JP3492600B2 - 逆流防止容器 - Google Patents

逆流防止容器

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JP3492600B2
JP3492600B2 JP2000187767A JP2000187767A JP3492600B2 JP 3492600 B2 JP3492600 B2 JP 3492600B2 JP 2000187767 A JP2000187767 A JP 2000187767A JP 2000187767 A JP2000187767 A JP 2000187767A JP 3492600 B2 JP3492600 B2 JP 3492600B2
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    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D47/00Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
    • B65D47/04Closures with discharging devices other than pumps
    • B65D47/20Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
    • B65D47/2018Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure
    • B65D47/2056Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure lift valve type
    • B65D47/2081Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure lift valve type in which the deformation raises or lowers the valve port

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、液体の食品や化
粧品その他の流動性材料を収容し、収容物を押し出した
後空気の流入を阻止可能な中空状の逆流防止容器に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、練りわさび等の調味料やクリーム
状の化粧品を収容するチューブ式の容器があった。この
ような容器は、容器本体の側面を押して内容物の圧力を
高め、容器本体の押出口から内容物を押し出すものであ
った。しかし、内容物を出した後、容器本体は押されて
生じた変形を元に戻す力が働き、容器内が負圧になり、
押出口から空気が流れ込むものであった。このような容
器本体内にたまった空気に内容物が接触すると、内容物
の酸化や空気中の菌による腐敗をおこすことがあった。
特に、近年は防腐剤が含まれていない商品が増えてお
り、腐敗や変質を起こしやすく、空気が入らないチュー
ブ式の容器が求められていた。 【0003】空気の流入を防ぐ容器として、例えば実開
昭57−143147号公報に開示されている逆流防止
チューブがあった。この逆流防止チューブは容器本体の
押出口にこの押出口を塞ぐ天井壁が設けられ、この天井
壁には複数の透孔が形成されていた。押出口の先端に
は、先端に小さい孔が形成されている円錐形のノズルが
取り付けられ、ノズルの内側には、上記天井壁に対して
平行な弁シートが設けられていた。そして、上記弁シー
トは、天井壁に対して直角方向に移動可能に設けられ、
弁シートが天井壁に接しているとき透孔は弁シートによ
り塞がれ、弁シートが天井壁から離れているときには、
流出溝を経て透孔から内容物が流出可能なものであっ
た。 【0004】この逆流防止チューブの使用方法は、容器
本体の側面を押すと内容物の圧力が高まって天井壁から
弁シートを押し上げ、天井壁の透孔が解放され流出溝を
経てノズルから内容物が流れ出る。内容物を取り出した
後、容器本体の側面の押圧をやめると、容器本体の変形
を元に戻す力が働き容器本体側が負圧となる。すると、
弁シートが天井壁側に引き戻され天井壁の透孔を閉鎖
し、空気が容器本体の中に流れることを防ぐ。 【0005】その他に、空気の流入を防ぐ容器として実
