JPH10161173A - カメラの撮影情報入力装置 - Google Patents

カメラの撮影情報入力装置

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JPH10161173A
JPH10161173A JP8320469A JP32046996A JPH10161173A JP H10161173 A JPH10161173 A JP H10161173A JP 8320469 A JP8320469 A JP 8320469A JP 32046996 A JP32046996 A JP 32046996A JP H10161173 A JPH10161173 A JP H10161173A
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exposure
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剛 八道
Yuji Imai
右二 今井
Yuji Kobayashi
有二 小林
Yuka Hikita
由加 引田
Kyoji Funabashi
亨二 舩橋
Hiroyuki Ito
宏幸 伊藤
Naohiro Tsuchida
直弘 土田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モード等を不特定な順序で設定を行う場合で
も単一な操作部材で快適な設定操作が可能なカメラの撮
影情報入力装置を提供する。 【解決手段】 カメラに取り付けられて撮影モード等の
撮影情報の選択または入力を行うカメラ用撮影情報入力
装置(7) を、回転操作と押圧操作が可能な操作手段(30)
と、この操作手段を第1の方向(32)に押圧することで動
作する第1の選択入力手段(SW4) と、この第1の方向と
は異なる第2の方向(33)に押圧することで動作する第2
の選択入力手段(SW3) と、回転することで動作する第3
の選択入力手段とから構成する。例えば、ダイヤル30は
方向32又は33に移動可能に支持し、部材31とダイヤル30
は一体に構成し、部材38は回転中心軸37で方向34又は35
に回動可能に支持され、バネ力で常に方向34に付勢され
る。SW3,SW4 は硬質基板39,45 上にそれぞれ構成された
スイッチとして設け、硬質基板に垂直の押圧力が加えら
れるとオンするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ等の操作方式
に係わり、例えばモード選択の指定入力を行う為の撮影
情報入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカメラが備える情報入力手段とし
ては、撮影条件である処のシャッタ速度、絞り値および
露出補正値等を多数の専用の操作部材を用いて設定する
ものが多かった。近年では撮影条件の決定や撮影動作の
自動化が進歩したが、一方では、露出モード等の種類の
増加に伴って選択しなければならない項目やそれらの専
用操作部材も増える傾向にある。このような現状に対応
して、所定の設定対象に限り単一の操作部のみの操作に
より複数種のマニュアル調整を行え、設定の為のスイッ
チの個数を減らしてビデオカメラの構造を簡略化できる
操作性も改善した技術が特開平8−43899号公報に
開示されている。この従来技術によれば、ビデオカメラ
のマニュアル調整を行う為に本体にローラー状のダイヤ
ルが備えられ、利用者はこのダイヤルを回転させて項目
の選択や調整を行い、このダイヤルの軸心の特定の一方
向に押圧することにより次なる階層の項目を表示出力し
たり選択内容の確定を行えるため、その分のスイッチが
少なくなると共に確かに構造も簡素化できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では、ダイヤルの回転操作と特定方向へ
の押圧操作とによる2種類の入力指定がビデオカメラに
対して行われるものではあるが、調整対象項目の選択や
その調整を途中まで行って、決定しないで別の項目を選
択したいような場合には、回転操作により例えばメニュ
画面等に戻るための例えば『戻る』や『オート』などの
項目を選択した後に、再び押圧操作を行うなどの必要が
あった。この結果、特に再設定や選択の変更の為にはそ
のダイヤル操作自体が複雑となり、利用者が選択しなけ
ればならない項目も操作上増大してしまう。この不具合
を解決するため、『戻る』または『オート』に相当する
専用スイッチを別途に設けることも考えられるが、こう
するとスイッチの個数も増え、ビデオカメラの小型化や
低コスト化の要求に反する結果をもたらす。さらに、最
近のカメラの高機能化により単純な階層構造で選択項目
を構成できないような場合や、設定順序が不特定な場合
もあり、このような場合には上記従来技術をカメラ等の
入力装置として適用することができなかった。そこで本
発明の目的は、不特定な設定順序で設定を行う場合でも
単一の操作部材で快適な操作と設定が可能なカメラの撮
影情報入力装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来技
術の問題点と現状に鑑みてなされたものであり、その課
題を解決し上記目的を達成するために次のような手段を
講じている。すなわち、[1] カメラに対して撮影モ
ードなどの撮影情報の選択または入力を行うカメラの撮
影情報入力装置において、回転操作と押圧操作が可能な
