傷するおそれがあっ
た。
【0004】そこで、ジャム紙の除去を行う際に、オペ
レータの負傷事故を防止するために、剥離爪を定着ロー
ルの表面から退避させたときに、剥離爪の先端を上方に
向けて、オペレータの手が剥離爪の先端に直接接触しな
いようにした用紙剥離装置が特公平4−43268号公
報に開示されている。
【0005】一方、ジャム紙の除去、複写機の修理保守
を容易にするために、定着装置、或いは、定着装置を含
む画像形成装置がユニット化され、この定着装置を含む
ユニットが複写機本体に対して前後方向に引き出し可能
に設けた複写機が知られている。
【0006】この定着装置を含むユニットが複写機本体
に対して引き出し可能に設けられた複写機においては、
このユニットを複写機本体から引き出したときに、定着
装置の上面が外部に対して露出する。このため、この形
式の定着装置に対して上記公報に記載の用紙剥離装置を
適用した場合には、剥離爪を定着ロールの表面から退避
させたときに、剥離爪の先端が上方に向くために、定着
装置を含むユニットを本体から引き出してオペレータが
保守点検を行う際に非常に危険である。
【0007】このような危険を防止するために、剥離爪
の先端を覆うようなカバー部材を設けることも考えらる
が、コストが上昇するとともに、定着装置を含むユニッ
トが大型化するという問題が生じる。
【0008】また、上記公報に記載の用紙剥離装置にお
いては、加熱ロールに対する剥離爪しか退避できないの
で、加圧ロール側に用紙が巻き付いたような場合には、
詰まった用紙を取り除くのが困難であるという問題があ
る。
【0009】そこで本発明は、定着装置を含むユニット
が複写機本体に対して引き出し可能に設けられた複写機
において、剥離爪を定着ロールの表面から退避させたと
きの、オペレータに対する安全性を確保することを課題
とする。また、本発明は、加圧ロール側のジャムに対し
ても容易に対応できるようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
方がロールであり、他方がロールに対して圧接する圧接
部材で、且つ、少なくとも一方に熱源を備え画像形成装
置本体に対して引き出し可能に設けられた定着装置にお
いて使用される用紙剥離装置であって、前記ロールの表
面に接触するロール用剥離爪と前記圧接部材の表面に接
触する圧接部材用剥離爪とを備えた用紙剥離装置におい
て、前記ロール及び前記圧接部材を収納するフレームに
対して回動可能に設けられ、前記ロール用剥離爪を前記
ロールに接触させる位置と前記ロールから退避させる位
置を取りえる第1の支持部材と、前記第1の支持部材の
遊端側に回動自在に設けられ、前記ロール用剥離爪を支
持する第2の支持部材とを備え、前記第1の支持部材を
前記ロール用剥離爪の退避位置に回動した時、前記第2
の支持部材を前記第1の支持部材の回動方向とは反対方
向に回動させ、前記ロール用剥離爪の先端が前記第1の
支持部材側に向くようにしたことを特徴とする。
【0011】また本発明は、前記第2の支持部材の一部
が、前記ロールと前記圧接部材の間を通過した用紙を案
内する一対の用紙案内板のうちの上側用紙案内板を構成
していることを特徴とする。
【0012】また本発明は、前記圧接部材用剥離爪と前
記一対の用紙案内板のうちの下側用紙案内板が、前記第
2の支持部材と一体になつて移動することを特徴とす
る。
【0013】また本発明は、前記フレームに対して回動
可能に設けられ、前記圧接部材用剥離爪を前記圧接部材
から退避させる第3の支持部材と、この第3の支持部材
に回動自在に設けられ、前記圧接部材用剥離爪を支持す
る第4の支持部材を備え、前記第3の支持部材を前記圧
接部材用剥離爪の退避位置に回動した時、前記第4の支
持部材の回動により剥離爪の先端が前記第3の支持部材
側に向くようにしたことを特徴とする。
【0014】また本発明は、前記第4の支持部材には、
前記第3の支持部材を通常位置側に回動する時に、前記
フレームの一部に衝突して前記第4の支持部材の向きを
変えるストッパが形成されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
て、本発明の用紙剥離装置の構成を詳細に脱明する。
【0016】図1は、本発明の用紙剥離装置が適用され
る複写機の原理的構成を示す概略断面図である。複写機
の上部には、プラテンガラス(図示せず)上に載置さ
れ、背面がプラテンカバー1で覆われた原稿(図示せ
ず)の画像を読み取って電気的な画像信号に変換する画
像読取装置2が配置されている。画像読取装置2からの
画像信号は露光装置3に供給され、露光装置3からは画
像信号により変調されたレーザビームが感光体ドラム4
