JPH10150889A - スピニングリールのフェースギア - Google Patents

スピニングリールのフェースギア

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JPH10150889A
JPH10150889A JP8312127A JP31212796A JPH10150889A JP H10150889 A JPH10150889 A JP H10150889A JP 8312127 A JP8312127 A JP 8312127A JP 31212796 A JP31212796 A JP 31212796A JP H10150889 A JPH10150889 A JP H10150889A
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braking
face gear
gear
spinning reel
rotor
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JP8312127A
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Yasuhiro Hitomi
康弘 人見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェースギアの強度や精度を維持して軽量化
を図る。 【解決手段】 スピニングリールのマスターギア(フェ
ースギア)11は、スピニングリールのハンドル軸10
に設けられるギアであって、円板部11a、アルミニウ
ム合金製の円板部11aの周部にアウトサート成形によ
り形成した亜鉛合金製の歯部11bとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェースギア、特
に、スピニングリールのハンドル軸に設けられるフェー
スギアに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスピニングリールは、リール本体
と、リール本体に回転自在に支持されたロータと、ロー
タの前方に設けられ外周に釣り糸が巻き付けられるスプ
ールとを有している。ロータは、スプール軸の外周側に
設けられたピニオンギアと一体回転する。スプールは、
ピニオンギアに噛み合う中間ギアにより駆動されるレベ
ルワインド機構により前後に往復移動する。このピニオ
ンギアは、ピニオンギアと直交するハンドルの回転軸
(ハンドル軸)に設けられたフェースギア(マスターギ
ア)に噛み合い、ハンドルの回転により回転する。この
フェースギアは、通常ハンドル軸と一体で形成されてい
る。このハンドル軸を含めたフェースギアを強度を維持
して安価に製造するために、従来、亜鉛合金が素材とし
て比較的広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にスピニングリー
ルでは、キャスティング性能を高めるために軽量化を図
ることが重要である。また、寿命を延ばすためには耐蝕
性を向上させることも重要である。しかし、前記従来の
フェースギアでは、素材に比較的比重が大きく耐蝕性が
劣る亜鉛合金を用いているので、重量が重くなり、軽量
化を図りにくく、かつ耐蝕性を向上させることも困難で
ある。
【0004】そこでフェースギアの軽量化を図るため
に、フェースギアの素材としてアルミニウム合金を使用
し、また耐蝕性を向上させるためにフェースギアの素材
としてステンレス合金を使用することが考えられる。し
かし、アルミニウム合金は、亜鉛合金に比べて強度が劣
るとともにダイキャスト成形等の行う場合の製作精度が
劣るため、アルミニウム合金をフェースギアの素材とし
て用いると、フェースギアの歯部分の強度や精度が低下
する。また、ステンレス合金は亜鉛合金に比べて強度は
向上するが、加工性が悪いとともに射出成形することが
一般的に困難であるため、精度を向上させることが難し
く、ステンレス合金を使用するとフェースギアの歯部分
の精度が低下しやすい。
【0005】本発明の課題は、フェースギアの強度や精
度を維持して軽量化を図ることにある。本発明の別の課
題は、フェースギアの強度や精度を維持して耐蝕性の向
