JPH10192816A - 廃プラスチック材減容装置 - Google Patents

廃プラスチック材減容装置

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JPH10192816A
JPH10192816A JP520497A JP520497A JPH10192816A JP H10192816 A JPH10192816 A JP H10192816A JP 520497 A JP520497 A JP 520497A JP 520497 A JP520497 A JP 520497A JP H10192816 A JPH10192816 A JP H10192816A
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JP
Japan
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piston
plastic material
waste plastic
processing container
volume
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JP520497A
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English (en)
Inventor
Yasushi Niwatsukino
恭 庭月野
Shunichi Tanaka
俊一 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成で処理容器とピストン
との間に廃プラスチック材が噛込むことがなく、ピスト
ンが処理容器に引っかかることがなく、処理容器とピス
トンの寸法精度を厳しく管理することながくい廃プラス
チック材減容装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の廃プラスチック材減溶装置は、
処理容器2に設けられ軟化を開始した廃プラスチック材
28を加圧して減溶する加圧部3aと、処理容器2に連
通され廃プラスチック材28を軟化するための高温ガス
を循環する寝風循環路11と、熱風循環路11に設けた
送風機7と該ガスを加熱する加熱部8とを備え、加圧部
3には処理容器2内を往復運動させられるピストン25
を設け、ピストン25外周側面に摺動部材29を設け、
さらにピストン25の上部に外周がテーパになった皿状
部材30を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭、事業所、店
舗等で発生する発砲スチロール等の廃プラスチック材を
加熱軟化して減容化処理する廃プラスチック材減容装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から家庭、事業所、店舗等から大量
の廃棄棄物が排出されており、焼却埋め立て等の処理施
設容量の不足や、回収、運搬等を含めた処理コストの増
大からその対策が急がれている。その対策としては、廃
棄物の排出量を減らすことが根本的解決になるが、一方
でリサイクルによる資源の活用も極めて有効である。な
かでも廃プラスチック材は原料が石油という貴重なエネ
ルギー資源であることや、埋め立て処理しても腐敗せ
ず、さらに嵩が大きい等の理由でリサイクルの対象とし
て注目されている。その中でも特に発泡スチロールは、
その軽量性、緩衝性、低コスト性等の理由から、流通容
器として頻繁に利用されており、その代替材料も今のと
ころみあたらないことから、リサイクルとして再利用す
ることが強く望まれている。しかしこの発泡スチロール
等を回収して一箇所に集めリサイクルする場合には、嵩
が大きいため運搬費用が高くなり、これがリサイクルコ
スト全体を高くするという問題がある。このため、家
庭、事業所、店舗等の廃プラスチック材の発生する場所
に設置してその容積を減らす減容処理方法や減容処理装
置が提案されている。この減容装置は、加熱によって発
泡スチロール等を軟化し軟化固形物を形成するものであ
る。こうして減容して得られた軟化固形物は業者によっ
て回収され、リサイクル工場でリサイクル加工される。
【0003】しかしながら、加熱して発泡スチロール等
を減容処理する方法は、発泡スチロール等が軟化、場合
によっては溶融するまで加熱しなければならず、そのた
めに常温〜200℃以上にまで加熱することもあり、発
泡スチロール等が気化したスチレンガスや、発泡スチロ
ール等に含まれているブタンガス等の可燃ガスを主成分
とする排ガスが臭気をともなって発生することから、減
容処理操作中は不快であるばかりでなく安全対策への配
慮が必要であった。
【0004】そこで、この減容処理方法を改善したもの
