JPH10168657A - 耐塩素性エラスタン繊維 - Google Patents

耐塩素性エラスタン繊維

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JPH10168657A
JPH10168657A JP9329712A JP32971297A JPH10168657A JP H10168657 A JPH10168657 A JP H10168657A JP 9329712 A JP9329712 A JP 9329712A JP 32971297 A JP32971297 A JP 32971297A JP H10168657 A JPH10168657 A JP H10168657A
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JP
Japan
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fibers
polyurethane
polyorganosiloxane
sir
weight
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JP9329712A
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English (en)
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Huette Stephan
シユテフアン・ヒユツテ
Rolf-Volker Dr Meyer
ロルフ−フオルカー・マイアー
Hans-Joachim Dr Wollweber
ハンス−ヨアヒム・ボルベバー
Karin-Anke Heinrich
カリン−アンケ・ハインリヒ
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Bayer AG
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Bayer AG
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/58Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products
    • D01F6/70Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products from polyurethanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K9/00Use of pretreated ingredients
    • C08K9/04Ingredients treated with organic substances
    • C08K9/06Ingredients treated with organic substances with silicon-containing compounds
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F1/00General methods for the manufacture of artificial filaments or the like
    • D01F1/02Addition of substances to the spinning solution or to the melt
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリウレタン組成物及び特にこのものから生
成される、水性の、塩素含有環境、例えば水泳プール中
での水着に使用し得る弾性ポリウレタン繊維。 【解決手段】 本発明により殊にポリオルガノシロキサ
ンまたはポリオルガノシロキサンとポリオルガノハイド
ロジェンシロキサンとの混合物で被覆されるハイドロタ
ルサイト及び/または他の塩基性金属アルミニウムヒド
ロキシ化合物を含むポリウレタン組成物及び特にこのも
のから生成される弾性ポリウレタン繊維が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ポリウレタン組成物及び特にこ
のものから生成される、水性の、塩素含有環境、例えば
水泳プール中での水着に使用し得る弾性ポリウレタン繊
維に関する。本発明は、殊にポリオルガノシロキサンま
たはポリオルガノシロキサンとポリオルガノハイドロジ
ェンシロキサンとの混合物で被覆されるハイドロタルサ
イトを含み、そして/または他の塩基性金属アルミニウ
ムヒドロキシ化合物を含むポリウレタン組成物及び特に
このものから生成される弾性ポリウレタン繊維に関す
る。
【0002】本発明の範囲内で用いられる「繊維」なる
表現は、原理的に公知である紡糸法、例えば乾式紡糸法
または湿式紡糸法、並びに溶融紡糸法により製造し得る
ステープル・ファイバー及び/または連続フィラメント
を含む。
【0003】更に本発明は、重合体、殊にポリウレタン
に対する補助剤または添加物質としての特殊なマグネシ
ウムアルミニウムヒドロキシ炭酸塩の使用に関する。
【0004】少なくともその85%が例えばポリエーテ
ル、ポリエステル及び/またはポリカーボネートをベー
スとするセグメント化されたポリウレタンから合成され
る長鎖の合成重合体からなる弾性ポリウレタン繊維は周
知である。かかる繊維からなるヤーン糸(yarn)は、ま
た殊にコルセット、洋品類及び運動着、例えば水泳用衣
類または水泳用トランクスに適する織物または材料の製
造に使用される。しかしながら、水泳プールにおいて
は、水はしばしば衛生上の理由で高度に塩素を含み、活
性塩素含有量は通常0.5乃至3ppm(百万当たりの
部)またはそれ以上の量に達する。ポリウレタン繊維を
かかる環境にさらす場合、このことにより繊維の物理的
特性、例えばその強さ、の劣化または損失が生じ、そし
てこれにより早期の(premature)織物の損耗が生じ
る。
【0005】実際的観点において、並の品質の(coarse
titre)の繊維の場合、繊維のある程度の劣化は、これ
らの繊維から製造される織物の使用者によりその劣化が
気付かれることなしに、許容され得る。それにもかかわ
らず、塩素で誘導される劣化に対する繊維状材料の耐久
性の改善は、殊に高度の細さを有するヤーン糸(例え
ば、150デニール以下の力価を有する繊維)に対して
必要である。
