JPH10206820A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Publication number
JPH10206820A
JPH10206820A JP9006282A JP628297A JPH10206820A JP H10206820 A JPH10206820 A JP H10206820A JP 9006282 A JP9006282 A JP 9006282A JP 628297 A JP628297 A JP 628297A JP H10206820 A JPH10206820 A JP H10206820A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
frame
reference potential
drive circuit
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Pending
Application number
JP9006282A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Toriyama
良男 鳥山
Akitoshi Matsuda
章稔 松田
Kaoru Hasegawa
薫 長谷川
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームと駆動回路基板の基準電位印加部と
を直接電気的に接続するようにして、薄型化、狭額縁化
を図ること可能となる液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示パネルと、前記液晶表示パネル
の周囲に実装された複数の駆動回路基板と、前記液晶表
示パネルを照射するバックライト(101)とが、フレ
ームにより一体化されている液晶表示装置において、前
記複数の駆動回路基板(103,104)の少なくとも
1つは、基準電位が供給される基準電位配線に接続され
る基準電位印加部(121)を有する突起部(120)
を有し、前記突起部の基準電位印加部と前記フレームと
が電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
わり、特に、液晶表示装置の薄型化、狭額縁化に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置の1つとして、単純
マトリックス型液晶表示モジュール(LCM)が公知で
ある。
【0003】図10は、従来の単純マトリックス型液晶
表示モジュール(LCM)の分解斜視図である。
【0004】同図に示すように、従来の単純マトリック
ス型液晶表示モジュール(LCM)は、金属板から成る
枠状の上側フレーム501、液晶表示パネル部510、
バックライト520とから構成され、液晶表示パネル部
510を、バックライト520の上に載置し、さらに、
この上に上側フレーム501を重ね、上側フレーム50
1に設けらた爪で、バックライト520を挟み込むこと
により、液晶表示モジュール(LCM)が組み立てられ
る。
【0005】ここで、液晶表示パネル部510は、液晶
表示パネル(LCD)511と、この液晶表示パネル
(LCD)511の周囲に実装されるセグメント側駆動
回路基板(SEG PCB)512と、コモン側駆動回
路・電源回路基板(COM/POW PCB)513と
から構成される。
【0006】このセグメント側駆動回路基板512及び
コモン側駆動回路・電源回路基板513には、それぞれ
セグメント側テープキャリアパッケージ(SEG TC
P)514およびコモン側テープキャリアパッケージ
(COM TCP)515が実装される。また、各テー
プキャリアパッケージ(514,515)には、液晶表
示パネル(LCD)511を駆動するICチップがテー
プ・オートメイティド・ボンディング法(TAB)によ
り実装される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、上側フレーム5
01はEMC(electromagnetic in
terference)対策のために基準電位(GN
D)とされ、さらに、この上側フレーム501は、駆動
回路基板(512,513)の基準電位(GND)が供
給される基準電位配線に接続するようにしていた。
【0008】図11は、従来の液晶表示モジュール(L
CM)における、上側フレーム501と駆動回路基板
(512,513)の基準電位配線との接続方法を説明
