JP4052077B2 - ピストンポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピストンの往復動に伴って流体を吸入し吐出するピストンポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のピストンポンプは、ピストンの往復動によりポンプ室の容積が変化することにより、吸入行程では入力弁が開弁して吸入通路からポンプ室へ流体が吸入され、吐出行程では出力弁が開弁してポンプ室から吐出通路へ流体が吐出されるようになっている。また、部品点数が少なく且つ安価なカップ状封止部によって上記入力弁および出力弁を形成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−345954号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載のポンプは、入力弁および出力弁がピストンまたはハウジングと摺動する構成であるため、入力弁および出力弁が摩耗してしまい、所定のシール性能が得られなくなるという問題があった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、ポンプの弁の摩耗を防止して所定のシール性能が継続して得られるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ハウジング(1、1A)と、ハウジング(1、1A)に形成されたピストン穴(12)内を往復動するピストン(3、3A)と、ハウジング(1、1A)に形成されたプラグ穴(11)内に挿入固定されてピストン穴(12)の一端を閉塞するプラグ(2、2A)と、プラグ(2、2A)とピストン(3、3A)との間に形成されると共に、ピストン(3、3A)の往復動に伴って容積が変化するポンプ室(4、4A)と、ポンプ室(4、4A)からハウジング(1、1A)に形成された吐出通路(15)への流体の流れを許容する出力弁(6)とを備えるピストンポンプにおいて、吐出通路(15)はプラグ穴(11)に開口され、吐出通路(15)とポンプ室(4、4A)は、プラグ穴(11)の内周面とプラグ(2、2A)の外周面との間に形成された連通路(23、26)を介して連通され、出力弁(6)は、弾性体によって環状に形成されて連通路(23、26)中に配置され、ポンプ室(4、4A)の圧力が吐出通路(15)の圧力よりも高くなったときに弾性変形して連通路(23、26)を開くように構成されていることを特徴とする。
【0007】
これによると、出力弁はハウジングおよびプラグのいずれとも摺動しないため、出力弁の摩耗を防止して所定のシール性能を継続して得ることができる。
【0008】
請求項2に記載の発明のように、出力弁(6)は、プラグ穴(11)の内周面に接する環状の外周スリーブ(61)と、プラグ(2)の外周面に接する環状の内周スリーブ(62)とを有し、ポンプ室(4、4A)の圧力が吐出通路(15)の圧力よりも高くなったときに、出力弁(6)の両スリーブ(61、62)のうち少なくとも一方が弾性変形して連通路(23)を開く構成とすることができる。
【0009】
請求項3に記載の発明では、出力弁(6)は、プラグ穴(11)の外周面に形成された環状の収納溝(22)に装着されていることを特徴とする。
【0010】
これによると、内周面に形成された溝に出力弁を装着するものよりも、出力弁の装着が容易である。
【0011】
請求項4に記載の発明では、ハウジング(1A)と、ハウジング(1A)に形成されたピストン穴(12)内を往復動するピストン(3A)と、ハウジング(1A)に形成されたプラグ穴(11)内に挿入固定されてピストン穴(12)の一端を閉塞するプラグ(2A)と、プラグ(2A)とピストン(3A)との間に形成されると共に、ピストンの往復動に伴って容積が変化するポンプ室(4)と、プラグ穴(11)の内周面とプラグ(2A)の外周面との間に形成された連通路(26)と、プラグ(2A)に形成されると共に、ポンプ室(4)と連通路(26)とを連通する連通穴(27)と、ハウジング(1A)に形成されると共に、連通路(26)に連通する吸入通路(14)と、ハウジング(1A)に形成されると共に、連通路(26)に連通する吐出通路(15)と、吸入通路(14)からポンプ室(4)への流体の流れを許容する入力弁(9A)と、ポンプ室(4)から吐出通路(15)への流体の流れを許容する出力弁(6)とを備えるピストンポンプであって、入力弁(9A)は、弾性体によって環状に形成されて連通路(26)中に配置され、吸入通路(14)の圧力がポンプ室(4)の圧力よりも高くなったときに弾性変形して連通路(26)を開く構成であり、出力弁(6)は、弾性体によって環状に形成されて連通路(26)中に配置され、ポンプ室(4)の圧力が吐出通路(15)の圧力よりも高くなったときに弾性変形して連通路(26)を開くように構成されていることを特徴とする。
