JPH10198491A - 座標読取装置及び座標読取システム並びにその入力シート - Google Patents

座標読取装置及び座標読取システム並びにその入力シート

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JPH10198491A
JPH10198491A JP492197A JP492197A JPH10198491A JP H10198491 A JPH10198491 A JP H10198491A JP 492197 A JP492197 A JP 492197A JP 492197 A JP492197 A JP 492197A JP H10198491 A JPH10198491 A JP H10198491A
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JP
Japan
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coordinate
display
reading
tablet
input
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JP492197A
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English (en)
Inventor
Kazumichi Suzuki
和道 鈴木
Yoshiyuki Morita
芳行 森田
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SEIKO DENSHI KIKI KK
Original Assignee
SEIKO DENSHI KIKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座標読取システムにおいて、座標読取装置上
の入力領域とディスプレイ装置の表示領域との対応を明
確に示すこと。 【解決手段】 座標読取装置10のタブレット11上に
はディスプレイ装置の外観図を描画した入力シート13
を置く。ディスプレイ装置外観図の表示面内を読み取る
と、その座標値がタブレットドライバ30に出力され
る。領域識別部32は、座標値入力部31を介して入力
する座標値を領域データ格納部33に格納されている領
域データと比較して入力領域を識別する。座標変換部3
4は、識別された座標値を座標変換し、座標値出力部3
5を介して出力する。オペレーティングシステム40ま
たはアプリケーションプログラム50に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
情報処理装置へ座標情報を出力する座標読み取り装置、
および座標読取装置を情報処理装置に接続し、情報処理
装置では所定の機能を実行する座標読取システムに関す
るものであり、特に座標読取装置に設ける入力シート、
およびこの入力シートに描画した範囲の座標値に対する
座標変換の方法、さらにこの座標変換方法を実行するイ
ンタフェース装置、タブレットドライバ、座標読取シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】座標読取装置は、座標指示器とタブレッ
トとで構成され、座標指示器でタブレット上を指示する
と、指示した点の座標値と座標指示器に設けられたスイ
ッチのスイッチステータスを出力する機能を有する入力
装置である。
【0003】このような座標読取装置をコンピュータに
接続し、座標値やスイッチステータスを入力しながら特
定の機能を持ったアプリケーションプログラムを実行す
るシステムを構成する。これをここでは座標読取システ
ムと呼ぶ。座標読取システムとしては古くからCADシ
ステムがあった、図14には、このCADシステムで用
いる座標読取装置の平面図を示す。座標読取面であるタ
ブレット111には、入力シート113が置かれてい
る。この入力シート113には、CADシステムへの各
種命令を入力するためのメニュー116と、座標値を入
力することによって、設計操作を行う入力領域115と
が設けられている。この入力領域115は、一般的には
CADシステムのディスプレイ装置の表示画面に対応し
ており、これに表示されている設計図などを座標読取装
置によって指示し、設計業務を行う。
【0004】パーソナルコンピュータの普及に伴い、近
年座標読取装置もポピュラーな入力装置となってきた。
それに伴い、座標読取装置とアプリケーションプログラ
ムとを接続する仕様を標準化し、タブレットドライバ
(より一般的にはソフトウエアドライバとも呼ばれる)
として提供することが一般的になっている。座標読取装
置から出力される座標値およびスイッチステータスのフ
ォーマットは装置ごとに様々である。タブレットドライ
バは、これをアプリケーションプログラムが要求する共
通のフォーマットに変換し出力する機能を有するもので
ある。
【0005】さらに、タブレットドライバでは、以上の
ような基本的なフォーマット変換機能の他に、アプリケ
ーションプログラムの使いやすさを向上させる目的で、
新たな機能を設けることも行われている。前記CADシ
ステムと同じようにメニュー入力を可能とする機能を追
加したり、また、タブレット上の座標読取面を複数の領
域に分け、それぞれの領域で同じように座標入力できる
ようにする機能を追加したものも現れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、座標読取装置
がポピュラーになってきたとはいえ、まだユーザーには
座標読取装置の機能に関して十分理解されるまでにはな
っていない。たとえば、図15(b)に示すように、タ
ブレット上に二つの入力領域、すなわち第1の入力領域
117と第2の入力領域118を設け、ユーザに提示し
たところ、これを一部のユーザは、図15(a)のよう
に、第1の入力領域117は第1の表示領域162に、
また第2の入力領域118は第2の表示領域163に対
応する、というように理解したのである。ところが、設
計者のねらいは、図15(c)に示すように、第1およ
び第2の入力領域117、118ともに、ディスプレイ
画面全体161に対応させようとしたのであった。
【0007】ここに示したような入力領域と表示領域と
の対応は恣意的である。従って図15(b)の入力領域
を示しただけでは、これがどのように表示領域に対応す
るかを一義的に理解させることは無理であることがわか
った。本発明は、このような問題を解決するために行わ
れたのであり、その目的は以下の点にある。
【0008】すなわち、座標読取システムにおいて、座
標読取装置の入力領域とディスプレイ装置の表示領域と
の対応を明確に示すことによって、このような座標読取
システムの使い易さを向上させることを目的とし、この
目的を達成するための座標読取装置の入力シート、また
この入力シートを採用した座標読取装置、さらにこの座
標読取装置を採用した座標読取システム、さらにこの座
標読取システムにおいて、前記入力領域と前記表示領域
とを対応させるための座標変換方法、さらにこの座標変
換方法を実行する座標読取システムのインタフェース装
置、座標読取システムのタブレットドライバを実現しよ
うとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による座標読取装置の入力シートの第1の構
成では、座標読取装置を構成するタブレットの読み取り
面に置かれる入力シートであって、入力シートの少なく
とも一面に、ディスプレイ装置の少なくとも表示面を含
む外観図を描画して座標読取装置の入力シートを構成し
た。
【0010】また、本発明による座標読取装置の入力シ