するための図である。
【0009】図11に示すように、従来、上側フレーム
501と駆動回路基板(512,513)の基準電位配
線とを接続する場合には、駆動回路基板(512,51
3)の上側フレーム501側の端部にFGパッド部(基
準電位印加部)516を設け、また、上側フレーム50
1にFG爪502を設け、このFG爪502を内側に折
り曲げて、駆動回路基板(512,513)のFGパッ
ド部516に重ね、その後、図11に示す半田付け部5
17のように、FG爪502と駆動回路基板(512,
513)のFGパッド部516とを半田付けして、両者
を電気的に接続するようにしていた。
【0010】このように、従来の液晶表示モジュール
(LCM)においては、上側フレーム501に設けたF
G爪502を液晶表示モジュール(LCM)の内側に折
り曲げ、上側フレーム501と駆動回路基板(512,
513)の基準電位配線とを接続するようにしているた
め、液晶表示モジュール(LCM)の厚みに、FG爪5
02の高さ(H)が加わることになり、液晶表示モジュ
ール(LCM)の薄型化を阻害するという問題点があっ
た。
【0011】また、近年、液晶表示モジュール(LC
M)等の液晶表示装置においては、液晶表示パネルの表
示画面が、ますます大画面化され、それに伴い、液晶表
示パネルの狭額縁化、即ち、液晶表示パネルの周囲部分
(額縁)が小さくなっている。
【0012】しかしながら、液晶表示モジュール(LC
M)の薄型化を図るためには、折り曲げられたFG爪5
02の長さ(L1)分の領域に他の部材を配置すること
ができず、液晶表示パネルの狭額縁化を図ることができ
ないという問題点があった。
【0013】このように、液晶表示モジュール(LC
M)等の従来の液晶表示装置における、上側フレーム5
01と駆動回路基板(512,513)の基準電位配線
との接続方法では、液晶表示装置の薄型化、狭額縁化を
図ることができないという問題点があった。
【0014】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、液晶表
示装置において、フレームと駆動回路基板の基準電位印
加部とを直接電気的に接続するようにして、薄型化、狭
額縁化を図ることが可能となる技術を提供することにあ
る。
【0015】本発明の前記目的並びにその他の目的及び
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0017】液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの
周囲に実装された複数の駆動回路基板と、前記液晶表示
パネルを照射するバックライトとが、フレームにより一
体化されている液晶表示装置において、前記複数の駆動
回路基板の少なくとも1つは、基準電位が供給される基
準電位配線に接続される基準電位印加部を有する突起部
を有し、前記突起部の基準電位印加部と前記フレームと
が電気的に接続される。
【0018】前記フレームは、前記駆動回路基板の突起
部が挿入される挿入孔を有し、当該挿入孔の周囲部分と
前記駆動回路基板の突起部の基準電位印加部とが、半田
付けにより電気的に接続される。
【0019】前記フレームは、所定形状の切り抜きによ
り形成された舌片部を有し、当該舌片部と前記駆動回路
基板の突起部の基準電位印加部とが、半田付けにより電
気的に接続される。
【0020】前記フレームに形成される切り抜きは、L
字型の切り抜きである。
【0021】前記フレームに形成される切り抜きは、U
字型の切り抜きである。
【0022】前記手段によれば、液晶表示装置におい
て、複数の駆動回路基板の少なくとも1つに突起部を設
けるとともに、当該突起部に、基準電位が供給される基
準電位配線に接続される基準電位印加部を設け、当該突
起部をフレームに当接させて、当該突起部の基準電位印
加部とフレームとを電気的に接続するようにしたので、
従来のように、FG爪を設ける必要がなくなり、液晶表
示装置の薄型化、狭額縁化を図ることが可能となる。
【0023】前記手段によれば、フレーム、あるいは駆
動回路基板の製造誤差を吸収することができるので、液
晶表示モジュールを安価に製造することが可能となる。
【0024】前記手段によれば、駆動回路基板とフレー
ムとの位置合わせが容易となるので、液晶表示モジュー
ルの組立作業の簡略化を図ることが可能となり、液晶表
示モジュールの組立作業の作業性を向上させることが可
能となる。
【0025】前記手段によれば、突起部の基準電位印加
部とフレームとを半田付けする際に熱が周囲に拡散する
