JPH10178195A - 光起電力素子 - Google Patents

光起電力素子

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JPH10178195A
JPH10178195A JP8353801A JP35380196A JPH10178195A JP H10178195 A JPH10178195 A JP H10178195A JP 8353801 A JP8353801 A JP 8353801A JP 35380196 A JP35380196 A JP 35380196A JP H10178195 A JPH10178195 A JP H10178195A
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JP
Japan
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layer
film
transparent
semiconductor layer
photovoltaic element
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Pending
Application number
JP8353801A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiko Iwasaki
由希子 岩▲崎▼
Katsumi Nakagawa
克己 中川
Kozo Arao
浩三 荒尾
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高性能で長期使用に対する信頼性が高く、量
産が可能な太陽電池などの光起電力素子を提供する。 【構成】 基板(101)上に少なくとも金属層(10
2)、透明層(103)、半導体層(104)および透
明電極(108)が設けられた光起電力素子であって、
該透明層が単層または複数の層からなり、前記単層また
は前記複数の層の中少なくとも1層がSnとZnとOか
らなる耐酸性に優れた透明導電膜からなることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高性能で長期使用に対
する信頼性が高く、量産が可能な太陽電池などの光起電
力素子に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池は太陽をエネルギー源としてお
り地球環境に対する影響が極めて少ないので、一層の普
及が期待されている。しかし現状においては、解決すべ
きいくつかの課題があり、本格的な普及には至っていな
い。すなわち、従来太陽光発電用としては、単結晶また
は多結晶のシリコンが多く用いられている。しかしこれ
らのいわゆる結晶太陽電池では結晶の成長に多くのエネ
ルギーと時間を要し、またその後も複雑な工程が必要と
なるため量産効果があがりにくく、したがって低価格で
の提供が困難である。これとは別に、アモルファスシリ
コン(以下、a−Siと記載)や、CdS・CulnS
2などの化合物半導体を用いた、いわゆる薄膜半導体
太陽電池(以下、薄膜太陽電池という)が盛んに研究、
開発されている。これらの薄膜太陽電池では、ガラスや
ステンレススティールなどの安価な基板上に必要なだけ
の半導体層を形成すればよく、その製造工程も比較的簡
単であり、低価格化できる可能性をもっている。しかし
薄膜太陽電池は、その変換効率が結晶シリコン太陽電池
に比べて低く、しかも長期の使用に対する信頼性に不安
があるためこれまで本格的な太陽光発電用として使用す
るにはこれらの問題の解決を必要とする。そこで薄膜太
陽電池の性能を改善するため、さまざまな工夫がなされ
ている。
【0003】そうした工夫の一つが基板表面の光の反射
率を高めることにより、薄膜半導体層で吸収されなかっ
た太陽光を、再び薄膜半導体層に戻し入射光を有効に利
用するための裏面反射層にある。太陽光のスペクトルの
内の短波長の成分は、すでに薄膜半導体に吸収されてい
るので、それより長波長の光に対して反射率が高ければ
十分である。どの波長以上で反射率が高ければよいか
は、用いる薄膜半導体の光吸収係数、膜厚に依存する。
透明な基板の基板側から太陽光を入射させる場合には、
薄膜半導体の表面に形成する電極を銀(Ag)、銅(C
u)など反射率の高い金属で形成するとよい。薄膜半導
体層の表面から太陽光を入射させる場合には、同様の金
属の層を基板上に形成した後半導体層を形成するとよ
い。また金属層と薄膜半導体層の間に適当な光学的性質
をもった透明層を介在させると、多重干渉効果によりさ
らに反射率を高めることができる。このような透明層を
用いることは薄膜太陽電池の信頼性を高める上でも効果
がある。特公昭60−41878号公報には、透明層を
用いることにより半導体と金属層が合金化することを防
止できる旨記載されている。また米国特許第4,53
2,372号および第4,598,306号明細書に
は、適度な抵抗をもった透明層を用いることにより万が
一半導体層に短絡箇所が発生しても電極間に過剰な電流
が流れるのを防止できる旨記載されている。
【0004】また薄膜太陽電池の変換効率を高めるため
の別の工夫として、当該太陽電池の表面又は/及び裏面
反射層との界面を微細な凹凸構造とする(テクスチャー
構造)方法がある。このような構成とすることにより、
該太陽電池の表面又は/及び裏面反射層との界面で太陽
光が散乱され、さらに半導体の内部に閉じ込められ(光
トラップ効果)、半導体中で有効に吸収できるようにな
る。基板が透明な場合には、基板上の酸化錫(Sn
2)などの透明電極の表面をテクスチャー構造にする
とよい。また薄膜半導体の表面から太陽光を入射する場
合には、裏面反射層に用いる金属層の表面をテクスチャ
ー構造とすればよい。Solar Energy Ma
terials,20,pp.99〜110には、Al
を基板温度や堆積速度を調整して堆積することにより裏
面反射層用のテクスチャー構造が得られることが記載さ
れている。このようなテクスチャー構造の裏面反射層を
用いたことによる入射光の吸収増加の実験結果を図2に
示す。ここで曲線(a)は、金属層として平滑な銀を用
いたa−SiGe太陽電池の分光感度、曲線(b)は、