として、従来次のような技術が提案されている。この技
術は、処理容器内に加熱空気を循環させ、この循環空気
を触媒酸化し廃プラスチック材を加熱圧縮して回収する
もので、廃プラスチック材の減容と脱臭を可能にしよう
とするものである。
【0005】以下、従来の廃プラスチック材減容装置に
ついて説明する。図5は従来の廃プラスチック材減容装
置の全体図である。図5において、1は廃プラスチック
材減容装置本体で内部に耐熱容器22と、廃プラスチッ
ク材28を収納して軟化する処理容器2と、廃プラスチ
ック材28を直接加圧して減容する加圧部3と、高温ガ
スを循環する熱風循環路11が設けられている。この耐
熱容器22は上記の温度、多くは160℃程度の熱風が
廃プラスチック材減容装置1の外に漏出しない構造にな
っており、その材質はポリアミド系等の耐熱製に優れた
プラスチック材やステンレス鋼鈑等である。
【0006】この廃プラスチック材減容装置をスーパー
等の店頭に設置して使用するためには、処理容器2の容
積は80リットルから200リットル程度が適当であ
る。
【0007】その理由は、この程度の大きさであれば設
置面積があまり大きくなく、しかもその移動が容易なた
めである。一方、今後さらに廃プラスチック材28の回
収率を高めたり、店舗の大型化によって廃プラスチック
材減容装置の台数を増やす代わりに、1回の減容動作に
かかる時間を短縮して処理量を増やすのがより経済的
で、この場合には、廃プラスチック材減容装置の側に回
収容器を備え、廃プラスチック材28を一時的にストッ
クするようにしておけばよい。
【0008】処理容器2の側面側には熱風の側面吐出口
18が適当数設けられ、その上面側にはOリング状弾性
体5を備えた開閉蓋6が設けられている。この開閉蓋6
は廃プラスチック材28を処理溶器内に投入するときに
開け、処理容器2内で軟化して減容処理するときに密閉
して閉じるようになっている。さらに、加圧部3は上下
可動のもので処理容器2の低部側に設けられ、既述の1
60℃程度の高温ガスによって軟化を開始した廃プラス
チック材28を開閉蓋6との間で面加圧して減容する。
この加圧部3は加圧アクチュエーター4と、加圧アクチ
ュエーター4によって往復動され廃プラスチック材28
を直接加圧するピストン25から構成されている。
【0009】加圧アクチュエーター4は伸縮自在のゴム
風船状の空気袋等で、空気ポンプ21から圧送される空
気によって膨張させてピストン25を押し上げ廃プラス
チック材28を減容し、その後に圧力調整弁13が開け
られて内部に蓄積した空気を排出して加圧部3を元の位
置に戻るようにしてある。減容の際、Oリング状弾性体
5によって廃プラスチック材28が外部へ漏出すること
はない。このとき圧送される空気圧は0.1〜0.2K
g/cm2程度あればよく、例へばピストン25の面積
が1000cm2であれば、100Kg程度の加圧力が
得られることになる。
【0010】このように加圧部の構造は比較的簡単なも
ので、空気ポンプ21の排気能力も小さくてよく、重量
が軽く、騒音も小さく抑えることができ、空気ポンプ2
1の排気能力も小さくてよく、重量が軽く、騒音も小さ
く抑えることができ、スーパー等の店舗に設置すること
ができる。7は送風機で送風量は約2500リットル/
分程度の能力があり、処理容器2に連通された熱風循環
路11に設けられて処理容器2に高温ガスを循環させて
いる。また熱風循環路11には循環するガスを加熱する
電熱ヒーターである加熱部8と、熱風循環路11の熱風
吐出口10の近くには第1温度センサー9が設けられて
いる。
【0011】12は排出路でその一部を熱風循環路に連
通して設けられ、循環する高温ガスの一部を分岐して排
ガスとして系外に排出する。廃プラスチック材28が発
泡スチロールの場合には、この排ガスはブタンやトルエ
ン及びキシレン等の発泡ガスや、減容処理時に気化した
スチレンモノマーガス等の可燃性ガスが数千ppm程度
混合された状態のものである。これらの可燃性ガスの可
燃濃度は80000ppm以上であり、通常の減容処理
ではこの排ガスが処理容器2内で燃焼することはない。
そこで排出路12には排出される排ガスを酸化して無炎
燃焼させる酸化部14が設けられている。酸化部14に
は電熱ヒーターである触媒加熱部16と触媒加熱部16
によって加熱された排ガスの酸化を促進する酸化触媒1
5と、加熱された排ガスの温度を検知する第2温度セン
サー17が設けられている。この酸化触媒15は例えば
白金含有化合物を酸化アルミニウムや酸化珪素等を主成
分とするムライト質のセラミックに坦持させたものであ
る。
【0012】可燃性の排ガスが触媒加熱部16によって
触媒の活性化温度以上にまで加熱されて、そこを通過す
る可燃成分は容易に酸化され無煙燃焼する。この無煙燃
焼した排ガスは排出路12を経て排気口20から系外に
