JP3560201B2 - 用紙剥離装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機等の画像形成装置において、複写用紙上に転写されたトナー画像を熱或いは圧力によって定着する少なくとも一方がロールの定着装置から用紙を剥離する用紙剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロール式定着装置においては、ロールと加圧ロールとからなる一対の定着ロールの間のニップ部分を通過する用紙は、トナーの溶融時に生ずる粘着性等の理由によつて定着ロールに巻き付く傾向がある。この用紙の巻き付きを防止するため、従来から定着ロールの表面に対して接触する剥離爪を設け、剥離爪の先端で用紙を定着ロールの表面から剥離することが行われている。また、定着装置において、ジャム(紙詰まり)が発生したときに、ジャム除去を容易に行えるように、剥離爪を定着ロールの表面から退避できるようにした機構が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複写機の定着器収容部周辺には、前記剥離爪を前記定着ロールから十分に離隔するだけのスペースを有しないのが一般的であるため、ジャム除去に際して、前記剥離爪先端にオペレータの手が触つて、手を負傷するおそれがあった。
【0004】
そこで、ジャム紙の除去を行う際に、オペレータの負傷事故を防止するために、剥離爪を定着ロールの表面から退避させたときに、剥離爪の先端を上方に向けて、オペレータの手が剥離爪の先端に直接接触しないようにした用紙剥離装置が特公平4−43268号公報に開示されている。
【0005】
一方、ジャム紙の除去、複写機の修理保守を容易にするために、定着装置、或いは、定着装置を含む画像形成装置がユニット化され、この定着装置を含むユニットが複写機本体に対して前後方向に引き出し可能に設けた複写機が知られている。
【0006】
この定着装置を含むユニットが複写機本体に対して引き出し可能に設けられた複写機においては、このユニットを複写機本体から引き出したときに、定着装置の上面が外部に対して露出する。このため、この形式の定着装置に対して上記公報に記載の用紙剥離装置を適用した場合には、剥離爪を定着ロールの表面から退避させたときに、剥離爪の先端が上方に向くために、定着装置を含むユニットを本体から引き出してオペレータが保守点検を行う際に非常に危険である。
【0007】
このような危険を防止するために、剥離爪の先端を覆うようなカバー部材を設けることも考えらるが、コストが上昇するとともに、定着装置を含むユニットが大型化するという問題が生じる。
【0008】
また、上記公報に記載の用紙剥離装置においては、加熱ロールに対する剥離爪しか退避できないので、加圧ロール側に用紙が巻き付いたような場合には、詰まった用紙を取り除くのが困難であるという問題がある。
【0009】
そこで本発明は、定着装置を含むユニットが複写機本体に対して引き出し可能に設けられた複写機において、剥離爪を定着ロールの表面から退避させたときの、オペレータに対する安全性を確保することを課題とする。また、本発明は、加圧ロール側のジャムに対しても容易に対応できるようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも一方がロールであり、他方がロールに対して圧接する圧接部材で、且つ、少なくとも一方に熱源を備え画像形成装置本体に対して引き出し可能に設けられた定着装置において使用される用紙剥離装置であって、前記ロールの表面に接触するロール用剥離爪と前記圧接部材の表面に接触する圧接部材用剥離爪とを備えた用紙剥離装置において、前記ロール及び前記圧接部材を収納するフレームに対して回動可能に設けられ、前記ロール用剥離爪を前記ロールに接触させる位置と前記ロールから退避させる位置を取り得る第1の支持部材と、前記第1の支持部材の遊端側に回動自在に設けられ、前記ロール用剥離爪を支持する第2の支持部材とを備え、前記第1の支持部材を前記ロール用剥離爪の退避位置に回動させた時、前記第2の支持部材が自重によって回動して前記ロール用剥離爪の先端が前記第1の支持部材側に向くことを特徴とする。
【0011】
また本発明は、前記第2の支持部材の一部が、前記ロールと前記圧接部材の間を通過した用紙を案内する一対の用紙案内板のうちの上側用紙案内板を構成していることを特徴とする。
【0012】
また本発明は、前記圧接部材用剥離爪と前記一対の用紙案内板のうちの下側用紙案内板が、前記第2の支持部材と一体になて移動することを特徴とする。
【0013】