操作手段と、この操作手段を第1の方向に押圧すること
により動作する第1の選択入力手段と、上記第1の方向
とは異なる第2の方向に押圧することにより動作する第
2の選択入力手段と、回転することにより動作する第3
の選択入力手段とを備えるカメラの撮影情報入力装置を
提供する。
【0005】[2] 撮影モードの選択または入力を行
うための上記第1の選択入力手段と、露出情報の選択ま
たは入力を行うための上記第2の選択入力手段と、これ
ら第1又は第2の選択入力手段での選択内容に応じた撮
影情報の選択または入力を行うための上記第3の選択入
力手段とを備えたことを特徴とする[1]に記載の撮影
情報入力装置を提供する。
【0006】[3] 複数の撮影モードを表示した表示
手段と、この表示手段に表示された撮影モードを所定の
順序で選択または入力するための上記第1の選択入力手
段と、上記第1の選択入力手段の選択順序と異なる方向
に前記撮影モードを選択または入力するための第2の選
択入力手段と、これら第1又は第2の選択入力手段での
選択内容に応じた撮影情報の選択または入力を行うため
の第3の選択入力手段とを備えたことを特徴とする
[1]に記載の撮影情報入力装置を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係わる複数の実施形態を
関連する図面を参照しながら順次説明する。
【0008】(第1実施形態)まず図1に、本発明に係
わるすべての実施形態におけるカメラの構造をブロック
図で示す。カメラの制御中枢として稼働するメインCP
U1は、この内部に設けられた図示しない例えばROM
に記憶されたプログラムに基づいて、シーケンシャル制
御を逐次実行することで周辺の集積回路等を制御して以
下の各構成部位の動作を統括的に管理する。表示手段と
してのLCD2は、カメラ本体外面に設けられた液晶表
示手段であり、メインCPU1の制御信号に基づいて各
種モード表示やフィルム駒数等の表示等を行う。測距手
段の一部としてのAFIC3は、オートフォーカス機能
関連の構成部位である。これには電荷蓄積型等のセンサ
列を有しこのセンサ列上には図示しない撮影レンズを通
して入射してくる被写体像を二分割した2像が結像され
る。これら2像の光強度を所定の量子化処理した値がこ
のAFIC3で形成され、メインCPU1に転送される
と、メインCPU1により従来技術「位相差検出方法」
に基づき得られた値に従って後述のフォーカス装置17
を駆動して撮影レンズのピント調節を行う。
【0009】データバック4は、使用中のフィルムに対
してメインCPU1からの信号に基づいて日付け等の写
し込みを行う。また、ストロボ5は被写体の輝度が低い
場合や逆光状態の場合に被写体にストロボ光を照射する
ものであり、ISO入力装置6はフィルムケース又はフ
ィルムカートリッジからフィルム感度情報を読み取る装
置である。
【0010】切替え手段としてのSW入力装置7は、不
図示のキースイッチと、カメラ動作に応じて開閉切り替
えするメカニカルスイッチの動作状態を検出する為の本
発明の特徴的な撮影情報入力装置である。上記キースイ
ッチは、カメラのレリーズ、ズームのアップダウンおよ
びカメラモードの設定等を指示する為の複数のスイッチ
を有している。このスイッチの内には本発明に係わる後
述のダイヤル操作スイッチ(以下、ダイヤルと略称す
る)も含まれる。
【0011】記憶手段としてのEEPROM8は、カメ
ラ固有の測光値やAFデータ等を補正する為のデータを
記憶保持するための不輝発性メモリである。また、受光
回路9は、遠隔操作装置10から受信された光学的な遠
隔操作信号を受け波形整形処理してメインCPU1へ伝
送する。なお上記遠隔操作装置10は、遠隔操作装置上
で操作者の設定したデータをカメラ本体に送信したりカ
メラの露出開始タイミング等を決定するため所定の送信
コードを発信するいわゆるリモートコントローラであ
る。
【0012】測光回路11は、撮影レンズを通し入射し
てきた被写体光の輝度を検出し、自動露出時の絞り値や
シャッタ速度値を決定するための回路である。また、モ
ータードライバ12は、本カメラに内蔵された下記の各
モータをメインCPU1からの信号に基づいて駆動する
ための集積回路である。例えば、LDM13は撮影レン
ズ内のフォーカス装置17を駆動するモータ、ZM14
は撮影レンズの焦点距離を変更するズーム装置18を駆
動するモータであり、WSM15は、フィルムの巻上げ
を行う巻上装置19と、シャッタ装置20内のフォーカ
ルプレーンシャッタを走行させるためのバネチャージ
と、撮影光線を不図示のファインダに導くかフィルム面
に導くかを選択的に動作する不図示のミラー機構とを駆
動するモータであり、AVM16は撮影光線を制御する
ための絞り装置21を駆動するモータである。
【0013】図2に示す回路図は、本発明の情報入力装
置に関わる回路の一例である。操作ダイヤルは4つのス
イッチSW1,SW2,SW3およびSW4を含み、そ
れぞれ抵抗R1,R2,R3およびR4でプルアップす
ることによってスイッチがオンで“L(Low) ”レベル信
号が、スイッチがオフで“H(High)”レベル信号がそれ
ぞれの端子SW10,SW20,SW30および、SW
40からCPU1に出力される。SW1とSW2は、撮
影情報入力装置のダイヤルを回転させると、ダイヤルの
所定回転角毎にパルスを発生する。このパルスは二相の
相反する信号を発生するのでダイヤルの異なる回動方向
を検知して判断することができる。
【0014】図3は、上述のダイヤルを回転させた場合