テクスチャー構造の銀を用いた場合の分光感度を示す。
さらに金属層と透明層の2層からなる裏面反射層の考え
方と、テクスチャー構造の考え方を組み合わせることも
できる。米国特許第4,419,533号明細書には金
属層の表面がテクスチャー構造をもち、かつその上に透
明層が形成された裏面反射層が開示されている。また、
平滑な金属層の上にテクスチャー構造の透明層を形成す
るのもよい。このような組み合わせにより太陽電池の変
換効率は著しく向上することが期待される。
【0005】上述したように、反射率の高い物質を金属
に用いることは、太陽電池の性能を高めるために非常に
有効な手段である。反射率の観点から特に、Ag,Cu
は好適である。しかし、これらの金属は電気化学的マイ
グレーションを起こす金属として知られている。ここに
いう電気化学的マイグレーション(以下マイグレーショ
ンと呼ぶ)とは、箔、メッキ、ペースト状などの金属が
直流電圧の印加された条件下において、吸湿性の大きい
または親水性の強い絶縁物と接触した状態になり、かつ
高湿度の環境下で使用されると、電気分解作用により絶
縁物の表面や内部を樹枝状あるいは染み状に成長し電導
経路をつくる現象のことである。金属によっては上記以
外の条件を要する。例えば実験的にマイグレーションを
発生させる場合、Ag,Cu,Pbなどは蒸留水と電界
の条件下で発生し(Agは樹枝状結晶の成長速度が特に
速い)、Au,Pd,Inなどはさらにハロゲンイオン
の存在が必要となり、Al,Ni,Feなどはこれら以
外の特殊な条件下でないと発生しない旨報告されてい
る。ところで、さまざまな環境下での使用が想定される
太陽電池にとって、マイグレーションを起こす金属を用
いることは信頼性を低下させる。例えば屋外で使用され
ている太陽電池が高温多湿の環境下にさらされた場合を
考える。一般に太陽電池単体では出力電圧が低いため、
複数のサブモジュール(上記の薄膜半導体太陽電池をモ
ジュール化したもの)を直列接続して使用する。このよ
うな太陽電池が落葉などにより部分被覆された場合、被
覆部分のサブモジュールの出力電流が他のサブモジュー
ルに比べ極端に小さくなり、実質的に内部インピーダン
スが大きくなる。その結果他のサブモジュールの出力電
圧が逆にかかる。すなわち高温高湿かつ逆バイアスの印
加というマイグレーションの発生条件が実現されるので
ある。高効率を得るためには一般には裏面反射層に反射
率の高いAgまたはCuが用いられる。しかしこれらは
マイグレーションを起こす金属であるため、前記条件下
でデンドライトが成長し太陽電池の短絡を引き起こすこ
とがある。一方、耐マイグレーションに優れている金属
のAlゃNiなどを代用した場合、反射率がAgやCu
に較べて低いため、高変換効率は望めない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、透明
層は多重干渉効果により反射率を高めるほかに、半導体
層の短絡箇所に過剰な電流が流れるのを防止し、金属層
を覆って半導体層との反応を防止するといった太陽電池
の信頼性を高める効果がある。しかし、半導体層の成膜
時にごみや基板形状などが原因で生ずるピンホールや欠
陥による多数の透明導電膜−裏面電極間の短絡について
は、透明層の介在だけでは該短絡を防止する信頼性を十
分確保できるとはいえず、光起電力素子の性能の低下を
十分に防止するのは難しい。こうしたことから、成膜後
すでに存在する短絡を除去、あるいは短絡箇所近傍の部
材を高抵抗化し光起電力素子の性能を回復する処理が施
される。以降この処理をシャントパッシベーションと呼
ぶ。シャントパッシベーションの具体的な方法として
は、米国特許第4,166,918号明細書には大面積
太陽電池の電気的短絡部の欠陥部を除去する方法が記載
されている。この方法は降伏電圧以下の十分高い逆バイ
アス電圧を用いて太陽電池の欠陥部を焼きとるものであ
る。また特公昭62−59901号公報には半導体装置
のピンホールをレーザーにより埋設する方法が記載され
ている。さらには、特公昭62−4869号公報には光
起電力素子の非晶質膜を貫通して生じるピンホールに絶
縁物を充填する方法が記載されている。また、米国特許
第4,729,970号明細書には透明導電膜を含む電
気バイアスのショート欠陥部に変換試薬を接触し、欠陥
付近の導電膜の高抵抗化することにより電極と電気的に
絶縁する方法が記載されている。しかしながら、上記の
方法はいずれも欠陥部以外の正常部にダメージを与える
可能性があるという問題がある。特に上述した特公昭6
2−4869号公報の方法は、感光性絶縁物を塗布し透
光性基板を介して光照射によりピンホールに絶縁物を充
填する方法であるため、導電性基板を用いる場合には適
応できないという問題がある。光起電力素子の量産に好
適なシャントパッシベーションとしては、米国特許第
4,084,400号明細書に記載された、光起電力素
子のショート欠陥部をH2SO4などの酸溶液中で電圧を
印加して欠陥付近の導電膜を高抵抗化することにより電
極と電気的に絶縁する方法が挙げられる。
【0007】透明層として、酸化亜鉛(ZnO)の使用
は生産コストを下げることができ、またC軸配向した結
晶膜が容易に得られテクスチャー構造を作る上でも好適
な材料である。しかしこの場合、耐アルカリ性、耐酸性
に乏しく、電解液に漬けるだけで、溶けだしてしまうと
いう欠点がある。金属層にAlなどのマイグレーション
を起こさない金属を使っていれば、シャントパッシベー
ションの際に短絡箇所の透明層が溶けても特に問題はな
いと予想される。しかし、光起電力素子の変換効率の向
上のためにはより反射率の高いAgやCuを用いること
が望まれる。これらの金属は電気化学的マイグレーショ
ンを起こすため、長期使用の際にシャントパッシベーシ
ョンの跡をデンドライトが成長し再び短絡したり、配向
性のよいZnOの粒界にそった膜中をデンドライトが成
長し新たな短絡経路を形成してしまうという問題点があ
る。本発明はこうした状況に鑑みなされたものであっ
て、反射率が高くマイグレーションを起こす金属層を使
用しても、デンドライトの成長を抑制し、信頼性が高く
かつ高光電変換効率の光起電力素子を妥当なコストで提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】従来技術における上述し