公昭58−21399号公報に開示されているチューブ
があった。このチューブは、容器本体の押出口に、この
押出口を塞ぐとともに中央部に透孔が形成された蓋部材
が設けられていた。押出口には、さらに、容器本体の内
側と連通した透孔を有するシリンダ部と、このシリンダ
部の内側に設けられたピストンを備え、ピストンは容器
本体の外側方向へ向かってバネで付勢されていた。さら
に、ピストンには、容器本体の外側へ向かって突出する
円錐形の突起が形成され、蓋部材の透孔に嵌合してこの
透孔を塞いでいた。 【0006】このチューブの使用方法は、容器本体の側
面を押すと内容物の圧力が高まり、シリンダ部の透孔か
ら内容物がシリンダ部内へ流れ出し、蓋部材とシリンダ
の間に充満する。そして充満した内容物の圧力によりピ
ストンがシリンダ部奥に押し下げられ、ピストンの突起
が蓋部材の透孔から引き抜かれる。これにより取出口は
開口され、内容物が押し出される。内容物を取り出した
後、容器本体の側面の押圧をやめると、蓋部材とシリン
ダ部の間に充満した内容物の圧力が減少し、ピストン
は、バネの付勢力でシリンダ部の外側へ向かって移動
し、蓋部材の透孔を塞ぐ。これにより空気が容器本体の
中に流れることを防ぐ。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記の実開昭57−1
43147号公報に開示されている逆流防止チューブの
場合、弁シートの外側の、ノズルの内側に内容物が残
り、この内容物はノズルから入る空気に常に接触し、腐
敗や変質するおそれがあった。また、上記の実公昭58
−21399号公報に開示されているチューブの場合、
構造が複雑でコストが高いものであった。また、シリン
ダ部とピストンの間に内容物等が入るおそれがあり、誤
作動や不具合を生じるおそれがあった。 【0008】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、簡単な構造で確実に容器本体への空気
の進入を防ぎ、内容物の品質を保つことができる逆流防
止容器を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】この発明は、樹脂等によ
り形成され弾力性を有し一端部に押出口が形成された容
器本体と、上記押出口を塞いで設けられた中栓と、上記
中栓の中心に設けられ上記押出口から円錐状に外側へ突
出する中栓突起と、上記中栓に設けられ上記容器本体の
内側と外側を連通する透孔と、弾力性を有し上記押出口
の周縁部と上記中栓突起の側面に密着するノズル部材と
が設けられ、上記ノズル部材には、円錐状に形成された
カバー部が設けられ、このカバー部の内周面の一部が上
記中栓突起の側面に一周して密着し、上記カバー部の途
中には、その弾性変形を容易にするための薄肉部が形成
され、上記カバー部の薄肉部は、上記中栓との接触部分
よりも上記容器本体に近い部分で、上記容器本体側に向
かって断面がV字形にくぼむ屈曲部として一周して設け
られ、上記ノズル部材の注出口は、上記屈曲部の中央に
設けられている逆流防止容器である。 【0010】この発明の逆流防止容器は、容器本体側面
を押圧すると、容器本体の内容物の圧力が高まり、中栓
突起の透孔から内容物が流れ出し、中栓とノズル部材の
間に充満する。そして、充満した内容物の圧力によりノ
ズル部材が外側に弾性変形し、中栓突起とノズル部材の
間に隙間が生じ、この隙間から内容物が流れ出しノズル
部材の透孔から押し出される。内容物を取り出した後、
容器本体の押圧をやめると、容器本体には押されて生じ
た変形を元に戻す力が働き、内容物側は負圧になり、
ズル部材の変形が復元して中栓突起に再び密着し、空気
の流入を防ぐものである。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面に基づいて説明する。図1、図2はこの発明の第
一実施形態の逆流防止容器10を示すもので、この実施
形態の逆流防止容器10は、適度な弾力性を有する合成
樹脂製の容器本体12を有し、容器本体12の一端部に
は、円筒状の押出口14が一体に形成され、押出口14
の側面には雄ねじ16が形成されている。 【0012】押出口14の周縁部14aには、やや固い
合成樹脂製の中栓18が嵌合されて取り付けられてい
る。中栓18は、押出口14の内側に嵌合される円筒状
の取付部20が設けられ、取付部20の上端面22には
取付部20を閉鎖し外側へ円錐状に突出する中栓突起2
