JPH1016998A - 吐出容器 - Google Patents

吐出容器

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Publication number
JPH1016998A
JPH1016998A JP8186685A JP18668596A JPH1016998A JP H1016998 A JPH1016998 A JP H1016998A JP 8186685 A JP8186685 A JP 8186685A JP 18668596 A JP18668596 A JP 18668596A JP H1016998 A JPH1016998 A JP H1016998A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
liquid
nozzle member
discharge port
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP8186685A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Usami
秀幸 宇佐美
Kenichi Kumamoto
謙一 熊本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
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Publication of JPH1016998A publication Critical patent/JPH1016998A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ノズル吐出口から大部分の液体は吐出される
が薄板状部材を通じ若干の液体が逆流して液室に戻って
しまうことがある。 【解決手段】 内部に液室を設けた容器本体のノズル部
材14に、前記液室とそのノズル部材の吐出口14aと
を連通させる液通路15aを形成し、その液通路には、
その液通路を連通・遮蔽する弾性変形可能な弁17を設
け、その弁を前記吐出口の前端面部まで延設形成すると
共に、その吐出口には、前記弁が変形可能となる空間部
21を形成し、また、前記弁の前方には前記空間部から
の容器本体への液の侵入を防止する前記ノズル部材の内
側面と当接する当接部22を形成した吐出容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧用乳液、ハン
ドクリ−ム、ファンデ−ション、洗髪用シャンプ−、リ
ンス、液状の歯磨粉、マヨネ−ズ、ケチャップ、糊、絵
の具などの液体の吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、以前に、図9に示すよう
な吐出容器を発案した。ポンプ機構によって、容器本体
内の液体を吐出口から吐出させるものである。以下、詳
述する。容器本体101は内部に液室(液体貯溜室)1
02を形成する軟質の袋体103を収容している。この
軟質の袋体103は、容器本体101の開口部に取り付
けた口部材104の下側周壁面にヒ−トシ−ルなどによ
り液漏れしないよう取り付けられている。その口部材1
04は内側にピストン105を有しており、そのピスト
ン105は、別体のピストン体106を固着している。
また、ピストン105には図面上方に開放できる第1の
弁107が取り付けられている。弁107は、液室10
2と連通する内孔108からの液の出口となるものであ
る。さらに、弾撥体109により図面上方に付勢された
シリンダ−110がこのピストン105に対して液密摺
動可能に取り付けられている。ピストン体106の外周
壁に唯一設けた弾性環状部111がこのシリンダ−11
0の内孔112の内周壁に対する密閉摺接部となってい
る。また、シリンダ−110には、第1の弁107同
様、図面上方に開放できる第2の弁113が取り付けら
れている。この第2の弁113は、弁107から内孔1
12に出てきた液の出口となるものである。
【0003】このシリンダ−110の上部にはノズル体
114が取り付けられている。図示のノズル体114
は、第2の弁113から出てきた液体の流通路を有する
ノズル部材115と、このノズル部材115に着脱自在
に固定された頭冠116と、ノズル部材115の液体流
通路115aの中間に固定された薄板状部材117とよ
りなっている。ここで、薄板状部材117は、常時は液
体流通路115aを遮蔽した状態であり、後方部117
aで固定されているものであ。つまり、使用時に、薄板
状部材117が弾性変形し、液体流通路115aの先端
近傍が吐出口部115bとなる。また、前記頭冠116
の下面には、薄板状部材117が図面上、上方に弾性変
形するための逃げ空間部116aが形成されている。さ
らに、頭冠116の前端であって、前記吐出口部115
bの前方には、ノズル体114の吐出口114aが形成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術にあっては、吐出口部には勿論、容器本体内にも空気
などが侵入せず、液体の乾燥防止が図れると共に、衛生
的であるという優れた効果を有するものの、いささか開
発の余地があった。薄板状部材117の先端(吐出口部
115b)から吐出した液体の大部分は、ノズル体11
4の吐出口114aから吐出するものの、若干の液体が
薄板状部材117の上方である逃げ空間部116aに廻