上を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールのフェースギアは、スピニングリールのハンドル
軸に設けられるギアであって、円板部と、円板部の周部
に円板部と異なる材料で形成された歯部とを備えてい
る。このフェースギアでは、噛み合い部分となる歯部が
円板部と別材料で形成されているため、円板部を軽量な
材料や耐蝕性がある材料で製造し、歯部を精度や強度を
維持可能な材料で製造することで、フェースギアの強度
や精度を維持して軽量化や耐蝕性の向上を図ることがで
きる。
【0007】発明2に係るスピニングリールのフェース
ギアは、発明1に記載のギアにおいて、ハンドル軸が円
板部と一体で形成されている。この場合には、ハンドル
軸と円板部とが一体であるので、部品点数が減少し、加
工コスト及び組立コストが低減する。発明3に係るスピ
ニングリールのフェースギアは、発明1又は2に記載の
ギアにおいて、円板部の材質はアルミニウム合金又はス
テンレス合金であり、歯部の材質は亜鉛合金又は合成樹
脂である。この場合には、円板部の軽量化又は耐蝕性の
向上を図れ、かつ亜鉛合金や高強度の合成樹脂製の歯部
の精度及び強度を維持できる。
【0008】発明4に係るスピニングリールのフェース
ギアは、発明1から3のいずれかに記載のギアにおい
て、歯部は、円板部の周部にアウトサート成形により形
成される。この場合には、歯部と一体で成形するとその
重みや肉厚によって歪みや反りが生じやすい円板部を別
途製作し、それを母材にして歯部をアウトサート成形で
きるので、歯部の精度がさらに高くなり、噛み合い精度
を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
〔全体構成〕図1に示す本発明の一実施形態を採用した
スピニングリールは、ハンドル1を備えたリール本体2
と、リール本体2の前部に回転自在に支持されたロータ
3と、ロータ3の前部に配置され釣り糸を巻き取るスプ
ール4とを備えている。
【0010】リール本体2はボディ2aを有しており、
その上部にはスピニングリールを釣り竿に取り付けるた
めの取付部2bが形成されている。取付部2bの上面は
釣り竿に密着する装着部2cとなっている。ボディ2a
の内部には、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機
構5と、ロータ3を制動するためのロータ制動機構6
と、スプール4を回転軸芯Xに沿って前後方向に移動さ
せてスプール4に釣り糸を均一に巻き取るためのレベル
ワインド機構7とが設けられている。
【0011】ロータ3は、円筒部3aと、円筒部3aの
側方に互いに対向して設けられた第1アーム部3b及び
第2アーム部3cとを有している。円筒部3aの前壁3
dの中央部には貫通孔3eを有するボス部3fが形成さ
れている。この貫通孔3eにスプール軸8及びピニオン
ギヤ12(後述)が貫通している。第1アーム部3bの
先端部と第2アーム部3cの先端部との間には、揺動自
在にベール9が設けられている。
【0012】スプール4は、ロータ3の第1アーム部3
bと第2アーム部3cとの間に配置されており、スプー
ル軸8の先端に装着されている。スプール4は、外周に
釣り糸が巻かれる糸巻き胴部4aと、糸巻き胴部4aの
後部に一体成形されたスカート部4bと、糸巻き胴部4
aの前端に固定されたフランジ部4cとを有している。
スプール軸8は、レベルワインド機構7により前後方向
に移動可能である。
【0013】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定さ
れたハンドル軸10と、ハンドル軸10と一体で回転す
るフェースギアを用いたマスターギヤ11と、このマス
ターギヤ11に噛み合うピニオンギヤ12とを有してい
る。ハンドル軸10は、図2に示すように、リール本体
2のボディ2aの左右方向に配置されており、軸受13
a,13bにより回転自在に支持されている。ハンドル
軸10にはマスターギア11が一体で形成されている。
ハンドル軸10の中心部には、ハンドル1から延びる正
方形断面の軸体14が回転不能に挿入されている。この
軸体14は、ボディ2aの側面に装着されたキャップ1
5から延びる止めネジ16により固定されている。この