ートの第2の構成では、座標読取装置を構成するタブレ
ットの読み取り面に置かれる入力シートであって、入力
シートの少なくとも一面に、ディスプレイ装置の少なく
とも表示面を含む複数の外観図を、表示面が重なること
のないように描画して座標読取装置の入力シートを構成
した。
【0011】また、本発明による座標読取装置の入力シ
ートの第3の構成では、座標読取装置を構成するタブレ
ットの読み取り面に置かれる入力シートであって、入力
シートの少なくとも一面に、ディスプレイ装置の少なく
とも表示面を含む複数の外観図を、複数の外観図の少な
くとも二つの外観図に含まれる表示面の少なくとも一部
が重なるように描画して座標読取装置の入力シートを構
成した。また、本発明による座標読取装置の入力シート
の第4の構成では、前記第3の構成による入力シート
に、さらに、前記一部が重なるように描画された表示面
を選択するための選択メニューを描画して座標読取装置
の入力シートを構成した。
【0012】さらに、本発明による座標読取装置の第1
ないし第4の構成では、座標読取装置を構成するタブレ
ットの読み取り面上に、前記第1ないし第4の構成によ
る入力シートを置いて、座標読取装置を構成した。さら
にまた、本発明による座標読取装置の第5の構成では、
座標読取装置を構成するタブレットの読み取り面上に、
前記第4の構成による入力シートを置き、さらに、タブ
レットの読み取り面上に、前記入力シートに一部が重な
るように描画された表示面を選択するための選択メニュ
ーを表示し座標読取装置を構成した。
【0013】さらに、本発明による座標読取システムの
座標変換方法では、タブレットを含む座標読取装置を、
情報処理装置に接続し、座標読取装置から情報処理装置
に送られる情報に基づき、情報処理装置では所定の機能
を実行するものでにおいて、タブレットの読み取り面に
は、前記第1ないし第4の構成による入力シートを置
き、このうち前記第3の構成による入力シートを置いた
構成によるものにおいては、タブレットの読み取り面上
に、さらに入力シートに描画された複数の表示面を選択
するためのメニューを表示し、このシステムにおいて、
座標読取装置の出力する座標値から、複数の表示面を描
画した入力シートを用いる構成においては、複数の表示
面に対応する範囲の座標値を識別するか、あるいはさら
に選択メニューを有する構成においては、選択メニュー
のいずれが指示されたかを識別することによって、入力
シートに描画されたディスプレイ装置の表示面に対応す
る範囲の座標値を識別し、識別された範囲の座標値に対
して、あらかじめ定められた座標系への座標変換を行う
ように座標読取システムの座標変換方法を構成した。
【0014】さらに、本発明による座標読取システムの
インタフェース装置では、座標読取装置と前記情報処理
装置とを接続し、前記座標変換方法を実行するように座
標読取システムのインタフェース装置を構成した。さら
に、本発明による座標読取システムのタブレットドライ
バの第1ないし第4の構成では、情報処理装置に内蔵さ
れ、座標読取装置から送られる情報を入力し、前記座標
変換方法を実行するように座標読取システムのタブレッ
トドライバを構成した。
【0015】さらにまた、本発明による座標読取システ
ムのタブレットドライバの第5の構成では、タブレット
を含む座標読取装置を、ディスプレイ装置を有する情報
処理装置に接続し、座標読取装置から情報処理装置に送
られる情報に基づき、情報処理装置では所定のアプリケ
ーションプログラムを実行するものであって、タブレッ
トの読み取り面には、少なくとも一面に、ディスプレイ
装置の少なくとも表示面を含む外観図を描画した入力シ
ートを載置した座標読取システムにおいて、情報処理装
置に内蔵され、座標読取装置とアプリケーションプログ
ラムとのインタフェースを司るタブレットドライバであ
って、座標読取装置から座標値を入力する座標値入力部
と、座標値入力部に接続し、座標値入力部から入力する
座標値から、入力シートに描画されたディスプレイ装置
の表示面に対応する範囲の座標値を識別する領域識別部
と、領域識別部に接続し、識別された範囲の座標値に対
して、あらかじめ定められた座標系への座標変換を行う
座標変換部と、座標変換部に接続し、変換された座標値
を出力する座標値出力部とを設けて座標読取システムの
タブレットドライバを構成した。
【0016】さらにまた、本発明による座標読取システ
ムのタブレットドライバの第6の構成では、タブレット
を含む座標読取装置を、ディスプレイ装置を有する情報
処理装置に接続し、座標読取装置から情報処理装置に送
られる情報に基づき、情報処理装置では所定のアプリケ
ーションプログラムを実行するものであって、タブレッ
トの読み取り面には、少なくとも一面に、ディスプレイ
装置の少なくとも表示面を含む複数の外観図を、表示面
が重なることのないように描画した入力シートを載置し
た座標読取システムにおいて、情報処理装置に内蔵さ
れ、座標読取装置とアプリケーションプログラムとのイ
ンタフェースを司るタブレットドライバであって、座標
読取装置から座標値を入力する座標値入力部と、座標値
入力部に接続し、座標値入力部から入力する座標値か
ら、入力シートに描画された複数のディスプレイ装置の
表示面に対応する範囲の座標値を、複数の範囲ごとに識
別する領域識別部と、領域識別部に接続し、識別された
複数の範囲の座標値に対して、複数の表示面に対応する
範囲ごとに、あらかじめ定められた座標系への座標変換
を行う座標変換部と、座標変換部に接続し、変換された
座標値を出力する座標値出力部とを設けて座標読取シス
テムのタブレットドライバを構成した。
【0017】さらにまた、本発明による座標読取システ
ムのタブレットドライバの第7の構成では、タブレット
と含む座標読取装置を、ディスプレイ装置を有する情報
処理装置に接続し、座標読取装置から情報処理装置に送
られる情報に基づき、情報処理装置では所定のアプリケ
ーションプログラムを実行するものであって、タブレッ
トの読み取り面には、少なくとも一面に、ディスプレイ
装置の少なくとも表示面を含む複数の外観図を、複数の
外観図の少なくとも二つの外観図に含まれる表示面の少
なくとも一部が重なるように描画し、さらに重なるよう
に描画された複数の表示面を選択するための選択メニュ
ーを描画した入力シートを載置した座標読取システムに
おいて、情報処理装置に内蔵され、座標読取装置とアプ
リケーションプログラムとのインタフェースを司るタブ
レットドライバであって、座標読取装置から座標値を入
力する座標値入力部と、座標値入力部に接続し、座標読
値入力部から入力する座標値から、選択メニューのいず
れが指示されたかを識別し、識別されたメニューに対応
させて、入力シートに描画された複数のディスプレイ装
置の表示面に対応する範囲を選択する領域選択部と、座
標値入力部と領域選択部とに接続し、座標値入力部から
入力する座標値から、領域選択部によって選択された表
示面に対応する範囲の座標値を識別する領域識別部と、
領域識別部に接続し、識別された範囲の座標値に対し
て、複数の表示面に対応する範囲ごとに、あらかじめ定
められた座標系への座標変換を行う座標変換部と、座標
変換部に接続し、変換された座標値を出力する座標値出
力部とを設けて座標読取システムのタブレットドライバ
を構成した。
【0018】さらにまた、本発明による座標読取システ
ムのタブレットドライバの第8の構成では、前記第7の
構成による座標読取システムにおける選択メニューを、
タブレットの読み取り面に表示した座標読取システムに
おいて、前記第7の構成と同様の座標読取システムのタ
ブレットドライバを構成した。
【0019】さらにまた、本発明による座標読取システ
ムのタブレットドライバの第9の構成では、前記すべて
の構成における座標読取システムのタブレットドライバ