のSW10,SW20から出力される信号の様子をタイ
ムチャートで示したものである。ダイヤルをC.W.方
向(即ち、時計回り)に回動させた場合は、SW10端
子から立下がり信号が出力され、このときSW20端子
は、“H”レベル状態の信号となっている。一方、ダイ
ヤルをC.C.W.方向(即ち、反時計回り)に回転さ
せた場合は、SW10端子から立下がり信号が出力され
たとき、SW20端子は“L”レベル状態の信号となっ
ている。このように、SW10端子の立下がり信号に同
期してSW20端子の信号レベルを検知すれば、ダイヤ
ルの回転方向を検知することが可能となる。
【0015】図4には、回転ダイヤル上の裏側に形成さ
れるSW1,SW2の構成を示す。導電切片SW11は
不図示の導線を介してSW10(図2)に接続され、同
様にしてSW21は不図示の導線を介してSW20(図
2)に接続され、切片COMは不図示の導線を介して接
地ライン(図2)に接続されている。図中に斜線で示さ
れた部位はダイヤル平面上に形成される導通パターンで
あり、銅箔上に金メッキの薄膜を施して成るものであ
る。この導通パターンと切片COMとは常に接触してお
り、ダイヤルが回動させることによりSW10やSW2
0が図3(A),(B)で示される波形の信号をそれぞ
れその方向に応じて発生する。
【0016】図5には、回転ダイヤルとSW3および回
転ダイヤルが回転軸の垂直方向に押圧された場合に前記
ダイヤルが押圧方向に移動してSW3およびSW4がオ
ンするまでの伝達機構の構成を図示している。ダイヤル
30は、矢印32または33の方向に移動可能に支持さ
れ、部材31に対してダイヤル30は回転可能に一体的
に構成されている。一方、部材端部38は回転軸37を
回転中心として、矢印34または35の方向に回動可能
に支持され、不図示のバネ力によって、常に矢印34の
方向に付勢されている。また、SW3は硬質基板39上
に構成されているスイッチであり、硬質基板39に垂直
方向の押圧力が加えられると通電(オン)するように構
成されている。同様に、SW4も硬質基板45上に構成
されているスイッチであり、硬質基板45に垂直方向の
押圧力が加えられるとオンするように構成されている。
したがって、例えばここで、カメラ操作者がこのダイヤ
ル30を矢印32の方向に押圧操作すると、部材31も
矢印32の方向に僅かに平行移動し、部材42に当接し
ながら矢印41の方向に軸心43のまわりに回動し、部
材42の曲面を有する部材端部44がSW4を押圧する
ので電気的に接続されオンする。また同様に、SW3と
ダイヤル30との関係は、このダイヤル30の押圧方向
が前例と反対向き(矢印33)になるだけで、上述した
SW4とダイヤル30との関係と同様な動作原理によっ
て動くものである。
【0017】また図6には、前述の情報入力装置をカメ
ラに適用した例としてのカメラ60を上方から見た外観
図で示している。カメラ60の上面には、レリーズ釦6
2と表示部63とが配され、このレリーズ釦62の軸を
共用した上記ダイヤル30(図5)に対応するダイヤル
61が設けられている。このダイヤル61はカメラ操作
者が右手の指先で操作可能な位置に配置され、時計回り
及び反時計回りの双方向に回転可能であると共に、水平
方向の矢印64と矢印65との両方向に押圧されると可
動するように構成されている。上述の配置による利点の
一つは、限られたカメラ本体の空間を有効に利用するた
めに、上記ダイヤル61に複数の異なる切り替え機能を
持たせることで、多数のスイッチ類に代わって等価な役
割を果たし、よって、カメラ本体の小型化に合致した配
置と同時に、優れた操作性を与えるという利点を有して
いる。
【0018】また、図7には上述のダイヤルとは別な配
置例を示している。カメラ70の背面にはダイヤル71
と表示部73を配置する。この例では、カメラ上面に配
されたレリーズ釦72とは別にダイヤル71をカメラの
背面に配置している。このダイヤル71は前述した図6
とは異なる位置に設けられてはいるが、やはり右手指に
よって同様な回転操作が可能であると共に、鉛直方向の
矢印74と矢印75の双方向にも押圧操作が可能であ
る。よってこの構成の利点としては、ダイヤル71がカ
メラの背面に表示部73と並んで配されているので、ダ
イヤル操作とその確認が被写体方向を向いたままででき
ると共に、表示部73の面積も許す限り大きく確保でき
るのでより詳しい情報の表示ができ、しかも見やすくな
る利点が生まれる。一方、カメラの上面にはダイヤルや
表示部が無いのですっきりした上面のデザインができる
という利点もある。
【0019】次からは、本発明に係わる第1実施形態と
しての1つの特徴として「露出モード」について説明す
る。まず、図10は、本発明の第1実施形態でのダイヤ
ル操作に関連した表示の一例であり、露出モードの選択
と、露出設定値の選択とを行うために必要な情報が図の
ように表示出力される。露出モードには次のようなもの
がある。すなわち、 ・ プログラムモード(P): 標準的なプログラム線
図に準じた自動露出撮影を行うモード。 ・ マニュアル露出モード(M):シャッタ速度および
露出値を手動で設定して撮影するモード。 ・ 絞り優先モード(A): 手動設定された絞り値
に応じてシャッタ速度を自動設定し撮影するモード。 ・ シャッタ優先モード(S):手動設定されたシャッ
タ速度に応じ絞り値を自動設定し撮影するモード。 ・ スポーツモード(P1): 高速のシャッタ秒時で
撮影するモード。 ・ ポートレートモード(P2):被写体深度を浅く設
