JPH10155187A - 受信装置及びリモートコントロールシステム - Google Patents

受信装置及びリモートコントロールシステム

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JPH10155187A
JPH10155187A JP32797496A JP32797496A JPH10155187A JP H10155187 A JPH10155187 A JP H10155187A JP 32797496 A JP32797496 A JP 32797496A JP 32797496 A JP32797496 A JP 32797496A JP H10155187 A JPH10155187 A JP H10155187A
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Manabu Sakai
学 酒井
Takahiro Yoshikawa
貴浩 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信状態と非受信状態を間欠的に繰り返す間
欠受信方式の受信装置における平均消費電流を小さくす
る。 【解決手段】 受信装置31bの受信回路39が電源オ
ンになると、時間T11後に受信回路39が立上がり、
次の時間T12でスタート信号(同期フレーム)を受け
付けてスタート信号の有無を判別する。この時間T12
の間にスタート信号を受信した場合には、直ちに信号全
体を受信可能な時間T14まで受信状態を延長すること
なく、短い時間T13だけ受信状態を延長して再度スタ
ート信号を確認し、ここでスタート信号を再度確認でき
なければ受信回路39の電源をオフにし、スタート信号
を再確認して初めてT14まで受信状態を延長する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受信装置及びリモー
トコントロールシステムに関する。具体的にいうと、本
発明は間欠受信方式の受信装置と、当該受信装置を用い
た車両用のリモートコントロールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアロック装置やエンジンスタ
ート制御装置などを電波により遠隔制御するリモートコ
ントロールシステム(キーレスエントリーシステム)が
提案されている。このようなシステムでは、エンジン停
止状態でもリモートコントロール信号を受け付ける必要
があるが、受信装置の電源は自動車のバッテリーである
ため、バッテリー上がりを防止するためには、受信装置
の消費電流を少なくする必要がある。
【0003】受信待ち状態における受信装置の消費電流
を低減する方法としては、受信装置の電源を短時間、間
欠的にオンにしてスタート信号の有無をチェックし、ス
タート信号がなければ一定時間電源をオフに維持して平
均消費電流を減らし、スタート信号があることを確認し
たら信号受信に十分な時間だけ電源を連続的にオンにし
て受信状態に切り替えるという「間欠受信方式」が採用
されている。
【0004】この間欠受信方式は、図1(a)に示すよ
うに、受信装置の電源オン時間T1と電源オフ時間T3
を交互に繰り返し、受信装置の電源がオンの期間T1に
送信装置からスタート信号が送信されているか否かを判
断し、スタート信号が有ると判断すると、図1(b)に
示すように、コントロール信号全体を受信可能な所定時
間T2まで電源オン時間(受信状態)を延長して受信を
続ける。これに対し、一定時間T1の間にスタート信号
を確認できない場合には、受信装置の電源をオフにし、
次の受信状態まで時間T3のあいだ受信を停止するとい
う方式である。
【0005】図2は従来例における上記間欠受信方式の
処理手順を示すフロー図である。この方式によれば、受
信回路を電源オンにして受信状態になると(S11)、
受信タイマーにスタート信号判断のための時間T1をセ
ットし(S12)、時間T1が経過するまでスタート信
号の受信待ちとなる(S13、S14)。スタート信号
を受信することなく時間T1が経過した場合には(S1
4)、受信回路の電源をオフにし(S15)、非受信状
態での待ち時間T3を受信待ちタイマーにセットし(S
16)、この待ち時間T3が経過すると(S17)再び
所定時間T1の受信状態に戻る[図1(a)]。
【0006】これに対し、受信時間T1の間にスタート
信号を受信した場合には(S13)、受信タイマーにデ