構成によりハンドル1が着脱自在になり、かつリール本
体1の左右いずれにも配置できる。
【0014】マスターギア11は、図3及び図4に示す
ように、ハンドル軸10と一体で形成された円板部11
aと、円板部11aの周部に円板部11aと異なる素材
で形成された歯部11bとを有している。円板部11a
の素材としては、軽量化を図るためにはアルミニウム合
金を用いればよい。また、耐食性の向上を図るためには
ステンレス合金を用いればよい。歯部11bの素材とし
ては、強度や精度を維持するために、亜鉛合金や、ポリ
アセタール、ナイロン樹脂等のいわゆるエンジニアリン
グプラスチックと呼ばれる高強度の合成樹脂を用いれば
よい。円板部11aの周部には、周方向に間隔を隔てて
半円状の凹部11cが形成されており、歯部11bの先
端にはフェースギアとなる歯11dが形成されている。
この凹部11cを形成することで、円板部11aと歯部
11bとの密着性が向上し、円板部11aから歯部11
bに回転力が確実に伝達される。歯部11bは、円板部
11aの周部に、円板部11aを基材としてアウトサー
ト成形により一体的に形成されている。ピニオンギヤ1
2は筒状に形成されており、ハンドル軸10の下方にハ
ンドル軸10と直交する前後方向沿って配置されてい
る。ピニオンギア12の前部12aはロータ3中心部を
貫通してスプール4側に延びている。
【0015】ロータ制動機構6は、図1に示すように、
制動部20と、制動部20を制動状態に保持するための
制動保持部21とを有している。制動保持部21は、ボ
ディ2aに揺動自在に支持された揺動レバー22を有し
ている。揺動レバー22は、後述する制動レバー30を
制動位置と制動解除位置との間で切換可能であり、かつ
制動位置で制動レバー30を保持可能である。
【0016】制動部20は、ボディ2aに揺動自在に支
持された制動レバー30と、制動レバー30により制動
される制動部本体31と、制動部本体31をロータ3の
糸繰り出し方向の回転にのみ連動して回転させるワンウ
ェイクラッチ32とを有している。制動レバー30は、
ボディ2aと取付部2bとの境界部分において、ボディ
2aに支持軸33により揺動自在に支持されており、か
つ図示しない付勢部材により図1の反時計回りに付勢さ
れている。制動レバー30は、支持軸33から湾曲して
斜め上方に延びる操作レバー部30aを有しており、支
持軸33から湾曲して斜め下方に延びる先端には、制動
作用部30bが設けられている。操作レバー部30aの
先端は装着部2cの近傍に配置されている。
【0017】制動部本体31は、図5に示すように、ロ
ータ3の内周側にロータ3と同芯に配置された制動円筒
40と、制動円筒40を揺動自在かつ回動不能に支持す
る回転円筒41と、ボディ2aに取り付けられた制動シ
ュー42とを有している。制動円筒40は有底円筒形状
であり、その外周面40aの先端が制動シュー42と制
動レバー30の制動作用部30bとの間に配置される。
制動円筒40は、その中心部に内方に折れ曲がった支持
面40cを有している。支持面40cは、円筒形状であ
る。制動円筒40の底面40bには、十字状の係合溝4
3が形成されている。この係合溝43は支持面40cの
端部まで延びている。
【0018】回転円筒41は、前端がワンウェイクラッ
チ32によってロータ3の糸繰り出し方向の回転には一
体で回転し、巻取時にはロータ3の回転力が作用しない
ように支持され、後端が軸受44によってボディ2aに
回転自在に支持されている。回転円筒41の中間部外周
には、支持面40cを支持するための自在継手部45が
設けられている。自在継手部45は、回転円筒41にね
じ込まれ外周面に球面の一部が形成された回転リング部
45aと、回転リング部45aの周面から十字状に外方
に突出する円柱状の4つの係合突起45bとを有してい
る。この係合突起45bが係合溝43に係合しかつ支持
面40cが回転リング部45aに支持されることで、制
動円筒40が回転円筒41に回転不能かつ揺動自在に支
持される。
【0019】回転リング部45aの両側には、1対のバ
ネ受けリング46が接触して配置されている。右側のバ
ネ受けリング46と軸受44との間及び左側のバネ受け
リング46とワンウェイクラッチ32との間には、制動
円筒40の先端を、制動シュー42と制動レバー30の
