JP2001161228A - スピニングリールのスプール - Google Patents

スピニングリールのスプール

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JP2001161228A
JP2001161228A JP34431799A JP34431799A JP2001161228A JP 2001161228 A JP2001161228 A JP 2001161228A JP 34431799 A JP34431799 A JP 34431799A JP 34431799 A JP34431799 A JP 34431799A JP 2001161228 A JP2001161228 A JP 2001161228A
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reel spool
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Yasuhiro Hitomi
康弘 人見
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Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピニングリールのスプールにおいて、糸巻
胴部及びスカート部の強度を維持し、かつ全体の軽量化
を図る。 【解決手段】 スピニングリールのスプール本体7は、
糸巻胴部7aと、糸巻胴部7aの後端部に取り付けられ
るスカート部7bとを有している。糸巻胴部7aは、厚
肉の合成樹脂製の糸巻部16と、糸巻部16の内周側に
一体成形された底部17とを主に備えている。スカート
部7bは、アルミニウム合金製であり、筒状部7cと後
フランジ部7dとが一体でプレス加工により薄肉に形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプール、特に、
リール本体に対して前後移動自在なスピニングリールの
スプールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスピニングリールは、ハンドルを
回転自在に支持するリール本体と、ロータと、スプール
とを備えている。スピニングリールのスプールは、リー
ル本体に対して前後移動自在であり、釣り糸が巻かれる
糸巻胴部と、糸巻胴部の前端に配置され糸巻胴部の外径
より大きい外径を有する前フランジ部と、糸巻胴部の後
方に一体成形されたスカート部とを備えている。前フラ
ンジ部は前フランジ固定部材により糸巻胴部に固定され
ている。
【0003】このようなスプールでは、一般に糸巻胴部
には大きな力がかかるので、糸巻胴部の強度を高く保つ
必要がある。一方、スカート部は糸巻胴部ほどの強度を
要しない。しかし、糸巻胴部及びスカート部がたとえば
アルミニウム合金等のダイカスト成形により一体成形さ
れる場合、肉厚変動によるひけを防ぐため糸巻胴部及び
スカート全体が同じ厚みに形成されているので、糸巻胴
部及びスカート部の強度が同じになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の糸巻胴部とスカ
ート部とが一体成形されたスプールでは、糸巻胴部の強
度を維持するために厚肉に形成すると、スカート部も厚
肉に形成されるため、スプール全体が重くなる。一方、
スカート部のみを軽量化するために、この部分を切削あ
るいは穿孔加工を施したものがあるが、加工の手間とコ
ストが余分にかかってしまう。また、単純に薄肉化する
と、落下等の衝撃によって糸巻胴部及びスカート部が変
形するおそれがある。
【0005】本発明の課題は、スピニングリールのスプ
ールにおいて、糸巻胴部及びスカート部の強度を維持
し、かつ全体の軽量化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールのスプールは、リール本体に対して前後移動自在
なスピニングリールのスプールであって、外周に釣り糸
が巻き付けられる筒状の糸巻胴部と、金属製のスカート
部とを備え、金属製のスカート部は、糸巻胴部の外径よ
り大きい外径を有する筒状部と、プレス加工により筒状
部と一体成形され糸巻胴部の後端部に取り付けられる後
フランジ部とを有している。
【0007】このようなスプールでは、筒状部と後フラ
ンジ部とを有する金属製のスカート部はプレス加工によ
り一体成形されている。この場合、スカート部が従来の
ようにダイカスト成形ではなくプレス加工により形成さ
れているので、糸巻胴部の形状等に影響されることなく
スカート部のみを薄く形成することが可能であり、した
