JPH10135027A - 超電導磁石装置 - Google Patents

超電導磁石装置

Info

Publication number
JPH10135027A
JPH10135027A JP8303965A JP30396596A JPH10135027A JP H10135027 A JPH10135027 A JP H10135027A JP 8303965 A JP8303965 A JP 8303965A JP 30396596 A JP30396596 A JP 30396596A JP H10135027 A JPH10135027 A JP H10135027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superconducting magnet
magnet device
magnetic field
ferromagnetic material
support means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8303965A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Takeshima
弘隆 竹島
Takao Honna
孝男 本名
Hajime Kawano
川野  源
Hiroshi Tazaki
寛 田崎
Takeshi Yao
武 八尾
Shigenori Kuroda
成紀 黒田
Hajime Tanabe
肇 田邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Hitachi Medical Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8303965A priority Critical patent/JPH10135027A/ja
Priority to DE69738995T priority patent/DE69738995D1/de
Priority to DE69739151T priority patent/DE69739151D1/de
Priority to PCT/JP1997/003934 priority patent/WO1998019317A1/ja
Priority to EP97909678A priority patent/EP0883143B1/en
Priority to EP05028764A priority patent/EP1647831B1/en
Priority to US09/101,048 priority patent/US6437672B1/en
Publication of JPH10135027A publication Critical patent/JPH10135027A/ja
Priority to US10/191,466 priority patent/US6781492B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の側方から被検者にアクセスすることが
でき、被検者に対する圧迫感を軽減し、さらに被検者に
垂直方向の高磁場を印加する超電導磁石装置を提供す
る。 【解決手段】 計測空間5を挾んで上下方向に対向して
配置した超電導コイル(2)を収納する冷却容器(8)
と、この冷却容器8を接続し、支持する連結管(21)
とを具備する超電導磁石装置において、連結管(21)
が、計測空間(5)の上下方向の中心軸(Z軸)に対
し、奥側に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴イメ−ジ
ング装置(以下、MRI装置という)に適した超電導磁
石装置に係り、特に、広い開口を有することで被検者に
開放感を与え、また、検査者に対しては被検者へのアク
セスを容易にした超電導磁石装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12には従来のMRI装置に使用され
ている超電導磁石装置の第1の従来例を示す。図12は
縦断面図である。この超電導磁石装置は、筒形形状をし
た水平磁場方式のもので、従来のMRI装置で多く使用
されている。図12において、超電導磁石装置1の超電
導コイル2は、直径の小さな主コイル3と直径の大きな
シ−ルドコイル4とから構成されており、円筒内部に水
平方向(Z軸方向)の磁場を発生させ、円筒内の中央部
に均一磁場発生領域(計測空間)5が形成される。通
常、超電導コイル2は超電導線材を用いて作られるの
で、所定の温度(例えば、金属系超電導体の場合には液
体ヘリウム温度(4.2K)、酸化物超電導体の場合に
は液体窒素温度(77K)から10K程度)にまで冷却
する必要がある。そのため、超電導コイル2は、真空容
器6や熱シ−ルド(図示せず)および冷媒容器(液体ヘ
リウムなど使用)7などから構成された冷却容器8の中
に保持される。また、温度を低く保つために冷凍機(図
示せず)を用いて、熱シ−ルドの温度を一定に保った
り、冷媒の蒸発量を低減させたりしている。最近では、
冷凍機の性能が向上してきており、超電導コイル2を直
接冷凍機で冷すことによって、冷媒容器7を使用しない
場合もある。
【0003】この構成の場合には、被検者が撮影のため
に入る計測空間5が狭く、周囲を囲まれているために、
被検者に閉塞感を与える。このため、時には、被検者に
装置内に入ることを拒否される場合もあった。また、装
置の外部から、検査者が被検者へアクセスすることも困
難であった。
【0004】上記の問題を回避する技術として、図13
および図14に示す構成の超電導磁石装置1が公知であ
る。この第2の従来例の磁石は、米国特許第5,19
4,810号公報に開示されているもので、上下に配置
された冷媒容器7(図では外側の真空容器6が描かれて
いる。)内に配置した超電導コイル2により上下方向の
磁場を発生させている。この超電導コイル2の内側に
は、良好な磁場均一度を得るために強磁性体からなる磁
場均一化手段9を設けている。さらに、上下の超電導コ
イル2が発生する磁束の帰路として、鉄板10と鉄ヨ−
ク11を設けている。また、鉄ヨ−ク11は、磁束路の
役割とともに上下の構造体を支持する働きをしている。