ことがないので、半田付けが容易となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を単純マトリックス
型液晶表示モジュール(LCM)に適用した発明の実施
の形態を図面を参照して説明する。
【0027】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0028】図1は、本発明の一発明の実施の形態であ
る単純マトリックス型液晶表示モジュール(LCM)の
概略構成を示す分解斜視図である。
【0029】本実施の形態の液晶表示モジュール(LC
M)においては、冷陰極蛍光灯108、この冷陰極蛍光
灯108からの光を液晶表示パネル(LCD)102に
照射する導光板組立体107、導光板組立体107から
の光を集光するプリズムシート106、および、金属板
に白色塗料が塗布された下側フレーム112が、図1に
示す順序で、枠状に形成されたモールド105の窓部に
嵌め込まれる。
【0030】導光板組立体107の側面に沿って、冷陰
極蛍光灯108が近接して配置され、この冷陰極蛍光灯
108の外側、および導光板組立体107の照射光入射
面を含む領域に渡って、ランプ反射シート111が設け
られる。これにより、冷陰極蛍光灯108の光を少しで
も多く導光板組立体107に導くと同時に、省スペース
化を図っている。さらに、冷陰極蛍光灯108には、コ
ネクタ116、ケーブル110を介して外部から高電圧
が印加される。
【0031】ここで、モールド105、プリズムシート
106、冷陰極蛍光灯108、ランプ反射シート11
1、導光板組立体107および下側フレーム112は、
液晶表示パネル(LCD)102に光を照射するための
バックライト115を構成する。
【0032】なお、モールド105は、ポリカーボネー
トとABS樹脂とを混合したプラスチック材料で形成さ
れる。また、109はゴムブッシュである。
【0033】また、従来の液晶表示モジュール(LC
M)と同様、液晶表示パネル(LCD)102の周囲に
は、セグメント側駆動回路基板103、コモン側駆動回
路・電源回路基板104が実装され、この各駆動回路基
板(103,104)には、テープキャリアパッケージ
(113,114)が実装される。この各テープキャリ
アパッケージ(113,114)には、液晶表示パネル
(LCD)102を駆動するICチップがテープ・オー
トメイティド・ボンディング法(TAB)により実装さ
れる。
【0034】本実施の形態の液晶表示モジュール(LC
M)は、各駆動回路基板(103,104)が周囲に実
装された液晶表示パネル(LCD)102をモールド1
05の窓部に載置し、さらに、この上に金属板から成る
上側フレーム101を重ね、上側フレーム101に設け
られた爪で、下側フレーム112を挟み込むことにより
組み立てられる。
【0035】図2は、図1に示す導光板組立体107の
概略構成を示す分解斜視図である。
【0036】図2に示すように、導光板組立体107
は、導光板201と、導光板201の両側に設けられる
拡散シート202および反射シート203とから構成さ
れる。
【0037】また、導光板201の両側(冷陰極蛍光灯
108と対向する面と垂直な方向)で、導光板201の
重心位置に凸部204が設けら、これにより、導光板2
01が衝撃により冷陰極蛍光灯108に衝突し、冷陰極
蛍光灯108が破壊されるのを防止するにしている。
【0038】この場合に、導光板201に形成される凸
部204は、導光板201の重心位置に形成されるの
で、導光板201がくさび形形状である場合には、凸部
204の位置は、冷陰極蛍光灯108に近い位置に形成
される。
【0039】図3は、図1に示すモールド105の概略
構成を示す図であり、図3(a)はモールド105の概
略構成を示す平面図であり、また、図3(b)は、図3
(a)の正面を示す正面図である。
【0040】図3に示すモールド105は窓部211を
有し、その窓部211の外側には、3個の突起部(21
2,213,214)が形成され、この3個の突起部
(212,213,214)により形成される凹部22
1に、導光板201に設けられた凸部204が嵌め込ま
れる。
【0041】また、この3個の突起部(212,21
3,214)の外側にも、凹部223が形成された突起
部215が形成され、この3個の突起部(212,21
3,214)と突起部215とにより溝部222が形成
される。
【0042】本発明の実施の形態では、モールド105
の凹部221に、導光板201に設けられた凸部204
