JPH10175308A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH10175308A
JPH10175308A JP33787996A JP33787996A JPH10175308A JP H10175308 A JPH10175308 A JP H10175308A JP 33787996 A JP33787996 A JP 33787996A JP 33787996 A JP33787996 A JP 33787996A JP H10175308 A JPH10175308 A JP H10175308A
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JP
Japan
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ink
temperature
printing
tank
print head
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Abandoned
Application number
JP33787996A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamaguchi
浩志 山口
Hiroyuki Takada
浩之 高田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高品質印字を安定させて行う。 【解決手段】回転ドラム10の外周面11に保持された
印字媒体に印字ヘッド200のインクジェットノズル2
07からインクジェットとして文字・画像等を印字可能
に形成するとともに、離れた位置に配設されたインクタ
ンク213から印字ヘッド200へインクを供給するイ
ンク供給手段210と,制御対象位置におけるインクの
温度を設定温度範囲内に制御するインク温度制御手段
(251,252)とを設け、離れた位置に配設された
インクタンク213から印字ヘッド200へインクを供
給可能かつ選択された制御対正位置(206)における
インク温度(Tbd)を設定温度範囲(Tbl〜Tb
h)内に制御可能に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ドラムの外周
面に保持された印字媒体に印字ヘッドからインクジェッ
トとして文字・画像等を印字するインクジェットプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】各色用ノズルユニット(印字ヘッド)を
行方向の全長に渡って往復移動させかつその各往動中に
印字して1行印字をし、1行印字後に印字媒体(普通
紙,OHP用紙等)Mを列方向に1行送りしてこれらを
繰り返すいわゆるシリアル型のインクジェットプリンタ
に比較して大幅な印字高速化を図れかつ多数枚に渡って
連続印字運転可能であるとともに、いわゆるレーザープ
リンタに比較して大幅な小型化を図れるインクジェット
プリンタが本出願人から提案(例えば、特願平8−29
6957号)されている。
【0003】すなわち、図4において、回転ドラム10
は一定の周速度で回転可能でありかつその外周面11に
印字媒体Mを保持可能である。この回転ドラム10の回
転(Y)方向には各色用ノズルユニットからなる印字ヘ
ッド200が配設されている。したがって、行方向(紙
面に垂直方向)の全長に一体型の印字ヘッド200ある
いは行方向に複数のノズルユニット要素を並べた一体的
な印字ヘッド200を、例えばインクジェットノズル間
ピッチ分だけ往復移動させつつ回転中の印字媒体Mに各
色用インクジェットノズル207からインクを吹付けて
行方向印字させるとともに、インクジェットノズル間ピ
ッチの往動中にドラム10の回転を利用しつつ列方向印
字させることができる。つまり、行方向印字と列方向印
字とを同時的に進行可能であるから大幅な印字高速化を
図れる。
【0004】また、印字ヘッド200を形成する各色用
ノズルユニットと当該各色用インクタンク(インクカセ
ット)213とが離れた位置に配設されているので、印
字ヘッド200を軽くでき行方向の往復移動速度をより
大幅に高められる点も一層の印字高速化を助長するとと
もに、各色用インクタンク(インクカセット)213の
容量を大幅に拡大できるので、例えば500枚以上の連
続印字運転ができるわけである。
【0005】ここに、インク供給手段210は、図6に
示す印字ヘッド200と一体的なインクカセット213
(フィルタ214)からなる従来インクジェットプリン
タのインク供給手段210Pと異なる。すなわち、図5
に示す如く、離隔配設されたインクタンク213(フィ
