JPH10192239A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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Publication number
JPH10192239A
JPH10192239A JP9001475A JP147597A JPH10192239A JP H10192239 A JPH10192239 A JP H10192239A JP 9001475 A JP9001475 A JP 9001475A JP 147597 A JP147597 A JP 147597A JP H10192239 A JPH10192239 A JP H10192239A
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JP
Japan
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distal end
cover member
tip
endoscope
nozzle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9001475A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Miyake
清士 三宅
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10192239A publication Critical patent/JPH10192239A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノズル付き先端カバー部材を先端構成部に隙間
なく密着させて所望方向以外の送気送水を防止し洗滌を
簡単に行える内視鏡を提供する。 【解決手段】内視鏡1の先端部6は、先端構成部10と
先端構成部に対し着脱自在な先端カバー部材15とを備
えている。先端構成部10の先端面10aには照明レン
ズ12と観察窓14等が取付けられ処置具挿通チャンネ
ル21が開口している。先端カバー部材15は先端構成
部10を先端側から覆うひさし部17を備えている。ひ
さし部17は先端面10aとの間に弾性体20を一体に
設けている。弾性体20はひさし部17と共に送気送水
口16と連通し観察窓14に開口した流路19を形成す
る。流路19と弾性体20及びひさし部17はノズル2
4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体腔内に挿入され
る内視鏡の先端に対し着脱自在に設けられ、かつ内視鏡
の観察窓を洗滌するためのノズルが形成された先端カバ
ー部材を有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡を体腔内に挿入して体腔内を観察
する際に、体腔内の体液や内視鏡処置時に用いる造影剤
等が内視鏡の観察窓の表面に付着することがある。そこ
で、内視鏡の先端には、観察窓の表面に付着した体液等
を水や空気を噴出させることによって除去するノズルが
設けられている。
【0003】しかし、体腔内に内視鏡を挿入した際、体
腔内とノズル内との圧力差によってノズル内にその開口
部から体液等が浸入することがある。この場合、ノズル
内を確実に洗滌して体液等を除去しなければ、ノズル内
に体液等が固着し、ノズル内部を詰まらせて送気・送水
ができなくなってしまうおそれがある。
【0004】そこで、ノズル内の洗滌を効率よく行うた
めの手段として、実公昭64−6804号公報や実願昭
58−41159号に示されるように、内視鏡の先端か
ら着脱自在な先端カバー部材にノズルを一体に設けて、
洗滌の際は先端カバー部材を内視鏡の先端から取外すこ
とによって、ノズル及びノズル周辺部分を洗滌しやすく
したものが知られている。
【0005】実願昭58−41159号では、挿入部の
先端面に開口する送気送水口を設け、前記先端カバー部
材がこの送気送水口の開口部を覆うことによって前記先
端面との間に前記送気送水口と連通するノズルを形成し
ている。この先端カバー部材を取り外すことによって、
ノズルを形成する前記先端面の一部が表面に露出して、
簡単に洗滌できるようになっている。
【0006】ただ、実願昭58−41159号に記載さ
れた内視鏡では、ノズル及びノズル周辺部分を洗滌しや
すいものの、ノズルが先端カバー部材と挿入部の先端面
とから構成されているので、ノズル以外の隙間が前記先
端カバー部材と挿入部の先端面との間に生じやすい。
【0007】そのため、観察窓に効率よく送気送水がで
きなかったり、ノズル以外から水が漏れて観察窓に付着
することが考えられ、検査に支障が生じてしまうことが
十分に考えられる。
【0008】そこで、上述した問題点を解決する手段と
して、特開平7−171091号公報では、ノズルを有
する着脱式の先端カバー部材において、内視鏡の先端構
成部の先端面で開口した流体管路の出口を囲むように水
密性の弾性部材を設けたものが記載されており、また特
開平8−84701号公報では、先端部本体に設けられ
た凸部に係合してノズルを形成する先端キャップの前端
壁に、水漏れを減らすようにパッキンを設けたものが記
載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た特開平7−171091号公報に記載された内視鏡で
は、弾性部材は流体管路の出口の周囲のみに設けられ、
ノズル開口部の周囲(先端カバー部材と先端構成部の先
端面との間)には設けられていない。そのため、流体管
路の出口の周囲からの水漏れを防止してもノズル開口部
の周囲(先端カバー部材と挿入部先端面との間)から水
漏れが生じることが考えられる。
【0010】ノズル開口部の周囲から水漏れが発生する
と、前述したように、所望の方向以外に送気送水される
ことによって送気送水の効率が低下したり、ノズルの周
囲の隙間等に残留した水が送気時に流れだし、観察窓に
付着して視野が妨げられ、検査に不具合が発生する。
【0011】一方、特開平8−84701号公報に記載
された内視鏡では、内視鏡の先端部の先端面に流体管路
の出口を3方向から囲んで前方に突出した凸部を設け、
この凸部に係合する先端キャップの前端壁にパッキンを
設けている。このパッキンによってノズル周囲からの水
漏れを減少させることができるが、先端面に凸部を設け
ているために洗滌の手間がかかるというデメリットが発
生する。
【0012】本発明は前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、内視鏡の先端に着脱自在
でノズルを有する先端カバー部材を内視鏡の先端構成部
と隙間なく密着させ、隙間からの水漏れや所望方向以外
の送気送水を防止するとともに、洗滌を簡単に行えて作
