JPH10182960A - 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、その成形品及び車両用ドアハンドル - Google Patents

芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、その成形品及び車両用ドアハンドル

Info

Publication number
JPH10182960A
JPH10182960A JP34798396A JP34798396A JPH10182960A JP H10182960 A JPH10182960 A JP H10182960A JP 34798396 A JP34798396 A JP 34798396A JP 34798396 A JP34798396 A JP 34798396A JP H10182960 A JPH10182960 A JP H10182960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
weight
aromatic polycarbonate
polycarbonate resin
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34798396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3602927B2 (ja
Inventor
Yoshio Kataoka
芳夫 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Chemicals Ltd filed Critical Teijin Chemicals Ltd
Priority to JP34798396A priority Critical patent/JP3602927B2/ja
Publication of JPH10182960A publication Critical patent/JPH10182960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3602927B2 publication Critical patent/JP3602927B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品とした場合の表面光沢度、色調が良好
であり、更に耐薬品性、衝撃強度、剛性等の機械的特性
に優れた芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びそれか
らの成形品を提供する。 【解決手段】 (A1)芳香族ポリカーボネート樹脂6
5〜45重量%及び(A2)熱可塑性芳香族ポリエステ
ル樹脂35〜55重量%からなる樹脂組成物100重量
部に(B)ワラストナイト1〜7重量部及び(C)カル
ボキシル基及び/又はカルボン酸無水物基を含有するオ
レフィン系ワックス0.1〜7重量部及び(D)ブタジ
エン由来の繰り返し単位を含有するゴムの存在下で、メ
タクリル酸エステル、アクリル酸エステル及び芳香族ビ
ニル化合物よりなる群から選ばれた2種以上のモノマー
を共重合して得られる弾性共重合体1〜30重量部及び
(E)紫外線吸収剤0.05〜5重量部を配合してなる
芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びこの組成物から
なる成形してなる色調及び表面光沢度に優れた成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充填剤で補強され
た芳香族ポリカーボネート樹脂及び熱可塑性芳香族ポリ
エステル樹脂からなる樹脂組成物及びこれからなる成形
品に関する。更に詳しくは剛性、耐薬品性、衝撃強度に
優れた芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びこれから
なる表面光沢度及び色調に優れた成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリカーボネート樹脂及び熱可塑
性芳香族ポリエステル樹脂組成物は、優れた機械特性、
耐薬品性及び熱的性質を有しているため各種工業分野に
幅広く使用されている。
【0003】該樹脂組成物の剛性を改良するために、ガ
ラス繊維等の繊維状充填剤を配合する方法(特開昭54
−94556号、特開平6−49344号)が提案され
ている。しかしながら、ガラス繊維やカーボン繊維等の
繊維状充填剤で強化した芳香族ポリカーボネート樹脂及
び熱可塑性芳香族ポリエステル樹脂からなる樹脂組成物
は剛性、耐薬品性に優れるが衝撃強度が低下し、またガ
ラス繊維等の浮きにより得られる成形品の表面外観も悪
くなるという問題もある。
【0004】また、タルク、マイカ等の鱗片状、板状の
無機充填剤を配合する方法(特開昭55−129444