を嵌め込み、冷陰極蛍光灯108と導光板201とをモ
ールド105に取り付けるようにしている。また、溝部
222にGND側のケーブル205を配置することによ
り、導光板201に沿ってケーブル110を引回し、凹
部223から引き出している。
【0043】また、モールド105の外側のケーブル引
出し部分には、突起部231が形成される。即ち、この
突起部231は、モールド105のケーブル引出し部分
と上側フレーム101との間に設けられ、この突起部2
31により、ケーブル110が、上側フレーム101に
接触するのを防止することが可能となる。
【0044】これにより、本実施の形態では、ケーブル
110の被覆絶縁体の被覆切れを防止して、液晶表示装
置の安全性を向上、あるいは、液晶表示装置の点灯不能
を防止することが可能となる。
【0045】図4は、本実施の形態の液晶表示モジュー
ル(LCM)における、上側フレーム101と駆動回路
基板(103,104)の基準電位配線との接続方法を
説明するための図である。
【0046】図4に示すように、本実施の形態では、駆
動回路基板(103,104)に突起部120を設ける
とともに、当該突起部120に、基準電位が供給される
基準電位配線に接続されるFGパッド部(基準電位印加
部)121を設ける。この突起部120を上側フレーム
101に当接させた後、図4に示す半田付け部122の
ように、突起部120のFGパッド部121と上側フレ
ーム101とを半田付けして電気的に接続する。
【0047】したがって、本実施の形態の液晶表示モジ
ュール(LCM)では、従来の液晶表示モジュール(L
CM)のように、上側フレーム101にFG爪(図11
に示す502)を設ける必要がないため、FG爪の高さ
(h)分だけ液晶表示モジュール(LCM)の厚みを薄
くすることが可能となる。
【0048】図12は、従来の液晶表示モジュール(L
CM)のFG爪部の要部断面を示す断面図である。
【0049】図12において、501は上側フレーム、
502はFG爪、511は液晶表示パネル(LCD)、
512は駆動回路基板、514はテープキャリアパッケ
ージ(TCP)、530は下側フレーム、531はモー
ルド、532は冷陰極蛍光灯、533はランプ反射シー
ト、534は導光板組立体である。
【0050】図12に示すように、従来の液晶表示モジ
ュール(LCM)では、FG爪502の下側に、モール
ド531の窓部の外側、ランプ反射シート533、冷陰
極蛍光灯532が配置される。したがって、FG爪50
2を内側に折り曲げ、駆動回路基板512のFGパッド
部(図11の516)に半田付けする方法では、液晶表
示モジュール(LCM)を狭額縁化すると、場合によっ
ては、FG爪502によりランプ反射シート533が変
形し、液晶表示パネル(LCD)511に表示される表
示画像に表示むらが生じる恐れがあった。
【0051】そのため、従来の液晶表示モジュール(L
CM)では、液晶表示パネル(LCD)の周囲部分(額
縁)を小さくすることができず、狭額縁化を図ることが
困難であった。
【0052】しかしながら、本実施の形態では、従来の
液晶表示モジュール(LCM)のように、FG爪を設け
る必要がないので、液晶表示モジュール(LCM)を薄
型化するとともに、狭額縁化を図ることが可能となる。
【0053】なお、駆動回路基板(103,104)に
設けた突起部120の長さ(L2)は、適宜設定可能で
あるが、液晶表示パネルの狭額縁化に対応するために
は、0.8〜1.0mmが望ましい。また、突起部12
0は、駆動回路基板(103,104)の少なくとも1
つに設けるようにしてもよい。
【0054】図5〜図7は、本実施の形態における、上
側フレーム101の駆動回路基板(103,104)の
突起部120と当接する部分の他の例を示す図である。
【0055】図5に示す例では、上側フレーム101
に、駆動回路基板(103,104)の突起部120が
挿入される挿入孔151を設け、突起部120を上側フ
レーム101の挿入孔151に挿入した後に、突起部1
20のFGパッド部121と上側フレーム101とを半
田付けして電気的に接続するようにしたものである。
【0056】図5に示す例では、上側フレーム101、
または、駆動回路基板(103,104)に多少の製造
誤差があっても、挿入孔151に挿入する突起部120
の長さを調整することにより当該製造誤差を吸収するこ
とができるので、液晶表示モジュールを安価に製造する
ことが可能となる。
【0057】また、駆動回路基板(103,104)と
上側フレーム101との位置合わせが容易となるので、
