JPH10204476A - 界面活性剤 - Google Patents
界面活性剤Info
- Publication number
- JPH10204476A JPH10204476A JP9020075A JP2007597A JPH10204476A JP H10204476 A JPH10204476 A JP H10204476A JP 9020075 A JP9020075 A JP 9020075A JP 2007597 A JP2007597 A JP 2007597A JP H10204476 A JPH10204476 A JP H10204476A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- anionic surfactant
- chain
- ion
- ethylene
- Prior art date
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- Pending
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- Cosmetics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】頭髪のコンディショニング性などにすぐれる1
鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤を提供すること。 【解決手段】特定の分子構造を持つ1鎖2極性基含有陰
イオン界面活性剤。
鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤を提供すること。 【解決手段】特定の分子構造を持つ1鎖2極性基含有陰
イオン界面活性剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶解性に優れ、
界面物性にすぐれる1鎖2極性基含有陰イオン界面活性
剤に関する。
界面物性にすぐれる1鎖2極性基含有陰イオン界面活性
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】陰イオン界面活性剤は一般に水溶解性が
悪く、高濃度の配合が必要となるなど使用目的上ないし
機能発現上好ましくない。そのために従来から、陰イオ
ン界面活性剤の水溶性を高める工夫がなされてきた。し
かし、水溶性を高めると、物性に関係する機能が低下
し、高濃度の配合を余儀なくすることが多いなどの問題
があった。したがって、水溶解性に優れ、界面物性にす
ぐれる1鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤の開発が望
まれていた。
悪く、高濃度の配合が必要となるなど使用目的上ないし
機能発現上好ましくない。そのために従来から、陰イオ
ン界面活性剤の水溶性を高める工夫がなされてきた。し
かし、水溶性を高めると、物性に関係する機能が低下
し、高濃度の配合を余儀なくすることが多いなどの問題
があった。したがって、水溶解性に優れ、界面物性にす
ぐれる1鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤の開発が望
まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前記従
来技術の問題を改良せんとして鋭意研究した結果、後記
特定の1鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤が上記の問
題点を解決することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明の目的は、水溶解性に優れ、界面
物性にすぐれる1鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤を
提供するにある。
来技術の問題を改良せんとして鋭意研究した結果、後記
特定の1鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤が上記の問
題点を解決することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明の目的は、水溶解性に優れ、界面
物性にすぐれる1鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤を
提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、一般式(1)
は、一般式(1)
【0005】
【化2】
【0006】(ここで、m+1が18、16、14、1
2、10又は8であり、n及びpが1から6の整数であ
り、Xがカルボキシル基、硫酸基、スルホン酸基、また
はリン酸基で表され、対イオンが1価又は2価のアルカ
リ金属イオン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウ
ムイオンである)であらわされる1鎖2極性基含有陰イ
オン界面活性剤である。
2、10又は8であり、n及びpが1から6の整数であ
り、Xがカルボキシル基、硫酸基、スルホン酸基、また
はリン酸基で表され、対イオンが1価又は2価のアルカ
リ金属イオン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウ
ムイオンである)であらわされる1鎖2極性基含有陰イ
オン界面活性剤である。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。本発明における1鎖2極性基含有陰イオン界面活性
剤は、長鎖疎水基の炭素数が18、16、14、12、
10又は8、対イオンが1価又は2価のアルカリ金属イ
オン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオン
であって前述の分子構造を有していればよい。本発明の
1鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤は、後述の通り公
知の方法によって容易に得ることができる。なお、本発
明の1鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤には無機塩、
未反応のアミノ化合物、脂肪酸塩の他、本発明の1鎖2
極性基含有陰イオン界面活性剤に対応する2鎖2極性基
含有陰イオン界面活性剤が含まれることがある。
る。本発明における1鎖2極性基含有陰イオン界面活性
剤は、長鎖疎水基の炭素数が18、16、14、12、
10又は8、対イオンが1価又は2価のアルカリ金属イ
オン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオン
であって前述の分子構造を有していればよい。本発明の
1鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤は、後述の通り公
知の方法によって容易に得ることができる。なお、本発
明の1鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤には無機塩、
未反応のアミノ化合物、脂肪酸塩の他、本発明の1鎖2
極性基含有陰イオン界面活性剤に対応する2鎖2極性基
含有陰イオン界面活性剤が含まれることがある。
【0008】本発明の1鎖2極性基含有陰イオン界面活
性剤は、頭髪化粧料、皮膚化粧料のいずれにも適用する
ことができる。
性剤は、頭髪化粧料、皮膚化粧料のいずれにも適用する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、実施例にて本発明を説明する。
【0010】実施例1 製造例1(1鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤の製造
例) 次の方法によって本発明の1鎖2極性基含有陰イオン界
面活性剤を製造した。すなわち、4つ口フラスコにエチ
レンジアミン3g(0.05モル)および水50gを入
れた後、プロパンサルトン(0.1モル)を30分かけ
て滴下した。2時間攪拌した後、エタノールを加えて濾
