JPH102018A - 建物ユニットとユニット建物とその構築方法 - Google Patents
建物ユニットとユニット建物とその構築方法Info
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- JPH102018A JPH102018A JP8156656A JP15665696A JPH102018A JP H102018 A JPH102018 A JP H102018A JP 8156656 A JP8156656 A JP 8156656A JP 15665696 A JP15665696 A JP 15665696A JP H102018 A JPH102018 A JP H102018A
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- E04—BUILDING
- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B1/00—Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
- E04B1/348—Structures composed of units comprising at least considerable parts of two sides of a room, e.g. box-like or cell-like units closed or in skeleton form
- E04B1/34815—Elements not integrated in a skeleton
- E04B1/3483—Elements not integrated in a skeleton the supporting structure consisting of metal
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- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 建物ユニットに工場生産段階で天井部分を組
付け可能としながら、天井高を大きくとること。 【解決手段】 建物ユニット１２において、骨組構成材
である柱２１の下端部側に骨組構成材である床梁２２を
接合し、該柱２１の上端部側に骨組構成材ではない天井
パネル２３を接合してなるもの。
付け可能としながら、天井高を大きくとること。 【解決手段】 建物ユニット１２において、骨組構成材
である柱２１の下端部側に骨組構成材である床梁２２を
接合し、該柱２１の上端部側に骨組構成材ではない天井
パネル２３を接合してなるもの。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は建物ユニットとユニ
ット建物とその構築方法に関する。
ット建物とその構築方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ユニット建物を構成する建物ユニ
ットとして、各 4本の柱と床梁と天井梁を骨組構成材
（水平力と垂直力を負担して骨組を形成する構造材）と
した箱形骨組構造体がある（従来技術Ａ）。
ットとして、各 4本の柱と床梁と天井梁を骨組構成材
（水平力と垂直力を負担して骨組を形成する構造材）と
した箱形骨組構造体がある（従来技術Ａ）。
【０００３】また従来の他の建物ユニットとして、特開
昭57-201441 号公報に記載の如く、床構造体の上に柱を
立設した天井のないものも提案されている（従来技術
Ｂ）。
昭57-201441 号公報に記載の如く、床構造体の上に柱を
立設した天井のないものも提案されている（従来技術
Ｂ）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、以下の如くの問題点がある。 （従来技術Ａ）建物ユニットの天井高ＲＨを大きくとれ
ない。即ち、図９に示す如く、工場生産された建物ユニ
ットを建築現場に輸送する輸送制限高さＨｘは一定（現
行道路交通法3800mm）であり、トラックの荷台高さを技
術的最低限にとると、ユニット高さＵＨの最大値は例え
ば2940mmである。 2階建住宅で建物ユニットのスパンＬ
を6.3m程度とりたいとき、限られた鋼材厚みで構成され
る床梁、天井梁の合理的な背寸法Ｂ1 、Ｂ2 は約 240mm
となる。そして、梁上寸法ｂ1 、梁下寸法ｂ2 をそれぞ
