JPH10200447A - Ds−cdma基地局間非同期セルラ方式における初期同期方法および受信機 - Google Patents

Ds−cdma基地局間非同期セルラ方式における初期同期方法および受信機

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JPH10200447A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速でセルサーチを行うことのできるDS−
CDMA基地局間非同期セルラ方式における初期同期方
法および受信機を提供する。 【解決手段】 ベースバンド受信信号は、マッチドフィ
ルタ1に入力され、拡散符号生成部2からの拡散符号と
相関がとられる。信号電力計算部3は、マッチドフィル
タ1の相関値出力の電力を計算し、ロングコード同期タ
イミング判定部4,しきい値計算部5,ロングコード同
定部6に出力する。拡散符号生成部2は、初期セルサー
チ時において、各基地局の制御チャネルに共通のショー
トコード#0を出力する。ロングコード同期タイミング
が判定された後は、各基地局に固有のロングコード#i
とショートコード#0との合成コードである拡散符号系
列の一部であるNチップの各切片を、順次取り替えなが
ら出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DS−CDMA
(Direct Sequence−Code Div
ision Mutiple Access)基地局間
非同期セルラ方式における初期同期方法およびそのため
の受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の陸上移動通信の発展に伴い、チャ
ネル容量を大幅に増加することが可能な直接拡散(D
S)型のスペクトラム拡散(SS)を用いた符号分割多
元接続(CDMA)方式のCDMAセルラ方式が注目さ
れている。一般に、CDMA方式においては他局との相
互干渉があるため、他の多元接続方式(FDMA,TD
MA)に比べて周波数利用効率が劣化する。しかし、セ
ルラ方式においては、空間的な周波数再利用効率(同一
周波数のセル繰り返し率)が総合的な周波数利用効率に
寄与するため干渉に強く、セル繰り返し率の高いCDM
Aセルラ方式は、将来の有力な方式である。
【0003】一般にセルラシステムにおいては、移動機
が接続するセルを最初に捕捉する初期セルサーチ、ハン
ドオーバ時に周辺のセルをサーチする周辺セルサーチ、
との2種類のセルサーチが必要となる。特にDS−CD
MAセルラシステムにおいては、各セルが同一の周波数
を用いているため、セルサーチと同時に受信信号の拡散
符号と受信機において生成する拡散符号レプリカとのタ
イミング誤差を1/2チップ周期以内に捕捉する初期同
期を行うことが必要である。
【0004】このようなDS−CDMAセルラシステム
は、全基地局間の時間同期を厳密に行う基地局間同期シ
ステムと、これを行なわない基地局間非同期システムと
の2つの方式に分類される。基地局間同期システムは、
GPS(Global Positioning Sy
stem)などの他のシステムを利用して基地局間同期
を実現するもので、各基地局では同一のロングコードを
各基地局毎に異なる遅延を与えて使用するため、初期セ
ルサーチはロングコードのタイミング同期を行うのみで
よい。また、ハンドオーバ時の周辺セルサーチは、移動
機にはそれが属する基地局から周辺基地局のコード遅延
情報を通知されるため、より高速に行うことができる。
【0005】これに対し、基地局間非同期システムで
は、基地局を識別するために各基地局で用いる拡散符号
を変えている。移動機は、初期セルサーチにおいて拡散
符号を同定することが必要となる。また、ハンドオーバ
時の周辺セルサーチでは、移動機が属する基地局から周
辺基地局で使用している拡散符号の情報を得ることによ
り、同定する拡散符号の数を限定することが可能とな
る。しかし、いずれの場合でも、前記基地局間同期シス
テムの場合と比較するとサーチ時間が大きくなり、拡散
符号にロングコードを使用する場合にはセルサーチに要
する時間は膨大なものとなる。しかしながら、この基地
局間非同期システムは、GPS等の他のシステムを必要
としないというメリットがある。
【0006】このような基地局間非同期システムの問題
を解決し、初期同期を高速に行うことができるセルサー
チ方式が提案されている(樋口健一、佐和橋衛、安達文
幸、「DS−CDMA基地局間非同期セルラ方式におけ
るロングコードの2段階高速初期同期法」信学技報、C
S−96−19,RCS96−12(1996−0
5))。この初期同期法は、各セルに固有のロングコー
ドと各通信チャネルに対応したショートコードとからな
る拡散符号系列を用いて、データをロングコードとショ
ートコードにより2重に拡散するものにおいて、制御チ
ャネルに対し、前記各セルに共通の特定のショートコー
ドを割り当てて2段階で初期同期を行うものである。
【0007】具体的には、基地局送信の制御チャネルに
ついては、特定のショートコードを各セル共通のものと
するとともにロングコード拡散をマスクする。移動機側
では、最初に、第1ステージとして、マッチドフィルタ
を用いて前記共通ショートコードで逆拡散してロングコ
ードのタイミングを検出し、次に、第2ステージとし
て、相関器を用いて各セルに固有のロングコードと前記
共通ショートコードとからなる拡散符号系列を用いて各
セル固有のロングコードの同定を行うものである。
【0008】図9は、セルの構成図である。図中、61
は移動機である。各セル#1〜#n内にはそれぞれ基地
局BS1,BS2,・・・BSnが設けられており、各
基地局は、それぞれ異なるロングコード#1,#2,・
・・,#nと各チャネルを識別するためのショートコー
ド#0〜#sとを用いて2重に拡散したシンボルを用い
て移動機61に信号を送る。ここで、前記ショートコー
ド#0〜#sは、各セルにおいて共通であり、また、各
セルとも制御チャネルには共通のショートコード#0が
割り当てられている。
【0009】図10は、従来の2段階高速初期同期法を
説明するためのタイミング図であり、移動機における制
御チャネルの受信信号の一例を示している。各基地局か
ら送信された制御チャネルの受信信号(BSk−2,B
Skー1,BSkからの受信信号のみを図示している)
は、1ロングコード周期で、ショートコード#0のみで
拡散されたシンボル(図中斜線部分)を有している。こ
のショートコード#0は、各基地局共通に割り当てられ
たもので、一定周期でロングコード拡散を行なわないよ
うにすることにより実現されている。また、制御チャネ
ルのその他のシンボル位置は、各基地局毎に異なるロン
グコード#iと上述したショートコード#0とにより2
重に拡散されている。このように、BSk−2〜BSk