また本発明は、前記フレームに対して回動可能に設けられ、前記圧接部材用剥離爪を前記圧接部材から退避させる第3の支持部材と、この第3の支持部材に回動自在に設けられ、前記圧接部材用剥離爪を支持する第4の支持部材を備え、前記第3の支持部材を前記圧接部材用剥離爪の退避位置に回動させた時、前記第4の支持部材が自重によって回動して前記圧接部材用剥離爪の先端が前記第3の支持部材側に向くことを特徴とする。
【0014】
また本発明は、前記第4の支持部材には、前記第3の支持部材を通常位置側に回動する時に、前記フレームの一部に衝突して前記第4の支持部材の向きを変えるストッパが形成されていることを特徴とする。さらに本発明は、前記第2の支持部材を前記第1の支持部材の遊端側に回動自在に支持する回転支持軸には、前記第2の支持部材に対して前記ロール用剥離爪の先端が前記第1の支持部材側に向く方向の力を付勢するコイルバネが設けられていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基づいて、本発明の用紙剥離装置の構成を詳細に脱明する。
【0016】
図1は、本発明の用紙剥離装置が適用される複写機の原理的構成を示す概略断面図である。複写機の上部には、プラテンガラス(図示せず)上に載置され、背面がプラテンカバー1で覆われた原稿(図示せず)の画像を読み取って電気的な画像信号に変換する画像読取装置2が配置されている。画像読取装置2からの画像信号は露光装置3に供給され、露光装置3からは画像信号により変調されたレーザビームが感光体ドラム4に照射される。感光体ドラム4の表面は、帯電コロトロン5により一様に帯電されているので、露光により感光体ドラム4の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置6により現像される。本実施例においては、現像装置6としてロータリー現像器を使用しており、感光体ドラム4上に順次形成される四つの静電潜像を、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のカラートナーで順次現像して、感光体ドラム4上に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラートナー像を形成するようにしている。感光体ドラム4に対しては転写ドラム7が圧接状態で設けられている。
【0017】
一方、給紙トレイ8a,8b,8c或いは手差しトレイ8dのいずれかから送り出された用紙は、帯電コロトロン9により転写ドラム7の表面に静電的に吸着される。転写ドラム7の回転に従って用紙が感光体ドラム4と転写ドラム7のニップ部を通過すると、転写コロトロン10により感光体ドラム4上のカラートナー像が転写ドラム7上の用紙に転写される。第1色(たとえば、イエロー)のトナー像が転写された用紙は、転写ドラム7の回転に連れて除電コロトロン11を通過し、転写ドラム面の電荷が消去された後、再度感光体ドラム4と転写ドラム7のニップ部に送られ、第2色(たとえば、マゼンタ)のカラートナー像が転写ドラム7上の用紙に転写される。以下同様に、転写ドラム7の1回転ごとに第3色(たとえば、シアン)、第4色(たとえば、ブラック)のカラートナー像が転写ドラム7上の用紙に転写され、用紙上に4色のトナー像が多重転写され、フルカラーのトナー像が形成される。
【0018】
フルカラーのトナー像が形成された用紙は、剥離コロトロン12により転写ドラム7の表面から剥離され、定着装置13の加熱ロール14と加圧ロール15との間のニップ部を通過して定着処理を受けた後に、コピー受け16に排出される。
【0019】
図1に示す複写機において、転写ドラム7及びその周辺の部品が、転写ユニット17として一体的に構成されており、定着装置13の加熱ロール14と加圧ロール15及びその周辺の部品が定着ユニット18として一体的に構成されている。そして、転写ユニット17と定着ユニット18は、複写機本体に対して前後方向に引き出し可能となっている。
【0020】
図2は、複写機本体から転写ユニット17と定着ユニット18を引き出した状態を示す斜視図である。定着ユニット18は、転写ユニット17に取り付けた状態で転写ユニット17と一体的に構成されており、転写ユニット17の下部と複写機本体との間には、転写ユニット17と定着ユニット18を、複写機本体に対して前後方向に引き出し可能とするための伸縮レール19が設けられている。
【0021】
転写ユニット17と定着ユニット18は、複写機本体の前面に開閉自在に設けられたフロントカバー20を開き、レバー21を所定方向に回動して転写ユニット17及び定着ユニット18と複写機本体との間のロック状態を解除し、レバー21を手前に引くことにより、複写機本体から手前に引き出すことができる。
【0022】
以下、上述した定着ユニット18において使用される用紙剥離装置のいくつかの実施例について説明する。