【0005】この例では、四方が開放されているので被
検者は閉塞感を受けずに済み、検査者も容易に被検者に
アクセスできる。また、鉄ヨ−ク11によって磁束の帰
路があるために磁束が遠くにまで広がらず、磁場漏洩を
少なくできる。
【0006】逆に、磁場均一化手段9として用いられる
鉄は磁場に対してヒステリシス特性を持つために、磁場
均一化手段9の近くに配置した傾斜磁場コイル(図示せ
ず)が発生するパルス磁場が磁場均一化手段9の磁場分
布に影響を与える。これが均一磁場発生領域5の内部の
磁場分布にまで影響するために、高精度な信号計測の妨
げになる可能性が存在した。これに対しては、磁場均一
化手段9に電気伝導度の低い材質を用いるなどの手段が
講じられてきているが、パルス磁場の強度が強い場合に
は十分な効果が得られていなかった。
【0007】また、鉄の磁化特性(B−H特性)は温度
に対して依存性を持つため、鉄の温度が変化すると、M
RI装置にとって重要なファクタ−である磁場均一度が
変動する要因となる。図14の構造では、傾斜磁場コイ
ルを磁場均一化手段9の近くに設置することが一般的で
あり、傾斜磁場コイルを駆動することにより発生する熱
で加熱されるために、温度が変動しやすい。
【0008】上述の第2の従来例の問題点を解消した構
成例として、図15と図16に示す構造が提案されてい
る。この第3の従来例は特願平8−19503号にて提
案されたもので、図15は超電導磁石装置の全体斜視
図、図16はその縦断面図である。この磁石では、超電
導コイル2の冷却のために、コイル線材としては通常よ
く使用されているNbTi線材を想定して、液体ヘリウ
ムを収納する冷媒容器7が設けられている。装置中央の
均一磁場発生領域5を挾んで上下対称に円形の超電導コ
イル2が設置されている。それに応じて、冷媒容器7と
真空容器6を含む冷却容器8も円筒状のものが上下対称
に設置され、両者はその間にある連結管12によって所
定の距離を維持して保持される。
【0009】この第3の従来例では、上述の超電導コイ
ル2によって装置外部に発生する漏洩磁場を装置の外周
部に配置した強磁性体によって効果的に低減させる構造
を提供する。すなわち、図16に示す如く、冷却容器8
の周囲を鉄円板13と鉄円筒14とからなる鉄容器15
で囲み、上下の鉄容器15を鉄柱16で接続することに
よって、装置外部に発生する磁束について磁路が形成さ
れるので、漏洩磁場が遠方にまで広がることを抑制でき
る。
【0010】一方、この構造においては、鉄柱16およ
び連結管12が計測空間である均一磁場発生領域5の横
方向に存在するために、装置の外部から被検者にアクセ
スしにくい問題があった。また、被検者にとっても磁石
の中に入った状態で、横方向の視野が得られないために
圧迫感を受けるという問題があった。
【0011】また、検査者が磁石の側方から被検者にア
クセスすることを容易にするMRI装置の構成としては
特開平8−50170号公報に開示されたものがある。
この磁石では、図17に示す如く、均一磁場発生領域5
を挾んで、上下に永久磁石17を配置し、この永久磁石
17を支持し、この永久磁石17により発生された磁束
の帰路を形成する磁気回路18を構成するための板状の
第1継鉄19と柱状の第2継鉄20とを有し、柱状の第
2継鉄20を均一磁場発生領域5より後方に配置するこ
とにより、前方に開放された計測空間(均一磁場発生領
域)5が形成されるようにしたものである。この構成で
は、計測空間5での被検者への圧迫感はなくなり、ま
た、装置外部からの検査者の被検者へのアクセスが容易
になる。
【0012】しかし、この磁石では永久磁石17を使用
しているため、均一磁場発生領域5における磁場強度を
高くすることは困難で、また、高磁場にした場合に装置
外部の磁場漏洩も小さくすることが困難であるという問
題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の被
検者に垂直方向の磁場を印加し、磁気シ−ルドを施した
超電導磁石装置では、磁石の側方から被検者にアクセス
することは不可能であった。このため、被検者への処置
や、最近開発が盛んに行われているIVMR(Inte
rventional MR)への対応も困難であっ
た。
【0014】また、永久磁石を使用したMRI装置で
は、被検者へのアクセスの容易なものが提案されている
が、高磁場を達成することは困難で、高画質を実現する
にはもう一段の磁場強度の改善が必要である。そこで本
発明では、上記の課題を解決し、磁石の側方から被検者
にアクセスすることを可能にし、被検者に対する圧迫感
を軽減すると共に、被検者に垂直方向の高強度の磁場を
印加できる超電導磁石装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の超電導磁石装置は、超電導特性を有する物
質から構成され、有限の領域において上下方向に向かう
均一磁場を発生させるための電流を流す磁場発生源と、
該磁場発生源を超電導特性を示す温度にまで冷却し維持
する冷却手段と、前記磁場発生源を支持する支持手段と
を具備し、前記磁場発生源が前記均一磁場発生領域を挾
んで上下方向に沿って前記均一磁場発生領域の中心から
ほぼ等距離の位置に配置されたほぼ相似形状をした2組
の磁場発生素子群から構成された超電導磁石装置におい
て、前記支持手段が前記均一磁場発生領域の中心を通る
上下方向の中心軸を基準にして後方側に存在するように
配置されたものである(請求項1)。
【0016】この構成では、超電導磁場発性素子群を上
下方向に対向して配置し、この磁場発生源を支持する支
持手段を均一磁場発生領域の中心軸より後方に配置して
いるので、均一磁場発生領域に高磁場を発生することが
できると共に、計測空間である均一磁場領域の前方およ
び側方が開放されており、検査者が被検者に装置の側方
から容易にアクセスすることができる。
【0017】また、本発明の超電導磁石装置では、前記
磁場発生素子群の各々の周囲を包囲する第1の強磁性体
と、両端が前記第1の強磁性体の各々とほぼ同じ位置に
あり前記第1の強磁性体を磁気的に接続する第2の強磁
性体とを具備し、前記第2の強磁性体が前記支持手段と
共に前記上下方向の中心軸を基準にして後方側に存在す
るように配置されている(請求項2)。