制動作用部30bとに接触しない所定の姿勢に維持する
ための円錐コイルバネ47が圧縮状態で配置されてい
る。
【0020】このように、制動円筒40が回転不能かつ
揺動自在に回転円筒41に支持されているので、制動レ
バー30により制動をかけたときには制動円筒40が図
2に2点鎖線で示す位置に傾く。しかし、制動円筒40
が回転円筒41に揺動自在に支持されているので制動時
に回転円筒41やピニオンギヤ12に曲げモーメントが
作用せずこれらがコゼにくくなり、ロータ3の回転に影
響を及ぼさず回転が重くなりにくい。
【0021】ワンウェイクラッチ32は外輪遊転型のも
のであり、ロータ3の円筒部に外輪が固定され、回転円
筒41の先端外周に内輪が固定されている。このワンウ
ェイクラッチ32は、ロータ3が糸繰り出し方向に回転
したときのみその回転力を回転円筒41に伝達する。こ
のため、ロータ3が糸繰り出し方向に回転すると回転円
筒41が回転して制動機構6による制動が可能になる。
一方、ロータ3が糸巻取方向に回転すると、回転円筒4
1は回転せず、ロータ制動機構6による制動はできな
い。
【0022】レベルワインド機構7は、図1及び図2に
示すように、スプール4の中心部に固定されたスプール
軸8を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動
させるための機構である。レベルワインド機構7は、ス
プール軸8の下方に配置された螺軸51と、螺軸51に
沿って前後方向に移動するスライダー52と、螺軸51
の先端に固定された中間ギア53とを有している。螺軸
51は、スプール軸8と平行に配置されており、ボディ
2aに回転自在に支持されている。また、螺軸51の外
周部には螺旋状の溝51aが形成されている。スライダ
ー52にはスプール軸8の後端が固定されている。ま
た、中間ギア53はピニオンギア12に噛み合ってい
る。
【0023】〔リールの操作及び動作〕キャスティング
時には、ベール9を糸開放姿勢側に倒し、釣り竿を振り
出すことにより、スプール4の外周に巻かれた釣り糸が
繰り出される。釣り糸巻き上げ時には、ベール9を糸巻
取姿勢に戻す。この状態でハンドル1を回転させると、
この回転力はハンドル軸10、マスターギヤ11を介し
てピニオンギヤ12に伝達される。このマスターギア1
1からピニオンギア12への回転力の伝達時に、マスタ
ーギア11の歯部11bは従来と同様の亜鉛合金や高強
度の合成樹脂を使用しているので、強度や精度は維持さ
れる。また、円板部11aは、アルミニウム合金又はス
テンレス合金を使用しているので、軽量化又は耐蝕性の
向上を図ることができる。
【0024】ピニオンギヤ12に伝達された回転力は、
ピニオンギヤ12の前部12aを介してロータ3に伝達
される。このとき、ロータ3は、糸巻取方向に回転する
ので、この回転力は、前述したようにワンウェイクラッ
チ32により回転円筒41には伝達されない。また、ピ
ニオンギヤ12が回転すると中間ギヤ53によりその回
転がレベルワインド機構7に伝達され、スプール軸8が
前後方向に往復移動する。
【0025】ロータ3を逆転させて魚とやりとりすると
きには、揺動レバー22を左45度に揺動させて制動解
除状態にする。すると、制動レバー30が図示しない付
勢部材によって制動解除位置まで復帰する。この状態で
制動レバー30を操作し魚とのやりとりを行う。釣り糸
が魚により引かれてロータ3が逆転すると、前述したよ
うに、その回転力がワンウェイクラッチ32を介して回
転円筒41に伝達され、さらに自在継手部45を介して
制動円筒40に伝達され、制動円筒40がロータ3と一
体で回転する。そして、制動レバー30を図1の矢印A
と逆方向に揺動すると、制動作用部30bが制動円筒4
0の外周面40aの先端内周を押圧し、制動円筒40を
図5に2点鎖線で示す位置に傾け、外周面40aの先端
外周を制動シュー42に圧接する。この結果、逆転する
ロータ3に制動力が作用する。
【0026】この制動レバー30に加える力を加減する
ことで制動力を調整してロータ3の逆転量を任意に調整
できる。また、このとき、制動円筒40が回転円筒41
に自在継手部45により揺動自在に支持されているの
で、ピニオンギヤ12にそれをコゼようとする力が作用
せず、ロータ3の回転が重くなることがない。また、外