がって、スカート部全体の軽量化を図ることができる。
また、筒状部と後フランジ部とが一体成形されているの
で、スカート部の強度を十分に保つことができる。
【0008】また、スカート部とは別に糸巻胴部を形成
できるので、糸巻胴部を厚く形成して強度を維持しなが
らスカート部を薄く形成して軽量化を図ることができ
る。発明2に係るスプールは、発明1のスプールにおい
て、糸巻胴部は合成樹脂製である。この場合は、さらに
軽量化を図ることができる。
【0009】発明3に係るスプールは、発明2のスプー
ルにおいて、糸巻胴部は表面処理が施されている。この
場合は、たとえば合成樹脂の表面にめっき処理を行うこ
とにより、金属風の外観を呈することができる。発明4
に係るスプールは、発明1のスプールにおいて、糸巻胴
部は金属製である。
【0010】この場合は、強度を維持することができ
る。発明5に係るスプールは、発明4のスプールにおい
て、糸巻胴部は、アルミニウム合金、ステンレス合金、
チタン合金及びマグネシウム合金のうちのいずれかによ
り形成されている。アルミニウム合金の場合は、糸巻胴
部の加工が容易になり、また低コストで形成することが
できる。ステンレス合金の場合は、糸巻胴部の剛性を高
く維持できるとともに、耐食性を向上させることができ
る。チタン合金の場合は、糸巻胴部の剛性を高く維持で
きるとともに、軽量化を図ることができる。マグネシウ
ム合金の場合は、糸巻胴部をさらに軽量化できる。
【0011】発明6に係るスプールは、発明4又は5の
スプールにおいて、糸巻胴部は、プレス加工、ダイカス
ト成形及び鍛造のうちのいずれかにより形成されてい
る。プレス加工の場合は糸巻胴部を薄く形成するととも
に、プレス加工の1つである絞り加工やスピニング加工
により糸巻胴部の形成が容易になる。ダイカスト成形の
場合は、糸巻胴部の形成が容易になるとともに、強度を
保つことができる。鍛造の場合は糸巻胴部を高強度に形
成することができる。
【0012】発明7に係るスプールは、発明1から6の
いずれかのスプールにおいて、スカート部は、アルミニ
ウム合金、ステンレス合金、チタン合金及びマグネシウ
ム合金のうちのいずれかにより形成されている。アルミ
ニウム合金の場合は、スカート部の加工が容易になり、
また低コストで形成することができる。ステンレス合金
の場合は、スカート部の剛性を高く維持できるととも
に、耐食性を向上させることができる。チタン合金の場
合は、スカート部の剛性を高く維持できるとともに、軽
量化を図ることができる。マグネシウム合金の場合は、
スカート部をさらに軽量化できる。
【0013】発明8に係るスプールは、発明1から7の
いずれかのスプールにおいて、糸巻胴部の前端部に設け
られ、糸巻胴部の外径より大きい外径を有する前フラン
ジ部をさらに備えている。この場合は、糸巻胴部の前端
部に前フランジ部が設けられているので、釣り糸が前方
へばらけるのを防ぐことができる。
【0014】発明9に係るスプールは、発明8のスプー
ルにおいて、前フランジ部は糸巻胴部と一体成形されて
いる。この場合は、前フランジ部の強度を維持すること
ができる。発明10に係るスプールは、発明8のスプー
ルにおいて、前フランジ部は糸巻胴部に別体で取り付け
られている。
【0015】この場合は、たとえば前フランジ部と糸巻
胴部とを別部材で形成したり、着脱自在な構成にするこ
とができる。発明11に係るスプールは、発明8から1
0のいずれかのスプールにおいて、前フランジ部は、ア
ルミニウム合金、ステンレス合金、チタン合金及びマグ
ネシウム合金のうちのいずれかにより形成されている。
【0016】アルミニウム合金の場合は、前フランジ部
の加工が容易になり、また低コストで形成することがで
きる。ステンレス合金の場合は、前フランジ部の剛性を
高く維持できるとともに、耐食性を向上させることがで
きる。チタン合金の場合は、前フランジ部の剛性を高く
維持できるとともに、軽量化を図ることができる。マグ
ネシウム合金の場合は、前フランジ部をさらに軽量化で
きる。
【0017】発明12に係るスプールは、発明8から1
1のいずれかのスプールにおいて、前フランジ部はカー
リング加工が施されている。この場合は、前フランジ部
の強度を高くすることができる。発明13に係るスプー
ルは、発明1から12のいずれかのスプールにおいて、
後フランジ部は糸巻胴部の内周側に延びる内周部をさら
に有している。
【0018】この場合は、スカート部の底部として後フ
ランジ部に内周部が設けられているので、スカート部の
強度を維持することができる。発明14に係るスプール
は、発明1から13のいずれかのスプールにおいて、糸
巻胴部は底部を有している。この場合は、糸巻胴部の強
