JPH10181573A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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JPH10181573A
JPH10181573A JP8350805A JP35080596A JPH10181573A JP H10181573 A JPH10181573 A JP H10181573A JP 8350805 A JP8350805 A JP 8350805A JP 35080596 A JP35080596 A JP 35080596A JP H10181573 A JPH10181573 A JP H10181573A
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brake
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Mamoru Sawada
護 沢田
Shuichi Yonemura
修一 米村
Takahiro Goshima
貴弘 五島
Yoshio Tobisawa
美雄 飛澤
Hidefumi Inoue
英文 井上
Hitoshi Koyano
斎 小谷野
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Jidosha Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ倍力装置の倍力作用が十分に発揮で
きない場合に、他のブレーキアシスト手段を駆動して制
動制御を行うことができるブレーキ制御装置を提供する
こと。 【解決手段】 ステッフ゜110では、変圧室圧力センサ67か
らの信号に基づいて、変圧室圧力P1を検出する。ステッフ゜
120では、定圧室圧力センサ66からの信号に基づい
て、定圧変圧室圧力P2を検出する。ステッフ゜130では、変
圧室圧力P1と定圧室圧力P2との圧力差(P1−P2)を
算出する。ステッフ゜140では、変圧室12と定圧室11の間
の圧力差(P1−P2)が所定の判定値△PTHを下回るか
否かを判定する。ここで肯定判断されると、バキューム
ブースタ1に機能低下が発生していると判断されるの
で、ステッフ゜150にて、その機能低下分を補償するために、
圧力増幅機構である補助手段を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキの踏込力
を増大して制動性能を向上させるブレーキ倍力装置の倍
力作用を補助するブレーキ制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、運転者のブレーキ操作を確実
に行なうために、ブレーキペダルの踏込力を増大してブ
レーキアシストを行ういわゆるブレーキ倍力装置が車両
に取り付けられている。この種のブレーキ倍力装置とし
ては、例えばエンジンの吸気側などの負圧と大気圧等と
の差を利用することにより、ブレーキペダルの踏込力を
倍力してマスタシリンダ側に大きな力を加えるバキュー
ムブースタが知られている。
【0003】このバキュームブースタが故障(失陥)し
た場合には、所望の倍力作用が発揮できないので、近年
では、バキュームブースタが失陥したか否かを判断し、
バキュームブースタが失陥したと判断されると、ポンプ
等を駆動してブレーキ液圧を増大させて別のブレーキア
シストを行う制動制御が検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した技
術では、バキュームブースタが失陥していない場合に
は、他の手段によるブレーキアシストを行わないので、
必ずしも十分ではない。例えば、バキュームブースタが
正常であっても、急ブレーキをかけた場合には、図1に
示す様に、バキュームブースタの変圧室への大気圧の導
入スピードが遅れるので(同図の中央のグラフの点線参
照)、ホールシリンダ圧(W/C圧;同図の下方のグラ
フの実線参照)の上昇が遅れ、倍力作用が十分に発揮さ
れないことがある。
【0005】また、同図に示す様に、エンジン回転数が
変動した場合には、負圧室(定圧室)に導入される負圧
も変動するので、結果としてW/C圧の上昇が遅れるこ
とがある。更に、ポンピングブレーキを多用した場合に
は、負圧がかなり消費されているので(即ち定圧室内の
圧力が一時的に高くなっているので)、十分な倍力作用
を発揮できないことがある。
【0006】つまり、バキュームブースタが失陥してい
