JPH1016750A - アンチロックブレーキ機構のバルブチェック制御装置 - Google Patents

アンチロックブレーキ機構のバルブチェック制御装置

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JPH1016750A
JPH1016750A JP16888696A JP16888696A JPH1016750A JP H1016750 A JPH1016750 A JP H1016750A JP 16888696 A JP16888696 A JP 16888696A JP 16888696 A JP16888696 A JP 16888696A JP H1016750 A JPH1016750 A JP H1016750A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンチロックブレーキ機構のバルブチェック
制御装置において、開閉バルブの固着を防止して安全性
の向上を図ると共にバルブチェック時に運転者に作用す
る不快感をなくす。 【解決手段】 アンチロックブレーキ機構のバルブチェ
ック制御装置において、ABSコントローラ28は、車
輪速センサ30に基づいて検出された車速Vが第1設定
速度V1 以上で、ブレーキスイッチ12がOFFで、A
BSが非制御中で、開閉バルブ19,20に開閉動作指
令が出ていないときに、この開閉バルブ19,20に開
閉動作指令を出すことでバルブチェックを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の急制動時や
滑りやすい路面での制動時に、ブレーキ液圧を制御する
ことで車輪のロックを防止し、安定した車体姿勢と方向
安定性を確保するようにしたアンチロックブレーキ機構
のバルブチェック制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の急制動時や滑りやすい路面での制
動時に、車輪のロックによって生じるスリップを防止
し、安定した車体姿勢と方向安定性を確保するようにし
たアンチロックブレーキ機構、所謂、ABSが従来から
車両に搭載されている。このABSは、車両制動時にお
ける各車輪の回転速度の変動を検出し、この検出結果に
基づいて各車輪のブレーキ液圧を自動的に制御すること
で、車輪のロックを防止するものである。
【0003】従って、このABSにおいて、各車輪のブ
レーキ液圧を自動的に制御する油圧回路には、ブレーキ
ペダルに接続されたマスタシリンダに一対の開閉バルブ
が設けられている。この一対の開閉バルブはコントロー
ラが出力する開閉信号に基づいて開閉動作するものであ
り、通常は、マスタシリンダの液圧がそのままホイール
シリンダに伝達されてブレーキが作動するような開閉状
態となっている。そして、急ブレーキ等によって車輪が
ロックしそうになると、コントローラは一対の開閉バル
ブに対して開閉信号を出力することで、この一対の開閉
バルブは開閉動作し、ホイールシリンダを減圧してブレ
ーキ動作を停止して車輪がロックしないようにする。
【0004】ところで、このようなABSは頻繁に作動
するものではなく、急なブレーキ操作や滑りやすい路面
でのブレーキ操作などがなければ、長期間にわたって作
動しないことがある。そして、ABSを長期間にわたっ
て作動させなかったときには、一対の開閉バルブ内のバ
ルブ本体がハウジングに固着してしまう虞がある。その
ため、急なブレーキ操作や滑りやすい路面でのブレーキ
操作とは無関係に、この一対の開閉バルブを開閉動作さ
せることで、バルブ本体の固着を防止することが考えら
れており、例えば、特開平4−193661号公報に開
示されている。
【0005】この特開平4−193661号公報に開示
された「アンチスキッド装置」は、車両のイグニッショ
ンスイッチが投入された後に、ブレーキランプスイッチ
の出力が切り替わったことを検知し、且つ、ブレーキペ
ダルが踏み込まれていないことを検知した状態で、ホイ
ールシリンダの液圧を調整する開閉バルブをテスト駆動
させるようにしたものである。このように急なブレーキ
操作や滑りやすい路面でのブレーキ操作とは無関係に、
開閉バルブをテスト駆動することでバルブ本体の固着を
防止すると共に、この開閉バルブのテスト駆動をブレー
キペダルが踏み込まれていない状態で行うことで、ブレ
ーキペダルに生じるキックバックが運転者に伝わって不
快感を受けるのを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この特開平
4−193661号公報に開示された「アンチスキッド
装置」にあっては、車両のイグニッションスイッチが投
