JPH10199032A - 光ディスクとその識別再生装置 - Google Patents

光ディスクとその識別再生装置

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JPH10199032A
JPH10199032A JP9014720A JP1472097A JPH10199032A JP H10199032 A JPH10199032 A JP H10199032A JP 9014720 A JP9014720 A JP 9014720A JP 1472097 A JP1472097 A JP 1472097A JP H10199032 A JPH10199032 A JP H10199032A
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JP
Japan
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area
lead
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disk
optical disk
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JP9014720A
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Kazuhisa Ozaki
和久 尾崎
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • G11B20/00572Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving measures which change the format of the recording medium
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正コピーを行ない難い光ディスクを提供す
る。 【解決手段】 第1トラックの前領域のリードイン領域
LI、或いは最終トラックの後領域のリードアウト領域
LOの内、少なくとも一方の領域に不正コピー防止用の
セキュリティ情報11を記録する。これにより、セキュ
リティ情報はディスク複製装置側の信号処理装置からは
もともと読み込まない部分に記録されるので、セキュリ
ティ情報の発見が難しく、複製を困難にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TVゲームや音楽
情報などを記憶した光ディスクとその識別再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ソフトウエア製品は他の媒体や
他機種へのコピーが容易で、著作物であるデータやプロ
グラムが簡単に複製、改変ができ、著作権侵害が起きや
すい。現在でもゲームアプリケーションソフトを中心に
多数の不正コピー品が横行しているのが現状である。そ
のため、従来からソフトウエア製品には不正コピーに対
して防止措置が執られてきており、多くのコピー防止技
術が開示されている。これらのコピー防止技術を大別す
ると論理的手法と物理的手法とがある。
【0003】どちらの手法とも基本的な発想としてソフ
トウエア自体か記録媒体に何らかの物理的、論理的な特
異なコードを付加したり書いておくものである。例え
ば、ソフトウエア自身にコピーできない特異なコードを
付加しておき、ソフトウエア自身(主情報)をコピーで
きてもその特異なコード部分はコピーできないので、再
生時にその特異なコード部分に読み出しに行けば、この
部分を読めるか読めないかによってコピー品と正規品と
の判別を行なうようにしたものである。
【0004】論理的コードを付加する具体例としては概
念的には特開平6−282931号公報等で示すよう
に、ディスク内に[ABC]などのようなディスクID
データを記録しておき、このIDデータはコピーできな
いようにしておくものがある。そして、その論理的コー
ドの記録方法を更に発展させた技術として例えば、セキ
ュリティコードを記録する特開平5−210497号公
報に開示されたものがあり、ここでは本来の目的とする
データを記録するユーザデータ管理領域の他にセキュリ
ティ情報領域を設けている。また、コンパクトディスク
に限り、各種のサブコードを、信号処理回路系からは可
視であるが、ユーザ(SCSIバスや、OSレベル)か
らは不可視な様に配置した特開平8−147766号公