れ30mm、60mmとるものとすると、天井高ＲＨは、ＵＨ−
（Ｂ1 ＋ｂ1 ＋Ｂ 2 ＋ｂ2 ）＝2370mmが限界となる。
には、以下の如くの問題点がある。 （従来技術Ａ）建物ユニットの天井高ＲＨを大きくとれ
ない。即ち、図９に示す如く、工場生産された建物ユニ
ットを建築現場に輸送する輸送制限高さＨｘは一定（現
行道路交通法3800mm）であり、トラックの荷台高さを技
術的最低限にとると、ユニット高さＵＨの最大値は例え
ば2940mmである。 2階建住宅で建物ユニットのスパンＬ
を6.3m程度とりたいとき、限られた鋼材厚みで構成され
る床梁、天井梁の合理的な背寸法Ｂ1 、Ｂ2 は約 240mm
となる。そして、梁上寸法ｂ1 、梁下寸法ｂ2 をそれぞ
れ30mm、60mmとるものとすると、天井高ＲＨは、ＵＨ−
（Ｂ1 ＋ｂ1 ＋Ｂ 2 ＋ｂ2 ）＝2370mmが限界となる。
【０００５】（従来技術Ｂ） 建物ユニットが天井梁を備えないので、工場生産段階
で、天井部分を設けることができず、間仕切等の建物内
部構造も完成できず、建物ユニットの工場生産化率を高
めることができない（図８（Ａ））。
で、天井部分を設けることができず、間仕切等の建物内
部構造も完成できず、建物ユニットの工場生産化率を高
めることができない（図８（Ａ））。
【０００６】建物ユニットを保管場にて保管すると
き、建物ユニット回りに設けた養生シートの上面にたま
る雨水により、養生シートが下に垂れてしまう（図８
（Ｂ））。
き、建物ユニット回りに設けた養生シートの上面にたま
る雨水により、養生シートが下に垂れてしまう（図８
（Ｂ））。
【０００７】建物ユニットを据付け等のために吊上げ
るとき、建物の全体形状が変形する虞れがある（図８
（Ｃ））。
るとき、建物の全体形状が変形する虞れがある（図８
（Ｃ））。
【０００８】尚、上記を回避するためには、特公平3-
30659 号公報に記載の如く、建物ユニットの柱上端部間
にサポート材を仮設置しておくことが必要になる。
30659 号公報に記載の如く、建物ユニットの柱上端部間
にサポート材を仮設置しておくことが必要になる。
【０００９】本発明の課題は、建物ユニットに工場生産
段階で天井部分を組付け可能としながら、天井高を大き
くとることにある。
段階で天井部分を組付け可能としながら、天井高を大き
くとることにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、複数の骨組構成材を接合した骨組構造体である建物
ユニットにおいて、骨組構成材である柱の下端部側に骨
組構成材である床梁を接合し、該柱の上端部側に骨組構
成材ではない天井面支持材を接合してなるようにしたも
のである。
は、複数の骨組構成材を接合した骨組構造体である建物
ユニットにおいて、骨組構成材である柱の下端部側に骨
組構成材である床梁を接合し、該柱の上端部側に骨組構
成材ではない天井面支持材を接合してなるようにしたも
のである。
【００１１】請求項２に記載の本発明は、請求項１に記
載の本発明において更に、前記天井面支持材が天井パネ
ルからなり、該天井パネルの横桟が固定具を介して柱に
取付けられてなるようにしたものである。
載の本発明において更に、前記天井面支持材が天井パネ
ルからなり、該天井パネルの横桟が固定具を介して柱に
取付けられてなるようにしたものである。
【００１２】請求項３に記載の本発明は、請求項１に記
載の建物ユニットを用いてなるユニット建物であって、
建物ユニットの柱の上端部に、上階建物ユニットの骨組
構成材を接合してなるようにしたものである。
載の建物ユニットを用いてなるユニット建物であって、
建物ユニットの柱の上端部に、上階建物ユニットの骨組
構成材を接合してなるようにしたものである。
【００１３】請求項４に記載の本発明は、請求項３に記
載の本発明において更に、前記天井パネルの横桟が上階
建物ユニットの床梁に沿うように配置され、該横桟がそ
の長手方向の複数位置で接続具により上階建物ユニット
の床梁に接続されてなるようにしたものである。
載の本発明において更に、前記天井パネルの横桟が上階
建物ユニットの床梁に沿うように配置され、該横桟がそ
の長手方向の複数位置で接続具により上階建物ユニット
の床梁に接続されてなるようにしたものである。
【００１４】請求項５に記載の本発明は、請求項３又は
４に記載のユニット建物の構築方法であって、地盤上に
基礎梁を設置し、建物ユニットの柱の下端部もしくは床