度を維持することができる。
【0019】発明15に係るスプールは、発明14のス
プールにおいて、糸巻胴部の底部は後フランジ部の内周
部と接合可能である。この場合は、糸巻胴部の底部とス
カート部の底部である後フランジ部の内周部とを接着や
溶接等の接合手段により、強固に接合することができ
る。発明16に係るスプールは、発明1から13のいず
れかのスプールにおいて、糸巻胴部は後端部から外周側
に延びる外周部をさらに有している。
【0020】発明17に係るスプールは、発明16のス
プールにおいて、糸巻胴部の外周部は後フランジ部と接
合可能である。発明18に係るスプールは、発明1から
13のいずれかのスプールにおいて、糸巻胴部は、第1
底部を有する第1糸巻部と、第1糸巻部とプレス加工に
より後フランジ部と同径に一体成形された筒状の第2糸
巻部とを備えている。
【0021】この場合は、後フランジ部と第2糸巻部と
が一体成形されて滑らかに連結されているので、釣り糸
の噛み込みを防ぐことができる。発明19に係るスプー
ルは、発明18のスプールにおいて、第2糸巻部は第2
底部を有している。この場合は、第2糸巻部の強度を維
持することができる。
【0022】発明20に係るスプールは、発明19のス
プールにおいて、第1底部は第2底部と接合可能であ
る。発明21に係るスプールは、発明1から20のいず
れかのスプールにおいて、筒状部の後端部は筒状部の内
周側に折れ曲がる折れ曲がり部をさらに有している。
【0023】この場合は、スカート部の強度を高くする
ことができる。発明22に係るスプールは、発明21の
スプールにおいて、折れ曲がり部はカーリング加工によ
り形成されている。この場合は、簡単な塑性加工である
カーリング加工により、折れ曲がり部を容易に形成する
ことができる。
【0024】発明23に係るスプールは、発明1から2
2のいずれかのスプールにおいて、スカート部は外周面
からのプレス加工により形成された貫通孔をさらに有し
ている。この場合は、スカート部をさらに軽量化するこ
とができ、しかもプレス加工により比較的安価に貫通孔
を形成することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を採用したス
ピニングリールは、図1に示すように、ハンドル1を回
転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプー
ル4とを備えている。ロータ3は、リール本体2の前部
に回転自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を
外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移
動自在に配置されている。
【0026】リール本体2は、リールボディ2aと、リ
ールボディ2aから斜め上前方に延びる竿取付脚2bと
を有している。リールボディ2aは、図2に示すように
内部に空間を有しており、その空間内には、ロータ3を
ハンドル1の回転に連動して回転させるロータ駆動機構
5と、スプール4を前後に移動させて釣り糸を均一に巻
き取るためのオシレーティング機構6とが設けられてい
る。
【0027】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定さ
れたハンドル軸10とともに回転するフェースギア11
と、このフェースギア11に噛み合うピニオンギア12
とを有している。ピニオンギア12は筒状に形成されて
おり、その前部12aは、ロータ3の中心部を貫通し、
ナット13によりロータ3に固定されている。また、ピ
ニオンギア12は、その軸方向の中間部と後端部とが、
それぞれ軸受14a、14bを介してリール本体2に回
転自在に支持されている。
【0028】オシレーティング機構6は、スプール4の
中心部にドラグ機構60を介して連結されたスプール軸
15を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動
させるための機構である。オシレーティング機構6は、
スプール軸15の下方に平行に配置された螺軸21と、
螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、
螺軸21の先端に固定された中間ギア23とを有してい
る。スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能
に固定されている。中間ギア23はピニオンギア12に
噛み合っている。
【0029】ロータ3は、図2に示すように、円筒部3
0と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第