【0012】
これによると、入力弁および出力弁はハウジングおよびプラグのいずれとも摺動しないため、入力弁および出力弁の摩耗を防止して所定のシール性能を継続して得ることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明のように、入力弁(9A)は、プラグ穴(11)の内周面に接する環状の外周スリーブ(94)と、プラグ(2A)の外周面に接する環状の内周スリーブ(95)とを有し、吸入通路(14)の圧力がポンプ室(4)の圧力よりも高くなったときに、入力弁(9A)の両スリーブ(94、95)のうち少なくとも一方が弾性変形して連通路(26)を開く構成とすることができる。
【0014】
請求項6に記載の発明のように、出力弁(6)は、プラグ穴(11)の内周面に接する環状の外周スリーブ(61)と、プラグ(2)の外周面に接する環状の内周スリーブ(62)とを有し、ポンプ室(4)の圧力が吐出通路(15)の圧力よりも高くなったときに、出力弁(6)の両スリーブ(61、62)のうち少なくとも一方が弾性変形して連通路(26)を開く構成とすることができる。
【0015】
請求項7に記載の発明では、入力弁(9A)および出力弁(6)は、寸法、形状および材質が同じであることを特徴とする。
【0016】
これによると、入力弁および出力弁の共通化により、低コスト化を図ることができる。
【0017】
請求項8に記載の発明では、入力弁(9A)および出力弁(6)は、プラグ穴(11)の外周面に形成された環状の収納溝(22、28)に装着されていることを特徴とする。
【0018】
これによると、内周面に形成された溝に入力弁および出力弁を装着するものよりも、入力弁および出力弁の装着が容易である。
【0019】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下本発明を図に示す実施形態に基づいて説明する。図1は本発明になるポンプの第1実施形態を示す断面図、図2は図1の出力弁6の拡大断面図である。このポンプは、ABS制御を行う車両用ブレーキ装置における、ブレーキ液を高圧化するためのポンプとして用いられる。
【0021】
図1において、例えばアルミニウムよりなる金属製のハウジング1には、円柱穴形状のプラグ穴11が形成されており、このプラグ穴11にプラグ2(詳細後述)が挿入固定されている。プラグ穴11の底部側にはプラグ穴11よりも小径の円柱穴形状のピストン穴12が形成されており、このピストン穴12にピストン3(詳細後述)が往復動自在に挿入されている。そして、ハウジング1のピストン穴12とプラグ2とピストン3とによって、ポンプ室4が区画形成されている。
【0022】
ピストン穴12の反プラグ穴側にはクランク室13が形成されており、このクランク室13には、図示しない駆動手段(例えば、電動モータ)の回転軸に結合されたベアリング5が配置されている。このベアリング5は、駆動手段の回転軸の回転中心に対して偏心して配置されると共に、ピストン3の端部に当接しており、駆動手段の回転に伴ってピストン3を往復動させるようになっている。
【0023】
ハウジング1には、ピストン穴12に開口する吸入通路14と、プラグ穴11に開口する吐出通路15とが形成されている。そして、吸入通路14等を介してポンプ室4にブレーキ液が吸入され、高圧化されたブレーキ液がポンプ室4から吐出通路15へ吐出されるようになっている。
【0024】
プラグ2は、炭素鋼等の金属よりなり、外周面は段付きになっていて、全体としては円柱状に形成されている。そして、プラグ2の大径側外周面には窪み21が形成されており、プラグ2をハウジング1のプラグ穴11に挿入後、ハウジング1をかしめてハウジング1の一部を窪み21に入り込ませ、これによりプラグ2をハウジング1に気密的に固定するようになっている。
【0025】
また、プラグ2の小径側外周面には、出力弁6(詳細後述)が装着される環状の収納溝22が形成されている。この小径側外周面とプラグ穴11の内周面との間に円筒状の連通路23が形成され、この連通路23とポンプ室4とを連通させる連通溝24が、プラグ2の底部側端面に形成されている。そして、連通路23と連通溝24により、ポンプ室4と吐出通路15とを連通させている。
【0026】
出力弁6は、弾性変形が容易で、耐熱性および耐ブレーキ液性に優れた弾性体、例えばエチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム(EPDM)等のゴムにて形成されている。また、出力弁6は、図2に示すように、プラグ穴11の内周面に接する環状の外周スリーブ61と、プラグ2の外周面、より詳細には収納溝22の表面に接する環状の内周スリーブ62とを有し、外周スリーブ61と内周スリーブ62は、ブレーキ液流れの上流側(本例では、ポンプ室4側)にて連結部63により結合されており、出力弁6の断面形状はU字型あるいはV字型になっている。