号、特開平5−222283号)が提案されている。こ
れらの充填剤を配合した芳香族ポリカーボネート樹脂及
び熱可塑性芳香族ポリエステル樹脂組成物の成形品の表
面外観は充填剤の浮きが目立たなく良好である。しかし
ながら、ガラス繊維、炭素繊維等の繊維状無機充填剤を
配合した樹脂組成物と比べるとその補強効果が小さいた
めにガラス繊維、炭素繊維等を配合した樹脂組成物と同
等の剛性を得るためには多量の充填剤を添加しなければ
ならず、そのために表面光沢度が低下するという欠点を
有する。更に、補強効果が小さいために耐薬品性、機械
的強度についても不十分である。
【0005】これらを解決するために微細な繊維状無機
充填剤であるワラストナイトを配合する方法(特開平7
−149948)が提案されている。ワラストナイトを
配合した樹脂組成物は、タルク、マイカ等の鱗片状、板
状の無機充填剤を配合した場合と同様に成形品の表面外
観は良好である。しかしながら、該樹脂組成物に使用す
るワラストナイトはL/Dが6以下であり、タルク、マ
イカ等に比べるとその補強効果は認められるがそれでも
まだ不十分であり、タルク、マイカ等と同様にガラス繊
維、炭素繊維等を配合した樹脂組成物と同等の剛性を得
るために多量の充填剤を添加すると表面光沢度が低下す
る。また、耐薬品性及び機械的強度についても十分とは
いい難いものである。
【0006】そこで剛性及び耐薬品性、衝撃強度等の機
械的特性に優れるとともに表面外観及び表面光沢度に優
れた成形品を与える芳香族ポリカーボネート樹脂及び熱
可塑性芳香族ポリエステル樹脂からなる樹脂組成物が要
求されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】自動車分野の用途、特
にその外装部品でプラスチックの使用は年々増加傾向に
あり、その使用量は全体の約9%とまでいわれている。
しかしながらそのほとんどが塗装使用であり、近年の無
塗装化の要求の高まりと共に表面外観に加え塗装並の表
面光沢度及び色調に優れた材料が必要になる。
【0008】本発明者らは先に、塗装に適した樹脂組成
物として特願平7−159191及び特願平7−159
192を提案した。該樹脂組成物は、剛性、耐薬品性等
の機械的特性及び表面外観に優れているため、塗装用途
として重用されている。しかしながら、無塗装用途では
表面光沢、色調が良好な特性が要求されるようになって
きた。
【0009】本発明の課題は、成形品の表面光沢度、色
調が良好であり、更に剛性、耐薬品性等の機械的特性に
優れる、充填剤にて補強された無塗装で有利に使用でき
る成形品を与える芳香族ポリカーボネート樹脂組成物を
提供することを目的とする。
【0010】本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意
検討を重ねた結果、芳香族ポリカーボネート樹脂及び特
定量の熱可塑性芳香族ポリエステル樹脂からなる組成物
に特定のワラストナイト及びオレフィン系ワックス及び
特定の衝撃改質剤及び紫外線吸収剤を配合することによ
り剛性、耐薬品性、衝撃強度に優れ且つこれからなる成
形品は塗装並の高光沢度及び色調に優れることを見出し
本発明に到達した。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A1)芳香
族ポリカーボネート樹脂65〜45重量%及び(A2)
熱可塑性芳香族ポリエステル樹脂35〜55重量%から
なる樹脂組成物100重量部に(B)ワラストナイト1
〜7重量部及び(C)カルボキシル基及び/又はカルボ
ン酸無水物基を含有するオレフィン系ワックス0.1〜
7重量部及び(D)ブタジエン由来の繰り返し単位を含
有するゴムの存在下で、メタクリル酸エステル、アクリ
ル酸エステル及び芳香族ビニル化合物よりなる群から選
ばれた2種以上のモノマーを共重合して得られる弾性共
重合体1〜30重量部及び(E)紫外線吸収剤0.05
〜5重量部を配合してなる芳香族ポリカーボネート樹脂
組成物及びこの樹脂組成物から成形して得られる成形品
に係るものである。
【0012】本発明の(A1)成分として使用する芳香
族ポリカーボネート樹脂は、二価フェノールより誘導さ
れる粘度平均分子量が10,000〜50,000、好
ましくは15,000〜40,000のものであり、通
常二価フェノールとカーボネート前駆体との溶液法ある
いは溶融法で反応させて製造される。芳香族ポリカーボ
ネート樹脂の粘度平均分子量が10,000より低い場
合には機械的特性の低下が大きく、50,000を超え
ると溶融粘度が高くなり成形し難くなるので好ましくな
い。
【0013】次にこれらの製造方法について基本的な手
段を簡単に説明する。カーボネート前駆体として例えば
ホスゲンを使用する反応では、通常酸結合剤及び溶媒の
存在下に反応を行う。酸結合剤としては例えば水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物ま
