JPH10184568A - スクロール圧縮機及びその背圧室圧力制御弁 - Google Patents

スクロール圧縮機及びその背圧室圧力制御弁

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JPH10184568A
JPH10184568A JP35024996A JP35024996A JPH10184568A JP H10184568 A JPH10184568 A JP H10184568A JP 35024996 A JP35024996 A JP 35024996A JP 35024996 A JP35024996 A JP 35024996A JP H10184568 A JPH10184568 A JP H10184568A
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JP
Japan
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pressure
back pressure
pressure chamber
valve
scroll
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Application number
JP35024996A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Itahana
勉 板鼻
Takahide Ito
隆英 伊藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F04C18/0215Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、背圧室圧力をきめ細かく制御
することのできるスクロール圧縮機及びその背圧室圧力
制御弁を提供する。 【解決手段】 弁本体と、同弁本体内に3位置に移動可
能に設けられた弁体と、同弁体を3位置に移動させるた
めの駆動機構と、上記弁体に設けられた設定容積を持つ
空洞部と、上記弁本体に設けられ上記弁体が3位置に移
動したとき上記空洞部とそれぞれ別個に連通状態となる
3つの異なる圧力の接続口とを備え、上記弁体の移動に
より、上記空洞部を上記接続口の何れかに接続した後、
隣の他の接続口に切り替え接続することにより、1回の
切り替え移動毎に、上記弁体空洞部の容積に相当する量
のガスを移動させ、給気及び排気を行なうことを特徴と
するスクロール圧縮機の背圧室圧力制御弁である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮比の変化によ
る非旋回スクロールと旋回スクロール間のスラスト力の
変化に対応し、ラップ先端隙間を適正値に保つよう背圧
を制御したスクロール圧縮機、特に背圧を圧縮比の変化
に対応し変化させるスクロール圧縮機およびその背圧室
圧力制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来技術の第1の例の図であり、
特開平3−258985号に開示されているスクロール
圧縮機の縦断面および背圧制御系統の図である。図にお
いて、密閉ハウジング1内の上方には、圧縮機構部2
が、下方には電動機3がそれぞれ配設され、また、密閉
ハウジング1の底部には、潤滑油溜り4が形成されてい
る。圧縮機構部2は端板上にうず巻き状のラップ5aを
もつ非旋回スクロール5と、同じく端板上にうず巻き状
のラップ6aをもつ旋回スクロール6のラップ同士を組
み合わせた構成となっている。また、旋回スクロール6
とフレーム7との間には、旋回スクロール6の自転を防
止するオルダムリング8が設けられている。電動機3は
シャフト9を介して旋回スクロール6を旋回運動させる
ようになっている。シャフト9はフレーム7に設けられ
た主軸受10と下部軸受11とで支持され、その偏心ピ
ンは、旋回スクロール背面に設けられた旋回軸受12に
嵌合されている。
【0003】シャフト9内には主軸受10、下部軸受1
1及び旋回軸受12へ潤滑油を導く給油通路13が設け
られ、かつ、シャフト9の軸端には油溜り4の潤滑油を
吸い上げて、給油通路13へ送り込む給油装置が設けら
れている。