業効率の向上を図ることができる内視鏡を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、体腔内に挿入される挿入部の先端に設け
られた先端構成部に対し着脱自在で、かつ前記先端構成
部の先端面に開口した流体管路と連通するノズルが形成
された先端カバー部材を有する内視鏡において、前記先
端構成部と前記先端カバー部材とを圧接した状態で固定
する固定手段と、前記流体管路の開口部と前記ノズルと
を密に連通した状態に保つ密接手段とを備えたことを特
徴としている。
【0014】このように、流体管路の開口部とノズルと
を密に連通した状態に保つ密接手段を設けることによっ
て、ノズルの周辺の先端構成部と先端カバー部材とは密
着し、互いの間に余分な隙間は生じることなく、隙間か
らの水漏れや、所望方向以外の送気送水を防止すること
となる。
【0015】また先端構成部と先端カバー部材とを圧接
した状態で固定する固定手段を設けることによって、よ
り一層密接手段の作用を高め先端構成部と先端カバー部
材との密着性を高めることとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図4は第1の実施形態を
示し、図1は本発明の第1の実施形態の先端部構造を用
いた内視鏡1の全体図を示し、図2は図1に示した内視
鏡1の先端部6を拡大して示したものである。
【0017】図1に示すように内視鏡1は、先端側から
体腔内に挿入される挿入部3と操作部2とユニバーサル
コード部4などを備えている。上記挿入部3は体腔内に
挿入可能な太さを有し、先端から順に先端部6と湾曲部
7と可撓管部8とを相互に直列に接続された構成となっ
ている。上記ユニバーサルコード部4の先端にはコネク
タ部5が設けられ、光源装置(図示せず)に接続される
ようになっている。
【0018】図2は上記挿入部3の先端側の部分である
先端部6の構造を示している。図2に示すように、先端
部6を構成する先端構成部10には、ライトガイド(図
示しない)や撮像素子11が配置され、そのライトガイ
ドの先端側には、ライトガイドを介し、光源装置から供
給される照明光を拡開出射する照明レンズ12や、撮像
素子11の先端側には、撮像素子12に被写体像を結像
させる対物レンズ系13が取り付けられている。また、
対物レンズ系13の最先端のレンズは観察窓14にもな
っている。
【0019】なお、図2(A)は先端部6を先端側から
みた図であり、図2(B)は図2(A)中のABCD線
に沿う断面図であり、図2(C)は図2(B)中のE−
E線に沿う断面図である。
【0020】さらに、先端部6には、先端構成部10に
対し嵌合して着脱自在でかつ筒状に形成された先端カバ
ー部材15が設けられている。先端カバー部材15に
は、先端構成部10に開口した流体管路としての送気送
水口16に連通する後述する流路19を観察窓14に指
向させ、かつ先端構成部10の一部を先端側から覆うひ
さし状のひさし部17が設けられている。
【0021】上記送気送水口16は、図示しないポン
プ、送水タンクより供給される水等の液体や空気等の気
体を挿通させる送気送水管路18の開口端であり、水及
び空気を選択的に噴出する。
【0022】また、図2(B)〜(C)に示すように、
上記ひさし部17と先端構成部10の先端面10aの間
の互いに当接する位置に、変形自在な弾性部材等からな
る密接手段としての弾性体20が、ひさし部17と一体
的に設けてある。上記弾性体20は上記ひさし部17と
ともに、一端側で送気送水口16と連通しかつ他端側で
観察窓14に開口した流路19を形成している。
【0023】また上記弾性体20は先端構成部10と先
端カバー部材15との間を密に保って後述するノズル2
4及びその周辺に隙間を生じなければ、先端構成部10
と先端カバー部材15とが互いに当接するひさし部17
の縁部17b等の流路19の開口部や後述するノズル2
4に面する部分の少なくとも一部に設けるだけでも良
い。
【0024】上記先端カバー部材15に設けられたひさ
し部17と弾性体20及び流路19は、ノズル24を形
成している。上記ノズル24は、送気送水管路18から
供給され送気送水口16を通った水等の液体や空気等の
気体を流路19から噴射することによって、観察窓14
を洗滌する機能を有している。
【0025】また、先端構成部10の先端面10aに
は、処置具挿通チャンネル21が開口しているととも
に、先端構成部10の後端側には湾曲部7が接続してい
る。上記弾性体20は、フッ素ゴム、ポリウレタン、シ
リコンゴム等の軟性の樹脂によって構成されるのが望ま
しい。先端カバー部材15は弾性体20より硬質の樹脂
でかつ弾性を有する、例えば、ポリサルホン、ポリカー
ボネイト、PMMA、ポリフェニレンサルファイド等に
よって構成されるのが望ましい。
【0026】また、図2(B)に示すように、上記先端
構成部10には、先端構成部10の内径方向に凹でかつ
固定手段を構成する凹部23が設けられ、かつ先端カバ
ー部材15には、先端構成部10の内径方向に凸でかつ
固定手段を構成する凸部22が設けられている。
【0027】上記凹部23と凸部22とが互いに係合す
ることによって、先端カバー部材15を先端構成部10
に固定するようになっている。上記凸部22及び凹部2
3は、先端構成部10の先端面10aの一部が弾性体2
0に当接し、弾性体20を押圧する位置にそれぞれ設け
られている。
【0028】また上記固定手段は、上記先端構成部10
と先端カバー部材15とを十分に圧接して固定できるの
であれば、凸部22と凹部23とを用いなくても良い。
その際、先端カバー部材15の円筒部15aの内径を先
端構成部10の外径より小さく形成することによって発
生する先端カバー部材15の弾性力を用いて、先端カバ
ー部材15を先端構成部10に固定する。
【0029】なお、先端カバー部材15の弾性力によっ
て固定手段を構成する場合は、先端カバー部材15の円
筒部15aの内径は、先端カバー部材15の弾性変形す
る範囲で先端構成部10の外径より小さく形成されてい
る。また円筒部15aの内径を先端構成部10の外径よ
り小さく形成するのは局部的でも、円筒部15aの長手
方向全体に亘ってでも良い。
【0030】図3に示すように、上記弾性体20の変形
していない定常状態での厚さをt、定常状態の弾性体2
0の基端側端面から凸部22の係合面22aまでの距離
をx、先端構成部10の先端面10aから凹部23の係
合面23aまでの距離をyとすると、上記凸部22およ
び凹部23はx<yとなる位置にそれぞれ設けられてお
り、上記弾性体20はtより(y−x)分弾性変形する
ように構成されている。
【0031】前述した構成により、図3に示す状態か
ら、先端カバー部材15を先端構成部10に外挿する
と、先端カバー部材15は弾性を有するため、凸部22
が先端構成部10の側面10bに当接して外側に弾性変
形しながら、先端構成部10に嵌合していく。
【0032】やがて、上記凸部22は凹部23に係合