入された後に、ブレーキランプスイッチの出力が切り替
わったことを検知し、且つ、ブレーキペダルが踏み込ま
れていないことを検知した状態で、ホイールシリンダの
液圧を調整する開閉弁をテスト駆動させている。例え
ば、車両のイグニッションスイッチが投入後、AT車の
シフトポジションをPレンジからDレンジに移動させて
発進する場合、運転者はブレーキペダルを踏んだ状態で
シフトレバーを操作し、その後、ブレーキペダルを離す
こととなる。その場合、足を離したとき開閉バルブがテ
スト駆動させる。このときは、車両が停車しているため
に運転者の周囲の騒音が小さく、バルブ駆動音が運転者
に聞こえて不快感を与える。
【0007】また、ブレーキランプスイッチの故障が発
生したとき、開閉バルブのテスト駆動は行われないとい
う問題があった。
【0008】本発明は、このような問題を解決するもの
であって、開閉バルブの固着を防止して安全性の向上を
図ると共にバルブチェック時に運転者に作用する不快感
をなくしたアンチロックブレーキ機構のバルブチェック
制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のアンチロックブレーキ機構のバルブチェッ
ク制御装置は、車両の制動時に各車輪のロックを防止す
るアンチロックブレーキ機構において、前記車両の走行
速度を検出する車速検出手段と、該車速検出手段によっ
て検出された前記車両の走行速度が予め設定された第1
設定速度以上であるかどうかを判定する第1車速判定手
段と、前記車両のブレーキの作動状態を検出するブレー
キ作動状態検出手段と、車両のイグニッションスイッチ
投入後ブレーキ液圧を制御する開閉バルブに開閉動作指
令を出したことを記憶するバルブ開閉動作指令送出記憶
手段と、前記第1車速判定手段と前記ブレーキ作動状態
検出手段と前記バルブ開閉動作指令送出記憶手段とが出
力する結果に基づいて前記車両の走行速度が第1設定速
度以上で、前記ブレーキが非作動状態で、前記バルブ開
閉動作指令送出記憶手段に記憶がないときに前記開閉バ
ルブの開閉動作指令を出すバルブチェック作動手段とを
具えたことを特徴とするものである。
【0010】従って、車速検出手段は車両の走行速度を
検出し、第1車速判定手段は車両の走行速度が予め設定
された第1設定速度以上であるかどうかを判定し、ブレ
ーキ作動状態検出手段は車両のブレーキの作動状態を検
出し、バルブ開閉動作指令送出記憶手段はイグニッショ
ンスイッチ投入後ブレーキ液圧を制御する開閉バルブに
開閉動作指令を出したことを記憶しており、車両の走行
速度が第1設定速度以上であり、ブレーキが非作動状態
であり、バルブ開閉動作指令送出記憶手段に記憶がない
ときに、バルブチェック作動手段はこの開閉バルブの開
閉動作指令を出すことでバルブチェックを車両が第1設
定速度以上という運転者周囲に様々な騒音があり、ブレ
ーキの非作動状態で行うこととなり、このバルブチェッ
ク時に運転者に作用する不快感をなくすことができる。
【0011】また、本発明のアンチロックブレーキ機構
のバルブチェック制御装置は、前記車速検出手段によっ
て検出された前記車両の走行速度が予め設定された前記
第1設定速度よりも大きい第2設定速度以上であるかど
うかを判定する第2車速判定手段を有し、バルブチェッ
ク作動手段は、前記第2車速判定手段と前記バルブ開閉
動作指令送出記憶手段とが出力する結果に基づいて前記
車両の走行速度が第2設定速度以上で、前記バルブ開閉
動作指令送出記憶手段に記憶がないときに前記開閉バル
ブの開閉指令を出すことを特徴とするものである。
【0012】従って、第2車速判定手段は車両の走行速
度が予め設定された第1設定速度よりも大きい第2設定
速度以上であるかどうかを判定し、車両の走行速度がこ
の第2設定速度以上であり、バルブ開閉動作指令送出記
憶手段に記憶がないときに、バルブチェック作動手段は
ブレーキの作動状態に関係なく、開閉バルブの開閉作動
指令を出すこととなり、車両のブレーキの作動状態を検
出するブレーキ作動状態検出手段が作動状態で故障して
いたとしても、確実にバルブチェックが行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】
【0014】以下、図面に基づいて本発明の実施形態を
詳細に説明する。
【0015】図1に本発明の一実施形態としてのアンチ
ロックブレーキ機構のバルブチェック制御装置における
制御のフローチャート、図2にアンチロックブレーキ機
構のバルブチェック制御装置の制御ブロックを示す。
【0016】本実施形態のアンチロックブレーキ機構に
おいて、図2に示すように、11は車室内に設けられた
ブレーキペダルであって、このブレーキペダル11には