などの各基地局から送信された制御チャネルは、非同期
に多重化されて移動機で受信される。
【0010】第1ステージにおいて、移動機は、マッチ
ドフィルタを用いて、ベースバンド受信信号とショート
コード#0との相関をとる。各基地局の制御チャネルの
ショートコード#0による拡散シンボルの受信タイミン
グに対応する位置に、それぞれ相関のピークが検出され
る。ロングコードのR周期の期間にわたって、これらの
ピーク電力を平均してから最大の平均ピーク電力に対応
するタイミングを検出する。検出したタイミング、図示
のコードタイミングTを、移動局が位置するセルの基地
局から送信された制御チャネルのロングコード同期タイ
ミングであると決定する。
【0011】次に、第2ステージにおいて、移動機は、
上述した基地局、図10に示した例ではBSk(図9に
示した例では基地局BS1)を識別するために、ロング
コードタイミングTを検出した制御チャネルを拡散して
いるロングコード#kの同定を行う。このために、初期
セルサーチにおいては、システムで定められているロン
グコード群#1〜#nの中から順次ロングコード#kを
選択し、この選択したロングコード#k+ショートコー
ド#0の合成コードのレプリカ符号を生成して、第1ス
テージで得られたロングコード同期タイミングに対して
相関器を用いて相関検出を行う。
【0012】相関検出値がしきい値を超えるまでロング
コード#iを取り替えて相関検出を行ない、閾値を超え
たロングコード#kを受信制御チャネルのロングコード
であると判定してセルサーチを終了する。これにより、
当該基地局を識別することができる。
【0013】また、ハンドオーバ時の周辺セルサーチに
おいては、現在接続している基地局から通知された周辺
セルのロングコード群から、同様に、順次ロングコード
#i+ショートコード#0の合成コードのレプリカ符号
を生成し、ロングコード同期タイミングに対して相関検
出を行う。
【0014】以上のように、ロングコードのタイミング
同期とロングコードの同定とを分離することによりセル
サーチを高速に行うことができる。通常の基地局間非同
期セルラシステムにおいては、セルサーチを行うのに
(拡散符号の数×拡散符号の位相数)回程度の相関検出
を行うことが必要であるのに対し、この提案されている
方法によれば、(拡散符号の数+拡散符号の位相数)回
程度の相関検出で済むこととなる。したがって、通常の
基地局間非同期セルラシステムと比較すれば、セルサー
チを高速に実行することができる。しかし、相関器を用
いて相関検出を行うと、毎回の相関検出に要する時間が
依然として長いという問題があり、より高速に初期同期
をとることが望まれている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、より高速に
セルサーチを行うことのできるDS−CDMA基地局間
非同期セルラ方式における初期同期方法および受信機を
提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明においては、各セルに固有の
ロングコードと各通信チャネルに対応したショートコー
ドとからなり、制御チャネルに前記各セルに共通の特定
のショートコードが割り当てられた拡散符号系列を用い
るDS−CDMA基地局間非同期セルラ方式における初
期同期方法であって、前記特定のショートコードと受信
信号との相関に基づいて当該基地局からのロングコード
同期タイミングを判定し、前記各セルに固有のロングコ
ードと前記特定のショートコードとからなる各合成コー
ドの切片であって、切り取られる区間を各合成コードご
とに前記切片のチップ数よりも少ない所定チップ数ずつ
ずらせた各切片と前記受信信号との相関をマッチドフィ
ルタを用いて検出し、前記相関出力の電力の大きさに基
づいて当該基地局からのロングコードを同定するもので
あり、前記各切片と前記受信信号との相関は、前記ロン
グコード同期タイミングに基づいて検出を開始し、前記
受信信号が前記所定チップ数だけ前記マッチドフィルタ
に新たに入力されるごとに前記各切片を順次取り替えて
検出するものである。
【0017】したがって、マッチドフィルタには、1つ
の合成コードの切片との相関処理が終了した時点でも、
ベースバンド受信信号の一部がまだ残っているため、こ
れを捨てずに次の合成コードの切片との相関処理に用い
ることができる。その結果、ロングコードのサーチ速度
を高速化することができる。スライディング相関器を用
いる場合は、前回相関に使われた受信信号は次回相関の
直前に捨てられる。
【0018】請求項2に記載の発明においては、各セル
に固有のロングコードと各通信チャネルに対応したショ
ートコードとからなり、制御チャネルに前記各セルに共
通の特定のショートコードが割り当てられた拡散符号系
列を用いるDS−CDMA基地局間非同期セルラ方式用
受信機であって、前記各セルに固有のロングコードと前
記特定のショートコードとからなる各合成コードの切片
であって、切り取られる区間を各合成コードごとに前記
切片のチップ数よりも少ない所定チップずつずらせた各
切片を出力する拡散符号生成手段と、該拡散符号生成手
段の出力と受信信号との相関をとるマッチドフィルタ
と、前記特定のショートコードと前記受信信号との相関
に基づいて当該基地局からのロングコード同期タイミン
グを判定するロングコード同期タイミング判定手段と、
前記ロングコード同期タイミングに基づいて、前記拡散
符号生成手段から前記各切片の1つを前記マッチドフィ
ルタにロードさせ、その後、前記受信信号が前記所定チ
ップ数だけ前記マッチドフィルタに新たに入力されるご
とに前記各切片を順次取り替えてロードさせるととも
に、前記マッチドフィルタの出力信号の電力の大きさに
基づいて当該基地局からのロングコードを同定するロン
グコード同定手段を有するものである。したがって、請
求項1に記載の発明と同様に、ロングコードのサーチ速
度を高速化することができる。
【0019】請求項3に記載の発明においては、請求項
2に記載のDS−CDMA基地局間非同期セルラ方式用
受信機において、前記拡散符号生成手段は、さらに前記
特定のショートコードを出力するものであり、前記ロン
グコード同期タイミング判定手段は、前記拡散符号生成
手段から前記特定のショートコードを前記マッチドフィ
ルタにロードさせるとともに、前記マッチドフィルタの
出力信号の電力の大きさに基づいて当該基地局からのロ
ングコード同期タイミングを判定するものである。した
がって、ロングコード同期タイミングを容易に判定する
ことができるとともに、ロングコード同期タイミングの
判定とロングコードの同定をマッチドフィルタを用いて
行うことができる。
【0020】請求項4に記載の発明においては、請求項
2または3に記載のDS−CDMA基地局間非同期セル
ラ方式用受信機において、前記マッチドフィルタは、複