し、図2に示すように先端カバー部材15が先端構成部
10を弾性復元力によって圧接して、互いに固定された
状態となる。このように上記凸部22と凹部23とから
なる固定手段は先端カバー部材15の弾性復元力によっ
て、上記先端構成部10と先端カバー部材15とを先端
部6(挿入部3)の径方向に圧接して固定する。
【0033】また、この時、弾性体20は先端部6の長
手方向に(y−x)分圧縮された状態に保たれる。圧縮
された弾性体20は弾性復元力を発生するため、弾性体
20は先端構成部10と先端カバー部材15とを圧する
こととなり、先端構成部10と先端カバー部材15との
間を密に保つこととなる。このように弾性体20は上記
凸部22と凹部23との係合によって先端部6(挿入部
3)の長手方向に収縮して先端構成部10と先端カバー
部材15とを圧接することとなる。
【0034】そのため、弾性体20と先端構成部10と
の間には隙間が生じず、先端構成部10の先端面10a
に開口した送気送水口16から供給される流体は弾性体
20と先端構成部10との間から漏れることなく、流路
19を通り、観察窓14に向かって噴射されることとな
る。
【0035】また、上記先端カバー部材15は弾性を有
する樹脂からなるため、先端カバー部材15を先端部6
の軸方向先端側へ引っ張ると、凸部22が凹部23を乗
り上げて先端構成部10の側面10aに当接して、先端
カバー部材15は外側に弾性変形しながら先端構成部1
0から抜去されることとなる。
【0036】本実施形態によれば、先端構成部10の先
端面10aに凸部等の凹凸を設けず、ひさし部17、弾
性体20のような簡単な構成によって、ノズル24が構
成されるため、比較的簡単に洗滌できることに加え、弾
性体20が先端構成部10と先端カバー部材15との間
を密に保つため、ノズル24及びその周辺に隙間が生じ
ることもなく、流路19に沿ってのみ流体が流れ、観察
窓14に向かって噴射されることとなる。
【0037】したがって、ノズル24から噴射される流
体が他に漏れることによる噴射の勢い及び効率の低下
や、先端構成部10と先端カバー部材15との間に生じ
る隙間に残留した水等が送気時に観察窓14上に付着す
ることによって、視野を妨げることはない。
【0038】また、本実施形態においては、図2(A)
のF−F断面図を示す図4(A)に示すように、流路1
9を弾性体20及びひさし部17の壁面によって形成し
てもよく、図4(B)に示すように、ひさし部17に観
察窓14方向に開口部を有する溝状の溝部25を形成
し、ひさし部17の先端構成部10と溝部25とに面す
る部分の少なくとも一部に弾性体20を設けることによ
って流路19を形成しても良い。
【0039】また、先端カバー部材15は弾性体20と
一体で形成され、フッ素ゴム、ポリウレタン、シリコン
ゴム等の軟性の樹脂から構成しても良い。図5〜図6は
第2の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分
は同一番号を付して説明を省略する。
【0040】本実施形態において、先端部6の先端構成
部10は、図5及び図6に示すように、送気送水口16
の周囲に略ひさし部17に沿った形状で、かつ先端面1
0aより一段低い底部26を形成しており、先端カバー
部材15は上記底部26に嵌合する嵌合部29を設けて
いる。
【0041】上記嵌合部29は、送気送水口16と略同
じ断面を有する孔29aを有しており、上記ひさし部1
7側と送気送水口16とを連通している。図5(B)〜
(C)に示すように、上記先端カバー部材15は、嵌合
部29と底部26の観察窓14側の壁面26aとの間
に、変形自在な弾性部材等からなる密接手段としての弾
性体28を一体に設けている。上記弾性体28は、先端
カバー部材15のひさし部17及び嵌合部29の孔29
aとともに送気送水口16に連通しかつ観察窓14に指
向したノズル27を形成している。
【0042】上記弾性体28は、フヅ素ゴム、ポリウレ
タン、シリコンゴム等の軟性の樹脂等から構成されるの
が望ましい。また、先端カバー部材15は弾性体28よ
り硬質の樹脂、例えば、ポリサルホン、ポリカーボネイ
ト、PMMA、ポリフェニレンサルファイドによって構
成されるのが望ましい。
【0043】また、上記弾性体28は、図6(A)に示
すように、変形していない定常状態での厚さをs、底部
26の先端面10a方向の幅をu、底部26に嵌合する
嵌合部29の先端面10a方向の幅をwとすると、s+
w>uとなるように厚みが形成されるとともに、先端カ
バー部材15の嵌合部29が先端構成部10の底部26
に嵌合した際に、sより(u−w)分弾性変形するよう
に構成されている。
【0044】前述した構成により、図6(A)に示す状
態から、先端カバー部材15を先端構成部10に外挿す
ると、先端カバー部材15は弾性を有するため、外側に
弾性変形しながら先端構成部10に嵌合していく。
【0045】やがて、凸部22は凹部23に係合し、図
5に示すように先端カバー部材15が先端構成部10を
弾性復元力によって圧接して、互いに固定された状態と
なる。このように上記凸部22と凹部23とからなる固
定手段は先端カバー部材15の弾性復元力によって、上
記先端構成部10と先端カバー部材15とを先端部6
(挿入部3)の径方向に圧接して固定する。
【0046】また、この時、弾性体28は先端構成部1
0の径方向に(u−w)分圧縮された状態に保たれる。
圧縮された弾性体28は弾性復元力を発生するため、弾
性体28は底部26の側面26aと嵌合部29とを圧す
ることとなり、先端構成部10と先端カバー部材15と
の間を密に保つこととなる。このように弾性体28は、
上記凸部22と凹部23との係合によって先端部6(挿
入部3)の径方向に収縮して先端構成部10と先端カバ
ー部材15とを圧接することとなる。
【0047】そのため、弾性体28と先端構成部10、
すなわちノズル27と先端構成部10との間には隙間が
生じず、底部26に開口した送気送水口16から供給さ
れる流体は、ノズル27と先端構成部10との間から漏
れることなく、ノズル27内を通り、観察窓14に向か
って噴射されることとなる。
【0048】また、先端カバー部材15は弾性を有する
樹脂からなるため、先端カバー部材15を先端部6の軸
方向先端側へ引っ張ると、凸部22が凹部23を乗り上
げるように変形しながら、先端カバー部材15は先端構
成部10から抜去されることとなる。
【0049】本実施形態によれば、弾性体28が先端構
成部10と先端カバー部材15との間を密に保つため、
ノズル27及びその周辺に隙間が生じることもなく、ノ
ズル27内にのみ流体が流れ、観察窓14に向かって噴
射される。
【0050】したがって、ノズル27から噴射される流
体が他に漏れることによる噴射の勢い及び効率の低下
や、ひさし部17(先端カバー部材15)と先端構成部
10との間に生じる隙間に残留した水が送気時に観察窓
14上に付着することになって、視野を妨げることはな
い。