【0004】このスクロール圧縮機において、電動機3
によりシャフト9を介して旋回スクロール6が旋回駆動
されると、吸入配管14より吸入口15を通って吸入さ
れた冷媒ガスは、固定スクロール5と旋回スクロール6
との作用で圧縮される。この時、圧縮過程中の圧縮室か
ら冷媒ガスの一部が連絡孔16を通り、背圧室17に流
入する。このため、背圧室の圧力は吸入圧力と吐出圧力
の中間の圧力となり、旋回スクロール6を非旋回スクロ
ール5に押し付ける。
【0005】圧縮された冷媒ガスは非旋回スクロール5
の上部中心にある吐出ポート18より吐出され、フレー
ム7の外周部に設けられた軸方向(上下方向)の溝で構
成された通路19を通過し、電動機3を冷却し、吐出口
20を経て吐出配管21に流出する。吸入配管14及び
吐出配管21には、おのおのの圧力(吸入圧力、吐出圧
力)を電流又は電圧に変換する圧力素子である吸入セン
サ22及び吐出センサ23があり、集積回路24と電送
線25によって電気的に接続されている。
【0006】集積回路24では、吸入センサ22及び吐
出センサ23より送られた電気的信号より、それらの吸
入圧力及び吐出圧力に対する、背圧室17内の最適圧力
を演算する。一方、集積回路24は吸入圧力及び吐出圧
力及び、連絡孔16の位置等により、背圧室17内の実
際の圧力を演算する。一方、背圧室17と吐出配管21
とを接続するバイパス管27があり、そのバイパス管2
7には、液体力学的抵抗手段(本例ではキャピラリ管2
8)及び電磁弁26が設けられている。
【0007】集積回路24が演算した実際の圧力が最適
圧力より、ある一定レベル以上に低くなった時、集積回
路24は、電磁弁26を開け、吐出配管21と背圧室1
7を連通させる。それによって、吐出配管21内の冷媒
ガスの一部が背圧室17内に流入する。このため、背圧
室17内の圧力は、キャピラリ28の長さ及び内径に見
合った圧力上昇を生じ、最適圧力に近づき、旋回スクロ
ール6に対する、スクロール内の圧縮過程中のガスの押
し下げ力と、背圧室17内のガスによる押し上げ力が釣
り合い、旋回スクロール6が非旋回スクロール5より離
脱することなく運転される。
【0008】即ち、本例は、旋回スクロールの端板に両
スクロールによって形成される圧縮室と旋回スクロール
の背圧室17とを連絡する連絡孔16を設け、さらに背
圧室17と吐出配管21とを電磁弁及び抵抗手段を介し
た経路で連絡し、ある所定の吸入圧力、吐出圧力のいず
れかあるいは両方を感知して電磁弁を開き、背圧室17
の圧力を吐出圧力に比例して大きくする手段を設けたも
のである。
【0009】図7は従来技術の第2の例の図であり、特
公平7−56308号に開示されている車両用クラッチ
駆動ユニットのアクチュエータ部の制御系統図である。
これはスクロール圧縮機に関するものではないが、圧力
制御に利用可能な技術を含んでいるので引用した。
【0010】図において、このアクチュエータ部は、圧
縮性流体である空気が圧縮状態で蓄えられている圧力源
31と、流体圧シリンダ32と、第1及び第2常閉電磁
弁33,34を含んで成る圧力調節装置35とから成っ
ている。流体圧シリンダ32は、シリンダチューブ32
a内に収納されたピストン36を有し、同ピストン36
はばね37により矢印X方向にばね付勢されている。シ
リンダチューブ32aの室38は圧力調節装置35に連
結されており、第1常閉電磁弁33のみが開かれること
により圧力源31からの圧縮空気が室38に供給され
る。このようにして室38内の圧力が上昇しピストン3
6がばね37の力に抗して矢印Y方向に移動させられる
と、その作動桿39に連結されるクラッチリリースレバ
ーが操作され、クラッチを切り離す方向にクラッチの操
作が行なわれる。一方、第2常閉電磁弁34のみが開か
れると、室38は大気圧に開放され、ピストン36は矢
印X方向に移動し、クラッチを接続する方向にクラッチ
の操作が行なわれる。これらの電磁弁33,34の開閉
制御は、各励磁コイル33a,34aに印加されるパル
ス信号に応答して行なわれる。すなわち、駆動信号は、
第1常閉電磁弁33の開閉制御のための第1パルス信号
Paと、第2常閉電磁弁34の開閉制御のための第2パ
ルス信号Pbとから成り、クラッチを切り離し状態とす
る場合には、第1パルス信号Paを励磁コイル33aに