梁を上記基礎梁に接合し、建物ユニットの柱の上端部
に、上階建物ユニットの骨組構成材を接合するようにし
たものである。
４に記載のユニット建物の構築方法であって、地盤上に
基礎梁を設置し、建物ユニットの柱の下端部もしくは床
梁を上記基礎梁に接合し、建物ユニットの柱の上端部
に、上階建物ユニットの骨組構成材を接合するようにし
たものである。
【００１５】請求項１に記載の本発明によれば下記、
の作用がある。 建物ユニットの天井部を骨組構成材ではない天井面支
持材にて構成し、天井部に骨組構成材を設けない。天井
面支持材は骨組構成材でないため、その背寸法Ｂ2 を小
さくでき、結果として、天井高ＲＨを大きくとれる。
の作用がある。 建物ユニットの天井部を骨組構成材ではない天井面支
持材にて構成し、天井部に骨組構成材を設けない。天井
面支持材は骨組構成材でないため、その背寸法Ｂ2 を小
さくでき、結果として、天井高ＲＨを大きくとれる。
【００１６】建物ユニットの天井部に天井面支持材が
あるので、工場生産段階で天井部分を組付けることがで
き、間仕切等の建物内部構造も完成でき、建物ユニット
の工場生産化率を高めることができる。また、建物ユニ
ットの保管時の養生シートを天井面支持材により支え、
下に垂れ落ちるのを防止できる。また、建物ユニットを
据付け等のために吊上げるに際しても、建物の全体形状
を変形させることがない。
あるので、工場生産段階で天井部分を組付けることがで
き、間仕切等の建物内部構造も完成でき、建物ユニット
の工場生産化率を高めることができる。また、建物ユニ
ットの保管時の養生シートを天井面支持材により支え、
下に垂れ落ちるのを防止できる。また、建物ユニットを
据付け等のために吊上げるに際しても、建物の全体形状
を変形させることがない。
【００１７】請求項２に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 天井面支持材が天井パネルからなり、天井パネルの横
桟が固定具を介して柱に取付けられてなるものとするこ
とにより、建物ユニットの天井部分の組付構造、組付作
業性を簡易化できる。
作用がある。 天井面支持材が天井パネルからなり、天井パネルの横
桟が固定具を介して柱に取付けられてなるものとするこ
とにより、建物ユニットの天井部分の組付構造、組付作
業性を簡易化できる。
【００１８】請求項３に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 柱と床梁を骨組構成材としてなる建物ユニットの柱の
上端部に、上階建物ユニットの骨組構成材（柱もしくは
床梁）を接合することにより、天井梁（骨組構成材）を
備えない建物ユニットにより鉄骨ラーメンを構築でき
る。
作用がある。 柱と床梁を骨組構成材としてなる建物ユニットの柱の
上端部に、上階建物ユニットの骨組構成材（柱もしくは
床梁）を接合することにより、天井梁（骨組構成材）を
備えない建物ユニットにより鉄骨ラーメンを構築でき
る。
【００１９】請求項４に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 天井パネルの横桟が上階建物ユニットの床梁に沿うよ
うに配置され、該横桟がその長手方向の複数位置で接続
具により上階建物ユニットの床梁に接続されてなるよう
にしたから、横桟の背寸法ｈを低くしても、横桟の撓み
量を少なくすることができる。即ち、天井パネルのパネ
ル厚を小さくし、結果として、天井高を大きくとること
ができる。
作用がある。 天井パネルの横桟が上階建物ユニットの床梁に沿うよ
うに配置され、該横桟がその長手方向の複数位置で接続
具により上階建物ユニットの床梁に接続されてなるよう
にしたから、横桟の背寸法ｈを低くしても、横桟の撓み
量を少なくすることができる。即ち、天井パネルのパネ
ル厚を小さくし、結果として、天井高を大きくとること
ができる。
【００２０】請求項５に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 柱と床梁を骨組構成材としてなる建物ユニットの柱の
下端部もしくは床梁を基礎梁に接合し、建物ユニットの
柱の上端部に上階建物ユニットの骨組構成材（柱もしく
は床梁）を接合することにより、天井梁（骨組構成材）
を備えない建物ユニットにより鉄骨ラーメンを構築でき
る。また、建物ユニットの床梁（骨組構成材）を基礎梁
により補強できるから、床梁の背寸法を標準寸法より低