定し撮影するモード。 ・ 風景モード(P3): 被写体深度を深く設定して
撮影するモード。 ・ 夜景モード(P4): シャッタ速度の長秒時リミ
ット時間を通常よりも長くして撮影するモード。 以上の8種類の露出モードの選択が次のようなダイヤル
操作できる。すなわち、露出モードの選択は、押圧操作
(SW30)で選択可能状態となり、ダイヤル操作(S
W10,SW20)でこれらの露出モードから撮影に適
したモードを選択する。選択された露出モードでの露出
情報の表示および、マニュアル選択による露出データ選
択内容も同時に表示され、該データの選択は押圧操作
(SW40)で選択可能および、選択内容の切換動作を
行う。データの選択はダイヤル操作(SW10,SW2
0)で行う。
【0020】ここで、図8に前記の露出モードの露出デ
ータの対応を示す。なお、MODE0は露出モードを示
し、例えば前述したP,M,A,S,P1,P2,P3
およびP4の各モードが選択できる。また、MODE1
は露出データのうち第一優先データの内容を表わし、M
ODE2は第二優先データの内容を表わしている。それ
ぞれ、選択された露出モード毎に選択可能な露出データ
と所定の優先順位が予め決められている。なお、当図で
は、‘TV’はシャッタ速度を、‘AV’は絞り値を、
そして、‘+/−’は露出補正値をそれぞれ表わしてい
る。
【0021】また、図9に例示する表は、各露出データ
EXPD(Exposive Data) 、即ち、TV(シャッタ速
度)、AV(絞り値)および、+/−(露出補正値)の
シフト内容を示す。ここで、EXPDL(Exposive Data
Last)は、TV,AV,+/−の最終設定値を各モード
と対応させて表している。各データは前述した操作部材
(例えばダイヤル)の操作で選択される。なお、露出デ
ータのうちで‘TV’は、バルブ( B) と、15秒〜1
/2000秒までを1/2段ステップで選択し、‘A
V’は、開放絞り値から最小絞り値までを1/2秒ステ
ップで選択する。また、‘+/−’は、±2段の補正を
1/3段ステップで選択する。
【0022】図13には、カメラの『露光処理』サブル
ーチンをフローチャートで示してある。まず、所定のス
イッチ入力があったか否かを調べ(S301)、スイッ
チ入力があった場合は前記の露出に関する後述する所定
の『ダイヤル処理』を実行して入力データを適宜に選択
処理する(S302)。この結果の表示出力を行い(S
303)、その後、レリーズスイッチがオンしたか否か
を調べ(S304)、もしオンしていない場合は上記ス
テップS301に戻る。一方、レリーズスイッチがオン
している場合には、露光可能か否かを判断し(S30
5)、もし露光許可した場合は(S306)露光制御を
行い(S307)、一連の処理を終了してリターンする
(S308)。
【0023】また、上記ステップS306において露光
がOK(即ち許可)されない場合は撮影不能表示を出力
し(S309)、処理を終了して元のルーチンにリター
ンする。
【0024】図14には、前述のフローチャート内でコ
ールされた『ダイヤル処理1』サブルーチンを例示して
いる。まず、現在設定されているモードデータを読み込
み(S401)、スイッチSW10の立下がりが発生し
たかを調べる(S402)。立下がりが発生している場
合は引き続きスイッチSW20が‘H’か否かを調べ
(S403)、‘H’レベルの場合はダウン方向にスク
ロール処理を行い(S404)、‘L’レベルの場合は
アップ方向にスクロール処理を行う(S405)。その
後、後述する選択処理を行ってスクロール動作に伴いモ
ード、シャッタ速度、絞り値および露出補正値のうちの
所望の値の選択を行い、不図示のメモリに記憶する(S
406)。
【0025】前記スクロール処理の後か又はSW10の
立下がりが検出されなかった場合、SW30の立下がり
を調べる(S407)。立下がりが検出された場合は第
一方向のプッシュ(押圧)動作が行われた場合で露出モ
ードを選択可能であるモード選択許可状態になり、後述
するモード設定処理(S408)を行う。前記処理の
後、又は、SW30の立下がりが検出されなかった場
合、スイッチSW40の立下がりを調べる(S41
0)。立下がりが検出された場合は第2方向のプッシュ
動作が行われた場合で、シャッタ速度、絞り値、露出補
正値を任意の値に選択可能な露出データ選択状態にな
り、後述する露出データ設定処理(S411)を行う。
その後、処理を終了し元のルーチンにリターンする。
【0026】図15のフローチャートには、『モード設
定』サブルーチンが示されている。この設定処理は、前
述の押圧動作1により選択されたモードへの切換えや切
り換えたモードに対応した最終の即ち前回のデータ設定
値への変更を行う処理ルーチンである。まずモード種別
を保持するMODEを判定し(S501)、もしこのM
ODEが‘MODE0’即ち「露出モード」である場合
は、この選択されているモード毎に露出データの選択可
能なものとその優先順位および、最終の設定データの設
定を行う。現在選択されている露出モードMODELが
‘S’又は‘M’モードの場合は(S502)、ダイヤ
ル選択第一優先モードMODE1に‘TV’を選択する
(S503)。そして、MODE0を判定し(S50
4)、MODE0が‘S’モードの場合はダイヤル選択
第二優先モードMODE2に‘+/−’を選択し(S5
05)、前回の設定値を‘EXPDL’に設定する(S
506)。その後、モードを‘MODE1’に切り換え
る(S507)。一方、上記ステップS504で‘MO