排気される。排出路12は容易に処理ガスの熱を電搬で
きるように熱電動性に優れた材質のもので構成されてい
る。
【0013】23は耐熱容器22に設けられた空気吸込
口で、熱風循環時には常時外部から空気を吸入してい
る。この吸引された空気の量と排出路12から排出され
る処理ガスの量はバランスしており、これによって排プ
ラスチック材減容装置本体1内の可燃性ガスが高濃度に
なりすぎるのを防いでいる。制御部24はこの廃プラス
チック材減容装置の運転を制御するもので、循環する高
温ガスの温度、循環風量、加圧部3内の圧力等を制御す
る。27は廃プラスチック材減容装置1内で発生した熱
を系外に放熱する排気ファンである。
【0014】次にこの従来の廃プラスチック材減容装置
の動作について説明する。開閉蓋6を開けて廃プラスチ
ック材28を処理容器2に投入する。次に開閉蓋6を密
閉して閉じ、運転スイッチ(図略)を押すことにより運
転を開始すると、制御部24からの制御によって送風機
7および触媒加熱部16に通電する。触媒加熱部16で
加熱された排ガスの温度が300℃程度に上がると、第
2温度センサー17がその温度を検知して制御部24に
伝達する。ここで制御部24が加熱部8へ通電して加熱
を開始する。このとき、循環するガスの温度が所定の温
度まであがると第1温度センサー9がこれを検知し、検
知信号を制御部24に伝達して自動的に設定温度に制御
される。この制御温度範囲は、多くはおおよそ100〜
160℃の範囲であり、廃プラスチック材28の種類に
よって変えられており、それに適した加熱パターンが設
定されている。また、触媒加熱部16で加熱された排ガ
スの温度は第2温度センサー17からの検知信号により
500℃程度に保つよう制御される。
【0015】高温ガスは熱風となって矢印bで示すよう
に熱風吐出口10から処理容器2内に吐出されて、処理
容器2内に投入された廃プラスチック材28を加熱し軟
化する。つぎに高温ガスは矢印cに示すように側面吐出
口18から吐出され、耐熱容器22の内面側と処理容器
2の外面側との間に形成されたガス流路19を流れて送
風機7の吸気口に達し、矢印dに示すように熱風循環路
11を循環される。
【0016】処理容器2内の廃プラスチック材28は高
温ガスで加熱されると、廃プラスチック材28が占有し
ていた見かけの嵩が小さくなるのに加え、例えば発泡ス
チロール等の場合には当初から発泡部に含まれていた発
泡ガスが分離され、またスチロールの一部が気化するこ
と等によってその容積が減少する。すなわち廃プラスチ
ック材28は加熱すると当初の形を概略保ちながら収縮
して嵩が著しく減少し、軟化しさすい部分から軟化を開
始して減容する。そして容積をさらに減少し、また減容
速度を高めるために、高温ガスで加熱しながら軟化の開
始と併せて加圧部で圧縮する。ただPETボトル等の場
合には加熱が進みすぎると結晶化し固くなってくるの
で、それまでに加圧を終えるようにする必要がある。圧
力調整弁13を閉じて空気ポンプ21を作動させると空
気袋等からなる加圧アクチュエーター4に空気が圧送さ
れ、ピストン25は矢印gに示すように移動し、処理容
器2内の廃プラスチック材28の何日分かを開閉蓋6と
の間で圧縮して減容する。減容され嵩が小さくなった廃
プラスチック材28は回収され、何日分かをまとめて回
収業者等によって回収されリサイクルされる。
【0017】以上のようにこの減容処理装置では、空気
圧を利用して処理容器底部に設けた上下可動なピストン
を押し上げ、加熱によって軟化した廃プラスチック材を
開閉蓋との間ではさんで圧縮して減容するという方法が
とられている。
【0018】
【発明の解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の廃プラスチック材減容装置は、ピストンが上下
動する際に処理容器の内周とピストンの外周が摺動する
ため、スムーズな上下動を可能にするためには処理容器
とピストンとの間にある程度隙間を設ける必要がある
が、隙間が大きすぎると圧縮時に軟化した廃プラスチッ
ク材の噛込みが発生するし、隙間が小さすぎるとピスト
ンが下降時に処理容器に引っかかるため、処理容器とピ
ストンの寸法精度(円形容器の場合特に真円度)と表面
粗さを厳しく管理しなければならないという問題があっ
た。
【0019】そこで本発明は前記従来の問題点を解決す
るもので、処理容器とピストンとの間に廃プラスチック
材が噛込むことがなく、ピストンが処理容器に引っかか
って動きがとれなくなるようなことがなく、処理容器と
ピストンの寸法精度を厳しく管理することなく、減容操
作が簡単で、安全かつ衛生的で、経済的な小型軽量の廃
プラスチック材減容装置を提供することを目的とするも