たはピリジン等のアミノ化合物が用いられる。溶媒とし
ては例えば塩化メチレン、クロロベンゼン等のハロゲン
化炭化水素が用いられる。また反応促進のために例えば
第三級アミンまたは第四級アンモニウム塩等の触媒を用
いることもできる。その際、反応温度は通常0〜40℃
であり、反応時間は数分〜5時間である。
【0014】カーボネート前駆物質として炭酸ジエステ
ルを用いるエステル交換反応は、不活性ガス雰囲気下所
定の芳香族ジヒドロキシ成分を炭酸ジエステルと加熱し
ながら撹拌して、生成するアルコール又はフェノール類
を留出させる方法により行われる。反応温度は生成する
アルコール又はフェノール類の沸点等により異なるが、
通常120〜300℃の範囲である。反応はその初期か
ら減圧にして生成するアルコール又はフェノール類を留
出させながら反応を完結させる。また反応を促進するた
めに通常エステル交換反応に使用される触媒を使用する
こともできる。前記エステル交換反応に使用される炭酸
ジエステルとしては、例えばジフェニルカーボネート、
ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニル)カーボネ
ート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、
ジブチルカーボネート等が挙げられる。これらのうち特
にジフェニルカーボネートが好ましい。ここで使用する
二価フェノールとしては、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン[通常ビスフェノールA]を対象
とするが、その一部又は全部を他の二価フェノールで置
換えてもよい。他の二価フェノールとしては、例えばビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)
プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフォン
等が挙げられる。また、カーボネート前駆体としてはカ
ルボニルハライド、カルボニルエステル又はハロホルメ
ート等が挙げられ、具体的にはホスゲン、ジフェニルカ
ーボネート、二価フェノールのジハロホルメート及びこ
れらの混合物である。上記の反応に際し、必要に応じ
て、分子量調整剤、分岐剤、反応を促進するための触媒
等が使用される。かくして得られた芳香族ポリカーボネ
ート樹脂の二種以上を混合しても差し支えない。
【0015】(A2)成分として使用する熱可塑性芳香
族ポリエステル樹脂はジカルボン酸あるいはその誘導体
と、グリコールあるいはその誘導体とから重縮合反応に
より得られる樹脂で、ジカルボン酸またはグリコールの
いずれか又は両方が芳香族基を有するものである。
【0016】ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、2−クロロテレフタル酸、2,5−ジクロ
ロテレフタル酸、2−メチルテレフタル酸、4,4−ス
チルベンジカルボン酸、4,4−ビフェニルジカルボン
酸、オルトフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン
酸、ビス安息香酸、ビス(p−カルボキシフェニル)メ
タン、アントラセンジカルボン酸、4,4−ジフェニル
エ−テルジカルボン酸、4,4−ジフェノキシエタンジ
カルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、
ドセカン二酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などを単独でも、
二種類以上混合しても用いることができる。これらの化
合物の中では、テレフタル酸、イソフタル酸の単独ある
いはこれらの混合物が好ましい。
【0017】グリコールとしては、エチレングリコー
ル、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロパン
ジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオー
ル、トランス−又はシス−2,2,4,4−テトラメチ
ル−1,3−シクロブタンジオール、1,4−ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノ
ール、デカメチレングリコール、シクロヘキサンジオー
ル、p−キシレンジオール、ビスフェノールA、テトラ
ブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノール
A−ビス(2−ヒドロキシエチルエーテル)などが単独
でも、二種以上を混合しても用いることができる。これ
らの中ではエチレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、ビスフェノールAが特に好ましい。