DE0’が‘M’モードの場合は‘MODE2’に‘A
V’を選択し(S508)、前回の設定値をステップS
509で設定する。
【0027】同様に、ステップS510では、MODE
Lが‘A’モードか否かを調べ(S510)、もしMO
DELが‘A’の場合は、MODE1を‘AV’に設定
し(S511)、MODE2を‘+/−’に設定する
(S512)。そして、前回の設定値を設定する(S5
13)。一方、上記ステップS510でMODELが
‘A’以外の場合は、MODE1およびMODE2を共
に‘+/−’に設定する(S514,S515)。そし
てまた、前回の設定値を設定する(S516)。
【0028】以上の処理の後、モード設定の初期状態と
してステップS507で‘MODE’を‘MODE1’
に切り換える。また、ステップS501で露出モードが
選択されていない場合は、そのまま処理を終了する。
【0029】図16に示すフローチャートは、『選択処
理』サブルーチンである。この処理はダイヤルシフト動
作により選択される値を設定するため次の様に行われ
る。
【0030】まず、MODEが‘MODE0’か否かを
調べ(S601)、‘MODE0’、即ち露出モードの
場合は、シフト情報に対応した方向と大きさ分、露出モ
ードのシフトを行い(S602)、ダイヤルが停止した
位置の値を最終値‘MODEL’に設定する(S60
3)。一方、ステップS601の条件が成り立たない場
合は、既に露出モードが選択されている場合で、選択可
能な変数に応じたシフト選択を行う。すなわち、露出デ
ータの判定を行い(S604)、もし露出データEXP
Dがシャッタ秒時‘TV’の場合は、TVシフトによる
選択を行い(S605)、TVの設定値を‘EXPD
L’へ記憶する。また、EXPDが絞り値データ‘A
V’のときは(S607)、AVシフトによる絞り値選
択を行い(S608)、AVの設定値をEXPDLへ記
憶する。しかしEXPDが前記以外の場合は、露出補正
値データ+/−シフトによる補正値選択を行い(S61
0)、補正値の設定値“L”をEXPDLへ記憶する
(S611)。そして、当サブルーチンを終了しリター
ンする。
【0031】図19には、『露出データ設定』サブルー
チンの処理手順を示している。この設定処理は、前述し
たプッシュ動作2による露出データ設定を行うものであ
り、選択可能な露出データを入れ替える。即ち、現在優
先してダイヤル選択されているものと現在選択していな
い露出データとを入れ替えてダイヤル操作によりその内
容を選択可能とする。まずステップS901で露出モー
ドMODEの種類を調べ(S901)、もし‘MODE
0’の場合は、当設定処理とは関係のない状態なので処
理を終了してリターンする。それ以外のモードの場合
は、続くステップS902でMODE=‘MODE1’
か否かを調べ(S902)、もしMODEが‘MODE
1’の場合は‘MODE2’の露出データへ変更し(S
903)、続いて、最新の値を‘EXPDL’に設定す
る(S904)。同様に、上記ステップS902でMO
DEが‘MODE1’でない場合は、MODEを‘MO
DE1’状態とし(S905)、続いて最新の値を‘E
XPDL’へ設定する(S906)。そして当サブルー
チンを終了しリターンする。
【0032】(作用効果1)本発明のカメラの撮影情報
入力装置によれば、次のような効果が得られる。 (効果1): 単一の操作手段に、異なる3つの選択入
力手段を配置したことで、複雑で高度な撮影情報の選択
・入力を簡単な操作によって自由に行うことが可能とな
る。また、撮影情報入力装置自体も小型に構成できる。
よって、カメラの小型・軽量化が可能となる。 (効果1' ): 撮影モード、露出情報および、これら
に関連した撮影情報の選択や入力が、個々独立した選択
入力手段の操作により独立的に行える。よって、操作方
法が解り易く、また操作性も良好となる。
【0033】(第2実施形態)次に、本発明に係わる第
2実施形態としての特徴として「多種モードの選択」に
ついて説明する。本実施形態におけるカメラの撮影情報
入力装置も前述の第1実施形態での装置構成と同様な装
置において実施される。図11には、ダイヤル操作で選
択可能な本第2実施形態の表示部における表示例であ
り、露出モード、ドライブモード(DRV)/フラッシ
ュモード(FLS)、および測光モード(AE)/フォ
ーカスモード(AF)の各設定と、露出データである処
のシャッタ速度、絞り値および露出補正値等の選択的な
表示出力を行う。ここで、各モードの選択許可と選択さ
れたモードによるデータの許可の切換えは押圧動作1
(押圧1と略称す)即ちSW30のオン/オフで行い、
露出データの選択許可および切換えは押圧動作2(押圧
2と略称す)即ちSW40のオン/オフで行う。選択さ
れた各モードの内容選択はダイヤルの回動操作で行う。
【0034】なお、上記の多種に及ぶモードはそれぞれ
次のように定義されている。 ・ 露出モード: 絞り、シャッタ速度、露
出補正値等の露出に関する情報を選択するモード。 ・ ドライブモード(DRV):1コマ撮影、連続撮
影、2重露光撮影等、カメラの撮影動作を選択するモー
ド。 ・ フラッシュモード(FLS):自動発光、赤目軽減
発光、強制発光、発光禁止等、フラッシュの発光条件を
選択するモード。 ・ 測光モード(AE): 平均測光、スポット測光
等、被写体の測光条件を選択するモード。 ・ フォーカスモード(AF):シングルAF(但し一
発でロック)、コンティニュアスAF(即ち繰返し測
距)等、測距動作条件を選択するモード。