【0027】
外周スリーブ61における最大外径部の自由状態での寸法は、プラグ穴11の内径よりも大きく設定されており、また、内周スリーブ62における内径部の自由状態での寸法は、プラグ2の収納溝22の外径よりも小さく設定されている。従って、ポンプ室4と吐出通路15の圧力差がない状態では、外周スリーブ61はプラグ穴11に当接し、内周スリーブ62は収納溝22においてプラグ2の外周面に当接している。そして、ポンプ室4の圧力が吐出通路15の圧力よりも高い場合は、外周スリーブ61が圧力差によって弾性変形してプラグ穴11の内周面から離れるようになっている。
【0028】
ピストン3は、図1に示すように、クロム鋼等の金属にて段付き円柱状に形成されており、ポンプ室4に配置されたスプリング7によりベアリング5側に向かって付勢されている。また、ピストン3の外周面には、ゴム製のシール用リング8が装着される収納溝31が形成されている。そして、このシール用リング8の外周面がピストン穴12の内周面に当接すると共に、シール用リング8の内周面が収納溝31の表面に当接することにより、クランク室13側へのブレーキ液の洩れを防止するようになっている。
【0029】
ピストン3はその軸方向に延びる縦穴32を有し、この縦穴32の一端は、ピストン3に形成された横穴33を介して吸入通路14に連通し、縦穴32の他端はポンプ室4に開口している。
【0030】
縦穴32のポンプ室4側開口部には、吸入通路14から横穴33および縦穴32を介してポンプ室4に向かうブレーキ液の流れのみを許容する入力弁9が配置されている。この入力弁9は、縦穴32の開口部に接離するボール91と、このボール91を縦穴32の開口部側に向かって付勢するスプリング92と、このスプリング92を保持するカバー93とからなる。
【0031】
次に、上記構成になるポンプの作動について説明する。
【0032】
駆動手段によりベアリング5が回転されると、ピストン3がピストン穴12内を往復動する。そして、ピストン3がスプリング7によりベアリング5側に向かって押し戻される吸入行程では、ポンプ室4の圧力が吸入通路14の圧力よりも低くなるため、入力弁9のボール91が縦穴32の開口部から離れて入力弁9が開弁し、吸入通路14から横穴33および縦穴32を介してポンプ室4にブレーキ液が吸入される。
【0033】
また、この吸入行程では、ポンプ室4の圧力が吐出通路15の圧力よりも低いため、出力弁6の外周スリーブ61がプラグ穴11の内周面に押し付けられて出力弁6は閉弁状態になっており、従って、吐出通路15からポンプ室4へのブレーキ液の逆流は阻止される。
【0034】
一方、ピストン3がベアリング5によりプラグ2側に向かって押し出される吐出行程では、ポンプ室4の圧力が吐出通路15の圧力よりも高くなるため、出力弁6の外周スリーブ61がプラグ穴11の内周面から離れて出力弁6が開弁する。これにより、ポンプ室4内の高圧化されたブレーキ液は、プラグ2の連通溝24および連通路23を介して吐出通路15に吐出される。また、この吐出行程では、ポンプ室4の圧力が吸入通路14の圧力よりも高いため、入力弁9のボール91が縦穴32の開口部に当接して入力弁9は閉弁状態になっている。
【0035】
本実施形態では、相対移動のないハウジング1とプラグ2との間に出力弁6を配置しているため、出力弁6はハウジング1およびプラグ2のいずれとも摺動せず、従って出力弁6の摩耗を防止して所定のシール性能を継続して得ることができる。
【0036】
また、出力弁6が装着される収納溝22はプラグ2の外周面に形成されているため、内周面に形成された溝に出力弁6を装着するものよりも、出力弁6の装着が容易である。
【0037】
(第2実施形態)
図3は本発明になるポンプの第2実施形態を示す断面図で、第1実施形態と同一若しくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0038】
図3において、プラグ2Aは、ピストン3Aが挿入されるピストン穴25が形成され、有底円筒状になっている。ピストン3Aは、縦穴32(図1参照)および横穴33(図1参照)が廃止されている。ピストン3Aは、ハウジング1Aのピストン穴12およびプラグ2Aのピストン穴25に往復動自在に挿入されており、プラグ2Aのピストン穴25とピストン3Aとによって、ポンプ室4Aが区画形成されている。
【0039】