り込んでしまうのである。ここで、前記薄板状部材11
7の先端を吐出口114aの中間部当たりまで延設形成
することも考えられるが、薄板状部材117の先端がこ
の吐出口114aの位置であっても弾性変形するための
隙間(逃げ空間部)が必要であり、この隙間から液体が
前記と同様に薄板状部材117の上方に廻り込んでしま
うものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたものであり、内部に液室を設け
た容器本体のノズル部材に、前記液室とそのノズル部材
の吐出口とを連通させる液通路を形成し、その液通路に
は、その液通路を連通・遮蔽する弾性変形可能な弁を設
け、その弁を前記吐出口の前端面部まで延設形成すると
共に、その吐出口には、前記弁が変形可能となる空間部
を形成し、また、前記弁の前方には前記空間部からの容
器本体への液の侵入を防止する前記ノズル部材の内側面
と当接する当接部を形成したことを要旨とする。
【0006】
【作用】吐出した液体の中で弁の上方に廻り込もうとす
る液体は、ノズル部材の内側面と当接する弁の当接部に
より、その廻り込み動作が遮断される。
【0007】
【実施例】添付図面に基づき一例を説明する。容器本体
1は内部に液室(液体貯溜室)2を形成する軟質の袋体
3を収容している。直接、容器本体1の内部を液室2と
してもよいが、軟質の袋体3の使用は、収容する液の消
費に応じて収縮し、外気の混入を防止できる上で容易な
手段である。この軟質の袋体3は、容器本体1の開口部
に取り付けた口部材4の下側周壁面にヒ−トシ−ルなど
により液漏れしないよう取り付けられている。口部材4
は内側にピストン5を有している。図示のピストン5
は、適度の弾力性を発揮させるとともに大きな口径を確
保するために別体のピストン体6を固着したものとなっ
ているが一体成形品であってもよい。また、ピストン5
には図面上方に開放できる第1の弁7が取り付けられて
いる。弁7は、液室2と連通する内孔8からの液の出口
となるものである。
【0008】弾撥体9により図面上方に付勢されたシリ
ンダ−10がこのピストン5に対して液密摺動可能に取
り付けられている。ピストン体6の外周壁に唯一設けた
弾性環状部11がこのシリンダ−10の内孔12の内周
壁に対する密閉摺接部となっている。また、シリンダ−
10には、第1の弁7同様、図面上方に開放できる第2
の弁13が取り付けられている。この第2の弁13は、
弁7から内孔12に出てきた液の出口となるものであ
る。
【0009】このシリンダ−10の上部にはノズル体1
4が取り付けられている。図示のノズル体14は、第2
の弁13から出てきた液体の流通路を有するノズル部材
15と、このノズル部材15に別体あるいは一体的に成
形された頭冠16と、ノズル部材15の液体流通路15
aの中間に固定された弾性板状弁17とよりなってい
る。ここで、弾性板状弁17は、常時は液体流通路15
aを遮蔽した状態であり、ノズル部材15に形成された
V型の周状突起18と弾性板状弁17の周面に形成され
た嵌合溝19との係合により固定されている。また、前
記弾性板状弁17の先端近傍は弾性変形し易いように薄
肉部20となっており、ノズル体14の先端に形成され
た吐出口14aに位置している。また、前記薄肉部20
の上方には、液体が吐出する際、薄肉部20が上方に変
形し易いように逃げ空間部21が形成されており、ノズ
ル部材15の前記薄肉部20が当接する部分近傍は弁座
部15bとなっている。さらに、前記弾性板状弁17の
前方、具体的には、薄肉部20を形成したことによる段
差部には、前記ノズル体14の内側面に当接する突起2
2が形成されている。そして、この突起22がノズル体
14の内側面に当接することによって、前記逃げ空間部
21から弾性板状弁17に侵入する(廻り込む)液体を
遮断しているのである。
【0010】さらに、前記液体流通路15aの周りであ
って、弾性板状弁17とノズル部材15との接触面に
は、弾性板状弁17の後方並びに横方向からの液体の漏
れを防止する突起23が形成されており、前記弾性板状
弁17の下面に喰い込むようになっている。尚、弾性板
状弁17の薄肉部20に位置する部分にも突起24が形
成されているが、不使用時における密閉性を高めるもの
であって、前記突起23よりも低く形成されている。
【0011】前記弾性板状弁の具体例としては、シリコ
−ンゴムやニトリルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、
天然ゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ネオプレン
ゴム、SBR、NBR、エラストマ−、軟質ポリエチレ
ンなどが挙げられる。
【0012】次に、使用例について説明する。頭冠16
を押圧すれば、シリンダ−10が弾撥体9の弾撥力に抗
して図面下方に摺動し、第2の弁13が開放する。そし
て、この第2の弁13の開放動作により前記シリンダ−
10の内孔12内からノズル部材15の液体流通路15
aに液体が流出し、その液体の圧力によって前記弾性板
状弁17の薄肉部20が図中上方、逃げ空間部21に弾
性変形し弁座部15bより離れる。こうして、液体流通
路15aはノズル体14の吐出口14aまで形成され、
その吐出口14aから液体が吐出される。液体の吐出が
完了し、液体流通路15aと内孔12との圧力が同等に
なると、弾性板状弁17が復帰し、再び液体流通路15
aを遮蔽するとともに、前記第2の弁13は、自己の弾
性復帰力により閉鎖する。
【0013】ここで、頭冠16の押圧を解除すれば、弾
