JPH10183250A - 磁気特性の優れる方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
磁気特性の優れる方向性電磁鋼板の製造方法Info
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- JPH10183250A JPH10183250A JP8354757A JP35475796A JPH10183250A JP H10183250 A JPH10183250 A JP H10183250A JP 8354757 A JP8354757 A JP 8354757A JP 35475796 A JP35475796 A JP 35475796A JP H10183250 A JPH10183250 A JP H10183250A
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- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
る。 【解決手段】 C:0.02〜0.10%、Si:1.0 〜5.0 %、
Mn:0.05〜2.5 %およびインヒビター成分としてS,S
e,Al,N,Cu,Sb,Sn,Bi, TeまたはBのうちの1種
以上を含有する鋼スラブを素材として、方向性電磁鋼板
を製造するにあたり、1次再結晶焼鈍条件を調整するこ
とにより、1次再結晶焼鈍板の表層を含むその近傍に形
成されるけい酸塩の平均2次元粒径を、0.25〜12.0μm
の範囲に制御する。
Description
製造方法に関し、特に製品の磁気特性を著しく向上させ
ことができる製造方法を提案するものである。
電気機器の鉄心材料として使用されており、励磁特性、
鉄損特性などの磁気特性に優れていることが要求され
る。励磁特性を表す数値としては、磁場の強さ800 A/m
における磁束密度B8 の値が通常使用される。また、鉄
損特性を表す数値としては、周波数50Hzで1.7 Tまで磁
化したときの1kgあたりの鉄損 W17/50 の値を使用して
いる。一般に磁束密度が高いほど鉄損も良好となり、高
い磁束密度をもつ方向性電磁鋼板を安定的に製造するこ
とが望まれている。
トなどを主体とする絶縁性のグラス被膜が表面に形成さ
れているが、このフォルステライト被膜の良否には、脱
炭を兼ねた1次再結晶焼鈍工程が大きく影響する。これ
は、1次再結晶焼鈍時に鋼板表面に形成されるFe2SiO4
や SiO2 を主体とする酸化物層と焼鈍分離剤のMgO との
反応によりフォルステライト被膜(Mg2SiO4)が生成する
からである。さらに、最終仕上げ焼鈍中、鋼中のインヒ
ビターを利用し最適な2次再結晶を起こさせる現在の高
磁束密度方向性電磁鋼板の製造法においては、フォルス
テライト被膜の形成時期、形成速度や形成量などが、雰
囲気ガス中の窒素や酸素などの鋼板への侵入、あるいは
鋼中からの脱出に関与し、インヒビターの分解挙動に多
大な影響を及ぼす。このため、適正な被膜を生成させる
ことは、製品の被膜特性はもちろんのこと、磁気特性に
も極めて重要な課題であり、両者を両立させる技術が要
求されている。
直接影響する1次再結晶焼鈍中に形成される鋼板表面の
酸化物層の良否が、被膜特性だけでなく磁気特性に対し
ても極めて重要な因子であることがわかる。
に形成される酸化物層は、その最表面がFeまたはMnを含
むけい酸塩の結晶で覆われ、下層は球状あるいはラメラ
状のSiO2 が分散した形態になっているのが一般的であ
る。1次再結晶焼鈍は脱炭焼鈍を兼ねて行われることが
多く、脱炭処理に必要な雰囲気の酸化度(およそPH2O/
PH2 で0.15以上)が確保されるため、上記のけい酸塩が
形成される。酸化度PH2O/PH2 が0.15未満であれば、Fe
やMnを含まない SiO2 が形成されるだけであるが、その
条件下では緻密な SiO2 のみが形成されるため脱炭反応
はほとんど進行しない。ただし、特開昭54−160514号公
報(方向性電磁鋼板の脱炭焼鈍方法)にならい、例えば
脱炭処理終了後に炉内の焼鈍雰囲気を還元性領域とし、
SiO2 層を最表面に形成させた場合は別である。
し、磁気特性を向上させる手段として、焼鈍の後半の雰
囲気酸化度を前半よりも低くすることを開示した特開昭
54−160514号公報や焼鈍の加熱帯の雰囲気酸化度を均熱
帯よりも低く設定することを開示した特開平 6−336616
号(方向性けい素鋼板の製造方法)、1次再結晶焼鈍前
にSi化合物を付着させることを開示した特開平 6−2642