報に開示されたコピー防止技術などもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
論理的コードを記録する方法では、不正コピーを行うド
ライブと正規ドライブの信号処理回路が略同一(外部か
ら可視なデータの内容において)なため、外部から可視
な特異な論理コードを書き込んでも不正コピー用の再生
機で発見され易いし、その特異な論理コードも含めディ
スク丸ごとコピーされてしまうと言った危険がある。そ
の結果、前記のように多数の不正コピー品が横行すると
いう事態を許してしまう。
【0006】従って、コピー防止機能を向上させるため
には、ディスクデータの信号処理装置の外部から不可視
な、または、SCSIバスやOSレベルからは無意味な
セキュリティデータをディスクに記録し、前記の装置か
らは再生できず、論理コードが発見できないようにする
必要がある。また、不正コピー再生装置からのデータを
もとに不正コピーのディスクを製造しても、特異な論理
コードは複製できず、正規の再生機ではそのコードが検
出されない場合には再生しないようにする必要がある。
また、正規ディスクからは確実にそのコードが読みと
れ、正規の再生機で正常に再生できるものである必要が
あるが、これらの要求を満たしたものが存在しないのが
現状である。
【0007】また、好ましくは、ディスクの物理的規格
に準拠し、他の再生機、例えばCDプレーヤなどのTV
ゲーム以外の目的の再生機でオーディオ再生する場合に
は支障のない様な規格上の互換性を保つようにすれば、
よりディスク資源としての可用性が増し、好ましい。本
発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解
決すべく創案されたものであり、その目的は不正コピー
行ない難い光ディスクを提供することにある。また、他
の目的は光ディスクを正規品であるか、不正品であるか
を判別することができる光ディスクの識別再生装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスクは、
第1トラックの前領域のリードイン領域、或いは最終ト
ラックの後領域のリードアウト領域の内、少なくとも一
方の領域に不正コピー防止用のセキュリティ情報を記録
するようにしたものである。本発明の光ディスクの識別
再生装置は、前記光ディスクから記録情報を読み取るピ
ックアップ手段と、前記読み取り時における時間を計数
するための計数手段と、前記セキュリティ情報を予め記
憶するセキュリティ情報記憶手段と、前記計数手段によ
り規定される所定の時間内に読み取られた情報が、前記
セキュリティ情報記憶手段に記憶されたセキュリティ情
報と一致するか否かを判別する判別手段とを備えるよう
に構成したものである。
【0009】光ディスクの発明は、リードイン領域とリ
ードアウト領域の少なくともいずれか一方を、例えば規
格から問題が生じない程度に僅かに物理的に延長し、こ
の延長された物理的領域にセキュリティデータを付加し
ておく。すなわち、リードイン領域内のセキュリティ情
報の開始時間及び終了時間を一定にして記録する。換言
すれば、リードイン領域内の主情報データはオーディオ
の無音などを規定値として記録するが、ある一定時間を
経過した短い時間内の主情報はこれに換えてあるセキュ
リティ情報が記録してある。
【0010】この光ディスクを再生する場合には、上記
光ディスクを回転させ、ピックアップ手段によりその内
周のリードイン領域をシークし、光ディスクの管理情報
や時間情報を読み出し、予め規定された一定時間を経過
したら主情報を読み出す。この時の時間は、計数手段に
より計測されている。そして、この読み出した主情報と
セキュリティ情報記憶手段に予め記憶されているセキュ
リティ情報とが一致するか否かを判別手段は判別する。
この判別結果、両者が一致した場合にはこの光ディスク
は正規品であるとして、ディスク内のアプリケーション
プログラムなどの目的とする情報の再生を行なう。これ
に対して、両者が不一致の場合には、このディスクは不
正なコピー品であるとして、再生を停止し、ディスクの
排出処理などを行なう。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る光ディスク
及びその識別再生装置の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1は本発明と従来の光ディスクの物理的ト
ラック構成を示す比較説明図、図2は本発明と従来の光
ディスクの物理半径を示す比較説明図、図3は光ディス
クの各エリアの半径とフォーマットとの関係を示す図、
図4は本発明と従来の光ディスクのディスク情報管理を