【0006】水着の用途の分野での弾性ポリウレタンヤ
ーン糸の塩素化された水に対する耐久性を改善させる観
点から、ポリウレタンはしばしば低分子量の一ヒドロキ
シ官能性、二ヒドロキシ官能性または多ヒドロキシ官能
性の重合体の形態でのポリエステルから製造された。し
かしながら、脂肪族ポリエステルは高い生物活性を示
す。この理由のために、この重合体から製造されるポリ
ウレタンは、これらのものが微生物及びカビにより容易
に劣化されるという欠点を有する。更にポリエステルを
ベースとするポリウレタンの塩素化された水に対する耐
久性は満足なものではないことが示された。
【0007】塩素化された水に対する弾性ポリウレタン
フィラメントの耐久性を改善させるために、エラスタン
繊維中の多数の添加剤が記載されている。
【0008】米国特許第4,340,527号、ドイツ
国特許第3.124.197号及び米国特許第5,02
8,642号に、塩素安定化のための、酸化亜鉛のセグ
メント化されたポリウレタンからなるフィラメント中へ
の配合が記載されている。しかしながら、酸化亜鉛は、
殊に酸性条件下(pH3〜4)での織物の染色工程中に
フィラメントから洗浄除去されるという重大な欠点を有
する。その結果、繊維の塩素化された水への耐久性はか
なり減少する。更に、生物活性浄化プラント中のバクテ
リア培地は、染色工程から生じる亜鉛を含む廃液により
死滅される。その結果かかる浄化プラントの操作様式は
重大な損害を受け得る。
【0009】特開昭59−133,248号に、セグメ
ント化されたポリウレタンからなるフィラメント中への
ハイドロタルサイトの配合がその塩素化された水に対す
る耐久性を改善させる観点から記載されている。重金属
を含まぬ安定化に加えて、少量のみの分散されたハイド
ロタルサイトが酸性範囲(pH3〜4)における染色条
件下で洗い流され、そしてその結果塩素化された水への
良好な耐久性が保存されると記載されている。しかしな
がら、欠点としてハイドロタルサイトは、極性溶媒、例
えばジメチルアセトアミドまたはジメチルホルムアミド
中で及びまたポリウレタン繊維の紡糸溶液中でさえ強く
凝集することが明らかになっている。ポリウレタン繊維
に対する紡糸溶液中での凝集により紡糸工程中での紡糸
ノズルの急速な詰まりが生じ、その結果頻繁な繊維の破
断及び紡糸ノズルでの圧力上昇のために紡糸工程をしば
しば中断しなければならない。従って比較的長期にわた
るかかるポリウレタン組成物(PU組成物)の紡糸は、
この工程では不可能である。加えて、かかるフィラメン
トは塩素を含む水に対しては適当な耐久性を示さない。
【0010】特開平3−292,364号には、ポリウ
レタンにおける添加剤の例としてシラン及び/または脂
肪酸で被覆されたハイドロタルサイトが記載されてい
る。しかしながら、記載されているスパンデックス繊維
の塩素化された水に対する耐久性は適当でないことが見
いだされた。更に、シランは、製造にコストがかかる被
覆剤であるという欠点を有する。更なる欠点は、ポリア
ミド硬質繊維を用いる処理の過程において酸性染料、例
えばTelon染料による記載されているポリウレタン繊維
の着色性が適当でなく、そして更に例えばポリウレタン
繊維及びポリアミド硬質繊維間の混合織物のトーン−ト
ーン(tone-to-tone)染色が不可能であることである。
【0011】ヨーロッパ特許出願公開第558,758
号に、付着性脂肪酸と共に結晶水を含むハイドロタルサ
イトを含むポリウレタン組成物が記載される。この組成
物の欠点は、特開平3−292364号に関連して既に
記載された組成物の欠点と同様である。即ち記載されて
いるポリウレタン繊維の塩素化された水への耐久性がま
だ適当でなく、ポリアミド硬質繊維を用いる処理の過程
において酸性染料、例えばTelon染料による記載されて
いるポリウレタン繊維の着色性が適当でなく、そして例
えばポリウレタン繊維及びポリアミド硬質繊維からなる
混合織物間のトーン−トーン染色が不可能であることで
ある。
【0012】本発明による目的は、殊に本分野の現状と
比較して改善された塩素化された水に対する耐久性、好
ましくは重金属を含む添加剤の添加によって達成される
ものではない塩素化された水に対する安定性、ポリウレ
タン繊維の紡糸工程またはポリウレタン繊維の物理的特
性のいずれにも悪影響を有しない安定剤、殊にまた繊維
の特殊な処理、例えば洗浄または染色の場合に繊維から
洗い流されず、そして/または効力を失わない安定剤、
並びにポリアミド硬質繊維を用いる処理の過程で酸性染
料、例えばtelon染料により少なくとも同様であるか、
または更に改善され、そして殊にポリウレタン繊維及び
ポリアミド硬質繊維間のトーン−トーン染色が得られる
着色性を有するポリウレタン繊維(またエラスタン繊維
と呼ばれる)に対するPU組成物を得ることである。
【0013】本発明によればこの目的は、ポリオルガノ
シロキサンまたはポリオルガノシロキサン/ポリオルガ
ノハイドロジェンシロキサンの組合せで被覆された有効
量の細かく分割されたハイドロタルサイト及び/または
他の塩基性金属アルミニウムヒドロキシ化合物をポリウ
レタン組成物に加えることにより達成される。
【0014】本発明の主題は、ポリウレタンまたはポリ
ウレタン繊維が、細かく分割されたハイドロタルサイト
または殊に一般式(1) M1-x 2+Alx(OH)2x/n n-・mH2O (1) 式中、M2+はマグネシウムまたは亜鉛、殊にマグネシウ
ムを表し、An-は価数nを有し、かつOH-、F-、Cl
-、Br-、CO3 2-、SO4 2-、HPO4 2-、ケイ酸塩、
酢酸塩またはシュウ酸塩よりなる群から選ばれる陰イオ
ン、殊にCO3 2-であり、0<x≦0.5及び0≦m<
1である、または殊に式(2) MgsAlt(OH)u(A2-v・wH2O (2) 式中、sは1〜15の数であり、tは1〜8の数であ
り、uは1〜40の数であり、vは1〜5の数であり、
wは0〜20の数であり、そしてA2-はCO3 2-、SO4
2-、HPO4 2-、ケイ酸塩、酢酸塩またはシュウ酸塩よ
りなる群から選ばれる陰イオン、殊にCO3 2-である、
の他の塩基性金属アルミニウムヒドロキシ化合物を含
み、これによりハイドロタルサイトまたは塩基性金属ア
ルミニウムヒドロキシ化合物が0.1〜30重量%、殊
に0.5〜25重量%のポリオルガノシロキサン及び/
またはポリオルガノハイドロジェンシロキサンで被覆さ
れていることを特徴とする、増大された耐塩素性を有
し、かつ少なくとも85%のセグメント化されたポリウ
レタンを有するポリウレタン組成物及びエラスタン繊維
により構成される。