に照射される。感光体ドラム4の表面は、帯電コロトロ
ン5により一様に帯電されているので、露光により感光
体ドラム4の表面に静電潜像が形成される。この静電潜
像は、現像装置6により現像される。本実施例において
は、現像装置6としてロータリー現像器を使用してお
り、感光体ドラム4上に順次形成される四つの静電潜像
を、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のカ
ラートナーで順次現像して、感光体ドラム4上に、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラートナー像を
形成するようにしている。感光体ドラム4に対しては転
写ドラム7が圧接状態で設けられている。
【0017】一方、給紙トレイ8a,8b,8c或いは
手差しトレイ8dのいずれかから送り出された用紙は、
帯電コロトロン9により転写ドラム7の表面に静電的に
吸着される。転写ドラム7の回転に従って用紙が感光体
ドラム4と転写ドラム7のニップ部を通過すると、転写
コロトロン10により感光体ドラム4上のカラートナー
像が転写ドラム7上の用紙に転写される。第1色(たと
えば、イエロー)のトナー像が転写された用紙は、転写
ドラム7の回転に連れて除電コロトロン11を通過し、
転写ドラム面の電荷が消去された後、再度感光体ドラム
4と転写ドラム7のニップ部に送られ、第2色(たとえ
ば、マゼンタ)のカラートナー像が転写ドラム7上の用
紙に転写される。以下同様に、転写ドラム7の1回転ご
とに第3色(たとえば、シアン)、第4色(たとえば、
ブラック)のカラートナー像が転写ドラム7上の用紙に
転写され、用紙上に4色のトナー像が多重転写され、フ
ルカラーのトナー像が形成される。
【0018】フルカラーのトナー像が形成された用紙
は、剥離コロトロン12により転写ドラム7の表面から
剥離され、定着装置13の加熱ロール14と加圧ロール
15との間のニップ部を通過して定着処理を受けた後
に、コピー受け16に排出される。
【0019】図1に示す複写機において、転写ドラム7
及びその周辺の部品が、転写ユニット17として一体的
に構成されており、定着装置13の加熱ロール14と加
圧ロール15及びその周辺の部品が定着ユニット18と
して一体的に構成されている。そして、転写ユニット1
7と定着ユニット18は、複写機本体に対して前後方向
に引き出し可能となっている。
【0020】図2は、複写機本体から転写ユニット17
と定着ユニット18を引き出した状態を示す斜視図であ
る。定着ユニット18は、転写ユニット17に取り付け
た状態で転写ユニット17と一体的に構成されており、
転写ユニット17の下部と複写機本体との間には、転写
ユニット17と定着ユニット18を、複写機本体に対し
て前後方向に引き出し可能とするための伸縮レール19
が設けられている。
【0021】転写ユニット17と定着ユニット18は、
複写機本体の前面に開閉自在に設けられたフロントカバ
ー20を開き、レバー21を所定方向に回動して転写ユ
ニット17及び定着ユニット18と複写機本体との間の
ロック状態を解除し、レバー21を手前に引くことによ
り、複写機本体から手前に引き出すことができる。
【0022】以下、上述した定着ユニット18において
使用される用紙剥離装置のいくつかの実施例について説
明する。
【0023】[実施例1]図3は、本発明の用紙剥離装
置の実施例1を示す概略断面図である。定着ユニット1
8のハウジングを構成するフレーム22の内部には、加
熱ロール14と加圧ロール15が互いに圧接状態に設け
られている。定着ユニット18の用紙排出方向の側面に
は、板状の第1の支持部材23が定着ユニット18に対
して開閉自在に設けられている。第1の支持部材23の
基端部は、回転支持軸24を介してフレーム22の用紙
排出側の上端部に回転自在に支持されている。また、第
1の支持部材23の遊端部に形成された支持板39に
は、第2の支持部材25が回転支持軸26を介して回転
自在に支持されている。第2の支持部材25の一方の端
部27aはL字状に折り曲げられており、他方の端部2
7bにはL字状の剥離爪支持アーム28が、回転支持軸
29を介して取り付けられている。剥離爪支持アーム2
8の一方の端部には加熱ロール14の表面に接触する加
熱ロール用剥離爪30が取り付けられ、他方の端部と回
転支持軸26と第2の支持部材25に形成されたフック
31の間には引っ張りバネ32が張架されている。ま
た、第2の支持部材25には、剥離爪支持アーム28の
他方の端部を覆うように板バネ33が設けられている。
また、第2の支持部材25の回転支持軸26で支持され