ない場合でも機能低下していることがあるが、それに対
する対策が十分になされていないのが現状である。本発
明は前記課題に鑑みなされたものであり、ブレーキ倍力
装置の倍力作用が十分に発揮できない場合に、他のブレ
ーキアシスト手段を駆動して制動制御を行うことができ
るブレーキ制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、ブ
レーキ倍力装置は、定圧室と変圧室との圧力差に応じて
乗員のブレーキペダルへの踏力を倍力し、車輪制動力発
生手段は、この倍力作用を受けて形成されるブレーキ液
圧によって車輪制動力を発生する。そして、検出手段に
よって、ブレーキ倍力装置による倍力作用の状態を検出
し、その検出結果に応じて、補助手段によって、倍力作
用の減少分によるブレーキ液圧の低下分を補償するよう
に補助して、車輪制動力発生手段にブレーキ液圧を加え
る。
【0008】つまり、ブレーキ倍力装置が何等かの原因
によって機能低下している場合には、その倍力作用が低
減するので、本発明では、ブレーキ倍力装置の倍力作用
の発生状態を、例えば各室に導入される気体の圧力等か
ら検出し、ブレーキ倍力装置の倍力作用が低減している
場合には、その倍力作用の減少分を他のブレーキアシス
トを行なう補助手段により補償するので、正常な制動状
態を実現することができる。
【0009】例えば図1に示す様に、急ブレーキによっ
て変圧室への大気圧の導入が遅れた場合には、それによ
る応答遅れが発生して、その分だけホイールシリンダ圧
(W/C)の増加が遅れるが(同図の下方のグラフの従
来例参照)、本発明では、その倍力作用の遅れの分を補
助手段により補償するので、速やかにW/C圧が増加し
(同図の下方のグラフの本発明例参照)、必要な制動力
が得られるという顕著な効果を奏する。
【0010】また、例えば図1に示す様に、エンジン回
転数が変動した場合には負圧が変動するので、その分だ
け倍力作用が低減するが、本発明では、その倍力作用の
低減分を補助手段により補償するので、速やかにW/C
圧が増加し(同図の本発明例参照)、必要な制動力が得
られるという顕著な効果を奏する。
【0011】更に、ポンピングブレーキを多用した場合
には、負圧の消費量が多く、制動時には定圧室と変圧室
との圧力差を十分に確保できないことがあるが、本発明
では、その倍力作用の低減分を補助手段により補償する
ので、速やかにW/C圧が増加し、必要な制動力が得ら
れるという顕著な効果を奏する。
【0012】尚、この補助手段によって補償する程度
は、倍力作用の減少分だけでもよいが、更に制動力を高
めるために、減少分を上回るブレーキアシストを行って
もよい。また、倍力作用の減少分全てを補償するのでな
く、ある程度補償しても、制動力を所定の割合で確保す
るという効果はある。
【0013】請求項2の発明では、検出手段は、定圧室
と変圧室との間の圧力差の変化を検出する。つまり、定
圧室に導入された負圧と変圧室に導入された気体の圧力
との差が正常な値からずれている場合(例えば正常時よ
り圧力差が少ない場合)には、これらの両室の圧力差に
て駆動されるブレーキ倍力装置の機能が低下していると
考えられる。従って、定圧室と変圧室との間の圧力差の
変化の検出結果に基づいて、補助手段を駆動することに
より、好ましい制動力、即ち倍力作用が十分に発揮され
た場合と同様な制動力が得られる。
【0014】請求項3の発明では、検出手段は、圧力源
が大気である場合に、定圧室と大気圧との間の圧力差の
変化を検出する。つまり、定圧室に導入された負圧と変
圧室に導入されるべき外界の大気圧との差が正常な値か
らずれている場合(例えば正常時より圧力差が少ない場
合)には、両室の圧力差にて駆動されるブレーキ倍力装
置の機能が低下していると考えられる。従って、定圧室
内の負圧と大気圧との間の圧力差の変化の検出結果に基
づいて、補助手段を駆動することにより、好ましい制動
力が得られる。
【0015】請求項4の発明では、検出手段は、圧力源
が大気である場合に、変圧室と大気圧との間の圧力差の
変化を検出する。つまり、変圧室内の実際の圧力と変圧
室に導入されるべき外界の大気圧との差が正常な値から
ずれている場合(例えば正常時より圧力差が少ない場
合)には、大気圧の導入に何等かの異常があり、ブレー
キ倍力装置の機能が低下していると考えられる。従っ
て、変圧内の圧力と大気圧との間の圧力差の変化の検出
結果に基づいて、補助手段を駆動することにより、好ま
しい制動力が得られる。
【0016】請求項5の発明では、補助手段は、圧力差
の低下に対応して車輪制動力発生手段にかかるブレーキ