た問題を解決し、上記目的を達成する本発明の光起電力
素子は、基板上に少なくとも金属層、透明層、半導体
層、および透明電極が設けられた光起電力素子であっ
て、該透明層が単層または複数の層からなり、前記単層
または前記複数の層の中少なくとも1層がSnとZnと
Oからなる耐酸性に優れた透明導電膜からなることを特
徴とする。好ましくは、前記透明導電膜は、X線回折に
おいて、2θ=31〜35度の範囲に半値幅1度以上の
ブロードなピークを示すものである。
【0009】
【作用】光起電力素子の透明層として上述した特定の透
明導電膜を使用することにより、以下に述べるような効
果が達成される。 (i)透明層が耐酸性に優れたものであるので、シャン
トパッシベーションを施しても溶け出すことがなく、A
gやCuなどの反射率が高くマイグレーションを起こす
材料を金属層に用いることができ、高光電変換効率で高
信頼性の光起電力素子を提供できる。 (ii)当該透明導電膜は、一方向に配向しない膜構造
をとるため、デンドライトが粒界にそって膜中を成長し
新たな短絡経路を形成することがない。従って、マイグ
レーションを起こすAgやCuなどの反射率の高い材料
を金属層に用いることができ、高光電変換効率で高信頼
性の光起電力素子を提供できる。 (iii)当該透明導電膜は、安価な材料であるZnと
Snが主原料であるため、低コストでの所望の光起電力
素子の量産が可能となる。
【0010】
【実施態様例】以下に、本発明の実施態様例を、必要に
より図面を参照して説明する。図1は、本発明の光起電
力素子の一例の構成を示す、模式的断面図である。図1
において、101は基板を示し、102は金属層を示
し、103は透明層を示し、104は半導体接合を有す
る光活性半導体層を示し、108は透明電極を示し、1
09は集電電極を示す。光活性半導体層104は、n型
半導体層105、i型半導体層106およびp型半導体
層107が積層されてなるpin接合を有するものであ
る。本例の光起電力素子はこのようにシングルセル構造
のものであるが、本発明の光起電力素子はこれに限定さ
れるものではなく、pin接合セルが複数積層された、
例えばタンデムセル構造(図9参照)、トリプルセル構
造などのものであることができる。本発明の光起電力素
子において、金属層102と透明層103は、いっしょ
で裏面反射層として機能するものである。本発明の光起
電力素子は、透明層103にその特徴点があり、該透明
層は上述したようにSnとZnとOからなる耐熱性に優
れた特定の透明導電膜(当該膜を以下ZTO膜という)
からなる。該透明層103は、半導体層を透過してきた
光(太陽光)に対しては透明であり、適度な電気抵抗を
有する。当該透明層103の表面は好ましくは、テクス
チャー構造を有する。この場合、光活性半導体層104
がpin接合を有する薄膜半導体で構成される場合、該
光活性半導体層は透明層表面の前記テクスチャー構造に
依存したテクスチャー構造を有するようになることが多
い。
【0011】以下に、本発明の光起電力素子の各構成要
素について説明する。
【0012】
【基板】基板101としては、各種の金属板を使用する
ことができる。なかでもステンレススチール板、亜鉛鋼
板、アルミニウム板、銅板などは、比較的低価格でかつ
容易に入手できることから好適である。これらの金属板
は、一定の形状に切断して用いてもよい。板厚によって
は長尺のシート状の形態で用いてもよい。この場合には
コイル状に巻くことができるので連続生産に適合性がよ
く、保管や輸送も容易になる。また用途によってはシリ
コンなどの結晶基板、ガラスやセラミックスの板を用い
ることもできる。基板の表面は研磨してもよいが、例え
ばブライトアニール処理されたステンレス板のように仕
上がりのよい場合にはそのまま用いてもよい。
【0013】
【金属層】金属層102は、基板101上に設けられる
ものである。金属層102は、上述したように、透明層
103と一緒で裏面反射層として機能し、光起電力素子
の光電変換効率を高める。すなわち、半導体層(光活性
半導体層)で吸収できなかった光を再び該半導体層中へ
反射せしめてやる役割をする。金属層102は、反射率
の高い材料で構成されるのが望ましい。金属102は、
透明層103と同様、その表面をテクスチャー構造のも
のにすることができる。この場合、透明層103と相ま
って光の散乱をもたらし、光を半導体層(光活性半導体
層内部に閉じ込めるようにする。その結果光が有効に光
電変換に利用されるところとなる。金属層102は、抵
抗加熱や電子ビームによる真空蒸着法、スパッタリング
法、イオンプレーティング法、CVD法などの成膜法に
より形成することができる。スパッタリング法を使用す
る場合、高温で低堆積速度で成膜を行うことにより、テ
クスチャー構造の表面を有する金属層を容易に形成する
ことができる。
【0014】
【透明層】透明層103は、上述したように、半導体層
(すなわち、光活性半導体層)を透過してきた光に対し
ては透明であって適当な電気抵抗を有し、そして好まし
くは、テクスチャー構造の表面を有する。透明層103
は、金属層102上に設けられるものであり、該透明層
は金属層102と一緒で裏面反射層として機能する。透
明層103は、上述したように、SnとZnとOからな
る耐熱性に優れた特定の透明導電膜(すなわち、ZTO
膜)からなるものである。そして該ZTO膜は、好まし
くは、X線回折において2θ=31〜35度の範囲に半
値幅1度以上のブロードなピークを示すものである。透
明層103の光透過率については、一般的には高いほど
よいが、該透明層は半導体層(光活性半導体層)に吸収
される波長域の光に対しては、透明である必要はない。
また透明層103は、ピンホールなどによる電流を抑制
するためにはむしろ抵抗があったほうがよい。一方この
抵抗による直列抵抗損失が光起電力素子(太陽電池)の
光電変換効率に与える影響が無視できる範囲でなくては
ならない。このような観点から抵抗率は104〜1Ωc
mであるのが好ましい。また透明層103の膜厚は、透
明性の点からは薄いほどよいが、表面のテクスチャー構
造をとるためには平均的な膜厚として1000オングス
トローム以上必要である。また信頼性の点からこれ以上
の膜厚が必要な場合もある。上述した特定のZTO膜で