【0023】
[実施例1]
図3は、本発明の用紙剥離装置の実施例1を示す概略断面図である。定着ユニット18のハウジングを構成するフレーム22の内部には、加熱ロール14と加圧ロール15が互いに圧接状態に設けられている。定着ユニット18の用紙排出方向の側面には、板状の第1の支持部材23が定着ユニット18に対して開閉自在に設けられている。第1の支持部材23の基端部は、回転支持軸24を介してフレーム22の用紙排出側の上端部に回転自在に支持されている。また、第1の支持部材23の遊端部に形成された支持板39には、第2の支持部材25が回転支持軸26を介して回転自在に支持されている。第2の支持部材25の一方の端部27aはL字状に折り曲げられており、他方の端部27bにはL字状の剥離爪支持アーム28が、回転支持軸29を介して取り付けられている。剥離爪支持アーム28の一方の端部には加熱ロール14の表面に接触する加熱ロール用剥離爪30が取り付けられ、他方の端部と回転支持軸26と第2の支持部材25に形成されたフック31の間には引っ張りバネ32が張架されている。また、第2の支持部材25には、剥離爪支持アーム28の他方の端部を覆うように板バネ33が設けられている。また、第2の支持部材25の回転支持軸26で支持されている支持板34の一部から、紙面に対して垂直方向に突出するストッパ35が形成されている。更に、回転支持軸26の近傍において、紙面に対して垂直方向に一定の間隔を空けて配置された一対のフレーム22間に連結するタイバー36が設けられている。また、加圧ロール15に対しても回転支持軸37を回動中心として加圧ロール用剥離爪38が設けられている。
【0024】
前記第2の支持部材25の加熱ロール用剥離爪30側の端部には一体的に上側用紙案内板40が形成され、また、加圧ロール15側には下側用紙案内板41がフレーム22に対して固定された状態で設けられる。
【0025】
次に、図3に示す本発明の用紙剥離装置の実施例1の動作について説明する。通常動作時においては、第1の支持部材23及び第2の支持部材25は、符号Aで示す通常位置にあり、加熱ロール用剥離爪30の先端は加熱ロール14の表面に接触した状態である。また、加圧ロール用剥離爪38の先端は常時加圧ロール15の表面に接触した状態である。したがって、加熱ロール14と加圧ロール15との間のニップ部を通過した用紙が、加熱ロール14或いは加圧ロール15の表面に貼りついた場合でも、貼りつきが非常に強固でない限りは、加熱ロール用剥離爪30或いは加圧ロール用剥離爪38により剥離することができる。加熱ロール14と加圧ロール15との間のニップ部を通過した用紙は、上側用紙案内板40と下側用紙案内板41により案内されて、用紙受け16に排出される。
【0026】
次に、何らかの原因で紙詰まりが生じた場合には、第1の支持部材23を回転支持軸24を中心として、図において時計方向に回動して、符号Bで示す退避位置まで回転させる。なお、図において、退避位置にある各部材の符号にはダッシュを付している。このとき第2の支持部材25は、回転支持軸26を中心に自重によつて反時計方向に回転し、第2の支持部材25に形成されたストッパ35が、第1の支持部材23の遊端に形成された支持板39に衝突して、第2の支持部材25の姿勢が決定される。これにより、加熱ロール用剥離爪30の先端は、第1の支持部材23側、すなわち、下側を向くことになる。したがって、オペレータが、詰まった用紙を取り除くために、手を定着装置に近づけた場合でも、手が加熱ロール用剥離爪30の先端に触れて怪我をすることがない。
【0027】
次に、詰まった用紙を除去した後に、第1の支持部材23を回転支持軸24を中心として反時計方向に回転してもとの位置に戻すが、このとき、第2の支持部材25に設けられた板バネ33がタイバー36と接触して、加熱ロール用剥離爪30を下方に押し下げる。これにより、加熱ロール用剥離爪30の先端が加熱ロール14の表面に対して直角に近い角度で衝突することがなく、加熱ロール14の表面に傷が付くのを防止することができる。
【0028】
[実施例2]
図4は、本発明の用紙剥離装置の実施例2を示す概略断面図である。なお、実施例1と対応する部材には同一符号を付している。
【0029】
上記した実施例1においては、第1の支持部材23を回転支持軸24を中心として退避位置まで回転させたときに、第2の支持部材25を自重によつて回転させているが、実施例2においては、回転支持軸26にコイルバネ42を設けて、第2の支持部材25に対して反時計方向、すなわち、加熱ロール用剥離爪30の先端が第1の支持部材23側に向く方向の力を付勢している。これにより、第2の支持部材25は、退避位置にあるときに、自重だけでなく、コイルバネ42の力を受けるので、加熱ロール用剥離爪30の先端を確実に第1の支持部材23側に向けることができる。但し、コイルバネ42の強さは、第1の支持部材23が通常位置に戻るときに、第2の支持部材25に自重によって押し戻される程度の強さに設定されている。
