JP6689640B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP6689640B2
JP6689640B2 JP2016060610A JP2016060610A JP6689640B2 JP 6689640 B2 JP6689640 B2 JP 6689640B2 JP 2016060610 A JP2016060610 A JP 2016060610A JP 2016060610 A JP2016060610 A JP 2016060610A JP 6689640 B2 JP6689640 B2 JP 6689640B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
chamber
back pressure
thrust
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016060610A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017172504A (ja
Inventor
宏 本田
宏 本田
芳夫 小和田
芳夫 小和田
淳夫 手島
淳夫 手島
好信 前村
好信 前村
美早子 冠城
美早子 冠城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Holdings Corp
Original Assignee
Sanden Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Holdings Corp filed Critical Sanden Holdings Corp
Priority to JP2016060610A priority Critical patent/JP6689640B2/ja
Priority to PCT/JP2017/008762 priority patent/WO2017163836A1/ja
Publication of JP2017172504A publication Critical patent/JP2017172504A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6689640B2 publication Critical patent/JP6689640B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

本発明はスクロール圧縮機に関し、例えば車両用空調装置に使用して好適なスクロール圧縮機に関する。
スクロール圧縮機は、ケーシング内に、回転駆動されるシャフト、潤滑油を含む作動流体の吸入室、及び吐出室備え、シャフトに連結された可動スクロールが固定スクロールに対し公転旋回運動することにより、作動流体の吸入、圧縮、吐出の一連のプロセスを実施する。また、スクロール圧縮機には、可動スクロールの端板の背面に摺動されるスラストプレートと、作動流体の圧縮反力により発生する可動スクロールのスラスト荷重を受けるスラスト受け部と、スラストプレートとスラスト受け部との間に形成された背圧室と有するものが知られている。
背圧室は、上記スラスト荷重に抗してスラストプレート、すなわち可動スクロールの背面を固定スクロールに対して押圧付勢する背圧を生じ、上記スラスト荷重に抗する上記背圧を含む背圧荷重を制御することが一般に行われている。
そして、特許文献1には、旋回スクロール(可動スクロール)の背圧室を第1及び第2スラストリングにより、駆動室(吸入室)に連通する第1背圧室と、第1背圧室とは独立した第2背圧室とに区画し、第2背圧室の圧力を運転モード(暖房運転、冷房運転)に応じて作動流体の吐出圧又は吸入圧に切り換えるスクロール圧縮機が開示されている。これにより、いずれの運転時においても可動スクロールに適正な背圧を付与することができるとされている。
特開2002−21753号公報
特許文献1では、運転モードに応じた第2背圧室の圧力の切り替えは、スクロール圧縮機が組み込まれる冷凍サイクル(冷媒回路)に設けた四方弁にて行われる。これでは、冷媒回路の回路構成が複雑になる。また、冷媒回路を構成する室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器などを流れた後の冷媒により、背圧室の圧力が切り換えられることとなり、スクロール圧縮機単独で背圧室の制御を完結することができない。従って、スクロール圧縮機の運転範囲が広範囲になると、背圧室の背圧制御の応答性が悪化し、可動スクロールのスラスト荷重に抗する適正な背圧荷重を維持できないおそれがある。