【0018】この構成では、超電導磁場発生源の周囲に
第1の強磁性体を配置し、この第1の強磁性体を第2の
強磁性体で磁気的に接続することにより、超電導磁場発
生源が発生する磁束の外部磁気回路(帰路)を形成し
て、装置外部での漏洩磁場の低減を図っている。また、
第2の強磁性体を、前記磁場発生源の支持手段と同様
に、均一磁場発生領域の中心軸より後方に配置している
ので、検査者が被検者に装置の側方から容易にアクセス
することができる。
【0019】また、本発明の超電導磁石装置の好適な態
様において、前記支持手段は、ほぼ円形の断面形状を有
し、かつ、前記上下方向の中心軸を基準にして左右両側
に少なくとも1本ずつ存在するように配置されている
(請求項3)。更に、前記支持手段は、前記上下方向の
中心軸を基準にして左右両側に2本以上ずつ配置され、
該支持手段のうちの前記中心軸に対し奥側に配置された
支持手段同士の距離が、前記中心軸に対し手前側に配置
された支持手段同士の距離よりも小さくなっている(請
求項4)。
【0020】また、本発明の超電導磁石装置の好適な態
様では、前記支持手段は、ほぼ長方形もしくは長円の断
面形状を有し、かつ、前記上下方向の中心軸を基準にし
て左右両側に少なくとも1本ずつ存在するように配置さ
れている(請求項5)。
【0021】また、本発明の超電導磁石装置の好適な態
様では、前記上下方向の中心軸から前記支持手段を見込
む角度が、前記第2の強磁性体を見込む角度よりも小さ
くなっている(請求項6)。更に好適には、前記上下方
向の中心軸から前記支持手段のうちの左側のもの又は右
側のものも全体を見込む角度が60度以下である(請求
項7)。
【0022】また、本発明の超電導磁石装置の好適な態
様では、前記上下方向の中心軸に対し左側と右側に配置
された前記支持手段の間の最短距離は600mm以上で
ある(請求項8)。
【0023】また、本発明の超電導磁石装置の好適な態
様では、前記第2の強磁性体が前記上下方向の中心軸を
基準にして前記支持手段とほぼ同じ周方向の位置に配置
されている(請求項9)。更に、前記第2の強磁性体の
前記支持手段に対向する面がほぼ平坦に形成されている
(請求項10)。更に、前記第2の強磁性体の平坦な面
が、前記上下方向の中心軸と前記第2の強磁性体の中心
軸とを結ぶ線とほぼ直交している(請求項11)。更
に、前記第2の強磁性体に形成された平坦面に1個以上
の補助鉄材を付加している(請求項12)。
【0024】また、本発明の超電導磁石装置の好適な態
様では、前記支持手段および前記第2の強磁性体は、前
記上下方向の中心軸に対し左側と右側に配置された前記
支持手段のうちの最も手前側のものの外周に接する線
が、同様に配置された前記第2の強磁性体のうちの最も
手前側のものの外周に接する線よりも奥側の位置に来る
ように、配置されている(請求項13)。
【0025】また、本発明の超電導磁石装置の好適な態
様では、前記第2の強磁性体の外周面のうちの2面が、
前記上下方向の中心軸から該外周面に引いた2本の接線
とほぼ平行に形成されている(請求項14)。
【0026】また、本発明の超電導磁石装置の好適な態
様では、前記支持手段と前記第2の強磁性体とを内包す
るカバ−が設けられている(請求項15)。
【0027】また、本発明では、上記構成の超電導磁石
装置をMRI装置の静磁場発生装置として適用している
(請求項16)。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ説明する。本発明に係る超電導磁石装置の第1
の実施例を図1〜図3に示す。図1は第1の実施例にお
ける全体斜視図、図2は図1の計測空間における横断面
図、図3は図1の正面図である。図1において、磁場発
生源である超電導コイル2を収納する冷却容器8が計測
空間(均一磁場発生領域)5を挾んで上下方向に対向し
て対称に配置されている。この磁場発生源である超電導
コイル2の構成は、基本的には図16に示した第3の従
来例と同様のもので、計測空間5に上下方向に高強度の
均一磁場を発生させるものである。円形の超電導コイル
2を収納する冷却容器8も円筒形状をしており、上下方
向に対称に配置されている。この冷却容器8は真空容器
6と冷媒容器7を含み、超電導コイル2を超電導状態に
冷却、維持する。2つの冷却容器8はその間に配置され
た連結管21によって所定の距離を保持して支持され
る。この連結管21は、機械的に上下の冷却容器8を支
える働きをしているが、必要によっては、上下の冷媒容
器(冷媒は液体ヘリウムなど使用)7を熱的に接続させ
る働きを持たせても良い。この場合の連結管21の構造
は、例えば中心部に冷媒槽、その周囲に熱シ−ルド、真
空槽が配されたものとなる。このようにすることで、冷
凍機を上下の冷却容器8に1台ずつ設ける必要がなくな
り、システムに1台の冷凍機で間に合わせることが可能
となる。また、連結管21の配置は、図示では計測空間
5の左右に2本ずつ配置しているが、この本数はこれに
限定されず、1本ずつでも、3本以上ずつでも良いし、
また、本数が左右非対称でもよい。しかし、冷却容器8
の支持の点から、力のバランスを考えて左右対称の方が
良い。
【0029】一方、磁場発生源である超電導コイル2に
よって発生された磁束による装置外部における漏洩磁場
を低減するために、冷却容器8の外周部には鉄による磁
気シ−ルドが設けられている。具体的には、上下の冷却
容器8の上下を円形の鉄板23で囲み、更に上下の鉄板
23を円柱状の鉄柱22によって磁気的に接続してい
る。更に、鉄板23の部分と鉄柱22の部分との磁気的
結合を高めて、漏洩磁場を抑制するために、両者の間に
補助鉄材24を設けている。補助鉄材24は図2に示す
如く鉄板23と鉄柱22の外周をなめらかな形状にして
接続することにより、両者の間で磁束がスム−ズに流れ
るので、磁気飽和が生じにくくなる。このように磁場発
生源の周囲を鉄などの強磁性体で囲むことで、装置外部
に発生する磁束に対し磁路(帰路)が形成されるので、
漏洩磁場が遠方にまで広がることを抑制できる。また、
本実施例で用いる強磁性体としては、磁気的に強磁性を
示すものであれば鉄以外の材質も選択可能ではあるが、
磁気的特性、コスト、機械的強度を考慮すると、一般に
は鉄の使用が望ましい。
【0030】ここで、今後の説明のために、計測空間
(均一磁場発生領域)5の中心を原点とする3次元直交