プラグ2Aの小径側外周面とハウジング1Aのプラグ穴11の内周面との間には、円筒状の連通路26が形成されている。この連通路26には吸入通路14および吐出通路15が開口すると共に、連通路26はプラグ2Aの軸方向中間部に形成された連通穴27を介してポンプ室4Aに連通している。プラグ2Aの小径側外周面には、出力弁6の収納溝22と共に、入力弁9Aが装着される収納溝28が形成されている。
【0040】
この入力弁9Aの寸法、形状および材質は、出力弁6と同じである。すなわち、入力弁9Aは、弾性変形が容易で、耐熱性および耐ブレーキ液性に優れた弾性体、例えばエチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム(EPDM)等のゴムにて形成されている。また、入力弁9Aは、プラグ穴11の内周面に接する環状の外周スリーブ94と、プラグ2Aの外周面、より詳細には収納溝28の表面に接する環状の内周スリーブ95とを有し、外周スリーブ94と内周スリーブ95は、ブレーキ液流れの上流側(本例では、吸入通路14側)にて連結部96により結合されており、入力弁9Aの断面形状はU字型あるいはV字型になっている。
【0041】
そして、ポンプ室4Aの圧力が吸入通路14の圧力よりも低い場合は、外周スリーブ94がプラグ穴11の内周面から離れて入力弁9Aが開弁し、一方、ポンプ室4Aの圧力が吸入通路14の圧力よりも高い場合は、外周スリーブ94がプラグ穴11の内周面に押し付けられて出力弁6が閉弁するようになっている。
【0042】
上記構成において、ピストン3Aがスプリング7によりベアリング5側に向かって押し戻される吸入行程では、ポンプ室4Aの圧力が吸入通路14の圧力よりも低くなるため、入力弁9Aの外周スリーブ94がプラグ穴11の内周面から離れて入力弁9Aが開弁状態になり、吸入通路14から連通路26および連通穴27を介してポンプ室4Aにブレーキ液が吸入される。
【0043】
一方、ピストン3Aがベアリング5によりプラグ2A側に向かって押し出される吐出行程では、ポンプ室4Aの圧力が吐出通路15の圧力よりも高くなるため出力弁6が開弁し、ポンプ室4A内の高圧化されたブレーキ液は、連通穴27および連通路26を介して吐出通路15に吐出される。また、この吐出行程では、ポンプ室4Aの圧力が吸入通路14の圧力よりも高いため、入力弁9Aの外周スリーブ94がプラグ穴11の内周面に押し付けられて入力弁9Aは閉弁状態になっている。
【0044】
本実施形態では、相対移動のないハウジング1Aとプラグ2Aとの間に出力弁6および入力弁9Aを配置しているため、出力弁6および入力弁9Aはハウジング1Aおよびプラグ2Aのいずれとも摺動せず、従って出力弁6および入力弁9Aの摩耗を防止して所定のシール性能を継続して得ることができる。
【0045】
また、出力弁6および入力弁9Aは、寸法、形状および材質を同じにして共通化しているため、低コスト化を図ることができる。
【0046】
また、出力弁6および入力弁9Aが装着される収納溝22、28はプラグ2の外周面に形成されているため、内周面に形成された溝に出力弁6および入力弁9Aを装着するものよりも、出力弁6および入力弁9Aの装着が容易である。
【0047】
(他の実施形態)
上記実施形態では、車両用ブレーキ装置のポンプとして用いる例を示したが、本発明になるポンプは他の用途にも用いることができる。
【0048】
また、上記実施形態では、出力弁6および入力弁9Aはゴム製としたが、弾性変形が容易な弾性体であればよく、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂にて形成してもよい。
【0049】
また、上記第2実施形態では、ピストン3Aを、ハウジング1Aのピストン穴12およびプラグ2Aのピストン穴25に対して共に摺動させるようにしたが、ピストン3Aを、ハウジング1Aのピストン穴12、又は、プラグ2Aのピストン穴25に対してのみ摺動させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるポンプの第1実施形態を示す断面図である。
【図2】図1の出力弁6の拡大断面図である。
【図3】本発明になるポンプの第2実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、1A…ハウジング、2、2A…プラグ、3、3A…ピストン、
4、4A…ポンプ室、6…出力弁、11…プラグ穴、12…ピストン穴、
15…吐出通路、23、26…連通路。

Claims (8)

  1. ハウジング(1、1A)と、前記ハウジング(1、1A)に形成されたピストン穴(12)内を往復動するピストン(3、3A)と、前記ハウジング(1、1A)に形成されたプラグ穴(11)内に挿入固定されて前記ピストン穴(12)の一端を閉塞するプラグ(2、2A)と、前記プラグ(2、2A)と前記ピストン(3、3A)との間に形成されると共に、前記ピストン(3、3A)の往復動に伴って容積が変化するポンプ室(4、4A)と、前記ポンプ室(4、4A)から前記ハウジング(1、1A)に形成された吐出通路(15)への流体の流れを許容する出力弁(6)とを備えるピストンポンプにおいて、