液晶表示モジュールの組立作業の簡略化を図ることが可
能となり、液晶表示モジュールの組立作業の作業性を向
上させることが可能となる。
【0058】図6に示す例では、上側フレーム101に
L字型の切り抜き152を設け、当該L字型の切り抜き
152により形成された舌片部153に、駆動回路基板
(103,104)の突起部120を当接させ、突起部
120のFGパッド部121と上側フレーム101とを
半田付けして電気的に接続するようにしたものである。
【0059】図6に示す例では、上側フレーム101、
または、駆動回路基板(103,104)に多少の製造
誤差があっても、舌片部153を内側あるいは外側に折
り曲げることで、当該製造誤差を吸収することができる
ので、液晶表示モジュールを安価に製造することが可能
となる。
【0060】また、駆動回路基板(103,104)と
上側フレーム101との位置合わせが容易となるので、
液晶表示モジュールの組立作業の簡略化を図ることが可
能となり、液晶表示モジュールの組立作業の作業性を向
上させることが可能となる。
【0061】さらに、図4または図5に示す例では、半
田付けの際に熱が周囲に拡散して半田付けに時間がかか
るが、図6に示す例では、半田付けの際に熱が周囲に拡
散するのが少なくなり、半田付けが容易となる。
【0062】図7に示す例では、上側フレーム101に
U字型の切り抜き154を設け、当該U字型の切り抜き
154により形成された舌片部155に、駆動回路基板
(103,104)の突起部120を当接させ、突起部
120のFGパッド部121と上側フレーム101とを
半田付けして電気的に接続するようにしたものである。
【0063】図7に示す例では、図6に示す例と同様、
液晶表示モジュールを安価に製造することが可能となる
とともに、液晶表示モジュールの組立作業の簡略化を図
ることが可能となり、液晶表示モジュールの組立作業の
作業性を向上させることが可能となる。さらに、半田付
けの際に熱が周囲に拡散するのがより少なくなるので、
半田付けが容易となる。
【0064】なお、本実施の形態では、窓部211を有
するモールド105を用いた液晶表示モジュール(LC
M)に本発明を適用した場合について説明したが、これ
に限定されず、本発明は、他のモールドを用いた液晶表
示モジュール(LCM)にも適用可能である。
【0065】図8は、本発明が適用可能である他のモー
ルドを用いた液晶表示モジュール(LCM)の一例の概
略構成を示す分解斜視図である。
【0066】図8に示す液晶表示モジュール(LCM)
においては、金属板318、冷陰極蛍光灯308、冷陰
極蛍光灯308からの光を液晶表示パネル(LCD)3
02に照射する導光板組立体307、および導光板組立
体307からの光を集光するプリズムシート306が、
図1に示す順序で、枠状に形成されたモールド305の
中に順次積み重ねられる。
【0067】ここで、モールド305、プリズムシート
306、冷陰極蛍光灯308、ランプ反射シート31
1、導光板組立体307および金属板318は、液晶表
示パネル302に光を照射するためのバックライト31
5を構成する。
【0068】なお、モールド305は、前記実施の形態
と同様、ポリカーボネートとABS樹脂とを混合したプ
ラスチック材料で形成される。また、金属板318はア
ルミニウム等で形成され、冷陰極蛍光灯308の発生す
る熱を放熱するためのものであり、さらに、309はゴ
ムブッシュである。
【0069】また、従来の液晶表示モジュール(LC
M)と同様、液晶表示パネル(LCD)302の周囲に
は、セグメント側駆動回路基板303、コモン側駆動回
路・電源回路基板304が実装され、この各駆動回路基
板(303,304)には、テープキャリアパッケージ
(313,314)が実装され、各テープキャリアパッ
ケージ(313,314)には、液晶表示パネル(LC
D)302を駆動するICチップが実装される。なお、
319は各駆動回基板(303,304)を接続するフ
レキシブルプリント配線である。
【0070】図8に示す液晶表示モジュール(LCM)
は、金属板318、冷陰極蛍光灯308、導光板組立体
307、およびプリズムシート306が順次積み重ねら
れたモールド305の上に、枠スペーサ317を介し
て、各駆動回路基板(303,304)が周囲に実装さ
れた液晶表示パネル(LCD)302を載置し、さら
に、この上に絶縁シート323を介して金属板から成る
上側フレーム301を重ね、上側フレーム301に設け
られた爪で、モールド305を挟み込むことにより組み
立てられる。
【0071】図9は、図8に示すモールド305の概略