ブレーキスイッチ12が取付けられている。また、この
ブレーキペダル11にはこのブレーキペダル11の踏込
みに応じて作動するマスタシリンダ13が接続されてお
り、このマスタシリンダ13には配管14a,14bを
介して油圧を供給するリザーバタンク15が接続されて
いる。一方、前後左右の車輪にはホイールシリンダ16
を有するディスクブレーキ装置17(図2では、1つの
み図示)が装着されており、このディスクブレーキ装置
17には配管18を介してブレーキ液圧を制御する一対
の開閉バルブ(ソレノイドバルブ)19,20が接続さ
れている。第1開閉バルブ19はスプリング19aによ
ってピストン19bが一方方向に付勢されることで、通
常、ポート21を開放している。また、第2開閉バルブ
20はスプリング20aによってピストン20bが他方
方向に付勢されることで、通常、ポート22を閉止して
いる。
【0017】そして、第1開閉バルブ19のポート21
にはマスタシリンダ13が配管23を介して接続され、
第2開閉バルブ20のポート22にはリザーバタンク1
5が配管24を介して接続されている。更に、リザーバ
タンク15と第1開閉バルブ19のポート21に接続さ
れる配管23との間には配管25が設けられ、この配管
25にはポンプモータ26によって作動する供給ポンプ
27が介装されている。
【0018】また、ABS(アンチロックブレーキ機
構)コントローラ28には、ブレーキスイッチ12とと
車輪速センサ30とイグニッションスイッチ31とが接
続されており、ブレーキの作動状態と車輪速とイグニッ
ションの動作状態が入力されるようになっている。更
に、このABSコントローラ28には、ポンプモータ2
6と一対の開閉バルブ19,20が接続されており、A
BSコントローラ28は各種の検出結果に基づいてこの
各開閉バルブ19,20とポンプモータ26を駆動制御
できるようになっている。
【0019】従って、ABSが作動しない通常ブレーキ
時には、ABSコントローラ28は各開閉バルブ19,
20に通電しないので、第1開閉バルブ19はポート2
1を開放し、第2開閉バルブ20はポート22を閉止し
ている。この状態で運転者がブレーキペダル11を踏み
込むと、ブレーキペダル11から出力されたブレーキ操
作力(踏力)はマスタシリンダ13でブレーキ液圧に変
換され、このブレーキ液圧は配管23を通じて開放した
第1開閉バルブ19のポート21を通り、配管18を通
じて車輪側のディスクブレーキ装置17のホイールシリ
ンダ16に供給される。すると、ホイールシリンダ16
によって図示しないブレーキキャリパが作動して車輪に
ブレーキ力を与える。そして、運転者がブレーキペダル
11を開放すると、マスタシリンダ13のブレーキ液圧
が低下することで、ホイールシリンダ16内の液圧も低
下し、ブレーキが解除される。
【0020】一方、運転者が急ブレーキ操作を行って車
輪がロックしそうになると、車輪速センサ30はこれを
検出してABSコントローラ28に出力し、ABSコン
トローラ28は各開閉バルブ19,20に通電し、第1
開閉バルブ19はポート21を閉止し、第2開閉バルブ
20はポート22を開放する。すると、ホイールシリン
ダ16のブレーキ液圧が配管18に流れて低下し、減圧
状態となってブレーキが解除される。そして、配管18
に流動したブレーキ液圧は開放された第2開閉バルブ2
0のポート22を通り、配管24を通じてリザーバタン
ク15に戻される。このとき、ABSコントローラ28
はポンプモータ26に駆動信号を出力して供給ポンプを
作動し、リザーバタンク15のブレーキ液圧を配管2
5,23に供給して加圧する。
【0021】その後、車輪にロック傾向がないと判断す
ると、ABSコントローラ28は各開閉バルブ19,2
0への通電を停止し、第1開閉バルブ19はポート21
を開放し、第2開閉バルブ20はポート22を閉止す
る。すると、マスタシリンダ13のブレーキ液圧が配管
23を通じて開放した第1開閉バルブ19のポート21
を通り、配管18を通じて再び車輪側のディスクブレー
キ装置17のホイールシリンダ16に供給され、増圧状
態となる。すると、ホイールシリンダ16によってブレ
ーキキャリパが作動し、車輪にブレーキ力を与えられ
る。
【0022】なお、上述の説明では、1つの車輪に対し
てのみABSの作動について説明したが、4輪とも同様
な制御が行われるものである。
【0023】このように構成されたアンチロックブレー
キ機構において、本実施形態では、ABSにおける一対
の開閉バルブ19,20の固着による作動不良を防止す
るためのバルブチェック制御装置が設けられている。こ
のバルブチェック制御装置(バルブチェック作動手段)
は、所定条件が成立したときに、ABSの作動制御とは