具体的には、背圧荷重が過大になると、スクロール圧縮機の機械的損失が増大し、ひいてはスクロール圧縮機の耐久性が悪化する。一方、背圧荷重が不足すると、スクロール圧縮機にて作動流体の圧縮室の形成が適正に行われず、スクロール圧縮機の圧縮効率低下による性能悪化を招きかねない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運転範囲に拘わらず、可動スクロールのスラスト荷重に抗する背圧荷重を適正に維持し、耐久性向上及び性能向上を実現することができるスクロール圧縮機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のスクロール圧縮機は、ケーシング内に、回転駆動されるシャフト、潤滑油を含む作動流体の吸入室、及び吐出室を備え、シャフトに連結された可動スクロールが固定スクロールに対し公転旋回運動することにより、作動流体の吸入、圧縮、吐出の一連のプロセスを実施するスクロール圧縮機であって、可動スクロールの端板の背面に摺動されるスラストプレートと、作動流体の圧縮反力により発生する可動スクロールのスラスト荷重を受けるスラスト受け部と、スラストプレートとスラスト受け部との間に形成され、スラスト荷重に抗してスラストプレートを固定スクロールに対して押圧付勢する背圧を生じる背圧室と、スラスト荷重に抗する背圧を含む背圧荷重を制御する背圧制御機構とを備え、背圧制御機構は、吐出室と背圧室とを連通し、作動流体の吐出圧が作用する高圧流体が流れる高圧流路と、吐出室と背圧室とを連通し、高圧流体から減圧された中圧流体を背圧室に供給する中圧流路と、背圧室に区画され、高圧流路が開口された高圧室と、背圧室の高圧室よりもシャフト側に区画され、中圧流路が開口された中圧室と、高圧流路と中圧流路とを連通し、高圧流路の高圧流体を中圧流路に供給する連通流路と、連通流路を開閉し、高圧流路の圧力を調整する調整弁とを有することを特徴とする。
好ましくは、調整弁は、高圧流路と中圧流路との差圧に応じて連通流路を開閉する。
好ましくは、調整弁は、差圧が所定の設定上限圧以下となるときに閉である一方、差圧が設定上限圧より大きくなるときに開となり、高圧流路が少なくとも中圧流路の圧力よりも大きく且つ設定上限圧以下の圧力となるまで開状態を維持する。
好ましくは、背圧制御機構は、スラスト受け部に形成され、高圧流路が開口されて高圧流体が供給される環状の高圧流体供給溝と、高圧流体供給溝に嵌入され、背圧室にて高圧流体が供給される高圧室を画定するとともに、高圧流体の圧力を受けてスラスト荷重に抗する方向の押圧力でスラストプレートを押圧する環状の押圧シール部材とをさらに備える。
本発明のスクロール圧縮機によれば、運転範囲に拘わらず、可動スクロールのスラスト荷重に抗する背圧荷重を適正に維持し、耐久性向上及び性能向上を実現することができるスクロール圧縮機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るスクロール圧縮機の全体構造を示す断面図である。 図1の背圧室の背圧が適正状態の背圧制御機構を模式的に示した図である。 図2の背圧室の背圧が過大状態の背圧制御機構を模式的に示した図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明のスクロール圧縮機1の全体構造の断面図を示す。なお、以下の説明では、スクロール圧縮機1の作動流体の吸入側、吐出側(それぞれ、図1において左側、右側)を、それぞれスクロール圧縮機1の前側、後側と規定している。
スクロール圧縮機1は、円筒状のケーシングの内部に、主要構成要素である固定スクロール2、可動スクロール3、シャフト4及び電動機5を収容した構造を有している。
スクロール圧縮機1の圧縮機構を構成する固定スクロール2と可動スクロール3とは、スクロール圧縮機1の軸方向(中心軸CLの方向)で対向して配置されている。
固定スクロール2は、円板状の端板2aと、端板2aに一体形成された渦巻きラップ2bとから構成されており、同様に、可動スクロール3も、円板状の端板3aと、端板3aに一体形成された渦巻きラップ3bとから構成されている。
両スクロール2、3は、両渦巻きラップ2b、3bを噛み合わせた状態で、固定スクロール2の渦巻きラップ2bの軸方向先端部が可動スクロール3の端板3aに接触し、可動スクロール3の渦巻きラップ3bの軸方向先端部が固定スクロール2の端板2aに接触するように、それぞれ配設されている。なお、両渦巻きラップ2b、3bの軸方向先端部には、チップシールが埋設されている(図1においては、渦巻きラップ2bの軸方向先端部に埋設されたチップシール2cのみ図示している)。
また、両スクロール2、3は、両渦巻きラップ2b、3bの位相が互いに180度ずれた状態で、両渦巻きラップ2b、3bの側面が部分的に接触するように配設されている。これにより、両渦巻きラップ2b、3b間に、密閉空間である圧縮室Cが形成される。
可動スクロール3は、端板3aの背面3a1(渦巻きラップ3bが形成された面とは反対側の面)に設けられた円筒状のボス部3cにおいてシャフト4と連結されている。