ータ信号受信のための時間T2をセットし(S18)、
受信回路の電源オン時間をT2だけ延長する。そして、
延長時間T2が経過するまでデータ信号の受信状態とな
る(S19,S20)[図1(b)]。
【0007】このT2の受信状態の時間内にデータ信号
を受信した(S19)場合には、そのデータ信号が正規
の信号か否かを判定し(S21)、正規のデータ信号を
受信すれば受信回路の電源をオフにし(S22)、所定
の信号判定処理(IDコードの照合など)を実行する
(S23)。この信号判定処理が終了すると、待ち時間
タイマーに、再度受信状態となるまでの待ち時間T3を
セットし(S24)、待ち時間T3が経過した後(S2
5)、再び所定時間T1の受信状態に戻る。
【0008】また、正規のデータ信号を受信することな
く時間T2が経過した場合には(S19〜S21)、受
信回路の電源をオフにし(S15)、再び受信状態とす
るまでの待ち時間T3を時間待ちタイマーにセットし
(S16)、この待ち時間T3が経過すると(S17)
再び一定時間T1の受信状態に戻る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の間欠
受信方式では、受信回路の電源オフ時間T3に対する電
源オン時間T1の比率、あるいは電源オンのデューティ
比T1/(T1+T3)を小さくするほど、平均電流を
低下させることができる。そのためには、電源オフ時間
T3を長くする方法と、電源オン時間T1を短くする方
法とがある。
【0010】両方法を比較した場合、図1(c)に示す
ように、電源オフ時間T2を長くすると、信号受信のレ
スポンスが低下するため、図1(d)に示すように、電
源オン時間をできるだけ短くすることが性能を落とさ
ず、平均電流を減少させる方法である。
【0011】しかし、スタート信号の有無をあまり短時
間(少ないビット数)で判断することになると、ランダ
ムに発生するノイズ等をスタート信号を誤読する確率も
増加し、このために受信装置の電源オン時間がT1+T
2まで延長されることが多くなるので、かえって平均消
費電流が増大するという問題が発生する。
【0012】従って、受信装置の電源オン時間T1は、
スタート信号であることを確実に判断できるだけのビッ
ト数を受信するための時間が必要となり、その結果、従
来においては、平均消費電流の低減化には限界があっ
た。
【0013】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、短い時間で
スタート信号の有無を判断しながら、ノイズ等による電
源オンの時間延長をできるだけ少なくし、受信装置の平
均消費電流をより少なくすることができる受信装置及び
リモートコントロールシステムを提供することにある。
【0014】
【発明の開示】請求項1に記載の受信装置は、第1の時
間毎にスタート信号を受信する受信状態となり、当該受
信状態においてスタート信号を受信したと判断したら信
号全体の受信可能な第3の時間まで受信状態を延長する
ようにした受信装置であって、信号を受信する信号受信
手段と、受信した信号がスタート信号か否かを判定する
スタート信号判定手段と、第1の時間毎に信号受信手段
を受信状態にしてスタート信号判定手段によりスタート
信号の判定を行なわせ、スタート信号を受信したと判断
した場合には、スタート信号の受信状態を第2の時間延
長して再度スタート信号判定手段によりスタート信号の
判定を行なわせ、前記スタート信号判定手段がスタート
信号を受信したと複数回判定したとき、信号全体を受信
可能な第3の時間まで受信状態を延長する受信制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0015】ここで、スタート信号とは、送信側から受
信側へ送られる信号の開始部分を表わすものであって、
同期コード、スタートビットなどといわれることもあ
る。
【0016】この受信装置にあっては、間欠的に受信状
態となる第1の時間内にスタート信号を受信した場合に
は、ただちに信号全体を受信可能な第3の時間まで受信
状態を延長するのでなく、その場合にはスタート信号を
再確認できる程度の第2の時間だけ受信状態を延長し、
複数回スタート信号を受信した場合に初めて受信時間を
信号全体の受信可能な第3の時間まで延長するようにし
ている。
【0017】したがって、本発明の受信装置によれば、
第1の受信時間を短くしても、ノイズ等によって第3の
時間まで受信時間が延長されることが頻繁に発生しなく