において、前記領域識別部に接続し、識別された範囲の
座標値に対して、情報処理装置の有するディスプレイ装
置の表示画面に対応付けられたディスプレイ座標系への
座標変換を行うディスプレイ座標変換部を設けて座標読
取システムのタブレットドライバを構成した。
【0020】さらにまた、本発明による座標読取システ
ムのタブレットドライバの第10の構成では、前記第9
の構成における座標読取システムのタブレットドライバ
において、前記ディスプレイ座標系に変換された座標値
を出力するように座標読取システムのタブレットドライ
バを構成した。
【0021】これらの構成による座標読取装置の入力シ
ートでは、座標読取装置の入力領域に相当する領域にデ
ィスプレイ装置の表示面を描画している。また、座標読
取装置、座標読取システムの座標変換方法、座標読取シ
ステムのインタフェース装置、座標読取システムのタブ
レットドライバ、座標読取システムでは、タブレットの
読み取り面に、この入力シートを設けて構成している。
従って操作者にとって、座標読取装置の入力領域とディ
スプレイ装置の表示領域との対応は明確になり、これら
の装置またはシステムの使い易さを向上に貢献すること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)本発明による座標読取装置、およびそ
れを用いた座標読取システムの一実施例について図1な
いし図4に基づき説明する。図1は本発明による座標読
取装置の入力シートの表面図、図2は本発明による座標
読取システムの構成を示すブロック図、図3は入力シー
トに描画された表示面の位置を示す説明図、図4はタブ
レットドライバプログラムの内部処理のフローチャート
である。
【0023】図1において、入力シート13は、紙やプ
ラスチックフィルムなどのシート状部材で作るシートで
ある。この表面にはディスプレイ装置の外観図14とメ
ニュー16を描画する。ディスプレイ装置外観図14
は、装置の正面図を示しており、表示面15を含むこと
が必要である。この表示面15が、後で説明するように
座標読み取りの入力領域になる。
【0024】メニュー16は、領域を枠線で表示し、内
部にそのメニューに割り付ける機能を文字等で表示した
ものである。この表示のみではメニューとして機能する
ものではなく、後で説明するように、この領域を座標読
取装置の座標指示器で指示したとき、指示した位置の座
標値をメニュー領域を示すデータと比較することによっ
て領域を認識し、所定の動作を行うようにする。この機
能を、本実施例による座標読取システムではタブレット
ドライバ内に設ける。
【0025】次に図2に基づき、座標読取システムの構
成について説明する。座標読取装置10は、タブレット
11と座標指示器12とで構成する。タブレット11の
表面は座標読み取り面となっており、座標指示器12に
よって指示した点を読み取る。一般的な座標読取装置で
は、座標指示器にスイッチを設けてあり、このスイッチ
を操作することによって座標値を読み取り、読み取った
点の座標値と、スイッチのステータスをインタフェース
を介して外部の装置に出力するようになっている。タブ
レット11の座標読み取り面上には、前記入力シート1
3を置く。なお、図2に示した入力シート13には、図
1に示したメニュー16を表示していないが、これは単
に省略しただけである。
【0026】タブレット11の内部には座標を検出する
ための処理回路を内蔵している。座標を検出するための
構成は、すでに各種の方式が提案されているので、ここ
では説明を省略する。本発明は、座標読取装置の動作原
理には関わらないので、適当な方式を採用して実現すれ
ばよい。
【0027】以上のように構成した座標読取装置10を
情報処理装置であるコンピュータ20に接続する。コン
ピュータ20は、ソフトウエアとして、タブレットドラ
イバ30、オペレーティングシステム40、アプリケー
ションプログラム50を内蔵する。図2に示したコンピ
ュータ20は、これらのソフトウエア間のデータまたは
指示の関連を示したものである。なお、これらソフトウ
エア間の関係は、一般的に複雑であるために、その詳細
を説明することは困難である。以下の説明は、タブレッ
トドライバを中心にこれらソフトウエア間の関係を模式
的に説明したものと理解されたい。
【0028】タブレットドライバ30は、座標値入力部
31、領域識別部32、領域データ格納部33、座標変
換部34、座標値出力部35から構成する。座標値入力
部31は、座標読取装置10とのインタフェースとな
り、座標読取装置10が出力する座標値とスイッチステ
ータスとを入力する。領域識別部32は、座標値入力部
31と領域データ格納部33に接続し、入力した座標値
とスイッチステータスとから、前記表示面15の領域を
判定する。
【0029】領域データ格納部33には、表示面15の
領域を解析するための領域データを記憶させておく。こ
の表示面15の領域の詳細な位置関係は図3のようにな
っている。図においてXt−Ytは、タブレット11の
有する原始タブレット座標系の座標軸である。通常、座
標読取装置では、左下を原点とする座標系を用いてい
る。表示面15の領域は、この座標系において、X方
向、Y方向それぞれの座標値の最小値および最大値を定
義してある。たとえば、図3では、次の値を定義する。
【0030】X0:X方向最小座標値 X1:X方向最大座標値 Y0:Y方向最小座標値 Y1:Y方向最大座標値 領域データ格納部33は、これらの領域データを記憶し
ている。
【0031】領域識別部32は、座標変換部34にも接
続する。座標変換部34は、座標値入力部31から入力
する座標値が、領域識別部33によって表示面15の領
域内の座標値であると識別された場合、この領域の座標
値をあらかじめ定められた座標系に変換する。本実施例
では、次のように座標変換を行う。
【0032】図3に示すところのX−Y座標系は、表示
面15の左下を原点とした座標系である。前記領域を定
義している値X0、Y0は、この新たなX−Y座標系
の、原始タブレット座標系Xt−Ytに対するオフセッ
ト量となっている。本実施例での座標変換は、上記オフ
セット量だけ座標値を移動させるものとする。従って座
標変換部34は、次の演算を行うことによって、新たな
座標値を算出する。
【0033】 X=Xt−X0 (式1) Y=Yt−Y0 (式2) ここで、Xt、Ytは原始タブレット座標系における座
標値であり、X、Yは変換された座標系での座標値であ
る。
【0034】座標変換としては、上記のように平行移動
させた後に拡大、縮小処理を行うなどしてもよい。ま
た、表示面15を原始タブレット座標系に対して傾けて
描画したようなときは、傾き変換を行うなどする。座標
値出力部35は、座標変換部34に接続する。また座標
値出力部35は、オペレーティングシステム40、アプ
リケーションプログラム50とのインタフェースを有す
る。座標値出力部35は、上記のように識別され、座標
変換された座標値を、タブレットドライバとして定めら
れた標準的なフォーマットに変換して、オペレーティン
グシステム40またはアプリケーションプログラム50
に出力する。この標準的なフォーマットに変換して出力
する機能が、本来のタブレットドライバの役割である。
座標読取装置から入力する座標データが、装置固有のフ
ォーマットで記述されていても、オペレーティングシス
テム40、アプリケーションプログラム50にはタブレ
ットドライバとして定められたフォーマットで出力する
のである。この標準フォーマットとして、最近では、マ
イクロソフトウインドウズ用タブレットドライバである
Wintabインタフェース仕様が使われることが多
い。
【0035】次に図4のフローチャートに基づいて、上
記の処理を行うタブレットドライバ30の動作について