可動スクロール3は、シャフト4と図示を省略した自転阻止機構の作用により、中心軸CLの回りを、自転阻止された状態で公転旋回運動する。これにより、両渦巻きラップ2b、3b間に形成される圧縮室Cは、渦巻きラップ2b、3bの外端部から中心部へ向かって移動し、その容積が次第に減少する。これにより、渦巻きラップ2b、3bの外端部から圧縮室C内に取り込まれた作動流体(例えば冷媒ガス)が圧縮される。
固定スクロール2の端板2aの径方向中心部には、端板2aを貫通する吐出孔2dが設けられている。圧縮室C内で圧縮された作動流体は、吐出孔2dを経て、固定スクロール2の端板2aの背面2a1(渦巻きラップ2bが形成された面とは反対側の面)側へ吐出される。吐出孔2dの出口には、リード弁などの一方向弁2eが設けられており、作動流体が圧縮室Cへと逆流することを防止している。
スクロール圧縮機1のケーシングは、フロントケーシング6と、センターケーシング7と、リアケーシング8とから構成されている。フロントケーシング6とセンターケーシング7、センターケーシング7とリアケーシング8は、それぞれ、各ケーシングの軸方向端面において、図示しない締結具(ボルト・ナット等)により締結されている。
フロントケーシング6は、略円板状に形成された端壁部6aと、端壁部6aの外周縁部から軸方向後方へ延びる略円筒状の外殻部6bと、端壁部6aの径方向中心部近傍に設けられた円筒状の軸受支持部6cとから構成されている。これにより、フロントケーシング6の内部には、前端が端壁部6aにより閉鎖され後端が開放された吸入室Sが形成されている。
センターケーシング7は、略円筒状に形成された外殻部7aと、外殻部7aから径方向内方かつ軸方向前方へ延出した略円錐台状の軸受支持部7bとから構成されている。センターケーシング7の外殻部7aの内側且つ軸受支持部7bの後方に、固定スクロール2及び可動スクロール3が収容されている。また、軸受支持部7bの前端部近傍には、シャフト4を回転可能に支持する転がり軸受7cが嵌合されている。
リアケーシング8は、センターケーシング7との間に固定スクロール2の端板2aの外周縁部を挟んだ状態で、センターケーシング7に締結されている。リアケーシング8の径方向中央部には凹部が形成されており、この凹部に固定スクロール2の端板2aで区画された吐出室8aが形成される。
シャフト4は、電動機5により回転駆動され、これにより、中心軸CLの周りに可動スクロール3を公転旋回運動させる機能を有している。シャフト4は、シャフト本体4aと、シャフト本体4aの後端面4bから可動スクロール3側へ突出する偏心ピン部4cとから構成されている。シャフト本体4aは、その前端部が、フロントケーシング6の軸受支持部6cの内周に嵌合されたすべり軸受6dにより回転可能に支持されると共に、後端面4bの近傍において、センターケーシング7の軸受支持部7bの内周に嵌合された転がり軸受7cによって回転可能に支持されている。
偏心ピン部4cの外周には偏心ブッシュ4dが嵌合固定されている。一方、可動スクロール3の背面3a1に設けられた円筒状のボス部3cの内周には、すべり軸受3eが嵌合固定されている。そして、偏心ブッシュ4dがすべり軸受3eの内周に嵌合されることにより、シャフト4と可動スクロール3とが、互いに摺動可能に連結されている。
シャフト本体4aの後端面4bと転がり軸受7cとの間の部位には、カウンタウェイト4eが嵌合固定されている。カウンタウェイト4eの重心は、偏心ピン部4cに対して位相が180度ずれた位置にある。このため、シャフト4の回転に伴って可動スクロール3が公転旋回運動したとき、カウンタウェイト4eは、中心軸CLの周りに発生するアンバランス荷重を相殺し、シャフト4に過大な振動が発生することを防止している。
フロントケーシング6の内部に形成された吸入室Sには、シャフト4を回転駆動するための電動機5が収容されている。電動機5は、ステータ5aとロータ5bとから構成されている。ステータ5aは円筒状に形成されており、フロントケーシング6の外殻部6bの内周にしまり嵌めされている。ロータ5bも円筒状に形成されており、シャフト4の外周にしまり嵌めされている。ステータ5aとロータ5bとは、その間に微小な径方向間隙を保った状態で同軸に配置されており、ステータ5a内に設けられた図示しないコイルに外部から電流を供給することにより、ロータ5bが回転する。
フロントケーシング6の外殻部6bの開放された後端部の近傍には、図示しない吸入孔が設けられており、吸入ポート6sを経て供給された作動流体は、吸入孔を経てフロントケーシング6内部の吸入室Sに吸入される。吸入された作動流体は、外殻部6bの開放された後端部を経てセンターケーシング7の内部へ流入し、軸受支持部7bに設けられた図示しない流体流通孔を経て、両渦巻きラップ2b、3bの外端部の吸入室7sへ導入され、渦巻きラップ2b、3bの外端部側から圧縮室C内に取り込まれ、圧縮される。圧縮された作動流体は、固定スクロール2の端板2aの径方向中心部に設けられた吐出孔2dを経て、吐出室8aへ吐出され、そこから図示しない吐出ポートを介して外部に導出される。