示す比較説明図である。
【0012】図1において図1(A)は従来の光ディス
クの物理的トラック構成を示し、図1(B)は本発明の
光ディスクの物理的トラック構成を示す。ここでは、光
ディスクとしてコンパクトディスク(CD)を例にとっ
て説明する。このトラック構成は、IEC908,JI
S X6281に準拠したものである。この例ではトラ
ックTrが1〜nまであり、Tr1〜Trnとして表さ
れている。トラックTr1はTVゲームなどのプログラ
ムデータが記憶され、トラックTr2以上はPCMオー
ディオデータが記憶されているものとする。
【0013】図1(A)は従来ディスクのトラック構成
であり、サブコードPとQのデータの変化を表してい
る。上記の規格にあるとおり、サブコードPはトラック
の区切りとリードイン領域LI、リードアウト領域LO
の区別の符号しての意味を持つ。サブコードQは各トラ
ック内の相対時間と、光ディスクの最初のトラックTr
1の始まりからの絶対時間を表す。尚、区切り期間は略
2秒程度である。リードイン領域LIの開始時間と終了
時間は特に規定されていないが、ここではth1とth
2とそれぞれ規定する。以下トラックTr1の相対時間
はts1、トラックTr2の相対時間はts2・・・ト
ラックTrnの相対時間はtsnとする。サブコードQ
の絶対時間に関してはトラックTr1はt0で始まりt
1で終わる。以下トラックTr2以降のトラックは同様
に定義される。ディスクのトラックの総時間はttであ
る。
【0014】以上はサブコードのデータであり、主情報
(メインデータ)に関しては、リードイン領域がLIに
は、例えばPCMオーディオの無音、トラックTr1が
前記のようにプログラムデータなので、例えば前記のJ
IS X6281で規定されているようなセクタ構造に
なっており、一般に言うCD−ROMのフォーマットに
なっていてTVゲームの様なプログラムが記録されてい
る。トラックTr2以降はPCMオーディオが記録され
ているものとする。図1(B)は本発明の光ディスクの
フォーマットである。全体的仕様は図1(A)にて説明
したと同一とする。リードイン領域LIの開始時間と終
了時間はth11〜th31となっており、図1(A)
に示した終了時間th2より延長されている。この延長
部分にデジタルのセキュリティ情報を記録するのが本発
明の特徴である。
【0015】光ディスクの管理情報はリードイン領域以
降は図1(A)の場合と同一であり、サブコードQの相
対時間はトラックTr1はts11、トラックTr2は
ts21であり、トラックの総時間はtt1であり、図
1(A)との間において相違はない。すなわち、リード
イン領域LIの延長分だけ右方向(ディスク外周方向)
に全体がシフトした状態となっているメインデータ上で
はリードイン領域LIの延長部分すなわち、th21〜
th31の時間内は、セキュリティ情報が入っていて、
そのデータ長は少量なのでその時間は非常に短くてよ
い。従って、前記規格のリードイン領域の時間規定以内
に容易に入る。現行の光ディスクにおいては、リードイ
ン領域に関して規格上許される範囲はディスク半径にお
いて1mm程度であり、この部分をリードイン延長領域
とすることができる。
【0016】また、リードイン領域LIのメインデータ
の内容は前記規格では特に規定されていないが通常オー
ディオ無音である。従って、リードイン領域の延長部分
にセキュリティ情報を記録することは規格上問題はな
い。図2は本発明と従来の光ディスクの物理半径を部分
的に示した図である。図中、左側は光ディスクの内周側
を示し、右側は外周側を示す。リードイン領域LIの規
格上の上限の半径をR1とすれば、従来の通常の光ディ
スクは余裕を見て半径Rlよりも小さい半径R0までの
部分にリードイン領域を記録するが、本発明では、半径
R1を超えない範囲内で半径R0よりもリードイン領域
LIを延長し、この延長部分、すなわち半径R1〜R2
の間にセキュリティ情報を記録する。各物理記録エリア
も、この分、外周にシフトしただけであり、それぞれの
領域の長さは通常の光ディスクも本発明の光ディスクも
同一である。
【0017】図3は各エリアの半径とフォーマットの一
部をまとめた図である。リードイン領域のメインデータ
には通常の従来の光ディスクには元々意味のあるデータ
が入っていないため(オーディオの無音など)、コピー
機の再生機のホストCPUはこの部分を読みに行かずセ
キュリティコードを発見できない。TVゲームとは別の
再生機、例えば音楽用のCDプレーヤもこの部分は音を
出さないので聴感上発見できない。
【0018】図4は本発明と従来の光ディスクにおける
ディスク管理情報を比較する図であり、図1に対応して