のである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に本発明の廃プラスチック材減容装置は、処理容器の底
部側に設けられ軟化を開始した廃プラスチック材を加圧
して減容する加圧部と、処理容器に連通され廃プラスチ
ック材を軟化するための高温ガスを循環する熱風循環路
と、熱風循環路に連通され熱風循環路を循環する高温ガ
スの一部を排出する排出路と、熱風循環路に設けられた
送風機と該ガスを加熱する加熱部を備え、加圧部には処
理容器内を往復運動するピストンが設けられるととも
に、ピストン側面に摺動部材を設けたことを特徴とす
る。
【0021】これにより、処理容器とピストンとの間に
廃プラスチック材が噛込むことがなく、ピストンが処理
容器に引っかかって動きがとれなくなるようなことがな
く、、処理容器とピストンの寸法精度を厳しく管理する
ことなく、減容操作が簡単で、安全かつ衛生的で、経済
的な小型軽量の廃プラスチック材減容装置を提供するこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、開閉蓋を備えるとともに内部で廃プラスチック材を
軟化できる処理容器と、処理容器の底部側に設けられ軟
化を開始した廃プラスチック材を加圧して減容する加圧
部と、処理容器に連通され廃プラスチック材を軟化する
ための高温ガスを循環する熱風循環路と、熱風循環路に
連通され熱風循環路を循環する高温ガスの一部を排出す
る排出路と、熱風循環路に設けられた送風機と該ガスを
加熱する加熱部を備え、前記加圧部には前記処理容器内
を往復運動するピストンが設けられるとともに、前記ピ
ストン側面に摺動部材を設けることによりピストンの引
っかかりを防止するものである。
【0023】請求項2に記載の発明は、ピストン上部に
外周がテーパになった皿状部材が設けられたことによ
り、処理容器の内周とピストンの側面との間への廃プラ
スチック材の噛込みを防止する作用がある。
【0024】請求項3に記載の発明は、摺動部材が前記
ピストンの側面で円周方向等間隔に配置されたことによ
り、処理容器の内周とピストンの側面との摩擦を低減
し、ピストンのスムーズな上下動を可能にするととも
に、処理容器とピストンの寸法精度管理を容易にするも
のである。
【0025】請求項4に記載の発明は、摺動部材が変形
可能なバネ状部材で構成されたことにより、処理容器と
ピストンの寸法精度管理がさらに容易にするものであ
る。
【0026】請求項5に記載の発明は、摺動部材が処理
容器とピストンの間で回転可能な球状部材で構成された
ことにより、処理容器の内周とピストンの側面との摩擦
をさらに低減し、ピストンのスムーズな上下動を可能に
するものである。
【0027】請求項6に記載の発明は、摺動部材に低摩
擦部材がコーティングされていることにより、処理容器
の内周とピストンの側面との摩擦をさらに低減し、ピス
トンのスムーズな上下動を可能にするものである。
【0028】以下、本発明の実施の形態について、図
1、図2、図3、図4を用いて説明する。
【0029】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による廃プラスチック材減容装置の全体図であ
る。図1において、1は廃プラスチック材減容装置本
体、処理容器は2、3aは加圧部、4は加圧アクチュエ
ーター、5はOリング状弾性体、6は開閉蓋、7は送風
機、8は加熱部、9は第1温度センサー、10は熱風吐
出口、11は熱風循環路、12は排出路、12aは排出
口、13は圧力調整弁、14は酸化部、15は酸化触
媒、16は触媒加熱部、17は第2温度センサー、18
aは側面吐出口、19はガス流路、20は排気口、21
は空気ポンプ、22は耐熱容器、23は空気吸入口、2
4は制御部、25aはピストン、27はギャラリー部、
28は廃プラスチック材である。図5と同一の符号を付
したものは、従来の廃プラスチック材減容装置と基本的
に同一の作用を奏するから、詳細な説明は図5の説明に
譲って省略する。
【0030】そこで、本実施の形態1について図2に基
づいて詳細に説明する。図2(a)は本実施の形態1に
おける加圧部3aの詳細図、図2(b)はそのA−A断
面図である。29aは摺動部材であって、ピストン25
aの外周側面の上下に円周方向等間隔に3箇所取付けら
れている。摺動部材29aは円筒状の形をしており、円
筒の直径は処理容器2に設けられた側面吐出口18aに
はまり込まないように側面吐出口18aの横方向長さよ
り大きくとってあり、処理容器2と接する面は処理容器
2の内径より小さい曲率半径を備えている。また、摺動
部材29aの材質は摩擦係数の低い銅合金やアルミニウ
ム合金、フッ素樹脂等である。
【0031】また、摺動部材29aはピストン25aに
取付けられた状態で処理容器2の隙間を、摺動性と熱膨
張による寸法変化を考慮して、片側で0.5mm〜1.