説明する。まずステップ1では、座標指示器12の指示
する位置の座標値を入力する。次にステップ2におい
て、座標値が表示面15の領域に含まれるか否かを判定
する。すでに説明したように、領域データ格納部33に
は表示面15の領域の範囲を示す座標値が格納されてい
る。ステップ2では、この領域データと、入力した座標
値とを比較して領域内であるか否かを判定する。たとえ
ばステップ1で算出した座標値が(Xt,Yt)である
とした場合、X0<Xt<X1 かつ Y0<Yt<Y1 を満足すれば、領域内であると判定する。こうしてステ
ップ2で判定された結果に基づいて、ステップ3で処理
を分岐する。領域内であると判定した場合には次のステ
ップ4に進み、領域外であると判定した場合には何もし
ないでステップ1に戻る。
【0036】領域内であると判定した場合には、次のス
テップ4で、座標変換を行う。このとき座標変換には、
前記(式1)および(式2)を用いる。こうして座標変
換された座標値をステップ5においてオペレーティング
システム40またはアプリケーションプログラム50に
出力する。以上の処理を座標値を入力するごとに繰り返
すのである。
【0037】なお、以上の説明において、表示面15の
領域外の座標値に対しては、何もしないものとして説明
したが、実際には、図1に示すようにメニュー16等が
設けられているので、これらに対する処理が加わる。こ
こでは表示面15での入力処理についての説明に限って
いる。ただし、メニュー16は必ずしも設ける必要はな
いので、メニュー16が存在しない場合は、そのための
処理が不要になることは明らかである。
【0038】以上のように、一実施例として、ディスプ
レイ装置の外観図を描画した入力シートについて、また
それを用いた座標読取システムについて説明した。入力
シートにディスプレイ装置の外観図を描画することによ
って、操作者に対して座標読取装置の入力領域とディス
プレイ装置の表示領域との対応を明確に示すことがで
き、これを用いた座標読取システムを使い易いものに改
善することができる。
【0039】
【実施例】
(第2の実施例)次に、上記構成に種々のバリエーショ
ンを加えて実施したいくつかの実施例について説明す
る。
【0040】前記入力シートにはディスプレイ装置の外
観図を一つだけ描画し、これに対して座標読取システム
では、座標変換を行う構成になっていた。これを入力シ
ートに複数のディスプレイ装置の外観図を描画し、それ
ぞれに対して座標変換を行うように構成してもよい。図
5はこのように構成した入力シートの平面図、図6はそ
の入力シートに描画された表示面の位置を示す説明図、
図7はタブレットドライバプログラムの内部処理のフロ
ーチャートである。座標読取システムとしての構成は、
図2に示した前記第1の実施例の構成と同じである。
【0041】図5に示すように、入力シート13aに
は、第1のディスプレイ装置の外観図14aと、第2の
ディスプレイ装置の外観図14bを描画する。それら外
観図には、それぞれ表示面15aと表示面15bを含
む。これらの領域が座標読み取りの入力領域になる。こ
れらの表示面については、図6を参照して、前記第1の
実施例と同様に次のように定義し、領域データ格納部3
3に記憶させておく。
【0042】X0:表示面15aのX方向最小座標値 X1:表示面15aのX方向最大座標値 Y0:表示面15aのY方向最小座標値 Y1:表示面15aのY方向最大座標値 X2:表示面15bのX方向最小座標値 X3:表示面15bのX方向最大座標値 Y2:表示面15bのY方向最小座標値 Y3:表示面15bのY方向最大座標値 それぞれの入力領域における座標変換の方法は、前記第
1の実施例と同様である。入力領域が二つになったの
で、それぞれの領域において座標変換を行えばよい。図
6においてXt−Ytは、タブレット11の有する原始
タブレット座標系の座標軸である。前記、表示面15
a、15bの領域を定義している値X0、Y0などは、
この原始タブレット座標系における値である。座標変換
部34は、これを新たな座標系、すなわち図6に示すよ
うに、表示面15aにおいてはX−Y座標系に、また表
示面15bにおいては、V−W座標系に変換する。座標
変換部34は、次の演算を行うことによって、新たな座
標値を算出する。
【0043】 X=Xt−X0 (式3) Y=Yt−Y0 (式4) V=Xt−X2 (式5) W=Yt−Y2 (式6) ここで、Xt、Ytは原始タブレット座標系における座
標値であり、X、Yは表示面15aにおいて変換された
座標系での座標値、またV、Wは表示面15bにおいて
変換された座標系での座標値である。
【0044】次に図7のフローチャートに基づいて、上
記の処理を行うタブレットドライバ30の動作について
説明する。まずステップ1では、座標指示器12の指示
する位置の座標値を入力する。次にステップ2におい
て、座標値が表示面15aの領域に含まれるか否かを判
定する。この判定処理の方法は、前記第1の実施例と同
じである。領域データ格納部33に格納されている表示
面15aの領域データと、入力した座標値とを比較して
領域内であるか否かを判定する。ステップ1で算出した
座標値が(Xt,Yt)であるとした場合、X0<Xt
<X1 かつ Y0<Yt<Y1 を満足すれば、表示面15aの領域内であると判定す
る。こうしてステップ2で判定された結果に基づいて、
ステップ3で処理を分岐する。領域内であると判定した
場合には次のステップ4に進み、領域外であると判定し
た場合にはステップ5に分岐する。
【0045】領域内であると判定した場合には、次のス
テップ4で、座標変換を行う。このとき座標変換には、
前記(式3)および(式4)を用いる。こうして座標変
換された座標値を、ステップ8においてオペレーティン
グシステム40またはアプリケーションプログラム50
に出力する。
【0046】ステップ3において表示面15aの領域内
ではないとして分岐した場合は、ステップ5からステッ
プ7において、表示面15bに対する処理を同様に行
う。表示面15bの領域内であると判定した場合には、
前記(式5)および(式6)を用いて座標変換を行う。
また、領域外であると判定した場合には何もしないでス
テップ1に戻る。以上の処理を座標値を入力するごとに
繰り返す。
【0047】なお、以上のステップにおいて、表示面1
5aに対する領域判定処理と表示面15bに対する領域
判定処理とは、順序を入れ換えてもよい。まず表示面1
5bに対する領域判定処理を行い、その条件を満たさな
かった場合に表示面15aに対する領域判定処理を行う
ようにしても、全体としての動作は同じである。
【0048】また、前記第1の実施例でも述べたよう
に、ここで説明した座標変換方法も一例を示したにすぎ
ず、必要に応じて種々の方法を採用すればよい。 (第3の実施例)次に第3の実施例について説明する。
前記第2の実施例では、入力シートには二つのディスプ
レイ装置の外観図を並べて描画していた。これを描画し
たディスプレイ装置の表示面が重なるように描画し、そ
れぞれに対して座標変換を行うように構成してもよい。
図8はこのように構成した入力シートの平面図、図9は
その入力シートに描画された表示面の位置を示す説明
図、図10および図11はタブレットドライバプログラ
ムの内部処理のフローチャートである。座標読取システ
ムとしての構成は、図2に示した前記第1の実施例の構
成と同じである。
【0049】図8に示すように、入力シート13cに
は、第1のディスプレイ装置の外観図14cと、第2の
ディスプレイ装置の外観図14dを描画する。それら外
観図には、それぞれ表示面15cと表示面15dを含
む。これらの領域が座標読み取りの入力領域になる。前
記第2の実施例と異なるのは、これらの領域が重なり合
っていることである。特に図8の場合は、表示面15d
