JPH10142161A - ミラー傷検査方法 - Google Patents

ミラー傷検査方法

Info

Publication number
JPH10142161A
JPH10142161A JP30258196A JP30258196A JPH10142161A JP H10142161 A JPH10142161 A JP H10142161A JP 30258196 A JP30258196 A JP 30258196A JP 30258196 A JP30258196 A JP 30258196A JP H10142161 A JPH10142161 A JP H10142161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
flaw
light
mirror surface
reflected light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30258196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Kubo
泰康 久保
Shinji Yoshino
信治 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30258196A priority Critical patent/JPH10142161A/ja
Publication of JPH10142161A publication Critical patent/JPH10142161A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミラーを製造する工程において、表面上の傷
や打痕の様な外観又は機能上の欠陥の検査を容易にする
ことを目的とする。 【解決手段】 物体302をミラー301の面に近接さ
せ、外部より物体302とは異なる色、明度の散乱光3
05をミラー301面に入射し、ミラー301による反
射光の中で、ミラー301上の傷306の反射光を、物
体302の反射光より区分することにより、ミラー30
1面上の傷が容易に検査できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面ミラーや自動
車ランプ等用の砲弾形状ミラーを製造する工程におい
て、その表面上の傷や打痕といった外観又は機能上の欠
陥を容易に検査するためのミラー傷検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、平面上もしくは自動車ランプ等に
利用される砲弾形状の反射ミラーは一般的な製品として
世の中に数多く出回っている。これらの表面上の傷や打
痕の有無を検査するために従来検査員が目視検査を実施
していた。検査員は製品のミラー面内をいろいろな角度
から目視検査し、傷が付いているかどうかを検査してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の方法では、目視検査による検査評価尺度の暖味さの
他に、ミラー面の光反射率の高さゆえのぎらつきのため
一方向からの観察では傷かぎらつきかを判断しにくいと
いう問題点を有していた。即ち、ミラー面に周囲からの
光が入射し、これが多重反射することで表面がぎらつい
て観察されるため、その中に微細な傷や打痕があっても
その周囲のぎらつきと分離しにくいことが、検査の簡単
化ひいては自動化の促進を阻害してきた。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、傷や打痕に対して安定した良好なコントラストを
呈し、容易な傷検査の実現を可能とするランプミラー傷
検査方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の第1の発明は、物体をミラー面に近接させる
とともに、外部より前記物体とは異なる色、明度の散乱
光を前記ミラー面に入射し、前記ミラー面による反射光
の中で前記ミラー面上の傷の反射光を前記物体の反射光
より区分することにより前記傷の存在を検査するもので
ある。
【0006】また、本発明の第2の発明は、上記第1の
発明において、ミラーを砲弾形状の凹状ミラーとし、物
体を円筒状として前記砲弾状の凹状ミラーに対して同軸
状に配置することにより、前記ミラー面上の傷の存在を
検査するものである。
【0007】また本発明の第3の発明は、上記第1及び
第2の発明において、ミラー面に対し外部より入射させ
る散乱光の発光部形状を円又はリング形状として照明光
を前記ミラー面に与え、この照明光の反射光による画像
を撮像機から画像処理装置に取り込むことにより、前記
ミラー面上の傷を検査するものである。
【0008】発明の第一の発明によれば、検査対象とな
るミラー面に近接して置かれている物体がミラー面に映
り込み、この映り込んでいるミラー面を観察した際、こ
の面には物体表面色が観察される。今ここに傷や打痕と
いった欠陥部が存在すると、周囲からミラー面に様々な
入射角度で入射している物体とは異る色、明度の散乱光
の一部が欠陥部で反射又は散乱し、この散乱光の一部が
観察する方向に帰り、白い輝点又は輝線として観察され
傷の存在が検査できる。
【0009】本発明の第二の発明によれば、本発明の第
一の発明の原理を砲弾形状の反射ミラー等に適用するた
め、これに同軸に中心部に円筒状の物体を配置し、さら
に反射ミラーの開口部側より円筒表面とは異なる色、明
度の散乱照明光を入射する。この構成にてミラーと同軸
上、開口部側より観察することで、ミラー面全体に物体
の円筒表面色が観察される中で、傷や打痕が白く光って
観察される。
【0010】本発明の第三の発明によれば、本発明の第
一及び第二の発明の構成において、照明発光部をリング
形状とし、更にこれによって得られる画像を撮像機によ
り撮像し、その画像を画像処理装置によって入力・処理
することで、検査を自動化することができる。画像処理
は一般的に行われている2値化処理等によって傷部分を
抽出し、面積・長さ等の評価値によって判断する方法が
考えられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面にもとづいて説明する。
【0012】(実施例1)図1により、本発明の第一実
施形態におけるミラー傷検査方法の基本構成を説明す
る。101は検査対象物であるミラーである。102は
黒色物体である。この黒色物体102は、実際には極力
艶が無く、光を不要に反射しないものがよい。微細な植
毛が施された艶のない布などが一例として挙げられる。
103は白色の散乱照明発光部である。この照明に関し
ては、点光源をそのままミラー面101に入射させるの
ではなく、有る程度の発光面を有し、投光角度が様々に
与えられるものがよい。104は観察者である。観察者
104は105の観察面を観察する。観察面105には
黒色物体102が映り込んでおり、黒色物体102から
観察面105への入射光の入射角と、観察面105から
観察者104への反射光の反射角とは等しい関係にあ
る。
【0013】以上のように構成された検査光学系による
ミラーの傷検査方法について、図2及び図3を用いてそ
の動作を説明する。
【0014】図2において、通常の良品状態、すなわち
ミラー面に傷のない状態をモデル化して説明する。20
1は検査対象物であるミラーであり、202は黒色物体