【0015】本発明の意味における塩基性金属アルミニ
ウムヒドロキシ化合物は、2価の金属イオン、殊にMg
またはZn、殊に好ましくはMg、3価の陽イオンとし
てアルミニウム、ヒドロキシ陰イオン及び他の1価また
は2価の陰イオン、殊にOH-、F-、Cl-、Br-、C
3 2-、SO4 2-、HPO4 2-、ケイ酸塩、酢酸塩または
シュウ酸塩をベースとする混合塩である。
【0016】ポリウレタンまたはこのものから製造し得
るフィラメント中に細かく分割された形態で含まれるハ
イドロタルサイト及び/または塩基性金属アルミニウム
ヒドロキシ化合物の量は、重合体の重量を基準として殊
に0.05乃至15重量%、好ましくは0.1乃至5重
量%、そして殊に0.3乃至4重量%の量である。エラ
スタンフィラメントの場合、その量はフィラメント内及
び/またはフィラメントの表面上に分布され得る。
【0017】ハイドロタルサイトまたは金属アルミニウ
ムヒドロキシ化合物の場合、殊に好ましくは式(3)及
び(4)で示される。
【0018】 Mg5Al3(OH)15(A2-2・wH2O (3); Mg6Al2(OH)12(A2-3・wH2O (4) 式中、A2-及びwは式(2)を参照して上に示される意
味を有する。
【0019】Znを含む繊維の染色に関連して、上記の
排水の問題を考慮してマグネシウム化合物が好ましい。
【0020】殊に好ましいハイドロタルサイトまたは塩
基性マグネシウムアルミニウムヒドロキシ炭酸塩の例
は、式(5)、(6)及び(7)を有するものである: Mg6Al2(OH)16CO3・5H2O (5); Mg4Al2(OH)12CO3・4H2O (6); Mg6Al2(OH)12(CO33・7H2O (7)。
【0021】ハイドロタルサイトまたは金属アルミニウ
ムヒドロキシ化合物をはっ水性にする観点から、上記の
ポリオルガノシロキサンをハイドロタルサイトまたは金
属アルミニウムヒドロキシ化合物を基準として0.1〜
30重量%の含有量で用いる。好適なものは、一般式
(8) (R5)3SiO-(-SiR1R4O-)x-(-SiR2R7O-)y-(-SiR3HO-)z-Si(R6)3 (8) 式中、xは0〜500の数であり、yは0〜300の数
であり、そしてzは0〜300の数であり、残基R1
2、R3、R4、R5及びR6は相互に独立して炭素原子
1〜4個を有する飽和及び/または不飽和の、随時また
分枝鎖状であってもよいアルキル残基及び/または随時
またアルキル置換されていてもよい炭素原子6〜9個を
有するアリール残基を表し、そしてR7は炭素原子6〜
18個を有するアルキル残基または水素を表す、のポリ
オルガノシロキサンである。
【0022】一般式(8)において残基R1、R2
3、R4、R5及びR6がメチル基を表す場合、式(8)
のポリシロキサンは殊に有利な特性を表す。
【0023】殊に好適な方法において、xが0〜100
の数であり、yが0〜100の数であり、そしてzが0
〜100の数であり、そしてx+y+zが25〜300
の数を表す式(8)のポリオルガノシロキサンで被覆し
たハイドロタルサイト及び/または金属アルミニウムヒ
ドロキシ化合物を用いる。
【0024】ポリオルガノシロキサンは同様に、ポリオ
ルガノシロキサンに対する一般式(8)においてx=
0、y=5〜50及びZ=5〜60であり、ここにy+
zが15より大きいものが好ましい。
【0025】更に好適なものは、xが3〜500の数で
あり、y=0及びz=0である該一般式のポリオルガノ
シロキサンである。
【0026】末端基において残基R5及びR6は各々の場
合にまた異なる置換基を表し得る。このことは異なる置
換基もまた末端ケイ素原子に結合し得ることを意味す
る。
【0027】残基R7は直鎖状及び/もしくは分枝鎖状
のアルキル残基であり得る。直鎖状残基R7の例にはヘ
キシル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル及びテト
ラデシルがあり、分枝鎖状アルキル残基の例には3−メ
チルペンチル、2,3−ジメチルブチル、3−ブチルヘ
キシル及び4−プロピルオクチル残基がある。これに関
連してポリオルガノシロキサンは各々の場合に同一もし
くは相異なる残基R7を含有し得る。好適なアルキル残
基R7はドデシル及びテトラデシル残基、殊にまた両方
の残基を有する化合物の混合物である。
【0028】好適なポリオルガノハイドロジェンシロキ
サンは、式
【0029】
【化1】
【0030】式中、残基R8はC1225及び/またはC
1429を表す、及び
【0031】
【化2】
【0032】のものである。
【0033】好適なポリオルガノシロキサンは、式
【0034】
【化3】
【0035】式中、残基R9はC1225及び/またはC
1427を表す、及び
【0036】
【化4】
【0037】式中、n=2〜100、のものである。
【0038】単なるポリオルガノシロキサンを被覆に用
いる場合、製造方法により生じるSiに直接結合する水
素の残基は、ハイドロタルサイトの凝集挙動に好適な効
果を有する。
【0039】更に他の好適な本発明の主題は、上記のポ
リオルガノシロキサン及び一般式(13) (R2)3SiO−(−SiR1HO−)m−Si(R3)3 (13) のポリオルガノハイドロジェンシロキサンの混合物で被
覆された金属アルミニウムヒドロキシ化合物を有するエ
ラスタン繊維により構成され、ここに式(13)におい
てmは5〜200の数であり、残基R1、R2、R3が相
互に独立して式(8)の残基の定義に関連して特記され
る意味を有し、そしてポリオルガノシロキサン及びポリ
オルガノハイドロジェンシロキサンは好ましくは4:1
乃至1:4間の重量比で存在する。
【0040】好適なものは、ハイドロタルサイトまたは
金属アルミニウムヒドロキシ化合物の量を基準として
0.05〜25重量%のポリオルガノシロキサンまたは
ポリオルガノシロキサンとポリオルガノハイドロジェン
シロキサンとの混合物で被覆されたかかるハイドロタル
サイト及び/または塩基性金属アルミニウムヒドロキシ
化合物である。殊に、0.5〜10重量%のポリオルガ
ノシロキサンまたはポリオルガノシロキサン/ポリオル
ガノハイドロジェンシロキサンで混合物被覆されたハイ
ドロタルサイト及び/または金属アルミニウムヒドロキ
シ化合物を用いることが好ましい。
【0041】ハイドロタルサイト及び/または塩基性金
属アルミニウムヒドロキシ化合物の被覆は、ポリオルガ
ノシロキサンまたはポリオルガノシロキサン/ポリオル
ガノハイドロジェンシロキサン混合物を一緒にか、また
は任意の順番で別々に、好ましくはハイドロタルサイト