座標系を定義しておく。この座標系では、上下方向にZ
軸を持ち、図2の垂直方向にY軸、水平方向にX軸をそ
れぞれ持っている。
【0031】図1の超電導磁石装置をMRI装置に適用
した場合、検査用テ−ブルに載せられた被検者は、一般
にY軸方向に沿って超電導磁石装置1の計測空間5の中
に挿入される。ところが、図15に示すような従来の超
電導磁石装置においては、上下の冷却容器8を接続する
ための連結管12および鉄柱16はX軸上に配置されて
いるために、検査者が装置の横側から被検者にアクセス
するのは不可能であった。
【0032】一方、本実施例においては、冷却容器8の
連結管21および鉄柱22は、X軸上には配置されてお
らず、計測空間5の上下方向の中心軸であるZ軸より奥
側(後方)に配置されている。すなわち、冷却容器8は
Z軸より奥側で連結管21により支持され、鉄柱22は
鉄板23とZ軸より奥側で磁気的に接続されているため
に、X軸上に連結管21も鉄柱22も存在しない。この
ため、装置外部から計測空間5に挿入された被検者に対
して、検査者は装置の横側から自由にアクセスすること
ができる。この結果、検査者はIVMRなどを含む種々
の処置をより容易に行うことができる。また、超電導磁
石装置の計測空間5の中に入った被検者から見た場合に
は、横方向の視野が広がったことにより、開放感が大き
くなるため、安心して検査が受けられるという効果が生
まれる。
【0033】また、本実施例においては、超電導コイル
2には自重量の他に、磁場発生のための電流を流すこと
により上下の超電導コイル間に大きな電磁力が働く。こ
の大きな力を支えるためには、連結管21を太くした
り、複数にしたり、超電導コイル間の距離を離したりす
ることが効果的である。先にも述べた如く、連結管21
は冷却容器8の支持の働きの他に、連結管21の中に上
下の冷却容器8間を熱的に結合するための機構を収納す
ることができるので、上下の冷却容器8毎に別個に冷凍
機を設ける必要がなく、コスト低減に効果がある。
【0034】連結管21の外形は、製造のしやすさを考
えた場合、円形とすることが一般的である。更に、図2
に示すように連結管21を均一磁場発生領域5の上下方
向の中心軸(Z軸)から等距離の位置に配置すること
で、冷却容器8と連結管21の各接続部分の構造を同じ
にすることができるので、製造工程を容易にすることが
できる。また、図2では、連結管21が片側に2本ず
つ、全部で4本配置されているが、強度その他の性能上
許されるならば片側1本ずつ配置にすることによって、
被検者の入る空間部分が広がり、被検者の開放感を高め
ることができる。更に、片側の連結管21を2本にし、
他方の連結管21を1本にするというように左右両側で
の連結管21の本数を変えた構造にすることも可能であ
り、この場合には、本数を少なくした側の開放感を高め
ることができる。
【0035】本発明の第2の実施例を図4に示す。図4
は第2の実施例の計測空間における横断面図である。本
実施例においては、連結管21の外形をほぼ長方形にし
ている。連結管21の外形の長辺の長さを第1の実施例
の場合の2本の連結管21の間隔と同程度とすること
で、第1の実施例と同程度の機械的強度を得ることがで
きる。
【0036】この構造を採用することにより、連結管2
1を構成する部品点数および上下の冷却容器8との接続
作業のための工数を減らすことができるので、製造原価
を低減できる。
【0037】連結管21の外形形状としては、長方形以
外にも長円形、楕円形などの形状も可能で、要は、冷却
容器8の円周方向に沿った長さを長くとることにより、
機械的強度を低下させずに、部品点数を削減するという
目的を達成できればよい。また、連結管21の外周を冷
却容器8の外周に沿った形状にすることにより、連結管
21と上下の冷却容器8との接合部分を一致させて、両
者の接合作業を容易にすることができる。
【0038】次に、計測空間5の上下方向の中心軸(Z
軸)から連結管21および鉄柱22を見込む角度をそれ
ぞれθ1およびθ2としたとき、連結管21と鉄柱22の
配置は、図4に示すごとく、θ1<θ2で、かつ、角度θ
1が角度θ2の内側に来るように構成されるのがよい。こ
のように構成すると、計測空間5の中に入った被検者に
対し広い視野を確保することができるので、被検者が受
ける圧迫感を軽減することができる。
【0039】連結管21を見込む角度θ1を大きくする
程、超電導コイル2が受ける電磁力などを支持するため
の機械的安定性は増加するが、被検者が受ける圧迫感は
増加する。両者を考慮すると、θ1は60度程度以下に
するのが望ましい。
【0040】本発明の第3の実施例を図5に示す。図5
は第3の実施例の計測空間における横断面図である。超
電導コイル2に働く力に起因して上下の冷却容器8の間
に連結管21(以下、手前側のものを21a、奥側のも
のを21bとする。)を支点としてモ−メント荷重が働
く。図5のような配置では、モ−メント荷重は手前側で
大きく、奥側で小さい。従って、奥側の連結管21bを
できるだけ後方に配置することによって、構造的に強固
にすることができる。このような構造にすると、手前側
の連結管21aと奥側の連結管21bとを見込む角度θ
1は大きくなり、左右の奥側の連結管21b間の距離L
が縮まるので奥側の開放部分の見込み角度が狭くなり、
被検者の開放感が損われる。そこで、本実施例では、計
測空間5の中心軸(Z軸)から奥側の連結管21bまで
の距離r1を中心軸(Z軸)から手前側の連結管21a
までの距離r2より大きくし、中心軸から両連結管21
a,21bを見込む角度θ1を実質的に増やすことな
く、奥側の連結管21bをより後方に配置させること
で、被検者の開放感を損うことなく、構造的に強固にす
ることができる。
【0041】また、本実施例では、鉄柱22の冷却容器
8に対向する側を平坦な面25とし、その平坦な面25
に計測空間5の中心軸(Z軸)から下ろした垂線がその
平坦な面25のほぼ中央で交わるように構成されてい
る。このように構成すると、計測空間5と鉄柱22との
距離が広がり、鉄柱22が計測空間5の磁場均一度に与
える影響を低く抑えることができる。円形断面の鉄柱2
2の場合、計測空間5と鉄柱22の距離を広げようとす
ると、装置全体の外形寸法が大きくなってしまうので、