印加し、これにより第1パルス信号Paの波形に応じた
パターンで第1常閉電磁弁33を開閉し、圧縮空気圧を
間歇的に室38内に入れる。一方、クラッチを接続状態
とする場合には、第2パルス信号Pbを励磁コイル34
aに印加し、これにより第2パルス信号Pbの波形に応
じたパターンで第2常閉電磁弁34を開閉し、室38内
の圧力を間歇的に抜く動作が行なわれる。
【0011】即ち、本例は、圧縮性流体を用いたアクチ
ュエータとして、圧力源からの流体供給用電磁弁と、被
制御空間からの流体排出用電磁弁の、各々の開閉時間の
制御を行うものである。
【0012】従来技術の第3の例が実開平5−1457
9号に開示されている。これは、固定スクロールまたは
旋回スクロールを、その何れかの背面側に形成された背
圧室内に導入された流体の圧力により、他方のスクロー
ルに向って押付けるようにしたスクロール圧縮機におい
て、背圧室内の圧力変動を抑制し、かつ運転条件の変化
にかかわらず常に最適の背圧荷重を維持し、高効率運転
を可能にするために、固定スクロールと旋回スクロール
との接触面に荷重センサを設け、さらに同センサにより
検出された接触面の荷重が効率最適ゾーンに入るように
背圧室圧力をコントロールする弁を設けたものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来例では
次の欠点がある。 (1)吐出圧力部から背圧室へ供給された冷媒は両スク
ロールによって形成される密閉空間へ流入し、圧縮され
たうえで吐出されるため、消費動力が増加し効率が低下
する。 (2)背圧室の圧力は非旋回スクロールと旋回スクロー
ルによって形成される複数の密閉空間ごとの圧力と面積
により発生するスラスト力の総和に等しい力を背圧室面
積に作用し、発生するのに必要な圧力が望ましい。しか
し、背圧室へ供給される冷媒の圧力は予め設定された抵
抗手段の特性と背圧室とスクロールによって形成される
密閉空間を結ぶ連絡孔の抵抗により決定されるが第1の
支配項は吐出圧力である。また、吐出圧力は主に外気温
度によって決定され、吸入圧力は蒸発器温度によって決
定されるため吸入圧力と吐出圧力はおのおの独立して変
化する。前記のスクロールによって発生するスラスト力
は吸入圧力と吐出圧力との関数である。このように、背
圧室圧力の必要とされる圧力と実際の供給圧力に違いが
あるためラップ先端隙間の制御等が不完全となる。
【0014】上記第2の従来例をスクロール圧縮機に適
用した場合には、被制御空間としての背圧室の容積が極
めて小さいので、供給側電磁弁または排出側電磁弁の動
作による被制御空間圧力の応答が大きく供給圧力と排出
圧力の中間の任意圧力を作りだすことが出来ないという
欠点がある。
【0015】上記第3の従来例では、両スクロールの端
板の接触面の荷重センサ設置部の構造が複雑になるとい
う欠点がある。なお、この例を開示している文献には、
弁の構造は示されていない。
【0016】本発明は上述した技術の問題点を解決する
ことにより、簡単な構成でありながら効率が良く、背圧
室圧力をきめ細かく制御することのできるスクロール圧
縮機及びその背圧室制御弁を提供することを目的とする
ものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、次の特徴を有するスクロール圧縮
機、及びその背圧室圧力制御弁に関するものである。
【0018】(1) 対をなす非旋回スクロールと旋回
スクロールとを噛み合わせ、旋回スクロールを公転旋回
駆動することにより、両スクロール間に形成される圧縮
室の容積を順次減少させ、ガスを圧縮するスクロール圧
縮機において、少なくとも上記一方のスクロールの背面
に吸入圧力と吐出圧力との中間圧力を印加して、そのス
クロールを他方のスクロールに向けて軸方向に押圧する
背圧室を形成すると共に、同背圧室内に印加する中間圧
力を吸入圧力と吐出圧力との圧力比の関数で決まる目標
値に制御する圧力制御手段を備えたことを特徴とするス
クロール圧縮機。
【0019】(2) 上記圧力制御手段を、吸入圧力と
吐出圧力とを検出してその圧力比を演算すると共に、同
圧力比に基づいて所定の関数から上記目標値を演算し、
上記背圧室の圧力と比較のうえ制御信号を出力するコン
トローラと、同コントローラからの出力信号を受け上記