無関係に開閉バルブ19,20の作動指令を出すもので
ある。
【0024】このバルブチェック制御装置を作動させる
条件として4つの条件項目は、図1に示すように、車
速Vが予め設定された第1設定速度V1 (例えば、5km
/h)以上であること、ブレーキスイッチ(ブレーキ作
動状態検出手段)が非作動状態(OFF)であること、
ABSが非制御中であること、バルブチェック実施
フラグ(バルブ開閉動作指令送出記憶手段)がOFFで
あること、であり、この4条件がそろったときにバルブ
チェックを行う。即ち、の条件は、ABSコントロー
ラ28が車輪速センサ30に基づいて車速Vを演算し、
この車速Vと第1設定速度V1 とを比較して行う(第1
車速判定手段)。の条件は、ABSコントローラ28
がブレーキスイッチ12の出力信号に基づいて判定す
る。の条件は、ABSコントローラ28がABSを作
動制御しているかどうかを判定する。の条件は、車両
のイグニッションスイッチ投入後にABSを作動制御し
たり、バルブチェック実施フラグが立っているかどうか
の判定を行う。
【0025】このように、条件では、車速Vが第1設
定速度V1 以上であることで、車両が走行していること
を確認している。条件では、ブレーキスイッチ12が
非作動状態(OFF)であることで、ブレーキペダル1
1に生じるキックバックが運転者に伝わるのを防止する
ことができる。なお、バルブチェックを行っているとき
に、運転者がブレーキペダルを踏んだ場合には、バルブ
チェックの処理を続行させる。条件では、ABSの制
御に悪影響を与えないようにする。なお、バルブチェッ
クを行っているときに、ABSの制御が開始された場合
には、バルブチェックの処理を中断してABSの制御を
優先させる。条件では、一回の走行時に1度だけバル
ブチェックを行うようにし、不要な開閉バルブ19,2
0の開閉動作を抑制する。なお、1度開閉バルブ19,
20の開閉動作を行うと、バルブチェック実施フラグが
立ってONなるが、イグニッションスイッチ31がOF
Fになると、バルブチェック実施フラグはクリアされ
る。
【0026】また、このアンチロックブレーキ機構のバ
ルブチェック制御装置にあっては、前述した4条件の他
に3つの条件を設定しており、前述の4条件が不成立で
あっても、この3条件が成立したときには、ブレーキの
動作状態と無関係なく開閉バルブ19,20を作動させ
るものである。
【0027】このバルブチェック制御装置を作動させる
条件として3つの条件項目は、車速Vが予め設定され
た第1設定速度V1 よりも大きい第2設定速度V2 (例
えば、40km/h)以上であること、ABSが非制御中
であること、バルブチェック実施フラグ(バルブ開閉
動作指令送出記憶手段)がOFFであること、であり、
この3条件がそろったときにバルブチェックを行う。即
ち、の条件は、ABSコントローラ28が車輪速セン
サ30に基づいて車速Vを演算し、この車速Vと第2設
定速度V2 とを比較して行う(第2車速判定手段)。
の条件は、ABSコントローラ28が作動制御している
かどうかを判定する。の条件は、車両のイグニッショ
ンスイッチ投入後にABSを作動制御したり、バルブチ
ェック実施フラグが立っているかどうかの判定を行う。
このように、条件では、車速Vが第2設定速度V2
上であることで、車両が中速走行していることを確認し
ている。条件及びは、前述と同様であるため、説明
は省略する。
【0028】即ち、ブレーキペダル11に取付けられた
ブレーキスイッチ12がON状態で故障した場合には、
前述した4条件のうちの条件(ブレーキスイッチが非
作動状態)が該当しないので条件が成立せず、バルブチ
ェックを実施しない。そこで、車速Vが予め設定された
第2設定速度V2 以上になってもバルブチェックが実施
されない場合には、ブレーキスイッチ12がON状態で
故障した可能性もあり、上述したこの3条件()
が成立すれば、開閉バルブ19,20を作動してバルブ
チェックを行う。
【0029】このように、車速V≧第1設定速度
1 、ブレーキスイッチOFF、ABS非制御中、
バルブチェック実施フラグOFF、の4条件がそろっ
たとき、あるいは、車速V≧第2設定速度V2 、A
BS非制御中、バルブチェック実施フラグOFF、の
3条件がそろったときのいずれかでバルブチェックを行
う。即ち、車両の初発進時に、ブレーキスイッチOFF
でABSが非制御中で、まだバルブチェックが実施され
ていなければ、バルブチェックを行い、また、車速が中
低速になったときに、まだ、バルブチェックが実施され
ていなければ、ブレーキスイッチのON/OFFにかか
わらず、ABSが非制御中であればバルブチェックを行
う。
【0030】
【発明の効果】以上、本発明のアンチロックブレーキ機