【0051】また、先端構成部10の先端面10aに凹
凸を設けないため、ノズル27及びその周辺を比較的簡
単に洗滌できる。また、本実施形態においては、弾性体
28は図6(B)に示すように、ノズル27の開口部2
7aの全周に亘って設けても良く、先端カバー部材15
は弾性体28と一体でかつフッ素ゴム、ポリウレタン、
シリコンゴム等の軟性の樹脂から構成しても良い。
【0052】図7は第3の実施形態を示し、第1及び第
2の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を
省略する。本実施形態において、先端構成部10の外周
にはねじ部31が設けられており、先端構成部10及び
先端カバー部材15とは別体でかつ上記ねじ部31に螺
合するとともに先端側に開口する係合部32を有する螺
合部材30を備えている。
【0053】上記係合部32は、先端側に開口しかつ後
端側に凹で形成されるとともに後端側に向かうにつれて
切欠きが拡大するように形成されている。先端カバー部
材15は、螺合部材30の先端側に設けた係合部32と
係合するように後端側に向かうにつれて末広がりに形成
された凸部33を、一体に設けている。なお、係合部3
2及び凸部33は、互いに密に当接し合いかつ後端側に
向かうにつれて先端部6の外周方向にむかって形成され
た斜面をそれぞれ有している。
【0054】上記螺合部材30は、先端カバー部材15
と先端構成部10とを固定する固定手段を構成し、上記
係合部32と凸部33は密接手段を構成する。上述した
構成とすることで、上記螺合部材30は係合部32等の
一部で先端カバー部材15と係合し、一部で先端構成部
15のねじ部31と螺合して、先端カバー部材15と先
端構成部10とを圧接した状態で固定することとなる。
【0055】また、図7(B)に示すように、先端カバ
ー部材15のひさし部17は、先端構成部10に開口し
た送気送水口16と連通し、かつ観察窓14に指向した
溝部25を設けている。
【0056】また、先端カバー部材15はフッ素ゴム、
ポリウレタン、シリコンゴム等の軟性の樹脂から構成さ
れても、例えば、ポリサルホン、ポリカーボネイト、P
MMA、ポリフェニレンサルファイド等の硬質の樹脂か
ら構成されてもよい。
【0057】前述した構成により、先端カバー部材15
の凸部33と螺合部材30の係合部32とを係合させた
状態で、先端カバー部材15を螺合部材30とともに先
端構成部10に外挿、嵌合していくと、ひさし部17の
基端側17aが先端構成部10の先端面10aの一部と
当接する。
【0058】そのまま螺合部材30をねじ部31に螺合
していくと、螺合部材30は先端部6の後端側に移動す
る。そののち、螺合部材30は、係合部32と凸部33
との斜面同士が密に当接すると、後端側に移動できなく
なる。
【0059】この時、係合部32と凸部33とは互いに
密接し、ひさし部17の基端側17aと先端構成部10
の先端面10aとは隙間無く当接した状態に保たれるの
で、先端構成部10と先端カバー部材15との間を密に
保つこととなる。
【0060】すなわち螺合部材30は、先端部6(挿入
部3)の長手方向に先端構成部10と先端カバー部材1
5とを圧接して固定し、係合部32と凸部33とからな
る密接手段は、固定手段による先端カバー部材15と先
端構成部10との固定によって先端部6(挿入部3)の
長手方向に先端カバー部材15と先端構成部10とを密
接することとなる。
【0061】そして、ひさし部17の溝部25と先端構
成部10の先端面10aによって、観察窓14に指向し
て開口するノズル27が形成される。また、先端カバー
部材15を先端構成部10から取り外す際は、螺合部材
30を取り付け時とは反対側に回転させる。すると、係
合部32と凸部33との当接は解除され、ひさし部17
の基端側17aと先端構成部10の先端面10aとは当
接しなくなる。そのまま、螺合部材30の回転を続ける
と、螺合部材30と先端カバー部材15とは共に先端構
成部10から取り外されることとなる。
【0062】また、本実施形態においては、上記係合部
32及び凸部33のかわりに、第1の実施形態に示した
ようにひさし部17と先端面10aとの間に弾性体20
を設け、弾性体20を弾性変形させるように螺合部材3
0を螺合させることによって、先端カバー部材15と先
端構成部10との間を密に保つようにしても良い。
【0063】本実施形態によれば、螺合部材30等がひ
さし部17と先端構成部10とを密接した状態にするこ
とで、ノズル27と送気送水口16とを密に連通し、ノ
ズル27及びその周辺に隙間が生じることもなく、ノズ
ル27内にのみ流体が挿通し、観察窓14に向かって噴
射されることとなる。
【0064】したがってノズル27から噴射される流体
が他に漏れることによる流体の勢い及び効率の低下や、
ひさし部17と先端構成部10との間に生じる隙間に残
留した水等が送気時に観察窓14面上に付着にすること
によって、視野を妨げることはない。
【0065】また、先端構成部10の先端面10aに凹
凸を設けないため、ノズル27及びその周辺を比較的簡
単に洗滌できる。前述した実施形態によれば、次の構成
が得られる。 (付記1)体腔内に挿入される挿入部の先端に設けられ
た先端構成部に対し着脱自在で、かつ前記先端構成部の
先端面に開口した流体管路と連通するノズルが形成され
た先端カバー部材を有する内視鏡において、前記先端構
成部と前記先端カバー部材とを圧接した状態で固定する
固定手段と、前記流体管路の開口部と前記ノズルとを密
に連通した状態に保つ密接手段とを備えたことを特徴と
する内視鏡。 (付記2)前記固定手段は、前記挿入部の長手方向また
は径方向に前記先端構成部と前記先端カバー部材とを圧
接して固定し、かつ前記密接手段は、前記固定手段によ
る先端構成部と先端カバー部材との固定とともに前記挿
入部の長手方向または径方向に収縮して前記先端構成部
と前記先端カバー部材とを圧接する弾性部材からなるこ
とを特徴とする付記1記載の内視鏡。 (付記3)前記固定手段は先端カバー部材と先端構成部
とに亘って設けられ、かつ前記弾性部材は、先端カバー
部材に設けられるとともに、前記固定手段による先端構
成部と先端カバー部材との固定とともに変形自在でかつ
弾性復元力を発生することを特徴とする付記2記載の内
視鏡。 (付記4)前記弾性部材は、先端カバー部材と先端構成
部との間の少なくとも一部に設けられたことを特徴とす
る付記3記載の内視鏡。 (付記5)前記先端カバー部材に前記先端構成部の一部
を先端側から覆うひさし部を設け、かつ前記ひさし部
に、観察窓方向に開口部を有しかつ先端構成部に開口し
た流体管路と連通する溝部を形成するとともに、前記弾
性部材は、前記ひさし部と先端構成部とが当接する部分
の少なくとも一部に設けられたことを特徴とする付記4
記載の内視鏡。 (付記6)前記弾性部材は、前記ひさし部と先端構成部
とが当接する部分でかつひさし部の縁部の少なくとも一