が表示面15cの内部に完全に含まれている。他の実施
例としては、表示面の一部だけが重なるようにしてもよ
く、その場合にも以下の説明は適用できる。これらの表
示面は、図9に示すように、前記第1の実施例と同様に
定義し、領域データ格納部33に記憶させておく。
【0050】また、入力シート13cには、新たに選択
メニュー17を表示する。この選択メニュー17は、前
記表示面15cおよび15dの領域外に設け、これを座
標指示器で指示することによって、前記表示面15cま
たは15dを選択させようとするためのものである。メ
ニュー17には、「大」と表示した項目と、「小」と表
示した項目とがある。「大」を指示したときは、大きい
表示面15cを、また「小」を指示したときは、小さい
表示面15dを入力領域として切り替えようとしてい
る。ただし、このメニューの表示のみではメニューとし
て機能するものではなく、後に説明するように、この領
域を座標指示器12で指示したとき、指示した位置の座
標値をメニュー領域を示すデータと比較することによっ
て領域を認識し、前記切り替え動作を行うようにする。
本実施例の場合、領域識別部32に、この機能を設け
る。このメニュー領域を示すデータは、入力領域を示す
データとともに、領域データ格納部33に次のように定
義して記憶させておく。
【0051】X4:選択メニュー17のX方向最小座標
値 X5:選択メニュー17のX方向最大座標値 Y4:選択メニュー17の項目「小」のY方向最小座標
値 Y5:選択メニュー17の項目「小」と「大」のY方向
境界座標値 Y6:選択メニュー17の項目「大」のY方向最大座標
値 次に、この選択メニュー識別方法について説明する。選
択メニューの識別は、基本的には前記入力領域の識別方
法と同じで、入力した座標値を選択メニューを定義した
領域データと比較することによって行う。ただし、入力
したことを明確に確認するために、スイッチステータス
の変化の条件も考慮する方法が一般的である。たとえ
ば、前記項目「小」を入力するには、座標指示器でこの
項目を指示しながら、座標指示器のスイッチをオフの状
態からオンに変化させるのである。スタイラスペンと呼
ぶペン形状の座標指示器の場合は、ペン芯の先端を押す
ことによってオン/オフするスイッチが設けられている
ので、この操作は、「項目「小」をスタイラスペンで指
示して押す」という自然な操作になる。
【0052】この入力操作を識別するために、まず入力
した座標値を前記メニュー領域を示すデータと比較す
る。入力した座標値が(Xt、Yt)であるとした場
合、X4<Xt<X5 かつ Y4<Yt<Y5 を満足すれば、項目「小」の領域内であると判定し、X
4<Xt<X5 かつ Y5<Yt<Y6 を満足すれば、項目「大」の領域内であると判定する。
【0053】次に、座標指示器のスイッチステータス
が、「オフ→オン」に変化したか否かを判定する。そし
てこれら位置の条件とスイッチステータスの条件の両方
を満足したことを確認して、はじめてそれぞれの項目が
入力されたと判定する。なお、位置の判定と、スイッチ
ステータスの判定とは、ともに満足することを確認すれ
ばよいのであるから、判定の順序はこの通りである必要
はない。スイッチステータスの判定を行った後に位置の
判定を行っても、同じ結果を得ることは明らかである。
【0054】入力領域それぞれにおける座標変換の方法
は、前記第2の実施例と同様である。二つの入力領域そ
れぞれにおいて座標変換を行えばよい。次に図10およ
び図11のフローチャートに基づいて、上記の処理を行
うタブレットドライバの動作について説明する。
【0055】まずステップ1では、座標指示器12の指
示する位置の座標値とスイッチステータスとを入力す
る。次にステップ2において、座標値が選択メニュー1
7の領域に含まれるか否かを判定する。そして選択メニ
ュー17内であれば、ステップ3の分岐によって、次の
ステップ4に移り、ここでさらに座標値が項目「大」に
含まれるか、項目「小」に含まれるかを判定して、それ
ぞれの項目に対する処理に分岐する。項目「大」の場合
はステップ5に、また項目「小」の場合はステップ8に
分岐する。
【0056】座標値が項目「大」の領域に含まれると判
定した場合には、ステップ5で、スイッチステータスが
オフからオンになったかどうかを判定する。スイッチス
テータスは、座標値とともに時系列的に入力されるの
で、毎回入力するステータスと一回前に入力したステー
タスとを比較することによって、オフからオンへの変化
を検出することができる。ステップ5で判定された結果
に基づいて、ステップ6で処理を分岐する。スイッチス
テータスがオフからオンになったことを検出した場合に
は次のステップ7へ進み、そうでない場合には何もしな
いでステップ1に戻る。
【0057】ステップ6までの処理で、選択メニュー1
7の項目「大」が入力されたと判定した場合には、ステ
ップ7で内部フラグを大きい表示面15cを選択するよ
うに切り替える。このフラグにセットされた情報は、後
で入力領域を切り替えるために使われる。
【0058】項目「小」に対する処理も、項目「大」に
対する処理と同じである。ステップ8からステップ10
にかけて同様の処理を行う。なお、すでに述べたように
位置の判定とスイッチステータスの判定の順序は任意で
よい。従って、ステップ2からステップ4までの一連の
処理と、ステップ5とステップ6による一連の処理とは
順序を入れ換えて構成することもできる。
【0059】さて、前記ステップ3において、座標値が
選択メニュー17の領域外であると判定した場合には、
図11のステップ11に分岐する。ステップ11では、
前記ステップ7またはステップ10でセットした内部フ
ラグを参照し、その内容に従って分岐する。内部フラグ
が大きい表示面15cを指示している場合には、ステッ
プ12に、また内部フラグが小さい表示面15dを指示
している場合には、ステップ15にそれぞれ分岐する。
【0060】大きい表示面15cが指示されている場合
には、ステップ13において、入力した座標値が大きい
表示面15cの領域に含まれるか否かを判定する。この
判定処理の方法は、前記第1の実施例と同じである。領
域データ格納部33に格納されている表示面15cの領
域データと、入力した座標値とを比較して領域内である
か否かを判定する。そしてステップ12で判定された結
果に基づいて、ステップ13で処理を分岐する。領域内
であると判定した場合には次のステップ14に進み、領
域外であると判定した場合には何もしないでステップ1
に戻る。
【0061】領域内であると判定した場合には、次のス
テップ14で、座標変換を行う。このときの座標変換の
方法も前記第1の実施例の場合と同じである。こうして
座標変換された座標値を、ステップ18においてオペレ
ーティングシステム40またはアプリケーションプログ
ラム50に出力する。
【0062】ステップ11において小さい表示面15d
の領域内であるとして分岐した場合は、ステップ15か
らステップ17において、表示面15dに対する処理を
同様に行う。以上の処理を座標値を入力するごとに繰り
返す。 (第4の実施例)前記第3の実施例で用いた入力シート
13cでは、それ自身に表示面を選択するための選択メ
ニュー17を描画していたが、表示面と選択メニューと
を一枚の入力シートに描画するのではなく、別々に表示
するようにしてもよい。図12は、そのように構成した
第4の実施例による入力シートおよびタブレットの平面
図である。
【0063】入力シート13eには、第1のディスプレ
イ装置の外観図14eと、第2のディスプレイ装置の外
観図14fとを描画している。そして、この入力シート
13eをタブレット11eの座標読み取り面上に置く。
本実施例では、選択メニュー17eを、直接タブレット
11eの座標読み取り面上に表示している。入力領域の