59号(磁気特性の優れた一方向性けい素鋼板の製造方
法)等、1次再結晶焼鈍の雰囲気酸化度などを規定し、
形成される酸化物層の改善がはかられていたが、実際に
は1次再結晶焼鈍前の表面粗度や放射率、表面近傍の鋼
中のC量の分布や脱Si状態に左右されて、形成される酸
化物層の特性は異なり、最終的に大なり小なりの磁気特
性のバラツキを生じ、磁気特性の高位安定化の決め手に
はならなかった。また、特開昭59−41480 号(方向性珪
素鋼板における欠陥のないフオルステライト質被膜形成
方法)には酸化物層中のFe2SiO4 と SiO2 の赤外反射吸
収スペクトルの吸収比を、特開平 6−184638号(均一な
グラス皮膜を有し、磁気特性の著しく優れた方向性電磁
鋼板の製造方法)には酸化物層組成を(Fe,Mn)Oa S
iO2 b とみたて、その組成率を規定し、主に均一なグラ
ス被膜を形成する方法が開示されているが、磁気特性と
の相関が明瞭でなく、かつ必ずしもその規定範囲内でな
くても、良好な磁気特性を有する製品が製造されてい
る。
問題点を有利に解決し、方向性電磁鋼板製造の中間工程
である脱炭を兼ねた1次再結晶焼鈍中に形成される酸化
物層の物性を管理指標とし、優れる磁気特性を有する方
向性電磁鋼板を安定的に製造することを目的とする。
焼鈍板の表面に形成される酸化物層の諸物性と磁気特性
との関係について綿密に調査したところ、酸化物層の最
表層に形成されるFeまたはMnを含むけい酸塩の結晶粒径
と磁気特性とに明瞭な相関があることを見出し、この発
明を達成したものである。すなわち、この発明の要旨と
するところは以下の通りである。
ss%およびMn:0.05〜2.5 mass%を含み、インヒビター
成分として、S,Se, Al, N,Cu, Sb, Sn, Bi, Te, ま
たはBのうちの1種または2種以上を含有する方向性電
磁鋼板用スラブを素材とし、該素材を熱間圧延し、1回
または中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延により最終冷
延板厚としたのち、1次再結晶焼鈍を施し、焼鈍分離剤
を塗布してから最終仕上げ焼鈍を施す方向性電磁鋼板の
製造方法において、1次再結晶焼鈍での昇温速度、均熱
温度、均熱時間または雰囲気ガスの酸化度のうちの一つ
以上を調整することにより、1次再結晶板の表層を含む
その近傍に形成されるFeおよび/またはMnもしくはそれ
ら両者を含むけい酸塩の1種以上の平均2次元粒径を、
0.25μm 以上、12.0μm 未満に制御することを特徴とす
る磁気特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法。
対し垂直方向から測定した、面積等価の円相当直径の平
均値である。
験例について説明する。鋼の成分組成として、C:0.06
mass%(以下単に%であらわす)、Si:3.25 %、Mn:0.
08%、Sol.Al:0.025 %、N:0.0079%およびSe:0.02
5 %を含有し、残部はFe及び不可避的不純物の組成から
なるスラブを通常工程にならって熱間圧延し、得られた
熱延板を1000℃の温度の熱延板焼鈍をしたのち、1回お
よび中間焼鈍を含む2回以上の冷延により最終板厚:0.
23mmとし、脱炭を兼ねた1次再結晶焼鈍を行い、焼鈍分
離剤を塗布したのち最終仕上げ焼鈍をそれぞれ行った。
の酸化度、均熱時間および均熱温度を変化させ、種々の
酸化物層を鋼板表面に形成させた。表層に形成された酸
化物は高感度赤外反射法で得られたスペクトルの吸収ピ
ークより同定した。図1に代表的なけい酸塩の高密度赤
外反射法により得られた吸収スペクトルのグラフを示
す。なお酸化物層内部には、断面SEM 法によればFeまた
はMnを含まない SiO2 も形成されているが、反射スペク
トルには現れていない。
3 及びFe2SiO4 とFeSiO3の混合結晶)の平均2次元粒径
と製品の磁束密度B8 および鉄損( W17/50 )との関係
を示すグラフであるが、平均2次元粒径と磁束密度およ
び鉄損とには明瞭な相関が認められる。
する。けい酸塩の結晶は鋼板表面に平行な面内に偏平な
結晶で、板厚方向の厚みは非常に薄くかつその寄与は小
さいため、けい酸塩の平均結晶粒径として、この発明で
は鋼板表面に垂直方向から測定したときの面積等価な円
相当直径の平均値を平均2次元粒径と規定した。図3は
1次再結晶焼鈍板の表面SEM 像を示す金属組織写真で、
けい酸塩の結晶粒が亀の甲羅状に見えている。なお、表
面上にある付着物や0.1 μm 程度の小さな粒の物質名は
不明であるが、この発明の目的とする磁気特性とはあま