本実施例の適用により装置の小型化を可能とする。
【0042】本発明の第4の実施例を図6に示す。図6
は第4の実施例の計測空間における横断面図である。本
実施例では、第3の実施例で説明した鉄柱22の平坦な
面25の適当な位置に補助鉄板26を付加して、その部
分における磁気抵抗を下げるものである。冷却容器8内
の超電導コイル2で発生された磁束は、鉄で構成される
外部磁路を通じて閉ル−プを形成するが、通過する磁束
の総量が同じとした場合には、鉄を連結管21に近い部
分に配置した方が、より少量の鉄で済ませることが可能
である。従って、本実施例のように冷却容器8に近い位
置に補助鉄板26を配置することで、超電導磁石装置全
体の重量を低減することが可能である。また、補助鉄板
26は、図示の如く、平坦な面25に突起状にして冷却
容器8に近接するように空いている場所に自由に取付け
ることが可能なので、鉄柱22そのものに段差加工をす
るよりも製造工程が容易であり、製造原価を低減するこ
とが可能となる。
【0043】本発明の第5の実施例を図7に示す。図7
は第5の実施例の計測空間における横断面図である。本
実施例では、鉄柱22の外周の手前側の面に接するよう
にX軸に平行な直線A−A´を引いたときに、連結管2
1をこのA−A´線より奥側に配置したものである。こ
のような構成にすることにより、計測空間5に入った被
検者に対し横方向により広い空間が得られるので、検査
者が横方向から被検者にアクセスするのが容易になると
共に、被検者の開放感も高めることができる。
【0044】これまで説明した実施例では、上下の鉄板
23を磁気的に接続する鉄柱22の外形には、円形のも
の、または円形の一部を削除し平坦面にしたものを採用
していた。これは円形のものが製造し易いことが主な理
由である。
【0045】一方、図8に示す本発明の第6の実施例で
は、鉄柱22の冷却容器8に対向する平坦面25に隣接
する面S1,S2を平坦にしている。図8において、平坦
面S1,S2は、鉄柱22の計測空間5の上下方向の中心
軸(Z軸)から鉄柱22の外周に引いた接線の一部に一
致しており、平坦面S1,S2で作る角度は、中心軸(Z
軸)から鉄柱22を見込む角度θ2に一致している。鉄
柱22の外形をこのような形状にすることで、計測空間
5内に入った被検者から見た場合の視野の広さが円形の
鉄柱22の場合と同じであっても、鉄柱22の断面積を
広くすることができる。従って、鉄柱22にて磁束が通
りやすくなるので、装置外部への磁場漏洩を少なくする
ことができる。逆に、本実施例の場合に磁場漏洩量を同
じ(すなわち、鉄柱22の断面積を同じ)程度にすれ
ば、鉄柱22の厚さ方向(装置の径方向)の長さを短く
することができ、装置の外形寸法を小さくすることがで
きる。
【0046】また、鉄柱22の平坦面S1とS2を見込む
角度θ2と、連結管21全体を見込む角度θ1をほぼ一致
させることで、計測空間5内に入った被検者の視界を鉄
柱22が妨げることはないので、鉄柱22の外形も小さ
くすることが可能である。この観点に立てば、鉄柱22
の断面形状としては図8の角柱に限定されることはな
く、図8以外にも、図9に示すように外側の周りを円弧
形状にするなど、製造の容易さや装置外形寸法の小型化
などの観点から、種々の形状が選択できる。
【0047】本発明の第7の実施例を図10および図1
1に示す。本実施例では、連結管21および鉄柱22を
含む領域を一つのカバ−27で囲むことで、複数の柱を
外観上一纏めにしている。この結果、デザイン的に簡素
になるために、装置の開放感を増すことができる。ま
た、細部構造がカバ−27に覆われて露出することがな
くなるので、薬品や血液などの飛散による汚れの清掃が
しやすくなる。
【0048】以上の説明においては、漏洩磁場を低減す
るための手段として、磁場発生源である超電導コイルの
周囲を、強磁性体である鉄によって囲む構造を用いて説
明してきた。しかし、漏洩磁場に対する制限がないか、
もしくはあっても緩い場合には、鉄シ−ルドとして、鉄
柱や鉄板を配置する必要はない。このような場合には、
超電導磁石装置の要部の構成は、図1において計測空間
5の上下に対向して配置された超電導コイル2を収納す
る冷却容器8とこれらを接続し支持する連結管21のみ
となる。これらの冷却容器8と連結管21との組合せに
対しても、上述してきた実施例は同様に適用することが
できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明した如く、超電導磁石装置を上
記のように構成することにより、計測空間に入った被検
者に対し装置の側方からアクセスすることが可能とな
り、被検者に対する圧迫感を軽減し、さらに被検者に垂
直方向の高磁場を印加する超電導磁石装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超電導磁石装置の第1の実施例の
全体斜視図。
【図2】図1の第1の実施例の計測空間における横断面
図。
【図3】図1の第1の実施例の正面図。
【図4】本発明の第2の実施例の計測空間における横断
面図。
【図5】本発明の第3の実施例の計測空間における横断
面図。
【図6】本発明の第4の実施例の計測空間における横断
面図。
【図7】本発明の第5の実施例の計測空間における横断
面図。
【図8】本発明の第6の実施例の計測空間における横断
面図。
【図9】本発明の第6の実施例の鉄柱の外形の他の例。
【図10】本発明の第7の実施例の計測空間における横
断面図。
【図11】本発明の第7の実施例の正面図。
【図12】従来のMRI装置に使用されている超電導磁
石装置の第1の従来例の縦断面図。
【図13】第2の従来例の全体斜視図。
【図14】第2の従来例の縦断面図。
【図15】第3の従来例の全体斜視図。
【図16】第3の従来例の縦断面図。
【図17】第4の従来例の全体斜視図。
【符号の説明】