数が一定で、入力シートを交換して使うような場合に
は、このように構成しておいてもよい。
【0064】このように構成した場合でも、入力領域の
選択、および選択された入力領域における座標変換など
の方法は、前記第3の実施例の場合と同じでよいことは
明らかである。以上第2ないし第4の実施例として、二
つの領域を描画した場合の実施例について説明した。こ
れと同様の処理を展開することによって、さらに複数の
表示面を描画した場合についても実施することができ
る。
【0065】(第5の実施例)前記第1ないし第4の実
施例では、座標変換方法として、タブレット原始座標系
を、その座標系の一部に平行移動して設けられた座標系
に変換するものであった。すなわち、タブレット座標系
からタブレット座標系への変換であった。この他の座標
変換の方法として、タブレット座標系からディスプレイ
座標系へ変換することもよく行われている。第5の実施
例は、このような座標変換を行う座標読取システムに関
するものである。
【0066】図13は、第5の実施例における座標変換
のための説明図であり、図13(a)は、タブレット1
1と入力シートの平面図である。Xt−Ytは原始タブ
レット座標系の座標軸を示している。入力シート上には
表示面15を描画してある。この表示面15の位置は、
前記実施例と同様に、X0、X1、Y0、Y1で定義し
ている。
【0067】図13(b)はディスプレイ装置60の正
面図である。Xd−Ydは表示画面におけるディスプレ
イ座標系の座標軸を示している。一般的にディスプレイ
座標系は、左上を原点とし、Y軸は上から下に向く方向
を正方向としている。図13(a)の入力シート上の表
示面15に表示した座標軸Xd−Ydは、ディスプレイ
座標系の座標軸との対応を示すため表示したものであ
り、仮のものである。
【0068】この実施例では、タブレット座標系で入力
した座標値から、まず表示面15に対応した入力領域を
判定し、その入力領域内の座標値をディスプレイ座標系
に変換するものである。入力した座標値が、入力領域内
であるか否かを判定する処理は、前記実施例と同様に行
えばよい。タブレット座標系からディスプレイ座標系へ
の変換は、次の演算を行う。
【0069】 Xd=(Xt−X0)*C1 (式7) Yd=(Y1−Yt)*C2 (式8) ここで、Xt、Ytは原始タブレット座標系における座
標値、Xd、Ydはディスプレイ座標系に変換された後
の座標値、C1、C2は両座標系の重みを調整するため
の定数である。通常タブレット座標系の分解能は、ディ
スプレイ座標系の分解能よりも高い、すなわち細かいの
で、重みC1、C2は、1より小さな値にする。また、
拡大/縮小処理を行う場合には、この値を変化させれば
よい。
【0070】図2に示したタブレットドライバ30の座
標値出力部35は、このように変換されたディスプレイ
座標系における座標値を出力するようにしてもよい。す
でに述べたWintabインタフェース仕様に基づくタ
ブレットドライバでは、タブレット座標系で出力する
か、ディスプレイ座標系で出力するかを選択できるよう
になっている。
【0071】また、ディスプレイ座標系に変換した座標
値によって、ディスプレイ装置のディスプレイカーソル
の表示位置を制御するようにしてもよい。図13(b)
にはディスプレイカーソル64を表示している。図13
(a)に示す座標指示器12を表示面15内で移動させ
ると、それに追従するようにディスプレイカーソル64
を移動させるようにするのである。
【0072】(その他の実施例)以上、ディスプレイ装
置を描画した入力シートと、それを座標読み取り面上に
置いた座標読取装置、およびこの座標読取装置を接続し
た座標読取システムにおいて座標変換する方法、さらに
それを実現したタブレットドライバの各実施例について
説明した。
【0073】前記実施例の場合は、タブレットドライバ
として実現したのであるが、これを座標読取装置とコン
ピュータの間に接続するインタフェース装置としてハー
ドウエア化してもよいことは明らかである。タブレット
から座標値やスイッチステータスを入力して、これらか
ら入力領域に含まれる座標値を判定し、判定された座標
値に対して座標変換するための構成や方法などは、タブ
レットドライバの場合と同じに構成する。この場合、オ
ペレーティングシステムまたはアプリケーションプログ
ラムとのインタフェースには、標準的なインタフェース
仕様を用いることはできなくなるが、シリアルインタフ
ェースなどの汎用インタフェースでコンピュータと接続
し、専用のフォーマットを定めて、タブレット座標値、
または座標変換された座標値の送受信を行うようにすれ
ばよい。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明による座標読取装置
の入力シートでは、そのシート上に、ディスプレイ装置
の外観図を表示面を含んで描画した。またこの入力シー
トを座標読み取り面に置いて座標読取装置とし、さらに
この座標読取装置を情報処理装置に接続して座標読取シ
ステムを構成した。さらに、この座標読取システムにお
いて、前記入力シートに描画したディスプレイ装置の表
示面に含まれる座標値に対して、所定の座標変換を行う
ように、座標変換方法を構成し、またこの方法をタブレ
ットドライバとして実現した。さらに、前記方法を採用
し、座標読取装置と情報処理装置とを接続するインタフ
ェース装置を実現した。
【0075】このように構成した座標読取システムによ
れば、座標読取装置の入力領域とディスプレイ装置の表
示領域との対応を明確に示すことができるので、従来の
座標読取システムにおいておこりがちであった、入力領
域と表示領域の対応の誤りがなくなり、このような座標
読取システムの使い易さを向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による座標座標読取システムの第1の実
施例による入力シートの表面図である。
【図2】本発明による座標読取システムの第1の実施例
によるブロック図である。
【図3】本発明による座標読取システムの第1の実施例
における入力シートに描画された表示面の位置を示す説
明図である。
【図4】本発明による座標読取システムの第1の実施例
におけるタブレットドライバの内部処理のフローチャー
トである。
【図5】本発明による座標座標読取システムの第2の実
施例による入力シートの表面図である。
【図6】本発明による座標読取システムの第2の実施例
における入力シートに描画された表示面の位置を示す説
明図である。
【図7】本発明による座標読取システムの第2の実施例
におけるタブレットドライバの内部処理のフローチャー
トである。
【図8】本発明による座標座標読取システムの第3の実
施例による入力シートの表面図である。
【図9】本発明による座標読取システムの第3の実施例
における入力シートに描画された表示面の位置を示す説
明図である。
【図10】本発明による座標読取システムの第3の実施
例におけるタブレットドライバの内部処理のフローチャ
ート(第1の部分)である。
【図11】本発明による座標読取システムの第3の実施
例におけるタブレットドライバの内部処理のフローチャ
ート(第2の部分)である。
【図12】本発明による座標座標読取システムの第4の
実施例による入力シートとタブレットの表面図である。
【図13】本発明による座標読取システムの第5の実施
例における座標変換のための説明図である。
【図14】従来のCADシステムで用いる座標読取装置
の平面図である。
【図15】従来の座標読取システムにおける、入力領域
と表示領域との対応説明図である。
【符号の説明】
10 座標読取装置 11 タブレット 12 座標指示器 13、13a、13c、13e 入力シート 14、14a、14b、14c、14d、14e、14