ルタ214)と印字ヘッド200(インク圧力室20
6)とをインク供給チューブ215で接続(連通)し、
かつインク供給チューブ215の途中に供給ポンプ21
6を設けた構成とされている。図5は、1色(例えば、
シアンC)のノズルユニット用のみを示す。
【0006】さらに、回転ドラム10の一方(図4で
右)側には給送手段60と媒体供給手段90とが設けら
れ、他方(図4で左)側には媒体剥離手段140と媒体
排出搬送手段160と方向切換手段190とが設けられ
ている。
【0007】給送手段60は、カセット給送手段71お
よび手差給送手段61のいずれか一方から選択的に1枚
ずつ印字媒体Mを給送できる。媒体供給手段90は、給
送されて来た印字媒体Mを所定のタイミングで回転ドラ
ム10側へ給送する。媒体剥離手段140は印字後印字
媒体Mを回転ドラム10から剥離し、かつ媒体排出搬送
手段160は剥離された印字媒体Mを図5で左方向に排
出搬送する。方向切換手段190は排出トレイ192お
よび上部排出トレイ193のいずれかに選択切換えす
る。
【0008】かくして、印字媒体Mの給送,供給,保
持,印字,剥離,排出搬送を連続して行えるから、1分
間に例えば20枚以上のA4サイズについて高画質の多
色カラー印字をすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来イ
ンクジェットプリンタおよび先提案プリンタのいずれに
おいても印字媒体Mの印字結果には、微妙な変化が現わ
れることがある。季節,使用環境,連続印字運転時間等
の違いによって、変化度合が異なる。つまり、印字品質
が変化する。
【0010】本発明の目的は、高品質印字を安定して行
えるインクジェットプリンタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】分析によると、各インク
ジェットノズルは微細ないわゆるオリフィスの途中に電
気・機械変換手段等を組込んだものとされているので、
ジェット(吐出)されるインク滴の形状や大きさを一定
とするように慎重に選択・調整されている。しかし、イ
ンクの種類によってはその粘度や表面張力が異なる。し
たがって、粘度や表面張力を考慮の上に、インクジェッ
トノズルの形状や大きさ,インク供給手段の構造等を慎
重に選択している。
【0012】ここに、粘度や表面張力はインクの種類や
インク温度によって変更する。実に、この温度による変
化が、印字品質にダイレクトに現われる原因の1つとし
て確認できた。しかし、従来インクジェットプリンタで
は、印字ヘッドとインクタンクとが一体的なためにイン
ク温度を安定して一定化することが至難である。しかる
に、印字ヘッドとインクタンクとを離れた位置に配設す
れば、加熱手段等の介装が容易でかつインク温度を安定
して一定化し易いといえる。
【0013】本発明は、この点に着目し、インクタンク
を印字ヘッドと離れた位置に配設するとともにインク温
度制御手段を設け、インク温度を一定化可能に形成した
ものである。
【0014】すなわち、請求項1の発明は、回転ドラム
の外周面に保持された印字媒体に印字ヘッドのインクジ
ェットノズルからインクジェットとして文字・画像等を
印字可能に形成するとともに、離れた位置に配設された
インクタンクから印字ヘッドへインクを供給するインク
供給手段と,制御対象位置におけるインクの温度を設定
温度範囲内に制御するインク温度制御手段とを設けた、
ことを特徴とする。
【0015】かかる発明では、予め決定した制御対象位
置におけるインクの温度を、インク温度制御手段を用い
て設定温度範囲内に制御して一定化保持する。かくし
て、インク供給手段によりインクタンク内のインクを離
れた印字ヘッドに供給させかつインクジェットとして印
字させれば、インクの粘度や表面張力を一定化できるの
で、各インクジェットノズルからのインク滴の形状や大
きさを均一かつ一定化できる。したがって、使用環境や
連続印字運転時間の長短等による温度変化に影響されず
に所定の高品質印字を安定して行える。
【0016】また、請求項2の発明は、選択された前記
制御対象位置のインク温度が設定温度範囲内に保持され
ていることを条件に印字ヘッドの印字動作を実行可能に
形成されているインクジェットプリンタである。
【0017】かかる発明では、選択された制御対象位置
(例えば、インク圧力室内)のインク温度が設定温度範
囲内に保持されていることを条件に、インクジェットノ
ズルからインクジェットとして印字動作を実行する。し
たがって、請求項1の発明の場合と同様な作用効果を奏
し得る他、さらに高印字品質をより確実に保障すること
ができる。
【0018】また、請求項3の発明は、前記インク供給
手段が前記インクタンクと前記印字ヘッドとの間をイン