いる。コンパクトディスクはリードイン領域LIにこの
管理情報が記録されていて、再生側は一番最初にこの領
域のデータを読み込むのが普通である。この管理フォー
マットはTOC(Table Of Contents)と呼ばれ、前記規
格で規定されているが、これを模式的に示したのが同図
であり、図3にて示したように絶対的物理記録位置が外
周にシフトしただけであり、両者の相対値は全く同一に
作られる。すなわち、論理データ上、本発明の光ディス
クは通常の従来の光ディスクと互換性を保つことができ
る。
【0019】次に、上記光ディスクを識別して再生する
ための識別再生装置について説明する。図5は本発明の
識別再生装置の一例を示す概略ブロック構成図である。
この識別再生装置1は、光ディスクDに対してレーザ光
を照射して、その反射光から情報を読み取るピックアッ
プ手段2を有しており、ここで読み取られた情報信号は
リードアンプ3を介して信号処理系4へ入力されるよう
になっている。この信号処理系4は、光ディスクDのメ
インデータを処理するメインデータ処理系4Aとサブコ
ードデータを処理するサブコードデータ処理系4Bを含
んでいる。
【0020】サーボ処理系5は、信号処理系4で得られ
るフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号に基
づいて上記ピックアップ手段2のフォーカシングやトラ
ッキングを制御したり、光ディスクDを回転するスピン
ドルモータ6の回転速度を制御するものであり、ピック
アップ手段2やスピンドルモータ6へはそれぞれドライ
バ7、8より出力される駆動電流が供給される。光ディ
スクDに関する制御は、例えば専用のマイクロプロセッ
サ等よりなるディスク制御部9により行なわれ、例えば
ゲーム機の場合にはゲーム用メインCPUよりなるホス
ト制御部10と分業されている。このディスク制御部9
は、上記光ディスクDのリードイン領域から読み取られ
たセキュリティ情報が、セキュリティ情報記憶手段11
に記憶されているセキュリティ情報と一致するか否かを
判別するための判別手段12を有している。この判別操
作は実際上は、ソフトウエア的に処理される。
【0021】上記セキュリティ情報記憶手段11は、例
えばROM等よりなり、これには正規な光ディスクのリ
ードイン領域に記憶されるセキュリティ情報と同じ情報
が、予め記憶されている。また、計数手段13は、デー
タ読み取り時における時間を計数するものであり、例え
ば上記リードイン領域からセキュリティ情報を読み取る
時の時間計測を行なう。
【0022】次に、光ディスクの再生時について、図1
と図5と参照して説明する。光ディスクDの再生を開始
すると、サーボ処理系5は、スピンドルモータ6の回転
を制御すると共にピックアップ手段2のフォーカシング
及びトラッキングを制御し、ピックアップ手段2から読
み出された情報は、信号処理系4のメインデータコード
処理系4A及びサブコードデータ処理系4Bにてデコー
ドされ、その結果はディスク制御部9及びサーボ処理系
5に伝達される。
【0023】光ディスクの再生開始時には、まず、光デ
ィスクのリードイン領域LIの情報が読み取られ、ディ
スク制御部9では、このリードイン領域LIからの読み
取り情報中の時間で規定される所定の部分にセキュリテ
ィ情報が含まれているか否かを判別手段12が判断す
る。この時、基準となるセキュリティ情報は、セキュリ
ティ情報記憶手段11に予め記憶されており、この記憶
データと読み取られた情報とを比較する。
【0024】また、この時の時間計測は、計数手段13
により行なわれ、リードイン領域中の読み取りメインデ
ータ中の、所定の時間幅のデータを上記記憶されていた
基準とするセキュリティ情報と比較することになる。そ
して、比較の結果、両情報が一致すれば、光ディスクは
正規品であるとして再生を続行し、不一致の場合には、
コピー等が行なわれた不正品であるとして、再生動作を
中止し、ディスク排出動作などを行なう。
【0025】この点について図1(B)も参照して更に
詳しく説明する。まず、ピックアップ手段2のレーザを
照射して、各種サーボをかけてディスクデータを再生し
ようとすると、最初はリードイン領域LIを再生しディ
スク管理情報を読み出す。前述のように、信号処理系4
ではサブコードQをデコードしてth11からth21
まで連続再生する。正規の光ディスクはこれらの値が決
まっていて、th31まで記録されているので、再生側
はth21を越えてまだリードイン領域(サブコードP
がロー)であれば、そのメインデータ内にはセキュリテ
ィ情報が記録されているとして、メインデータを再生す
る。