撥体9の弾撥力によってシリンダ−10が図面上方に摺
動(復帰)するとともに、内孔12の減圧作用により第
1の弁7が開放する。この第1の弁7の開放動作により
ピストン5の内孔8からシリンダ−10の内孔12へ液
体が出て、次の使用準備がなされることになる。そし
て、この準備作用が完了し、内孔12と液室(液体貯溜
室)2との圧力が同等になると、前記第1の弁7は、前
記第2の弁と同様に、自己の弾性復帰力により閉鎖す
る。
【0014】次に、前記弾性板状弁17のノズル体14
への固定方法の変形例を挙げ説明する。図6がその第1
変形例であり、前記V型の周状突起18の形成位置を弾
性板状弁17の上面に位置するようにした例である。前
例に比し、弾性板状弁17の周面に嵌合溝を形成する必
要がなく、安価に製作することができる。また、図7が
第2変形例であり、弾性板状弁17の後方に茸状の嵌合
孔25を形成するとともに、ノズル部材15には前記嵌
合孔25と嵌まり合う係止突起26を形成し、それらを
嵌合せしめることにより、前記弾性板状弁17をノズル
体14に固定した例である。
【0015】図8に示す例は、容器本体の変形例であ
り、容器本体27を押圧することにより液体に圧力を与
え、その圧力により弾性板状弁17を変形させ液体を吐
出させる例である。前例に比し、一定量吐出させること
は困難であるが、第1の弁や第2の弁などを必要とせ
ず、非常に安価に製作することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の吐出容器は、内部に液室を設け
た容器本体のノズル部材に、前記液室とそのノズル部材
の吐出口とを連通させる液通路を形成し、その液通路に
は、その液通路を連通・遮蔽する弾性変形可能な弁を設
け、その弁を前記吐出口の前端面部まで延設形成すると
共に、その吐出口には、前記弁が変形可能となる空間部
を形成し、また、前記弁の前方には前記空間部からの容
器本体への液の侵入を防止する前記ノズル部材の内側面
と当接する当接部を形成したので、弁上方への液体の廻
り込みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図。
【図2】図1の要部拡大縦断面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】頭冠並びに、弾性板状弁を取り除いた要部上面
図。
【図5】弾性板状弁を示す斜視図。
【図6】第1変形例を示す要部縦断面図。
【図7】第2変形例を示す要部縦断面図。
【図8】第3変形例を示す要部縦断面図。
【図9】従来例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 容器本体 2 液室(液体貯溜室) 3 軟質の袋体 4 口部材 5 ピストン 6 ピストン体 7 弁 8 内孔 9 弾撥体 10 シリンダ− 11 弾性環状部 12 内孔 13 弁 14 ノズル体 14a 吐出口 15 ノズル部材 15a 液体流通路 15b 弁座部 16 頭冠 17 弾性板状弁 18 周状突起 19 嵌合溝 20 薄肉部 21 逃げ空間部 22 突起 23 突起 24 突起 25 嵌合孔 26 係止突起 27 容器本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に液室を設けた容器本体のノズル部
    材に、前記液室とそのノズル部材の吐出口とを連通させ
    る液通路を形成し、その液通路には、その液通路を連通
    ・遮蔽する弾性変形可能な弁を設け、その弁を前記吐出
    口の前端面部まで延設形成すると共に、その吐出口に
    は、前記弁が変形可能となる空間部を形成し、また、前
    記弁の前方には前記空間部からの容器本体への液の侵入
    を防止する前記ノズル部材の内側面と当接する当接部を
    形成したことを特徴とする吐出容器。
JP8186685A 1996-06-27 1996-06-27 吐出容器 Pending JPH1016998A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8186685A JPH1016998A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 吐出容器

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JPH1016998A true JPH1016998A (ja) 1998-01-20

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ID=16192854

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JP8186685A Pending JPH1016998A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 吐出容器

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7874466B2 (en) 2006-11-07 2011-01-25 The Procter & Gamble Company Package comprising push-pull closure and slit valve
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