の最終的粉砕前及び/または中に噴霧及び/または相互
混合することにより行い得る。
【0042】これに関連してポリオルガノシロキサンま
たはポリオルガノシロキサン/ポリオルガノハイドロジ
ェンシロキサン混合物を乾燥する前にハイドロタルサイ
ト及び/または塩基性金属アルミニウムヒドロキシ化合
物の製造工程中に堆積する湿潤フィルターケーキ、ペー
ストまたはスラリーに混合するか否か、またはこのもの
を適当な方法で例えば噴霧により最終粉砕直前に乾燥材
料に加えるか、またはスチーム−ジェット乾燥の場合に
ジェットミル中に供給される時にスチームに直接加える
か否かは重要ではない。ポリオルガノシロキサンまたは
ポリオルガノシロキサン/ポリオルガノハイドロジェン
シロキサン混合物は随時添加前にエマルジョンに転化し
得る。
【0043】ハイドロタルサイトまたは金属アルミニウ
ムヒドロキシ化合物の製造は、例えば基本的に公知の方
法により行う。かかる方法は、例えばヨーロッパ特許出
願公開第129,805 A1号または同第117,2
89 A1号に記載されている。
【0044】ハイドロタルサイト及び/または例えばマ
グネシウムアルミニウムヒドロキシ炭酸塩の製造は、好
ましくはその親化合物、例えばMgCO3、Al23
び水から溶媒、例えば水、C1〜8アルコールまたは塩素
化された炭化水素の存在下で順次、例えば噴霧乾燥によ
る乾燥及び例えばビード・ミルによる粉砕により行う。
【0045】殊に好適な方法においてハイドロタルサイ
ト及び/または塩基性金属アルミニウムヒドロキシ化合
物の被覆は、例えばポリウレタンの製造に関連して使用
し得るように溶媒、例えばジメチルアセトアミド、ジメ
チルホルムアミドまたはジメチルスルホキシドの存在下
にて、例えばビード・ミルを用いて粉砕することにより
行う。被覆に用いられるポリオルガノシロキサンまたは
ポリオルガノシロキサン/ポリオルガノハイドロジェン
シロキサン混合物は適当な方法で粉砕すべき材料に加え
得るし、または既に上に記載したように、乾燥工程前
か、または乾燥工程中にハイドロタルサイト及び/また
は金属アルミニウムヒドロキシ化合物に加え得る。粉砕
の工程中に、殊に10μm及びそれ以下、好ましくは5
μm以下、そして殊に2μm以下の平均直径(数平均)
を有する被覆されたハイドロタルサイトまたは塩基性金
属アルミニウムヒドロキシ化合物の平均粒径が達成され
る。これらの粒径は既に上に示した方法によりハイドロ
タルサイト及び/または塩基性金属アルミニウムヒドロ
キシ化合物の処理により達成される。
【0046】ハイドロタルサイト及び/または塩基性金
属アルミニウムヒドロキシ化合物は、ポリウレタン繊維
の製造におけるいずれかの時点でポリウレタンに加え得
る。例えば、ハイドロタルサイト及び/または金属アル
ミニウムヒドロキシ化合物は、溶液またはスラリーの状
態で他の繊維添加剤の溶液または分散体に加え、次に繊
維紡糸用ノズルに関して上流で重合体溶液と混合する
か、またはこのものの中に注入し得る。勿論また、ハイ
ドロタルサイト及び/または金属アルミニウムヒドロキ
シ化合物は、別々に乾燥粉末の状態または適当な媒質中
のスラリーの状態で重合体紡糸用溶液に加え得る。更に
ハイドロタルサイト及び/または塩基性金属アルミニウ
ムヒドロキシ化合物は、上記の調製物中で重合体の製造
工程中に加え得る。 本発明によるポリウレタンまたは
ポリウレタン繊維は、種々の目的のための多数の異なる
添加剤、例えばつや消し剤、フィラー、酸化防止剤、染
料、着色剤、熱、光、UV照射及び霧煙に対する安定剤
等を含むことができ、これによりこれらの添加剤はこれ
らのものがハイドロタルサイト及び/または金属アルミ
ニウムヒドロキシ化合物に対して作用する効果を示さな
いように投与される。
【0047】本発明による繊維を用いて製造される織物
を加工または着色する場合、殊に失活または繊維からの
ハイドロタルサイト及び/または金属アルミニウムヒド
ロキシ化合物の溶出を避けることを保証するように注意
すべきである。
【0048】ハイドロタルサイト及び/または金属アル
ミニウムヒドロキシ化合物により安定化されるポリウレ
タンは、繊維への加工に加えてまた、成型製品、フィル
ム、エラストマー、発泡剤等に使用し得る。
【0049】ハイドロタルサイト及び/または塩基性金
属アルミニウムヒドロキシ化合物は、ある状況下でポリ
ウレタンからの繊維の製造に対して乾式紡糸法または湿
式紡糸法に通常用いられる極性溶媒、例えばジメチルア
セトアミド、ジメチルホルムアミドまたはジメチルスル
ホキシド中で凝集する。更にまた、凝集は溶融紡糸エラ
ストマー繊維の製造に用いられる無溶媒重合体溶融物中
でも生じる。この理由のために、配合されたハイドロタ
ルサイト及び/または金属アルミニウムヒドロキシ化合
物を用いる紡糸溶液の場合、結果として強いノズル圧力
の上昇及び頻繁な繊維の破断が生じる原因となる紡糸用
ノズルの詰まりによる紡糸工程中の困難が生じる。本発
明によるポリウレタン溶液中へのハイドロタルサイト及
び/または金属アルミニウムヒドロキシ化合物の配合の
場合、紡糸溶液または重合体溶融物中で凝集は生じず、
そしてハイドロタルサイト及び/または塩基性マグネシ
ウムアルミニウムヒドロキシ炭酸塩の平均粒径は殆ど不
変のままである。
【0050】従ってまた、塩素含有水により誘導される
劣化に対するこのように得られるフィラメントの耐久性
は、凝集体を含む紡糸溶液または重合体溶融物から得ら
れる繊維と比較して改善されている。
【0051】また本発明の主題は、熱可塑性ポリウレタ
ンによる長鎖合成重合体を溶融状態で紡糸するか、また
は少なくとも85%のセグメント化されたポリウレタン
を有する重合体をポリウレタンに関して15〜50重量
%の比、好ましくはポリウレタンに関して20〜45重
量%の比で有機溶媒、例えばジメチルアセトアミド、ジ
メチルホルムアミドまたはジメチルスルホキシドに溶解
し、そして次に紡糸用ノズルによりこの溶液を乾式紡糸
法または湿式紡糸法によりフィラメントに生成させ、こ
れにより重合体の重量を基準として0.05〜15重量
%、好ましくは0.1〜5重量%、殊に0.3〜4重量
%の量のハイドロタルサイト及び/または金属アルミニ
ウムヒドロキシ化合物の有効量をフィラメント内及び/
またはフィラメントの表面上に分布させる、ポリウレタ
ン繊維の製造方法である。0.05重量%より少ないハ
イドロタルサイト及び/または塩基性金属アルミニウム
ヒドロキシ化合物をフィラメント内またはフィラメント
の表面上に分布させる場合、ある状況下で塩素による重
合体の劣化に対する効果が満足されない。実質的に15