f ディスプレイ装置外観図 15、15a、15b、15c、15d 表示面 16 メニュー 17、17e 選択メニュー 20 コンピュータ 30 タブレットドライバ 31 座標値入力部 32 領域識別部 33 領域データ格納部 34 座標変換部 35 座標値出力部 40 オペレーティングシステム 50 アプリケーションプログラム 60 ディスプレイ装置 64 ディスプレイカーソル

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標読取装置を構成するタブレットの読
    み取り面に置かれる入力シートであって、該入力シート
    の少なくとも一面に、ディスプレイ装置の少なくとも表
    示面を含む外観図を描画したことを特徴とする座標読取
    装置の入力シート。
  2. 【請求項2】 座標読取装置を構成するタブレットの読
    み取り面に置かれる入力シートであって、該入力シート
    の少なくとも一面に、ディスプレイ装置の少なくとも表
    示面を含む複数の外観図を、前記表示面が重なることの
    ないように描画したことを特徴とする座標読取装置の入
    力シート。
  3. 【請求項3】 座標読取装置を構成するタブレットの読
    み取り面に置かれる入力シートであって、該入力シート
    の少なくとも一面に、ディスプレイ装置の少なくとも表
    示面を含む複数の外観図を、該複数の外観図の少なくと
    も二つの外観図に含まれる前記表示面の少なくとも一部
    が重なるように描画したことを特徴とする座標読取装置
    の入力シート。
  4. 【請求項4】 座標読取装置を構成するタブレットの読
    み取り面に置かれる入力シートであって、該入力シート
    の少なくとも一面に、ディスプレイ装置の少なくとも表
    示面を含む複数の外観図を、該複数の外観図の少なくと
    も二つの外観図に含まれる前記表示面の少なくとも一部
    が重なるように描画し、さらに、前記一部が重なるよう
    に描画された表示面を選択するための選択メニューを描
    画したことを特徴とする座標読取装置の入力シート。
  5. 【請求項5】 タブレットを含み、該タブレットの読み
    取り面上に、前記請求項1ないし請求項4記載の入力シ
    ートを載置したことを特徴とする座標読取装置。
  6. 【請求項6】 タブレットを含み、該タブレットの読み
    取り面上に、前記請求項3記載の入力シートを載置し、
    さらに、前記タブレットの読み取り面上に、前記入力シ
    ートに一部が重なるように描画された表示面を選択する
    ための選択メニューを表示したたことを特徴とする座標
    読取装置。
  7. 【請求項7】 タブレットを含む座標読取装置を、情報
    処理装置に接続し、前記座標読取装置から前記情報処理
    装置に送られる情報に基づき、前記情報処理装置では所
    定の機能を実行するものであって、 前記タブレットの読み取り面には、少なくとも一面に、
    ディスプレイ装置の少なくとも表示面を含む外観図を描
    画した入力シートを載置した座標読取システムにおい
    て、 前記座標読取装置の出力する座標値から、前記入力シー
    トに描画されたディスプレイ装置の表示面に対応する範
    囲の座標値を識別し、 該識別された範囲の座標値に対して、あらかじめ定めら
    れた座標系への座標変換を行うように構成した座標読取
    システムの座標変換方法。
  8. 【請求項8】 タブレットを含む座標読取装置を、情報
    処理装置に接続し、前記座標読取装置から前記情報処理
    装置に送られる情報に基づき、前記情報処理装置では所
    定の機能を実行するものであって、 前記タブレットの読み取り面には、少なくとも一面に、
    ディスプレイ装置の少なくとも表示面を含む複数の外観
    図を、前記表示面が重なることのないように描画した入
    力シートを載置した座標読取システムにおいて、 前記座標読取装置の出力する座標値から、前記入力シー
    トに描画された複数のディスプレイ装置の表示面に対応
    する範囲の座標値を、該複数の範囲ごとに識別し、 該識別された複数の範囲の座標値に対して、前記複数の
    表示面に対応する範囲ごとに、あらかじめ定められた座
    標系への座標変換を行うように構成した座標読取システ
    ムの座標変換方法。
  9. 【請求項9】 タブレットと含む座標読取装置を、情報
    処理装置に接続し、前記座標読取装置から前記情報処理
    装置に送られる情報に基づき、前記情報処理装置では所
    定の機能を実行するものであって、 前記タブレットの読み取り面には、少なくとも一面に、
    ディスプレイ装置の少なくとも表示面を含む複数の外観
    図を、該複数の外観図の少なくとも二つの外観図に含ま
    れる前記表示面の少なくとも一部が重なるように描画
    し、さらに該重なるように描画された複数の表示面を選
    択するための選択メニューを描画した入力シートを載置
    した座標読取システムにおいて、 前記座標読取装置の出力する座標値から、前記選択メニ
    ューのいずれが指示されたかを識別し、 該識別されたメニューに対応させて、前記入力シートに
    描画された複数のディスプレイ装置の表示面に対応する
    範囲を選択し、 前記座標読取装置の出力する座標値から、前記選択され
    た表示面に対応する範囲の座標値を識別し、 該識別された範囲の座標値に対して、前記複数の表示面
    に対応する範囲ごとに、あらかじめ定められた座標系へ
    の座標変換を行うように構成した座標読取システムの座
    標変換方法。
  10. 【請求項10】 タブレットと含む座標読取装置を、情
    報処理装置に接続し、前記座標読取装置から前記情報処
    理装置に送られる情報に基づき、前記情報処理装置では
    所定の機能を実行するものであって、 前記タブレットの読み取り面には、少なくとも一面に、
    ディスプレイ装置の少なくとも表示面を含む複数の外観
    図を、該複数の外観図の少なくとも二つの外観図に含ま
    れる前記表示面の少なくとも一部が重なるように描画し
    た入力シートを載置し、 さらに、前記タブレットの読み取り面には、前記重なる
    ように描画した複数の表示面を選択するための選択メニ
    ューを表示した座標読取システムにおいて、 前記座標読取装置の出力する座標値から、前記選択メニ
    ューのいずれが指示されたかを識別し、 該識別されたメニューに対応させて、前記入力シートに
    描画された複数のディスプレイ装置の表示面に対応する
    範囲を選択し、 前記座標読取装置の出力する座標値から、前記選択され
    た表示面に対応する範囲の座標値を識別し、 該識別された範囲の座標値に対して、前記複数の表示面
    に対応する範囲ごとに、あらかじめ定められた座標系へ
    の座標変換を行うように構成した座標読取システムの座
    標変換方法。
  11. 【請求項11】 前記座標読取装置と前記情報処理装置
    とを接続し、前記請求項7ないし請求項10記載の座標
    変換方法を実行することを特徴とする座標読取システム
    のインタフェース装置。
  12. 【請求項12】 前記情報処理装置に内蔵され、前記座
    標読取装置から送られる情報を入力し、前記請求項7な
    いし請求項10記載の座標変換方法を実行することを特
    徴とする座標読取システムのタブレットドライバ。
  13. 【請求項13】 前記請求項12記載のタブレットドラ
    イバを有することを特徴とする座標読取システム。
  14. 【請求項14】 タブレットを含む座標読取装置を、デ
    ィスプレイ装置を有する情報処理装置に接続し、前記座
    標読取装置から前記情報処理装置に送られる情報に基づ
    き、前記情報処理装置では所定のアプリケーションプロ
    グラムを実行するものであって、 前記タブレットの読み取り面には、少なくとも一面に、
    ディスプレイ装置の少なくとも表示面を含む外観図を描
    画した入力シートを載置した座標読取システムにおい
    て、 前記情報処理装置に内蔵され、前記座標読取装置と前記
    アプリケーションプログラムとのインタフェースを司る
    タブレットドライバであって、 前記座標読取装置から座標値を入力する座標値入力部
    と、 該座標値入力部に接続し、該座標値入力部から入力する
    座標値から、前記入力シートに描画されたディスプレイ
    装置の表示面に対応する範囲の座標値を識別する領域識
    別部と、 該領域識別部に接続し、前記識別された範囲の座標値に
    対して、あらかじめ定められた座標系への座標変換を行
    う座標変換部と、 該座標変換部に接続し、前記変換された座標値を出力す
    る座標値出力部とを有することを特徴とする座標読取シ
    ステムのタブレットドライバ。
  15. 【請求項15】 タブレットを含む座標読取装置を、デ
    ィスプレイ装置を有する情報処理装置に接続し、前記座
    標読取装置から前記情報処理装置に送られる情報に基づ
    き、前記情報処理装置では所定のアプリケーションプロ
    グラムを実行するものであって、 前記タブレットの読み取り面には、少なくとも一面に、
    ディスプレイ装置の少なくとも表示面を含む複数の外観
    図を、前記表示面が重なることのないように描画した入
    力シートを載置した座標読取システムにおいて、 前記情報処理装置に内蔵され、前記座標読取装置と前記
    アプリケーションプログラムとのインタフェースを司る
    タブレットドライバであって、 前記座標読取装置から座標値を入力する座標値入力部
    と、 該座標値入力部に接続し、該座標値入力部から入力する
    座標値から、前記入力シートに描画された複数のディス
    プレイ装置の表示面に対応する範囲の座標値を、該複数
    の範囲ごとに識別する領域識別部と、 該領域識別部に接続し、前記識別された複数の範囲の座
    標値に対して、前記複数の表示面に対応する範囲ごと
    に、あらかじめ定められた座標系への座標変換を行う座
    標変換部と、 該座標変換部に接続し、前記変換された座標値を出力す
    る座標値出力部とを有することを特徴とする座標読取シ
    ステムのタブレットドライバ。
  16. 【請求項16】 タブレットと含む座標読取装置を、デ
    ィスプレイ装置を有する情報処理装置に接続し、前記座
    標読取装置から前記情報処理装置に送られる情報に基づ
    き、前記情報処理装置では所定のアプリケーションプロ
    グラムを実行するものであって、 前記タブレットの読み取り面には、少なくとも一面に、
    ディスプレイ装置の少なくとも表示面を含む複数の外観
    図を、該複数の外観図の少なくとも二つの外観図に含ま
    れる前記表示面の少なくとも一部が重なるように描画
    し、さらに該重なるように描画された複数の表示面を選
    択するための選択メニューを描画した入力シートを載置
    した座標読取システムにおいて、 前記情報処理装置に内蔵され、前記座標読取装置と前記
    アプリケーションプログラムとのインタフェースを司る
    タブレットドライバであって、 前記座標読取装置から座標値を入力する座標値入力部
    と、 該座標値入力部に接続し、該座標読値入力部から入力す
    る座標値から、前記選択メニューのいずれが指示された
    かを識別し、該識別されたメニューに対応させて、前記
    入力シートに描画された複数のディスプレイ装置の表示
    面に対応する範囲を選択する領域選択部と、 前記座標値入力部と前記領域選択部とに接続し、前記座
    標値入力部から入力する座標値から、前記領域選択部に
    よって選択された表示面に対応する範囲の座標値を識別
    する領域識別部と、 該領域識別部に接続し、前記識別された範囲の座標値に
    対して、前記複数の表示面に対応する範囲ごとに、あら
    かじめ定められた座標系への座標変換を行う座標変換部
    と、 該座標変換部に接続し、前記変換された座標値を出力す
    る座標値出力部とを有することを特徴とする座標読取シ
    ステムのタブレットドライバ。
  17. 【請求項17】 タブレットと含む座標読取装置を、デ
    ィスプレイ装置を有する情報処理装置に接続し、前記座
    標読取装置から前記情報処理装置に送られる情報に基づ
    き、前記情報処理装置では所定のアプリケーションプロ
    グラムを実行するものであって、 前記タブレットの読み取り面には、少なくとも一面に、
    ディスプレイ装置の少なくとも表示面を含む複数の外観
    図を、該複数の外観図の少なくとも二つの外観図に含ま
    れる前記表示面の少なくとも一部が重なるように描画し
    た入力シートを載置し、 さらに、前記タブレットの読み取り面には、前記重なる
    ように描画した複数の表示面を選択するための選択メニ
    ューを表示した座標読取システムにおいて、 前記情報処理装置に内蔵され、前記座標読取装置と前記
    アプリケーションプログラムとのインタフェースを司る
    タブレットドライバであって、 前記座標読取装置から座標値を入力する座標値入力部
    と、 該座標値入力部に接続し、該座標読値入力部から入力す
    る座標値から、前記選択メニューのいずれが指示された
    かを識別し、該識別されたメニューに対応させて、前記
    入力シートに描画された複数のディスプレイ装置の表示
    面に対応する範囲を選択する領域選択部と、 前記座標値入力部と前記領域選択部とに接続し、前記座
    標値入力部から入力する座標値から、前記領域選択部に
    よって選択された表示面に対応する範囲の座標値を識別
    する領域識別部と、 該領域識別部に接続し、前記識別された範囲の座標値に
    対して、前記複数の表示面に対応する範囲ごとに、あら
    かじめ定められた座標系への座標変換を行う座標変換部
    と、 該座標変換部に接続し、前記変換された座標値を出力す
    る座標値出力部とを有することを特徴とする座標読取シ
    ステムのタブレットドライバ。
  18. 【請求項18】 前記領域識別部に接続し、前記識別さ
    れた範囲の座標値に対して、前記情報処理装置の有する
    ディスプレイ装置の表示画面に対応付けられたディスプ
    レイ座標系への座標変換を行うディスプレイ座標変換部
    を有することを特徴とする、前記請求項12または、請
    求項14ないし請求項17記載の座標読取システムのタ
    ブレットドライバ。
  19. 【請求項19】 前記ディスプレイ座標系に変換された
    座標値を出力することを特徴とする請求項18記載の座
    標読取システムのタブレットドライバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001306247A (ja) * 2000-04-20 2001-11-02 Tokai Rika Co Ltd タッチ操作入力装置

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