【0018】本発明で使用する該熱可塑性芳香族ポリエ
ステルの具体例としては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリアリレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
プロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリシクロヘ
キサンジメチレンテレフタレート、ポリ(エチレンテレ
フタレート/シクロヘキサンジメチレンテレフタレー
ト)共重合体、ポリ(エチレンテレフタレート/エチレ
ンイソフタレート)共重合体、ポリ(ブチレンテレフタ
レート/ブチレンドデカジオエート)ポリエステルエー
テル共重合体等を挙げることができ、これらの熱可塑性
芳香族ポリエステルを単独あるいは二種以上混合して使
用してもよい。これらの熱可塑性芳香族ポリエステル樹
脂の中で、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
テレフタレート、ポリアリレートを単独あるいは二種以
上混合して使用するのが好ましい。
【0019】(B)成分として使用するワラストナイト
は、針状結晶をもつ天然白色鉱物(カルシウムメタシリ
ケート)であり、化学式CaSiO3 で表され、通常S
iO2 が50重量%、CaOが47重量%、その他Fe
2 3 、Al2 3 等を含有しており、比重は約2.9
である。本発明において用いるワラストナイトとして
は、粒子径分布3μm以上が75%以上、10μm以上
が5%以下で且つアスペクト比L/Dが8〜50である
ものが好ましい。粒子径分布3μm以上が75%未満で
は、補強効果が不十分になり易く、剛性が不十分になり
易い。また10μm以上が5%を超えると衝撃強度が低
下し易く、また得られる成形品の表面外観が悪化するよ
うになるので好ましくない。アスペクト比が8未満で
は、補強効果が不十分になり易く剛性が低下するように
なり、アスペクト比が50を超えると、得られる成形品
の外観が悪化するようになるので好ましくない。またこ
のワラストナイトには、通常の表面処理剤、例えばシラ
ン系カップリング剤やチタネート系カップリング剤等の
カップリング剤で表面処理を施しても差し支えない。こ
こでいう粒子径分布とは、ワラストナイト5gを10%
ヘキサメタ燐酸ソーダ5mlとともに250mlメスシ
リンダーに加えた後、純水を250mlまで加え、よく
分散させた懸濁液を任意の吸引時間(t)、任意の吸引
位置(h)で10mlホールピペットにより吸引し、吸
引した懸濁液を蒸発皿に移し、蒸発乾固した重量(w)
を下記式[1]に代入して求めたものである。
【0020】
【数1】
【0021】(但し、分散剤重量はヘキサメタ燐酸ソー
ダの重量で0.02g) 粒子径(d)は、任意の吸引時間(t)、任意の吸引位
置(h)、ワラストナイトの真比重(ρP )を下記式
[2]に代入して求めたものである。
【0022】
【数2】
【0023】この測定法は、アンドレアゼンピペット法
に準ずるものである。またアスペクト比L/Dとは、ワ
ラストナイトを走査型電子顕微鏡で1,000倍の写真
を撮影し、写真中の100個のワラストナイト繊維の平
均繊維長(L)と平均繊維径(D)との比で表されるも
のである。
【0024】(C)成分として使用するカルボキシル基
及び/又はカルボン酸無水物基を含有するオレフィン系
ワックスとは、オレフィン系ワックスを特殊処理して得
られるカルボキシル基及び/又はカルボン酸無水物基を
もつワックスである。このワックスを配合することによ
り、成形加工時のせん断による無機充填剤の破壊を低減
させ、本来のアスペクト比を保持する効果が発現するも
のと考えられる。このカルボキシル基やカルボン酸無水
物基は、このオレフィン系ワックスのどの部分に結合し
てもよくその濃度は特に限定されないが、オレフィン系
ワックス1g当り0.1〜6meq/gの範囲が好まし
い。0.1meq/gより少なくなると剛性及び耐衝撃
性の改良効果が不十分となり、6meq/gより多くな
るとオレフィン系ワックス自身の熱安定性が悪化するよ
うになるので好ましくない。
【0025】かかるオレフィン系ワックスの市販品とし
ては例えばダイヤカルナ−DC30(三菱化成(株)の
商品名)、ハイワックス酸処理タイプの2203A、1
105A(三井石油化学(株)の商品名)、あるいは酸
化パラフィン(日本精蝋(株)の商品名)等が挙げら
れ、これら単独で又は二種以上の混合物として用いられ
る。
【0026】(D)成分として使用する弾性共重合体
は、ブタジエン由来の繰り返し単位を含有するゴムの存
在下、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステルおよ
び芳香族ビニル化合物よりなる群から選ばれた2種以上
のモノマ−を共重合して得られるものである。ブタジエ
ン由来の繰り返し単位を含有するゴムとしては、例えば
ポリブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合体、ブタ
ジエン−アクリロニトリル共重合体、ブタジエン−アク
リル酸エステル共重合体などが挙げられる。メタクリル
酸エステルとしては、例えばメタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オ
クチルなどを挙げることができる。アクリル酸エステル
としては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチルなどが挙げ
られる。また、芳香族ビニル化合物としては、例えばス
チレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ア
ルコキシスチレン、ハロゲン化スチレン、ジビニルスチ
レンなどが挙げられる。なかでもブタジエン−メタクリ
ル酸エステル−スチレン共重合体の使用が好ましい。
【0027】(E)成分として使用される紫外線吸収剤
としては、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、
ハイドロキノン系、サリチル酸系等が挙げられる。この
中でも、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤の使用が
好ましい。
【0028】その具体例としては、例えば2, 2−メチ
レンビス(4−(1, 1, 3, 3,-テトラメチルブチ
ル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フ
ェノール)、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−
t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2
−ヒドロキシ−3, 5−ビス(α, α−ジメチルベンジ
ル)フェノール)−2H−ベンゾトリアゾール、2−
(3, 5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3, 5−ジ−
t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾ
ールが挙げられ、これらの中2, 2−メチレンビス(4
−(1, 1, 3, 3,-テトラメチルブチル)−6−(2
H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール)、2
−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−t−オクチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾールが好ましく、2−(2−ヒ
ドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール
(シーソーブ701:シプロ化成(株)の商品名)が最
も好ましい。
【0029】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂組成
物は上述の(A1)芳香族ポリカーボネート樹脂成分6
5〜45重量%、好ましくは60〜50重量%、(A
2)熱可塑性芳香族ポリエステル樹脂成分35〜55重
量%、好ましくは40〜50重量%からなる樹脂組成物
100重量部に対して(B)ワラストナイト成分を1〜
7重量部、好ましくは3〜6重量部、(C)カルボキシ
ル基及び/又はカルボン酸無水物基を含有するオレフィ
ン系ワックス成分を0.1〜7重量部好ましくは0.3
〜5重量部、(D)弾性共重合体成分を1〜30重量
部、好ましくは3〜20重量部、紫外線吸収剤(E)成
分を0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜3重量部
配合してなるものである。
【0030】(A1)芳香族ポリカーボネート樹脂成分
の配合割合が65重量%を超えると表面光沢度が低下す
るようになり、45重量%未満では衝撃強度等の機械的
強度が低下するようになり好ましくない。
【0031】(B)ワラストナイト成分の配合割合が1
重量部未満では、剛性が不十分となり、7重量部を超え
ると成形品の表面光沢度が低下するようになり好ましく
ない。
【0032】(C)カルボキシル基及び/又はカルボン
酸無水物基を含有するオレフィン系ワックス成分の配合
割合が0.1重量部未満では、組成物中の繊維状無機充
填剤が成形加工時に破壊され易く、剛性が不十分とな
り、7重量部を超えると外観、機械的強度が低下するよ
うになり好ましくない。
【0033】(D)弾性共重合体成分の配合割合が1重
量部未満では衝撃強度の改善が不十分となり、30重量
部を超えると剛性、耐薬品性が低下するようになり好ま
しくない。
【0034】(E)紫外線吸収剤成分の配合割合が0.