5mm程度設けている。30はピストン25aの上部に
取付けられた皿状部材であって、その材質は厚さ1mm
程度のステンレス鋼板等であり、外周部の幅10mm程
度が45°から60°程度上向きに皿状折曲げられてい
る。また、皿状部材30と処理容器2との隙間は、皿状
部材30と処理容器2が当たらないように、前記摺動部
材29aと処理容器2との隙間より1mm程度大きくと
ってある。
【0032】図2(a)(b)に基づいて減容処理時の
加圧部3aの動作について説明する。減容処理を開始す
ると、空気ポンプ21(図1)から圧縮空気が加圧アク
チュエーター4に送り込まれ、ピストン25aが矢印g
に示すように移動し、廃プラスチック材28を圧縮し始
める。この際、廃プラスチック材28は加熱により軟化
しているため、処理容器2の近傍にあるものはピストン
25aとの隙間に入り込み易くなっているが、皿状部材
30の外周がテーパ状になっており廃プラスチック材2
8をかき上げるため、かみ込むことはない。
【0033】続いて廃プラスチック材28の圧縮が終了
したときには、空気ポンプ12の運転が停止され、圧力
調整弁13によって加圧アクチュエーター4内の圧縮空
気が大気中に開放され、廃プラスチック材28とピスト
ン25a等の重力によってピストン25aは下方に下が
っていく。このときピストン25aの外周の上下に円周
方向等間隔に3箇所取付けられた摺動部材29aと処理
容器2とが接触して摺動するが、摺動部材29aの処理
容器2と接する面は処理容器2の内径より小さい曲率半
径を備えているから、摺動部材29aの1個当たり1点
で内接する、すなわち、全体で6点で内接するだけであ
る。従って、従来例のようにピストン25aの外周側面
が処理容器2の内面に面接触して摩擦のためにピストン
25aが重力だけでは下降しずらくなり途中で引っかか
ってしまうというようなことはない。また、ピストン2
5aは摺動部材29aを取付けている部分のみ寸法管理
すればよい。
【0034】さらに、摺動部材29aの材質を鋳鉄等の
廉価な材料にし、それにフッ素樹脂等の低摩擦材をコー
ティングすることにより、材料コストを低く抑えながら
摺動性を大幅に向上できる。
【0035】(実施の形態2)つぎに、本実施の形態2
について図3に基づいて詳細に説明する。図3(a)は
本実施の形態2における加圧部3bの詳細図、図3
(b)はそのA−A断面図である。29bは摺動部材で
あって、ピストン25bの外周の上下に円周方向等間隔
に3箇所取付けられている。摺動部材29bは厚さ1m
m以下のバネ鋼板等であり、処理容器2と接する部分は
変形可能な半円弧状の形をしており、円弧の曲率半径は
処理容器2に設けられた側面吐出口18aにはまり込ま
ないように側面吐出口18aの横方向長さより大きくと
ってある。また、摺動部材29b、はピストン25bに
取付けられた状態でその外径が処理容器2の内径より大
きくとってあり、処理容器2に挿入された状態では摺動
部材29bの半円弧部が弾力で変形して処理容器2と接
するようになっている。摺動部材29bがピストン25
bに取付けられた状態での外径は、ピストン25と処理
容器2の寸法公差内での摺動部材29bの半円弧部の変
形量が最大のときにも重力でピストン25bが下降する
ことが可能な大きさとしている。30はピストン25b
の上部に取付けられた皿状部材であって、実施の形態1
と同じであるのでここでは説明を省略する。
【0036】以上の構成にすることにより、摺動部材2
9bと処理容器2との間に隙間を設ける必要がないた
め、ピストン25bと処理容器2の寸法精度を厳しくす
る必要がなく、ピストン25bと処理容器2の加工がき
わめて容易となる。
【0037】(実施の形態3)つぎに、本実施の形態3
について図4に基づいて詳細に説明する。図4(a)は
本実施の形態3における加圧部3cの詳細図、図4
(b)はそのA−A断面図である。29cは摺動部材で
あって、球状の形をしており、ピストン25cの外周の
上下に円周方向等間隔に3箇所設けられた穴に処理容器
2に挿入された状態で回転可能に保持されている。摺動
部材29cの材質はステンレス鋼等で、表面は研磨され
ている。またその直径は処理容器2に設けられた側面吐
出口18aにはまり込まないように側面吐出口18aの
横方向長さより大きくとってある。30はピストン25