構成される透明層103は、抵抗加熱や電子ビームによ
る真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティン
グ法、CVD法、スプレーコート法などの成膜法により
形成できる。酸化物膜をスパッタリング法による成膜の
場合、ターゲットとして所定の酸化物そのものを用いる
場合と、金属(Zn,Snなど)のターゲットを用いる
場合がある。後者の場合では、堆積室にArと同時に酸
素を流す必要がある。この場合の成膜は反応性スパッタ
リング成膜である。
【0015】本発明の光起電力素子における透明層10
3を構成する上述したZTO膜(SnとZnとOからな
る耐熱性に優れた透明導電膜であって、好ましくは、X
線回折において2θ=31〜35度の範囲に半値幅1度
以上のブロードなピークを示す)は、下述する実験1乃
至3を介して見い出したものである。以下の実験におい
て、透明層の堆積には図3に示すDCマグネトロンスパ
ッタリング装置を用いた。図3に示す装置において、3
01は堆積室であり、不図示の排気ポンプに連通する排
気管を介して真空排気できる。303は前記排気管に設
けられた排気弁である。堆積室301の内部に、不図示
のガスボンベに接続されたガス導入管302により、ア
ルゴン(Ar)などの不活性ガスが所定の流量で導入さ
れ、排気弁303の開度を調節し堆積室301内は所定
の圧力となる。また基板304は内部にヒーター305
が設けられたアノード306の表面に固定されている。
アノード306に対向して、表面にターゲット307が
固定されたカソード電極308が設けられている。ター
ゲット307は通常は純度99.9乃至99.999%
程度の堆積されるべき材料のブロックである。カソード
電極308はDC電源309に接続されており、電源3
09により直流高電圧を印加し、アノード・カソード間
にプラズマ310を生起する。このプラズマの作用によ
りターゲット307の金属原子が基板304上に堆積さ
れる。またカソード308の内部に磁石を設けプラズマ
の強度を高めたマグネトロンスパッタリングを行えるよ
うにし、堆積速度をより高めることができる。
【0016】
【実験1】5cm×5cmのコーニング7059無アル
カリガラス上に、ZnOターゲットを用いたDCマグネ
トロンスパッタ法にて基板温度200℃でZnOを1μ
m堆積した。これを試料1aとする。また、ZnOター
ゲット上に金属Snを配置しO2を導入した他は、試料
1aの場合と同様にしてSn/(Sn+Zn)=7,1
4,20,28%のZTO膜を1μm堆積し、それぞれ
試料1b,1c,1d,1eとする。所望する膜組成は
ターゲット上に配置するSnの量を変えることで得られ
る。試料1b乃至1eについては、X線エネルギー分散
型分析装置にて組成比の確認を行った。これらの試料の
透過率を測定したところどれも大差なく、波長450n
m以上の光に対して90%以上のよい透過率を示した。
次に、これらの膜の上にマスク蒸着によりAuの櫛型電
極を形成し、抵抗率を測定した。結果を表1に示す。表
1に示す結果から、所望の抵抗を得るためには、ターゲ
ットに配置する金属Snの量に合わせてO2導入量を調
節する必要があることが理解される。また、これらの試
料についてX線回折測定も行った。典型的なパターンで
ある試料1aと1dの回折図(回折パターン)を図4に
示す。両者の回折パターンに徴して、試料1aが半値幅
0.1度程度の鋭い(002)ピークを示しC軸配向を
しているのに対し、試料1dは2θ=33.6度近傍に
半値幅1度以上のブロードなピークがみられた。試料1
b,1c,1eについてもそれぞれ2θ=31.4,3
2.4,34.2度近傍に試料1d同様のブロードなピ
ークがみられた。このピークについて詳しく追求してい
ないが、ZTO膜が結晶性、配向性の低い膜であること
を示していると考えられる。
【0017】
【実験2】実験1の試料1a〜1eの場合と同様にして
ZnOまたはZTOを1μm堆積した。これらをそれぞ
れ試料2a〜2eとする。これらの試料について、1w
t%の硫酸水溶液を主成分とするシャントパッシベーシ
ョン用電解液でエッチングレートの測定を行った。結果
を図5に示す。Snの添加量が増えるに従い、膜の耐酸
性も向上した。なお、試料2eの場合、1時間浸漬して
も全くエッチングされなかった。
【0018】
【実験3】金属層としてテクスチャー構造のAgを10
0nm堆積した、5cm×5cmの鏡面研磨ステンレス
板(SUS304)を基板とした以外は、実験の試料1
a作製の場合と同様にして透明層ZnOを1μm形成し
た。さらにグロー放電分解法にて、SiH4,PH3を原
料ガスとしてn型a−Si層を20nm、SiH4を原
料ガスとしてi型a−Si層を400nm、SiH4
BF3,H2を原料ガスとしてp型微結晶(μc)Si層
を10nm堆積し薄膜半導体接合とした。その上に透明
電極として抵抗加熱蒸着法により酸化インジウム錫膜
(ITO膜)を70nm堆積し、さらにAgペーストで
幅300μmの集電電極を形成して光起電力素子(試料
3a)を得た。また、透明層にSn/(Sn+Zn)=
7,14,20,28%のZTO膜を用いた以外は試料
3aの場合と同様にして試料3b,3c,3d,3eを
得た。また比較のため、金属層としてAlを用いた以外
は試料3aの場合と同様にして光起電力素子を得た。こ
れを試料3dとする。これらの試料を、1wt%の硫酸
水溶液を主成分とする電解液にてシャントパッシベーシ
ョンし、短絡箇所を除去した。試料3aと3dの光電変
換効率測定したところ、金属層にAgを用いた試料3a
の光電変換効率η(Ag)とAlを用いた試料3dのη
(Al)の比はη(Ag)/η(Al)=1.1であっ
た。次に全ての試料を光の当たらない状態で湿度85
%、雰囲気温度85℃中で逆電圧0.85Vを印加(高
湿逆バイアス試験)し、時間に伴うRshDk(光の当
たらない状態での漏れ抵抗)の変化を測定、比較評価し
た。結果を図6に示す。RshDkが10kΩcm2
下に低下すると、低照度光の下で開放電圧が出なくな
り、太陽電池としての特性、信頼性に問題がでてくる。
従って高湿逆バイアス試験ではRshDk≧10kΩc
2を高湿逆バイアス試験合格基準とする。試料3a,
3bは測定を始めると同時にRshDkが急激に低下