液圧を増大する。つまり、定圧室と変圧室との間の圧力
差に応じてブレーキ倍力装置は駆動されるので、その両
室の圧力差が低下した場合には、圧力差の低下に応じて
ブレーキ倍力装置の倍力作用が減少すると考えられる。
従って、この圧力差の低下に対応して車輪制動力発生手
段にかかるブレーキ液圧を増大することにより、必要な
ブレーキアシストの補償を行うことにより、好ましい制
動力が得られる。
【0017】また、定圧室内の圧力と大気圧との間の圧
力差が低下している場合には、結果として定圧室と変圧
室との間の圧力差も低下して、前記と同様に、倍力作用
も低減していると考えられるので、補助手段を駆動する
ことにより必要な補償を行うことができる。
【0018】更に、変圧室内の圧力と大気圧との間の圧
力差が低下している場合にも、結果として定圧室と変圧
室との間の圧力差も低下して、前記と同様に、倍力作用
も低減していると考えられるので、補助手段を駆動する
ことにより必要な補償を行うことができる。
【0019】請求項6の発明では、補助手段は、マスタ
シリンダからホイールシリンダに至る管路を遮断した状
態で、ポンプを駆動してマスタシリンダ側からホイール
シリンダ側にブレーキ液を供給して、ホイールシリンダ
側のブレーキ液圧を(マスタシリンダ側よりも)増大す
る。
【0020】つまり、本発明は、補助手段として、例え
ば電磁弁にて管路を遮断した状態でポンプを駆動して増
圧するいわゆるパワーブレーキ(圧力増幅機構)を採用
できることを示しており、この圧力増幅機構により、容
易に倍力作用の補償を行うことができる。
【0021】請求項7の発明では、補助手段は、マスタ
シリンダからホイールシリンダに至る管路に、高圧側を
ホイールシリンダ側に向けて比例制御弁を配置し、ポン
プを駆動してマスタシリンダ側からホイールシリンダ側
にブレーキ液を供給して、ホイールシリンダ側のブレー
キ液圧を比例制御弁の折れ点圧力より増大し、それによ
り、ホイールシリンダ側のブレーキ液圧をマスタシリン
ダ側よりも増大する。
【0022】本発明は、前記請求項6における例えば電
磁弁の様な管路を遮断する構成に代えて、比例制御弁を
逆接した構成を用いることを示している。つまり、この
比例制御弁の高圧側にポンプにてブレーキ液を供給して
増圧するいわゆるパワーブレーキ(圧力増幅機構)を採
用できることを示しており、この圧力増幅機構により、
容易に倍力作用の補償を行うことができる。
【0023】尚、比例制御弁は、折れ点圧力以下では、
高圧側にて高い圧力を保持できず、高圧側(入力側)及
び低圧側(出力側)とも同じ液圧となるので、高圧側の
圧力を折れ点圧力以上にする必要がある。請求項8の発
明では、補助手段は、ポンプを駆動してマスタリザーバ
から吸引したブレーキ液をホイーシリンダ側に供給し
て、ホールシリンダ側のブレーキ液圧をマスタシリンダ
側より増大する。
【0024】本発明では、前記請求項6,7の様に、マ
スタシリンダからホールシリンダの間のブレーキ液を、
例えば電磁弁や比例制御弁を挟んでマスタシリンダ側か
らホイールシリンダ側に移動させて増圧するのではな
く、マスタリザーバからブレーキ液を供給してブレーキ
液圧を増大するので、一層高い圧力を容易にホールシリ
ンダ側に加えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のブレーキ制御装置
の好適な実施の形態を、例(実施例)を挙げて図面に基
づいて詳細に説明する。 (実施例1) a)まず、本実施例のブレーキ制御装置の概略構成を、
図2に基づいて説明する。尚、本実施例のブレーキ制御
装置は、ブレーキアシストを行うために、ブレーキ倍力
装置とポンプ等からなる圧力増幅機構とを備えている。
【0026】図2に示す様に、本実施例のブレーキ制御
装置は、ブレーキ倍力装置として、バキュームブースタ
1を備えており、このバキュームブースタ1には、入力
側にブレーキペダル2が連結され、出力側にタンデム型
のマスタシリンダ3が連結されている。また、マスタシ
リンダ3には、マスタリザーバ4と、X配管(ダイアゴ
ナル配管)の第1及び第2の配管系統A,Bの油圧2系
統で構成される油圧制御回路6が接続されている。
【0027】前記バキュームブースタ1には、ダイアフ
ラム8にて区画された負圧室(定圧室)11及び変圧室
12が設けられており、両室11,12の圧力を調節す
るために、ブレーキペダル2の動作に伴ってメカ的に開
閉する第1メカ弁13及び第2メカ弁14が配設されて
いる。このうち、第1メカ弁13は、定圧室と変圧室と
を連通する第1連通路16に配置されており、第2メカ