過し、エタノール洗浄することよってN,N’−ビス
(3−スルホプロピル)エチレンジアミン13.5gを
得た。次に、N,N’−ビス(3−スルホプロピル)エ
チレンジアミン5g(0.016モル)、水30g、ア
セトン13gを4つ口フラスコに入れ、4N水酸化ナト
リウム水溶液でpHを8.5に調整した。室温下でカプ
リル酸クロリド(0.016モル)を滴下した。途中、
pHが低下するため適宜、4N水酸化ナトリウム水溶液
を加えてpHを9〜10に保った。滴下終了後、2時間
攪拌を継続した。その後、溶媒を除去し、再結晶法又は
シリカゲルカラムクロマトグラフ法によって精製し、本
発明に係る1長鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤を得
た。この陰イオン界面活性剤の水溶解性のクラフト点は
0度Cであった。
例) 次の方法によって本発明の1鎖2極性基含有陰イオン界
面活性剤を製造した。すなわち、4つ口フラスコにエチ
レンジアミン3g(0.05モル)および水50gを入
れた後、プロパンサルトン(0.1モル)を30分かけ
て滴下した。2時間攪拌した後、エタノールを加えて濾
過し、エタノール洗浄することよってN,N’−ビス
(3−スルホプロピル)エチレンジアミン13.5gを
得た。次に、N,N’−ビス(3−スルホプロピル)エ
チレンジアミン5g(0.016モル)、水30g、ア
セトン13gを4つ口フラスコに入れ、4N水酸化ナト
リウム水溶液でpHを8.5に調整した。室温下でカプ
リル酸クロリド(0.016モル)を滴下した。途中、
pHが低下するため適宜、4N水酸化ナトリウム水溶液
を加えてpHを9〜10に保った。滴下終了後、2時間
攪拌を継続した。その後、溶媒を除去し、再結晶法又は
シリカゲルカラムクロマトグラフ法によって精製し、本
発明に係る1長鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤を得
た。この陰イオン界面活性剤の水溶解性のクラフト点は
0度Cであった。
【0011】処方例1(シャンプー) 製造例1の化合物 15.0重量% ラウロイルジエタノールアミド 3.0 ラウリルジメチルアミンオキシド 0.5 ヒドロキシエチルセルロース 0.1 安息香酸ナトリウム 0.3 香料 適量 水 バランス ───────────────────────── 計 100.0 本実施例によって得られたシャンプーは、洗浄効果に優
れていた。
れていた。
【0012】
【発明の効果】以上記載の如く、本発明は、水溶解性に
優れ、界面物性にすぐれる1鎖2極性基含有陰イオン界
面活性剤を提供することは明らかである。
優れ、界面物性にすぐれる1鎖2極性基含有陰イオン界
面活性剤を提供することは明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (ここで、m+1が18、16、14、12、10又は
8であり、n及びpが1から6の整数であり、Xがカル
ボキシル基、硫酸基、スルホン酸基、またはリン酸基で
表され、対イオンが1価又は2価のアルカリ金属イオ
ン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオンで
ある)であらわされる1鎖2極性基含有陰イオン界面活
性剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9020075A JPH10204476A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 界面活性剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9020075A JPH10204476A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 界面活性剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10204476A true JPH10204476A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=12016989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9020075A Pending JPH10204476A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 界面活性剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10204476A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010514674A (ja) * | 2006-10-12 | 2010-05-06 | ベラス ヘルス (インターナショナル) リミテッド | 3−アミノ−1−プロパンスルホン酸を送達するための方法、化合物、組成物および媒体 |
-
1997
- 1997-01-17 JP JP9020075A patent/JPH10204476A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010514674A (ja) * | 2006-10-12 | 2010-05-06 | ベラス ヘルス (インターナショナル) リミテッド | 3−アミノ−1−プロパンスルホン酸を送達するための方法、化合物、組成物および媒体 |
US8748656B2 (en) | 2006-10-12 | 2014-06-10 | Bhi Limited Partnership | Methods, compounds, compositions and vehicles for delivering 3-amino-1-propanesulfonic acid |
JP2015007047A (ja) * | 2006-10-12 | 2015-01-15 | ビーエイチアイ リミテッド パートナーシップ | 3−アミノ−1−プロパンスルホン酸を送達するための方法、化合物、組成物および媒体 |
US9499480B2 (en) | 2006-10-12 | 2016-11-22 | Bhi Limited Partnership | Methods, compounds, compositions and vehicles for delivering 3-amino-1-propanesulfonic acid |
US10238611B2 (en) | 2006-10-12 | 2019-03-26 | Bellus Health Inc. | Methods, compounds, compositions and vehicles for delivering 3-amino-1-propanesulfonic acid |
US10857109B2 (en) | 2006-10-12 | 2020-12-08 | Bellus Health, Inc. | Methods, compounds, compositions and vehicles for delivering 3-amino-1-propanesulfonic acid |
US11020360B2 (en) | 2006-10-12 | 2021-06-01 | Bellus Health Inc. | Methods, compounds, compositions and vehicles for delivering 3-amino-1-propanesulfonic acid |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040805 |
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A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040806 |
|
A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072 Effective date: 20041207 |