くでき、結果として天井高を大きくとることができる。
作用がある。 柱と床梁を骨組構成材としてなる建物ユニットの柱の
下端部もしくは床梁を基礎梁に接合し、建物ユニットの
柱の上端部に上階建物ユニットの骨組構成材（柱もしく
は床梁）を接合することにより、天井梁（骨組構成材）
を備えない建物ユニットにより鉄骨ラーメンを構築でき
る。また、建物ユニットの床梁（骨組構成材）を基礎梁
により補強できるから、床梁の背寸法を標準寸法より低
くでき、結果として天井高を大きくとることができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】図１は第１実施形態の建物ユニッ
トとユニット建物を示す模式図、図２は第１実施形態の
ユニット建物を示す模式図、図３は天井面支持材を示す
模式図、図４は天井面支持材の取付状態を示す模式図、
図５は天井面支持材の接続状態を示す模式図、図６は下
階建物ユニットと上階建物ユニットの接合構造を示す模
式図、図７は図６の要部を示す模式図、図８は天井なし
建物ユニットを示す模式図、図９は建物ユニットの輸送
状態を示す模式図である。
トとユニット建物を示す模式図、図２は第１実施形態の
ユニット建物を示す模式図、図３は天井面支持材を示す
模式図、図４は天井面支持材の取付状態を示す模式図、
図５は天井面支持材の接続状態を示す模式図、図６は下
階建物ユニットと上階建物ユニットの接合構造を示す模
式図、図７は図６の要部を示す模式図、図８は天井なし
建物ユニットを示す模式図、図９は建物ユニットの輸送
状態を示す模式図である。
【００２２】ユニット建物１０は、図１に示す如く、基
礎１１の上に下階建物ユニット１２を搭載し、下階建物
ユニット１２の上に上階建物ユニット１３を搭載し、上
階建物ユニット１３の上に屋根構造体１４を搭載して構
築されている。
礎１１の上に下階建物ユニット１２を搭載し、下階建物
ユニット１２の上に上階建物ユニット１３を搭載し、上
階建物ユニット１３の上に屋根構造体１４を搭載して構
築されている。
【００２３】（下階建物ユニット１２）（図１〜図４） 下階建物ユニット１２は、図１、図２に示す如く、 4本
の角鋼管製柱２１と、4本の形鋼製床梁２２と、天井パ
ネル２３（天井面支持材）とを箱形に接合した骨組構造
体である。
の角鋼管製柱２１と、4本の形鋼製床梁２２と、天井パ
ネル２３（天井面支持材）とを箱形に接合した骨組構造
体である。
【００２４】柱２１と床梁２２は、水平力と垂直力を負
担して建物ユニット１２の骨組を形成する骨組構成材で
ある。天井パネル２３は骨組構成材ではない。即ち、建
物ユニット１２は、各柱２１の下端部に床梁２２を溶接
等により剛接合し、各柱２１の上端部に天井パネル２３
を後述する固定ピース２３Ｃによりピン接合したもので
ある。
担して建物ユニット１２の骨組を形成する骨組構成材で
ある。天井パネル２３は骨組構成材ではない。即ち、建
物ユニット１２は、各柱２１の下端部に床梁２２を溶接
等により剛接合し、各柱２１の上端部に天井パネル２３
を後述する固定ピース２３Ｃによりピン接合したもので
ある。
【００２５】このとき、天井パネル２３は、図３、図４
に示す如く、横桟２３Ａと縦桟２３Ｂの枠組体からな
り、横桟２３Ａに接合された固定ピース２３Ｃ（固定
具）を介して、柱２１の上端エンドプレート２１Ａにリ
ベット等により取付けられる。天井パネル２３の下面に
は天井下地２３Ｄが取付けられる。
に示す如く、横桟２３Ａと縦桟２３Ｂの枠組体からな
り、横桟２３Ａに接合された固定ピース２３Ｃ（固定
具）を介して、柱２１の上端エンドプレート２１Ａにリ
ベット等により取付けられる。天井パネル２３の下面に
は天井下地２３Ｄが取付けられる。
【００２６】（上階建物ユニット１３）（図１、図２） 上階建物ユニット１３は、下階建物ユニット１２と実質
的に同様であり、図２に示す如く、 4本の角鋼管製柱３
１と 4本の形鋼製床梁３２と、天井パネル３３（天井面
支持材）とを箱形に接合した骨組構造体である。
的に同様であり、図２に示す如く、 4本の角鋼管製柱３
１と 4本の形鋼製床梁３２と、天井パネル３３（天井面
支持材）とを箱形に接合した骨組構造体である。
【００２７】柱３１と床梁３２は、水平力と垂直力を負
担して建物ユニット１３の骨組を形成する骨組構成材で
ある。天井パネル３３は骨組構成材ではない。即ち、建
物ユニット１３は、各柱３１の下端部に床梁３２を溶接
等により剛接合し、各柱３１の上端部に天井パネル３３