4が設けられている。中栓突起24の、上端面22に隣
接する基端部には、基端部円周に沿って互いに等間隔に
4個の透孔26が形成され、中栓18の内側と外側を連
通している。中栓18の取付部20側周面には、容器本
体12の押出口14周縁部14a付近に、後述するノズ
ル部材32が係止される係止溝28が設けられている。
係止溝28は、押出口14周縁部14aに対して平行
に、取付部20を一周して形成されている。そして上端
面22の周縁部には上方に突出する突出壁30が一周し
て形成されている。 【0013】中栓18の、容器本体12の押出口14か
ら外側に突出している部分に、柔軟な樹脂やゴム等の弾
性材料で作られたノズル部材32が取り付けられてい
る。ノズル部材32は、円錐状に形成されたカバー部3
4が設けられ、カバー部34の内周面の一部は、中栓1
8の中栓突起24の側面に一周して密着している。そし
て、カバー部34先端に、透孔である注出口36が設け
られている。 【0014】ノズル部材32の押出口14側の周縁部内
側には、中栓18の係止溝28に嵌合される係止突起3
8が、内側に一周して突出している。そしてカバー部3
4の途中には、弾性変形を容易にするために薄肉部40
が形成されている。 【0015】次に、この実施形態の逆流防止容器10の
使用方法について説明する。容器本体12に練りわさび
等の調味料やクリーム状の化粧品を収容し、容器本体1
2の押出口14に中栓18とノズル部材32を取り付
け、さらにこれらを覆う図示しない外蓋を雄ねじ16に
螺合させて取り付ける。 【0016】そして、内容物を取り出すときは、容器本
体12の側面を押圧する。これにより、容器本体12の
内容物の圧力が高まり、中栓18の透孔26から内容物
が流れ出し、中栓18とノズル部材32のカバー部34
で囲まれた空間に内容物が充満する。そして、充満した
内容物の圧力により、図2に示すようにノズル部材32
の薄肉部40付近が弾性変形しカバー部34が外側に広
げられる。そして、カバー部34と中栓突起24の間に
隙間が生じ、この隙間から内容物が流れ出してノズル部
材32の注出口36から押し出される。 【0017】逆流防止容器10から任意の量の内容物を
取り出した後、容器本体12の押圧をやめると、容器本
体12には押されて生じた変形を元に戻す力が働き、容
器本体12内は負圧になる。すると、ノズル部材32の
変形が復元して中栓突起に再び密着し、空気の流入や、
一度外気に触れた内容物の逆流を防ぐ。 【0018】この実施形態の逆流防止容器10は、構造
が簡単で、生産性に優れている上、内容物を取り出した
後に容器本体12内に空気を吸い込んだり、一度外気に
触れた内容物が逆流したりすることがない。これによ
り、空気に接触して内容物が変質したり腐敗することが
なく、品質を一定に保持することができる。また、内容
物に混入する防腐剤の添加量を削減することができる。
さらに、ノズル部材32は柔軟な弾性体で作られている
ため、高い気密性を保持することができ、空気の進入や
内容物の逆流を確実に止めることができ、また内容物が
低粘度の液体の場合も漏れることがない。また、容器側
面12を押圧したときは、内容物の圧力で容易に弾性変
形し、弱い力で楽に内容物を押し出すことができる。ノ
ズル部材32のカバー部34と、中栓18の中栓突起2
4は、ノズル部材32の注出口36付近で密着している
ため、カバー部34の内側に滞留している内容物は空気
に接触せず変質しない。 【0019】また、内容物が少なくなった場合に容器本
体12内に空気を入れてふくらました状態で逆さに保管
し容器本体12の押出口14に内容物を集めたいとき
は、ノズル部材32のカバー部34を摘んだり、引っ張
り上げて弾性変形させ、中栓18の中栓突起24との間
に隙間を作ることにより、空気を逆流させることができ
る。 【0020】次にこの発明の第二実施形態について図
3,図4に基づいて説明する。ここで、上述の実施の形
態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態の逆流防止容器42は、中栓18の、容器
本体12の押出口14から外側に突出している部分に、
上記と同様の柔軟な弾性材料で作られたノズル部材44
が取り付けられている。ノズル部材44は、円錐状に形
成されたカバー部34が設けられ、カバー部34の内周
面の一部は、中栓18の中栓突起24の側面に一周して
密着している。カバ−部34の側周面の、中栓18との