1 超電導磁石装置 2 超電導コイル 3 主コイル 4 シ−ルドコイル 5 均一磁場発生領域(計測空間) 6 真空容器 7 冷媒容器 8 冷却容器 9 磁場均一化手段 10 鉄板 11 鉄ヨ−ク 12 連結管 13 鉄円板 14 鉄円筒 15 鉄容器 16 鉄柱 17 永久磁石 18 磁気回路 19 第1継鉄 20 第2継鉄 21,21a,21b 連結管 22 鉄柱 23 鉄板 24 補助鉄材 25 平坦な面 26 補助鉄板 27 カバ− θ1 連結管の見込み角度 θ2 鉄柱の見込み角度 r1 連結管21bの中心軸からの距離 r2 連結管21aの中心軸からの距離 L 連結管21b間の距離 S1,S2 鉄柱の平坦面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川野 源 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 田崎 寛 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 八尾 武 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 黒田 成紀 兵庫県赤穂市天和651番地 三菱電機株式 会社赤穂製作所内 (72)発明者 田邊 肇 兵庫県赤穂市天和651番地 三菱電機株式 会社赤穂製作所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導特性を有する物質から構成され、
    有限の領域において上下方向に向かう均一磁場を発生さ
    せるための電流を流す磁場発生源と、該磁場発生源を超
    電導特性を示す温度にまで冷却し維持する冷却手段と、
    前記磁場発生源を支持する支持手段とを具備し、前記磁
    場発生源が前記均一磁場発生領域を挾んで上下方向に沿
    って前記均一磁場発生領域の中心からほぼ等距離の位置
    に配置されたほぼ相似形状をした2組の磁場発生素子群
    から構成された超電導磁石装置において、前記支持手段
    が前記均一磁場発生領域の中心を通る上下方向の中心軸
    を基準にして後方側に存在するように配置されたことを
    特徴とする超電導磁石装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の超電導磁石装置におい
    て、前記磁場発生素子群の各々の周囲を包囲する第1の
    強磁性体と、両端が前記第1の強磁性体の各々とほぼ同
    じ位置にあり前記第1の強磁性体を磁気的に接続する第
    2の強磁性体とを具備し、前記第2の強磁性体が前記支
    持手段と共に前記上下方向の中心軸を基準にして後方側
    に存在するように配置されたことを特徴とする超電導磁
    石装置。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2記載の超電導磁石装置に
    おいて、前記支持手段は、ほぼ円形の断面形状を有し、
    かつ、前記上下方向の中心軸を基準にして左右両側に少
    なくとも1本ずつ存在するように配置されたことを特徴
    とする超電導磁石装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の超電導磁石装置に
    おいて、前記支持手段は前記上下方向の中心軸を基準に
    して左右両側に2本以上ずつ配置され、該支持手段のう
    ちの前記中心軸に対し奥側に配置された支持手段同士の
    距離が、前記中心軸に対し手前側に配置された支持手段
    同士の距離よりも小さいことを特徴とする超電導磁石装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至2記載の超電導磁石装置に
    おいて、前記支持手段は、ほぼ長方形もしくは長円の断
    面形状を有し、かつ、前記上下方向の中心軸を基準にし
    て左右両側に少なくとも1本ずつ存在するように配置さ
    れたことを特徴とする超電導磁石装置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5記載の超電導磁石装置に
    おいて、前記上下方向の中心軸から前記支持手段を見込
    む角度が、前記第2の強磁性体を見込む角度よりも小さ
    いことを特徴とする超電導磁石装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の超電導磁石装置におい
    て、前記上下方向の中心軸から前記支持手段のうちの左
    側のもの又は右側のものも全体を見込む角度が60度以
    下であることを特徴とする超電導磁石装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7記載の超電導磁石装置に
    おいて、前記上下方向の中心軸に対し左側と右側に配置
    された前記支持手段の間の最短距離が600mm上であ
    ることを特徴とする超電導磁石装置。
  9. 【請求項9】 請求項2乃至8記載の超電導磁石装置に
    おいて、前記第2の強磁性体が前記上下方向の中心軸を
    基準にして前記支持手段とほぼ同じ周方向の位置に配置
    されていることを特徴とする超電導磁石装置。
  10. 【請求項10】 請求項2乃至9記載の超電導磁石装置
    において、前記第2の強磁性体の前記支持手段に対向す
    る面がほぼ平坦に形成されていることを特徴とする超電
    導磁石装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の超電導磁石装置にお
    いて、前記第2の強磁性体の平坦な面が、前記上下方向
    の中心軸と前記第2の強磁性体の中心軸とを結ぶ線とほ
    ぼ直交することを特徴とする超電導磁石装置。
  12. 【請求項12】 請求項10および11記載の超電導磁
    石装置において、前記第2の強磁性体に形成された平坦
    面に1個以上の補助鉄材を付加したことを特徴とする超
    電導磁石装置。
  13. 【請求項13】 請求項2乃至12記載の超電導磁石装
    置において、前記支持手段および前記第2の強磁性体
    が、前記上下方向の中心軸に対し左側と右側に配置され
    た前記支持手段のうちの最も手前側のものの外周に接す
    る線が、同様に配置された前記第2の強磁性体のうちの
    最も手前側のものの外周に接する線よりも奥側の位置に
    来るように、配置されていることを特徴とする超電導磁
    石装置。
  14. 【請求項14】 請求項2乃至13記載の超電導磁石装