部に設けられたことを特徴とする付記5記載の内視鏡。 (付記7)前記弾性部材は、ひさし部と先端構成部とが
当接する部分でかつひさし部の溝部に面する部分の少な
くとも一部に設けられたことを特徴とする付記5記載の
内視鏡。 (付記8)前記弾性部材は、ひさし部と先端構成部とが
当接する部分でかつひさし部の開口部に面する部分の少
なくとも一部に設けられたことを特徴とする付記5記載
の内視鏡。 (付記9)前記先端カバー部材は、先端構成部に嵌合す
る筒状に形成されかつ、前記弾性部材は前記筒状に形成
された先端カバー部材の内面の少なくとも一部に設けら
れたことを特徴とする付記4記載の内視鏡。 (付記10)前記筒状に形成された先端カバー部材に、
一端側で流体管路に連通しかつ他端側で観察窓に開口す
るノズルを形成する流路を設け、かつ前記弾性部材は、
先端カバー部材の前記ノズルに面しかつ先端構成部の先
端面と当接する位置に設けられたことを特徴とする付記
9記載の内視鏡。 (付記11)前記固定手段は、先端カバー部材と先端構
成部とにそれぞれ設けられかつ互いに係合する凹部と凸
部とからなることを特徴とする付記3〜10のいずれか
に記載の内視鏡。 (付記12)前記固定手段は、先端カバー部材が有する
円筒部の内径を先端構成部の外径よりも小さく形成し、
かつ前記円筒部の弾性変形により先端カバー部材を先端
構成部へ固定することを特徴とする付記3〜10のいず
れかに記載の内視鏡。 (付記13)先端カバー部材の内径は、先端カバー部材
の弾性変形の範囲内において、先端構成部の外径より小
さく形成したことを特徴とする付記12記載の内視鏡。 (付記14)先端カバー部材の円筒部の内径の少なくと
も一部を先端構成部の外径よりも小さく形成したことを
特徴とする付記12記載の内視鏡。 (付記15)前記固定手段は、前記先端カバー部材及び
先端構成部とは別体で、かつ一部で先端カバー部材と係
合するとともに一部で先端構成部に螺合することによっ
て前記先端カバー部材と前記先端構成部とを圧接した状
態で固定し、前記流体管路と前記ノズルとを密に連通し
た状態に保つ螺合部材であることを特徴とする付記1記
載の内視鏡。 (付記16)前記固定手段は、一部で先端カバー部材と
係合しかつ一部で先端構成部に螺合することによって前
記先端カバー部材と前記先端構成部とを圧接した状態で
固定し、かつ螺合により前記弾性部材を圧することによ
って前記流体管路と前記ノズルとを密に連通した状態に
保つ螺合部材であることを特徴とする螺合部材であるこ
とを特徴とする付記2記載の内視鏡。 (付記17)前記先端カバー部材は硬質樹脂からなり、
かつ弾性部材は軟質樹脂からなることを特徴とする付記
1〜16のいずれかに記載の内視鏡。 (付記18)硬質樹脂はポリサルホンであることを特徴
とする付記17記載の内視鏡。 (付記19)硬質樹脂はポリカーボネイトであることを
特徴とする。付記17記載の内視鏡。 (付記20)硬質樹脂はポリフェニレンサルファイドで
あることを特徴とする付記17記載の内視鏡。 (付記21)軟質樹脂はシリコンゴムであることを特徴
とする付記17記載の内視鏡。 (付記22)軟質樹脂は、ウレタンであることを特徴と
する付記17記載の内視鏡。 (付記23)軟質樹脂はフッ素樹脂であることを特徴と
する付記17記載の内視鏡。
【0066】付記1〜23によれば、流体管路の開口部
とノズルとを密に連通した状態に保つ密接手段によっ
て、ノズル周辺の先端構成部と先端カバー部材とを密着
し、互いの間に余分な隙間を生じることなく、隙間から
の水漏れや所望方向以外の送気送水を防止することとな
る。
【0067】また、先端構成部と先端カバー部材とを圧
接して固定する固定手段によって、より一層密接手段の
作用を高めることとなる。付記2〜3によれば、密接手
段としての弾性部材が、固定手段による先端カバー部材
と先端構成部との固定によって、先端構成部と先端カバ
ー部材との間を密に保つこととなり、互いの間に余分な
隙間を生じることなく、隙間からの水漏れや所望方向以
外の送気送水を防止することとなる。
【0068】付記4〜10によれば、密接手段としての
弾性部材が、先端カバー部材と先端構成部との間に設け
られているので、固定手段による先端構成部と先端カバ
ー部材との固定によって、先端構成部と先端カバー部材
とを密着することとなる。
【0069】また副次的な効果として、弾性部材が先端
構成部と先端カバー部材との間に設けられているので先
端構成部の先端面には凸部等の段差を設ける必要がな
い。そのためノズル及びノズル周辺は洗滌しやすい。
【0070】付記10によれば、弾性部材がノズルに面
しかつ先端構成部の先端面と当接する位置に設けられて
いるので、ノズル以外に余分な隙間を生じることなく、
隙間からの水漏れや所望方向以外の送気送水を防止する
こととなる。
【0071】付記11によれば、固定手段が凹部と凸部
とから構成されるので、先端カバー部材が先端構成部を
径方向に圧接して固定することとなる。付記12〜14
によれば、先端カバー部材の円筒部の内径が先端構成部
の外径に比べ小さく形成されているので、円筒部の弾性
復元力によって先端カバー部材が先端構成部を径方向に
圧接して固定することとなる。
【0072】付記15〜16によれば、固定手段として
の螺合部材が先端カバー部材と先端構成部とを長手方向
に圧接して固定するとともに、流体管路とノズルとを密
に連通した状態に保つので、ノズル周辺の先端構成部と
先端カバー部材とを密着し、互いの間に余分な隙間を生
じることなく、隙間からの水漏れや所望方向以外の送気
送水を防止することとなる。
【0073】付記16によれば、螺合部材が先端カバー
部材と先端構成部とを長手方向に圧接して固定するとと
もに、螺合部材による先端カバー部材と先端構成部との
固定によって弾性部材を変形させて、流体管路とノズル
とを密に連通した状態に保つので、ノズル周辺の先端構
成部と先端カバー部材とを密着し、互いの間に余分な隙
間を生じることなく、隙間からの水漏れや所望方向以外
の送気送水を防止することとなる。
【0074】また、内視鏡を用いた検査の際に、実願昭
56−150306号に示されるように、観察系の視野
確保のためや、ポリープ等の結紮に使用するOリング保
持のために、内視鏡の先端に先端フードを装着すること
がある。
【0075】しかし、実公昭64−6804号公報に示
されるような、内視鏡の先端部に対し着脱自在でかつノ
ズルを一体に設けた先端カバー部材を有する内視鏡にお
いては、先端フードを先端カバー部材に取り付けた際、
先端フードに外力が作用すると、先端カバー部材と内視
鏡先端部との取り付け強度を外力が上回って、先端フー
ドごと先端カバー部材が脱落することが考えられる。
【0076】また、先端フードと先端カバー部材の脱落
を回避するために、先端カバー部材と内視鏡先端部との
取り付け強度を高めると、逆に、先端カバー部材の着脱
操作時に必要とされる力が増し、操作者の作業効率が低
下することとなる。
【0077】また、先端カバー部材と先端フードを兼ね