なる。すなわち、第1の時間内にノイズ等を誤ってスタ
ート信号と判定しても、第2の時間まで受信時間が延長
されるだけであり、第2の時間内に再度スタート信号が
確認されなければ第3の時間まで受信状態は延長されな
い。この第2の時間はスタート信号の確認だけであるの
で、第3の時間に比べて短くすることができる。よっ
て、本発明の受信装置によれば、短い時間でスタート信
号の有無を判断しながら、ノイズ等による受信時間の延
長をできるだけ少なくでき、受信装置の平均消費電流を
非常に少なくすることができる。
【0018】請求項2に記載のリモートコントロールシ
ステムは、スタート信号を含むリモートコントロール信
号を送信する送信装置と、車両に搭載された、請求項1
に記載の受信装置と、前記受信装置が受信したリモート
コントロール信号が、正規の送信装置から受信した信号
である場合には、車両に所定の動作をさせるための制御
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0019】このリモートコントロールシステムにあっ
ては、受信側では、本発明の受信装置を用いているの
で、車載用の受信装置の消費電流を少なくすることがで
き、車両のバッテリーの消耗を非常に少なくすることが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施形態による
車両用のリモートコントロールシステム(キーレスエン
トリーシステム)を示す図であって、図2(a)は携帯
用の送信装置(電子鍵)31aの構成を示す機能ブロッ
ク図、図2(b)は車両に搭載される受信装置31bの
構成を示す機能ブロック図である。このようなリモート
コントロールスイッチは、送信装置31aから受信装置
31bへ電波を送って、車両のドアロック機構を施錠し
たり、解錠したり、あるいはエンジンスタート装置など
を制御するために用いられるが、以下の実施形態では、
ドアロック機構の施錠/解錠を行なう場合について説明
する。
【0021】送信装置31aは、図3(a)に示すよう
に、コントロール部32、E2PROMのようなメモリ
33、送信回路34、ボタンスイッチ35、送信アンテ
ナ36から構成されている。しかして、送信装置31a
の携帯者がボタンスイッチ35を押すと、コントロール
部32は、メモリ33からコード情報を読み出し、その
コード情報を送信回路34へ転送する。コントロール部
32から送信回路34へ送られるコード情報は2値化パ
ルス信号で構成されており、例えばコード情報の各ビッ
トは、図4に示すように、パルス幅がT/2でパルス間
隔がTのパルス信号で2進数「0」が表わされ、パルス
幅が同じくT/2でパルス間隔が2Tのパルス信号で2
進数「1」が表わされている。
【0022】コントロール部32から転送されたコード
情報は、送信回路34において所定方式により変調さ
れ、キャリア波に乗せて送信アンテナ36から送信され
る。変調方式としては、キャリア波を振幅変調するAM
変調でもよく、周波数変調するFM方式などでもよい。
【0023】図5(a)は送信回路34から出力される
リモートコントロール信号37のデータ構成を示す図で
ある。リモートコントロール信号37は、同期フレーム
49と2つのデータフレーム50とからなり、各フレー
ム49,50間には無変調信号51が挿入されている。
同期フレーム49は、受信側で同期をとるためのスター
ト信号であって、図5(b)に示すように、「A」(1
6進)=「1010」(2進)を33回繰り返してい
る。また、2つのデータフレーム50は同じものであっ
て、受信側における受信のチャンスを増すために2連送
としている。また、無変調信号51はキャリア波のみの
部分であって、各フレーム49,50間を分離してい
る。
【0024】図5(c)は、上記データフレーム50の
構成を示す図であって、各データフレーム50は、ロー
リングコード52、IDコード53、車種コード54、
メーカーコード55及び機能コード56から構成されて
いる。ここで、ローリングコード52とは、一定の規約
に従って送信毎に変化するコードであって、信号コピー
による車両盗難防止のためである。また、IDコード5
3は一対の送信装置31aと受信装置31bのみで保持
している固有のコードであって、これも車両盗難防止の
ための照合コードである。車種コード54及びメーカー
コード55は、受信装置31aが搭載されている車両の
車種と車両メーカーを示すコードである。機能コード5