数のサンプルホールド回路と、前記各サンプルホールド
回路の出力を前記拡散符号系生成段の出力の対応するビ
ットの値に応じて第1あるいは第2の出力端子に出力す
る複数の乗算部と、前記各乗算部の第1の出力端子の出
力を加算する第1のアナログ加算回路と、前記各乗算部
の第2の出力端子の出力を加算する第2のアナログ加算
回路と、前記第1のアナログ加算回路の出力と前記第2
のアナログ加算回路の出力との減算を行う第3のアナロ
グ加算回路を有するものである。上述したマッチドフィ
ルタは消費電力が小さいため、受信機の消費電力を軽減
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のDS−CDMA
基地局間非同期セルラ方式用受信機の実施の一形態を示
すブロック図である。図中、1はマッチドフィルタ、2
は拡散符号生成部、3は信号電力計算部、4はロングコ
ード同期タイミング判定部、5はしきい値計算部、6は
ロングコード同定部である。従来技術と同様に、各基地
局は、各々の制御チャンネルにおいて、各々の決まった
タイミングで開始するロングコード周期で1情報シンボ
ル長のロングコードをマスクし、各基地局共通のショー
トコード#0のみで拡散したシンボルを送信する。
【0022】この実施の形態においては、説明を簡単に
するため、図示しない基地局送信機では送信データをバ
イナリ拡散符号で拡散した送信信号をBPSK(Bin
ary PSK)変調して送出し、移動機の受信部で
は、BPSK復調の後、前記拡散符号で逆拡散をするも
のとして説明する。
【0023】基地局からのスペクトラム拡散された送信
信号は、受信アンテナから高周波受信部に入力され、中
間周波数信号に変換された後、中間周波数発振器の出力
と乗算されローパスフィルタを通してベースバンド受信
信号となる。ベースバンド受信信号は、マッチドフィル
タ1に入力され、拡散符号生成部2からの拡散符号と相
関がとられる。信号電力計算部3は、マッチドフィルタ
1の相関値出力の電力を計算し、ロングコード同期タイ
ミング判定部4,しきい値計算部5,ロングコード同定
部6に出力する。
【0024】拡散符号生成部2は、ロングコード同期タ
イミング判定部4およびロングコード同定部6により制
御される。拡散符号生成部2は、最初、初期セルサーチ
時において、各基地局の制御チャネルに共通のショート
コード#0を出力する。ロングコード同期タイミングが
判定された後は、各基地局に固有の各ロングコード#i
とショートコード#0との合成コードである拡散符号系
列の一部であるNチップの各切片を順次取り替えながら
出力する。
【0025】また、ハンドオーバする前の周辺サーチに
おいては、上述した初期セルサーチ時と同様に、各基地
局の制御チャネルに共通のショートコード#0を出力す
る。ハンドオーバ先の基地局のロングコード同期タイミ
ングが判定された後は、現在属している基地局の制御チ
ャネルから受け取った周辺セルのロングコードの情報に
基づいて、サーチすべき複数のロングコード#iとショ
ートコード#0の合成コードの部分的なNチップの各切
片を、順次取り替えながら出力する。
【0026】ロングコード同期タイミング判定部4は、
初期セルサーチの場合、拡散符号生成部2からショート
コード#0をマッチドフィルタ1にロードさせるととも
に、最大の相関値の平均電力(Rロングコード周期にわ
たって平均化された電力値)が出力される時点のタイミ
ングを選び出し、このタイミングをロングコード同期タ
イミングとして、拡散符号生成部2およびしきい値計算
部5に出力する。しきい値計算部5は、ロングコード同
期タイミング時の最大の相関値の電力に基づいてロング
コード同定部6に出力するしきい値を計算する。また、
ハンドオーバする前の周辺セルサーチの場合には、同様
に拡散符号生成部2からショートコード#0をマッチド
フィルタ1にロードさせるとともに、現在通信中の基地
局を除いた最大の相関値の平均電力が出力される時点の
タイミングを選び出し、このタイミングをハンドオーバ
先の基地局のロングコード同期タイミングとして拡散符
号生成部2等に出力し、拡散符号生成部2は、各切片の
第1番目のものをマッチドフィルタ1にロードさせる。
【0027】ロングコード同定部6は、ロングコード同
期タイミング検出後、各切片を取り替えて順次ロードさ
せるとともに、信号電力計算部3の出力を所定のしきい
値と比較する。このしきい値を超えていれば、このとき
拡散符号生成部2にロードしている合成コードに対応し
たロングコードのコード番号を、受信すべき基地局のロ
ングコードであると同定する。
【0028】マッチドフィルタ1の出力および信号電力
計算部3の出力は、図示しない受信データ処理部に必要
に応じて出力される。例えば、マッチドフィルタ1の出
力をレーク合成回路に出力したり、信号電力計算部3の
出力をマルチパス検出器に出力してパスダイバーシティ
受信を行うことができる。
【0029】図2は、図1におけるマッチドフィルタの
一例の説明図である。図2(A)はマッチドフィルタの
概念図、図2(B)はマッチドフィルタの係数入力端子
に入力される合成コードの切片の説明図である。図2
(A)中、11はシフトレジスタ、12は乗算部、13
は加算器、A〜Zは、係数入力端子である。この概念図
では、ベースバンド受信信号は、正負の極性付きで入力
され、各合成コードの切片は、1または−1の値をとる
符号列であるとする。図2(B)に示した符号列の上に
付したA,B・・・Zの記号は、各符号が、それぞれ図
2(A)に示した係数入力端子A,B〜Zに入力される
ものであることを表わしている。なお、図2のMは自然
数を表している。
【0030】図2(A)に示すように、マッチドフィル
タ1は、上述した合成コードの切片のチップ数に等しい
段数のシフトレジスタ11、各レジスタ段のタップ出力
と係数入力とを乗算する乗算部12、乗算部12の全て
の出力を加算する加算器13を備えている。シフトレジ
スタ11の部分は、実際にはCCD(ChargeCo
upled Device)やSAW(Surface
AcousticWave)フィルタなどのアナログ
素子、あるいは、デジタルIC回路などのディジタル素
子により構成される。また、後述するようなアナログ演
算回路により構成された、低消費電力のマッチドフィル
タを使用することもできる。
【0031】いずれの場合でも、マッチドフィルタ1に
対する電源電圧の供給を制御することより、マッチドフ
ィルタ1は、待ち受け時に所定の時間間隔をもって相関
値のピークを検出することが可能な時間だけ駆動される
ようにすることができる。これにより、同期捕捉のため
に消費電力の大きいマッチドフィルタを使用しても、そ
の動作は間欠的に行なわれるため、全体としての消費電
力を少なく抑えることが可能となる。
【0032】図3は、図1に示した実施の一形態におけ