輪遊転型のワンウェイクラッチ32を用いているので、
ロータ3の回転が逆転して高速回転しても、高速回転す
るほど制動開始時の動作が安定する。
【0027】釣り場を移動するときやリールを収納する
ときには、揺動レバー22を左45度から右45度に揺
動させて、制動レバー30を制動位置に揺動する。 〔他の実施形態〕 (a) 上記実施形態では、マスターギア11の円板部
11aをアルミニウム合金又はステンレス合金、歯部1
1bを亜鉛合金又は高強度の合成樹脂製としたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、円板部11aに軽
量化と耐蝕性の向上とを図るためにチタン合金等の軽量
でかつ耐蝕性が高い金属を用いてもよい。また、歯部1
1bに強度及び精度を維持しやすい他の合金を用いても
よい。
【0028】(b) 上記実施形態では、マスターギア
11とハンドル軸10とを一体化したが、別体にしても
よい。 (c) 本発明は制動レバー付のスピニングリールのフ
ェースギアに限定されるものではなく、フロントドラグ
型又はリアドラグ型のスピニングリールや他のスピニン
グリールにも適用できる。
【0029】(d) 歯部は切削加工により製作されて
もよい。その切削加工は円板部との接合前でも接合後で
もよい。 (e) 成形によって形成された歯部を、成形後にピニ
オンカッターと呼ばれる工具で歯形修正してもよい。な
お、一般的にはピニオンカッターとは、噛み合い相手の
ピニオンギアと同一形状をしたものを用い、カッターの
噛み合い位置を正規の位置からずらすことによってフェ
ースギアの表面にクラウニング、あるいはレリービング
と呼ばれる歯形修正を施すが、カッター自体に予めフェ
ースギアがこのような形状になるように歯形修正してお
いてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明に係るスピニングリールのフェー
スギアでは、噛み合い部分となる歯部が円板部と別材料
で形成されているため、円板部を軽量な材料や耐蝕性が
ある材料で製造し、歯部を精度や強度を維持可能な材料
で製造することで、フェースギアの強度や精度を維持し
て軽量化や耐蝕性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリー
ルの側面部分断面図。
【図2】その背面部分断面図。
【図3】マスターギアの正面図。
【図4】マスターギアの半截断面図。
【図5】制動部の要部拡大断面図。
【符号の説明】
10 ハンドル軸 11 マスターギア 11a 円板部 11b 歯部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピニングリールのハンドル軸に設けられ
    るフェースギアであって、 円板部と、 前記円板部の周部に前記円板部と異なる材料で形成され
    た歯部と、を備えたスピニングリールのフェースギア。
  2. 【請求項2】前記ハンドル軸が前記円板部と一体で形成
    されている、請求項1に記載のスピニングリールのフェ
    ースギア。
  3. 【請求項3】前記円板部の材質はアルミニウム合金又は
    ステンレス合金であり、前記歯部の材質は亜鉛合金又は
    合成樹脂である、請求項1又は2に記載のスピニングリ
    ールのフェースギア。
  4. 【請求項4】前記歯部は、前記円板部の周部にアウトサ
    ート成形により形成される、請求項1から3のいずれか
    に記載のスピニングリールのフェースギア。
JP8312127A 1996-11-22 1996-11-22 スピニングリールのフェースギア Pending JPH10150889A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8312127A JPH10150889A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 スピニングリールのフェースギア
KR10-1998-0705582A KR100471572B1 (ko) 1996-11-22 1997-11-20 스피닝릴의페이스기어
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