る一体の部材によって構成することも考えられるが、先
端フードが不必要な場合に、観察系の視野が制限された
り、内視鏡の挿入部が太径化してしまうため望ましくな
い。
【0078】図8〜図10は、前述のような問題を解決
した内視鏡の先端部構造を示しており、先端フード及び
先端カバー部材の脱落を防止するものである。図8〜図
10は第1の開示例を示し、第1ないし第3の実施形態
と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。
【0079】図8〜図10に示すように、本開示例にお
いては、先端部6は、着脱式の先端フード34を設けて
いるとともに、先端カバー部材15の外径は先端構成部
10の外径と略同一径もしくはより小さく形成されてい
る。
【0080】図8(A)〜(B)に示すように、先端フ
ード34は、先端構成部10の外周面10b(側面)な
どの内視鏡1の先端側に位置する硬質部に取り付けられ
かつ先端側に突出して設けられるとともに、偏肉円筒状
に形成されている。上記先端フード34は、先端構成部
10の外周面10b(側面)でのみ嵌合して十分な取り
付け強度を有するように、先端フード34の内径は先端
構成部10の外径と同一、またはより小さく形成されて
いる。
【0081】先端フード34はフッ素ゴム、ポリウレタ
ン、シリコンゴム等の弾性を有する軟性の樹脂によって
構成されても、例えば、ポリサルホン、ポリカーボネイ
ト、PMMA、ポリフェニレンサルファイド等の弾性を
有する硬質の樹脂によって構成されても良い。
【0082】先端フード34は、図8(A)に示すよう
に、先端フード34自身の弾性を用いて先端構成部10
の外周面10bに嵌脱自在に形成しても、図8(B)に
示すように、先端フード34の内面と先端構成部10の
外周面10bに、それぞれ互いに係合する凹凸を設けて
も良い。
【0083】なお図示例においては、先端フード34の
内面に先端部6の内周方向に凸の凸部34aを設け、か
つ先端構成部10の側面10bに先端部6の内周方向に
凹の凹部10cを設けている。
【0084】前述した構成により、先端フード34を先
端部6の先端側より外挿すると、先端フード34自身の
弾性力または上記凸部34aと凹部10cとの嵌合によ
って、先端フード34は先端構成部10の外周面10b
に圧着して固定する。このとき、先端フード34と先端
カバー部材15とは互いに固定されていない。この状態
で、内視鏡1を体腔内に挿入し、観察及び処置を行う。
【0085】先端フード34を取り外す際は、先端構成
部10より先端フード34を引き抜くことによって、フ
ード34自身の弾性変形または上記凸部34aが凹部1
0cから抜け出すことによって、先端構成部10から抜
去されることとなる。
【0086】本開示例によれば、先端フード34は先端
構成部10のみに取り付けられかつ先端カバー部材15
とは互いに固定されていないため、体腔内観察時等の処
置時に先端フード34に外力が作用しても、先端フード
34は先端構成部10への十分な取り付け強度を有して
構成されているので、脱落することはない。
【0087】また、先端カバー部材15は先端構成部1
0の外径よりも大きくなく、先端構成部10の外径と略
同一径もしくはより小さく形成されているので、先端カ
バー部材15が着脱しない従来の内視鏡で用いられてい
る先端フード34を本開示例においても使用することが
できる。
【0088】また、図8(B)に示すように、先端フー
ド34の内面と先端構成部10の側面10bにそれぞれ
互いに係合する凹凸を設けた場合は、先端フード34は
先端構成部10により確実に固定されるので体腔内観察
時等の処置時に先端フード34に外力が作用しても、先
端フード34は先端構成部10へのより十分な取り付け
強度を有することとなって、脱落することをより確実に
防ぐことができる。
【0089】また副次的な効果として、先端フード34
を着脱式の先端カバー部材10に取り付けるのではな
く、先端構成部10に固定するようにしたので、先端カ
バー部材15と先端構成部10との取り付け強度を高め
る必要もなく、先端カバー部材15の着脱操作性を低下
させることがない。
【0090】また、先端フード34は、先端部構成部1
0の外周面10bではなく図9(A)〜(B)に示すよ
うに湾曲部7の外周面や、湾曲部7を先端構成部10の
外周面10bに接着固定した接着部41の外周面に、嵌
合して取り付けても良い。なお、この場合には、先端カ
バー部材15と先端構成部10の外径を、先端フード3
4を取り付けた湾曲部7及び接着部41の外周面に外径
より小さく形成して、先端フード34と先端カバー部材
15とを互いに固定しないのが望ましい。
【0091】また、図10に示すように、先端フード3
4がシリコンゴム、ポリウレタン等からなる軟性チュー
ブ体42で形成され、可撓管部8の先端に固定してもよ
い。軟性チューブ体42の可撓管部8に固定する部分
は、局部的に内径を可撓管部8の外径よりも細径に形成
することによって、上記軟性チューブ体42は基端側が
可撓管部8の先端に嵌合して固定される。この場合、先
端フード34は軟性チューブ体42であるため、湾曲部
7は不都合なく湾曲することができる。
【0092】前述した第1の開示例によれば、次の構成
が得られる。 (付記24)体腔内に挿入される挿入部の先端に設けら
れた先端構成部に対し着脱自在で、かつ前記先端構成部
の先端面に開口した流体管路と連通するノズルが形成さ
れた先端カバー部材を有する内視鏡において、前記先端
カバー部材以外の挿入部の外周面に嵌脱自在に取付けら
れ、かつ前記挿入部より先端側に突出して設けられた偏
肉円筒状の先端フードを備えたことを特徴とする内視
鏡。 (付記25)前記先端フードは、挿入部の前記先端構成
部の外周面に取付けられたことを特徴とする付記24記
載の内視鏡。 (付記26)前記先端フードは、内視鏡の先端側の硬質
部に取付けられたことを特徴とする付記24記載の内視
鏡。 (付記27)前記先端フードが取付けられる先端構成部
の外径は、前記先端カバー部材の外径と略同一に形成さ
れたことを特徴とする付記25記載の内視鏡。 (付記28)前記先端フードが取付けられる先端構成部
の外径は、前記先端カバー部材の外径よりも大きく形成
されたことを特徴とする付記25記載の内視鏡。 (付記29)前記先端フードは、前記挿入部の先端構成
部の後端側に設けられた湾曲部の外周面に取付けられた
ことを特徴とする付記24記載の内視鏡。 (付記30)前記先端フードは、前記挿入部の湾曲部と
前記先端構成部とを接着固定する接着部の外周面に取付
けられたことを特徴とする付記24記載の内視鏡。 (付記31)前記先端カバー部材の外径と前記先端構成
部の外径とは、前記接着部の外径よりも細径に形成され
たことを特徴とする付記30記載の内視鏡。 (付記32)前記先端フードは、前記挿入部の湾曲部の
後端側に設けられた可撓性を有する可撓管部の外周面に