重量%より多いフィラメント内またはフィラメントの表
面上のハイドロタルサイト及び/または金属アルミニウ
ムヒドロキシ化合物の分布により、繊維の不利な物理的
特性が生じることがあり、従って推奨し難い。
【0052】本発明によるポリウレタン組成物に殊に適
する上記のようなハイドロタルサイト及び/または金属
アルミニウムヒドロキシ化合物を好ましくは本法に用い
る。本発明による改善されたポリウレタン繊維は、セグ
メント化されたポリウレタン重合体、例えばポリエーテ
ル、ポリエステル、ポリエーテルエステル、ポリカーボ
ネート等をベースとするものからなる。このタイプの繊
維は、基本的に公知の方法、例えば米国特許第2,92
9,804号、同第3,097,192号、同第3,4
28,711号、同第3,553,290号及び同第
3,555,115号またはWO 93/09174号
に記載されている方法により製造し得る。更に、ポリウ
レタン繊維は、その製造が例えばドイツ国特許第4,4
14,327号(sic)に記載される熱可塑性ポリウレ
タンからなり得る。これらの重合体のあるものは、他の
ものより塩素で誘導された劣化に対してより敏感であ
る。このことは、例えば下の実施例1における結果の比
較から明らかである。この実施例によれば、ポリエーテ
ルをベースとするポリウレタンからなるポリウレタン繊
維は、ポリエステルをベースとするポリウレタンからな
るポリウレタン繊維よりかなり敏感である。この実施例
に示されるように、殊にポリエーテルをベースとするポ
リウレタン繊維は、ハイドロタルサイト及び/または塩
基性金属アルミニウムヒドロキシ化合物の添加から他の
ものより多くの利益を受ける。この理由のために、ポリ
エーテルをベースとするポリウレタンを含んでなるポリ
ウレタン組成物及び繊維は殊に好ましい。
【0053】ハイドロタルサイトの場合か、或いはまた
塩基性マグネシウムアルミニウムヒドロキシ化合物の場
合、重金属を含まず、そして毒物学的観点から無害であ
り、従って好ましい添加剤が問題となる。結果として、
エラスタン繊維の連続処理の工程、例えば染色の工程に
おいて、生物学的に活性な浄化プラントの操作の様式を
侵食するかまたは破壊する排水は生成されないことを保
証することができる。
【0054】ハイドロタルサイト及び/または金属アル
ミニウムヒドロキシ化合物の配合の結果として、殊に驚
くべきことに下の実施例2に示すように、酸性染料、例
えばTelon染料によるエラスタン繊維の着色性は改善さ
れ、そしてポリアミド硬質繊維を用いる処理の工程にお
いてエラスタン繊維及びポリアミド繊維間に良好なトー
ン−トーン染色が達成され得ることが更に見いだされ
た。エラスタン繊維とポリアミド繊維の混合物からなる
織物を濃く着色させようとする場合、このことが殊に重
要である。加えて染色工程をより迅速に行ない、そして
/または染色浴中の染料をより少なくすることが可能と
なる。同時に、エラスタン繊維はより高度の着色を受け
そしてポリアミド繊維との間のトーン−トーン染色性が
改善されるので、染色の結果はより高い品質のものとな
る。
【0055】セグメント化されたポリウレタンもその中
で数に入れるポリウレタンは、原理的に、殊に例えばポ
リエステルジオール、ポリエーテルジオール、ポリエス
テルアミドジオール、ポリカーボネートジオール、ポリ
アクリルジオール、ポリチオエステルジオール、ポリチ
オエーテルジオール、ポリヒドロカルボン酸ジオール或
いはこのグループに属する化合物の混合物または共重合
体よりなる群から選ばれる各々分子の末端にヒドロキシ
ル基を有しかつ600〜4,000の分子量を有する直
鎖状の均質重合体または共重合体から製造される。更
に、ポリウレタンは、殊に有機ジイソシアネート及び数
種の活性水素原子を有する鎖長延長剤、例えばジオール
及びポリオール、ジアミン及びポリアミン、ヒドロキシ
ルアミン、ヒドラジン、ポリヒドラジド、ポリセミカル
バジド、水またはこれら成分の混合物をベースとする。
【0056】更に本発明の主題は、好ましくは合成硬質
繊維、例えばポリアミド、ポリエステルまたはポリアク
リル繊維及び/または天然繊維、例えば羊毛、絹または
木綿との混合物において、本発明によるポリウレタン繊
維を用いることにより製造される、織物製品、殊に編み
物、洋品類または織物により構成される。
【0057】下記の試験方法を、本発明の利点の評価に
必要とされる種々のパラメーターを測定するために利用
する。
【0058】最大の伸長力延伸及び破断長さを測定する
観点から、簡単な引張試験を空調状態でエラスタンフィ
ラメントヤーン糸に対して行う。試験方法はDIN 53834
Part1のモデルに従って行う。製造された試験片を測定
ヘッドのフックの周り及び0.001cN/dtexの予備圧
縮力を有する10mmのクラスプ(clasp)の周りのル
ープ中に置く。ゲージ長さは200mmである。アルミ
ニウムホイルからなる翼(vane)をライト・バリア(li
ght barrier)のレベルで正確に吊るす。フィラメント
が破断するまでスライドを400%/分(800mmド
ロー−オフ)の変形速度で移動させ、次に測定後に最初
の位置に再び戻す。試験片1個当たり20回の測定を行
う。
【0059】塩素で誘導された劣化に対するエラスタン
繊維の耐久性を試験するため、繊維から製造した長さ6
0cmのヤーン糸試料(例えば4フィラメント、全体の
力価40デニール)をDIN 54019のモデルに従
う「塩素化された水堅牢性試験」に付す。この試験の過
程において、ヤーン糸を応力がかからないように長さ6
0cmで特殊な試料ホルダーに取り付ける。実際の「塩
素化された水堅牢性試験」の前にpH4.5(酢酸塩緩
衝液)で98℃でのブランク染色を1時間の期間にわた
って行う。次に試料を室温で5及び10回、各場合1時
間、暗所において緩衝液(51.0ml 1.0N N
aOH、18.6g KCl及び15.5g硼酸を蒸留
水に溶解し、そして1,000mlにメスアップする)
及び20mg/lの塩素含有量を有する次亜塩素酸ナト
リウム溶液からなる試験溶液中にてpH8.5で処理す
る。各処理後に試料を蒸留水で洗浄し、そして空気と接
触させて乾燥する。5倍または10倍の処理後に試料の
物理的特性を前節に記載のとおりに測定する。この「塩
素化されたプール水試験」の過程におけるヤーン糸の挙
動は、水泳プール中に存在する塩素に暴露された水着の
織物中の対応するヤーン糸の挙動に対応する。
【0060】「塩素化された」水中の塩素濃度は、本明
細書においてはヨウ素イオンをヨウ素に酸化できる塩素
濃度として定義される。この濃度は、ヨウ化カリウム及