る初期セルサーチの動作を説明するためのフローチャー
トである。図1に示したブロック図、図2に示したマッ
チドフィルタの概念図および合成コードの切片の説明図
を併用して説明する。
【0033】S21においては、拡散符号生成部2がマ
ッチドフィルタ1にショートコード#0をロードする。
S22においては、マッチドフィルタ1によりベースバ
ンド受信信号とショートコード#0の相関をとり、信号
電力計算部3によりマッチドフィルタ1の出力の電力を
計算してロングコード同期タイミング判定部4に出力す
る。S23においては、ロングコード同期タイミング判
定部4により、この電力があるしきい値を超えた値と対
応する時刻とを記憶する。なお、このしきい値は、これ
までに信号電力計算部3から出力された電力の平均値レ
ベルに決めるなどして、ベースバンド受信信号に対して
適応制御することもできる。上述した処理をロングコー
ドの複数の周期にわたって行い、記憶した値を対応する
時刻ごとに平均化してから相互に比較し、平均化の後
に、最大の相関ピーク値の電力となるときのタイミング
を選び出し、これをロングコード同期タイミングとし
て、拡散符号生成部2等に出力する。
【0034】S24においては、ロングコード同期タイ
ミング判定部4がコード番号iの値を1に初期設定し、
S25においては、拡散符号生成部2がロングコード#
1とショートコード#0との合成コード#1の一部であ
って、所定チップ長の切片、例えば128チップをロー
ドする。最初は、図2(B)に示したように、PN
(1)128 ,PN(1)127 ,・・・・・,PN(1)
1 が、図2(A)に示した係数入力端子A〜Zに入力さ
れる。
【0035】S26においては、マッチドフィルタ1に
よりベースバンド受信信号と上述した合成コード#1の
切片との相関、すなわち、合成コード#1との部分相関
をとり、ロングコード同定部6により相関出力の電力が
しきい値を超えたか否かを判定する。具体的には、ロン
グコード同期タイミングの時点で、ベースバンド受信信
号と合成コード#1の切片との相関をとり、信号電力計
算部3の出力がしきい値計算部5で計算された所定のし
きい値を超えていればS27に処理を進め、超えていな
ければ、S28に処理を進める。
【0036】なお、しきい値計算部5は、ロングコード
同期タイミング時の最大の相関ピーク値の電力の所定比
率となるレベル、あるいは、現時点までの信号電力計算
部3の出力電力の平均値レベルを出力するなどして、し
きい値をベースバンド受信信号に対して適応制御させる
ことができる。
【0037】S27においては、このときのロングコー
ド#iを所望の基地局のロングコードであると決定して
セルサーチを終了する。S28においては、このときの
ロングコード#iが最後のロングコードであるか否かを
判定し、最後のロングコードであればS21に処理を戻
し、再度ロングコード同期タイミングの判定からやり直
し、最後のロングコードでなければ、S29に処理を進
める。このDS−CDMA基地局間非同期セルラ方式で
使用しているロングコードの最後のものは、例えば、ロ
ングコード#512であるとする。
【0038】S29においては、合成コード#iのiの
値を1だけ進める。例えば、i=1であった場合にはi
=2として、S25に処理を戻す。S25においては、
拡散符号生成部2がロングコード#2とショートコード
#0からなる合成コード#2の切片をマッチドフィルタ
1にロードする。
【0039】この合成コード#2の切片は、単純には、
合成コード#1の切片の場合と同様に、PN
(2)128 ,PN(2)127 ,・・・・・,PN(2)
1 として、ベースバンド受信信号と相関をとればよい。
しかし、相関電力のピークを判定するのには、ある程度
の処理時間、またピーク位相の変動等を考慮して、ある
程度の観測間隔が必要であることから、ベースバンド受
信信号と合成コード#1の切片との相関をとった時点か
ら、さらにベースバンド受信信号のMチップが入力され
た後の時点で、ベースバンド受信信号と次の合成コード
#2の切片との相関をとることにしている。その間にお
いて、ベースバンド受信信号のMチップが新たに図2
(A)に示したシフトレジスタ11に入力され、シフト
されている。
【0040】したがって、相関をとるべき次の合成コー
ド#2の切片は、ベースバンド受信信号のシフトに対応
させる必要があり、図2(B)に示すように、PN
(2)M+128 ,PN(2)M+127 ,・・・・・,PN
(2)M+1 として、図2(A)に示した係数入力端子A
〜Zに入力される。引き続くS26〜S29では、合成
コード#2の切片を用いて、合成コード#1の切片の場
合と同様の処理を行う。なお、Mの値は、理論的にはM
=1としてもよいが、チップ同期の精度、相関ピークの
変動等を考慮した場合、余裕を持たせたM=4が妥当で
ある。Mの値は、ショートコードのチップ数に比べて小
さな値でよい。
【0041】以後も同様の処理を行うが、S27に進む
ことなく、S25において、最後のロングコード#51
2に対応する合成コード#512の切片をロードして部
分相関をとる場合には、この切片は、図2(B)に示し
たように、PN(512)511M+128,PN(512)
511M+127,・・・・・,PN(512)511M+1となる。
これらの合成コード#iの切片は、毎回生成してもよい
が、あらかじめ合成しておいて、ロングコード同定部6
内のメモリなどに記憶しておき、必要なときに随時読み
出すようにすることができる。
【0042】図4は、本発明の実施の形態において、ベ
ースバンド受信信号と、これと相関処理される各合成コ
ードの切片との対応関係を説明するための説明図であ
る。マッチドフィルタ1において、ロングコード同期タ
イミングで、ベースバンド受信信号は、合成コード#1
の1番目のチップから128番目のチップまでの切片と
相関がとられる。このとき、ベースバンド受信信号の一
番古いチップを第1番目のチップと定め、この第1番目
のチップを基準にベースバンド受信信号のチップの位置
を指示して説明する。図では、括弧を付してベースバン
ド受信信号のチップの位置を指示している。
【0043】次にベースバンド受信信号が新たにMチッ
プ入力され、M回シフトしたタイミングでは、ベースバ
ンド受信信号のM+1番目〜M+128番目のチップ
が、合成コード#2のM+1番目〜M+128番目のチ
ップの切片と相関がとられる。次にベースバンド受信信
号が新たにMチップ入力され、M回シフトしたタイミン
グで、ベースバンド受信信号の2M+1番目〜2M+1
28番目のチップが、合成コード#2の2M+1番目〜
2M+128番目のチップの切片と相関がとられる。
【0044】以後同様な相関処理がマッチドフィルタ1
において行なわれるが、最後の合成コード#512の切
片とベースバンド受信信号との相関がとられる場合に