背圧室内に吐出ガスを設定量ずつ供給するか又は同背圧
室内のガスを設定量ずつ吸入側に排出して、上記背圧室
内の圧力を上記目標値へ近づける制御弁とで構成したこ
とを特徴とする上記(1)項に記載のスクロール圧縮
機。
【0020】(3) 上記制御弁を、3位置に移動可能
な弁体と、同弁体に設けられた設定容積の空洞部とを備
えて構成し、同空洞部を上記弁体の移動により、上記背
圧室、吸入側、及び吐出側に切替え接続し、1回の移動
毎に、上記空洞部の容積に相当する量のガスを上記背圧
室に給気し、或いは上記背圧室から排気することを特徴
とする上記(2)項に記載のスクロール圧縮機。
【0021】(4) 弁本体と、同弁本体内に3位置に
移動可能に設けられた弁体と、同弁体を3位置に移動さ
せるための駆動機構と、上記弁体に設けられた設定容積
を持つ空洞部と、上記弁本体に設けられ上記弁体が3位
置に移動したとき上記空洞部とそれぞれ別個に連通状態
となる3つの異なる圧力の接続口とを備え、上記弁体の
移動により、上記空洞部を上記接続口の何れかに接続し
た後、隣の他の接続口に切り替え接続することにより、
1回の切り替え移動毎に、上記弁体空洞部の容積に相当
する量のガスを移動させ、給気及び排気を行なうことを
特徴とするスクロール圧縮機の背圧室圧力制御弁。
【0022】(5) 上記駆動機構を一対の電磁コイル
とし、同一対の電磁コイルへの通電・非通電によって、
スライド移動可能な磁性材からなるキャリアに上記弁体
を保持させ、同弁体を上記電磁コイルへの通電制御によ
って3位置にスライド移動可能としたことを特徴とする
上記(4)項に記載のスクロール圧縮機の背圧室圧力制
御弁。
【0023】(6) 上記駆動機構をステッピングモー
タとし、上記弁体を同ステッピングモータの回転軸に取
り付け、同弁体を上記ステッピングモータの回転制御に
より3位置に回転移動可能としたことを特徴とする上記
(4)項に記載のスクロール圧縮機の背圧室圧力制御
弁。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態に係
る密閉スクロール圧縮機の要部縦断面図であり、背圧制
御系統図である。先ず、圧縮機部の構成について述べ
る。図において、41は密閉ハウジング、42は同ハウ
ジングの側部に設けられている吸入口、43はハウジン
グの頂部に設けられているデイスチャージカバー、44
は同カバーに設けられている吐出口、45はハウジング
に固定保持されているフレームである。51は非旋回ス
クロール、52はその端板、53は同端板に設けられて
いる渦巻状ラップ、54は前記端板に設けられている吐
出ポートである。61は旋回スクロール、62はその端
板、63は同端板に設けられている渦巻状ラップ、64
は同端板に設けられているボスである。上記両スクロー
ルの渦巻状ラップは互に噛み合って内部に圧縮室65を
形成する。71はシャフト、72はフレームに設けられ
ている上部軸受であり、図示していない下部軸受と共に
シャフト71を回転可能に支持している。前記シャフト
は図示していない電動モータによって駆動される。73
は前記シャフトの先端部に設けられている偏心ピン、7
4は前記旋回軸受のボス64に設けられ、偏心ピンが嵌
装されている旋回軸受、75はフレーム45に設けら
れ、前記旋回スクロールのスラストを受けるスラスト軸
受、76は前記フレームと旋回スクロールとの間に設け
られ、旋回スクロールの自転を阻止し公転を許容するオ
ルダムリングである。81はフレームに設けられ前記非
旋回スクロールを浮動支持する浮動支持部、82は非旋
回スクロール51とデイスチャージカバー43との間に
設けられている背圧室、83は背圧室に圧力を供給する
ためにデイスチャージカバーに設けられている背圧室連
通孔である。
【0025】この圧縮機においては、シャフト71の回
転により偏心ピン73とオルダムリング76の作用によ
って旋回スクロールを公転旋回させる。冷媒ガスは吸入
口42から吸入され、図示していない通路を経て両スク
ロール噛み合い部の外周から圧縮室へ入り、圧縮室の内
方移動によって圧縮され、吐出ポート54、吐出口44
を経て外部へ吐出される。冷媒の圧縮過程において、圧
縮された冷媒ガスの圧力によって非旋回スクロールと旋
回スクロールとは互に離れる方向に移動し、圧縮効率を