ク循環可能に形成されているインクジェットプリンタで
ある。
【0019】かかる発明では、インク供給手段はインク
タンクと印字ヘッドとの間でインクを循環させる。した
がって、請求項1および請求項2の発明の場合と同様な
作用効果を奏し得る他、さらに、インク全量の温度を均
一かつ一定化できるので、より長時間に渡る高品質印字
を確実に保障することができる。
【0020】さらに、請求項4の発明は、前記制御対象
位置が選択切換え可能に形成されているインクジェット
プリンタである。
【0021】かかる発明では、制御対象位置を、例えば
インクタンク内から印字ヘッド内に選択的に切替えるこ
とができる。したがって、制御開始時には例えば加熱手
段に近いインクの温度が必要以上に上昇しないように制
御し、インク全量が均一的に安定化された後にインクジ
ェットノズルに近いインク温度を一定化するように切替
えることができる。したがって、請求項1から請求項3
までの発明の場合と同様な作用効果を奏し得る他、さら
に制御特性を向上できかつ適用性が広い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本インクジェットプリンタは、基本
的構成が先提案インクジェットプリンタ(図4)の場合
と同様とされかつ回転ドラム10の外周面11に保持さ
れた印字媒体Mに印字ヘッド200のインクジェットノ
ズル207からインクジェットとして文字・画像等を印
字可能に形成するとともに、離れた位置に配設されたイ
ンクタンク213から印字ヘッド200へインクを供給
するインク供給手段210と,制御対象位置におけるイ
ンクの温度を設定温度範囲内に制御するインク温度制御
手段(251,252)を設け、インク温度を一定化制
御可能に形成されている。
【0023】なお、図4の場合と共通する部分について
は、それらの部分の説明を簡略化または省略する。
【0024】図1において、印字ヘッド200は、イン
ク圧力室206と連通された多数のインクジェットノズ
ル207を有する各色(C,M,Y,B)用のノズルユ
ニット(図1では、例えばシアンCのみを示した。)か
ら形成され、図4に示す印字媒体Mの行方向(紙面に垂
直方向)に例えば1/75インチだけ往復移動可能であ
る。
【0025】インク供給手段210は、図1に示す如
く、印字ヘッド200から離れた位置に配設されたイン
クタンク213と印字ヘッド200(インク圧力室20
6)とを接続(連通)するインク供給チューブ215,
インクタンク213からインク圧力室206へインクを
加圧供給するための供給ポンプ216,インク圧力室2
06とインクタンク213とを接続(連通)するインク
戻しチューブ217および開閉弁218とから形成され
ている。したがって、開閉弁218を開きかつ供給ポン
プ216を駆動すれば、インクタンク213と印字ヘッ
ド200との間でインクを循環させることができる。
【0026】なお、図1のインク供給手段210および
インクタンク213は、シアン(C)用ノズルユニット
(206,207)についての1台を示す。また、印字
運転中は、開閉弁218を閉じるとともに供給ポンプ2
16とインク供給チューブ215との係合を解い(離反
させ)てインクタンク213内のインクをインク供給チ
ューブ216の毛細管現象を利用してインク圧力室20
6内に自動的に補給するものと形成されている。
【0027】加熱手段220は、図1,図2に示すイン
クタンク213内に取付けられたヒーター221と,こ
のヒーター221をON−OFFコントロールおよび発
熱容量(電流)を切替コントロールするためのコントロ
ーラ222とからなり、インク循環経路(インクタンク
213−インク供給チューブ215−インク圧力室20
6−インク戻りチューブ217−インクタンク213)
中のインク温度を加熱することができる。なお、ヒータ
ー221は、他の位置(例えば、インク供給チューブ2
15の供給ポンプ216の出口側)に設けてもよい。
【0028】また、この実施形態では、コントローラ2
22がインク温度制御手段230からの制御信号でコン
トロール動作するものとされている。
【0029】このインク温度制御手段230は、インク
タンク213内に取付けられた温度センサー233B
と,インク圧力室206内に設けられた温度センサー2
33Tと,インク温度制御プログラムを格納させた図2
に示すROM252と,CPU251とから形成され、
制御対象位置〔206(213)〕のインク温度を設定
温度範囲(Tbl〜TbhまたはTtl〜Tth)内に
制御することができる。
【0030】温度センサーを2つ(233B,233
T)設けたのは、制御対象位置を選択切換え可能とする
ためである。すなわち、例えば起動時には温度センサー