【0030】
[実施例3]
図5は、本発明の用紙剥離装置の実施例3を示す概略断面図である。なお、実施例1と対応する部材には同一符号を付している。
【0031】
実施例3においては、第2の支持部材25の加熱ロール用剥離爪30側の端部が延長されて延長部43が形成され、この延長部43の先端に、回転支持軸37を回動中心として加圧ロール用剥離爪38が設けられている。
【0032】
通常状態では、第1の支持部材、第2の支持部材、加熱ロール14用の剥離爪、加圧ロール15用の剥離爪は、それぞれ符号23,25,30,38で示される位置にあるが、紙詰まり時には、第1の支持部材23を回転支持軸24を中心として退避位置まで回転させる。この時、第2の支持部材25は、回転支持軸26を中心に自重によつて回転し、第2の支持部材25に形成されたストッパ35が、第1の支持部材23の遊端に形成された支持板39に衝突して、第2の支持部材25が停止する。
【0033】
実施例3においては、加圧ロール15用の加圧ロール用剥離爪38も加熱ロール14用の加熱ロール用剥離爪30と一緒に退避するので、加圧ロール15側で紙詰まりが発生した場合でも容易に取り除くことができる。
【0034】
[実施例4]
図6は、本発明の用紙剥離装置の実施例4を示す概略断面図である。なお、実施例1と対応する部材には同一符号を付している。
【0035】
実施例4における加熱ロール14用の加熱ロール用剥離爪30の退避機構は、実施例1に示されたものと同一のものである。
【0036】
実施例4においては、フレーム22の用紙排出側の下端部に、第3の支持部材44の基端部が、回転支持軸45を介して回転自在に支持されている。第3の支持部材44と一体になったレバー部46の先端には、第4の支持部材47の基端部が、回転支持軸48を介して回転自在に支持されている。また、第4の支持部材47と一体にレバー部49と下側用紙案内板50が形成されている。下側用紙案内板50の用紙搬送方向下流側の端部には、紙面に対して直交する方向に突出するストッパ51が形成されている。また、第4の支持部材47に一体的に形成された支持板52に、回転支持軸37を介して加圧ロール用剥離爪38が回動自在に支持されている。
【0037】
通常状態においては、加熱ロール用剥離爪30及び加圧ロール用剥離爪38は、加熱ロール14及び加圧ロール15に対して接触状態にあり、加熱ロール14及び加圧ロール15から用紙を剥離する。
【0038】
紙詰まりが発生した場合には、オペレータは、支持部材44と一体になったレバー部46を手で持って、図7に示すように、回転支持軸45を中心にして退避位置まで回転させる。この時、第4の支持部材47は、回転支持軸48を中心に自重によって、図において時計方向に回転するので、図7に符号Cで示す姿勢となり、加圧ロール15用の剥離爪54の先端は、定着ユニット18の内側を向く。したがって、加圧ロール15で紙詰まりが生じた場合でも、詰まった用紙を容易に除去することができる。また、剥離爪54の先端にオペレータの手が触ることがないので安全である。
【0039】
次に、オペレータは、詰まった用紙を除去した後に、第4の支持部材47と一体に形成されたレバー部49を手で持って、回転支持軸45を中心にして通常の位置まで戻すが、第4の支持部材47に設けられたストッパ51が、図7に符号Dで示すように、フレーム22に衝突し、これ以降は、第4の支持部材47は、ストッパ51とフレーム22との接触位置を回動中心として、反時計方向に回転する。したがって、剥離爪54の先端の方向は右下方向から右上方向に変化し、図6に示すように加圧ロール15の面に沿った状態で加圧ロール15の表面に接触する。これにより、剥離爪54の先端が加圧ロール15の表面に対して直角に近い角度で衝突することがなく、加圧ロール15の表面に傷が付くのを防止することができる。
【0040】
なお、上述した実施例においては、定着ユニット18が、転写ユニット17に取り付けた状態で転写ユニット17と一体的に構成されており、定着ユニット18と転写ユニット17が同時に引き出されるようになっているが、定着ユニットと転写ユニット17を独立に引き出し可能とした装置、或いは、定着ユニット18のみを引き出し可能とした装置に対しても本発明を適用することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の用紙剥離装置によれば、剥離爪を退避位置に移動させた時に、剥離爪の先端が上を向くことがないので、定着装置を含むユニットが画像形成装置本体から引き出し可能とされた装置においても、詰まった紙の用紙の除去時にオペレータの手が剥離爪の先端に触れることがなく、オペレータの安全が確保できる。また、加圧ロールの紙詰まりも容易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙剥離装置が適用される複写機の原理的構成を示す概略断面図である。