り関係がないので平均粒径の算出には含めない。
の成分組成や製造条件について、それらの限定理由、好
適条件などを以下に述べる。 成分組成 C:0.02〜0.10% Cは、含有量が0.02%未満では熱延時の組織が粗大化
し、製品にて線状の細粒が発生する原因となるので好ま
しくなく、0.10%を超えると脱炭が困難となり、脱炭を
兼ねる1次再結晶焼鈍時間が長くなるので工業的に不利
になる。したがって、その含有量は0.02〜0.10%の範囲
とする。 Si:1.0 〜 5.0% Siはけい酸塩の形成ならびに電気抵抗を増加させ鉄損を
低減させるために必要な成分であり、このためには1.0
%以上含有させることが必要であるが、5%を超えて含
有させると冷間圧延時に割れ、破断などが発生し冷間圧
延が困難となる。したがって、その含有量は1.0 〜5.0
%の範囲とする。 Mn:0.05〜2.5 % Mnは、含有量が0.05%未満では2次再結晶が不安定とな
り好ましくなく、2.5%を超えるとMn添加量増加による
コスト上昇のため不利となる。したがって、その含有量
は0.05〜2.5 %の範囲とする。さらにこの発明では、磁
気特性のさらなる向上をはかるため、通常のインヒビタ
ー成分として、S,Se,Al,N,Cu,Sb,Sn,Bi, Teま
たはBのうちの1種または2種以上をそれぞれ適量含有
させる。
し、必要に応じて熱延板焼鈍(均一化焼鈍)を施したの
ち、1回または中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延によ
り最終冷延板厚としたのち、脱炭を兼ねた1次再結晶焼
鈍を行う。
面に形成されるけい酸塩の平均2次元粒径を、1次再結
晶焼鈍での昇温速度、均熱温度、均熱時間または雰囲気
ガスの酸化度などの調整により0.25μm から12.0μm 未
満に制御することを骨子とする。
μm 以上の場合に極めて優れる磁気特性が得られること
から、平均2次元粒径の下限は0.25μm とする。なお、
図2の場合の実験条件の場合よりMn含有量が多いスラブ
の場合には、Mn2SiO4 やMnSiO3さらにはその中間組成の
(Fe, Mn)2SiO4 、(Fe, Mn)SiO3が形成される。FeとMnの
置換は連続的になされるが、これらMnを含むけい酸塩の
場合も図2と同様の結果が得られ、また、一般に低い酸
化度の雰囲気条件ほどFeからMnへの置換が進行した。
雰囲気の酸化度と昇温速度とを変更した場合Fe2SiO4 、
FeSiO3またはその混合粒などけい酸塩の平均2次元粒径
は雰囲気酸化性の低下や昇温速度の低下などにより大き
くなる結果が得られた。このとき平均2次元粒径はけい
酸塩の種類には依存しなかった。しかしながら、平均2
次元粒径を増大させるべく雰囲気の酸化性を低下させて
いくと一定限以下では、脱炭反応も起こらず、FeやMnを
含むけい酸塩は生成されなくなる不都合が生じるが、そ
れ以前に低酸化度雰囲気下でけい酸塩の結晶を成長させ
るのには非常に長時間を要するので現実的に工業生産に
は不適となる。したがって、工業生産として短時間で形
成されるけい酸塩の平均2次元粒径としては12.0μm 未
満であるので、その上限を12.0μm 未満とする。
平均2次元粒径が大きくなるのは、表面に吸着解離する
酸素が少なく、けい酸塩結晶の核生成の頻度が小さくな
るため、少数の結晶粒が粗大に成長するためと考えられ
る。逆に高活性な場合には、表面の酸素濃度が上昇し核
生成頻度が高まるため、多数の結晶粒が発生成長し、平
均の2次元粒径が小さくなると推測される。
覆するように粒成長した場合に、2次再結晶焼鈍中の窒
素や酸素などのガス分子の出入りが抑制され、安定した
インヒビターの分解や2次再結晶が保障されるため、製
品として良好な磁気特性が安定して得られるものと考え
られる。なお、けい酸塩の2次元粒径には昇温速度、雰
囲気ガスの酸化度のほか、均熱温度および均熱時間も影
響する。
度:7〜20℃/秒、均熱温度:805〜855 ℃、均熱時
間:60〜180 秒間および雰囲気の酸化度( PH2/PH2 )
:0.25〜0.45のそれぞれの範囲で調整することが好ま
しい。
する焼鈍分離剤を鋼板表面に塗布し、ついで最終仕上げ
焼鈍を施す。最終仕上焼鈍後に未反応分離剤を除去した
のち、必要に応じて絶縁コーティングを塗布し、平坦化
焼鈍後製品とすることもよい。
%、sol.Al:0.024 %、N:0.008 %およびSb:0.030
%を含有するスラブを2.3 mm厚に熱間圧延後、1150℃の
温度で均一化焼鈍を行い、その後1回の冷間圧延で0.23