233Tを用いてインクタンク213内を制御対象位置
としてインク全量を急速に設定温度範囲内に高め、印字
運転に際してはインク圧力室206内を制御対象位置と
してインクジェットノズル207からジェットされるイ
ンク温度をより理想に近付けるためである。
【0031】この実施形態では、主たる設定温度範囲は
Tbl〜Tbhとされ、制御対象位置たるインク圧力室
206内のインク温度とされている。設定温度範囲(T
bl〜Tbh)は、図2に示すキーボード(KB)25
5から設定入力できかつCPU251によってRAM2
53の所定エリアに記憶保持される。
【0032】なお、設定温度範囲とは、必ずしも上限温
度Tbhと下限温度Tblとで規定されるものではな
い。ある温度Tbiを設定するように構築した場合も含
める。実際には時間遅れ等々によりTbi±α(実質的
にTbl〜Tbh)として制御されるからである。
【0033】図2に示す駆動制御ユニット250は、C
PU251,ROM252,RAM253,表示器(I
ND)254,キーボード(KB)255,入出力ポー
ト(I/O)256等を含み、プリンタ全体を駆動制御
することができる。
【0034】そして、複数(4つ)の接触押圧ローラを
有する回転型の供給ポンプ216用のモータ216Mを
ドライバ216Dを介して接続し、加熱手段220を形
成するヒーター221とコントローラ222とを接続
し、各温度センサー233T,233Bは検出回路23
2を介して接続されている。他の構成要素(開閉弁21
8,印字ヘッド200等)は入出力ポート256を介し
て接続されている。
【0035】この駆動制御ユニット250の構成要素
(CPU251,ROM252)とその機能を利用し
て、上記インク温度制御手段の他、インク温度判別手
段,印字動作実行判別手段,循環運転制御手段,補給運
転制御手段等を形成してある。
【0036】すなわち、インク温度判別手段(251,
252)は、まず温度センサー233Bで検出されたイ
ンク圧力室206内のインク温度Tbdが設定温度範囲
(Tbl〜Tbh)内にあるか否かを判別(図3のST
10)し、次には温度センサー233Tで検出されたイ
ンクタンク213内のインク温度Ttdが設定温度範囲
(Ttl〜Tth)内にあるか否かを判別(ST15)
する。
【0037】印字動作実行判別手段(251,252)
は、温度センサー233Bで検出されたインク圧力室2
06内のインク温度Tbdが設定温度範囲(Tbl〜T
bh)内にあると判別されたことを条件(ST10のY
ES)として印字動作を実行(印字許可)させ(ST1
1)、それより低温または高温の場合には印字動作を認
めないつまり印字不許可とする(ST13)。
【0038】循環運転制御手段(251,252)は、
印字不許可(ST13)とされた場合に、開閉弁218
を開きかつ供給ポンプ216(216M)を連続回転駆
動させ、インクをインク循環経路(213−215−2
06−217−213)内で循環(ST14)させる。
なお、キーボード255を用いて半自動に切換えれば、
Tbd<Tblでも、Tbd>Tbhの場合でも循環運
転可能とされている。
【0039】補給運転制御手段(251,252)は、
印字許可(ST11)された後に、開閉弁218を閉じ
かつ例えばソレノイド(図示省略)を励磁して供給ポン
プ216とインク供給チューブ215との係合を解き、
インク供給チューブ215を通して毛細管現象によりイ
ンク圧力室206内へのインク補給を可能とする。
【0040】ここに、インク温度制御手段(251,2
52)は、温度センサー233Bで検出された温度Tt
dをフィードバック信号としかつ設定温度範囲(Tbl
〜Tbh)を目標信号として、インク圧力室206内の
インク温度が設定温度範囲(Tbl〜Tbh)内に保持
されるように、加熱手段220を働かせる。つまり、温
度偏差相当信号をコントローラ222に出力する。した
がって、コントローラ222がヒーター221をON−
OFFさせ、さらにはヒーター221への電流値を減少
−増大させる(ST16,ST17)。
【0041】また、この実施形態では、インク圧力室2
06に対する設定温度範囲(Tbl〜Tbh)を絶対温
度的に低くかつ温度幅が小さく、インクタンク213に
対する設定温度範囲(Ttl〜Tth)を絶対温度的に
高くかつ温度幅を大きく設定するものとし、制御対象位
置をインク圧力室206内とする他、立上時等にあって
はインクタンク213を制御対象位置として切換えて温
度制御可能に形成されている。
【0042】かかる構成の実施形態では、電源を投入す
ると、インク温度判別手段(251,252)が、温度
センサー233Bで検出したインク圧力室206内のイ
ンク温度Tdbが設定温度範囲(Tbl〜Tbh)内に