低下させる。これを防止するために外部から背圧室連通
孔83を経て背圧室82へガス圧を供給し、浮動支持さ
れている非旋回スクロールを旋回スクロールへ押し付け
る。
【0026】次に背圧室圧力制御系の構成について述べ
る。図1において、100は背圧制御弁、101は吐出
口44に連る吐出配管、102は吸入口42に連る吸入
配管、103は吐出配管101と制御弁100とを結ぶ
供給管、104は吸入配管102と制御弁100とを結
ぶ排出管、105は背圧室82に連る背圧室連通孔83
と制御弁100とを結ぶ背圧管、110はコントロー
ラ、111は吐出管101に連る吐出圧力検出手段、1
12は吸入配管102に連る吸入圧力検出手段、113
は背圧管105に連る背圧室圧力検出手段、114はコ
ントローラ110から制御弁100へ指令信号を送る制
御信号出力手段である。
【0027】本制御系は、吐出圧力検出手段111で検
出された吐出圧力と吸入圧力検出手段112で検出され
た吸入圧力との中間圧力を、吐出配管と吸入配管とに連
る背圧制御弁100を介して背圧室82へ供給し、浮動
支持されている非旋回スクロール51を旋回スクロール
61の方へ押し付けるものである。背圧室に印加する中
間圧力の目標値は、吐出圧力と吸入圧力との圧力比の関
数として、コントローラ110で演算し、背圧室の実際
の圧力がこの目標値に達しているかどうかを背圧室圧力
検出手段113で検出して目標値に一致するようコント
ローラ110によって制御するものである。
【0028】図2は上記背圧制御弁100の第1の形態
の二面図であり、(a)は縦断面図、(b)は水平断面
図である。これは3位置切り替え電磁弁である。図にお
いて103は前述の供給管、104は排出管、105は
背圧管である。201は供給弁の筒体、202は前記供
給管103に連る筒体201の蓋、203は弁ポートで
あり、その内周縁は弁座となっている。204はボール
弁、205はボール弁を弁座に押し付けるばねである。
以上の各部によって供給弁206が構成されている。供
給弁206と対称の位置に、対称な形の排出弁206’
が構成されている。排出弁206’は供給弁206の各
部と対応する筒体201’、蓋202’、弁ポート20
3’、ボール弁204’ばね205’から構成されてい
る。
【0029】211は上記両側の筒体201,201’
を連結するシリンダ、212は同シリンダの内面の下側
に固定されているベースである。213はベースの中央
に設けられている貫通孔であり、その下端は前記背圧管
105に連通している。図(b)に示されている21
4,214’は貫通孔213を挟んで対称な位置に設け
てある溝であり、その両端はシリンダ211の内部空間
に開口している。221はシリンダ211の内部で軸方
向に移動できるようにゆるやかに嵌装されているキャリ
ヤであり、磁性材料で作られている。222は同キャリ
ヤの凹部にゆるやかに嵌装されているスライド弁、22
3は同スライド弁をベース212の方へ押し付ける作用
を持つ押さえばね、224はスライド弁222の中央に
設けられている空洞、225,225’はキャリヤ22
1の両側に設けてあるロッド、226,226’はキャ
リヤ221と左右の筒体201,201’との間に設け
てある平衡ばねである。後述の電磁コイル非通電時に
は、この平衡ばねによってキャリヤ221はその左右の
力が平衡し、シリンダ211内で中央に位置を占め、空
洞224とベースの貫通孔213とが対向する。227
はシリンダ内に形成されている中央弁室である。これ
は、両側の弁ポート203と203’とで両端が限界さ
れる空間である。図においてベースおよびキャリヤの左
右の空間はベース212およびキャリヤ221の側部で
連通しているので、ベースおよびキャリヤの左右の空間
は一体の中央弁室227となっている。前記のキャリヤ
221はこの中央弁室227内に緩やかに嵌装されてい
るので、中央弁室内で図の左右方向に移動可能である。
また溝214,214’のそれぞれの両端は常時中央弁
室内空間に開口している。231,231’はシリンダ
側部に設けてある一対の電磁コイルである。
【0030】この3位置切り替え電磁弁において、上記
2個の電磁コイルは、通電されないか、又は通電される
場合は常に片側だけ選択的に通電される。これによっ
て、この電磁弁は3通りの状態をとることが出来る。