びチオ硫酸ナトリウムを用いる滴定により測定され、そ
して試験溶液1リットル当たりのppm「活性塩素」
(Cl2)として特定される。滴定方法は、ヨウ化カリ
ウム1g、リン酸(85%)2ml及び10%澱粉溶液
1mlを分析しようとする塩素化された水100mlに
加え、そして混合物を澱粉/ヨウ素終点が得られるまで
0.1Nチオ硫酸ナトリウム溶液で滴定するように行
う。
【0061】ポリアミド硬質繊維を用いる処理の過程に
おける酸染料によるスパンデックス繊維の着色性の程度
並びにスパンデックス繊維と及びポリアミド繊維とのト
ーン−トーン染色の度合は、タイプDatacolor 3890の分
光器により測定する。校正は白色の標準(硫酸バリウム
タイル)により行い、色調差はCie-Labカラー・システ
ムにより測定する。
【0062】本発明を更に下記の実施例により説明する
が、これに限定されるものではなく、ここに特記せぬ限
り全ての%の数値は繊維の全重量に関するものである。
【0063】
【実施例】実施例1〜3において、エラスタン繊維は平
均分子量2,000を有するポリテトラヒドロフラン
(PTHF)からなるポリエーテルジオールまたはアジ
ピン酸、ヘキサンジオール及びネオペンチルグリコール
からなるポリエステルジオールから製造した。ジオール
をモル比1対1.7を有するメチレン−ビス(4−フェ
ニルジイソシアネート)(MDI)でキャッピングし、
次にジメチルアセトアミド中のエチレンジアミン(ED
A)及びジエチルアミン(DEA)からなる混合物を用
いて鎖長延長させた。
【0064】この後、添加剤のストック液を重合体に混
合した。このストック液は62.6重量%ジメチルアセ
トアミド(DMAC)、10.3重量%Cyanox 1790(A
merican Cyanamidにより製造;安定剤)、27.0重量
%の30%紡糸溶液及び0.001重量%染料Makrolex
violett(Bayer AG)からなっていた。このストック液
を加工された繊維においてCyanox 1790の含有量が繊維
状重合体の固体を基準として1重量%の量になるように
紡糸溶液に加えた。
【0065】この紡糸溶液に、30.9重量%二酸化チ
タン、タイプRKB 2(Bayer AG)、44.5重量%D
MAC及び24.6重量%の22%紡糸溶液からなる第
二のストック液を、ポリウレタン−尿素重合体を基準と
して0.05重量%の二酸化チタン含有量が加工された
繊維中に生じるように混合した。
【0066】この紡糸溶液に、13.8重量%の表1に
特記されるハイドロタルサイト及び/または金属アルミ
ニウムヒドロキシ化合物、55.2重量%ジメチルアセ
トアミド並びに31.0重量%の30%紡糸溶液からな
る第三のストック液を、ポリウレタン−尿素重合体を基
準として表1に特記されるハイドロタルサイト及び/ま
たは金属アルミニウムヒドロキシ化合物の含有量が加工
された繊維中に生じるように加えた。
【0067】この紡糸溶液に更にストック液を混合し
た。このものは5.4重量%ステアリン酸マグネシウ
ム、45.0重量%DMAC及び49.6重量%の30
%紡糸溶液からなり、そしてステアリン酸マグネシウム
の含有量が繊維状重合体の固体を基準として0.20重
量%に達するように加えた。
【0068】処理された紡糸溶液を10dtexの力価を有
するフィラメントを生成させるように代表的な紡糸装置
中にて紡糸ノズルにより乾式紡糸し、これにより各々の
場合に4本の個々のフィラメントを一緒にして合一した
フィラメントヤーン糸を生成させた。10mPas/2
5℃の粘度を有するポリジメチルシロキサンからなる繊
維状調製物を調製ローラーを用いて塗布し、これにより
繊維の重量を基準として約4重量%を塗布した。次に繊
維を900m/分の速度で巻いた。
【0069】実施例1 塩素で誘導された劣化に対するエラスタン繊維の耐久性
に関する測定の試験結果を表1に示す。これに関連して
ポリエーテル及びポリエステルをベースとするポリウレ
タン、並びに種々の安定剤及びコーティング剤を用い
た。殊に本発明による試料1−5、1−9及び1−11
の場合に元の最大引張力の最高%が保存されることがわ
かった。その結果、これらの試料に関して塩素化された
水に対する安定性が望み通りに極めて良好であった。
【0070】実施例2 その着色性を試験する観点から、表2及び3に挙げられ
るエラスタン繊維をポリアミドと一緒に20:80の比
で各々の場合にここに特記される染色用調製物による酸
染料を有する別々の浴中で染色した。
【0071】全ての染色工程は1:40の液比を有する
Turbomat(Ahiba製)中で行った。
【0072】エラスタン繊維の着色性の程度及びポリア
ミド硬質繊維を用いるエラスタン繊維の処理工程中の酸
染料によるトーン−トーン染色の度合をタイプDatacolo
r 3890の分光計により測定した。装置の校正は白色の標
準(硫酸バリウムタイル)により行い、色調差はCielab
カラー・システムにより測定した。
【0073】着色性の度合は全体の差DE*により表2
に特記する。更なるDE*は参照試料から正の範囲に変
化し、試験した試料の着色性はより良好であった。その
結果、所望の良好な着色性は殊に試料2−4及び2−5
に対する場合であった。
【0074】トーン−トーン染色の度合を同様に全体の
差DE*により表3に特記する。試料及び参照試料間の
DE*の差が小さければ小さいほど、試験した試料のト
ーン−トーン染色はより良好であった。その結果、良好
及び所望のトーン−トーン染色は殊に試料3−4及び3
−5に対する場合であった。
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】a) ポリウレタンはポリエーテルをベース
として合成した; b) ライトタイプ:D65=デーライトランプ c) 0.31% Telon イエロー 3RL;0.32%Telon
レッド FRL;0.24% Telon ブルー BRL;2.
0% Levegal FTS;pH5.0;98℃/60分 d) 0.13% Telon オレンジ AGT;0.22% Telo
n ルビー A5B;0.20% Telon ブルー AFN;
1.0% Levegal FTS;0.5% Avolon IS;pH
5.5;98℃/60分
【0078】
【表3】
【0079】a) ポリウレタンはポリエーテルをベース
として合成した; b) ライトタイプ:D65=デーライトランプ c) 0.31% Telon イエロー 3RL;0.32%Telon
レッド FRL;0.24% Telon ブルー BRL;2.