【0035】また、一般に撮影モードとは、上記の露出
モード(この中にはスポーツモード等がある)、ドライ
ブモード/フラッシュモード、測光モードなどを含む。
【0036】さらに、露出情報や撮影情報とは次のもの
を含んだものである。 ・ 露出情報: シャッタ速度、絞り値、露出補正値な
ど。 ・ 撮影情報: 第3の選択入力手段で選択する撮影情
報は、例えばシャッタ速度が選択されている場合には、
1/2000, 1/4000, 1/125 など。但し、ここで言う「撮影
情報」とは上記撮影モードや露出情報を含む最上位概念
として用いている。
【0037】図17のフローチャートには、本実施形態
の『ダイヤル処理2』ルーチンを一例として例示してい
る。ただし、ステップS710〜S716までは前述し
た図14中のステップS401〜S406と等価な処理
であるので説明は省略する。
【0038】まず、ステップS716で押圧スイッチS
W30が立ち下がったか否かを調べ、立下がりが検出さ
れた場合は選択モード‘MSEL’が露出モード選択許
可を表わす‘MSEL0’か否かを調べる(S71
7)。もし、‘MSEL0’の場合は露出データを選択
する‘MSEL1’に変更し(S719)、一方, ‘M
SEL1’の場合は‘MSEL0’に変更する(S71
8)。つまり、押圧動作毎に前記2つの選択許可状態に
切り換える。
【0039】その後、データ設定処理を行い、‘MOD
E’を‘MODE0’にデータ設定する(S720)。
その後、ステップS721に進み、SW40の立下がり
を調べ(S721)、立下がりが検出された場合は前述
同様に露出データの設定を行う(S722)。そして前
回設定されたデータ数値の設定を行い(S723)、当
該『ダイヤル処理2』ルーチンから元のルーチンにリタ
ーンする。
【0040】(作用効果2) (効果2): ダイヤル操作による「多種モードの選
択」によって、撮影モード、露出情報および、これらに
関連した撮影情報の選択や入力が、個々独立して行え、
またこのダイヤルを含む選択入力手段の適宜操作により
独立的に行えるので、操作方法が解り易く、更に操作性
も良好となる。
【0041】(第3実施形態)また、本発明に係わる第
3実施形態としての特徴として「アップダウンスクロー
ル」について説明する。なお、本実施形態におけるカメ
ラの撮影情報入力装置も前述の第1,2実施形態での装
置構成と同様な装置において実施される。図12には、
本第3実施形態におけるダイヤル操作で選択可能な表示
内容を例示している。本実施形態はダイヤル操作で選択
内容の表示された横方向のスクロール動作を行い、押圧
1と押圧2の2つの押圧操作によってモード表示のスク
ロールを行って上下方向(即ち「アップダウン」)の操
作で選択する。すなわち、本第3実施形態における特徴
の1つは、「モード選択」と「データ選択」とでスイッ
チ機能を分離した事と、ダイヤルで横方向の選択移動、
二種類の押圧方向で縦方向の選択移動を行う事とが、前
述した第1又は第2実施形態とは異なり、その使用法に
ついて提案している。
【0042】ここで、「モード選択」の内容としては、
例えば、露出モード、ドライブモードおよびフラッシュ
モードを主に対象としており、これらのモードから1つ
の選択を行う。また、「データ選択」とは前述した各種
モード毎の選択を行うことを意味する。そこで次に、具
体的な選択にともなう処理手順について説明する。
【0043】図18には、本実施形態の『ダイヤル処理
3』の処理手順を示している。なお、ステップS801
〜S806での処理は前述した図17のステップS70
1〜S706と等価な処理なのでここでの説明は省略す
る。ステップS807ではSW30の立下がりを調べ
(S807)、もし立下がりが検出された場合はモード
選択のダウン方向スクロール処理を行い(S808)、
続いて、選択した前回のデータを設定し(S809)、
続くステップS810へ進む。上記ステップS810で
はSW40の立下がりを調べ(S810)、もし検出し
た場合はモード選択のアップ方向スクロール処理を行い
(S811)、続いて、選択したモードに対応する前回
のデータを設定し(S812)、一連の処理を終了して
リターンする。
【0044】(作用効果3) (効果3): ダイヤル操作の「アップダウンスクロー
ル」によって、表示されている複数の撮影モードの中か
ら、所定の「押圧操作」により順次選択または指定入力
できるので、所定の「回転操作」との組み合わせによ
り、2次元的に配置して表示した撮影情報から操作性よ
く選択または変更表示を行うことができる。
【0045】(その他の変形例)この他にも、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0046】以上、複数の実施形態を例に説明してきた
が、本明細書中には次の発明が含まれている。すなわ
ち、 [1] カメラに対して撮影モードなどの撮影情報の選
択または入力を行うカメラの撮影情報入力装置におい
て、回転操作と押圧操作が可能な操作手段と、前記操作
手段を、第1の方向に押圧することにより動作する第1
の選択入力手段と、前記第1の方向とは異なる第2の方
向に押圧することにより動作する第2の選択入力手段
と、回転することにより動作する第3の選択入力手段
と、を具備することを特徴とするカメラの撮影情報入力
装置。 (効果1): 単一の操作手段に、異なる3つの選択入
力手段を配置したことで、複雑で高度な撮影情報の選択
・入力を簡単な操作によって自由に行うことが可能とな
る。また、撮影情報入力装置自体も小型に構成できるの