し、10kΩcm2をわってしまった。試料3c,3
d,3e,3dの4試料は10kΩcm2より低下する
ことはなかった。シャントパッシベーションで電解液に
漬かっている時間は25secであった。1μmの膜が
シャントパッシベーションの間に溶けてしまうには、エ
ッチングレートが50nm以上必要である。しかしシャ
ントパッシベーション中は電界がかかっているため、各
膜のエッチングレートは実験1で得られた値よりも大き
くなっていると考えられる。以上の実験結果から、ZT
O膜はZnO膜にくらべて耐酸性に優れ、一方向に配向
した結晶膜でないため、マイグレーションを起こすAg
やCuのような反射率の非常に高い金属を用いた光起電
力において優位であることがわかる。Snの含有量はシ
ャントパッシベーションにかかる時間、電圧、電解液濃
度などに合わせて有効な値を選ぶとよい。ZTO膜の耐
酸性、耐アルカリ性については、J.,Vac.Sc
i.Technol.A13(3),May/Jun
1995,pp1095−1099に記載されている
が、当該文献には、高湿逆バイアス試験結果改善のた
め、本発明におけるような解決策については何ら示唆さ
れていない。
【0019】
【半導体層】本発明の光起電力素子における半導体層1
04(光活性半導体層)の構成材料として特に好適に用
いられる半導体材料としては、a−Si:H(水素化非
晶質シリコン)、a−Si:F,a−Si:H:Fなど
の非晶質半導体材料、μc−Si:H(水素化微結晶シ
リコン),μc−Si:F,μc−Si:H:Fなどの
微結晶半導体材料などが挙げられる。また、半導体層は
価電子制御および禁制帯幅制御を行うことができる。具
体的には半導体層を形成する際に価電子制御剤または禁
制帯幅制御剤となる元素を含む原料化合物を単独で、ま
たは前記堆積膜形成用原料ガスまたは前記希釈ガスに混
合して成膜空間内に導入してやればよい。また、半導体
層は、価電子制御によって、少なくともその一部が、p
型およびn型にドーピングされ、少なくとも一組のpi
n接合を形成する。半導体層104は、マイクロ波プラ
ズマCVD法、RFプラズマCVD法、光CVD法、熱
CVD法、MOCVD法などの各種CVD法によって、
あるいはEB蒸着、MBE、イオンプレーティング、イ
オンビーム法などの各種蒸着法、スパッタ法、スプレー
法、印刷法などによって、形成できる。工業的に採用さ
れている方法としては、原料ガスをプラズマで分解し、
基板状に堆積させるプラズマCVD法が好んで用いられ
る。また、装置としては、バッチ式の装置や連続成膜装
置などが所望に応じて使用できる。以下、本発明の光起
電力素子において、その半導体層(光活性半導体層)
を、特に好適なシリコン系非単結晶半導体材料で構成す
る場合についてさらに詳しく述べる。
【0020】
【(1)i型半導体層(真性半導体層)】シリコン系非
単結晶半導体材料を用いた本発明の光起電力素子におい
て、pin接合に用いるi型半導体層106は照射光に
対してキャリアを発生輸送する重要な層である。なお、
i型半導体層としては、僅かにp型、僅かにn型の層も
使用できる。シリコン系非単結晶半導体材料には、上述
のごとく、水素原子(H,D)または/及びハロゲン原
子(X)が含有され、これらが重要な働きを持つ。i型
半導体層106に含有される水素原子(H,D)または
/及びハロゲン原子(X)は、i型半導体層の未結合手
(ダングリングボンド)を補償する働きをし、i型半導
体層でのキャリアの移動度と寿命の積を向上させるもの
である。またp型半導体層/i型半導体層、n型半導体
層/i型半導体層の各界面の界面準位を補償する働きを
し、光起電力素子の光起電力、光電流そして光応答性を
向上させる効果のあるものである。i型半導体層に含有
される水素原子または/及びハロゲン原子は1〜40原
子%が最適な含有量として挙げられる。特に、p型半導
体層/i型半導体層、n型半導体層/i型半導体層の各
界面側で水素原子または/及びハロゲン原子の含有量が
多く分布しているものが好ましい分布形態として挙げら
れ、該界面近傍での水素原子または/及びハロゲン原子
の含有量はバルク内の含有量の1.1〜2倍の範囲が好
ましい範囲として挙げられる。さらにシリコン原子の含
有量に対応して水素原子または/及びハロゲン原子の含
有量が変化していることが好ましいものである。なお、
非晶質シリコン、微結晶シリコンは、ダングリングボン
ドを補償する元素によって、a−Si:H,a−Si:
F,a−Si:H:F,μC−Si:H,μC−Si:
F,μC−Si:H:Fなどと表記される。本発明の光
起電力素子におけるi型半導体層106の特性として
は、水素原子の含有量が、1.0〜25.0原子%、A
M1.5、100mW/cm2の疑似太陽光照射下の光
導電度(σp)が、1.0×10-7S/cm以上、暗電
導度(σd)が、1.0×10-9S/cm以下、コンス
タントフォトカレントメソッド(CPM)によるアーバ
ックエナジーが、55meV以下、局在準位密度は10
17/cm3以下であることが好ましい。
【0021】
【(2)ドーピング層(n型半導体層またはp型半導体
層)】ドーピング層(n型半導体層105またはp型半
導体層107)も、本発明の光起電力素子の特性を左右
する重要な層である。該ドーピング層は、非晶質[アモ
ルファス(a−)]材料、微結晶[マイクロクリスタル
(μc−)]材料または多結晶[ポリクリスタル(po
ly−)]材料にp型の価電子制御剤(周期律表第II
I族原子、例えば、B,Al,Ga,InまたはTl)
やn型の価電子制御剤(周期律表第V族原子、例えば、
P,As,SbまたはBi)を高濃度に添加した材料で
構成することができる。前記非晶質材料の具体例とし
て、例えば、a−Si:H,a−Si:HX,a−Si
C:H,a−SiC:HX,a−SiGe:H,a−S
iGe:HX,a−SiGeC:H,a−SiGeC:
HX,a−SiO:H,a−SiO:HX,a−Si
N:H,a−SiN:HX,a−SiON:H,a−S
iON:HX,a−SiOCN:H,a−SiOCN:
HXなどが挙げられる。前記微結晶材料の具体例とし
て、例えば、μc−Si:H,μc−Si:HX,μc
−SiC:H,μc−SiC:HX,μc−SiO:
H,μc−SiO:HX,μc−SiN:H,μc−S