    前記吐出通路(15)は前記プラグ穴(11)に開口され、
    前記吐出通路(15)と前記ポンプ室(4、4A)は、前記プラグ穴(11)の内周面と前記プラグ(2、2A)の外周面との間に形成された連通路(23、26)を介して連通され、
    前記出力弁(6)は、弾性体によって環状に形成されて前記連通路(23、26)中に配置され、前記ポンプ室(4、4A)の圧力が前記吐出通路(15)の圧力よりも高くなったときに弾性変形して前記連通路(23、26)を開くように構成されていることを特徴とするピストンポンプ。
  2. 前記出力弁(6)は、前記プラグ穴(11)の内周面に接する環状の外周スリーブ(61)と、前記プラグ(2)の外周面に接する環状の内周スリーブ(62)とを有し、前記ポンプ室(4、4A)の圧力が前記吐出通路(15)の圧力よりも高くなったときに、前記前記出力弁(6)の両スリーブ(61、62)のうち少なくとも一方が弾性変形して前記連通路(23、26)を開く構成であることを特徴とする請求項1に記載のピストンポンプ。
  3. 前記出力弁(6)は、前記プラグ穴(11)の外周面に形成された環状の収納溝(22)に装着されていることを特徴とする請求項1または2に記載のピストンポンプ。
  4. ハウジング(1A)と、
    前記ハウジング(1A)に形成されたピストン穴(12)内を往復動するピストン(3A)と、
    前記ハウジング(1A)に形成されたプラグ穴(11)内に挿入固定されて前記ピストン穴(12)の一端を閉塞するプラグ(2A)と、
    前記プラグ(2A)と前記ピストン(3A)との間に形成されると共に、前記ピストン(3A)の往復動に伴って容積が変化するポンプ室(4A)と、
    前記プラグ穴(11)の内周面と前記プラグ(2A)の外周面との間に形成された連通路(26)と、
    前記プラグ(2A)に形成されると共に、前記ポンプ室(4)と前記連通路(26)とを連通する連通穴(27)と、
    前記ハウジング(1A)に形成されると共に、前記連通路(26)に連通する吸入通路(14)と、
    前記ハウジング(1A)に形成されると共に、前記連通路(26)に連通する吐出通路(15)と、
    前記吸入通路(14)から前記ポンプ室(4)への流体の流れを許容する入力弁(9A)と、
    前記ポンプ室(4)から前記吐出通路(15)への流体の流れを許容する出力弁(6)とを備えるピストンポンプであって、
    前記入力弁(9A)は、弾性体によって環状に形成されて前記連通路(26)中に配置され、前記吸入通路(14)の圧力が前記ポンプ室(4A)の圧力よりも高くなったときに弾性変形して前記連通路(26)を開く構成であり、
    前記出力弁(6)は、弾性体によって環状に形成されて前記連通路(26)中に配置され、前記ポンプ室(4A)の圧力が前記吐出通路(15)の圧力よりも高くなったときに弾性変形して前記連通路(26)を開くように構成されていることを特徴とするピストンポンプ。
  5. 前記入力弁(9A)は、前記プラグ穴(11)の内周面に接する環状の外周スリーブ(94)と、前記プラグ(2A)の外周面に接する環状の内周スリーブ(95)とを有し、前記吸入通路(14)の圧力が前記ポンプ室(4)の圧力よりも高くなったときに、前記入力弁(9A)の両スリーブ(94、95)のうち少なくとも一方が弾性変形して前記連通路(26)を開く構成であることを特徴とする請求項4に記載のピストンポンプ。
  6. 前記出力弁(6)は、前記プラグ穴(11)の内周面に接する環状の外周スリーブ(61)と、前記プラグ(2)の外周面に接する環状の内周スリーブ(62)とを有し、前記ポンプ室(4A)の圧力が前記吐出通路(15)の圧力よりも高くなったときに、前記出力弁(6)の両スリーブ(61、62)のうち少なくとも一方が弾性変形して前記連通路(26)を開く構成であることを特徴とする請求項4または5に記載のピストンポンプ。
  7. 前記入力弁(9A)および前記出力弁(6)は、寸法、形状および材質が同じであることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1つに記載のピストンポンプ。
  8. 前記入力弁(9A)および前記出力弁(6)は、前記プラグ穴(11)の外周面に形成された環状の収納溝(22、28)に装着されていることを特徴とする請求項4ないし7のいずれか1つに記載のピストンポンプ。
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