cの上部に取付けられた皿状部材であって、実施の形態
1と同じであるのでここでは省略する。
【0038】以上の構成にすることにより、摺動部材2
9cと処理容器2との間に隙間を設ける必要がないた
め、ピストン25cと処理容器2の寸法精度を厳しくす
る必要がなく、ピストン25cと処理容器2の加工がき
わめて容易となる。
【0039】また、摺動部材29cはピストン25cと
処理容器2との間で回転可能なため摩擦抵抗が少なく、
ピストン25cのよりスムーズな上昇下降が可能とな
る。
【0040】
【発明の効果】以上から明らかなように本発明の廃プラ
スチック材減容装置は、簡単な構成で処理容器とピスト
ンとの間に廃プラスチック材が噛込むことがなく、ピス
トンが処理容器に引っかかることがない。また処理容器
とピストンの寸法精度を厳しく管理する必要もなく、処
理容器とピストンの加工がきわめて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における廃プラスチック
材減容装置の全体図
【図2】本発明の実施の形態1における加圧部の詳細図
【図3】本発明の実施の形態2における加圧部の詳細図
【図4】本発明の実施の形態3における加圧部の詳細図
【図5】従来の廃プラスチック材減容装置の全体図
【符号の説明】
1 廃プラスチック材減容装置本体 2 処理容器 3,3a,3b,3c 加圧部 4 加圧アクチュエーター 5 Oリング状弾性体 6 開閉蓋 7 送風機 8 加熱部 9 第1温度センサー 10 熱風吐出口 11 熱風循環路 12 排出路 12a 排出口 13 圧力調整弁 14 酸化部 15 酸化触媒 16 触媒加熱部 17 第2温度センサー 18 側面吐出口 19 ガス流路 20 処理ガス排気口 21 空気ポンプ 22 耐熱容器 23 空気吸入口 24 制御部 25a,25b,25c ピストン 27 排気ファン 28 廃プラスチック材 29a,29b,29c 摺動部材 30 皿状部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉蓋を備えるとともに内部で廃プラスチ
    ック材を軟化できる処理容器と、前記処理容器の底部側
    に設けられ軟化を開始した廃プラスチック材を加圧して
    減容する加圧部と、前記処理容器に連通され廃プラスチ
    ック材を軟化するための高温ガスを循環する熱風循環路
    と、前記熱風循環路に連通され前記熱風循環路を循環す
    る高温ガスの一部を排出する排出路と、前記熱風循環路
    に設けられた送風機と該ガスを加熱する加熱部を備え、
    前記加圧部には前記処理容器内を往復運動するピストン
    が設けられるとともに、前記ピストン側面に摺動部材を
    設けたことを特徴とする廃プラスチック材減容装置。
  2. 【請求項2】前記ピストン上部に外周がテーパになった
    皿状部材が設けられたことを特徴とする請求項1記載の
    廃プラスチック材減容装置。
  3. 【請求項3】前記摺動部材が前記ピストンの側面で円周
    方向等間隔に配置されたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の廃プラスチック材減容装置。
  4. 【請求項4】前記摺動部材が変形可能なバネ状部材で構
    成されたことを特徴とする請求項1または2または3記
    載の廃プラスチック材減容装置。
  5. 【請求項5】前記摺動部材が前記処理容器と前記ピスト
    ンの間で回転可能な球状部材で構成されたことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の廃プラスチック材
    減容装置。
  6. 【請求項6】前記摺動部材に低摩擦部材がコーティング
    されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の廃プラスチック材減容装置。
JP520497A 1997-01-16 1997-01-16 廃プラスチック材減容装置 Withdrawn JPH10192816A (ja)

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