は、ベースバンド受信信号の511M+1番目〜511
M+128番目のチップが、合成コード#512の51
1M+1番目〜511M+128番目のチップの切片と
相関がとられる。
【0045】上述したように、各合成コード#iの切片
は、相関がとられるベースバンド受信信号の新たな入力
に対応して、切り取られる区間を所定のMチップずつず
らせたものである。各切片とベースバンド受信信号との
相関検出は、ロングコード同期タイミングから開始し、
ベースバンド受信信号が新たにMチップずつマッチドフ
ィルタ1に入力されるごとに各切片を順次取り替えて行
っている。
【0046】上述した処理手順により、非常に高速に初
期セルサーチができる。例えば、切片のチップ数Nを1
28チップ(1シンボル)とし、Mの値を4、ロングコ
ードの総数を512とした場合、最長でも、128+
(512−1)×4=2172チップの時間で全てのロ
ングコードに対して1回サーチできる。
【0047】図5は、相関器を用いた従来技術におい
て、ベースバンド受信信号と、これと相関処理される合
成コードとの対応関係を説明するための説明図である。
従来技術の説明で引用した文献に記載された従来技術
は、相関器を用いるものであるが、ロングコードの同定
のために相関をとる区間を本発明の具体例と同じ条件と
し、1シンボル128チップとする。
【0048】ロングコード同期タイミングの時点で、ベ
ースバンド受信信号の1番目のチップから128番目の
チップは、合成コード#1の1番目のチップから128
番目のチップまでの切片と相関がとられる。引き続き、
ベースバンド受信信号の128+1番目〜128×2番
目のチップが、合成コード#2の128+1番目〜12
8×2番目のチップと相関がとられる。次にベースバン
ド受信信号の128×2+1番目〜128×3番目のチ
ップが、合成コード#3の128×2+1番目〜128
×3番目のチップと相関がとられる。
【0049】相関器を用いる場合には、ベースバンド受
信信号と1つの合成コードとの相関処理が終了した時点
では、それまでのベースバンド受信信号が残っていな
い。これに対して、上述した本発明の実施の形態によれ
ば、ベースバンド受信信号と1つの合成コードの切片と
の相関処理が終了した時点でも、ベースバンド受信信号
の一部がまだマッチドフィルタ内に残っているため、こ
れを捨てずに次の合成コードの切片との相関処理に用い
ることができる。その結果、マッチドフィルタを用いる
本発明の具体例では、サーチ速度が、N/M倍、N=1
28,M=4としたときには、128/4=32倍と高
速化される。
【0050】ハンドオーバする前の周辺セルサーチ時に
おいても、ロングコード同期タイミング判定後、制御チ
ャネルからもらった周辺セルのロングコードの情報に基
づいて、サーチすべきロングコードとショートコード#
0の合成コードの切片を順番にマッチドフィルタに入力
し、上述した初期セルサーチの場合と同様にしきい値を
超えたロングコードを探し出すことができる。サーチ速
度は、同様に、従来技術に比べて、N/M=128/4
=32倍となる。
【0051】なお、上述した説明では、マッチドフィル
タを1つしか用いていないが、マッチドフィルタを複数
個、例えば2個用いて、同時に異なるロングコードの相
関検出を同時並行して行うようにすれば、さらにサーチ
速度を早めることができる。
【0052】上述した本発明の実施の形態においては、
ベースバンド受信信号と1つの合成コードの切片との相
関処理は、毎回1度しか行っていない。しかし、先に検
出したロングコード同期タイミングが、マルチパス等の
影響で真のロングコード同期タイミングから若干ずれて
いれば、合成コードの切片とベースバンド受信信号の相
関をとる時点が真のロングコード同期タイミングからず
れてしまい、このような場合には、ロングコードの同定
ができなくなるおそれがある。
【0053】そこで、このような場合を考慮して、ベー
スバンド受信信号と1つの合成コードとの相関処理を、
毎回、相対的なタイミングを数チップの範囲内でずらせ
て複数回行うようにする。このような複数回の相関処理
で得た電力値の中から最も大きな相関ピーク電力が得ら
れた時点を真のロングコード同期タイミングであるとす
るとともに、このときに用いた合成コードのコード番号
から所望のロングコードを同定することができる。
【0054】再び図3を用いて具体的に説明する。S2
6において、ロングコード同期タイミングでベースバン
ド受信信号と合成コードの切片との相関をとった後、引
き続き、ベースバンド受信信号が新たにマッチドフィル
タ1に入力される間においても、1チップ入力されるご
とに、信号電力計算部3の出力を連続的に記憶して、複
数個記憶された電力値同士を互いに比較して、その中か
ら最大の電力値を選び、この最大の電力値と対応するコ
ード番号を残す。残された最大電力値をしきい値計算部
5で計算された所定のしきい値と比較し、残された最大
の電力値が、このしきい値を超えていればS27に処理
を進め、超えていなければ、S28に処理を進める。
【0055】S28,S29,S25を経て再びS26
のステップに戻った時点では、ベースバンド受信信号と
次の合成コードの切片との相関が検出されるが、上述し
たように、この時点は、ベースバンド受信信号が新たに
マッチドフィルタ1にMチップ入力された後になる。し
たがって、信号電力計算部3の出力を連続的に記憶する
個数は、M以下の値であれば適宜の値に設定することが
できる。逆に、連続的に記憶するチップ数に応じてMの
値を決めてもよい。
【0056】図6は、図1におけるマッチドフィルタの
一例の構成図である。このマッチドフィルタは消費電力
が小さいため、本発明を適用した移動機の消費電力を一
層軽減することができる。図7は、図6における反転増
幅器、乗算部、基準電圧発生部の構成を示す回路図であ
り、図7(a)は反転増幅器、図7(b)は乗算部、図
7(c)は基準電圧発生部である。図8は、反転増幅器
にキャパシタンスを介して入力電圧を印加するアナログ
演算回路を説明するための回路図である。図中、31−
1〜31−6はサンプルホールド回路、32は制御部、
33−1〜33−6は乗算部、34は基準電圧発生回
路、35は拡散符号生成部、36〜41は加算器、51
はスイッチ、52〜55はCMOSインバータ回路、5
6,57はCMOSトランスミッションゲートである。
【0057】図を簡略にするために、拡散符号系列が6
ビットからなるものとし、6段の遅延段を有するものと
して記載してあるが、実際に使用される拡散符号系列は
これよりもかなり長い符号系列が使用されるから、それ
に対応する数の段数を設ける。
【0058】ベースバンド受信信号は、サンプリングタ
イミングを制御する制御部32により、サンプルホール
ド回路31−1〜31−6の1つに分配されて順次入力
される。サンプルホールド回路31−1〜31−6の各