を固定ピース（不図示）によりピン接合したものであ
る。
担して建物ユニット１３の骨組を形成する骨組構成材で
ある。天井パネル３３は骨組構成材ではない。即ち、建
物ユニット１３は、各柱３１の下端部に床梁３２を溶接
等により剛接合し、各柱３１の上端部に天井パネル３３
を固定ピース（不図示）によりピン接合したものであ
る。
【００２８】このとき、天井パネル３３は、天井パネル
２３と同様に、横桟３３Ａと縦桟３３Ｂの枠組体からな
り、横桟３３Ａに接合された固定ピース（不図示）を介
して、柱３１の上端エンドプレート３１Ａにリベット等
により取付けられる。天井パネル３３の下面には天井下
地３３Ｄが、天井パネル３３の上面には足場板３３Ｅが
取着される。
２３と同様に、横桟３３Ａと縦桟３３Ｂの枠組体からな
り、横桟３３Ａに接合された固定ピース（不図示）を介
して、柱３１の上端エンドプレート３１Ａにリベット等
により取付けられる。天井パネル３３の下面には天井下
地３３Ｄが、天井パネル３３の上面には足場板３３Ｅが
取着される。
【００２９】然るに、ユニット建物１０は、下記(1) 〜
(5) により構築される。 (1) 地盤上に形鋼製基礎梁４１を設置する。基礎梁４１
は、地盤に設けられるプレキャストコンクリート版もし
くは現場打ちコンクリートからなる基礎ベース４２にア
ンカーボルト等を用いて固定される（図１）。
(5) により構築される。 (1) 地盤上に形鋼製基礎梁４１を設置する。基礎梁４１
は、地盤に設けられるプレキャストコンクリート版もし
くは現場打ちコンクリートからなる基礎ベース４２にア
ンカーボルト等を用いて固定される（図１）。
【００３０】(2) 下階建物ユニット１２の柱２１の下端
エンドプレート２１Ｂを基礎梁４１に高力ボルト４３、
ナット４４により剛接合する（図１、図２）。
エンドプレート２１Ｂを基礎梁４１に高力ボルト４３、
ナット４４により剛接合する（図１、図２）。
【００３１】(3) 下階建物ユニット１２の上に上階建物
ユニット１３を搭載し（図６）、下階建物ユニット１２
の柱２１の上端エンドプレート２１Ａに上階建物ユニッ
ト１３の柱３１の下端エンドプレート３１Ｂを高力ボル
ト４５、ナット４６により剛接合する（図６、図７）。
ユニット１３を搭載し（図６）、下階建物ユニット１２
の柱２１の上端エンドプレート２１Ａに上階建物ユニッ
ト１３の柱３１の下端エンドプレート３１Ｂを高力ボル
ト４５、ナット４６により剛接合する（図６、図７）。
【００３２】(4) 上階建物ユニット１３の柱３１の上に
補強梁４７（もしくは屋根構造体１４）を搭載し、上階
建物ユニット１３の柱３１の上端エンドプレート３１Ａ
に補強梁４７（もしくは屋根構造体１４）を高力ボルト
等により剛接合する（図６）。
補強梁４７（もしくは屋根構造体１４）を搭載し、上階
建物ユニット１３の柱３１の上端エンドプレート３１Ａ
に補強梁４７（もしくは屋根構造体１４）を高力ボルト
等により剛接合する（図６）。
【００３３】(5) このとき、下階建物ユニット１２の天
井パネル２３の横桟２３Ａ（上階建物ユニット１３の天
井パネル３３の横桟３３Ａ）は上階建物ユニット１３の
床梁３２（補強梁４７もしくは屋根構造体１４）に沿う
ように配置され、横桟２３Ａはその長手方向の複数位置
で接続具４８により上階建物ユニット１３の床梁３２に
接続される（図５）。接続具４８は床梁３２に止めねじ
４９Ａにて固定されるとともに、天井パネル２３の横桟
２３Ａに止めねじ４９Ｂにより固定される。ユニット建
物１０では、接続具４８への天井パネル２３の固定位置
の調整により、隣接する建物ユニット１２の天井パネル
２３とそれらの天井面高さを調整することができる。
尚、天井パネル２３は、接続具４８により上階建物ユニ
ット１３の床梁３２に接続されるまでは、下階建物ユニ
ット１２内に設けた仮サポート等で支えられている。
井パネル２３の横桟２３Ａ（上階建物ユニット１３の天
井パネル３３の横桟３３Ａ）は上階建物ユニット１３の
床梁３２（補強梁４７もしくは屋根構造体１４）に沿う
ように配置され、横桟２３Ａはその長手方向の複数位置
で接続具４８により上階建物ユニット１３の床梁３２に
接続される（図５）。接続具４８は床梁３２に止めねじ
４９Ａにて固定されるとともに、天井パネル２３の横桟
２３Ａに止めねじ４９Ｂにより固定される。ユニット建
物１０では、接続具４８への天井パネル２３の固定位置
の調整により、隣接する建物ユニット１２の天井パネル