    置において、前記第2の強磁性体の外周面のうちの2面
    が、前記上下方向の中心軸から前記第2の強磁性体の該
    外周面に引いた2本の接線とほぼ平行に形成されている
    ことを特徴とする超電導磁石装置。
  15. 【請求項15】 請求項2乃至14記載の超電導磁石装
    置において、前記支持手段と前記第2の強磁性体とを内
    包するカバ−を設けたことを特徴とする超電導磁石装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15記載の超電導磁石装
    置を静磁場発生装置として用いた磁気共鳴イメ−ジング
    装置。
JP8303965A 1996-10-30 1996-10-30 超電導磁石装置 Pending JPH10135027A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8303965A JPH10135027A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 超電導磁石装置
DE69738995T DE69738995D1 (de) 1996-10-30 1997-10-29 Supraleitende magnetfelderzeugende einrichtung
DE69739151T DE69739151D1 (de) 1996-10-30 1997-10-29 Offene supraleitende Magnetvorrichtung
PCT/JP1997/003934 WO1998019317A1 (fr) 1996-10-30 1997-10-29 Dispositif magnetique supraconducteur
EP97909678A EP0883143B1 (en) 1996-10-30 1997-10-29 Superconducting magnetic-field generating device
EP05028764A EP1647831B1 (en) 1996-10-30 1997-10-29 Open superconducting magnet apparatus
US09/101,048 US6437672B1 (en) 1996-10-30 1997-10-29 Superconducting magnetic device
US10/191,466 US6781492B2 (en) 1996-10-30 2002-07-10 Superconducting magnetic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8303965A JPH10135027A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 超電導磁石装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10135027A true JPH10135027A (ja) 1998-05-22

Family

ID=17927417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8303965A Pending JPH10135027A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 超電導磁石装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10135027A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000331820A (ja) * 1998-12-30 2000-11-30 General Electric Co <Ge> 開放設計型超伝導マグネット
JP2002093616A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Hitachi Medical Corp 開放型超電導磁石装置及びこれを用いた磁気共鳴イメージング装置
WO2004002306A1 (ja) * 2002-07-01 2004-01-08 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置
US6812702B2 (en) 2000-07-11 2004-11-02 Hitachi Medical Corporation Magnetic resonance imaging apparatus
WO2007007630A1 (ja) * 2005-07-08 2007-01-18 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH047808A (ja) * 1990-04-25 1992-01-13 Shimadzu Corp 核磁気共鳴断層撮影装置の超電導マグネット用低温容器
JPH04504067A (ja) * 1989-03-11 1992-07-23 ブルーケル・アナリティク・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング 磁石装置
JPH05251231A (ja) * 1991-12-26 1993-09-28 Applied Superconetics Inc 磁気共鳴結像用近接自在磁石
JPH07171131A (ja) * 1993-04-08 1995-07-11 Oxford Magnet Technol Ltd Mri磁石の改良
JPH08140958A (ja) * 1994-11-25 1996-06-04 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメ−ジング装置
US5568104A (en) * 1995-10-23 1996-10-22 General Electric Company Open MRI superconductive magnet with cryogenic-fluid cooling