出力は、乗算部33−1〜33−6において、拡散符号
系列を生成する拡散符号生成部35の出力と乗算され、
加算器36〜41で加算されて相関値を出力する。乗算
部33−1〜33−6は、基準電圧34から基準電圧が
入力されている。
【0059】サンプルホールド回路31−1〜31−6
は、制御部32により制御されるアナログスイッチ、キ
ャパシタンスC1および反転増幅器Ampから構成され
ている。加算器36〜41は複数の入力端子に接続され
たキャパシタンスと反転増幅器Ampとから構成されて
いる。このように、このマッチドフィルタにおいては、
サンプルホールド回路および加算器において、入力側に
接続されたキャパシタンスと反転増幅器からなるアナロ
グ演算回路(ニューロオペアンプ)を用いる。
【0060】図7(a)に示す反転増幅器において、ス
イッチ51は、電源Vddと反転増幅器Ampとの間に
直列に接続され、図示しない電源制御部により制御され
て必要時にのみ反転増幅器Ampを動作させる。CMO
Sインバータ回路52〜54は縦属接続され、入力端子
ViはCMOSインバータ回路52の入力部であり、出
力端子VoはCMOSインバータ回路54の出力部であ
る。両端子の間には帰還用のキャパシタンスCfが設け
られている。
【0061】この反転増幅器Ampは、CMOSインバ
ータの出力がハイレベルからローレベルあるいはローレ
ベルからハイレベルに遷移する部分を利用して、インバ
ータを増幅器として使用するものであり、奇数段、例え
ば図示するように3段のCMOSインバータにより構成
される。なお、CMOSインバータ回路53,54の段
間で電源電圧を分圧している抵抗R1,R2は、増幅器
のゲインを制御するために設けられ、また、出力端子V
oとアース間のキャパシタンスCgは位相調整のために
設けられており、いずれも、反転増幅器Ampの発振を
防止するためのものである。
【0062】図8を参照して、この反転増幅器Ampに
キャパシタンスを介して入力電圧を印加するアナログ演
算回路の動作を説明する。入力電圧V1,V2は、それ
ぞれキャパシタンスC1およびC2を介して図7(a)
に示した反転増幅器Ampに印加される。反転増幅器A
mpの電圧増幅率は非常に大きいため、この反転増幅器
Ampの入力側のB点における電圧はほぼ一定の値とな
り、このB点の電圧をVbとする。このとき、B点は、
キャパシタンスC1,C2,CfおよびCMOSインバ
ータ52を構成するトランジスタのゲートに接続された
点であり、いずれの電源からもフローティング状態にあ
る。
【0063】したがって、初期状態において、各キャパ
シタンスC1,C2,Cfに蓄積されている電荷が0で
あるとすると、入力電圧V1およびV2が印加された後
においても、このB点を基準としてみたときの各キャパ
シタンスに蓄積される電荷の総量は0となる。これによ
り、次の電荷保存式が成立する。
【0064】C1(V1−Vb)+C2(V2−Vb)
+Cf(Vout−Vb)=0 ここで、各入力電圧V1およびV2をB点の電圧Vbを
基準とする電圧に置き換え、V(1)=V1−Vb,V
(2)=V2−Vb,V’out=Vout−Vbとす
ると、次式を導くことができる。 V’out=−{(C1/Cf)V(1)+(C2/C
f)V(2)} すなわち、アナログ演算回路(ニューロオペアンプ)か
らは、Vbを基準とした大きさが各入力電圧V(i)に
入力キャパシタンスCiとフィードバックキャパシタン
スCfとの比である係数(Ci/Cf)を乗算した値の
和で、極性が反転された出力電圧V’outが出力され
ることとなる。
【0065】図6に戻り、サンプルホールド回路31−
1〜31−6について説明する。サンルホールド回路3
1−1〜31−6においては、図8に示したアナログ演
算回路(ニューロオペアンプ)において、入力端子が1
つの場合に相当し、入力キャパシタンスC1の値とフィ
ードバックキャパシタンスCfの値とを等しくすれば、
出力電圧は、上述した式により−V(1)となる。すな
わち、制御部32により入力スイッチが開放された時点
におけるベースバンド受信信号の電圧が極性反転されて
出力される。
【0066】制御部32は、各サンプルホールド回路3
1−1〜31−6に対し順次制御信号を印加して、各サ
ンプルホールド回路31−1〜31−6に設けられてい
るアナログスイッチを一旦閉成し、拡散変調信号の各チ
ップに対応するタイミングで各サンプルホールド回路3
1−1〜31−6のスイッチを順次開放して入力電圧を
取り込むように制御する。これにより、各サンプルホー
ルド回路31−1〜31−6には、拡散符号系列の1周
期分の受信信号が取り込まれ、その極性の反転した受信
信号が出力される。各サンプルホールド回路31−1〜
31−6からの出力は、それぞれ乗算部33−1〜33
−6に入力される。乗算部33−1〜33−6は、同一
構成の2個のマルチプレクサ回路MUX1,MUX2に
より構成されている。
【0067】図7(b)に示したマルチプレクサ回路に
おいて、制御信号入力端子Siが「1」(ハイレベル)
のときには、トランスミッションゲート56が導通、5
7が非導通となり、第1の入力端子In1からの入力信
号が出力端子Outに出力され、制御信号入力端子Si
が「0」(ローレベル)のときには、トランスミッショ
ンゲート56が非導通、57が導通となり、第2の入力
端子In2からの入力信号が出力端子Outに出力され
る。
【0068】図6に戻り、乗算部33−1〜33−6に
ついて説明する。乗算部33−iの第1のマルチプレク
サ回路MUX1の第1の入力端子In1には、対応する
サンプルホールド回路31−iからの出力電圧Viが、
第2の入力端子In2には基準電圧発生回路34から入
力される基準電圧Vrが印加される。一方、第2のマル
チプレクサ回路MUX2の各入力端子In1およびIn
2は、第1のマルチプレクサ回路MUX1とは入力の接
続関係を逆にしている。すなわち、第1の入力端子In
1には基準電圧Vrが、第2の入力端子In2にはサン
プルホールド回路31−iの出力電圧Viが印加され
る。
【0069】また、制御信号入力端子Siには拡散符号
生成部35から出力される拡散符号系列のうち、このマ
ルチプレクサ回路MUXが含まれている乗算部33−i
に対応するビットのデータが入力される。第1のマルチ
プレクサ回路MUX1の出力が乗算部73−iのH出力
となり、第2のマルチプレクサ回路MUX2の出力が乗
算部73−iのL出力となる。
【0070】したがって、制御信号入力端子Siに印加
される拡散符号の対応するビットの値が「1」のとき
は、MUX1は、サンプルホールド回路31−iからの
入力電圧を出力し、MUX2は、基準電圧発生回路34
からの基準電圧Vrを出力する。一方、拡散符号の対応
するビットが「0」のときは、MUX1は、基準電圧発