接触部分よりも容器本体12に近い部分に、容器本体1
2側に向かって断面がV字形にくぼむ屈曲部48が一周
して設けられている。屈曲部48は、容易に弾性変形さ
せるために薄肉に形成されている。 【0021】この実施形態の逆流防止容器42の使用方
法は、上記実施形態と同様であり、内容物を取り出すと
きは、容器本体12の側面を押圧し、これにより容器本
体12の内容物の圧力が高まり、中栓18の透孔26か
ら内容物が流れ出し、中栓18とノズル部材44のカバ
ー部34で囲まれた空間に内容物が充満する。そして、
充満した内容物の圧力により、図4に示すようにノズル
部材44の湾曲薄肉部48の湾曲が伸びてカバー部34
が中栓18の中栓突起24から離れる。そして、カバー
部34と中栓突起24の間に隙間が生じ、この隙間から
内容物が流れ出してノズル部材44の注出口36から押
し出される。 【0022】この実施形態の逆流防止容器42によれ
ば、上記の実施形態と同様の効果を有するものである。
そして、ノズル部材44に屈曲部48が形成され、内容
物を押し出すときの開口面積を大きく取ることができ、
粘度の高い内容物も容易に注出することができる。 【0023】次にこの発明の第三実施形態について図5
に基づいて説明する。ここで、上述の実施形態と同様の
部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施形
態の逆流防止容器50は、上記中栓が容器本体12と一
体に形成されたもので、容器本体12の押出口14周縁
部14aに、押出口14の突出方向に対して平行に突出
する筒状の小径部52が形成されている。小径部52の
周側面には係止溝54が一周して形成され、また小径部
52の上端面56には、小径部52を閉鎖し外側へ円錐
状に突出する中栓突起58が設けられている。中栓突起
58の、上端面56に隣接する基端部には、基端部円周
に沿って互いに等間隔に4個の透孔60が形成され、容
器本体12の内側と外側を連通している。 【0024】小径部52の中栓突起58には柔軟な弾性
材料で作られたノズル部材32が取り付けられている。
ノズル部材44は、円錐状に形成されたカバー部34が
設けられ、カバー部34の内周面の一部は、突起58側
面に一周して密着している。ノズル部44の押出口14
側の周縁部内側には、小径部52の係止溝54に嵌合さ
れる係止突起38が内側に一周して形成されている。 【0025】この実施形態の逆流防止容器50の使用方
法は、上記実施形態と同様であり、同様の効果を有する
ものである。また、容器本体12と中栓突起58が一体
に設けられているため、部品点数が少なく管理が容易で
あり、組立工程も簡略化することができる。 【0026】次にこの発明の第四実施形態について図
6、図7に基づいて説明する。ここで、上述の実施形態
と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。こ
の実施形態の逆流防止容器62の中栓64には、押出口
14の内側に嵌合される円筒状の取付部66が設けら
れ、取付部66の内周面には押出口14の周縁部14a
よりもわずかに容器本体12側の位置に、取付部66の
内外を隔てる仕切板68が形成されている。仕切板68
の中心には、容器本体12の外側へ突出する三角錐状の
中栓突起70が形成され、中栓突起70の先端は、取付
部66の上端面72よりも容器本体12側に位置してい
る。仕切板68には、中栓突起70の外周に沿って互い
に等間隔に4個の透孔74が形成され、中栓64の内側
と外側を連通している。中栓64の外側側面には、容器
本体12の押出口14周縁部14a付近に、後述するノ
ズル部材78が係止される係止突起76が形成されてい
る。 【0027】中栓64の、容器本体12の押出口14か
ら外側に突出している部分に、柔軟な弾性材料で作られ
たノズル部材78が取り付けられている。ノズル部材7
8は、中栓64の取付部66上端面72と、中栓64の
突起70先端を連結するカバー部80が設けられ、カバ
ー部80は薄肉で、皿状にくぼんだ形状となっている。
カバー部80の中心で、突起70の先端に対向する位置
には注出口82が形成され、注出口82の周囲には突起
70の側面に一周して当接する筒状突起84が形成され
ている。カバー部80の周縁部には、中栓64の取付部
66を覆う側面86が設けられ、側面86の周縁部内側
には、中栓64の係止突起76に係止される係止凸部8