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04504067A (ja) * 1989-03-11 1992-07-23 ブルーケル・アナリティク・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング 磁石装置
JPH047808A (ja) * 1990-04-25 1992-01-13 Shimadzu Corp 核磁気共鳴断層撮影装置の超電導マグネット用低温容器
JPH05251231A (ja) * 1991-12-26 1993-09-28 Applied Superconetics Inc 磁気共鳴結像用近接自在磁石
JPH07171131A (ja) * 1993-04-08 1995-07-11 Oxford Magnet Technol Ltd Mri磁石の改良
JPH08140958A (ja) * 1994-11-25 1996-06-04 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメ−ジング装置
US5568104A (en) * 1995-10-23 1996-10-22 General Electric Company Open MRI superconductive magnet with cryogenic-fluid cooling

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000331820A (ja) * 1998-12-30 2000-11-30 General Electric Co <Ge> 開放設計型超伝導マグネット
JP4695740B2 (ja) * 1998-12-30 2011-06-08 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 開放設計型超伝導マグネット
US6812702B2 (en) 2000-07-11 2004-11-02 Hitachi Medical Corporation Magnetic resonance imaging apparatus
JP2002093616A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Hitachi Medical Corp 開放型超電導磁石装置及びこれを用いた磁気共鳴イメージング装置
JP4565721B2 (ja) * 2000-09-18 2010-10-20 株式会社日立メディコ 超電導磁石装置、及びmri装置
WO2004002306A1 (ja) * 2002-07-01 2004-01-08 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置
WO2007007630A1 (ja) * 2005-07-08 2007-01-18 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置
JP5149004B2 (ja) * 2005-07-08 2013-02-20 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6437672B1 (en) Superconducting magnetic device
JP3711659B2 (ja) 開放形磁気共鳴作像磁石
EP0817211B1 (en) Superconducting magnet device and magnetic resonance imaging device using the same
US6580346B1 (en) Magnetic resonance imaging apparatus
US6154110A (en) Gradient magnetic field coil and magnetic resonance imaging apparatus using the same
JP4247948B2 (ja) 磁石装置及びmri装置
US7928730B2 (en) Electromagnet apparatus generating a homogeneous magnetic field with ferromagnetic members arranged inside cryogenic vessels
JP3801564B2 (ja) 横磁界を有する開放型超伝導mri磁石
US6856223B1 (en) Open-type magnet device for MRI
JP3939489B2 (ja) 磁石装置およびこれを用いた磁気共鳴イメージング装置
JPH10135027A (ja) 超電導磁石装置
EP1293993A2 (en) Superconducting magnet and magnetic resonance imaging apparatus using the same
JP3698099B2 (ja) 磁気共鳴撮像装置用マグネット
US6667676B2 (en) Superconducting magnet and magnetic resonance imaging apparatus using the same
JP2803306B2 (ja) Mri用マグネット装置
JP4079400B2 (ja) 超電導磁石装置
JP2008130947A (ja) 超電導磁石装置及びそれを用いた磁気共鳴イメージング装置
JP2583234B2 (ja) 磁気シ−ルド装置
JPS62169311A (ja) Nmrイメ−ジング用超伝導磁石装置
JP4866215B2 (ja) 超電導磁石装置及び核磁気共鳴イメージング装置
JP4023703B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP4651236B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JPH07204174A (ja) 磁気共鳴イメージング装置用静磁場発生装置
JPH0510334Y2 (ja)
JP2002017709A (ja) 磁気共鳴イメージング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070123