JPH10134491A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JPH10134491A
JPH10134491A JP29785696A JP29785696A JPH10134491A JP H10134491 A JPH10134491 A JP H10134491A JP 29785696 A JP29785696 A JP 29785696A JP 29785696 A JP29785696 A JP 29785696A JP H10134491 A JPH10134491 A JP H10134491A
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JP29785696A
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Hitoshi Kuroiwa
仁 黒岩
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テキストデータを格納するメモリの小容量
化、及びテキストデータの読み込み時間の短縮を図る。 【解決手段】 CDチェンジャプレーヤに装填されたC
Dのテキストデータを読み込む際には、予め設定された
言語に対応するブロックのデータのみを読み込むように
する。また、テキストデータを読み込みが完了していな
いCDに対して再生要求があった場合にはこれまでの読
み込み動作を中断させて、再生要求があったCDに対す
るテキストデータの読み込みを行い、これが終了した後
にCDの再生動作に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は再生装置に関わり、
例えばメインデータと共にサブコードとしてのデータが
記録されている光ディスク等の記録媒体に対応する再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先に本出願人により、例えば、CD(コ
ンパクトディスク)のリードインエリアのサブコードに
おける所定のコード領域を、文字情報であるテキストデ
ータを記録するための領域として設定することが提案さ
れている。このテキストデータとしては、例えばCDの
アルバムタイトルやCDに記録されている曲名(トラッ
クネーム)をはじめとする、CD(アルバム)やCDに
記録された楽曲、CDを製作したアーティスト等に関す
る各種情報を含めることが規定されている。そして、テ
キストデータに対応する再生装置として、CDから読み
出したテキストデータを利用して所要の表示が行われる
ように構成することで、ユーザに対してCDに関する情
報を文字等により提示することができることになる。ま
た、このようなテキストデータは、現状として最大で8
種類の言語に対応可能なように規定されている。つま
り、1枚のCDにおいては、例えば同一内容のテキスト
データ群が、最大で8言語分用意されて記録される可能
性があることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なテキストデータ対応の再生装置において、例えば、C
Dの再生トラックが新たなトラックに移行したときに、
迅速に新たなトラックに関する情報を表示する等、CD
の再生状況に迅速に反応するようにして所要の文字情報
を提示可能とするためには、例えば、予め当該CDのテ
キストデータを読み出して格納しておくためのメモリを
設ける必要がある。
【0004】ところが、1枚のCDの全てのテキストデ
ータの容量は、テキストデータの内容や設定された言語
数にもよるが少なくとも十数キロバイトとなるために、
1枚のCDにおける全てのテキストデータを予め格納し
ておくとした場合には、テキストデータを格納するため
のメモリとしては、想定されうる全テキストデータの最
大データ量を上回る容量が要求されることになる。即
ち、テキストデータ対応の再生装置を構築しようとした
場合には、テキストデータの格納用に比較的大容量のメ
モリを追加する必要があるために、それだけコストアッ
プを招くことになる。
【0005】また、テキストデータを読み込む際におい
ても、例えば1言語分のテキストデータ群を読み出すの
には数秒間を要することが分かっているが、通常、CD
に対するメインデータ(オーディオデータ)の再生期間
中にはリードインエリアにはアクセスしない。このた
め、例えばCDを再生装置に装填した直後などにおい
て、テキストデータのメモリへの読み込みが終了してい
ないような状況で直ちに再生を実行させる要求があった
ときには、テキストデータの読み込みが完了するまでオ
ーディオデータの再生を待機させることが考えられる
が、この場合、再生までの開始時間が長くなることによ
り、ユーザに対してストレスを与えることになる。若し
くは、テキストデータのメモリへの読み込みは中断して
再生動作に移行するようにすることが考えられるが、こ
の場合には、テキストデータを利用した情報表示が行わ
れなくなるという不都合が生じる。
【0006】また、CDプレーヤとして、ディスクマガ
ジンやディスクトレー等に収納した複数枚のCDから任
意の1枚のCDを選択して再生することのできる、いわ
ゆるCDチェンジャープレーヤが広く普及してきてい
る。このため、このようなCDチェンジャープレーヤに
ついてテキストデータ対応となるように構成することは
当然考えられると共に、例えば、ユーザがテキストデー
タデータに基づく情報表示を参照して現在収納されてい
るCDの内容を容易に把握できるようになるという点で
は非常に有効となる。ただし、この場合にはテキストデ
ータを格納すべきメモリの容量は少なくとも装填可能な
CDの最大枚数分が要求されると共に、テキストデータ
の読み出しに要する時間も装填されたCDの枚数分を要