iN:HX,μc−SiGeC:H,μc−SiGe
C:HX,μc−SiON:H,μc−SiON:H
X,μc−SiOCN:H,μc−SiOCN:HXな
どが挙げられる。
【0022】前記多結晶材料の具体例として例えば、p
oly−Si:H,poly−Si:HX,poly−
SiC:H,poly−SiC:HX,poly−Si
O:H,poly−SiO:HX,poly−SiN:
H,poly−SiN:HX,poly−SiGeC:
H,poly−SiGeC:HX,poly−SiO
N:H,poly−SiON:HX,poly−SiO
CN:H,poly−SiOCN:HX,poly−S
i,poly−SiC,poly−SiO,poly−
SiNなどが挙げられる。なお、特に光入射側のp型半
導体層またはn型半導体層については、光吸収の少ない
結晶性の半導体層かまたはバンドギャップの広い非晶質
半導体層が適している。p型またはn型半導体層に添加
される水素原子(H,D)または/及びハロゲン原子
(X)は、当該半導体層の未結合手を補償する働きをし
該半導体層のドーピング効率を向上させるものである。
p型またはn型半導体層へ添加される水素原子または/
及びハロゲン原子の好適な量は、好ましくは0.1乃至
50原子%、より好ましくは、1乃至40原子%であ
る。p型またはn型半導体層が結晶性の場合、水素原子
または/及びハロゲン原子の量は0.1乃至10原子%
が最適量である。本発明の光起電力素子におけるp型半
導体層およびn型半導体層の電気特性としては、活性化
エネルギーが0.2eV以下のものが好ましく、0.1
eV以下のものが最適である。また比抵抗としては10
0Ωcm以下が好ましく、1Ωcm以下が最適であ
る。。さらにp型半導体層およびn型半導体層の層厚は
1〜50nmが好ましく、3〜10nmが最適である。
【0023】
【(3)半導体層の形成方法】本発明の光起電力素子の
半導体層としての、上述したシリコン系非単結晶半導体
材料からなる半導体層は、高周波を用いたプラズマCV
D法により好適に形成できる。この場合の高周波の周波
数は3MHz〜3GHzが好ましい範囲である。当該シ
リコン系非単結晶半導体層の形成に適した原料ガスとし
ては、シリコン原子を含有したガス化し得る化合物を挙
げることができる。当該シリコン原子を含有するガス化
し得る化合物としては、鎖状または環状シラン化合物が
使用できる。具体的には例えば、SiH4,Si26
SiF4,SiFH3,SiF22,SiF3H,Si3
8,SiD4,SiHD3,SiH22,SiH3D,Si
FD3,SiF22,Si235,(SiF25,(S
iF26,(SiF24,Si26,Si38,Si2
24,Si233,SiCl4,(SiCl25,S
iBr4,(SiBr25,Si2Cl6,SiHCl3
SiH2Br2,SiH2Cl2,Si2Cl33などのガ
ス状態のまたは容易にガス化し得るものが挙げられる。
価電子制御するためにp型半導体層またはn型半導体層
に導入される物質としては上述した周期律表第III族
原子および第V族原子が挙げられる。第III族原子導
入用の出発物質として有効に使用されるものとしては、
具体的にはホウ素原子導入用としては、B26,B4
10,B59,B511,B610,B612,B614など
の水素化ホウ素、BF3,BCl3などのハロゲン化ホウ
素などを挙げることができる。このほかにAlCl3
GaCl3,InCl3,TlCl3なども挙げることが
できる。これらの中、特にB26,BF3が適してい
る。第V族原子導入用の出発物質として有効に使用され
るのは、具体的には燐原子導入用としてはPH3,P2
4などの水素化燐、PF3,PF5,PCl3,PCl5
PBr3,PBr5,PI3などのハロゲン化燐が挙げら
れる。このほかAsH 3,AsF3,AsCl3,AsB
3,AsF5,SbH3,SbF3,SbF5,SbC
3,SbCl5,BiH3,BiCl3,BiBr3など
も挙げることができる。これらの中、特にPH3,PF3
が適している。前記ガス化し得る化合物は、H2,H
e,Ne,Ar,Xe,Krなどのガスで適宜希釈して
堆積室に導入してもよい。特に、微結晶あるいは多結晶
半導体やa−SiC:Hなどの光吸収が少ないかバンド
ギャップの広い層を堆積する場合は水素ガスで原料ガス
を希釈し、高周波パワーは比較的高いパワーを導入する
のが好ましい。
【0024】
【透明電極】透明電極108は、光を透過する、光入射
側の電極であるとともに、その膜厚を最適化することに
よって反射防止膜としての役割も兼ねる。透明電極10
8は半導体層の吸収可能な波長領域において高い透過率
を有することと、抵抗率が低いことが要求される。好ま
しくは、550nmにおける透過率が、80%以上、よ
り好ましくは、85%以上であることが望ましい。ま
た、抵抗率は好ましくは、5×10-3Ωcm以下、より
好ましくは、1×10-3Ωcm以下であることが望まし
い。透明電極108の構成材料としては、In23,S
nO2,ITO(In23+SnO2),ZnO,Cd
O,Cd2SnO4,TiO2,Ta25,Bi23,M
oO3,NaxWO3などの導電性酸化物あるいはこれら
を混合したものが好適に用いられる。また、これらの化
合物に、導電率を変化させる元素(ドーパント)を添加
してもよい。当該導電率を変化させる元素(ドーパン
ト)としては、例えば透明電極108がZnOの場合に
は、Al,In,B,Ga,Si,Fなどが、またIn
23の場合には、Sn,F,Te,Ti,Sb,Pbな
どが、またSnO2の場合には、F,Sb,P,As,
In,Tl,Te,W,Cl,Br,Iなどが好適に用
いられる。透明電極108は、蒸着法、CVD法、スプ
レー法、スピンオン法、デップ法などにより形成するこ
とができる。
【0025】
【集電電極】集電電極109は、透明電極108の抵抗
率が十分低くできない場合に必要に応じて透明電極10
8上に形成され、電極の抵抗率を下げ光起電力素子の直
列抵抗を下げる働きをする。集電電極109の構成材料
としては、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、鉄、
クロム、モリブデン、タングステン、チタン、コバル
ト、タンタル、ニオブ、ジルコニウムなどの金属、また