【0031】(1) 非通電:図2は電磁コイルの非通
電状態を示している。キャリヤ221は平衡ばね22
6,226’の作用によって中央弁室227の中央に位
置し、スライド弁222の空洞224とベース212の
貫通孔213とは連通している。貫通孔213はスクロ
ール圧縮機の背圧室82に連通している孔である。
【0032】(2) 図2の右側電磁コイル231への
通電:この時は、シリンダ211とキャリヤ221との
間のギャップに磁力が作用し、キャリヤが図の右方向に
移動し、スライド弁222の空洞224がベース212
の溝214と重なった位置で停止する。この時、ロッド
225によりボール弁204が右方に押されて弁座から
離れ、弁ポート203が開く。これによって中央弁室2
27は吐出配管101(図1)と連通し、中央弁室22
7の圧力は吐出圧力(高圧)となり、スライド弁の空洞
224の圧力は溝214を介して吐出圧力(高圧)とな
る。この時、背圧室82(図1)に連る貫通孔213は
スライド弁222によって封鎖されている。
【0033】(3) 図2の左側電磁コイル231’へ
の通電:この時は、シリンダ211とキャリヤとの間の
ギャップに磁力が作用し、キャリヤ221が図の左方向
に移動し、スライド弁222の空洞224がベース21
2の溝214’と重なった位置で停止する。この時、ロ
ッド225’によりボール弁204’が左方に押されて
弁座から離れ、弁ポート203’が開く。これによって
中央弁室227は吸入配管102(図1)と連通し、中
央弁室227の圧力は吸入圧力(低圧)となり、スライ
ド弁の空洞224の圧力は溝214’を介して吸入圧力
(低圧)となる。この時背圧室82(図1)に連る貫通
孔213はスライド弁222によって封鎖されている。
【0034】以上の3種類の動作によって、空洞224
は非通電時は背圧室と連通し、電磁コイル231通電時
は吐出配管と、電磁コイル231’通電時には吸入配管
と連通する。この動作を隣合う二つの静止位置の間で行
うことによって、背圧室へ吐出圧力の冷媒を空洞224
の容積分供給して加圧したり、空洞224の容積分の背
圧室圧力の冷媒を背圧室から排出して減圧することが可
能である。この操作を繰り返し行うことによって、冷媒
を少量づつ背圧室に供給し或いは背圧室から排出して、
背圧室圧力を吐出圧力と吸入圧力の間の任意の圧力にす
ることができる。
【0035】図3は上記背圧制御装置の機能ブロック図
である。吐出圧力検出手段111によって吐出圧力Pd
を、吸入圧力検出手段112によって吸入圧力Psを検
出し、コントローラ110内で圧力比φ=Pd/Psお
よび背圧室目標値Pmo =f(φ)を算出してこれを記
憶し、この記憶したPmo と、背圧室圧力検出手段11
3によって検出した背圧室の実際の値Pmとを比較し、
背圧室の実際の圧力Pmが目標値Pmo に近づくように
制御信号出力手段114を介して背圧制御弁100へ制
御信号を出す。弁駆動手段は電磁コイル231,23
1’である。上記背圧室圧力の目標値Pmo は、圧力比
φに関する上に凸の2次関数; Pmo =aφ2 +bφ+c,a<0 で与えられるものである。
【0036】図4は上記機能によって行われる制御のフ
ローチャートである。吐出圧力Pd及びPsの検出、圧
力比φの演算、背圧室圧力の目標値Pmo の演算が行わ
れ、背圧室の圧力Pmが検出され、その差ΔPm=Pm
−Pmo が求められる。ΔPmが所定誤差εより大き
く、且つ正(実際値が目標値より大)である時は、背圧
制御弁を排出側に駆動する。ΔPmが所定誤差εより大
きく、且つ負(実際値が目標値より小)である時は、背
圧制御弁を供給側に駆動する。上記各場合共、背圧室圧
力Pmの検出を行い、背圧室圧力が目標値の誤差内に収
まる(|ΔPm|≦ε)まで繰り返す。背圧室圧力が目
標値の誤差内に収まった場合には、圧縮機の吐出圧力P
d、吸入圧力Psの変動に備えてフローチャートの最初
に戻って上記のプロセスを繰り返す。
【0037】図5は上記実施例(図1)における背圧制
御弁100の第2の形態の二面図であり、(a)は縦断
面図、(b)は(a)のA−A断面図である。この制御
弁は3位置切り替えステッピングモータ駆動式の電動弁
である。図において、上半部は駆動モータ部、下半部は
弁部である。