生回路34からの基準電圧Vrを出力し、MUX2は対
応するサンプルホールド回路31−iからの入力電圧を
出力する。
【0071】図7(c)に示した基準電圧発生回路Vr
efにおいて、スイッチ51は、電源Vddと基準電圧
発生回路Vrefとの間に直列に接続され、図示しない
電源制御部により制御されて、必要時にのみ基準電圧発
生回路Vrefを動作させる。CMOSインバータ回路
52〜54は、図7における従属接続されたCMOSイ
ンバータ回路と同じものであるが、回路記号は簡略化し
て記載している。出力端子VrはCMOSインバータ回
路54の出力部であり、CMOSインバータ回路52の
入力部と出力端子Vrとは直結されている。なお、図7
に示した反転増幅器Ampと同様に、ゲイン制御用の抵
抗R1,R2、位相調整用のキャパシタンスCgが設け
られている。
【0072】この基準電圧発生回路Vrefは、その入
出力電圧が等しくなる安定点に出力電圧が収束するもの
であり、各CMOSインバータ52〜54の閾値の設定
等により所望の基準電圧Vrを生成することができる。
ここでは、ダイナミックレンジを大きくすることができ
るように、基準電圧Vr=電源電圧Vdd/2=Vbと
されている。したがって、乗算部33−1〜33−6の
H出力,L出力から基準電圧Vrが出力されている場合
には、上述したV’outの式からベースバンド受信信
号は0となる。
【0073】乗算部33−1〜33−3におけるMUX
1からの出力(H出力)は、加算器36に入力される。
加算器36において、各乗算部33−1〜33−3から
の入力電圧にそれぞれ対応する入力キャパシタンスC
2,C3,C4の大きさは、フィードバックキャパシタ
ンスCfの1/3の大きさとしているため、上述した
V’outの式から、各乗算部33−1〜33−3の出
力電圧の和の1/3の大きさを有する電圧が出力され
る。なお、この出力電圧の極性は、このマッチドフィル
タの入力であるベースバンド受信信号の電圧と同一の極
性である。乗算部33−4〜33−6のH出力は、加算
器38に入力されており、上述した場合と同様にして、
それらの和の大きさを有する電圧が出力される。この電
圧の極性もベースバンド受信信号の電圧と同一の極性で
ある。
【0074】加算器36,38の出力は、加算器40に
入力される。この加算器40における入力キャパシタン
スC5,C6の値は、ともにフィードバックキャパシタ
ンスCfの値の1/2としており、加算器40からは、
加算器36の出力の1/2の大きさの電圧と加算器38
の出力の1/2の大きさの電圧の和の電圧が出力され
る。この電圧はベースバンド受信信号の電圧とは逆の極
性を有している。一方、乗算部33−1〜33−3にお
けるMUX2の出力(L出力)は、加算器37に入力さ
れ、これらの和の大きさを有する電圧が出力される。ま
た、乗算部33−4〜33−6のL出力は、加算器39
に入力され、それらの和の大きさを有する電圧が出力さ
れる。いずれも、ベースバンド受信信号の電圧と同一の
極性を有する電圧が出力される。
【0075】加算器40,37,39の出力は加算器4
1に入力される。この加算器41における加算器40か
らの入力に対応する入力キャパシタンスC7の大きさ
は、フィードバックキャパシタンスCfの大きさと等し
くされ、また、加算器37および39からの入力に対応
する入力キャパシタンスC8およびC9の大きさは、C
fの値の1/2とされているため、この加算器41から
は、加算器40の出力電圧,加算器37の出力電圧の1
/2の電圧,加算器39の出力電圧の1/2の電圧の和
の電圧に対応する電圧が出力されることとなる。したが
って、この加算器41からは、拡散符号生成部35から
出力される拡散符号系列における「1」が供給される乗
算部33−iに接続されたサンプルホールド回路31−
iの出力の和と、拡散符号系列における「0」が供給さ
れる乗算部33−iに接続されたサンプルホールド回路
31−iの出力の和、との差の電圧、すなわちベースバ
ンド受信信号と拡散符号系列との相関値が出力されるこ
ととなる。
【0076】なお、加算器40において入力電圧の和の
1/2の電圧が出力されるようにし、加算器41におい
て加算器37および39からの出力電圧の1/2の電圧
が加算されるようにしているのは、最大電圧が電源電圧
を超えることがないようにするためである。
【0077】加算器41から相関値が出力された後、ベ
ースバンド受信信号の次のタイミングで新たに入力され
るチップを、サンプルホールド回路31−1〜31−6
の中でベースバンド受信信号の最も古いチップがサンプ
ルホールドされていたサンプルホールド回路に入力す
る。これと同期して、拡散符号生成部35は、出力して
いた拡散符号系列を1チップだけ循環シフトさせて出力
する。上述した演算処理と同様の処理を行ない、上述し
た次のタイミングのベースバンド受信信号に対する同じ
拡散符号系列との相関値を得る。一旦サンプルホールド
されたベースバンド受信信号を次段のサンプルホールド
回路にシフトさせる処理を行う必要がないため、それに
よる誤差の発生を防止することができる。このマッチド
フィルタは、このようにしてベースバンド受信信号のサ
ンプルホールド回路31−1〜31−6への分配と拡散
符号系列のシフトを順次行うことにより、相関演算処理
を行うことができる。
【0078】このマッチドフィルタによれば、演算処理
が容量結合によるアナログ処理により実行されるため、
回路規模がデジタル処理の場合に比べて大幅に減縮する
ことができ、また、並列演算であるために高速に処理を
実行することができる。さらに、各回路における入出力
は全て電圧信号であるため、非常に低消費電力のものと
することができる。
【0079】なお、上述した説明では、基地局送信機に
おいては、送信データをバイナリ符号で拡散変調した送
信信号をBPSK変調して送出し、移動機の受信部で
は、BPSK復調の後、バイナリ符号で逆拡散をする場
合を例示した。しかし、フェージングなどによる位相変
化を補償するために、受信部で、PSK復調の後I,Q
チャネル別にそれぞれを同一のバイナリ符号で逆拡散し
てもよい。また、データ変調の変調形式および拡散符号
化の変調形式は、特に限定されるものでなく、異なる変
調方式の組み合わせも自由であり、基本的に同様な構成
で実現することができる。例えば、送信データを複素数
符号系列で拡散変調した送信信号をQPSKあるいはQ
AM変調して送出してもよい。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、初期セルサーチ時に、ロングコード同期タイ
ミングに基づいてマッチドフィルタでロングコードの同
定を行なっているので、高速に初期同期を行うことがで
きる。また、周辺セルサーチ時にも、同様に、ハンドオ
ーバ先のロングコード同期タイミングに基づいてマッチ
ドフィルタでハンドオーバ先のロングコードの同定を行