弁14は、連通路16の分岐点B1から外界に至る第2
連通路17に配置されている。
【0028】このバキュームブースタ1は、ブレーキペ
ダル2の踏み込みに伴って倍力作用を発揮するものであ
り、図示しないエンジンにて発生するインテークマニホ
ルドの負圧(インテーク負圧)と大気圧との圧力差を利
用し、マスタシリンダ3のピストン7に加わる力を増大
させる。
【0029】つまり、ブレーキペダル2が踏まれていな
い場合は、図示する様に第1メカ弁13は連通状態、第
2メカ弁14は遮断状態であり、前記両室11,12内
には負圧が導入されているので、圧力差は発生しない。
一方、ブレーキペダル2が踏まれると、第1メカ弁13
は遮断状態、第2メカ弁14は連通状態となるので、定
圧室11には負圧が導入された状態で変圧室12には大
気圧が導入され、それによって両室11,12間に圧力
差が発生するので、その圧力差によってダイアフラム8
を変位させて倍力作用を発揮することができる。
【0030】前記油圧制御回路6では、第1の配管系統
Aを経て右前(FR)輪のホイールシリンダ21と左後
(RL)輪のホイールシリンダ22とが連通されてい
る。また、第2の配管系統Bを経て右後(RR)輪のホ
イールシリンダ23と左前(FL)輪のホイールシリン
ダ24とが連通されている。
【0031】そして、第1の配管系統Aには、FR輪の
ホイールシリンダ21の油圧を制御するための周知の増
圧制御弁25及び減圧制御弁31と、RL輪のホイール
シリンダ22の油圧を制御するための増圧制御弁26及
び減圧制御弁32とが設けられ、第2の配管系統Bに
は、RR輪のホイールシリンダ23の油圧を制御するた
めの増圧制御弁27及び減圧制御弁33と、FL輪のホ
イールシリンダ24の油圧を制御するための増圧制御弁
28及び減圧制御弁34とが設けられている。
【0032】ここで、第1の配管系統Aについて説明す
る。第1の配管系統Aには、各増圧制御弁25,26よ
りマスタシリンダ3側に、その管路51を連通・遮断す
るマスタシリンダカットバルブ(SMC弁)36が設け
られている。また、各減圧制御弁31,32から排出さ
れたブレーキ油を一時的に蓄えるリザーバ41と、ブレ
ーキ油を管路51に圧送するためのポンプ43が備えら
れている。
【0033】更に、ホイールシリンダ圧を加圧する際
に、マスタシリンダ3からポンプ43に直接ブレーキ油
を供給するための管路53が設けられ、この管路53に
は、その管路53を連通・遮断するリザーバカットバル
ブ(SRC弁)38が設けられている。
【0034】前記ポンプ43は、SMC弁36及びSR
C弁38とともに圧力増幅機構を構成しており、SRC
弁38を開いてSMC弁36を遮断した状態でポンプ4
3を駆動することにより、ホールシリンダ圧を増大する
ことができる。尚、ポンプ43からのブレーキ油の吐出
経路には、内部の油圧の脈動を抑えるアキュムレータ4
7が設けられている。
【0035】一方、第2の配管系統Bには、前記第1の
配管系統Aと同様に、増圧制御弁27,28、減圧制御
弁33,34、SMC弁37、リザーバ42、ポンプ4
4、アキュムレータ48、SRC弁39等が、同様な箇
所に設けられている。 b)また、図3に示す様に、上述したブレーキ制御装置
を制御するECU61は、周知のCPU61a,ROM
61b,RAM61c,入出力部61d及びバスライン
61e等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成さ
れている。
【0036】前記ECU61には、各車輪に配置された
車輪速度センサ62、ブレーキスイッチ63、バキュー
ムブースタ1内の定圧室11内の圧力を検出する定圧室
圧力センサ66、変圧室12内の圧力を検出する変圧室
圧力センサ67、マスタシリンダ圧を検出するM/C圧
センサ68、ホイールシリンダ圧を検出するW/C圧セ
ンサ69等からの信号が入力される。
【0037】また、ECU61からは、電磁弁である増
圧制御弁25〜28、減圧制御弁31〜34、SMC弁
36,37、SRC弁38,39や、ポンプモータ46
等の制御アクチュエータを駆動する制御信号が出力され
る。 c)次に、本実施例における制御処理について、図4の
フローチャート及び図5〜図6のグラフに基づいて説明
する。
【0038】まず、図4のステップ100にて、ブレー
キペダル2が踏まれているかどうかを、ブレーキスイッ
チ63がオンか否かによって判定する。ここで肯定判断
されるとステップ110に進み、一方否定判断されると
再度同じ判断を繰り返す。ステップ110では、変圧室
圧力センサ67からの信号に基づいて、変圧室圧力P1
を検出する。
【0039】続くステップ120では、定圧室圧力セン
サ66からの信号に基づいて、定圧変圧室圧力P2を検
出する。続くステップ130では、変圧室圧力P1と定
圧室圧力P2との圧力差(P1−P2)を算出する。
【0040】続くステップ140では、変圧室12と定
圧室11の間の圧力差(P1−P2)が所定の判定値△P
THを下回るか否かを判定する。つまり、検出した両室1
1,12の間の圧力差(P1−P2)が、(ブレーキペダ
ル2を踏み込んだ場合に発生する)正常な値の下限値
(即ち判定値△PTH)より小さな場合は、バキュームブ
ースタ1に機能低下(又は失陥;以下機能低下と総称す
る)が発生していると考えられるので、ここでは、その
機能低下の判定を行なう。ここで肯定判断されるとステ
ップ150に進み、一方否定判断されると前記ステップ
100に戻る。
【0041】ステップ150では、バキュームブースタ
1に機能低下が発生していると判断されるので、その機
能低下分を補償するために、上述した圧力増幅機構であ
る補助手段を実行し、一旦本処理を終了する。つまり、
このステップ150では、両室11,12の圧力差(P
1−P2)が判定値△PTHより小さいほど機能低下の程度
が大きいと考えられるので、図5に示す様に、圧力差
(P1−P2)が小さいほど補助手段によるホイールシリ
ンダ圧(W/C圧)の補助増大量を大きくする様にポン
プ43,44を駆動する。
【0042】具体的には、図6に示す様に、SMC弁3
6,37を閉じてマスタシリンダ3からホイールシリン
ダ21〜24に至る管路を遮断し、且つSRC弁38,
39を開いてマスタシリンダ3からポンプ43,44の
吸引側に至る管路を連通した状態で、ポンプ43,44
を駆動するが、その場合のポンプ43,44を駆動する
デューティ比(実際にはポンプ43,44を駆動するポ
ンプモータ46に通電する電圧のデューティ比)を、圧
力差(P1−P2)に応じて設定する。即ち圧力差(P1
−P2)が小さいほどデューティ比を大きくする。これ
により、バキュームブースタ1の機能低下分に対応して
ホイールシリンダ圧を増加することができる。
【0043】この様に、本実施例では、ブレーキペダル
2が踏み込まれた場合に、変圧室圧力P1と定圧室圧力
P2との圧力差(P1−P2)を求め、この圧力差(P1−
P2)が正常値よりも小さな場合には、バキュームブー
スタ1に機能低下が発生したと判断する。そして、この
機能低下分が圧力差(P1−P2)に対応していると見な
して、圧力差(P1−P2)に対応して圧力増幅機構によ
る圧力増幅を行なうことにより、バキュームブースタ1
の倍力作用の補償を行なっている。
【0044】それにより、仮にバキュームブースタ1に
何等かの原因で機能低下が発生していても、上述した様
に倍力作用を補償する圧力増幅を行なうので、常に所望
のブレーキアシストを行なうことができ、好適な制動を
行なうことができる。尚、本実施例では、バキュームブ
ースタ1の機能低下の判断を、変圧室圧力P1と定圧室
圧力P2との圧力差(P1−P2)に基づいて行なってい
るが、例えば外界である大気圧PTと変圧室P1との圧力
差(PT−P1)が、所定の判定値を下回るか否かによっ
て判断してもよい。また、大気圧PTと定圧室P2との圧
力差(PT−P2)が、所定の判定値を下回るか否かによ
って判断してもよい。
【0045】そして、これらの判定の結果、バキューム
ブースタ1が機能低下していると判断された場合には、
前記図5に示した様に、それらの圧力差(PT−P1)、
(PT−P2)に応じて、ホイールシリンダ圧を増加させ
ればよい。 (実施例2)次に、実施例2について説明する。
【0046】本実施例は、前記実施例1とは、バキュー
ムブースタ1が機能低下した場合における補助手段の実
行内容が異なるので、異なる点を説明する。前記実施例
1と同様にして、各圧力差(P1−P2)、(PT−P1)
又は(PT−P2)が判定値(例えば△PTH)より小さ
く、バキュームブースタ1が機能低下していると判断さ
れた場合には、図7に示す様に、SRC弁38,39を
開いてマスタシリンダ3からポンプ43,44の吸引側
に至る管路を連通し、ポンプ43,44を駆動した状態
で、マスタシリンダ3からホイールシリンダ21〜24
に至る管路を開閉するSMC弁36,37を、デューテ
ィ比によりその動作を制御する。
【0047】即ち、例えば圧力差(P1−P2)が小さい
ほどデューティ比を大きくし、SMC弁36,37の閉
状態の割合を多くする様にSMC弁36,37を制御す