取付けられたことを特徴とする付記24記載の内視鏡。 (付記33)前記先端フードは、内径を内視鏡の挿入部
の先端フードが取付けられる部分の外径より小さく形成
され、かつ先端フードの弾性変形により内視鏡の挿入部
に圧着して取付けられることを特徴とする付記24〜3
2のいずれかに記載の内視鏡。 (付記34)前記先端フードは、先端フードと内視鏡の
挿入部との少なくとも一部に設けられた凹凸による係合
によって、内視鏡の挿入部に取付けられることを特徴と
する付記24〜32のいずれかに記載の内視鏡。 (付記35)前記先端フードは硬質樹脂からなることを
特徴とする付記25〜31のいずれかに記載の内視鏡。 (付記36)前記先端フードは軟質樹脂からなることを
特徴とする付記25〜32いずれかに記載の内視鏡。
【0093】付記24〜36によれば、先端フードを着
脱可能な先端カバー部材に取り付けるのではなく先端カ
バー部材以外の内視鏡の挿入部に取り付けたので、先端
フードが先端カバー部材と共に脱落したり、先端カバー
部材の着脱操作性を低下させることはない。
【0094】付記27〜28及び付記31によれば、先
端カバー以外の挿入部に先端フードを取り付けた際に、
先端カバー部材と先端フードとは互いに固定されないた
め、先端フードが先端カバー部材と共に脱落することは
ない。
【0095】付記33〜34によれば、先端フードの弾
性力または挿入部とにそれぞれ設けられた凹凸によっ
て、先端フードは先端カバー以外の挿入部に確実に固定
されるので、先端フードが脱落することはない。
【0096】また、着脱式の先端カバー部材を内視鏡の
先端部から取り外す際に、操作性を向上させるために特
開平8−29700号公報では、先端カバー部材の側面
に指等を引っかけるための凹部を設けたものが示されて
いる。
【0097】特開平8−29700号公報に示された指
掛け用の凹部には、内視鏡の検査中に胃液等の体液や血
液が溜まりやすいため、十分に洗滌するには手間がかか
るという欠点がある。また、先端カバー部材の着脱操作
性を向上させるには、凹部を指が入るように広くかつ深
く形成する必要があり、その場合、より洗滌に手間がか
かることとなる。
【0098】図11は、前述のような問題を解決した内
視鏡の先端部構造を示しており、先端カバー部材の側面
に凹部を設けずに先端カバー部材の着脱操作性を向上さ
せたものである。図11は第2の開示例を示し、第1な
いし第3の実施形態及び第1の開示例と同一構成部分は
同一番号を付して説明を省略する。
【0099】図11に示すように、本開示例において
は、先端カバー部材15の外周面に外周方向に向かって
凸でかつ先端カバー部材15の着脱を操作する突部35
を設けている。なお、上記突部35は、先端カバー部材
15の基端側端部に設けられるのが望ましく、先端カバ
ー部材15の全周に設けても、一部分に設けてもよい。
突部35の先端カバー部材15から外周方向への突出量
は0.1mmないし0.5mmの範囲であるのが望まし
い。
【0100】また、上記突部35の稜線には、角となら
ないまたはエッジを形成しないように、なめらかに面取
り加工等が施されている。図示例においては突部35
は、先端側にむかって先端カバー部材15の径が次第に
細径となるようにテーパ状に形成されている。
【0101】上記先端カバー部材15はフッ素ゴム、ポ
リウレタン、シリコンゴム等の弾性を有する軟性の樹脂
によって構成されても、例えば、ポリサルホン、ポリカ
ーボネイト、PMMA、ポリフェニレンサルファイド等
の弾性を有する硬質の樹脂によって構成されても良い。
【0102】前述した構成により、図11(C)に示す
ように、突部35に指を引っかけ、そのまま、先端カバ
ー部材15を先端構成部10から先端側に引き抜くこと
で、先端カバー部材15は抜去されることとなる。
【0103】本開示例によれば、先端カバー部材15の
外周に着脱操作用の突部35を設けることで、簡単に先
端カバー部材15の先端構成部10からの抜去操作がで
きることに加え、同じく先端カバー部材25の外周に着
脱操作用の凹部を設けた場合とは違い、凹部内に汚物が
残留及び蓄積して不衛生になったり、洗滌の手間がかか
るようなことはない。
【0104】また、突部35の先端カバー部材15の外
周からの突出量も0.1mmから0.5mm等の指がか
かる程度の範囲であるため、体腔内に対し安全である。
また、突部35は上述した突出量であるため、湾曲部7
の外径よりも突出せずに、内視鏡1の先端部6の外径が
湾曲部7より太くならずに、内視鏡1の挿入性は低下す
ることはない。
【0105】前述した第2の開示例によれば、次の構成
が得られる。 (付記37)体腔内に挿入される挿入部の先端に設けら
れた先端構成部に対し着脱自在で、かつ前記先端構成部
の先端面に開口した流体管路と連通するノズルが形成さ
れた先端カバー部材を有する内視鏡において、前記先端
カバー部材の外周面の少なくとも一部に突部を設けたこ
とを特徴とする内視鏡。 (付記38)前記突部は、先端カバー部材の全周にわた
って設けたことを特徴とする付記37記載の内視鏡。 (付記39)前記突部は、先端カバー部材の基端側端部
に設けたことを特徴とする付記37及び付記38のいず
れかに記載の内視鏡。 (付記40)前記突部の稜線には、角とならないように
面取り加工を施したことを特徴とする付記37〜39の
いずれかに記載の内視鏡。 (付記41)前記突部は先端側に向かって次第に細径と
なるテーパ状であることを特徴とする付記40に記載の
内視鏡。 (付記42)前記突部の先端カバー部材からの突出量
は、0.1〜0.5mmであることを特徴とする付記37
〜41のいずれかに記載の内視鏡。 (付記43)前記先端カバー部材は硬質樹脂からなるこ
とを特徴とする付記37〜42のいずれかに記載の内視
鏡。 (付記44)前記先端カバー部材は軟質樹脂からなるこ
とを特徴とする付記37〜42のいずれかに記載の内視
鏡。 (付記45)前記突部は、内視鏡の挿入部の先端側を湾
曲させる湾曲部の外径より、突出しないように形成され
たことを特徴とする付記37〜44のいずれかに記載の
内視鏡。
【0106】付記37〜45によれば、先端カバー部材
の外周面の少なくとも一部に突部を設けたので、先端カ
バー部材の着脱操作性が向上することとなる。付記40
〜41によれば、突部の稜線には、角とならないように
面取り加工が施されているので、体腔内に対する安全性
が向上することとなる。
【0107】付記42によれば、突部の先端カバー部材
の外周面からの突出量が指がかけられる程度の範囲であ
るため、体腔内に対し安全で、かつ凹部を設けた場合と
は異なり汚物が残留及び不衛生になったり洗滌の手間が
かかることはないとともに、先端部の外径が太くならず
に内視鏡の挿入性を低下させることはない。
【0108】付記45によれば、先端カバー部材に設け
られる突部が湾曲部の外径より突出しないように形成さ
れているので、先端部の外径が太くならずに内視鏡の挿
入性を低下させることはない。