である。この黒色物体202からの光が矢線203に示
すとおり進み、観察者204は黒色物体202の映り込
む面を黒く観察することができる。外部からの散乱入射
光205はミラー201にて正反射され、観察者204
側へと進まないため、観察者204はこれを認識するこ
とはない。
【0015】図3において、不良品状態すなわちミラー
面に傷のある状態をモデル化して説明する。301は検
査対象物であるミラーであり、302は黒色物体であ
る。この黒色物体302からの光が矢線303に示すと
おり進み、観察者304は黒色物体302の映り込む面
を黒く観察することができる。外部からの散乱入射光3
05はミラー301上の傷306のため、観察者304
側へと進むため、観察者はこれを認識することができ
る。つまり、この傷306の部分が黒色物体302の反
射光でないため白く見える。これによって、黒い背景中
に傷306の反射光が白く見えるため、傷306の反射
光部分のコントラストが向上し、容易に傷306を分別
することが可能となる。
【0016】以上の動作は白黒のコントラストとして説
明したが、物体にある色を与え、照明光をこれと異なる
色とすることで、傷部分を色の違いとして分離すること
も可能である。
【0017】次に図4により、第二の実施形態における
ミラー傷検査方法の基本構成を説明する。401は砲弾
状の凹状反射ミラーであり、凹状内面が鏡面状になって
いる。402は黒色の円筒であり、この黒色円筒は、実
際には極力艶が無く、光を不要に反射しないものがよ
い。微細な植毛が施された艶のない布を円筒状にしたも
のなどが一例として挙げられる。403は散乱照明発光
部である。この散乱照明発光部403に関しては、点光
源をそのままミラー面401に入射させるのではなく、
有る程度の発光面を有し、投光角度が様々に与えられる
ものがよい。404は観察者である。
【0018】以上のように構成された検査光学系による
ミラー傷検査方法において、本発明の第一の発明と同一
の作用により傷部分のコントラストを向上させることが
できる。図5に観察者404側で観察される画像例を示
す。501は砲弾状の凹状ミラー面であり、一様に黒く
観察される。502は傷であり、白くコントラストよく
検出される。503は黒色の円筒であり、これが反射し
てミラー面501は傷のない部分が一様に黒く見える。
円筒503の内部は検査対象外である。
【0019】次に、図6により、本発明の第三の実施の
形態におけるミラー傷検査方法の基本構成を説明する。
601は砲弾状の凹状反射ミラーであり、凹状内面が鏡
面状になっている。602は黒色の円筒であり、この黒
色円筒602は、実際には極力艶が無く、光を不要に反
射しないものがよい。微細な植毛が施された艶のない布
を円筒状にしたものなどが一例として挙げられる。60
3は散乱照明発光部である。この散乱照明発光部に関し
ては、点光源をそのままミラー面601に入射させるの
ではなく、有る程度の発光面を有し、投光角度が様々に
与えられるものがよい。ここではこの形状を反射ミラー
601の開口部形状でらる円形状に合わせ、リング形状
とすることでむだなく、かつ均一にミラー面601を照
明することができる。604は撮像機であり、これによ
ってミラー面601を撮像し、画像処理装置605に画
像が取り込まれて傷の有無が検査される。これによって
傷検査の自動化が可能であり、現状の目視検査作業を省
人化することが可能である。以上のように構成された検
査光学系によるミラーの傷検査方法において、本発明の
第一の発明と同一の作用により傷部分のコントラストを
向上させることができ、その撮像される画像例は図5で
示したものと同様である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第一の発
明によれば、物体を投影したミラー面上の傷部分での
み、散乱入射光が観察者側に進むことで、観察者はこれ
を認識することができ、傷の部分が前記物体の表面色と
は異なる色で見える。これによって例えば黒い背景中に
傷の部分が白く見えるため、傷部分のコントラストが向
上し、容易に分別することが可能となる。
【0021】また本発明の第二の発明によれば、本発明
の第一の発明に示す作用と同一の作用により砲弾状のミ
ラー面上の傷をコントラストよく容易に分別することが
可能となり、本発明の第三の発明によればミラー面から
の反射光による画像をCCDカメラ等の撮像機によって
撮像し、この画像を画像処理装置に入力することで、傷
検査を自動化し、現状の目視検査作業を省略人化するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態におけるミラー傷検査方
法の基本構成を示す図
【図2】図1に示す基本構成による傷のない良品検査時
の動作原理を示す図
【図3】図1に示す基本構成による傷のある不良品検査
時の動作原理を示す図
【図4】本発明の第二実施形態におけるミラー傷検査方
法の基本構成を示す図
【図5】図2に示す基本構成により観察される画像例を
示す図
【図6】本発明の第三実施形態におけるミラー傷検査方
法の基本構成を示す図
【符号の説明】
101 ミラー 102 物体 103 散乱照明発光部 105 観察面 201 ミラー 202 物体 205 外部散乱入射光 301 ミラー 302 物体 305 外部散乱入射光 401 砲弾状ミラー 402 円筒 403 散乱照明発光部 501 ミラー 502 傷 503 円筒 601 砲弾状ミラー 602 円筒 603 散乱照明発光部 604 撮像機 605 画像処理装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体をミラー面に近接させるとともに、
    外部より前記物体とは異なる色、明度の散乱光を前記ミ
    ラー面に入射し、前記ミラー面による反射光の中で前記
    ミラー面上の傷の反射光を、前記物体の反射光より区分
    することにより、前記傷の存在を検査するミラー傷検査
    方法。
  2. 【請求項2】 ミラーを砲弾形状の凹状ミラーとし、物
    体を円筒状として前記砲弾状の凹状ミラーに対して同軸
    状に配置することにより、前記ミラー面上の傷の存在を
    検査する請求項1記載のミラー傷検査方法。
  3. 【請求項3】 ミラー面に対し外部より入射させる散乱
    光の発光部形状を円又はリング形状として照明光を前記
    ミラー面に与え、この照明光の反射光による画像を撮像
    機から画像処理装置に取り込むことにより前記ミラー面
    上の傷を検査する請求項1又は2に記載のミラー傷検査
    方法。
JP30258196A 1996-11-14 1996-11-14 ミラー傷検査方法 Pending JPH10142161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30258196A JPH10142161A (ja) 1996-11-14 1996-11-14 ミラー傷検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30258196A JPH10142161A (ja) 1996-11-14 1996-11-14 ミラー傷検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10142161A true JPH10142161A (ja) 1998-05-29