あるか否かを判別する(図3のST10)。
【0043】設定温度範囲(Tbl〜Tbh)内にある
と判別(ST10のYES)されると、印字動作実行判
別手段(251,252)が印字許可(ST11)する
とともに補給運転制御手段(251,252)が開閉弁
218を閉じかつ供給ポンプ216のインク供給チュー
ブ215との係合を解いた補給運転(ST12)に切換
制御する。
【0044】したがって、インク圧力室206内のイン
ク温度Tbdが一定化されるので、インク粘度や表面張
力を一定範囲内に保持でき、各インクジェットノズル2
07からジェットされるインク滴の形状・大きさを一定
化できる。すなわち、高品質印字を保障することができ
る。
【0045】検出温度Tbdが設定温度範囲(Tbl〜
Tbh)内にないと判別(ST10のNO)されると、
印字動作実行判別手段(251,252)が印字不許可
(ST13)とし、循環運転制御手段(251,25
2)は開閉弁218を開きかつ供給ポンプ215をイン
ク供給チューブ215に係合させかつ回転駆動させて、
インクを循環させる(ST14)。
【0046】ここに、インク温度制御手段(251,2
52)は、インク温度判別手段(251,252)によ
って温度センサー233Tで検出されたインク温度Tt
dが設定温度範囲(Ttl〜Tth)にないと判別(S
T15のNO)されるので、ヒーター221をONさせ
(あるいは電流量を大きく)する(ST17)。したが
って、インクタンク213内のインク温度Ttdが高く
なるので、循環供給されたインク圧力室206内のイン
ク温度Tbdが高まり、設定温度範囲(Tbl〜Tb
h)内に制御される。
【0047】なお、この実施形態では、インク圧力室2
06を制御対象位置としかつインクタンク213内のヒ
ーター221をON−OFF等させてインク温度Tbd
が設定温度範囲(Tbl〜Tbh)に入るように制御す
るものと形成してある。さらに、制御対象位置の切換え
により、インクタンク213内のインク温度Ttdが設
定温度範囲(Ttl〜Tth)内に制御された場合には
インク圧力室206内のインク温度Tbdがその設定温
度範囲(Tbl〜Tbh)内になるように構築しかつ設
定可能としてある。
【0048】しかして、この実施形態によれば、回転ド
ラム10の外周面11に保持された印字媒体Mに印字ヘ
ッド200のインクジェットノズル207からインクジ
ェットとして文字・画像等を印字可能に形成するととも
に、離れた位置に配設されたインクタンク213から印
字ヘッド200へインクを供給するインク供給手段21
0と,制御対象位置(206)におけるインクの温度
(Tbd)を設定温度範囲(Tbl〜Tbh)内に制御
するインク温度制御手段(251,252等)とを設
け、インク温度を一定化制御可能に形成されているの
で、各インクジェットノズル207からのインク滴の形
状や大きさを均一かつ一定化できる。したがって、使用
環境や連続印字運転時間の長短等による温度変化に影響
されずに、所定の高品質印字を安定して行える。
【0049】また、選択された制御対象位置(206)
のインク温度(Tbd)が設定温度範囲(Tbl〜Tb
h)内に保持されていることを条件に印字ヘッド200
の印字動作を実行可能に形成されているので、高印字品
質をより確実に保障することができる。
【0050】また、インク供給手段210がインクタン
ク213と印字ヘッド200との間をインク循環可能に
形成されるていので、インク全量の温度を均一として一
定化できる。したがって、より長時間に渡る高品質印字
を保障することができる。
【0051】また、制御対象位置が選択切換可能に形成
されているので、制御開始時には例えば加熱手段220
(221)に近いインク温度(Ttd)が必要以上に上
昇しないように制御し、インク全量が均一的に安定化さ
れた後にインクジェットノズル207に近いインク温度
(Tbd)を一定化するように切替えることができる。
したがって、制御特性を一段と向上できかつ適用性が広
い。
【0052】さらに、2つの温度センサー233B,2
33Tを設けて制御対象位置を選択切換可能に形成され
ているので、より確実な切換えができる。
【0053】さらにまた、インク温度判別手段,循環運
転制御手段および補給運転制御手段を設け、印字許可や
印字不許可等の条件によって自動的にインク補給・循環
を切換可能に形成されているので、取扱いが一段と容易
である。
【0054】なお、以上の実施形態では、インク温度制
御手段を温度センサー233T,233BとROM25
2とCPU251とから形成したが、他の構成としても
実施することができる。例えば、コントローラ222
と,設定温度範囲を設定するための温度設定器と,検出
温度を入力するための温度センサー233T(233