【0038】上半部の駆動モータ部において、301は
モータ部容器、302はモータのステータ、303はモ
ータのロータ、304はシャフト、305はシャフトを
支えるボール軸受、306はモータに電流を供給する電
線である。これらのものによって駆動モータ部が構成さ
れている。
【0039】下半部の弁部において、311は弁部の容
器、312は弁部容器下部に接続されている供給管10
3であり、その他端は吐出配管101(図1)に連通し
ている。105は背圧室82(図1)に連通する背圧管
である。図(a)には示されていないが、図(b)には
供給管103と背圧管105と共に、点線で排出管10
4の接続位置も示されている。供給管103、排出管1
04、背圧管105は、それぞれ弁部容器底面の連通孔
103’,104’,105’によって弁部容器内部へ
開口している。図(a)において、312は弁部容器内
部に設けてあるデイスクである。このデイスクはモータ
のシャフト304に接続され駆動される。313は弁部
容器内底面の中央に固定されているピボットであり、デ
イスク312の下面の凹穴に挿入され、デイスクの回転
中心を保持している。314は弁部容器内底面の外周近
くに固定されているストッパであり、図(b)に示され
ている切欠き315に係合して、デイスク312の回転
を規制する。図(b)において、デイスク312には、
前述のモータへの非通電状態において背圧管連通孔10
5’に対応する位置に空洞316が設けてある。
【0040】ステッピングモータは極数で限定された角
度を単位として、供給されたパルス状電圧の数だけ回転
するものである。シャフト304はこの回転角に対応す
る角度を回動するので、デイスク312も同じ角度だけ
回動する。またステッピングモータに供給するパルス状
電圧の位相差の正逆を変えることによって回転方向を正
逆変更することができる。これらの機能を利用して、デ
イスク下面の空洞316を供給管連通孔103’、排出
管連通孔104’背圧管連通孔105’のいずれかに対
応させることができる。この操作によって、前述の第1
の例の場合と同じく、背圧室82内の冷媒を増減させ、
背圧室の圧力を適切に制御することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明においてはコントローラによって
各部分の圧力を検出しながら制御される3位置切り替え
電磁弁や3位置切り替え電動弁によって、予め規定され
た小さな空洞の移動により背圧室に吐出圧力の冷媒を供
給し、または同量の背圧室圧力の冷媒を排出するので、
背圧室圧力を任意に制御し、旋回スクロールと非旋回ス
クロールのラップの隙間を適正に保ち、スクロール圧縮
機を良好な状態で運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るスクロール圧縮機
の縦断面図と背圧室圧力制御系統図。
【図2】上記実施形態における背圧室圧力制御弁とその
駆動部の第1の形態を示す図であり、(a)は縦断面
図、(b)は水平断面図。
【図3】上記実施形態における機能ブロック図。
【図4】上記実施形態における制御フローチャート
【図5】上記実施形態における背圧室圧力制御弁とその
駆動部の第2の形態を示す図であり、(a)は縦断面
図、(b)は(a)のA−A断面図。
【図6】従来技術の第1の例の図であり、スクロール圧
縮機の縦断面図と背圧室圧力制御系統図。
【図7】従来技術の第2の例の図であり、車両用クラッ
チ駆動ユニットのアクチュエータ部の制御系統図。
【符号の説明】
41 ハウジング 42 吸入口 43 デイスチャージカバー 44 吐出口 45 フレーム 51 非旋回スクロール 52 端板 53 渦巻状ラップ 61 旋回スクロール 62 端板 63 渦巻状ラップ 64 ボス 65 圧縮室 81 浮動支持部 82 背圧室 83 背圧室連通孔 100 背圧制御弁 101 吐出配管 102 吸入配管 103 供給管 103’ 供給管連通孔 104 排出管 104’ 排出管連通孔 105 背圧管 105’ 背圧管連通孔 110 制御装置(コントローラ) 111 吐出圧力検出手段 112 吸入圧力検出手段 113 背圧室圧力検出手段 114 制御信号出力手段 201,201’ 筒体 202,202’ 蓋 203,203’ 弁ポート 204,204’ ボール弁 205,205’ ばね 211 シリンダ 212 ベース 213 貫通孔 214,214’ 溝 221 キャリヤ 222 スライド弁 223 押さえばね 224 空洞 225,225’ ロッド 226,226’ 平衡ばね 227 中央弁室 301 モータ部容器 302 ステータ 303 ロータ 304 シャフト 305 ボール軸受 306 電線 311 弁部容器 312 デイスク 313 ピボット 314 ストッパ 315 切欠き 316 空洞