センターケーシング7の軸受支持部7bの可動スクロール3側には、径方向に延在する平面状のスラスト受け部7eが形成されている。スラスト受け部7eと可動スクロール3の端板3aとの間には、円環状のスラストプレート9が配設されている。スラストプレート9は、可動スクロール3の端板3aの背面3a1に摺動され、可動スクロール3の端板3aの背面3a1との間に後述する背圧室10を形成する。
スラストプレート9の外周部と、軸受支持部7bの外周部及び可動スクロール3の端板3aの外周部との間には、それぞれ、円環状のシール部材7f、3dが介装されている。
リアケーシング8の鉛直方向下部には、油分離壁8bが設けられている。一方、固定スクロール2の端板2aの背面側にも、この油分離壁8bと軸方向に略対向する部位に油分離壁2fが設けられている。リアケーシング8の両油分離壁8b、2fの鉛直方向下部には貯油室8cが形成されている。
固定スクロール2の端板2aに設けられた吐出孔2dから吐出室8aへ吐出された作動流体は、スクロール圧縮機1の各軸受や摺動面を潤滑するための潤滑油を含有している。この潤滑油は、吐出室8aの内壁及び油分離壁8b、2fに衝突し、これらの壁に付着することにより、作動流体から分離される。分離された潤滑油は、重力の作用により、貯油室8cへと流下して貯油室8cに貯留される。
リアケーシング8の内部の鉛直方向下部には高圧油供給流路8dが穿設されている。高圧油供給流路8dの一端は、貯油室8cの鉛直方向最下部に開口している。高圧油供給流路8dの他端は、リアケーシング8のセンターケーシング7との接合端面における鉛直方向下部に設けられた油マニホールド8eまで延在している。
リアケーシング8内の吐出室8aにおいて作動流体と分離され、貯油室8cに貯留された潤滑油は、スクロール圧縮機1の吐出圧が作用した高い圧力を有する高圧油である。この高圧油は、リアケーシング8に穿設された高圧油供給流路8dに導入され、リアケーシング8とセンターケーシング7との接合端面に設けられた油マニホールド8eに至る。
センターケーシング7の外殻部7aの鉛直方向下部から軸受支持部7bに向けて、油マニホールド8eと背圧室10とを連通する高圧油供給流路(高圧流路)7d及び中圧油供給流路(中圧流路)7mが穿設されている。なお、図1においては、高圧油供給流路7d及び中圧油供給流路7mを、周方向の同一位置に穿設されているように図示しているが、これらは、周方向の異なる位置に穿設される場合もある。
高圧油供給流路7d及び中圧油供給流路7mの各一端は、センターケーシング7のリアケーシング8との接合端面に開口し、外殻部7aの内部を軸方向前方へ延在する軸方向流路部分と、軸方向流路部分の前方端から軸受支持部7bの内部を径方向内方へ延在する径方向流路部分とを有している。
高圧油供給流路7dの他端は、径方向流路部分の前方端から軸方向後方へ延在する別の軸方向流路部分を経て背圧室10に開口している。一方、中圧油供給流路7mの他端は、径方向流路部分の末端において背圧室10に開口している。また、中圧油供給流路7mの軸方向流路部分には、その入口開口に供給される高圧油の圧力を少なくとも吸入室Sが作用する低圧よりも大となる中圧油にまで減圧するオリフィス(中圧油減圧機構)7nが埋設されている。
油マニホールド8eに供給された高圧油は、高圧油供給流路7d及び中圧油供給流路7mに流入する。なお、高圧油供給流路8dは、高圧油供給流路7dに連通するもの、中圧油供給流路7mに連通するものをそれぞれ1本ずつ、計2本設けてもよく、この場合、油マニホールド8eを設ける必要はない。
シャフト本体4aには、その後端面4bから軸方向前方へ向かって穿設された第1油流路4hと、その前端面から軸方向後方へ向かって穿設された第2油流路4jとが設けられている。
シャフト本体4aの後端面4bから偏心ピン部4cが突出しているため、第1油流路4hは、中心軸CL上ではなく、中心軸CLから偏心した位置に延在している。一方、第2油流路4jは、中心軸CL上に延在している。第1及び第2油流路4h、4jは互いに連通し、全体として、シャフト本体4aの後端面4bにて背圧室10に連通した油流路を形成している。また、第2油流路4jの前方端にはオリフィス4kが埋設されている。オリフィス4kは、上記油流路の圧力を背圧室10と同様になるように維持している。
また、シャフト本体4aにおける転がり軸受7cの前方の位置にはシールリング4fが嵌合されている。シールリング4fの外周面に設けられた溝には、円環状のシール部材4gが嵌合されている。シール部材4gは、センターケーシング7の軸受支持部7bの内周面に摺動し、これにより、背圧室10と吸入室Sとの間がシールされる。