1及び第2ロータアーム31、32とを有している。円
筒部30と両ロータアーム31、32とは、たとえばア
ルミニウム合金製であり一体成形されている。円筒部3
0の前部には前壁33が形成されており、前壁33の中
央部にはボス部33aが形成されている。ボス部33a
の中心部には貫通孔が形成されており、この貫通孔をピ
ニオンギア12の前部12a及びスプール軸15が貫通
している。前壁33の前部にナット13が配置されてお
り、ナット13の内部にスプール軸15を回転自在に支
持する軸受35が配置されている。
【0030】第1ロータアーム31の先端の外周側に
は、第1ベール支持部材40が揺動自在に装着されてい
る。第1ベール支持部材40の先端には、釣り糸をスプ
ール4に案内するためのラインローラ41が装着されて
いる。また、第2ロータアーム32の先端内周側には、
第2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。
ラインローラ41と第2ベール支持部材42との間には
線材を略U状に湾曲させた形状のベール43が固定され
ている。これらの第1及び第2ベール支持部材40、4
2、ラインローラ41及びベール43により釣り糸をス
プール4に案内するベールアーム44が構成される。ベ
ールアーム44は、図2に示す糸案内姿勢とそれから反
転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
【0031】ロータ3の円筒部30の内部にはロータ3
の逆転を禁止・解除するための逆転防止機構50が配置
されている。逆転防止機構50は、図2に示すように、
内輪が遊転するローラ型のワンウェイクラッチ51と、
ワンウェイクラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と
非作動状態(逆転許可状態)とに切り換える切換機構5
2とを有している。
【0032】スプール4は、ロータ3の第1ロータアー
ム31と第2ロータアーム32との間に配置されてお
り、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装
着されている。スプール4は、糸巻胴部7a及び糸巻胴
部7aの後端部に取り付けられるスカート部7bを有す
るスプール本体7と、糸巻胴部7aの前端部に装着され
る前フランジ部8と、前フランジ部8をスプール本体7
に固定するための前フランジ固定部材9とを有してい
る。なお、スプール本体7は、2つの軸受56、57に
よりスプール軸15に回転自在に装着されている。
【0033】糸巻胴部7aは、図3に示すように、厚肉
の合成樹脂製の糸巻部16と、糸巻部16の内周側に一
体成形された底部17と、底部17の内周側に形成され
た1対のボス部18a、18bとを有している。糸巻部
16の外周面には、図1に示すように、多数の環状溝が
糸巻部16の軸方向に間隔を隔てて形成されている。糸
巻部16の内周面には、前フランジ固定部材9を装着す
るための雌ネジ部16aが形成されている。ボス部18
a、18bの内周部には軸受56、57が装着されてい
る。なお、糸巻部16の外周側には、金属風の外観を呈
するように、めっき処理が施されている。
【0034】スカート部7bは、アルミニウム合金製で
あり、ロータ3の円筒部30を覆う筒状部7cと、筒状
部7cと糸巻胴部7aとを連結する後フランジ部7dと
が一体でプレス加工により薄肉に形成されている。筒状
部7cの後端部は、内周側に折れ曲がる折れ曲がり部7
eが、カーリング加工により形成されている。後フラン
ジ部7dは、糸巻胴部7aの内周側にまで延びる内周部
7fを有しており、この内周部7fと糸巻胴部7aの底
部17とが接着等により接合されている。
【0035】前フランジ部8はステンレス合金製の円板
状の部材である。前フランジ部8は、糸巻胴部7aの内
周面の雌ネジ部16aに螺合する前フランジ固定部材9
により糸巻胴部7aとの間に挟持されて固定されてい
る。前フランジ固定部材9は、スプール本体7の内周面
に形成された雌ネジ部16aに螺合する筒状の雄ネジ部
9aと、雄ネジ部9aの内周側に一体で形成されドラグ
機構60の後述する複数のドラグ板62を収納可能な空
間を内部に有する筒状のドラグ収納部9bと、雄ネジ部
9aの先端に前フランジ部8に当接可能に設けられた当
接部9cとを有している。
【0036】ドラグ機構60は、スプール4とスプール
軸15との間に装着されスプール4にドラグ力を作用さ
せるための機構である。ドラグ機構60は、ドラグ力を
手で調整するためのつまみ部61と、つまみ部61によ
りスプール4側に押圧される複数枚のドラグ板62とを