05重量部未満では、耐候性の改善効果が少なく、5重
量部を超えると機械的強度が低下するようになり好まし
くない。
【0035】本発明の組成物には、所望により他の添加
剤、例えば着色剤、メタリック剤、難燃剤、難燃助剤、
結晶化核剤、結晶化促進剤、安定剤、酸化防止剤、光安
定剤、発泡剤、離型剤、帯電防止剤等を添加してもよ
い。
【0036】本発明の樹脂組成物は、各成分をV型ブレ
ンダー、タンブラー、ナウターミキサー等で均一に混合
した後、通常の押出機などにて溶融混練し、ペレット化
することができる。かくして得られた樹脂組成物は、射
出成形、押出成形、圧縮成形等の方法で容易に成形可能
であり、またブロー成形、真空成形等にも適用すること
ができる。
【0037】本発明でいう車両用ドアハンドルとは、自
動車ドアーに取付けられたハンドルであって、その具体
的な特性としては、衝撃強度10kgf・cm/cm以
上、光沢度90%以上、耐候性(サンシャインウエザー
メーターにて63℃、雨あり条件下で1000時間処理
した前後の成形品の色差(ΔE))2以下が要求され
る。
【0038】
【実施例】以下に実施例を挙げて説明する。なお、評価
は下記の方法により行った。また、表中でwt部とある
は重量部をwt%とあるは重量%を示す。
【0039】(1)光沢度:90mm×50mm×2m
mの寸法に成形した角板を用い、JIS−K7105に
準じ、入射角/受光角60°の条件で測定を行った。 (2)剛性:ASTM D790に従って、23℃及び
80℃雰囲気下の曲げ弾性率を測定した。 (3)耐衝撃性:ASTM D256に従って(厚さ1
/8″)試験片のノッチ付きアイゾット衝撃強度を測定
した。 (4)耐薬品性:ASTM D638で規定する引張り
試験片に1%の歪を付加し、30℃のエッソレギュラー
ガソリンに3分間浸漬した後、引張り強度を測定し保持
率を算出した。保持率は下記式により算出した。
【0040】
【数3】保持率(%)=(処理サンプルの強度/未処理
サンプルの強度)×100 (5)外観:90mm×50mm×2mmの寸法に成形
した角板の表面外観を目視による判定を行った。尚、充
填剤等の浮きが目立たなく表面外観の良好なものを○、
それ以外を×とした。 (6)色調:色調をみるために、本樹脂組成物にカーボ
ンブラックを0. 5重量部加え黒色に着色し、90mm
×50mm×2mmの寸法に成形した角板の色相をマク
ベス社製MS2020+を用いて測定を行い、色の深み
をL値で表した。尚、L値が28. 5以上になると塗装
が必要になる為28以下を合格、28を超えるものを不
合格とした。 (7)耐候性:JIS−K5400に準じ、上記で得ら
れた角板をサンシャインウエザーメーター63℃,雨あ
りの条件下、1000時間前後の色差をΔEで表した。
測定機としてマクベス社製MS2020+を使用した。
【0041】[実施例1、比較例1,2]表1記載の各
成分を表記載の量及び、リン系安定剤(サイクリック
ネオペンタンテトライルビス(オクタデシルフォスファ
イト):旭電化工業(株)製PEP−8)0.1重量部
およびカーボンブラック(三菱化学(株)製CB97
0)0. 5重量部を加え、V型ブレンダーで混合した
後、径40mmφのベント式押出機[イスズ化工機
(株)製EXT40]によりシリンダー温度270℃で
ペレット化した。尚、ポリアリレート樹脂を使用する場
合は、ポリアリレート樹脂を単独あるいは予め目的とす
る組成比のポリエチレンテレフタレート樹脂とポリアリ
レート樹脂を径30mmφの高混練型二軸押出機[日本
製鋼所(株)製TEX30HSST]により290℃で
押出して、得られたペレットを各成分として使用した。
このペレットを120℃で5時間乾燥した後、射出成形
機[FANUC(株)製T−150D]でシリンダー温
度270℃、金型温度70℃で試験片を作成し、評価し
た結果を表1に示した。
【0042】[実施例2〜14、比較例3〜12]表2
〜4記載の各成分を表記載の量及び、リン系安定剤(サ
イクリック ネオペンタンテトライルビス(オクタデシ
ルフォスファイト):旭電化工業(株)製PEP−8)
を0.1重量部加え、V型ブレンダーで混合した後、径
40mmφのベント式押出機[イスズ化工機(株)製E
XT40]によりシリンダー温度270℃でペレット化
した。尚、ポリアリレート樹脂を使用する場合は、ポリ
アリレート樹脂を単独あるいは予め目的とする組成比の
ポリエチレンテレフタレート樹脂とポリアリレート樹脂
を径30mmφの高混練型二軸押出機[日本製鋼所
(株)製TEX30HSST]により290℃で押出し
て、得られたペレットを各成分として使用した。このペ
レットを120℃で5時間乾燥した後、射出成形機[F
ANUC(株)製T−150D]でシリンダー温度27
0℃、金型温度70℃で試験片を作成し、評価した結果
を表2〜4に示した。
【0043】なお、表1〜4記載の各成分を示す記号は
下記の通りである。 (A1)芳香族ポリカーボネート樹脂 ビスフェノールA型ポリカーボネート[パンライトL−
1250;帝人化成(株)製、粘度平均分子量25,0
00](以下PCと称す) (A2)芳香族ポリエステル樹脂 ポリエチレンテレフタレート樹脂[TR−8580;
帝人(株)製、固有粘度0.8](以下PETと称す) ポリブチレンテレフタレート樹脂[TRB−H;帝人
(株)製、固有粘度1.07](以下PBTと称す) ポリアリレート樹脂[U−100;ユニチカ(株)
製](以下PAR−1と称す) ポリエチレンテレフタレート樹脂40重量部とポリア
リレート樹脂60重量部を二軸の高混練型二軸押出機
(日本製鋼所(株))を用いて290℃で押出して、得
られたペレット(以下PAR−2と称す) (B)繊維状無機充填剤 ワラストナイト[NN4;巴工業(株)製、平均径D
=4μm、アスペクト比L/D=10](以下Wと称
す) ガラス繊維[3PE−941;日東紡(株)製、平均
径D=13μm、アスペクト比L/D=230](以下
GFと称す) タルク[P−3;日本タルク(株)製、平均粒子径約