以上のように構成されたスクロール圧縮機1においては、圧縮室C内の圧力と、背圧室10の背圧との差圧に起因して、可動スクロール3を固定スクロール2から引き離す方向(図1において左向き)のスラスト荷重が作用する。このスラスト荷重はスラストプレート9からスラスト受け部7eに向けて作用する。このため、本実施形態のスクロール圧縮機1では、その高効率作動を広い運転範囲で保証すべく、上記スラスト荷重に抗して可動スクロール3を固定スクロール2に対し押圧付勢する背圧荷重を発生させ、この背圧荷重を適正に維持する背圧制御機構12を設けている。
以下、図2及び図3を参照して背圧制御機構12について詳しく説明する。
図2は、背圧室10の背圧が適正状態の背圧制御機構12を模式的に示した図である。
スラスト受け部7eには、その径方向全周に亘って高圧油供給溝(高圧流体供給溝)7gが設けられている。前述したシール部材7fは、スラスト受け部7eに形成された外側環状溝7hに嵌入されている。高圧油供給溝7gは、スラスト受け部7eの外側環状溝7hよりも径方向内側に形成されている。
また、高圧油供給溝7gには、弾性材料からなる環状の押圧シール部材14が嵌入されている。押圧シール部材14は、平面状に形成された押圧部14aと、押圧部14aの内周縁及び外周縁のそれぞれから軸方向へテーパ状に延出する側壁部14bとから構成されている。押圧シール部材14は、両側壁部14bが互いに接近する方向へ弾性変形させられた状態で、高圧油供給溝7gに嵌め込まれている。これにより、押圧シール部材14は、両側壁部14bが高圧油供給溝7gの内周側及び外周側の溝壁と液密に接触した状態を保ちながら、高圧油供給溝7g内を軸方向に移動可能に構成されている。
高圧油供給溝7gには、その鉛直方向下部の1箇所に高圧油供給流路7dが開口している。高圧油供給流路7dに供給された高圧油は、高圧油供給溝7gに供給され、押圧シール部材14の内部に形成された押圧部14aと両側壁部14bとにより囲まれた空間に導入される。この空間は、背圧室10にて高圧油が供給される高圧室Pdとして画定されている。また、背圧室10には、背圧室10の高圧室Pdよりもシャフト4側に中圧油供給流路7mが開口する中圧室Pmが区画されている。
高圧室Pdには、高圧油供給流路7dから実線で示す高圧油(高圧流体)が供給され、中圧室Pmには、中圧油供給流路7mからオリフィス7nにて減圧された一点鎖線で示す中圧油(中圧流体)が供給される。
図1を用いて説明すると、中圧室Pmに流入した潤滑油は、転がり軸受7cやすべり軸受3eの潤滑に供される。
中圧室Pm内の潤滑油は、次いで、シャフト4のシャフト本体4aに設けられた第1油流路4hに流入し、さらに第2油流路4j及びその下流端に埋設されたオリフィス4kを経て、吐油室6eに流入する。潤滑油は、吐油室6eから、すべり軸受6dを潤滑しながら吸入室S内に流入し、電動機5のステータ5a及びロータ5bの周囲の空間を通って、吸入室Sの後方に至る。
吸入室Sの後方に至った潤滑油は、吸入ポート6sを経て吸入室S内に供給された作動流体と合流し、再び両渦巻きラップ2b、3bの外端部の吸入室7sへ導入される。なお、中圧室Pmから吸入室Sへ至る潤滑油の経路は、例えばセンターケーシング7の軸受支持部7bに設けた貫通孔を利用するなどして、シャフト4の内部を経由しないようなものとして構成しても良い。
このようにして、潤滑油は、スクロール圧縮機1の内部を循環する。
ここで、圧縮室Cの形成に伴う作動流体の圧縮反力によって生じたスラスト荷重F1でシール部材7fが押圧されている。一方、中圧室Pmは、その背圧に基づく押圧力F2aで可動スクロール3を押圧し、高圧室Pdは、その背圧に基づく押圧力F2bでスラストプレート9を押圧している。
すなわち、スラスト荷重F1に抗する背圧荷重は、押圧力F2a、F2bとの合力(以下、背圧荷重F2と総称する)により概略構成されている。なお、以上においては、リアケーシング8内の吐出室8aにおいて作動流体と分離された潤滑油が、高圧室Pd及び中圧室Pmに供給されるものとして説明をしたが、リアケーシング8内の吐出室8aから高圧室Pd及び中圧室Pmに作動流体が供給される場合であっても、同様に背圧制御を行うことができる。
そして、本実施形態では、センターケーシング7の外殻部7aには、高圧油供給流路7dと中圧油供給流路7mとを連通し、高圧油供給流路7dの高圧油を中圧油供給流路7mに供給する連通流路16が穿設されている。また、高圧油供給流路7dの連通流路16よりも上流側にはオリフィス(高圧油減圧機構)7iが設けられている。また、連通流路16には差圧弁(調整弁)18が設けられている。差圧弁18は、センターケーシング7の外殻部7aに内蔵され、高圧油供給流路7dと中圧油供給流路7mとの差圧を検知する機構を有し、検知した差圧に応じて連通流路16を自動で開閉する機械式自動弁である。