0% Levegal FTS;pH5.0;98℃/60分 d) 0.13% Telon オレンジ AGT;0.22% Telo
n ルビー A5B;0.20% Telon ブルー AFN;
1.0% Levegal FTS;0.5% Avolon IS;pH
5.5;98℃/60分 本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
【0080】1.繊維が、細かく分割されたハイドロタ
ルサイト及び/または殊に一般式(1) M1-x 2+Alx(OH)2x/n n-・mH2O (1) 式中、M2+はマグネシウムまたは亜鉛、殊にマグネシウ
ムを表し、An-は価数nを有し、かつOH-、F-、Cl
-、Br-、CO3 2-、SO4 2-、HPO4 2-、ケイ酸塩、
酢酸塩またはシュウ酸塩よりなる群から選ばれる陰イオ
ン、殊にCO3 2-であり、0<x≦0.5及び0≦m<
1である、または殊に式(2) MgsAlt(OH)u(A2-v・wH2O (2) 式中、sは1〜15の数であり、tは1〜8の数であ
り、uは1〜40の数であり、wは0〜20の数であ
り、vは1〜5の数であり、そしてA2-はCO3 2-、S
4 2-、HPO4 2-、ケイ酸塩、酢酸塩またはシュウ酸塩
よりなる群から選ばれる陰イオン、殊にCO3 2-であ
る、の他の塩基性金属アルミニウムヒドロキシ化合物を
含み、そしてこれにより金属アルミニウムヒドロキシ化
合物が0.1〜30重量%、殊に0.5〜25重量%の
ポリオルガノシロキサン及び/またはポリオルガノハイ
ドロジェンシロキサンで被覆されることを特徴とする、
少なくとも85%のセグメント化されたポリウレタンか
らなる増大された耐塩素性を有するエラスタン繊維。
【0081】2.ポリオルガノシロキサンが、一般式
(8) (R5)3SiO-(-SiR1R4O-)x-(-SiR2R7O-)y-(-SiR3HO-)z-Si(R6)3 (8) 式中、xは0〜500の数であり、yは0〜300の数
であり、そしてzは0〜300の数であり、R1、R2
3、R4、R5及びR6は相互に独立して炭素原子1〜4
個を有する飽和及び/または不飽和の、随時また分枝鎖
状であってもよいアルキル残基及び/または随時またア
ルキル置換されていてもよい炭素原子6〜9個を有する
アリール残基を表し、そしてR7は炭素原子6〜18個
を有するアルキル残基または水素を表す、のものである
ことを特徴とする、上記1に記載のエラスタン繊維。
【0082】3.ポリオルガノシロキサンに対する式
(8)において、xが0〜100の数、殊に0の数であ
り、yが0〜100の数、殊に5〜50であり、そして
zが0〜100の数、殊に5〜60であり、そして合計
x+y+z=25〜300であることを特徴とする、上
記2に記載のエラスタン繊維。
【0083】4.ポリオルガノシロキサンに対する式
(8)において、xが3〜500の数であり、y=0及
びZ=0であることを特徴とする、上記2に記載のエラ
スタン繊維。
【0084】5.ポリオルガノハイドロジェンシロキサ
ンが、一般式(13) (R23SiO−(−SiR1HO−)m−Si(R33 (13) のものであり、ここに式(13)においてm=5〜20
0であり、残基R1、R2、R3が相互に独立して式
(8)に関連して同じ名称の残基としての意味を有し、
そしてポリオルガノシロキサン及びポリオルガノハイド
ロジェンシロキサンが4:1乃至1:4間の定量的比率
で存在することを特徴とする、上記1〜4のいずれかに
記載のエラスタン繊維。
【0085】6.ポリウレタンが、細かく分割されたハ
イドロタルサイトまたは殊に一般式(1) M1-x 2+Alx(OH)2x/n n-・mH2O (1) 式中、M2+はマグネシウムまたは亜鉛、殊にマグネシウ
ムを表し、An-は価数nを有し、かつOH-、F-、Cl
-、Br-、CO3 2-、SO4 2-、HPO4 2-、ケイ酸塩、
酢酸塩またはシュウ酸塩よりなる群から選ばれる陰イオ
ン、殊にCO3 2-であり、0<x≦0.5及び0≦m<
1である、または殊に式(2) MgsAlt(OH)u(A2-v・wH2O (2) 式中、sは1〜15の数であり、tは1〜8の数であ
り、uは1〜40の数であり、wは0〜20の数であ
り、vは1〜5の数であり、そしてA2-はCO3 2-、S
4 2-、HPO4 2-、ケイ酸塩、酢酸塩またはシュウ酸塩
よりなる群から選ばれる陰イオン、殊にCO3 2-であ
る、の他の塩基性金属アルミニウムヒドロキシ化合物を
含み、そしてこれにより金属アルミニウムヒドロキシ化
合物が0.1〜30重量%、殊に0.5〜25重量%の
ポリオルガノシロキサン及び/またはポリオルガノハイ
ドロジェンシロキサンで被覆されることを特徴とする、
ポリウレタン組成物。
【0086】7.ポリオルガノシロキサンが、一般式
(8) (R5)3SiO-(-SiR1R4O-)x-(-SiR2R7O-)y-(-SiR3HO-)z-Si(R6)3 (8) 式中、xは0〜500の数であり、yは0〜300の数
であり、そしてzは0〜300の数であり、R1、R2
3、R4、R5及びR6は相互に独立して炭素原子1〜4
個を有する飽和及び/または不飽和の、随時また分枝鎖
状であってもよいアルキル残基及び/または随時またア
ルキル置換されていてもよい炭素原子6〜9個を有する
アリール残基を表し、そしてR7は炭素原子6〜18個
を有するアルキル残基または水素を表す、のものである
ことを特徴とする、上記6に記載のポリウレタン。
【0087】8.ポリオルガノシロキサンに対する式
(8)において、xが0〜100の数、殊に0の数であ
り、yが0〜100の数、殊に5〜50であり、そして
zが0〜100の数、殊に5〜60であり、そして合計
x+y+z=25〜300であることを特徴とする、上
記7に記載のポリウレタン組成物。
【0088】9.ポリオルガノシロキサンに対する式
(8)において、xが3〜500の数であり、y=0及
びZ=0であることを特徴とする、上記7に記載のポリ
ウレタン組成物。
【0089】10.ポリオルガノハイドロジェンシロキ
サンが、一般式(13) (R23SiO−(−SiR1HO−)m−Si(R33 (13) のものであり、ここに式(13)においてm=5〜20
0であり、残基R1、R2、R3が相互に独立して式
(8)に関連して同じ名称の残基としての意味を有し、
そしてポリオルガノシロキサン及びポリオルガノハイド
ロジェンシロキサンが4:1乃至1:4間の定量的比率
で存在することを特徴とする、上記6〜9のいずれかに