2.8μm](以下Tと称す) (C)ワックス α−オレフィンと無水マレイン酸との共重合によるオレ
フィン系ワックス[ダイヤカルナ−DC30三菱化成
(株)製、無水マレイン酸含有量10重量%](以下W
AXと称す) (D)弾性共重合体 MBS樹脂[BTA−712;呉羽化学工業(株)
製](以下D−1と称す) エチレン−アクリル酸エチル共重合体[EEA425
0;日本石油化学工業(株)製](以下D−2と称す) 複合ゴム系グラフト共重合体[メタブレンS−200
1;三菱レイヨン(株)製](以下D−3と称す) (E)紫外線吸収剤 ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤[シーソーブUV7
01;シプロ化成(株)製](以下UV吸収剤と称す)
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、成形品とした場
合の表面光沢度、色調が良好であり、更には耐薬品性、
衝撃強度、剛性等の機械的特性に優れるものであり、塗
装用途の自動車分野などの各種工業用途に有用であり、
特に自動車のドアハンドルに好適である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 67/02 B60J 5/04 H //(C08L 69/00 67:02 23:26 51:04)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A1)芳香族ポリカーボネート樹脂6
    5〜45重量%及び(A2)熱可塑性芳香族ポリエステ
    ル樹脂35〜55重量%からなる樹脂組成物100重量
    部に(B)ワラストナイト1〜7重量部及び(C)カル
    ボキシル基及び/又はカルボン酸無水物基を含有するオ
    レフィン系ワックス0.1〜7重量部及び(D)ブタジ
    エン由来の繰り返し単位を含有するゴムの存在下で、メ
    タクリル酸エステル、アクリル酸エステル及び芳香族ビ
    ニル化合物よりなる群から選ばれた2種以上のモノマー
    を共重合して得られる弾性共重合体1〜30重量部及び
    (E)紫外線吸収剤0.05〜5重量部を配合してなる
    芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (B)ワラストナイトの粒子径分布が3
    μm以上が75%以上、10μm以上が5%以下で且つ
    アスペクト比L/Dが8〜50である請求項1記載の芳
    香族ポリカーボネート樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の芳香族ポリカーボ
    ネート樹脂組成物から形成された成形品。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の芳香族ポリカーボ
    ネート樹脂組成物から形成された車両用ドアハンドル。
JP34798396A 1996-12-26 1996-12-26 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、その成形品及び車両用ドアハンドル Expired - Fee Related JP3602927B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34798396A JP3602927B2 (ja) 1996-12-26 1996-12-26 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、その成形品及び車両用ドアハンドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34798396A JP3602927B2 (ja) 1996-12-26 1996-12-26 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、その成形品及び車両用ドアハンドル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10182960A true JPH10182960A (ja) 1998-07-07
JP3602927B2 JP3602927B2 (ja) 2004-12-15

Family

ID=18393950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34798396A Expired - Fee Related JP3602927B2 (ja) 1996-12-26 1996-12-26 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、その成形品及び車両用ドアハンドル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3602927B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001207064A (ja) * 2000-01-25 2001-07-31 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 熱可塑性樹脂組成物
JP2002105295A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Teijin Chem Ltd 熱可塑性樹脂組成物
JP2007511650A (ja) * 2003-11-18 2007-05-10 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト 耐衝撃強化ポリアルキレンテレフタレート/ポリカーボネートブレンドに基づく均質内部色の耐候安定組成物