B)とを接続し、コントローラ222にインク温度制御
機能を持たせる等である。
【0055】また、インク温度を設定温度範囲内に制御
させるためには、温度センサーは1つ(233Bまたは
233T)でもよく、また、インク供給手段210をイ
ンク循環させない図5に示すものとしても実施すること
ができる。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、回転ドラムの
外周面に保持された印字媒体に印字ヘッドのインクジェ
ットノズルからインクジェットとして文字・画像等を印
字可能に形成するとともに、インク供給手段とインク温
度制御手段とを設け、離れた位置に配設されたインクタ
ンクから印字ヘッドへインクを供給可能かつ選択された
制御対正位置におけるインク温度を設定温度範囲内に制
御可能に形成されているので、使用環境や連続印字運転
時間の長短等による温度変化に影響されずに、所定の高
品質印字を安定して行える。
【0057】また、請求項2の発明によれば、選択され
た制御対象位置のインク温度が設定温度範囲内に保持さ
れていることを条件に印字ヘッドの印字動作を実行可能
に形成されているので、請求項1の発明の場合と同様な
効果を奏し得る他、さらに高印字品質をより確実に保障
することができる。
【0058】さらに、請求項3の発明によれば、インク
供給手段がインクタンクと印字ヘッドとの間をインク循
環可能に形成されているので、請求項1および請求項2
の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、さらに、長時
間に渡る高品質印字を保障することができる。
【0059】さらにまた、請求項4の発明によれば、制
御対象位置が選択切換え可能に形成されているので、請
求項1から請求項3までの発明の場合と同様な効果を奏
し得る他、さらに制御特性を向上できかつ適用性が広
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す系統図である。
【図2】同じく、インク温度制御手段等を説明するため
のブロック図である。
【図3】同じく、インク温度制御動作等を説明するため
のフローチャートである。
【図4】先提案プリンタを説明するための側面図であ
る。
【図5】同じく、インク供給手段を説明するための図で
ある。
【図6】従来プリンタを説明するための図である。
【符号の説明】
10 回転ドラム 11 外周面 200 印字ヘッド 206 インク圧力室(制御対象位置) 207 インクジェットノズル 210 インク供給手段 213 インクタンク(制御対象位置) 215 インク供給チューブ 216 供給ポンプ 217 インク戻りチューブ 218 開閉弁 220 加熱手段 221 ヒーター 222 コントローラ 230 温度制御手段 233B,233T 温度センサー 250 駆動制御ユニット 251 CPU(インク温度制御手段) 252 ROM(インク温度制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムの外周面に保持された印字媒
    体に印字ヘッドのインクジェットノズルからインクジェ
    ットとして文字・画像等を印字可能に形成するととも
    に、離れた位置に配設されたインクタンクから印字ヘッ
    ドへインクを供給するインク供給手段と,制御対象位置
    におけるインクの温度を設定温度範囲内に制御するイン
    ク温度制御手段とを設けた、ことを特徴とするインクジ
    ェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 選択された前記制御対象位置のインク温
    度が設定温度範囲内に保持されていることを条件に印字
    ヘッドの印字動作を実行可能に形成されている請求項1
    記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記インク供給手段が前記インクタンク
    と前記印字ヘッドとの間をインク循環可能に形成される
    請求項1または請求項2記載のインクジェットプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 前記制御対象位置が選択切換え可能に形
    成されている請求項1から請求項3までのいずれか1項
    に記載されたインクジェットプリンタ。
JP33787996A 1996-12-18 1996-12-18 インクジェットプリンタ Abandoned JPH10175308A (ja)

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