6とは、受信側で動作させようとする動作を指示するコ
ードであって、例えば車両のドアの施錠、解錠などの制
御内容を示す。従って、受信装置31bでは、後述のよ
うに、このリモートコントロール信号37を受けて、ロ
ーリングコード52やIDコード53等を照合し、一致
した場合には、機能コード56で指示された動作を実行
することになる。
【0025】受信装置31bは、図3(b)に示すよう
に、受信アンテナ38、受信回路39、受付レジスタ4
0、信号判別部41、コード判別部42、メモリ43、
出力回路44、コントロール部45、受信タイマー4
6、受信待ちタイマー47から構成されている。受信回
路39は、受信アンテナ38で受信したリモートコント
ロール信号37を受信して増幅及び復調し、元の情報コ
ード(2値化パルス信号)を復元する。受付レジスタ4
0は、8ビットのシフトレジスタであって、受信回路3
9で復元された情報コードを8ビットだけ格納する。信
号判別部41は、受付レジスタ40に格納されている信
号(同期フレーム49)がスタート信号であるか否かを
判別し、判別結果をコントロール部45に伝える。
【0026】メモリ43はE2PROM等の書込可能な
記憶媒体によって構成されており、ローリングコード5
2や固有のIDコード53、車種コード54、メーカー
コード55などを格納している。コード判別部42は、
受信回路39から出力されたデータフレーム50のロー
リングコード52やIDコード53等をメモリ43内の
対応するコードと照合し、照合結果が一致すれば、出力
回路44から外部装置へ機能コード56に応じた制御信
号を出力する。例えば、機能コード56がドアロック機
構の施錠もしくは解錠を内容とするものであれば、受信
装置31bの出力回路44からドアロック機構制御装置
48へ施錠信号もしくは解錠信号を出力してドアロック
機構を施錠もしくは解錠させる。
【0027】コントロール部45は、受信回路39やコ
ード判別部42等を所定のプログラムに応じて制御する
と共に、受信タイマー46や受信待ちタイマー47の設
定時間に応じて受信回路39等の電源のオン/オフを制
御する。
【0028】図6(a)に示すものは、同上の受信装置
31bにおける受信状態の変化を説明する図である。T
11で示す受信期間は、コントロール部45が、受信回
路39を電源オンにした後、受信回路39の動作が安定
するまで割込み処理を禁止し、信号を受け付けないよう
にしている期間である。具体的には、受信回路39は電
源オン後7〜8msecで安定動作となるので、期間T11
は10msecに設定されている。
【0029】また、T12で示す受信期間は、受信回路
39の動作安定を待った後、コントロール部45が割込
み処理を許可して受信回路39からの信号の受け付けを
開始し、スタート信号の有無を判断する期間である。こ
の受信期間T12も10msecに設定されている。この受
信期間T12におけるスタート信号有無の判定方法は、
受付レジスタ40内のデータの下位4ビットが「A」
(16進)=「1010」又は「5」(16進)=「0
101」である場合には、スタート信号を受信している
と判定し、そうでない場合には、スタート信号を受信し
ていないと判定する。ここでスタート信号無しと判定さ
れれば、受信回路39の電源はオフになる。
【0030】T13で示す受信期間は、期間T12にお
いてスタート信号が確認された場合に、さらに受信期間
を延長してスタート信号の有無を再度判定するための期
間である。この受信期間T13も10msecに設定されて
いる。この受信期間T13におけるスタート信号の判定
方法は、受信期間T12+T13(計20msec)におい
て、受付レジスタ40内の8ビットデータが「AA」に
なればスタート信号有り、そうでなければスタート信号
無しと判定するものである。ここでスタート信号無しと
判定されれば、受信回路39の電源はオフになる。
【0031】T14で示す受信期間は、期間T13にお
いてスタート信号が確認されたときに移行する受信待ち
モードの期間である。この受信期間T14は、データフ
レーム50を受信するのに十分な時間であって、最大5
00msecに設定されている。この受信期間T14におい
ては、6msecの無変調信号51を受け付けると、その次
のビットを先頭としてコードを受け付けていき、ビット
の形態が48ビットの信号になっていなければ、再度6
msecの無変調信号51の後のコードを受け付けて48ビ
ットの信号になっているか否か判断する。受信期間T1