WO2013065740A1 (ja) * 2011-11-01 2013-05-10 ミドリ安全株式会社 樹脂組成物及び成形体
CN114790326A (zh) * 2022-03-24 2022-07-26 金发科技股份有限公司 一种增强聚碳酸酯材料及其制备方法和应用

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001207064A (ja) * 2000-01-25 2001-07-31 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 熱可塑性樹脂組成物
JP2002105295A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Teijin Chem Ltd 熱可塑性樹脂組成物
JP2007511650A (ja) * 2003-11-18 2007-05-10 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト 耐衝撃強化ポリアルキレンテレフタレート/ポリカーボネートブレンドに基づく均質内部色の耐候安定組成物
WO2013065740A1 (ja) * 2011-11-01 2013-05-10 ミドリ安全株式会社 樹脂組成物及び成形体
JPWO2013065740A1 (ja) * 2011-11-01 2015-04-02 ミドリ安全株式会社 樹脂組成物及び成形体
US10093796B2 (en) 2011-11-01 2018-10-09 Midori Anzen Co., Ltd. Resin composition and molded body
CN114790326A (zh) * 2022-03-24 2022-07-26 金发科技股份有限公司 一种增强聚碳酸酯材料及其制备方法和应用
CN114790326B (zh) * 2022-03-24 2023-11-03 金发科技股份有限公司 一种增强聚碳酸酯材料及其制备方法和应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP3602927B2 (ja) 2004-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7271212B2 (en) Thermoplastic resin composition and shaped article
JP4685406B2 (ja) 改質耐候性ポリエステル成形用組成物
US6060538A (en) Glass reinforced polycarbonate-polyester composition
CN101675108B (zh) 聚酯组合物及其制造方法和用途
US5179152A (en) Fiber-reinforced resin composition having surface smoothness
JPH11152398A (ja) 変性された耐候性熱可塑性樹脂成形組成物およびこれから成形された物品
WO2019132221A1 (ko) 열가소성 수지 조성물 및 이를 이용한 성형품
EP3992248A1 (en) Thermoplastic resin composition and molded product using same
US5384353A (en) Glass reinforced PC/ABS blend with toughness
US5367016A (en) Reinforced resin composition
JP3602927B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、その成形品及び車両用ドアハンドル
JPH0649344A (ja) 表面平滑性繊維強化樹脂組成物
JP3495195B2 (ja) ブロー成形性に優れた芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品
JPS645068B2 (ja)
JPS6212936B2 (ja)
JP3040142B2 (ja) 強化樹脂組成物
JP3217938B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品
JP3569221B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品
JP3217937B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品
JP3836218B2 (ja) ブロー成形性に優れる分岐状芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品
WO2020079592A1 (en) Low density ductile compositions and uses thereof
JP2000319496A (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
JP3569222B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品
CN112020539B (zh) 热塑性聚酯树脂组合物及成型品
JPH09151307A (ja) 改良された性質を有する防炎熱可塑性成形品

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040622

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040629

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040927

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees