JPH10196544A - 油圧ポンプ - Google Patents

油圧ポンプ

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Publication number
JPH10196544A
JPH10196544A JP555097A JP555097A JPH10196544A JP H10196544 A JPH10196544 A JP H10196544A JP 555097 A JP555097 A JP 555097A JP 555097 A JP555097 A JP 555097A JP H10196544 A JPH10196544 A JP H10196544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
hydraulic pump
seal member
cylinder
eccentric cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP555097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Takahashi
公夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority to JP555097A priority Critical patent/JPH10196544A/ja
Publication of JPH10196544A publication Critical patent/JPH10196544A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を削減してコストダウン、小型化及び
軽量化が可能な油圧ポンプを提供する。 【解決手段】シリンダボディ11のシリンダ14内に摺
動自在に配置されたプランジャ12と、このプランジャ
12の一端と係合する偏心カム13と、プランジャ12
の他端に設けられた出力液室30と、出力液室30内の
作動油がシリンダ14とプランジャ12との隙間から偏
心カム13側に漏れるのを防止するシール部材20とを
備えた油圧ポンプ1において、シール部材20が所定の
弾性を有し、シール部材20の弾性力によってプランジ
ャ12が偏心カム13側に付勢されていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品点数が少な
く、かつ小型、軽量化に好適なプランジャ型の油圧ポン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すようなプランジャ型の
油圧ポンプ5は、シリンダ部材51と、このシリンダ部
材51内に摺動自在に配置されたプランジャ52と、プ
ランジャ52を摺動させる偏心カム53とを備えてい
る。
【0003】シリンダ部材51には、プランジャ52が
摺動自在に挿入された円筒状のシリンダ54と、シリン
ダ54の片端部に連設された円形のカム室55とが設け
られている。偏心カム53は、シリンダ部材51のカム
室55内に回転自在に配置され、図示しないモータの回
転軸56に取り付けられている。シリンダ部材51のシ
リンダ54の他端部は開口されている。
【0004】このシリンダ54の開口には、シリンダ部
材51の端部に取り付けられた上蓋57の出力液室70
が通じている。出力液室70には、プランジャ52を偏
心カム53側に付勢する圧縮コイルバネ59が配置され
ている。また、プランジャ52の側面には、シール部材
60が装着されている。上蓋57には、出力液室70に
連通するポート61が設けられている。
【0005】このポート61には、油圧ポンプ5とは別
に設けられた油配管7が接続されている。油配管7は出
力液室70に作動油を供給するための吸入管71と、出
力液室70から作動油を排出するための吐出管72と、
吸入管71及び吐出管72をポート61に接続する接続
管73とで構成されている。吸入管71及び吐出管72
の途中には、それぞれ逆止弁74、75が接続されてい
る。
【0006】この油圧ポンプ5は、モータで偏心カム5
3を回転させることにより、偏心カム53の偏心量だけ
プランジャ52が往復移動し、これによって、出力液室
70内の作動油を吐出または出力液室70内に作動油を
吸入するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプラン
ジャ型の油圧ポンプ5は、部品点数が多く、コストアッ
プ、大型化及び重量アップになるという問題があった。
【0008】本発明の目的は、このような問題点を解決
することにあり、部品点数を削減してコストダウン、小
型化及び軽量化が可能な油圧ポンプを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は油圧ポンプであ
り、前述の技術的課題を解決するために以下のように構
成されている。すなわち、本発明は、シリンダボディの
シリンダ内に摺動自在に配置されたプランジャと、前記
プランジャの一端と係合する偏心カムと、前記プランジ
ャの他端に設けられた出力液室と、前記出力液室内の作
動油が前記シリンダと前記プランジャとの隙間から前記
偏心カム側に漏れるのを防止するシール部材とを備えた
油圧ポンプにおいて、前記シール部材が所定の弾性を有
し、前記シール部材の弾性力によって前記プランジャが
前記偏心カム側に付勢されていることを特徴とする。
【0010】この油圧ポンプは、シール部材によってプ
ランジャが偏心カム側に付勢されるので、プランジャを
付勢するために従来のような圧縮コイルバネが不要にな
る。前記シール部材は、ダイヤフラム型とし、その外周
部を前記シリンダボディに固定することができる。この
場合は、シリンダボディのシール部材取付構造を簡単に
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る油圧ポンプの
実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明に係るプランジャ型の油圧
ポンプ1を示す。この油圧ポンプ1は、従来と同様にシ
リンダボディ11と、このシリンダボディ11のシリン
ダ14内に摺動自在に配置されたプランジャ12と、プ
ランジャ12を両方向に摺動させる偏心カム13とを備
えている。
【0013】シリンダボディ11には、シリンダ14の
一端部に連設された円形のカム室15が設けられてい