なっているので高速に初期同期を行うことができる。さ
らにまた、アナログ演算回路(ニューロオペアンプ)に
よるマッチドフィルタを使用することにより、低消費電
力の受信機を提供することが可能となる。なお、従来の
2段階のセルサーチ法がマッチドフィルタと相関器を併
用しているのに対して、本発明では共通なマッチドフィ
ルタのみを使用するため、回路規模が小さく、システム
構成が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDS−CDMA基地局間非同期セルラ
方式用受信機の実施の一形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1におけるマッチドフィルタの一例の説明図
である。図2(A)はマッチドフィルタの概念図、図2
(B)はマッチドフィルタの係数入力端子に入力される
合成コードの説明図である。
【図3】図1に示した実施の一形態における初期セルサ
ーチの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態において、ベースバンド受
信信号と、これと相関処理される各合成コードの切片と
の対応関係を説明するための説明図である。
【図5】相関器を用いた従来技術において、ベースバン
ド受信信号と、これと相関処理される合成コードとの対
応関係を説明するための説明図である。
【図6】図1におけるマッチドフィルタの一例の構成図
である。
【図7】図6における反転増幅器、乗算部、基準電圧発
生部の構成を示す回路図であり、図7(a)は反転増幅
器、図7(b)は乗算部、図7(c)は基準電圧発生部
である。
【図8】反転増幅器にキャパシタンスを介して入力電圧
を印加するアナログ演算回路を説明するための回路図で
ある。
【図9】セルの構成図である。
【図10】従来の2段階高速初期同期法を説明するため
のタイミング図である。
【符号の説明】
1 マッチドフィルタ 2,35 拡散符号生成部 3 信号電力計算部 4 ロングコード同期タイミング判定部 5 しきい値計算部 6 ロングコード同定部 11 シフトレジスタ 12,33−1〜33−6 乗算部 13,36〜41 加算器 31−1〜31−6 サンプルホールド回路 32 制御部 34 基準電圧発生回路 51 スイッチ 52〜55 CMOSインバータ回路 56,57 CMOSトランスミッションゲート 61 移動機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各セルに固有のロングコードと各通信チ
    ャネルに対応したショートコードとからなり、制御チャ
    ネルに前記各セルに共通の特定のショートコードが割り
    当てられた拡散符号系列を用いるDS−CDMA基地局
    間非同期セルラ方式における初期同期方法であって、前
    記特定のショートコードと受信信号との相関に基づいて
    当該基地局からのロングコード同期タイミングを判定
    し、前記各セルに固有のロングコードと前記特定のショ
    ートコードとからなる各合成コードの切片であって、切
    り取られる区間を各合成コードごとに前記切片のチップ
    数よりも少ない所定チップ数ずつずらせた各切片と前記
    受信信号との相関をマッチドフィルタを用いて検出し、
    前記相関出力信号の電力の大きさに基づいて当該基地局
    からのロングコードを同定するものであり、前記各切片
    と前記受信信号との相関は、前記ロングコード同期タイ
    ミングに基づいて検出を開始し、前記受信信号が前記所
    定チップ数だけ前記マッチドフィルタに新たに入力され
    るごとに前記各切片を順次取り替えて検出するものであ
    ることを特徴とするDS−CDMA基地局間非同期セル
    ラ方式における初期同期方法。
  2. 【請求項2】 各セルに固有のロングコードと各通信チ
    ャネルに対応したショートコードとからなり、制御チャ
    ネルに前記各セルに共通の特定のショートコードが割り
    当てられた拡散符号系列を用いるDS−CDMA基地局
    間非同期セルラ方式用受信機であって、前記各セルに固
    有のロングコードと前記特定のショートコードとからな
    る各合成コードの切片であって、切り取られる区間を各
    合成コードごとに前記切片のチップ数よりも少ない所定
    チップずつずらせた各切片を出力する拡散符号生成手段
    と、該拡散符号生成手段の出力と受信信号との相関をと
    るマッチドフィルタと、前記特定のショートコードと前
    記受信信号との相関に基づいて当該基地局からのロング
    コード同期タイミングを判定するロングコード同期タイ
    ミング判定手段と、前記ロングコード同期タイミングに
    基づいて、前記拡散符号生成手段から前記各切片の1つ
    を前記マッチドフィルタにロードさせ、その後、前記受
    信信号が前記所定チップ数だけ前記マッチドフィルタに
    新たに入力されるごとに前記各切片を順次取り替えてロ
    ードさせるとともに、前記マッチドフィルタの出力信号
    の電力の大きさに基づいて当該基地局からのロングコー
    ドを同定するロングコード同定手段を有することを特徴
    とするDS−CDMA基地局間非同期セルラ方式用受信
    機。
  3. 【請求項3】 前記拡散符号生成手段は、さらに前記特
    定のショートコードを出力するものであり、前記ロング
    コード同期タイミング判定手段は、前記拡散符号生成手
    段から前記特定のショートコードを前記マッチドフィル
    タにロードさせるとともに、前記マッチドフィルタの出
    力信号の電力の大きさに基づいて当該基地局からのロン
    グコード同期タイミングを判定するものであることを特
    徴とする請求項2に記載のDS−CDMA基地局間非同
    期セルラ方式用受信機。
  4. 【請求項4】 前記マッチドフィルタは、複数のサンプ
    ルホールド回路と、前記各サンプルホールド回路の出力
    を前記拡散符号系生成段の出力の対応するビットの値に
    応じて第1あるいは第2の出力端子に出力する複数の乗
    算部と、前記各乗算部の第1の出力端子の出力を加算す
    る第1のアナログ加算回路と、前記各乗算部の第2の出
    力端子の出力を加算する第2のアナログ加算回路と、前
    記第1のアナログ加算回路の出力と前記第2のアナログ
    加算回路の出力との減算を行う第3のアナログ加算回路
    を有することを特徴とする請求項2または3に記載のD
    S−CDMA基地局間非同期セルラ方式用受信機。
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