有している。このようなスプール4は、糸巻胴部7aが
合成樹脂で厚肉に形成され、スカート部7bがアルミニ
ウム合金で薄肉に形成されている。また、スカート部7
bの筒状部7cと後フランジ部7dとがプレス加工によ
り一体成形されている。このように、糸巻胴部7aが厚
く形成されているので糸巻胴部7aの強度を保つことが
でき、しかもスカート部7bはプレス加工により薄く形
成されているのでスカート部7bの軽量化を図ることが
できる。また、スカート部7bを薄く形成しても、筒状
部7cと後フランジ部7dとが一体成形されているの
で、強度を十分に維持することができる。
【0037】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、スカート部7bはアルミニ
ウム合金により形成されていたが、これに限定されるも
のではなく、ステンレス合金、チタン合金及びマグネシ
ウム合金等によりスカート部7bを形成してもよい。 (b) 前記実施形態では、糸巻胴部7aは合成樹脂で
形成されていたが、これに限定されるものではなく、ア
ルミニウム合金、ステンレス合金、チタン合金及びマグ
ネシウム合金等の金属のプレス加工、ダイカスト成形及
び鍛造のいずれかにより糸巻胴部7aを形成してもよ
い。
【0038】(c) 図4に示すように、糸巻胴部7a
は糸巻胴部7aの後端部から外周側に延びる外周部7g
をさらに有し、この外周部7gと後フランジ部7dとを
接合するようにしてもよい。 (d) 図5に示すように、合成樹脂製の第1糸巻部1
6bと、プレス加工により後フランジ部7dと一体成形
され第1糸巻部16bと同径になるように加工されたア
ルミニウム合金製の第2糸巻部16cとにより糸巻胴部
7aを構成し、第1糸巻部16bの内周側に形成された
第1底部17aと第2糸巻部16cの第2底部17bと
を接合させるようにしてもよい。また、第1糸巻部16
b及び第2糸巻部16cを各々金属により形成し、第1
底部17aと第2底部17bとを溶接等により接合して
もよい。
【0039】(e) 前記実施形態では、前フランジ部
8は糸巻胴部7aに別体で取り付けられていたが、図6
に示すように、前フランジ部8と糸巻胴部7aとを一体
成形してもよい。また、図7に示すように、カーリング
加工を施した前フランジ部8を糸巻胴部7aに取り付け
てもよい。 (f) 図8に示すように、スカート部7bの外周面か
らのプレス加工により、複数の貫通孔70を形成しても
よい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、スカート部の筒状部と
後フランジ部とがプレス加工により一体成形されている
ので、糸巻胴部の仕様に影響されることなく、強度を保
ちながらスカート部を薄く形成して軽量化を図ることが
できる。また、スカート部の軽量化を図りながら糸巻胴
部を厚く形成でき、強度を十分に維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるスピニングリールの
右側面図。
【図2】前記スピニングリールの左側面断面図。
【図3】前記スピニングリールのスプールの拡大断面
図。
【図4】他の実施形態の前記スプールの拡大断面図。
【図5】さらに他の実施形態の図4に相当する図。
【図6】さらに他の実施形態の図4に相当する図。
【図7】さらに他の実施形態の図4に相当する図。
【図8】さらに他の実施形態の図1に相当する図。
【符号の説明】
4 スプール 7a 糸巻胴部 7b スカート部 7c 筒状部 7d 後フランジ部 7e 折れ曲がり部 7f 内周部 7g 外周部 8 前フランジ部 16 糸巻部 16b 第1糸巻部 16c 第2糸巻部 17 底部 17a 第1底部 17b 第2底部 70 貫通孔

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体に対して前後移動自在なスピニ
    ングリールのスプールであって、 外周に釣り糸が巻き付けられる筒状の糸巻胴部と、 前記糸巻胴部の外径より大きい外径を有する筒状部と、
    プレス加工により前記筒状部と一体成形され前記糸巻胴
    部の後端部に取り付けられる後フランジ部とを有する金
    属製のスカート部と、を備えたスピニングリールのスプ
    ール。
  2. 【請求項2】前記糸巻胴部は合成樹脂製である、請求項
    1に記載のスピニングリールのスプール。
  3. 【請求項3】前記糸巻胴部は表面処理が施されている、
    請求項2に記載のスピニングリールのスプール。
  4. 【請求項4】前記糸巻胴部は金属製である、請求項1に
    記載のスピニングリールのスプール。