4の間に48ビットの信号を受信しなかった場合には、
信号無しとして受信回路39の電源をオフにする。反対
に、受信期間T14の間に48ビットの信号を受信した
場合には、受信回路39の電源をオフにした後、受信し
たコード情報が正規のコードでIDコード53等が一致
するか照合し、制御信号を出力回路44から出力させ
る。
【0032】また、図6(b)に示す期間T15は、受
信回路39の電源をオフにした後、再び受信回路39の
電源をオンにするまでの非受信状態である。この期間T
15は130msecに設定されている。従って、図6
(b)に示すように信号を受信していない場合には、T
11+T12=20msecの電源オン期間と、T15=1
30msecの電源オフ期間とが繰り返しており、デューテ
ィー比が約13.3%となっている。
【0033】図7〜図10は、上記受信装置31bにお
ける信号受信のための処理の順序を示すフロー図であ
る。以下、当該フロー図に従って、受信装置31bにお
ける受信動作を説明する。まず、期間T11の始めに受
信回路39の電源がオンになると(S51)、コントロ
ール部45は受信タイマー46を時間T11にセットす
る(S52)。そして、この時間T11が経過して受信
タイマー46がタイムアップするまで割込み処理を禁止
する(S53,S54)。
【0034】時間T11が経過すると、割込み処理を許
可し(S55)、受信タイマー46に時間T12をセッ
トする(S56)。この時間T12が経過するまでは信
号の受信状態となり(S57,S58)、信号を受信す
ると、その受信データを受付レジスタ40に格納し(S
59)、受付レジスタ40に格納されている受信データ
の下位4ビットが「A」又は「5」であるか否かによっ
てスタート信号を受信したか否かを判定する(S6
0)。
【0035】ここで、時間T12内に信号を受信しない
か(S57)スタート信号でないと判定するか(S6
0)した場合には、コントロール部45は、時間T12
が経過して受信タイマー46がタイムアップした時点で
受信回路39の電源をオフにし(S61)、受信待ちタ
イマー47に待ち時間T15をセットし(S62)、時
間T15が経過するまで電源オフの状態を保つ。これは
図6(c)のイ部の受信動作状態である。
【0036】時間T12の間にスタート信号を受信した
と判断した場合には、受信タイマー46に時間T13を
セットする(S64)。この時間T13が経過するまで
は信号の受信状態となり(S65,S66)、信号を受
信すると、その受信データを受付レジスタ40に格納し
(S67)、受付レジスタ40に格納されている受信デ
ータが「AA」となるか否かによってスタート信号を受
信したか否かを判定する(S68)。ここでは、8ビッ
トで判定されるので、スタート信号を受信したか否か
が、ステップS60よりも正確に判定される。
【0037】ここで、時間T13内に信号を受信しない
か(S65)スタート信号でないと判定するか(S6
8)した場合には、コントロール部45は、時間T13
が経過して受信タイマー46がタイムアップした時点で
受信回路39の電源をオフにし(S61)、受信待ちタ
イマー47に待ち時間T15をセットし(S62)、時
間T15が経過するまで電源オフの状態を保つ。これは
図6(c)のロ部の受信動作状態である。
【0038】時間T13の間にスタート信号を受信した
と判断した場合には、受信タイマー46に長時間T14
をセットし(S69)、コード受信待ちモードに移行す
る(S70)。この時間T14が経過するまでは信号の
受信状態となり(S72)、無変調信号51を受信した
か(S71)、データ信号を受信したか(S73)を判
定される。
【0039】ここで、時間T14が経過しても、無変調
信号51を受信しないか、無変調信号51を受信しても
データ信号を受信しない場合には、受信回路39の電源
をオフにし(S61)、受信待ちタイマー47に待ち時
間T15をセットし(S62)、時間T15が経過する
まで電源オフの状態を保つ。これは図6(c)のハ部の
受信動作状態である。
【0040】コード受信待ちモードにおいて、無変調信
号51に続いてデータ信号を受信すると、受信回路39
の電源をオフにする(S74)。電源オフ後には、コー
ド判別部42が受信回路39から送信されたリモートコ
ントロール信号37とメモリ43内のローリングコード
52やIDコード53等とが照合され(S75)、一致
するかどうか調べられる(S76)。一致した場合には
機能コード56で指示されている動作を行わせるための