記載のポリウレタン組成物。
【0090】11.好ましくは合成硬質繊維、例えばポ
リアミド、ポリエステルまたはポリアクリル繊維及び/
または天然繊維、例えば羊毛、絹または木綿との混合物
における、上記1〜5のいずれかに記載のポリウレタン
繊維を用いることにより製造される、織物製品、殊に編
み物、洋品類または織物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ヨアヒム・ボルベバー ドイツ47800クレーフエルト・シヤイブラ ーシユトラーセ85 (72)発明者 カリン−アンケ・ハインリヒ ドイツ41540ドルマゲン・ベダウシユトラ ーセ37

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維が、細かく分割されたハイドロタル
    サイト及び/または殊に一般式(1) M1-x 2+Alx(OH)2x/n n-・mH2O (1) 式中、M2+はマグネシウムまたは亜鉛、殊にマグネシウ
    ムを表し、 An-は価数nを有し、かつOH-、F-、Cl-、Br-
    CO3 2-、SO4 2-、 HPO4 2-、ケイ酸塩、酢酸塩またはシュウ酸塩よりな
    る群から選ばれる陰イオン、殊にCO3 2-であり、 0<x≦0.5及び0≦m<1である、または殊に式
    (2) MgsAlt(OH)u(A2-v・wH2O (2) 式中、sは1〜15の数であり、 tは1〜8の数であり、 uは1〜40の数であり、 wは0〜20の数であり、 vは1〜5の数であり、そしてA2-はCO3 2-、S
    4 2-、HPO4 2-、ケイ酸塩、酢酸塩またはシュウ酸塩
    よりなる群から選ばれる陰イオン、殊にCO3 2-であ
    る、の他の塩基性金属アルミニウムヒドロキシ化合物を
    含み、そしてこれにより金属アルミニウムヒドロキシ化
    合物が0.1〜30重量%、殊に0.5〜25重量%の
    ポリオルガノシロキサン及び/またはポリオルガノハイ
    ドロジェンシロキサンで被覆されることを特徴とする、
    少なくとも85%のセグメント化されたポリウレタンか
    らなる増大された耐塩素性を有するエラスタン繊維。
  2. 【請求項2】 ポリオルガノシロキサンが、一般式
    (8) (R5)3SiO-(-SiR1R4O-)x-(-SiR2R7O-)y-(-SiR3HO-)z-Si(R6)3 (8) 式中、xは0〜500の数であり、yは0〜300の数
    であり、そしてzは0〜300の数であり、 R1、R2、R3、R4、R5及びR6は相互に独立して炭素
    原子1〜4個を有する飽和及び/または不飽和の、随時
    また分枝鎖状であってもよいアルキル残基及び/または
    随時またアルキル置換されていてもよい炭素原子6〜9
    個を有するアリール残基を表し、そしてR7は炭素原子
    6〜18個を有するアルキル残基または水素を表す、の
    ものであることを特徴とする、請求項1に記載のエラス
    タン繊維。
  3. 【請求項3】 ポリオルガノハイドロジェンシロキサン
    が、一般式(13) (R23SiO−(−SiR1HO−)m−Si(R33 (13) のものであり、ここに式(13)においてm=5〜20
    0であり、残基R1、R2、R3が相互に独立して式
    (8)に関連して同じ名称の残基としての意味を有し、
    そしてポリオルガノシロキサン及びポリオルガノハイド
    ロジェンシロキサンが4:1乃至1:4間の定量的比率
    で存在することを特徴とする、請求項1または2に記載
    のエラスタン繊維。
  4. 【請求項4】 ポリウレタンが、細かく分割されたハイ
    ドロタルサイトまたは殊に一般式(1) M1-x 2+Alx(OH)2x/n n-・mH2O (1) 式中、M2+はマグネシウムまたは亜鉛、殊にマグネシウ
    ムを表し、 An-は価数nを有し、かつOH-、F-、Cl-、Br-
    CO3 2-、SO4 2-、 HPO4 2-、ケイ酸塩、酢酸塩またはシュウ酸塩よりな
    る群から選ばれる陰イオン、殊にCO3 2-であり、 0<x≦0.5及び0≦m<1である、または殊に式
    (2) MgsAlt(OH)u(A2-v・wH2O (2) 式中、sは1〜15の数であり、 tは1〜8の数であり、 uは1〜40の数であり、 wは0〜20の数であり、 vは1〜5の数であり、そしてA2-はCO3 2-、S
    4 2-、HPO4 2-、ケイ酸塩、酢酸塩またはシュウ酸塩
    よりなる群から選ばれる陰イオン、殊にCO3 2-であ
    る、の他の塩基性金属アルミニウムヒドロキシ化合物を
    含み、そしてこれにより金属アルミニウムヒドロキシ化
    合物が0.1〜30重量%、殊に0.5〜25重量%の
    ポリオルガノシロキサン及び/またはポリオルガノハイ
    ドロジェンシロキサンで被覆されることを特徴とする、
    ポリウレタン組成物。
  5. 【請求項5】 ポリオルガノシロキサンが、一般式
    (8) (R5)3SiO-(-SiR1R4O-)x-(-SiR2R7O-)y-(-SiR3HO-)z-Si(R6)3 (8) 式中、xは0〜500の数であり、 yは0〜300の数であり、そしてzは0〜300の数
    であり、 R1、R2、R3、R4、R5及びR6は相互に独立して炭素
    原子1〜4個を有する飽和及び/または不飽和の、随時
    また分枝鎖状であってもよいアルキル残基及び/または
    随時またアルキル置換されていてもよい炭素原子6〜9
    個を有するアリール残基を表し、そしてR7は炭素原子
    6〜18個を有するアルキル残基または水素を表す、の
    ものであることを特徴とする、請求項4に記載のポリウ
    レタン。
  6. 【請求項6】 好ましくは合成硬質繊維、例えばポリア
    ミド、ポリエステルまたはポリアクリル繊維及び/また
    は天然繊維、例えば羊毛、絹または木綿との混合物にお
    ける、請求項1〜3のいずれかに記載のポリウレタン繊
    維を用いることにより製造される、織物製品、殊に編み
    物、洋品類または織物。
JP9329712A 1996-11-18 1997-11-14 耐塩素性エラスタン繊維 Pending JPH10168657A (ja)

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