差圧弁18は、作動を開始する所定の設定上限圧が予め規定され、検知した差圧が設定上限圧以下となるときには閉作動される。一方、差圧弁18は、検知した差圧が上記設定上限圧より大きくなるときに開作動し、高圧油供給流路7dが少なくとも中圧油供給流路7mの中圧油の圧力Pm1よりも大きく且つ上記設定上限圧以下のPm2(高圧油Pdから減圧された圧力)の圧力となるまで開状態を維持する。なお、差圧の上記設定上限圧は、高圧室Pdの適正な圧力を確保可能な範囲内に設定される。また、高圧油Pd、中圧油Pm1、高圧油Pdから減圧されたPm2、吸入圧Psには、少なくともPs<Pm1<Pm2<Pdの関係式が成立している。
以下、背圧室10の背圧適正時における差圧弁18の作動について説明する。
図2に示すように、背圧室10の背圧適正時においては、高圧油供給流路7dと中圧油供給流路7mとの差圧は上記設定上限圧以下となり、差圧弁18は閉作動している。これにより、高圧油供給流路7dに流入した高圧油は、実線で示すように、実質的にオリフィス7iにおける圧力低下を伴うことなく圧力Pdで高圧室Pdに流入する。一方、中圧油供給流路7mに流入した高圧油は、一点鎖線で示すように、オリフィス7nで減圧されて圧力Pm1の中圧油となって中圧室Pmに流入する。この状態においては、高圧室Pdの圧力が適正に維持され、スラスト荷重F1に抗する背圧荷重F2が適正に発生している。
図3は、背圧室10の背圧が過大状態の背圧制御機構12を模式的に示した図である。
この場合には、図2の状態から、スクロール圧縮機1にて使用する運転範囲が変更され、高圧室Pdの圧力、ひいては高圧室Pdの押圧力F2bが背圧適正時に比して過大となっている。このため、高圧油供給流路7dと中圧油供給流路7mとの差圧は上記設定上限圧よりも大きくなり、差圧弁18は高圧油供給流路7dが少なくとも中圧油の圧力Pm1よりも大きく且つ上記設定上限圧以下のPm2の圧力となるまで開状態が維持される。
差圧弁18が開状態となったことにより、高圧油供給流路7dに流入した高圧油は、実線で示すように、一部が連通流路16を介して中圧油供給流路7mに流入し、これに伴い高圧油の圧力Pdから減圧された圧力Pm2で高圧室Pdに流入する。
一方、中圧油供給流路7mに流入した高圧油は、オリフィス7nで減圧されるもの、連通流路16を介して中圧油供給流路7mに高圧油が流入したことに圧力上昇し、中圧室Pmの圧力は一時的に上昇する。
しかし、シャフト4に内蔵された第2油流路4jのオリフィス4kが中圧室Pmの圧力上昇を検知して開状態となることにより、中圧室Pmが吸入室S側と連通されて中圧室Pmの圧力が開放される。従って、中圧油供給流路7mに流入した高圧油は、最終的には背圧適正時の場合と同様に、図3に一点鎖線で示すように圧力Pm1の中圧油となって中圧室Pmに流入する。この状態においては、高圧室Pdの背圧過大が解消され、スラスト荷重F1に抗する背圧荷重F2が適正に発生している。
以上のように、本実施形態では、高圧油供給流路7dと中圧油供給流路7mとを連通する連通流路16と、高圧油供給流路7dと中圧油供給流路7mとの差圧に応じて連通流路16を開閉する差圧弁18と備えている。これにより、高圧油供給流路7dの高圧油の圧力Pdひいては、高圧室Pdの背圧が過大になったとしても、高圧油供給流路7dと中圧油供給流路7mとの差圧を検知して差圧弁18が開作動し、高圧油供給流路7dの高圧油の一部が中圧油供給流路7mに供給される。従って、高圧室Pdひいては背圧室10の背圧過大が迅速に解消され、高圧室Pdの圧力Pdひいては背圧荷重F2が迅速に適正化される。
ここで、スクロール圧縮機1を例えば車両用空調装置の冷凍サイクルに組み込む場合、車両用空調装置の冷房運転時は、スクロール圧縮機1における作動流体の吸入圧は大きく、吐出圧は小さくなる傾向がある。このため、作動流体の圧縮反力、ひいてはスラスト荷重F1は大きくなるため、スラスト荷重F1に抗する背圧荷重F2も大きくする必要がある。
一方、暖房運転時は、スクロール圧縮機1における作動流体の吸入圧は小さく、吐出圧は大きくなる傾向がある。この場合、作動流体の圧縮反力ひいてはスラスト荷重F1は小さくなるため、冷房運転時と同じ背圧荷重F2を発生させると、背圧荷重F2が過大となり、スクロール圧縮機1の機械的損失が増大し、その耐久性が悪化するという問題がある。
しかし、本発明の適用により、車両用空調装置における暖房運転時や、スクロール圧縮機1にて使用する運転範囲が拡大され、スクロール圧縮機1の運転範囲が広範囲になった場合であっても、スクロール圧縮機1のセンターケーシング7に連通流路16及び差圧弁18を内設する簡単な構成で、背圧室10の背圧制御の応答性を大幅に向上し、機械的損失を低減しながら、圧縮効率を向上したスクロール圧縮機1を提供することができる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態では、連通流路16に高圧油供給流路7dと中圧油供給流路7mとの差圧に応じて連通流路16を開閉する差圧弁18を設けている。しかし、連通流路16に設ける弁は、高圧油供給流路7dの圧力を調整するべく開閉される調整弁であれば良く、差圧弁18に限定されない。