構成を示す図であり、図9(a)はモールド305の概
略構成を示す平面図であり、また、図9(b)は、図9
(a)の正面を示す正面図である。
【0072】図9に示すモールド305はその外側に突
起部415を有し、この突起部415で囲まれた凹部
に、金属板318、冷陰極蛍光灯308、導光板組立体
307、およびプリズムシート306が順次積み重ねら
れて配置される。
【0073】また、図9に示すモールド305は、その
ケーブル引出し部分にケーブル挿入孔422と、その外
側のケーブル引出し部分には、突起部431が形成され
る。この突起部431は、ケーブル310が上側フレー
ム301に接触するのを防止するためのものである。
【0074】図8に示す液晶表示モジュール(LCM)
においても、前記図4〜図7に示す上側フレーム301
と駆動回路基板(303,304)の基準電位配線との
接続方法を採用することにより、液晶表示モジュール
(LCM)の薄型化、狭額縁化を図ることも可能とな
る。
【0075】また、液晶表示モジュールを安価に製造す
ることが可能となるとともに、液晶表示モジュールの組
立作業の簡略化を図ることが可能となり、液晶表示モジ
ュールの組立作業の作業性を向上させることが可能とな
る。また、半田付けの際に熱が周囲に拡散するのがより
少なくなるので、半田付けが容易となる。
【0076】なお、前記発明の実施の形態では、本発明
を、STN方式の単純マトリクス形液晶表示パネルに適
用した場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、本発明は、TFT方式のアクティブ形液晶表
示パネルにも適用可能であることは言うまでもない。
【0077】以上、本発明を発明の実施の形態に基づき
具体的に説明したが、本発明は、前記発明の実施の形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更し得ることは言うまでもない。
【0078】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0079】(1)本発明によれば、液晶表示装置にお
いて、フレームと駆動回路基板の基準電位印加部とを電
気的に接続する場合に、従来のように、FG爪を設ける
必要がないので、液晶表示装置の薄型化、狭額縁化を図
ることが可能となる。
【0080】(2)本発明によれば、フレーム、あるい
は駆動回路基板の製造誤差を吸収することができるの
で、液晶表示モジュールを安価に製造することが可能と
なる。
【0081】(3)本発明によれば、駆動回路基板とフ
レームとの位置合わせが容易となるので、液晶表示モジ
ュールの組立作業の簡略化を図ることが可能となり、液
晶表示モジュールの組立作業の作業性を向上させること
が可能となる。
【0082】(4)本発明によれば、突起部の基準電位
印加部とフレームとを半田付けする際に熱が周囲に拡散
することがないので、半田付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の単純マトリックス型液晶表示モ
ジュール(LCM)の概略構成を示す分解斜視図であ
る。
【図2】図1に示す導光板組立体107の概略構成を示
す分解斜視図である。
【図3】図1に示すモールド105の概略構成を示す図
である。
【図4】実施の形態1の液晶表示モジュール(LCM)
における、上側フレーム101と駆動回路基板(10
3,104)の基準電位配線との接続方法を説明するた
めの図である。
【図5】実施の形態1における、上側フレーム101の
駆動回路基板(103,104)の突起部120と当接
する部分の他の例を示す図である。
【図6】実施の形態1における、上側フレーム101の
駆動回路基板(103,104)の突起部120と当接
する部分の他の例を示す図である。
【図7】実施の形態1における、上側フレーム101の
駆動回路基板(103,104)の突起部120と当接
する部分の他の例を示す図である。
【図8】本発明が適用可能である他のモールドを用いた
液晶表示モジュール(LCM)の一例の概略構成を示す
分解斜視図である。
【図9】図8に示すモールド305の概略構成を示す図
である。
【図10】従来の単純マトリックス型液晶表示モジュー
ル(LCM)の分解斜視図である。
【図11】従来の液晶表示モジュール(LCM)におけ
る、上側フレーム501と駆動回路基板(512,51
3)の基準電位配線との接続方法を説明するための図で
ある。
【図12】従来の液晶表示モジュール(LCM)のFG