る。これにより、バキュームブースタ1の機能低下分に
対応してホイールシリンダ圧を増加することができる。
【0048】この様に、本実施例では、前記実施例1と
同様に、バキュームブースタ1に機能低下が発生したと
判断されると、例えば圧力差(P1−P2)に対応して圧
力増幅機構による圧力増幅を行なうことにより、バキュ
ームブースタ1の倍力作用の補償を行なっているので、
前記実施例1と同様な作用効果を奏する。 (実施例3)次に、実施例3について説明する。
【0049】本実施例は、前記実施例1とは、バキュー
ムブースタ1が機能低下した場合における補助手段の実
行内容が異なるので、異なる点を説明する。前記実施例
1と同様にして、各圧力差(P1−P2)、(PT−P1)
又は(PT−P2)が判定値(例えば△PTH)より小さ
く、バキュームブースタ1が機能低下していると判断さ
れた場合には、図8に示す様に、マスタシリンダ3から
ホイールシリンダ21〜24に至る管路を遮断し、ポン
プ43,44を駆動した状態で、マスタシリンダ3から
ポンプ43,44の吸引側に至る管路を開閉するSRC
弁38,39を、デューティ比によりその動作を制御す
る。
【0050】即ち、例えば圧力差(P1−P2)が小さい
ほどデューティ比を大きし、SRC弁38,39の開状
態の割合を多くする様にSRC弁38,39を制御す
る。これにより、バキュームブースタ1の機能低下分に
対応してホイールシリンダ圧を増加することができる。
【0051】この様に、本実施例では、前記実施例1と
同様に、バキュームブースタ1に機能低下が発生したと
判断されると、例えば圧力差(P1−P2)に対応して圧
力増幅機構による圧力増幅を行なうことにより、バキュ
ームブースタ1の倍力作用の補償を行なっているので、
前記実施例1と同様な作用効果を奏する。
【0052】尚、本発明は上記実施例に何ら限定される
ことなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々
の態様で実施できることはいうまでもない。 (1)例えば、前記実施例1〜3では、ブレーキ倍力装
置として、エンジン負圧及び大気圧を利用したものを例
に挙げたが、ブレーキ倍力装置としては、例えばアキュ
ムレータ等の他の圧力源を利用したものを採用できる。
【0053】(2)前記実施例1〜3では、圧力増幅機
構として、SMC弁を用いたものを例に挙げたが、バキ
ュームブースタの機能低下時に、その補償を行なうため
にホイールシリンダ圧を増大できればよく、例えば下記
の例、を採用できる。 前記実施例1のSMC弁に代えて、比例制御弁を逆接
した構成、即ち比例制御弁の高圧側(入力側)をホイー
ルシリンダ側とし、低圧側(出力側)をマスタシリンダ
側とする構成を採用できる。この場合は、比例制御弁の
折れ点圧力をなるべく低く設定しておくことが望まし
い。
【0054】つまり、比例制御弁は、折れ点圧力以下で
は、ポンプを駆動しても高圧側も低圧側も同じ圧力とな
るが、折れ点圧力を上回る場合は、高圧側の圧力を所定
の割合で低減して低圧側に伝える様に作用するので、ポ
ンプを駆動することにより圧力増幅機構として用いるこ
とができるからである。
【0055】例えば、ポンプの吸引側を、マスタシリ
ンダではなくマスタリザーバに接続し、その管路にSR
C弁を配置した構成としてもよい。この場合は、前記実
施例1〜3の様に、マスタシリンダとホイールシリンダ
との間のブレーキ油をホイールシリンダ側に移動させて
ホイールシリンダ圧を高めるのではなく、他の箇所(マ
スタリザーバ)からブレーキ油を補充してホイールシリ
ンダ圧を高めるので、速やかにホイールシリンダ圧を高
めることができ、その制動性能が高いという利点があ
る。
【0056】(3)また、X配管に代えて、前後配管も
採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブレーキ制御装置の動作を、従来と
比較して示す説明図である。
【図2】 実施例1のブレーキ制御装置を示す概略構成
図である。
【図3】 実施例1の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 実施例1の制御処理を示すフローチャートで
ある。
【図5】 実施例1のW/C圧の増大の程度を示すグラ
フである。
【図6】 実施例1の弁やポンプの制御状態を示すグラ
フである。
【図7】 実施例2の弁やポンプの制御状態を示すグラ
フである。