はステンレスなどの合金、あるいは粉末状金属を用いた
導電ペーストなどが挙げられる。集電電極は、できるだ
け半導体層への入射光を遮らないように、枝状に形成さ
れる。光起電力素子の全体の面積の中で、集電電極の占
める面積は、好ましくは15%以下、より好ましくは1
0%以下、最適には5%以下が望ましい。集電電極のパ
ターンの形成には、マスクを用い、形成方法としては、
蒸着法、スパッタ法、メッキ法、印刷法などが用いられ
る。
【0026】なお、本発明の光起電力素子を用いて、所
望の出力電圧、出力電流の光起電力装置(モジュールあ
るいはパネル)を製造する場合には、複数の本発明の光
起電力素子を直列あるいは並列に接続し、表面と裏面に
保護層を形成し、出力の取り出し電極などが取り付けら
れる。また、複数の本発明の光起電力素子を直列接続す
る場合、逆流防止用のダイオードを組み込むことがあ
る。
【0027】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明するが、これら実施例は例示的なものであり、本発
明はこれらにより限定されるものではない。
【0028】
【実施例1】図1の断面模式図に示す構成のpin型a
−Si光起電力素子を作製した。5cm×5cmのステ
ンレス基板上に400℃にてテクスチャー構造のAg層
102を100nm堆積した後、実験2と同様にして基
板温度200℃にて1μmのZTO層103を堆積し
た。組成はSn/(Sn+Zn)=25%に合わせた。
このようにして裏面反射層の形成された基板101を図
7に示した容量結合型高周波CVD装置(アルバック社
製CHJ−3030)の反応容器704に導入し、該反
応容器中の基板保持台702上に配置した(図7の70
1は前記基板101を示す)。排気ポンプ709を作動
させ、該排気ポンプにスロットルバルブ708′を介し
て連通する排気管708を介して反応容器704内を荒
引きそして高真空引き操作を行った。この時、基板の表
面温度が350℃になるよう、温度制御機構(図示せ
ず)により制御した。反応容器704内の十分な排気が
行われた時点で、原料ガス供給系705にバルブ70
6′を介して連通するガス導入管706を介して、Si
4300sccm,SiF44sccm,PH3/H
2(1%H2希釈)55sccm,H240sccmを反
応容器704内に導入し、スロットルバルブ708′の
開度を調整して、反応容器704の内圧を1Torrに
保持し、圧力が安定したところで、直ちに高周波電源7
07より200Wの電力を対向電極703を介して反応
容器704内に投入した。これによりプラズマが生起
し、該プラズマは5分間持続させた。これにより、n型
a−Si層105が透明層103上に形成された。再び
排気をした後に、ガス導入管706を介してSiH4
00sccm,SiF44sccm,H240sccmを
反応容器704内に導入し、スロットルバルブ708′
の開度を調整して、反応容器704の内圧を1Torr
に保持し、圧力が安定したところで、直ちに高周波電源
707より150Wの電力を投入し、プラズマは60分
間持続させた。これにより、i型a−Si層がn型a−
Si層105上に形成された。再び排気をした後に、ガ
ス導入管706を介してSiH450sccm,BF3
2(1%H2希釈)50sccm,H2500sccm
を反応容器704内に導入し、スロットルバルブ70
8′の開度を調整して、反応容器704の内圧を1To
rrに保持し、圧力が安定したところで、直ちに高周波
電源707より300Wの電力を投入した。プラズマは
2分間持続させた。これによりp型μc−Si層107
がi型a−Si層106上に形成された。得られたもの
を高周波CVD装置より取り出し、抵抗加熱真空蒸着装
置にてITOを堆積した後、塩化鉄水溶液を含むペース
トを印刷し、所望の透明電極109のパターンを形成し
た後、シャントパッシベーションを施した。さらにAg
ペーストをスクリーン印刷して集電電極109を形成
し、薄膜光起電力素子(薄膜太陽電池)を完成した。こ
の手法を繰返して10個の薄膜光起電力素子を作製し
た。得られたこれらの光起電力素子を高湿逆バイアス試
験にかけたところ、いずれもRshDkの低下は見られ
なかった。
【0029】
【実施例2】図8に示す装置を用いて連続的にAg/Z
nO/ZTOの裏面反射層の形成を行った。ここで基板
送り出し室801には洗浄済みの幅350mm、厚さ
0.2mm、長さ500mのステンレスシートのロール
803がセットされている。ここからステンレスシート
802は金属層堆積室804、透明層堆積室807,8
10を経て基板巻き取り室813に送られて行く。シー
ト802は各々の堆積室にて基板ヒーター805,80
8,811にて所望の温度に加熱できるようになってい
る。ステンレスシート802は、純度99.99%のA
gターゲット806の設置してある堆積室804で、基
板温度400℃にてテクスチャー構造のAg層をマグネ
トロンスパッタリング法により堆積した。次に、堆積室
807の純度99.99%のZnOターゲット809
で、DCマグネトロンスパッタにより基板温度250℃
にてテクスチャー構造ZnOを700nm堆積した後、
堆積室810にてSn/(Sn+Zn)=30%の純度
99.99%ZnO−SnO2燒結ターゲット812
で、DCマグネトロンスパッタにより引き続きZTO層
を300nm堆積した。成膜には7時間を要した。通常
のZnOターゲットを用いた成膜では成膜室内の治具か
らの膜剥れにより異常放電が多発するが、前記ZnO−
SnO2ターゲットを用いた成膜では、異常放電回数が
1/3以下と大幅に軽減していた。成膜終了後にターゲ
ットを観察したところ、ターゲット上に載っている剥離
膜もZnOに比べかなり少なかった。この上に図9に示
す構造のa−Si/a−SiGeタンデムセルを形成し
た。ここで901は基板、902はAg金属層、903
はZnO層、904はZTO層、905はボトムセル、
909はトップセルである。さらに906,910はn
型a−Si層、908,912はp型μc−Si層、9
07はi型a−SiGe層、911はi型a−Si層で
ある。これらの薄膜半導体層は、米国特許第4,49
2,181号明細書に記載されているロール・ツー・ロ
ール型成膜装置を用いて連続的に形成した。ついで、ト