で、カメラの小型・軽量化が可能となる。
【0047】[2] 撮影モードの選択または入力を行
うための前記第1の選択入力手段と、露出情報の選択ま
たは入力を行うための前記第2の選択入力手段と、これ
ら第1又は第2の選択入力手段での選択内容に応じた撮
影情報の選択または入力を行うための前記第3の選択入
力手段と、を具備することを特徴とする[1]に記載の
カメラの撮影情報入力装置。なお、この[2]は第1,
2実施形態に対応する。 (効果2): 撮影モード、露出情報および、これらに
関連した撮影情報の選択や入力が、個々独立した選択入
力手段の操作により独立的に行えるので、操作方法が解
り易く、また操作性も良好である。
【0048】[3] 複数の撮影モードを表示した表示
手段と、前記表示手段に表示された撮影モードを所定の
順序で選択または入力するための前記第1の選択入力手
段と、前記第1の選択入力手段の選択順序と異なる方向
に前記撮影モードを選択または入力するための第2の選
択入力手段と、前記第1又は第2の選択入力手段での選
択内容に応じた撮影情報の選択または入力を行うための
第3の選択入力手段と、を具備することを特徴とする
[1]に記載のカメラの撮影情報入力装置。なお、この
[3]は第3実施形態に対応する。 (効果3): 表示されている複数の撮影モードの中か
ら、所定の「押圧操作」により順次選択または指定入力
できるので、所定の「回転操作」との組み合わせによ
り、2次元的に配置して表示した撮影情報から操作性よ
く選択または変更表示を行うことができる。
【0049】また、このほかに次のような発明も含まれ
る。 (1) カメラに対して撮影モードなどの撮影情報の選
択または入力を行うカメラの撮影情報入力装置におい
て、所定の回転操作と押圧操作が可能な操作手段と、こ
の操作手段を、第1の方向に押圧することにより動作す
る第1のスイッチと、上記第1の方向とは異なる第2の
方向に押圧することにより動作する第2のスイッチと、
回転することにより動作する第3のスイッチと、を有す
ることを特徴とするカメラの撮影情報入力装置。 (2) 上記第1のスイッチは撮影モードの選択または
入力を行い、上記第2のスイッチは露出情報の選択また
は入力を行い、上記第3のスイッチはこれら第1又は第
2のスイッチでの選択内容に応じた撮影情報の選択また
は入力を行う上記(1)に記載の撮影情報入力装置。 (3) 上記露出情報は、シャッタ速度、絞り値、また
は露出補正値のいずれかを含む(2)に記載の撮影情報
入力装置。 (4) 上記撮影モードは、露出モード(スポーツモー
ド等を含む)、ドライブモード/フラッシュモード、測
光モードなどのいずれかを含む(2)に記載の撮影情報
入力装置。 (5) 上記第1または第2のスイッチを操作した場合
には、最初に、以前に選択した撮影情報を設定する
(2)に記載の撮影情報入力装置。 (6) 上記第3のスイッチは、回転方向に応じた異な
る信号を出力する(1)に記載の撮影情報入力装置。 (7) 上記第1のスイッチは使用頻度の高い撮影情報
の選択または入力を行い、上記第2のスイッチは上記第
1のスイッチよりも使用頻度の低い撮影情報の選択また
は入力を行う(1)に記載の撮影情報入力装置。 (8) 使用頻度の高い撮影情報は表示手段に絵的表示
される(7)に記載の撮影情報入力装置。 (9) 選択可能な撮影情報を記憶した記憶手段を有す
る(1)に記載の撮影情報入力装置。
【0050】(10) 回転動作と押圧動作が単一の操
作部材で可能なカメラの入力装置において、第1の方向
に押圧可能な第1の押圧手段と、前記第1の押圧手段と
異なる方向に押圧可能な第2の押圧手段と、を有し、回
転と複数方向に押圧可能なダイヤルスイッチを有するこ
とを特徴とする入力装置。 (11) 回転動作と押圧動作が単一の操作部材で可能
なカメラの入力装置において、第1の方向の押圧動作で
撮影モードの選択が可能な撮影モード選択手段と、前記
第1の方向とは異なる第2の方向の押圧動作で露出情報
の選択が可能な露出情報選択手段と、前記第1と第2の
押圧手段のいづれかで選択された内容に対して、回転操
作で該選択内容に応じた撮影情報の選択が可能な撮影情
報選択手段と、を有し、モードと情報選択とを独立して
操作できることを特徴とする入力装置。
【0051】(12) 回転動作と押圧動作が単一の操
作部材で可能なカメラの入力装置において、操作部材の
操作に関する情報を表示する表示手段と、回転動作に応
じて前記表示手段の第1の方向に表示された内容を選択
する第1の選択手段と、第1の押圧方向に応じて前記表
示手段の第2の方向に表示された内容を選択する第2の
選択手段と、第2の押圧方向に応じて前記第2の選択手
段の選択内容と同一で、選択方向が逆方向に選択可能な
第3の選択手段と、を有し、回転に伴うアップダウンス
クロール表示することを特徴とする入力装置。
【0052】(13)(11)において、上記露出情報
選択手段で選択される情報は、シャッタ秒時、絞り値、
露出補正値の内のいずれかを含む。 (14)(11)において、上記撮影モード選択手段ま
たは露出情報選択手段で選択可能とした場合、前記選択
可能とした情報に対応する撮影情報のうち、前回に指定
した撮影情報を設定することを特徴とする。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明のカメラの撮影情
報入力装置によれば、従来複雑であったり、将来的に増
加するであろう不特定な順序での設定を行う必要がある
場合であっても良好に適応でき、本装置が備える単一の