【図8】 実施例3の弁やポンプの制御状態を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1…バキュームブースタ 2…ブレーキペダル 3…マスタシリンダ 6…油圧制御回路 11…定圧室(負圧室) 12…変圧室 13…第1メカ弁 14…第2メカ弁 21,22,23,24…ホイールシリンダ 36,37…マスターカットバルブ(SMC弁) 38,39…リザーバカットバルブ(SRC弁) 43,44…ポンプ 46…ポンプモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五島 貴弘 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 飛澤 美雄 埼玉県東松山市神明町2丁目11番6号 自 動車機器株式会社松山工場内 (72)発明者 井上 英文 埼玉県東松山市神明町2丁目11番6号 自 動車機器株式会社松山工場内 (72)発明者 小谷野 斎 埼玉県東松山市神明町2丁目11番6号 自 動車機器株式会社松山工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧源より負圧が導入される定圧室と、
    前記負圧源より高圧な圧力源からの通気が行われる変圧
    室とを備え、これらの各室の圧力差に応じて乗員のブレ
    ーキペダルへの踏力を倍力するブレーキ倍力装置と、 該ブレーキ倍力装置による倍力作用を受けて形成される
    ブレーキ液圧によって車輪制動力を発生する車輪制動力
    発生手段と、 前記ブレーキ倍力装置による倍力作用の状態を検出する
    検出手段と、 該検出手段の検出結果に応じて、前記倍力作用の減少分
    によるブレーキ液圧の低下分を補償するように補助し
    て、前記車輪制動力発生手段にブレーキ液圧を加える補
    助手段と、 を備えたことを特徴とするブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記定圧室と前記変圧
    室との間の圧力差の変化を検出することを特徴とする前
    記請求項1に記載のブレーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記圧力源が大気であ
    る場合に、前記定圧室と大気圧との間の圧力差の変化を
    検出することを特徴とする前記請求項1に記載のブレー
    キ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記圧力源が大気であ
    る場合に、前記変圧室と大気圧との間の圧力差の変化を
    検出することを特徴とする前記請求項1に記載のブレー
    キ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記補助手段は、前記圧力差の低下に対
    応して前記車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧を
    増大することを特徴とする前記請求項2〜4のいずれか
    に記載のブレーキ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記補助手段は、マスタシリンダからホ
    イールシリンダに至る管路を遮断した状態で、ポンプを
    駆動して前記マスタシリンダ側から前記ホイールシリン
    ダ側にブレーキ液を供給して、前記ホイールシリンダ側
    のブレーキ液圧を増大することを特徴とする前記請求項
    1〜5のいずれかに記載のブレーキ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記補助手段は、マスタシリンダからホ
    イールシリンダに至る管路に、高圧側をホイールシリン
    ダ側に向けて比例制御弁を配置し、ポンプを駆動して前
    記マスタシリンダ側から前記ホイールシリンダ側にブレ
    ーキ液を供給して、前記ホイールシリンダ側のブレーキ
    液圧を前記比例制御弁の折れ点圧力より増大することを
    特徴とする前記請求項1〜5のいずれかに記載のブレー
    キ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記補助手段は、ポンプを駆動してマス
    タリザーバから吸引したブレーキ液をホイーシリンダ側
    に供給して、ブレーキ液圧を増大することを特徴とする
    前記請求項1〜5のいずれかに記載のブレーキ制御装
    置。
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