２３とそれらの天井面高さを調整することができる。
尚、天井パネル２３は、接続具４８により上階建物ユニ
ット１３の床梁３２に接続されるまでは、下階建物ユニ
ット１２内に設けた仮サポート等で支えられている。
【００３４】以下、本実施形態の作用について説明す
る。 建物ユニット１２の天井部を骨組構成材ではない天井
面パネル２３にて構成し、天井部に骨組構成材を設けな
い。天井面パネル２３は骨組構成材でないため、その背
寸法Ｂ2 を小さくでき、結果として、天井高ＲＨを大き
くとれる。
る。 建物ユニット１２の天井部を骨組構成材ではない天井
面パネル２３にて構成し、天井部に骨組構成材を設けな
い。天井面パネル２３は骨組構成材でないため、その背
寸法Ｂ2 を小さくでき、結果として、天井高ＲＨを大き
くとれる。
【００３５】建物ユニット１２の天井部に天井面パネ
ル２３があるので、工場生産段階で天井部分を組付ける
ことができ、間仕切等の建物内部構造も完成でき、建物
ユニットの工場生産化率を高めることができる。また、
建物ユニット１２の保管時の養生シートを天井面パネル
２３により支え、下に垂れ落ちるのを防止できる。ま
た、建物ユニット１２を据付け等のために吊上げるに際
しても、建物の全体形状を変形させることがない。
ル２３があるので、工場生産段階で天井部分を組付ける
ことができ、間仕切等の建物内部構造も完成でき、建物
ユニットの工場生産化率を高めることができる。また、
建物ユニット１２の保管時の養生シートを天井面パネル
２３により支え、下に垂れ落ちるのを防止できる。ま
た、建物ユニット１２を据付け等のために吊上げるに際
しても、建物の全体形状を変形させることがない。
【００３６】天井面支持材が天井パネル２３からな
り、該天井パネル２３の横桟２３Ａが固定ピース２３Ｃ
を介して柱２１に取付けられてなるものとすることによ
り、建物ユニット１２の天井部分の組付構造、組付作業
性を簡易化できる。
り、該天井パネル２３の横桟２３Ａが固定ピース２３Ｃ
を介して柱２１に取付けられてなるものとすることによ
り、建物ユニット１２の天井部分の組付構造、組付作業
性を簡易化できる。
【００３７】柱２１と床梁２２を骨組構成材としてな
る建物ユニット１２の柱２１の上端部に、上階建物ユニ
ット１３の骨組構成材（柱３１もしくは床梁３２）を接
合することにより、天井梁（骨組構成材）を備えない建
物ユニットにより鉄骨ラーメンを構築できる。
る建物ユニット１２の柱２１の上端部に、上階建物ユニ
ット１３の骨組構成材（柱３１もしくは床梁３２）を接
合することにより、天井梁（骨組構成材）を備えない建
物ユニットにより鉄骨ラーメンを構築できる。
【００３８】天井パネル２３の横桟が上階建物ユニッ
ト１３の床梁３２に沿うように配置され、該横桟２３Ａ
がその長手方向の複数位置で接続具４８により上階建物
ユニット１３の床梁３２に接続されてなるようにしたか
ら、横桟２３Ａの背寸法ｈを低くしても、横桟２３Ａの
撓み量を少なくすることができる。即ち、天井パネル２
３のパネル厚を小さくし、結果として、天井高を大きく
とることができる。
ト１３の床梁３２に沿うように配置され、該横桟２３Ａ
がその長手方向の複数位置で接続具４８により上階建物
ユニット１３の床梁３２に接続されてなるようにしたか
ら、横桟２３Ａの背寸法ｈを低くしても、横桟２３Ａの
撓み量を少なくすることができる。即ち、天井パネル２
３のパネル厚を小さくし、結果として、天井高を大きく
とることができる。
【００３９】柱２１と床梁２２を骨組構成材としてな
る建物ユニット１２の柱２１の下端部もしくは床梁２２
を基礎梁４１に接合し、建物ユニット１２の柱２１の上
端部に上階建物ユニット１３の骨組構成材（柱３１もし
くは床梁３２）を接合することにより、天井梁（骨組構
成材）を備えない建物ユニット１２により鉄骨ラーメン
を構築できる。また、建物ユニット１２の床梁２２（骨
組構成材）を基礎梁４１により補強できるから、床梁２
２の背寸法を標準寸法より低くでき、結果として天井高
を大きくとることができる。
る建物ユニット１２の柱２１の下端部もしくは床梁２２
を基礎梁４１に接合し、建物ユニット１２の柱２１の上
端部に上階建物ユニット１３の骨組構成材（柱３１もし
くは床梁３２）を接合することにより、天井梁（骨組構
成材）を備えない建物ユニット１２により鉄骨ラーメン
を構築できる。また、建物ユニット１２の床梁２２（骨
組構成材）を基礎梁４１により補強できるから、床梁２