ている支持板34の一部から、紙面に対して垂直方向に
突出するストッパ35が形成されている。更に、回転支
持軸26の近傍において、紙面に対して垂直方向に一定
の間隔を空けて配置された一対のフレーム22間に連結
するタイバー36が設けられている。また、加圧ロール
15に対しても回転支持軸37を回動中心として加圧ロ
ール用剥離爪38が設けられている。
【0024】前記第2の支持部材25の加熱ロール用剥
離爪30側の端部には一体的に上側用紙案内板40が形
成され、また、加圧ロール15側には下側用紙案内板4
1がフレーム22に対して固定された状態で設けられ
る。
【0025】次に、図3に示す本発明の用紙剥離装置の
実施例1の動作について説明する。通常動作時において
は、第1の支持部材23及び第2の支持部材25は、符
号Aで示す通常位置にあり、加熱ロール用剥離爪30の
先端は加熱ロール14の表面に接触した状態である。ま
た、加圧ロール用剥離爪38の先端は常時加圧ロール1
5の表面に接触した状態である。したがって、加熱ロー
ル14と加圧ロール15との間のニップ部を通過した用
紙が、加熱ロール14或いは加圧ロール15の表面に貼
りついた場合でも、貼りつきが非常に強固でない限り
は、加熱ロール用剥離爪30或いは加圧ロール用剥離爪
38により剥離することができる。加熱ロール14と加
圧ロール15との間のニップ部を通過した用紙は、上側
用紙案内板40と下側用紙案内板41により案内され
て、用紙受け16に排出される。
【0026】次に、何らかの原因で紙詰まりが生じた場
合には、第1の支持部材23を回転支持軸24を中心と
して、図において時計方向に回動して、符号Bで示す退
避位置まで回転させる。なお、図において、退避位置に
ある各部材の符号にはダッシュを付している。このとき
第2の支持部材25は、回転支持軸26を中心に自重に
よつて反時計方向に回転し、第2の支持部材25に形成
されたストッパ35が、第1の支持部材23の遊端に形
成された支持板39に衝突して、第2の支持部材25の
姿勢が決定される。これにより、加熱ロール用剥離爪3
0の先端は、第1の支持部材23側、すなわち、下側を
向くことになる。したがって、オペレータが、詰まった
用紙を取り除くために、手を定着装置に近づけた場合で
も、手が加熱ロール用剥離爪30の先端に触れて怪我を
することがない。
【0027】次に、詰まった用紙を除去した後に、第1
の支持部材23を回転支持軸24を中心として反時計方
向に回転してもとの位置に戻すが、このとき、第2の支
持部材25に設けられた板バネ33がタイバー36と接
触して、加熱ロール用剥離爪30を下方に押し下げる。
これにより、加熱ロール用剥離爪30の先端が加熱ロー
ル14の表面に対して直角に近い角度で衝突することが
なく、加熱ロール14の表面に傷が付くのを防止するこ
とができる。
【0028】[実施例2]図4は、本発明の用紙剥離装
置の実施例2を示す概略断面図である。なお、実施例1
と対応する部材には同一符号を付している。
【0029】上記した実施例1においては、第1の支持
部材23を回転支持軸24を中心として退避位置まで回
転させたときに、第2の支持部材25を自重によつて回
転させているが、実施例2においては、回転支持軸26
にコイルバネ42を設けて、第2の支持部材25に対し
て反時計方向、すなわち、加熱ロール用剥離爪30の先
端が第1の支持部材23側に向く方向の力を付勢してい
る。これにより、第2の支持部材25は、退避位置にあ
るときに、自重だけでなく、コイルバネ42の力を受け
るので、加熱ロール用剥離爪30の先端を確実に第1の
支持部材23側に向けることができる。但し、コイルバ
ネ42の強さは、第1の支持部材23が通常位置に戻る
ときに、第2の支持部材25に自重によって押し戻され
る程度の強さに設定されている。
【0030】[実施例3]図5は、本発明の用紙剥離装
置の実施例3を示す概略断面図である。なお、実施例1
と対応する部材には同一符号を付している。
【0031】実施例3においては、第2の支持部材25
の加熱ロール用剥離爪30側の端部が延長されて延長部
43が形成され、この延長部43の先端に、回転支持軸
37を回動中心として加圧ロール用剥離爪38が設けら
れている。
【0032】通常状態では、第1の支持部材、第2の支
持部材、加熱ロール14用の剥離爪、加圧ロール15用
の剥離爪は、それぞれ符号23,25,30,38で示
される位置にあるが、紙詰まり時には、第1の支持部材
23を回転支持軸24を中心として退避位置まで回転さ
せる。この時、第2の支持部材25は、回転支持軸26
を中心に自重によつて回転し、第2の支持部材25に形
成されたストッパ35が、第1の支持部材23の遊端に