また、上記実施形態では、高圧室Pdは高圧油供給溝7gに嵌入される押圧シール部材14の内部に形成され、押圧シール部材14がスラストプレート9を押圧することにより背圧荷重F2を発生している。しかし、これに限らず、図示しないシール部材により、高圧油供給流路7dが開口された高圧室Pdを背圧室10に区画しても良い。この場合であっても、連通流路16と差圧弁18とを設けることにより、高圧室Pdひいては背圧室10の背圧過大を迅速に解消可能である。
1 スクロール圧縮機
2 固定スクロール
3 可動スクロール
3a 端板
3a1 背面
4 シャフト
6、7、8 ケーシング
7d 高圧油供給流路(高圧流路)
7e スラスト受け部
7f シール部材
7g 高圧油供給溝(高圧流体供給溝)
7m 中圧油供給流路(中圧流路)
7n オリフィス(中圧油減圧機構)
7i オリフィス(高圧油減圧機構)
8a 吐出室
9 スラストプレート
10 背圧室
12 背圧制御機構
14 押圧シール部材
16 連通流路
18 調整弁(差圧弁)
F1 スラスト荷重
F2 背圧荷重
Pd 高圧室
Pm 中圧室
S 吸入室

Claims (4)

  1. ケーシング内に、回転駆動されるシャフト、潤滑油を含む作動流体の吸入室、及び吐出室を備え、前記シャフトに連結された可動スクロールが固定スクロールに対し公転旋回運動することにより、作動流体の吸入、圧縮、吐出の一連のプロセスを実施するスクロール圧縮機であって、
    前記可動スクロールの端板の背面に摺動されるスラストプレートと、
    前記作動流体の圧縮反力により発生する前記可動スクロールのスラスト荷重を受けるスラスト受け部と、
    前記スラストプレートと前記スラスト受け部との間に形成され、前記スラスト荷重に抗して前記スラストプレートを前記固定スクロールに対して押圧付勢する背圧を生じる背圧室と、
    前記スラスト荷重に抗する前記背圧を含む背圧荷重を制御する背圧制御機構と
    を備え、
    前記背圧制御機構は、
    前記吐出室と前記背圧室とを連通し、作動流体の吐出圧が作用する高圧流体が流れる高圧流路と、
    前記吐出室と前記背圧室とを連通し、前記高圧流体から減圧された中圧流体を前記背圧室に供給する中圧流路と、
    前記背圧室に区画され、前記高圧流路が開口された高圧室と、
    前記背圧室の前記高圧室よりも前記シャフト側に区画され、前記中圧流路が開口された中圧室と、
    前記高圧流路と前記中圧流路とを連通し、前記高圧流路の前記高圧流体を前記中圧流路に供給する連通流路と、
    前記連通流路を開閉し、前記高圧流路の圧力を調整する調整弁と
    を有する、スクロール圧縮機。
  2. 前記調整弁は、前記高圧流路と前記中圧流路との差圧に応じて前記連通流路を開閉する、請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記調整弁は、前記差圧が所定の設定上限圧以下となるときに閉である一方、前記差圧が前記設定上限圧より大きくなるときに開となり、前記高圧流路が少なくとも前記中圧流路の圧力よりも大きく且つ前記設定上限圧以下の圧力となるまで開状態を維持する、請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記背圧制御機構は、
    前記スラスト受け部に形成され、前記高圧流路が開口されて前記高圧流体が供給される環状の高圧流体供給溝と、
    前記高圧流体供給溝に嵌入され、前記背圧室にて前記高圧流体が供給される前記高圧室を画定するとともに、前記高圧流体の圧力を受けて前記スラスト荷重に抗する方向の押圧力で前記スラストプレートを押圧する環状の押圧シール部材と
    をさらに備える、請求項1から3の何れか一項に記載のスクロール圧縮機。
JP2016060610A 2016-03-24 2016-03-24 スクロール圧縮機 Active JP6689640B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016060610A JP6689640B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 スクロール圧縮機
PCT/JP2017/008762 WO2017163836A1 (ja) 2016-03-24 2017-03-06 スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016060610A JP6689640B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 スクロール圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017172504A JP2017172504A (ja) 2017-09-28