  5. 【請求項5】前記糸巻胴部は、アルミニウム合金、ステ
    ンレス合金、チタン合金及びマグネシウム合金のうちの
    いずれかにより形成されている、請求項4に記載のスピ
    ニングリールのスプール。
  6. 【請求項6】前記糸巻胴部は、プレス加工、ダイカスト
    成形及び鍛造のうちのいずれかにより形成されている、
    請求項4又は5に記載のスピニングリールのスプール。
  7. 【請求項7】前記スカート部は、アルミニウム合金、ス
    テンレス合金、チタン合金及びマグネシウム合金のうち
    のいずれかにより形成されている、請求項1から6のい
    ずれかに記載のスピニングリールのスプール。
  8. 【請求項8】前記糸巻胴部の前端部に設けられ、前記糸
    巻胴部の外径より大きい外径を有する前フランジ部をさ
    らに備えている、請求項1から7のいずれかに記載のス
    ピニングリールのスプール。
  9. 【請求項9】前記前フランジ部は前記糸巻胴部と一体成
    形されている、請求項8に記載のスピニングリールのス
    プール。
  10. 【請求項10】前記前フランジ部は前記糸巻胴部に別体
    で取り付けられている、請求項8に記載のスピニングリ
    ールのスプール。
  11. 【請求項11】前記前フランジ部は、アルミニウム合
    金、ステンレス合金、チタン合金及びマグネシウム合金
    のうちのいずれかにより形成されている、請求項8から
    10のいずれかに記載のスピニングリールのスプール。
  12. 【請求項12】前記前フランジ部はカーリング加工が施
    されている、請求項8から11のいずれかに記載のスピ
    ニングリールのスプール。
  13. 【請求項13】前記後フランジ部は前記糸巻胴部の内周
    側に延びる内周部をさらに有している、請求項1から1
    2のいずれかに記載のスピニングリールのスプール。
  14. 【請求項14】前記糸巻胴部は底部を有している、請求
    項1から13のいずれかに記載のスピニングリールのス
    プール。
  15. 【請求項15】前記糸巻胴部の底部は前記後フランジ部
    の前記内周部と接合可能である、請求項14に記載のス
    ピニングリールのスプール。
  16. 【請求項16】前記糸巻胴部は後端部から外周側に延び
    る外周部をさらに有している、請求項1から13のいず
    れかに記載のスピニングリールのスプール。
  17. 【請求項17】前記糸巻胴部の前記外周部は前記後フラ
    ンジ部と接合可能である、請求項16に記載のスピニン
    グリールのスプール。
  18. 【請求項18】前記糸巻胴部は、第1底部を有する第1
    糸巻部と、前記第1糸巻部とプレス加工により前記後フ
    ランジ部と同径に一体成形された筒状の第2糸巻部とを
    備えている、請求項1から13のいずれかに記載のスピ
    ニングリールのスプール。
  19. 【請求項19】前記第2糸巻部は第2底部を有してい
    る、請求項18に記載のスピニングリールのスプール。
  20. 【請求項20】前記第1底部は前記第2底部と接合可能
    である、請求項19に記載のスピニングリールのスプー
    ル。
  21. 【請求項21】前記筒状部の後端部は前記筒状部の内周
    側に折れ曲がる折れ曲がり部をさらに有している、請求
    項1から20のいずれかに記載のスピニングリールのス
    プール。
  22. 【請求項22】前記折れ曲がり部はカーリング加工によ
    り形成されている、請求項21に記載のスピニングリー
    ルのスプール。
  23. 【請求項23】前記スカート部は外周面からのプレス加
    工により形成された貫通孔をさらに有している、請求項
    1から22のいずれかに記載のスピニングリールのスプ
    ール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008035817A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Shimano Inc スピニングリールのスプール
CN100418415C (zh) * 2001-07-02 2008-09-17 株式会社岛野 旋转卷线器的卷筒
JP2012024028A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Globeride Inc 魚釣用スピニングリール

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