Family

ID=17910709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30258196A Pending JPH10142161A (ja) 1996-11-14 1996-11-14 ミラー傷検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10142161A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103512886A (zh) * 2012-06-14 2014-01-15 北汽福田汽车股份有限公司 用于测量工件表面畸变的测量仪
JP2016080662A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 株式会社豊田中央研究所 表面検査装置
JP2017015647A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 株式会社豊田中央研究所 表面検査装置
EP4001877A1 (en) * 2020-11-23 2022-05-25 Marelli Automotive Lighting Italy S.p.A. Con Socio Unico System and method to control the quality of a reflector body of a lamp for motor vehicles

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103512886A (zh) * 2012-06-14 2014-01-15 北汽福田汽车股份有限公司 用于测量工件表面畸变的测量仪
CN103512886B (zh) * 2012-06-14 2015-10-28 北汽福田汽车股份有限公司 用于测量工件表面畸变的测量仪
JP2016080662A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 株式会社豊田中央研究所 表面検査装置
JP2017015647A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 株式会社豊田中央研究所 表面検査装置
EP4001877A1 (en) * 2020-11-23 2022-05-25 Marelli Automotive Lighting Italy S.p.A. Con Socio Unico System and method to control the quality of a reflector body of a lamp for motor vehicles

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5027946B1 (ja) 検査システム
WO2011086634A1 (ja) 液晶パネル検査方法及び装置
JP2000149781A5 (ja)
US7283224B1 (en) Face lighting for edge location in catalytic converter inspection
CN211179500U (zh) 多光源光学检测***
JP2001027612A (ja) 卵検査装置
JPH06294749A (ja) 板ガラスの欠点検査方法
JP2009097977A (ja) 外観検査装置
JP2002214158A (ja) 透明板状体の欠点検出方法および検出装置
TW201825886A (zh) 用於表面異物檢測的自動光學檢測系統
US10145756B2 (en) Inspection of defects in a contact lens
JP2017166903A (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JP2019203701A (ja) パック詰めされた卵の検査装置
JP4184511B2 (ja) 金属試料表面の欠陥検査方法及び装置
JPH0674865A (ja) 光ファイバプリフォーム中の気泡、異物の検査方法および検査装置
JPH10142161A (ja) ミラー傷検査方法
JP2001041894A (ja) シート包装検査装置および検査方法
JP2726808B2 (ja) 外観検査装置
JP4146678B2 (ja) 画像検査方法および装置
CN116773537A (zh) 环状产品的外观检查装置
JP2914967B2 (ja) 外観検査方法
EP1126273A1 (en) Method and arrangement for inspecting a transparent object for flaws
JP2000163582A (ja) 金属試料表面の欠陥検査方法及び装置
JPH10103938A (ja) 鋳造品の外観検査方法及び装置
JP2001021500A (ja) 金属表面検査方法及び装置