操作部材(例えばダイアル)だけで簡単で快適な設定操
作が可能となるようなカメラの撮影情報入力装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のすべての実施形態におけるカ
メラの構成を示すブロック図。
【図2】図2は、本発明の情報設定装置に関わる回路
図。
【図3】図3は、ダイヤル回転時の各スイッチからの出
力信号を示すタイムチャート。
【図4】図4は、ダイヤルに形成された各スイッチを概
略的に示す平面図。
【図5】図5は、ダイヤルと各スイッチの位置および、
回転軸の押圧方向と伝達機構の構成を示す断面図。
【図6】図6は、カメラ上部に情報入力装置を適用した
外観図。
【図7】図7は、カメラ背面部に情報入力装置を適用し
た外観図。
【図8】図8は、露出モードにおける露出データの対応
を示す一覧表。
【図9】図9は、各露出データのシフト内容を示す一覧
表。
【図10】図10は、第1実施形態のダイヤル操作で選
択可能な表示レイアウト。
【図11】図11は、第2実施形態のダイヤル操作で選
択可能な表示レイアウト。
【図12】図12は、第3実施形態のダイヤル操作で選
択可能な表示レイアウト。
【図13】図13は、『露光処理』サブルーチンを示す
フローチャート。
【図14】図14は、『ダイヤル処理1』サブルーチン
を示すフローチャート。
【図15】図15は、『モード設定』サブルーチンを示
すフローチャート。
【図16】図16は、『選択処理』サブルーチンを示す
フローチャート。
【図17】図17は、『ダイヤル処理2』サブルーチン
を示すフローチャート。
【図18】図18は、『ダイヤル処理3』サブルーチン
を示すフローチャート。
【図19】図19は、『露出データ設定』サブルーチン
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…メインCPU、 2…LCD表示装置、 3…AFIC、 4…データバック、 5…ストロボ、 6…ISO入力装置、 7…SW入力装置、 8…EEPROM、 9…受光回路、 10…遠隔操作装置、 11…測光回路、 12…モータドライバ、 13…LDM(レンズ駆動モータ)、 14…ZM(ズームモータ)、 15…WSM(巻上げモータ)、 16…AVM(絞り駆動モータ)、 17…フォーカス装置、 18…ズーム装置、 19…巻上げ装置、 20…シャッタ装置、 21…絞り装置、 30,61,71…ダイヤル、 31…部材(ダイヤル側接点部材)、 37,43…軸心、 38,44…部材端部(L型部材の接点部)、 39,45…硬質基板、 42…部材(L型部材)、 73…表示部、 SW1,SW2,SW3,SW4…スイッチ、 S301〜S309…『露光処理』ルーチンの処理ステ
ップ、 S401〜S411…『ダイヤル処理1』ルーチンの処
理ステップ、 S501〜S516…『モード設定』ルーチンの処理ス
テップ、 S601〜S611…『選択処理』ルーチンの処理ステ
ップ、 S710〜S723…『ダイヤル処理2』ルーチンの処
理ステップ、 S801〜S812…『ダイヤル処理3』ルーチンの処
理ステップ、 S901〜S906…『選択処理』ルーチンの処理ステ
ップ。
フロントページの続き (72)発明者 引田 由加 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 舩橋 亨二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 宏幸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 土田 直弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに対して撮影モードなどの撮影情
    報の選択または入力を行うカメラの撮影情報入力装置に
    おいて、 回転操作と押圧操作が可能な操作手段と、 前記操作手段を第1の方向に押圧することにより動作す
    る第1の選択入力手段と、 前記第1の方向とは異なる第2の方向に押圧することに
    より動作する第2の選択入力手段と、 回転することにより動作する第3の選択入力手段と、を
    具備することを特徴とするカメラの撮影情報入力装置。
  2. 【請求項2】 撮影モードの選択または入力を行うため
    の前記第1の選択入力手段と、露出情報の選択または入
    力を行うための前記第2の選択入力手段と、これら第1
    又は第2の選択入力手段での選択内容に応じた撮影情報
    の選択または入力を行うための前記第3の選択入力手段
    と、を具備することを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラの撮影情報入力装置。
  3. 【請求項3】 複数の撮影モードを表示した表示手段
    と、 前記表示手段に表示された撮影モードを所定の順序で選
    択または入力するための前記第1の選択入力手段と、 前記第1の選択入力手段の選択順序と異なる方向に前記
    撮影モードを選択または入力するための第2の選択入力
    手段と、 前記第1又は第2の選択入力手段での選択内容に応じた
    撮影情報の選択または入力を行うための第3の選択入力
    手段と、を具備することを特徴とする請求項1に記載の
    カメラの撮影情報入力装置。
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