形成された支持板39に衝突して、第2の支持部材25
が停止する。
【0033】実施例3においては、加圧ロール15用の
加圧ロール用剥離爪38も加熱ロール14用の加熱ロー
ル用剥離爪30と一緒に退避するので、加圧ロール15
側で紙詰まりが発生した場合でも容易に取り除くことが
できる。
【0034】[実施例4]図6は、本発明の用紙剥離装
置の実施例4を示す概略断面図である。なお、実施例1
と対応する部材には同一符号を付している。
【0035】実施例4における加熱ロール14用の加熱
ロール用剥離爪30の退避機構は、実施例1に示された
ものと同一のものである。
【0036】実施例4においては、フレーム22の用紙
排出側の下端部に、第3の支持部材44の基端部が、回
転支持軸45を介して回転自在に支持されている。第3
の支持部材44と一体になったレバー部46の先端に
は、第4の支持部材47の基端部が、回転支持軸48を
介して回転自在に支持されている。また、第4の支持部
材47と一体にレバー部49と下側用紙案内板50が形
成されている。下側用紙案内板50の用紙搬送方向下流
側の端部には、紙面に対して直交する方向に突出するス
トッパ51が形成されている。また、第4の支持部材4
7に一体的に形成された支持板52に、回転支持軸37
を介して加圧ロール用剥離爪38が回動自在に支持され
ている。
【0037】通常状態においては、加熱ロール用剥離爪
30及び加圧ロール用剥離爪38は、加熱ロール14及
び加圧ロール15に対して接触状態にあり、加熱ロール
14及び加圧ロール15から用紙を剥離する。
【0038】紙詰まりが発生した場合には、オペレータ
は、支持部材44と一体になったレバー部46を手で持
って、図7に示すように、回転支持軸45を中心にして
退避位置まで回転させる。この時、第4の支持部材47
は、回転支持軸48を中心に自重によって、図において
時計方向に回転するので、図7に符号Cで示す姿勢とな
り、加圧ロール15用の剥離爪54の先端は、定着ユニ
ット18の内側を向く。したがって、加圧ロール15で
紙詰まりが生じた場合でも、詰まった用紙を容易に除去
することができる。また、剥離爪54の先端にオペレー
タの手が触ることがないので安全である。
【0039】次に、オペレータは、詰まった用紙を除去
した後に、第4の支持部材47と一体に形成されたレバ
ー部49を手で持って、回転支持軸45を中心にして通
常の位置まで戻すが、第4の支持部材47に設けられた
ストッパ51が、図7に符号Dで示すように、フレーム
22に衝突し、これ以降は、第4の支持部材47は、ス
トッパ51とフレーム22との接触位置を回動中心とし
て、反時計方向に回転する。したがって、剥離爪54の
先端の方向は右下方向から右上方向に変化し、図6に示
すように加圧ロール15の面に沿った状態で加圧ロール
15の表面に接触する。これにより、剥離爪54の先端
が加圧ロール15の表面に対して直角に近い角度で衝突
することがなく、加圧ロール15の表面に傷が付くのを
防止することができる。
【0040】なお、上述した実施例においては、定着ユ
ニット18が、転写ユニット17に取り付けた状態で転
写ユニット17と一体的に構成されており、定着ユニッ
ト18と転写ユニット17が同時に引き出されるように
なっているが、定着ユニットと転写ユニット17を独立
に引き出し可能とした装置、或いは、定着ユニット18
のみを引き出し可能とした装置に対しても本発明を適用
することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の用紙剥離装置によれば、剥離爪
を退避位置に移動させた時に、剥離爪の先端が上を向く
ことがないので、定着装置を含むユニットが画像形成装
置本体から引き出し可能とされた装置においても、詰ま
った紙の用紙の除去時にオペレータの手が剥離爪の先端
に触れることがなく、オペレータの安全が確保できる。
また、加圧ロールの紙詰まりも容易に除去することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の用紙剥離装置が適用される複写機の
原理的構成を示す概略断面図である。
【図2】 複写機本体から転写ユニットと定着ユニット
を引き出した状態を示す斜視図である。
【図3】 本発明の用紙剥離装置の実施例1を示す概略
断面図である。
【図4】 本発明の用紙剥離装置の実施例2を示す概略
断面図である。
【図5】 本発明の用紙剥離装置の実施例4を示す概略
断面図である。
【図6】 本発明の用紙剥離装置の実施例5の通常状態
を示す概略断面図である。
【図7】 本発明の用紙剥離装置の実施例5の退避状態