ップセル909のp型μc−Si層の上に、図8の装置
に類似のスパッタリング装置を使用して、ITOを堆積
し、実施例1と同様にして所望のパターンの形成とシャ
ントパッシベーションを施して透明電極913を形成し
た。ついで、実施例と同様にして、集電電極914を透
明電極913上に形成した。かくして成膜を行ったステ
ンレスシートを切断し、100個の薄膜光起電力素子
(薄膜太陽電池)を得た。得られた光起電力素子を高湿
逆バイアス試験にかけたところ、いずれもRshDkの
低下は見られなかった。
【0030】
【実施例3】成膜用基板として、表面がテクスチャー処
理された幅350mm、厚さ0.2mm、長さ500m
mのステンレスシートであって、洗浄されたものを用意
した。該ステンレスシートはロール上に巻かれていて、
これを図8の装置にセットし、実施例2におけると同様
の手法で、Ag金属層70nmおよびZTO透明層1μ
mを順次堆積した。ZTO層の堆積にはSn/(Sn+
Zn)=20%のZnO−SnO2燒結ターゲットを用
いた。その後、図10に示すロール・ツー・ロール方式
の光起電力素子形成装置で表2に示す形成条件で光起電
力素子を作製した。すなわち、シート状基板のロール5
400をシート状基板導入用のロード室5010にセッ
トした。シート状基板5401を全堆積室内と全ガスゲ
ートを通してアンロード室5050のシート巻き取り治
具に接続した。各堆積室を不図示の排気装置で10-3
orr以下に排気した。各堆積膜形成用のミキシング装
置5024,5034,5044,5054,506
4,5074,5084,5094,5104,511
4,5124,5134,5144から水素ガスを各堆
積室に供給した。各ガスゲート5201,5202,5
203,5204,5205,5206,5207,5
208,5209,5210,5211,5212,5
213,5214に各ゲートガス供給装置から水素ガス
を各ガスゲートに供給した。本実施例では、ガスゲート
のシート状基板が通過する間隔を1mmとしたので、水
素ガスは1000sccm流した。各堆積装置の基板加
熱用ヒーターで基板を表2に示す基板温度に加熱した。
基板温度が安定したら各堆積室に供給している水素ガス
を、各堆積室で堆積する表2に示す原料ガスに切り替え
た。原料ガスの切替が終了したら、各排気装置の排気バ
ルブの開閉度を調節して各堆積室を表2に示す真空度に
調節した。シート状基板の搬送を始めた。真空度が安定
したところで、各堆積室にプラズマ発生用の表2に示す
RF電力やMW電力を供給した。以上のようにしてシー
ト状基板上にpin構造を3つ積層した。ついで図8の
装置に類似のスパッタリング装置にて透明電極を堆積し
パターニング、シャントパッシベーション、集電電極の
形成を行った。かくして成膜を行ったステンレスシート
を切断し、100個の薄膜光起電力素子(薄膜太陽電
池)を得た。得られた光起電力素子を、高湿逆バイアス
試験にかけたところ、いずれもRshDkの低下は見ら
れなかった。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、反射率の高いAgやC
uなどのマイグレーションを防止できるため、これらの
金属を裏面反射層に用いることができ、その結果高信頼
性かつ高変換効率の光起電力素子を得ることができる。
また、透明層材料となるZn,Sn,Oは安価であるた
め、低コストでの量産も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光起電力素子の一例の構成を示す模式
的断面図である。
【図2】a−SiGe太陽電池の分光感度を示すグラフ
である。
【図3】本発明において使用するDCマグネトロンスパ
ッタリング装置の模式図である。
【図4】本発明の実験において形成されたZnO膜およ
びZTO膜のX線回折図である。
【図5】本発明の実験において形成されたZnO膜およ
びZTO膜のエッチングレートの測定結果を示す図であ
る。
【図6】本発明の実験において作製した光起電力素子の
RshDkの測定結果を示すグラフである。
【図7】本発明において使用する容量結合型高周波CV
D装置の模式図である。
【図8】本発明において使用するロール・ツー・ロール
方式のDCマグネトロンスパッタリング装置の模式図で
ある。
【図9】本発明の光起電力素子の他の一例の構成を示す
模式的断面図である。
【図10】本発明において使用するロール・ツー・ロー
ル方式の連続成膜装置の模式図である。
【符号の説明】
101,901 基板 102,902 金属層 103,904 透明層(ZTO層) 104 光活性半導体層 105,906,910 n型半導体層 106,907,911 i型半導体層 107,908,912 p型半導体層 108,913 透明電極 109,914 集電電極 903 Zn層 905 ボトムセル 909 トップセル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に少なくとも金属層、透明層、半
    導体層、および透明電極が設けられた光起電力素子にお
    いて、前記透明層がSnとZnとOからなる耐酸性に優
    れた透明導電膜からなることを特徴とする光起電力素
    子。
  2. 【請求項2】 前記透明導電膜は、X線回折において、
    2θ=31〜35度の範囲に半値幅1度以上のブロード
    なピークを示すものである請求項1に記載の光起電力素
    子。
  3. 【請求項3】 基板上に少なくとも透明層、半導体層、
    および透明電極が設けられた光起電力素子において、前
    記透明層が複数の層からなり、前記複数の層の中少なく
    とも1層がSnとZnとOからなる耐酸性に優れた透明
    導電膜からなることを特徴とする光起電力素子。
  4. 【請求項4】 前記透明導電膜は、X線回折において、
    2θ=31〜35度の範囲に半値幅1度以上のブロード
    なピークを示すものである請求項3に記載の光起電力素
    子。
JP8353801A 1996-12-18 1996-12-18 光起電力素子 Pending JPH10178195A (ja)

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