【図2】複写機本体から転写ユニットと定着ユニットを引き出した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の用紙剥離装置の実施例1を示す概略断面図である。
【図4】本発明の用紙剥離装置の実施例2を示す概略断面図である。
【図5】本発明の用紙剥離装置の実施例4を示す概略断面図である。
【図6】本発明の用紙剥離装置の実施例5の通常状態を示す概略断面図である。
【図7】本発明の用紙剥離装置の実施例5の退避状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…プラテンカバー、2…画像読取装置、3…露光装置、4…感光体ドラム、5…帯電コロトロン、6…現像装置、7…転写ドラム、8a,8b,8c…給紙トレイ、9…帯電コロトロン、10転写コロトロン…、11…除電コロトロン、12…剥離コロトロン、13…定着装置、14…加熱ロール、15…加圧ロール、16…コピー受け、17…転写ユニット、18…定着ユニット、19…伸縮レール、20…フロントカバー、21…レバー、22…フレーム、23…第1の支持部材、24…回転支持軸、25…第2の支持部材、26…回転支持軸、27a,27b…端部、28…剥離爪支持アーム、29…回転支持軸、30…剥離爪、31…フック、32…引っ張りバネ、33…板バネ、34…支持板、35…ストッパ、36…タイバー、37…回転支持軸、38…剥離爪、39…支持板、40…上側用紙案内板、41…下側用紙案内板、42…コイルバネ、43…延長部、44…第3の支持部材、45…回転支持軸、46…レバー部、47…第4の支持部材、48…回転支持軸、49…レバー部、50…下側用紙案内板、51…ストッパ、52…支持板

Claims (6)

  1. 少なくとも一方がロールであり、他方がロールに対して圧接する圧接部材で、且つ、少なくとも一方に熱源を備え画像形成装置本体に対して引き出し可能に設けられた定着装置において使用される用紙剥離装置であって、前記ロールの表面に接触するロール用剥離爪と前記圧接部材の表面に接触する圧接部材用剥離爪とを備えた用紙剥離装置において、
    前記ロール及び前記圧接部材を収納するフレームに対して回動可能に設けられ、前記ロール用剥離爪を前記ロールに接触させる位置と前記ロールから退避させる位置を取り得る第1の支持部材と、
    前記第1の支持部材の遊端側に回動自在に設けられ、前記ロール用剥離爪を支持する第2の支持部材とを備え、
    前記第1の支持部材を前記ロール用剥離爪の退避位置に回動させた時、前記第2の支持部材が自重によって回動して前記ロール用剥離爪の先端が前記第1の支持部材側に向くことを特徴とする用紙剥離装置。
  2. 前記第2の支持部材の一部が、前記ロールと前記圧接部材の間を通過した用紙を案内する一対の用紙案内板のうちの上側用紙案内板を構成していることを特徴とする請求項1記載の用紙剥離装置。
  3. 前記圧接部材用剥離爪と前記一対の用紙案内板のうちの下側用紙案内板が、前記第2の支持部材と一体になて移動することを特徴とする請求項に記載の用紙剥離装置。
  4. 前記フレームに対して回動可能に設けられ、前記圧接部材用剥離爪を前記圧接部材から退避させる第3の支持部材と、この第3の支持部材に回動自在に設けられ、前記圧接部材用剥離爪を支持する第4の支持部材を備え、
    前記第3の支持部材を前記圧接部材用剥離爪の退避位置に回動させた時、前記第4の支持部材が自重によって回動して前記圧接部材用剥離爪の先端が前記第3の支持部材側に向くことを特徴とする請求項1記載の用紙剥離装置。
  5. 前記第4の支持部材には、前記第3の支持部材を通常位置側に回動する時に、前記フレームの一部に衝突して前記第4の支持部材の向きを変えるストッパが形成されていることを特徴とする請求項4に記載の用紙剥離装置。
  6. 前記第2の支持部材を前記第1の支持部材の遊端側に回動自在に支持する回転支持軸には、前記第2の支持部材に対して前記ロール用剥離爪の先端が前記第1の支持部材側に向く方向の力を付勢するコイルバネが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の用紙剥離装置。
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