【0109】また、内視鏡の先端部に対し着脱自在でか
つノズルを一体に設けた先端カバー部材を有する内視鏡
において、先端カバー部材の後端と湾曲部の外皮とが接
するように構成されているものがある。
【0110】先端カバー部材は湾曲部の外皮に比較し
て、硬質な材質から構成されるのが一般的であり、この
場合先端カバー部材の着脱操作等において、湾曲部の外
皮が破損することが予想される。
【0111】図12は、前述のような問題を解決した内
視鏡の先端部構造を示しており、先端カバー部材の着脱
操作時に湾曲部の外皮の破損を防止するものである。図
12は第3の開示例を示し、第1ないし第3の実施形態
及び第1ないし第2の開示例と同一構成部分は同一番号
を付して説明を省略する。
【0112】先端部6の後端側に連結する湾曲部7は、
図12に示すように、外皮36の一端を先端構成部10
の外周面10bの一部(接着部37)に接着されて固定
されている。
【0113】上記接着部37は、図12(A)〜(C)
に示すように、先端構成部10に外挿される先端カバー
部材15の後端から、先端部6の長手方向または径方向
に、ある一定の距離aを離されて設けられている。この
一定の距離aは、人の爪の厚さと略同じ0.5mm以上
であるのが望ましい。
【0114】前述した構成により、操作者は図11
(C)に示した第2の開示例と同じように先端カバー部
材15の着脱操作を行う。先端カバー部材15の後端
を、接着部37から少なくとも0.5mm以上の一定距
離aを離しているため、図12(A)〜(C)に示すよ
うに操作者の爪が外皮36及び接着部37に当接するこ
とはない。
【0115】本開示例によれば、図12に示すように先
端カバー部材15の着脱操作時に、操作者の爪が湾曲部
7を構成する外皮36及び接着部37に接しないため、
外皮36及び接着部37が破損することはない。
【0116】また、上述した第1ないし第3の実施形態
及び第1ないし第3の開示例において、先端構成部10
がステンレスのような金属製の場合には、先端部6の金
属部分の露出を防止するため、図13に示すように、先
端構成部10の金属が露出する部分に絶縁性の絶縁部材
38を被覆してもよい。
【0117】上記絶縁部材38はフッ素ゴム、ポリウレ
タン、シリコンゴム等の軟性の樹脂から構成されても、
例えば、ポリサルホン、ポリカーボネイト、PMMA、
ポリフェニレンサルファイド等の硬質の樹脂から構成さ
れてもよい。
【0118】また、先端構成部10に嵌合する先端カバ
ー部材15が筒状に形成されたものでなくとも、図14
に示すように、先端構成部10の先端面10aに観察窓
14に向かう流路19を形成しかつ先端方向に凸の突部
40を設け、この突部40に被覆部材39を着脱自在に
設けても良い。上記被覆部材39は突部40に対し、被
覆部材39及び突部40にそれぞれ設けた凹凸の係合に
よって固定されても、弾性変形によって固定されても、
両者を粘着性の有するもので貼着して固定されてもよ
い。
【0119】また、図15に示すように、先端カバー部
材15、先端構成部10に位置合わせ用の平面部43、
44を両者に設けてもよく、この場合、先端カバー部材
15に、凹部を設けた場合のように汚物が蓄積、残留し
たり、突部を設けた場合のように危険性が生じたりする
ことはない。
【0120】なお、本発明は、前述した第1〜3の実施
形態及び第1〜第3の開示例に限定されず、一部の要素
を省略して構造を簡略化したものや、各実施形態及び開
示例の構成要素を組み換えても当然良く、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0121】
【発明の効果】このように、流体管路の開口部とノズル
とを密に連通した状態に保つ密接手段を設けることによ
って、ノズルの周辺の先端構成部と先端カバー部材とは
密着し、互いの間に余分な隙間は生じることなく、隙間
からの水漏れや所望方向以外の送気送水を防止すること
となる。
【0122】したがって噴射の勢い及び効率の低下や、
先端構成部と先端カバー部材との隙間に残留した水等が
送気に観察窓上に付着することによって、視野を妨げる
ことはない。
【0123】また、先端構成部と先端カバー部材とを圧
接した状態で固定する固定手段を設けることによって、
より一層密着手段の効果を高めることとなる。副次的な
効果として、先端構成部の流体管路の開口部の近傍に
は、凸部等の段差を設ける必要がないため、簡単にノズ
ル及びノズル周辺部分の洗滌が行えるようになる。した
がって洗滌の手間が減少して作業効率の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の内視鏡の側面図。
【図2】同実施形態の内視鏡の先端部を示す図。
【図3】同実施形態の先端カバー部材の抜脱状態を示す
断面図。
【図4】図2に示されたF−F線に沿う断面図。
【図5】この発明の第2の実施形態を示す内視鏡の先端
部を示す図。
【図6】図5に示された第2の実施形態の先端カバー部
材の抜脱状態を示す断面図。
【図7】この発明の第3の実施形態を示す内視鏡の先端
部を示す図。
【図8】内視鏡の第1の開示例を示す断面図。
【図9】図8に示された第1の開示例の変形例を示す断
面図。
【図10】図8に示された第1の開示例の変形例を示す
斜視図。
【図11】内視鏡の第2の開示例を示す図。
【図12】内視鏡の第3の開示例を示す断面図。
【図13】この発明の第1〜第3の実施形態及び第1〜
第3の開示例の変形例を示す内視鏡の先端部の断面図。
【図14】この発明の第1〜第3の実施形態及び第1〜
第3の開示例の変形例を示す内視鏡の先端部の斜視図。
【図15】この発明の第1〜第3の実施形態及び第1〜
第3の開示例の変形例を示す内視鏡の先端部の斜視図。
【符号の説明】
1…内視鏡 3…挿入部 6…先端部 10…先端構成部 10a…先端面 15…先端カバー部材 16…送気送水口(流体管路) 20…弾性体(密接手段) 22…凸部(固定手段) 23…凹部(固定手段) 24…ノズル 27…ノズル 28…弾性体(密接手段) 30…螺合部材(固定手段) 32…係合部(密接手段) 33…凸部(密接手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体腔内に挿入される挿入部の先端に設けら
    れた先端構成部に対し着脱自在で、かつ前記先端構成部
    の先端面に開口した流体管路と連通するノズルが形成さ
    れた先端カバー部材を有する内視鏡において、 前記先端構成部と前記先端カバー部材とを圧接した状態
    で固定する固定手段と、 前記流体管路の開口部と前記ノズルとを密に連通した状
    態に保つ密接手段とを備えたことを特徴とする内視鏡。
JP9001475A 1997-01-08 1997-01-08 内視鏡 Withdrawn JPH10192239A (ja)

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