る。偏心カム13は、シリンダボディ11のカム室15
内に回転自在に配置され、図示しないモータの回転軸1
6に取り付けられている。シリンダボディ11のシリン
ダ14の他端部には、大径部17が設けられている。こ
の大径部17には、シリンダボディ11の端部に取り付
けられた上蓋18の出力液室30が通じている。
【0014】大径部17の底面には、ダイヤフラム型の
シール部材20の外周部がリテーナ21によって固定さ
れており、このシール部材20によってシリンダ14と
出力液室30とが遮断されている。シール部材20は、
例えば樹脂やゴムなど所定の弾性を有する材料で成形さ
れている。
【0015】そして、プランジャ12の上下死点位置に
おいて、シール部材20によってプランジャ12が偏心
カム13に常に弾性的に当接するように付勢されるよう
になっている。プランジャ12の両端部は、半球状に形
成されている。
【0016】上蓋18には、出力液室30に連通するポ
ート22が設けられている。このポート22には、油配
管3が接続されている。油配管3は油圧ポンプ1に作動
油を供給するための吸入管31と、油圧ポンプ1から作
動油を排出するための吐出管32と、吸入管31及び吐
出管32を油圧ポンプ1のポート22に接続する接続管
33とで構成されている。吸入管31及び吐出管32の
途中には、それぞれ逆止弁34、35が接続されてい
る。
【0017】この油圧ポンプ1は、偏心カム13を回転
させることによって、プランジャ12が偏心カム13に
追随して偏心カム13の偏心量だけ往復移動し、これに
よって、吸入管31を介して作動油を吸入すると共に、
吐出管32を介して作動油を吐出するようになってい
る。
【0018】上述のように、この油圧ポンプ1は、シー
ル部材20の弾性力によってプランジャ12が偏心カム
13側に付勢されているので、従来のように圧縮コイル
バネを使用する必要が無くなる。したがって、部品点数
を削減することができ、これによって、コストダウン、
軽量化及び小型化が可能になる。
【0019】また、ここではダイヤフラム型のシール部
材20を使用しているので、従来のようにプランジャの
外周に溝を設け、この溝にシール部材を装着する場合に
比べて、プランジャ12のシール部材取付構造を簡単に
することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の油圧ポン
プによれば、シール部材によってプランジャが偏心カム
側に付勢されるので、プランジャを付勢するために従来
のような圧縮コイルバネが不要になる。したがって、部
品点数を削減することができ、これによって、コストダ
ウン、小型化及び軽量化が可能になる。
【0021】また、シール部材を、ダイヤフラム型と
し、その外周部をシリンダボディに固定した場合は、シ
リンダボディのシール部材取付構造を簡単にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧ポンプを示す断面図である。
【図2】従来例に係る油圧ポンプを示す断面図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 11 シリンダ部材 12 プランジャ 13 偏心カム 14 シリンダ 20 シール部材 30 出力液室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボディのシリンダ内に摺動自在
    に配置されたプランジャと、 前記プランジャの一端と係合する偏心カムと、 前記プランジャの他端に設けられた出力液室と、 前記出力液室内の作動油が前記シリンダと前記プランジ
    ャとの隙間から前記偏心カム側に漏れるのを防止するシ
    ール部材とを備えた油圧ポンプにおいて、 前記シール部材が所定の弾性を有し、前記シール部材の
    弾性力によって前記プランジャが前記偏心カム側に付勢
    されていることを特徴とする油圧ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記シール部材は、ダイヤフラム型をな
    し、その外周部は前記シリンダボディに固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の油圧ポンプ。
JP555097A 1997-01-16 1997-01-16 油圧ポンプ Pending JPH10196544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP555097A JPH10196544A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 油圧ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP555097A JPH10196544A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 油圧ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10196544A true JPH10196544A (ja) 1998-07-31

Family

ID=11614310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP555097A Pending JPH10196544A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 油圧ポンプ

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JP (1) JPH10196544A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286083A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Nissin Kogyo Co Ltd プランジャポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008286083A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Nissin Kogyo Co Ltd プランジャポンプ

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