爪部の要部断面を示す断面図である。
【符号の説明】 101,301,501…上側フレーム、102,30
2,511…液晶表示パネル(LCD)、103,10
4,303,304,512,513…駆動回路基板、
105,305,531…モールド、106,306…
プリズムシート、107,307,534…導光板組立
体、108,308,532…冷陰極蛍光灯(冷陰極
管)、109,309…ゴムブッシュ、110,31
0,521…ケーブル、111,311,533…ラン
プ反射シート、112,530…下側フレーム、11
3,114,313,314,514,515…テープ
キャリアパッケージ(TCP)、115,315,52
0…バックライト、116,316,522…コネク
タ、120…突起部、121,516…FGパッド部、
122、517…半田付け部、151…挿入孔、15
2,154…切り抜き、153,155…舌片部、20
1…導光板、202…拡散シート、203…反射シー
ト、204…凸部、211…窓部、212,213,2
14,215,231,415,431…突起部、22
1,222,223…凹部、317…枠スペーサ、31
8…金属板、319…フレキシブルプリント配線、42
2…ケーブル挿入孔、502…FG爪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 薫 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示パネルと、前記液晶表示パネル
    の周囲に実装された複数の駆動回路基板と、前記液晶表
    示パネルを照射するバックライトとが、フレームにより
    一体化されている液晶表示装置において、 前記複数の駆動回路基板の少なくとも1つは、基準電位
    が供給される基準電位配線に接続される基準電位印加部
    を有する突起部を有し、前記突起部の基準電位印加部と
    前記フレームとが電気的に接続されていることを特徴と
    する液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記フレームは、前記駆動回路基板の突
    起部が挿入される挿入孔を有し、当該挿入孔の周囲部分
    と前記駆動回路基板の突起部の基準電位印加部とが、半
    田付けにより電気的に接続されていることを特徴とする
    請求項1に記載された液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記フレームは、所定形状の切り抜きに
    より形成された舌片部を有し、当該舌片部と前記駆動回
    路基板の突起部の基準電位印加部とが、半田付けにより
    電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記
    載された液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記フレームに形成される所定形状の切
    り抜きは、L字型の切り抜きであることを特徴とする請
    求項3に記載された液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記フレームに形成される所定形状の切
    り抜きは、U字型の切り抜きであることを特徴とする請
    求項4に記載された液晶表示装置。
JP9006282A 1997-01-17 1997-01-17 液晶表示装置 Pending JPH10206820A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7843526B2 (en) 1998-08-26 2010-11-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Liquid crystal display module and an assembly method therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7843526B2 (en) 1998-08-26 2010-11-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Liquid crystal display module and an assembly method therefor

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