構のバルブチェック制御装置によれば、車速検出手段が
車両の走行速度を検出し、第1車速判定手段が車両の走
行速度が予め設定された第1設定速度以上であるかどう
かを判定し、ブレーキ作動状態検出手段が車両のブレー
キの作動状態を検出し、バルブ開閉動作指令送出記憶手
段はイグニッションスイッチ投入後ブレーキ液圧を制御
する開閉バルブに開閉動作指令を出したことを記憶し、
車両の走行速度が第1設定速度以上で、ブレーキが非作
動状態で、バルブ開閉動作指令送出記憶手段に記憶がな
いときに、バルブチェック作動手段がこの開閉バルブの
開閉動作指令を出すようにしたので、このバルブチェッ
クは車両が第1設定速度以上という運転者周囲に様々な
騒音があり、ブレーキの作動状態では行わないため、こ
のバルブチェック時に運転者に作用する不快感をなくす
ことができる。
【0031】また、本発明のアンチロックブレーキ機構
のバルブチェック制御装置によれば、第2車速判定手段
は車両の走行速度が予め設定された第1設定速度よりも
大きい第2設定速度以上であるかどうかを判定し、車両
の走行速度がこの第2設定速度以上であり、バルブ開閉
動作指令送出記憶手段に記憶がないときに、バルブチェ
ック作動手段はブレーキの作動状態に関係なく、開閉バ
ルブの開閉作動指令を出すようにしたので、車両のブレ
ーキの作動状態を検出するブレーキ作動状態検出手段が
作動状態で故障していたとしても、確実にバルブチェッ
クを行うことができ、安全性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのアンチロックブレ
ーキ機構のバルブチェック制御装置における制御のフロ
ーチャート図である。
【図2】アンチロックブレーキ機構のバルブチェック制
御装置の制御ブロック図である。
【符号の説明】
11 ブレーキペダル 12 ブレーキスイッチ(ブレーキ作動状態検出手段) 13 マスタシリンダ 15 リザーバタンク 16 ホイールシリンダ 17 ディスクブレーキ装置 19,20 開閉バルブ 28 ABSコントローラ(第1車速判定手段、第2車
速判定手段、バルブ開閉動作指令送出記憶手段、バルブ
チェック作動手段) 30 車輪速センサ(車速検出手段) 31 イグニッションスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の制動時に各車輪のロックを防止す
    るアンチロックブレーキ機構において、前記車両の走行
    速度を検出する車速検出手段と、該車速検出手段によっ
    て検出された前記車両の走行速度が予め設定された第1
    設定速度以上であるかどうかを判定する第1車速判定手
    段と、前記車両のブレーキの作動状態を検出するブレー
    キ作動状態検出手段と、車両のイグニッションスイッチ
    投入後ブレーキ液圧を制御する開閉バルブに開閉動作指
    令を出したことを記憶するバルブ開閉動作指令送出記憶
    手段と、前記第1車速判定手段と前記ブレーキ作動状態
    検出手段と前記バルブ開閉動作指令送出記憶手段とが出
    力する結果に基づいて前記車両の走行速度が第1設定速
    度以上で、前記ブレーキが非作動状態で、前記バルブ開
    閉動作指令送出記憶手段に記憶がないときに前記開閉バ
    ルブの開閉動作指令を出すバルブチェック作動手段とを
    具えたことを特徴とするアンチロックブレーキ機構のバ
    ルブチェック制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンチロックブレーキ機
    構のバルブチェック制御装置において、前記車速検出手
    段によって検出された前記車両の走行速度が予め設定さ
    れた前記第1設定速度よりも大きい第2設定速度以上で
    あるかどうかを判定する第2車速判定手段を有し、バル
    ブチェック作動手段は、前記第2車速判定手段と前記バ
    ルブ開閉動作指令送出記憶手段とが出力する結果に基づ
    いて前記車両の走行速度が第2設定速度以上で、前記バ
    ルブ開閉動作指令送出記憶手段に記憶がないときに前記
    開閉バルブの開閉指令を出すことを特徴とするアンチロ
    ックブレーキ機構のバルブチェック制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007022302A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Advics:Kk ブレーキ制御装置
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