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…プラテンカバー、2…画像読取装置、3…露光装
置、4…感光体ドラム、5…帯電コロトロン、6…現像
装置、7…転写ドラム、8a,8b,8c…給紙トレ
イ、9…帯電コロトロン、10転写コロトロン…、11
…除電コロトロン、12…剥離コロトロン、13…定着
装置、14…加熱ロール、15…加圧ロール、16…コ
ピー受け、17…転写ユニット、18…定着ユニット、
19…伸縮レール、20…フロントカバー、21…レバ
ー、22…フレーム、23…第1の支持部材、24…回
転支持軸、25…第2の支持部材、26…回転支持軸、
27a,27b…端部、28…剥離爪支持アーム、29
…回転支持軸、30…剥離爪、31…フック、32…引
っ張りバネ、33…板バネ、34…支持板、35…スト
ッパ、36…タイバー、37…回転支持軸、38…剥離
爪、39…支持板、40…上側用紙案内板、41…下側
用紙案内板、42…コイルバネ、43…延長部、44…
第3の支持部材、45…回転支持軸、46…レバー部、
47…第4の支持部材、48…回転支持軸、49…レバ
ー部、50…下側用紙案内板、51…ストッパ、52…
支持板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方がロールであり、他方が
    ロールに対して圧接する圧接部材で、且つ、少なくとも
    一方に熱源を備え画像形成装置本体に対して引き出し可
    能に設けられた定着装置において使用される用紙剥離装
    置であって、前記ロールの表面に接触するロール用剥離
    爪と前記圧接部材の表面に接触する圧接部材用剥離爪と
    を備えた用紙剥離装置において、 前記ロール及び前記圧接部材を収納するフレームに対し
    て回動可能に設けられ、前記ロール用剥離爪を前記ロー
    ルに接触させる位置と前記ロールから退避させる位置を
    取りえる第1の支持部材と、 前記第1の支持部材の遊端側に回動自在に設けられ、前
    記ロール用剥離爪を支持する第2の支持部材とを備え、 前記第1の支持部材を前記ロール用剥離爪の退避位置に
    回動した時、前記第2の支持部材を前記第1の支持部材
    の回動方向とは反対方向に回動させ、前記ロール用剥離
    爪の先端が前記第1の支持部材側に向くようにしたこと
    を特徴とする用紙剥離装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の支持部材の一部が、前記ロー
    ルと前記圧接部材の間を通過した用紙を案内する一対の
    用紙案内板のうちの上側用紙案内板を構成していること
    を特徴とする請求項1記載の用紙剥離装置。
  3. 【請求項3】 前記圧接部材用剥離爪と前記一対の用紙
    案内板のうちの下側用紙案内板が、前記第2の支持部材
    と一体になつて移動することを特徴とする請求項1に記
    載の用紙剥離装置。
  4. 【請求項4】 前記フレームに対して回動可能に設けら
    れ、前記圧接部材用剥離爪を前記圧接部材から退避させ
    る第3の支持部材と、この第3の支持部材に回動自在に
    設けられ、前記圧接部材用剥離爪を支持する第4の支持
    部材を備え、 前記第3の支持部材を前記圧接部材用剥離爪の退避位置
    に回動した時、前記第4の支持部材の回動により剥離爪
    の先端が前記第3の支持部材側に向くようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の用紙剥離装置。
  5. 【請求項5】 前記第4の支持部材には、前記第3の支
    持部材を通常位置側に回動する時に、前記フレームの一
    部に衝突して前記第4の支持部材の向きを変えるストッ
    パが形成されていることを特徴とする請求項4に記載の
    用紙剥離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011191388A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2013097078A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Sharp Corp 用紙剥離部材及び画像形成装置
JP2016090661A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
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