【0026】ディスク制御部9はこのセキュリティ情報
を解読し、予め記憶しているセキュリティ情報記憶手段
11からデータを読み出し、両者の一致を判断して、正
規、不正の判断結果をホスト制御部10に報告する。以
後、正規品ならディスク制御部9はディスク再生に移
り、トラックTr1のプログラムを再生し、ホスト制御
部10にそのデータを渡して、ゲームなどのアプリケー
ションが動作する。
【0027】図1に示したように、リードイン領域を延
長してそこにセキュリティ情報を記録しても、図4に示
したようにディスク管理上、他の従来の光ディスクと論
理上互換性があるので、以後の再生動作は他の光ディス
クと同様にできる。従って、光ディスクのTOCを読み
込んでもセキュリティデータが解析できない。もし、t
h21からth31までにセキュリティ情報が得られな
かったら、そのディスクは不正なコピーディスクである
として、ディスク制御部9はディスクの回転を停止し、
この排出などの措置を執る。もし、th21以前にリー
ドイン領域LIが終了していたら、それも同様に正規品
でないので同様な措置を執る。
【0028】図6にデータの流れから見た再生装置の動
作を示す。光ディスクDからは大きく言ってメインデー
タとサブコードデータが再生され、信号処理系4内の各
担当処理系4A、4Bでデコードされる。サブコードデ
ータ、メインデータはほとんどそのままホスト制御部1
0から見るとアクセス可能で、可視である。セキュリテ
ィ情報は、ディスク制御部9で解釈され、予め記憶して
いるセキュリティ情報の記憶手段11からデータを読み
出され、両者の一致を判断して、正規、不正の判断結果
のみをホスト制御部10にディスク正否信号として報告
する。
【0029】従って、セキュリティ情報は、ディスク制
御部9のみが認識でき、ホスト制御部10からはそのデ
ータの位置や実体が何かは不可視である。従って、上位
レベルのホスト制御部10(またはバス、OSレベル)
からセキュリティ情報を解析することができない。ま
た、通常の従来の光ディスクはリードイン領域LIのメ
インデータはオーディオであり、光ディスクの管理上、
無意味なので通常(コピー用)の再生装置はこの部分を
読み出さない。この面からも本発明の光ディスクのセキ
ュリティ情報の発見は困難になる。また、セキュリティ
情報を読み出せないため、コピーしてもその部分は記録
されず、リードイン領域LI内のデータにはコピー機の
規定値が記録されるので、本発明の再生装置で不正コピ
ー品と判断される。
【0030】図7にディスク制御部9の動作フローを示
す。光ディスクDのセットをチェックした後(S1)、
各種の初期設定を行ったら(S2)、通常再生のための
各種サーボをかけて、リードイン領域を読み出す(S
3)。そこで、ディスクの種別の判断の後(S4)、元
からゲームディスクではなく、音楽専用(デジタルオー
ディオ)であったなら音楽再生へと移行する(S5)。
CD−ROMの場合には、前記のようにリードイン領域
内のサブコードP、Qを監視し(S6)、時刻がth2
1を越したならば(S7)、セキュリティ情報をメイン
データから読み(S8)、セキュリティ情報が正規なら
ば(S9)、ディスクは正規品としてトラックTr1へ
シークして(S10)、通常のプログラム再生を行う
(S11)。
【0031】サブコードQがth21になる以前にリー
ドイン領域が終了したり(S6のYES)、セキュリテ
ィ情報が予め記憶しているセキュリティ情報と不一致で
あったならば(S9のNO)、いずれも光ディスクは不
正品であると認識し、このディスクの停止、排出などの
措置を執る(S21)。この実施例では、コンパクトデ
ィスクを例にとって説明したがこれに限定されるもので
はなく、ディスクのフォーマット上必要であるが、デー
タ内容にあまり意味がなく、通常時には再生しない部分
(従って、信号処理系で内部的な処理に必要であるが、
再生時に外部に情報として出す必要がなく、外部から不
可視な部分)が存在する光ディスクなら、ミニディスク
や、MOディスク、DVD−ROMなどのいずれのディ
スクでも適用可能である。
【0032】また、本実施例では、説明を簡単に行なう
ために、セキュリティ情報検出の位置は、チェック時間
節減のため(リードイン領域の再生は短時間ですむ)、
リードイン領域に限ったが、セキュリティ情報をリード
アウト領域のみに形成してもよいし、或いはリードイン
領域とリードアウト領域との双方に異なったセキュリテ
ィ情報を記録するようにしてもよい。この場合には、デ
ィスクの外周へシークするため、チェック時間がかかる