２の背寸法を標準寸法より低くでき、結果として天井高
を大きくとることができる。
【００４０】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の建物ユニットは基礎梁の如くを介することなく、
基礎に直接的に接続されるものであっても良い。また、
本発明の建物ユニットの柱の上端部に接合される上階建
物ユニットは天井梁なし建物ユニットに限らず、天井梁
を有する建物ユニットであっても良い。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の建物ユニットは基礎梁の如くを介することなく、
基礎に直接的に接続されるものであっても良い。また、
本発明の建物ユニットの柱の上端部に接合される上階建
物ユニットは天井梁なし建物ユニットに限らず、天井梁
を有する建物ユニットであっても良い。
【００４１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、建物ユニ
ットに工場生産段階で天井部分を組付け可能としなが
ら、天井高を大きくとることができる。
ットに工場生産段階で天井部分を組付け可能としなが
ら、天井高を大きくとることができる。
【図１】図１は第１実施形態の建物ユニットとユニット
建物を示す模式図である。
建物を示す模式図である。
【図２】図２は第１実施形態のユニット建物を示す模式
図である。
図である。
【図３】図３は天井面支持材を示す模式図である。
【図４】図４は天井面支持材の取付状態を示す模式図で
ある。
ある。
【図５】図５は天井面支持材の接続状態を示す模式図で
ある。
ある。
【図６】図６は下階建物ユニットと上階建物ユニットの
接合構造を示す模式図である。
接合構造を示す模式図である。
【図７】図７は図６の要部を示す模式図である。
【図８】図８は天井なし建物ユニットを示す模式図であ
る。
る。
【図９】図９は建物ユニットの輸送状態を示す模式図で
ある。
ある。
１０ ユニット建物 １２、１３ 建物ユニット ２１、３１ 柱 ２２、３２ 床梁 ２３、３３ 天井パネル（天井面支持材） ２３Ａ 横桟 ２３Ｃ 固定ピース（固定具） ４１ 基礎梁 ４８ 接続具
Claims (5)
- 【請求項１】 複数の骨組構成材を接合した骨組構造体
である建物ユニットにおいて、 骨組構成材である柱の下端部側に骨組構成材である床梁
を接合し、該柱の上端部側に骨組構成材ではない天井面
支持材を接合してなることを特徴とする建物ユニット。 - 【請求項２】 前記天井面支持材が天井パネルからな
り、該天井パネルの横桟が固定具を介して柱に取付けら
れてなる請求項１記載の建物ユニット。 - 【請求項３】 請求項１に記載の建物ユニットを用いて
なるユニット建物であって、 建物ユニットの柱の上端部に、上階建物ユニットの骨組
構成材を接合してなるユニット建物。 - 【請求項４】 前記天井パネルの横桟が上階建物ユニッ
トの床梁に沿うように配置され、該横桟がその長手方向
の複数位置で接続具により上階建物ユニットの床梁に接
続されてなる請求項３記載のユニット建物。 - 【請求項５】 請求項３又は４に記載のユニット建物の
構築方法であって、 地盤上に基礎梁を設置し、 建物ユニットの柱の下端部もしくは床梁を上記基礎梁に
接合し、 建物ユニットの柱の上端部に、上階建物ユニットの骨組
構成材を接合するユニット建物の構築方法。
Priority Applications (9)
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|---|---|---|---|
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| AU29789/97A AU719384B2 (en) | 1996-06-18 | 1997-06-05 | Building unit, unit building and construction method thereof |
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|---|---|
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ID=15632434
Family Applications (1)
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