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなす非旋回スクロールと旋回スクロ
    ールとを噛み合わせ、旋回スクロールを公転旋回駆動す
    ることにより、両スクロール間に形成される圧縮室の容
    積を順次減少させ、ガスを圧縮するスクロール圧縮機に
    おいて、少なくとも上記一方のスクロールの背面に吸入
    圧力と吐出圧力との中間圧力を印加して、そのスクロー
    ルを他方のスクロールに向けて軸方向に押圧する背圧室
    を形成すると共に、同背圧室内に印加する中間圧力を吸
    入圧力と吐出圧力との圧力比の関数で決まる目標値に制
    御する圧力制御手段を備えたことを特徴とするスクロー
    ル圧縮機。
  2. 【請求項2】 上記圧力制御手段を、吸入圧力と吐出圧
    力とを検出してその圧力比を演算すると共に、同圧力比
    に基づいて所定の関数から上記目標値を演算し、上記背
    圧室の圧力と比較のうえ制御信号を出力するコントロー
    ラと、同コントローラからの出力信号を受け上記背圧室
    内に吐出ガスを設定量ずつ供給するか又は同背圧室内の
    ガスを設定量ずつ吸入側に排出して、上記背圧室内の圧
    力を上記目標値へ近づける制御弁とで構成したことを特
    徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 上記制御弁を、3位置に移動可能な弁体
    と、同弁体に設けられた設定容積の空洞部とを備えて構
    成し、同空洞部を上記弁体の移動により、上記背圧室、
    吸入側、及び吐出側に切替え接続し、1回の移動毎に、
    上記空洞部の容積に相当する量のガスを上記背圧室に給
    気し、或いは上記背圧室から排気することを特徴とする
    請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 弁本体と、同弁本体内に3位置に移動可
    能に設けられた弁体と、同弁体を3位置に移動させるた
    めの駆動機構と、上記弁体に設けられた設定容積を持つ
    空洞部と、上記弁本体に設けられ上記弁体が3位置に移
    動したとき上記空洞部とそれぞれ別個に連通状態となる
    3つの異なる圧力の接続口とを備え、上記弁体の移動に
    より、上記空洞部を上記接続口の何れかに接続した後、
    隣の他の接続口に切り替え接続することにより、1回の
    切り替え移動毎に、上記弁体空洞部の容積に相当する量
    のガスを移動させ、給気及び排気を行なうことを特徴と
    するスクロール圧縮機の背圧室圧力制御弁。
  5. 【請求項5】 上記駆動機構を一対の電磁コイルとし、
    同一対の電磁コイルへの通電・非通電によって、スライ
    ド移動可能な磁性材からなるキャリアに上記弁体を保持
    させ、同弁体を上記電磁コイルへの通電制御によって3
    位置にスライド移動可能としたことを特徴とする請求項
    4に記載のスクロール圧縮機の背圧室圧力制御弁。
  6. 【請求項6】 上記駆動機構をステッピングモータと
    し、上記弁体を同ステッピングモータの回転軸に取り付
    け、同弁体を上記ステッピングモータの回転制御により
    3位置に回転移動可能としたことを特徴とする請求項4
    に記載のスクロール圧縮機の背圧室圧力制御弁。
JP35024996A 1996-12-27 1996-12-27 スクロール圧縮機及びその背圧室圧力制御弁 Withdrawn JPH10184568A (ja)

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