が、より強固なセキュリティとなり信頼性が向上する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
ク及びその識別再生装置によれば、次のように優れた作
用効果を発揮することができる。リードイン領域或いは
リードアウト領域の内、少なくとも一方の領域に不正コ
ピー防止用のセキュリティ情報を記録するようにしたの
で、論理的コードを書き込む操作でありながらディスク
複製装置の側の信号処理装置からはもともと読み込まな
いリードイン領域のメインデータ部分であるため、セキ
ュリティ情報が発見し難く複製がかなり困難である。
【0034】また、セキュリティ情報をリードイン領域
内においているので、ディスクの管理領域を読み始める
場所と略同位置であり、シーク時間が節減できてディス
クチェックの時間が短くて済む。更に、書き込むセキュ
リティ情報はデジタル情報なので変更がきわめて容易で
あり、しかも短時間で行なえ、ロットによってセキュリ
ティ情報を変更したりすることが製造ライン上で実時間
で行なうことができる。以上により光ディスク製造コス
トが安価である。
【0035】また、識別再生装置は、ハードウエア(信
号処理系など)は元々再生回路として必須のものである
のでLSI化されており、そのため新たに回路を追加す
る必要が無く、改造はディスク制御部のファームウエア
のみで良いためコストが安い。更に、主情報と関係ない
リードイン領域部分のメインデータの操作で済み、主情
報に一切手を加えないので、主情報のデータ信頼性はそ
のまま確保できる。また、同じ理由で、ディスク管理フ
ォーマット上問題ない部分を用いてるので、メインデー
タ部分については他のセキュリティ情報のないディス
ク、たとえば、TVゲームでないCD−ROMディスク
や音楽専用の光ディスクと問題なく互換性を保つことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明と従来の光ディスクの物理的トラック構
成を示す比較説明図である。
【図2】本発明と従来の光ディスクの物理半径を示す比
較説明図である。
【図3】光ディスクの各エリアの半径とフォーマットと
の関係を示す図である。
【図4】本発明と従来の光ディスクのディスク情報管理
を示す比較説明図である。
【図5】本発明の識別再生装置の一例を示す概略ブロッ
ク構成図である。
【図6】データの流れから見た再生装置の動作を示す図
である。
【図7】ディスク制御部の動作フローを示す図である。
【符号の説明】
1…識別再生装置、2…ピックアップ手段、4…信号処
理系、4A…メインデータ処理系、4B…サブコードデ
ータ処理系、5…サーボ処理系、9…ディスク制御部、
10…ホスト制御部、11…セキュリティ情報記憶手
段、12…判別手段、D…光ディスク、LI…リードイ
ン領域、LO…リードアウト領域、Tr…トラック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/10 G11B 20/10 H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1トラックの前領域のリードイン領
    域、或いは最終トラックの後領域のリードアウト領域の
    内、少なくとも一方の領域に不正コピー防止用のセキュ
    リティ情報を記録したことを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記リードイン領域、或いはリードアウ
    ト領域は所定のフォーマットに準拠していると共に通常
    の所定の長さよりも物理的に延長されており、この延長
    部分の物理領域に前記セキュリティ情報が記録されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光ディスクを認
    識して記録情報を再生する認識再生装置において、前記
    光ディスクから記録情報を読み取るピックアップ手段
    と、前記読み取り時における時間を計数するための計数
    手段と、前記セキュリティ情報を予め記憶するセキュリ
    ティ情報記憶手段と、前記計数手段により規定される所
    定の時間内に読み取られた情報が、前記セキュリティ情
    報記憶手段に記憶されたセキュリティ情報と一致するか
    否かを判別する判別手段とを備えたことを特徴とする光
    ディスクの認識再生装置。
JP9014720A 1997-01-11 1997-01-11 光ディスクとその識別再生装置 Pending JPH10199032A (ja)

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