8が、内側に一周して突出している。 【0028】この実施形態の逆流防止容器62の使用方
法は、上記実施形態と同様であり、内容物を取り出すと
きは、容器本体12の側面を押圧し、これにより容器本
体12の内容物の圧力が高まり、中栓64の透孔74か
ら内容物が流れ出し、中栓64とノズル部材78のカバ
ー部80で囲まれた空間に内容物が充満する。そして、
充満した内容物の圧力が高まり、図7に示すようにカバ
ー部80が外側にふくらんで、カバー部80の筒状突起
84が中栓64の突起70から離れる。そして、カバー
部80の筒状突起84と中栓64の突起70の間に隙間
が生じ、この隙間から内容物が流れ出してノズル部材7
8の注出口82から押し出される。 【0029】この実施形態の逆流防止容器62によれ
ば、上記の実施形態と同様の効果を有するものである。
そして、ノズル部材78は、カバー部80が側面86の
内側にくぼんで設けられているため、カバー部80が外
力によって変形し内容物が不用意に出たり空気が流れ込
んだりすることがなく、安全である。 【0030】なお、この発明の逆流防止容器は上記各実
施形態に限定されるものではなく、中栓やノズル部材の
各部の形状は、内容物の圧力によって適度な隙間が生じ
るものであれば自由に変更可能である。 【0031】 【発明の効果】この発明の逆流防止容器は、ノズル部材
自体が弁機構の作用をし、構成が簡単であり、動作も確
実なものである。さらに、内容物を取り出した後に容器
本体内に空気を吸い込んでしまうことがないため、空気
に接触して内容物が変質したり腐敗することがなく、品
質を一定に保つことができる。また、ノズル部材の注出
口付近が開閉する機構であり、ノズル部材内の内容物も
密閉されるので、変質しにくいものである。しかも、ノ
ズル部材の形状等により容易に開閉状態を設定可能であ
り、内容物の粘度が低いものから高いものまで幅広く対
応可能である。なお、容器内に空気を入れたい場合は、
ノズル部材をつまんだりすることにより容易に空気を流
入させることも可能である。そして、ノズル部材を確実
に開閉可能であり、内容物に添加する防腐剤等を削減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の第一実施形態の逆流防止容器の縦断
面図である。 【図2】この実施形態の逆流防止容器の内容物を押し出
す状態を示す縦断面図である。 【図3】この発明の第二実施形態の逆流防止容器の縦断
面図である。 【図4】この実施形態の逆流防止容器の内容物を押し出
す状態を示す縦断面図である。 【図5】この発明の第三実施形態の逆流防止容器の縦断
面図である。 【図6】この発明の第四実施形態の逆流防止容器の縦断
面図である。 【図7】この実施形態の逆流防止容器の内容物を押し出
す状態を示す縦断面図である。 【符号の説明】 10 逆流防止容器 12 容器本体 14 押出口 16 雄ねじ 18 中栓 20 取付部 24 中栓突起 26 透孔 28 係止溝 32 ノズル部材 34 カバー部 36 注出口 38 係止突起 40 薄肉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 47/20 B65D 35/50 B65D 47/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 弾力性を有し一端部に押出口が形成さ
    れた容器本体と、上記押出口を塞いで設けられた中栓
    と、上記中栓の中心に設けられ上記押出口から円錐状に
    外側へ突出する中栓突起と、上記中栓に設けられ上記容
    器本体の内側と外側を連通する透孔と、弾力性を有し上
    記押出口の周縁部と上記中栓突起の側面に密着するノズ
    ル部材とが設けられ、上記ノズル部材には、円錐状に形
    成されたカバー部が設けられ、このカバー部の内周面の
    一部が上記中栓突起の側面に一周して密着し、上記カバ
    ー部の途中には、その弾性変形を容易にするための薄肉
    部が形成され、上記カバー部の薄肉部は、上記中栓との
    接触部分よりも上記容器本体に近い部分で、上記容器本
    体側に向かって断面がV字形にくぼむ屈曲部として一周
    して設けられ、上記ノズル部材の注出口は、上記屈曲部
    の中央に設けられていることを特徴とする逆流防止容
    器。
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