制御信号を出力回路44から出力した後(S77)、あ
るいは、一致しない場合には動作のための制御信号を出
力することなく(あるいは、ドアロック機構を施錠して
もよい)、受信待ちタイマー47に待ち時間T15をセ
ットし(S78)、時間T15が経過するまで電源オフ
の状態を保つ。これも図6(c)のハ部の受信動作状態
である。
【0041】本発明の受信装置31bにあっては、信号
を受信していない状態では、T11+T12+T15の
周期でT11+T12の受信時間を繰り返しているが、
スタート信号を受信しても直ちに受信時間をT14だけ
延長することはなく、T14に比べて非常に短い時間T
13だけ延長してスタート信号をさらに確認した後に受
信時間をT14だけ延長している。従って、信号を受信
していない状態の受信時間T11+T12を従来例の受
信時間T1よりも短くしても頻繁に受信時間がT14に
延長されて却って消費電流が増加するといった不都合が
生じない。従って、受信時間が頻繁にT14まで延長さ
れて却って消費電流が増加するといった不都合を起こす
ことなく、受信時間T11+T12を短くすることがで
き、平均消費電流を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は従来の間欠受信方式における
受信状態を説明するための図である。
【図2】従来の受信装置における受信動作の手順を説明
するフロー図である。
【図3】本発明の一実施形態によるリモートコントロー
ルシステムを示す図であって、(a)は送信装置の構成
を示す機能ブロック図、(b)は受信装置の構成を示す
機能ブロック図である。
【図4】送信装置から送信されるコード情報の要素
(「0」、「1」信号)を説明する図である。
【図5】(a)は送信装置から送信されるリモートコン
トロール信号のデータ構成を示す図、(b)は同期フレ
ームのデータ構成を示す図、(c)はデータフレームの
データ構成を示す図である。
【図6】(a)は受信装置における受信方式を説明する
図、(b)は信号を受信していないときの受信状態の変
化を示す図、(c)は種々の受信状態の変化のようすを
示す図である。
【図7】同上の受信装置における、受信状態の変化を説
明するフロー図である。
【図8】図7の続図である。
【図9】図7の続図である。
【図10】図7の続図である。
【符号の説明】
31a 送信装置 31b 受信装置 39 受信回路 41 信号判別部 42 コード判別部 45 コントロール部 46 受信タイマー 47 受信待ちタイマー 49 同期フレーム(スタート信号) 50 データフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 9/14 H04Q 9/14 F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時間毎にスタート信号を受信する受
    信状態となり、当該受信状態においてスタート信号を受
    信したと判断したら信号全体の受信可能な時間まで受信
    状態を延長するようにした受信装置であって、 信号を受信する信号受信手段と、 受信した信号がスタート信号か否かを判定するスタート
    信号判定手段と、 所定時間毎に信号受信手段を受信状態にしてスタート信
    号判定手段によりスタート信号の判定を行なわせ、スタ
    ート信号を受信したと判断した場合には、スタート信号
    の受信状態を所定時間延長して再度スタート信号判定手
    段によりスタート信号の判定を行なわせ、 前記スタート信号判定手段がスタート信号を受信したと
    複数回判定したとき、信号全体を受信可能な時間まで受
    信状態を延長する受信制御手段と、を備えたことを特徴
    とする受信装置。
  2. 【請求項2】 スタート信号を含むリモートコントロー
    ル信号を送信する送信装置と、 車両に搭載された、請求項1に記載の受信装置と、 前記受信装置が受信したリモートコントロール信号が、
    正規の送信装置から受信した信号である場合には、車両
    に所定の動作をさせるための制御手段と、を備えたリモ
    ートコントロールシステム。
JP32797496A 1996-11-22 1996-11-22 受信装置 Expired - Fee Related JP3723302B2 (ja)

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