JP6689640B2 true JP6689640B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=59900176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016060610A Active JP6689640B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 スクロール圧縮機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6689640B2 (ja)
WO (1) WO2017163836A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101983051B1 (ko) * 2018-01-04 2019-05-29 엘지전자 주식회사 전동식 압축기
JP2023141488A (ja) * 2022-03-24 2023-10-05 サンデン株式会社 スクロール圧縮機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6075790A (ja) * 1983-09-30 1985-04-30 Toshiba Corp スクロ−ル型圧縮装置
JP2015105636A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 ダイキン工業株式会社 スクロール圧縮機
JP6442171B2 (ja) * 2014-06-27 2018-12-19 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 スクロール圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017163836A1 (ja) 2017-09-28
JP2017172504A (ja) 2017-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4473310B2 (ja) 容量可変型ツインロータリ圧縮機及びその運転方法、並びにそれを備えたエアコン及びその運転方法
KR100246707B1 (ko) 역회전 보호 스크롤 장치
EP3467313A1 (en) Variable volume ratio scroll compressor
CN106662104B (zh) 容量调节的涡旋压缩机
EP2206926A2 (en) Scroll compressor
US6749404B2 (en) Scroll compressors
WO2003074879A1 (en) Scroll compressor
CN108138772A (zh) 根据螺旋原理的容积式机器、操作容积式机器的方法、交通工具空调设备和交通工具
JP4516120B2 (ja) 容量可変型ロータリ圧縮機及びその運転方法
JP6689640B2 (ja) スクロール圧縮機
JP6783579B2 (ja) スクロール圧縮機
CN113167273B (zh) 根据螺旋原理的容积式机器,特别是用于车辆空调机组的涡旋式压缩机
KR100724452B1 (ko) 용량 가변형 로터리 압축기
US20230074153A1 (en) Scroll compressor of an electrical refrigerant drive and electrical refrigerant drive
JP6692195B2 (ja) スクロール圧縮機
WO2018173543A1 (ja) スクロール型圧縮機
WO2018037917A1 (ja) スクロール型圧縮機
JP7163843B2 (ja) スクロール型圧縮機
CN113614378A (zh) 涡旋压缩机
JP6678053B2 (ja) スクロール圧縮機
JP4848432B2 (ja) スクロール圧縮機
WO2014210515A1 (en) Capacity-modulated scroll compressor
JP6783536B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2018179067A (ja) 流体制御弁及び圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6689640

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350