mmの板厚とした。ついで830 ℃の温度で120 秒間、湿水
素中で脱炭を兼ねた1次再結晶焼鈍を行った。このとき
鋼板の昇温速度と雰囲気ガスの酸化度を表1に示すよう
に変更し、種々の酸化表面を得た。
反射法よりFe2SiO4 であることがわかった。それらの平
均2次元粒径をSEM 観察によりそれぞれ求めた。ついで
MgO を主剤とする焼鈍分離剤を塗布し、N2 雰囲気中で
800 ℃の温度で10時間保定後、H2 雰囲気中で1150℃・
5時間の2次再結晶・純化焼鈍を行った。その後、りん
酸マグネシウムとコロイダルシリカを主成分とする絶縁
コーティングを施した。かくして得られた各製品の鉄損
W17/50 値と磁束密度B8 値とをそれぞれ調査した。ま
た、被膜の密着性はいずれも良好で、特に差異はなかっ
た。これらの調査結果を表1に併記した。
か雰囲気の酸化度が高い場合に、Fe2SiO4 の平均2次元
粒径は小さくなり、磁気特性は劣り、逆に昇温速度が遅
く、雰囲気の酸化度が低い場合に、Fe2SiO4 の平均2次
元粒径は大きくなり、磁気特性は良好であった。
よびSb:0.024 %を含有するスラブを2.0 mm厚に熱間圧
延後、950 ℃の温度で均一化焼鈍を行い、さらに1000℃
の温度で2分の中間焼鈍を挟む、2回の冷間圧延によっ
て0.23mmの板厚とした。ついで820 ℃の温度で90秒間、
湿水素中で脱炭を兼ねた1次再結晶焼鈍を行った。実施
例1と同様焼鈍条件を変更し、表2に示すように種々の
酸化表面を得た。
り、(Fe,Mn)SiO3であることがわかった。それらの平均
2次元粒径をSEM 観察によりそれぞれ求めた。つぎに、
MgOを主剤とする焼鈍分離剤を塗布し、H2 雰囲気中で1
200℃・10時間の2次再結晶・純化焼鈍に供した。その
後、実施例1と同様に処理し、得られた各製品の磁気特
性をそれぞれ調査した。それらの調査結果を表2に併記
した。
い酸塩が異なるが、平均2次元粒径が0.25mm以上で良好
な磁気特性が得られている。これらに対し、雰囲気の酸
化度が低すぎてけい酸塩が形成されていない場合には、
1次再結晶焼鈍で脱炭不良を生じ、磁気特性も劣化し
た。また、雰囲気の酸化度が高すぎて(Fe,Mn)SiO3の平
均2次元粒径が小さい場合にも、磁気特性が劣っている
ことがわかる。
鈍中に、粒界などの欠陥の少ないちゅう密なけい酸塩層
を酸化物層表面に形成させ、最終仕上げ焼鈍中の表面か
ら鋼中への窒素や酸素の侵入など、インヒビターの適正
な分解を阻害し、2次再結晶を不安定化させる要因を取
り除くことにより、極めて良好な磁気特性を有する方向
性電磁鋼板を安定的に得ることを可能にするものであ
り、この発明によれば、その産業分野に与えるメリット
は非常に大きい。
られた吸収スペクトルのグラフである。
を示すグラフである。
の表面SEM 像を示す金属組織写真である。
Claims (1)
- 【請求項1】 C:0.02〜0.10mass%、Si:1.0 〜5.0
mass%およびMn:0.05〜2.5 mass%を含み、インヒビタ
ー成分として、S,Se, Al, N,Cu, Sb, Sn, Bi, Te,
またはBのうちの1種または2種以上を含有する方向性
電磁鋼板用スラブを素材とし、該素材を熱間圧延し、1
回または中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延により最終
冷延板厚としたのち、1次再結晶焼鈍を施し、焼鈍分離
剤を塗布してから最終仕上げ焼鈍を施す方向性電磁鋼板
の製造方法において、 1次再結晶焼鈍での昇温速度、均熱温度、均熱時間また
は雰囲気ガスの酸化度のうちの一つ以上を調整すること
により、1次再結晶板の表層を含むその近傍に形成され
るFeおよび/またはMnもしくはそれら両者を含むけい酸
塩の1種以上の平均2次元粒径を、0.25μm 以上、12.0
μm 未満に制御することを特徴とする磁気特性に優れる
方向性電磁鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35475796A JP3937491B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 磁気特性の優れる方向性電磁鋼板の製造方法 |
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JP3937491B2 JP3937491B2 (ja) | 2007-06-27 |
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