することになり、上述したような課題は特に顕著とな
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た課題を考慮して、リードインエリアにおける所定チャ
ンネルのサブコードを利用して文字データがテキスト情
報として記録されていると共に、上記テキスト情報が、
それぞれ異なる所定の言語に対応する文字データを含ん
で形成される言語データ単位により区分されるようにし
て管理されている記録媒体に対応して再生を行うことの
できる再生装置として、テキスト情報を格納するための
格納手段と、この格納手段に格納されたテキスト情報に
基づいて、当該再生装置が所要の情報表示をする際に対
応可能な所定数の種類の言語を設定する言語設定手段
と、テキスト情報の読み込み動作として、記録媒体から
読出した言語データ単位のうち、言語設定手段により設
定された言語に対応する目的言語データ単位を選別し
て、この選別された目的言語データ単位をテキスト情報
として格納手段に格納するように制御を行うことのでき
る制御手段を備えて構成することとした。
【0008】そして、本発明の再生装置は、装填された
複数枚のディスク状記録媒体のうちから選択された1つ
の記録媒体を再生可能なチェンジャプレーヤとして構成
されると共に、上記制御手段は、再生装置に装填されて
いる全記録媒体に対するテキスト情報読み込みの要求が
あった場合には、再生装置に装填されている各記録媒体
から順次テキスト情報の読み出しを実行して、読出され
たテキスト情報を格納手段に格納するための制御を実行
するように構成することとした。また、チェンジャプレ
ーヤとして構成される再生装置に装填されている全記録
媒体に対するテキスト情報の読み込み動作中に、現時点
でテキスト情報の格納が終了していない記録媒体に対し
てメインデータの再生要求があった場合には、上記制御
手段はメインデータの再生要求があった記録媒体のテキ
スト情報を上記格納領域に格納する緊急読み込み動作に
移行し、上記緊急読み込み動作が終了した後にメインデ
ータの再生動作に移行するための制御を実行するように
構成することとした。
【0009】また、本発明の再生装置は少なくともメイ
ンデータを一時蓄積して出力することのできる蓄積手段
を備えると共に、上記制御手段は、記録媒体の再生中に
おいてテキスト情報を格納するための格納要求が得られ
た場合には、蓄積手段におけるメインデータの蓄積量に
応じて、記録媒体からテキスト情報を読み込むための動
作と、記録媒体からメインデータを読み出すための動作
を適宜切換えるための制御を実行するように構成するこ
ととした。
【0010】上記制御手段は、メインデータがトラック
単位で記録されている記録媒体のトラック数を判別する
トラック数判別手段を備えると共に、このトラック数判
別手段により判別されたトラック数に基づいて、格納手
段における所定の格納領域を等分割して得られる分割格
納領域を設定し、このようにして得られた各分割格納領
域に対して、所定種類のテキスト情報におけるトラック
単位の内容を格納するように構成することとした。
【0011】また、制御手段は、記録媒体から読み出し
たテキスト情報として、目的言語データ単位が得られな
かった場合には、他の特定の言語に対応する代替言語デ
ータ単位を選別して読み込むように構成することとし、
このときの読み込み動作として、記録媒体からテキスト
情報を読み出す過程において、代替言語データ単位が得
られた場合には、この代替言語データ単位を格納手段の
所定領域に格納するようにし、この後に目的言語データ
単位が得られたのであれば、この言語設定手段により設
定された言語に対応する言語データ単位を格納手段の所
定領域に格納するための制御を実行するように構成する
こととした。
【0012】更に、本発明においては、上記記録媒体に
記録されているテキスト情報は、1又は複数種類の言語
データ単位により完結するテキスト単位が複数連続する
ようにして記録されているものとされ、制御手段は、テ
キスト情報の読み込み動作時には、1テキスト単位に相
当するデータ長より多くのテキスト情報を記録媒体から
読み出さないように構成することとした。また、この再
生装置は、少なくともメインデータを一時蓄積して出力
することのできる蓄積手段を備え、制御手段は、格納手
段の一部又は全ての領域として蓄積手段の所定領域を利
用するように設定可能に構成することとした。
【0013】上記構成によれば、記録媒体からテキスト
情報を読み出してメモリ(格納手段)に格納する基本的
な読み込み動作として、当該再生装置が対応して表示す
る言語に対応する言語データ単位のみを読み込んでメモ
リに格納すればよいことになるため、それだけテキスト
情報の読み込み時間を短縮することが可能となる。ま
た、テキスト情報を格納すべきメモリの容量も縮小する
ことが可能となる。
【0014】また、複数の記録媒体を装填可能ないわゆ
るチェンジャプレーヤ等では、装填されている全記録媒
体から順次テキスト情報を読み込んでいる途中におい
て、テキスト情報の読み込みが終了していない記録媒体
に対する再生要求が行われることが考えられるが、この
ような場合、本発明では全記録媒体に対するテキスト情
報の読み込み動作は中断させて、再生要求のあった記録
媒体のテキスト情報の読み込みを終了させて後に、当該
再生要求のあった記録媒体に対するメインデータの再生
動作に移行するようにされる。これにより、できるだけ
迅速に再生要求のあった記録媒体のテキストデータを得
て表示などに利用可能とすると共に、記録媒体の再生動
作への移行もできるだけ短時間で行われるようにするこ
とが可能となる。
【0015】また、例えば当該再生装置が対応すべき言
語設定の切換えなどにより、記録媒体に対するメインデ
ータの再生中においてテキスト情報を格納するための格
納要求が得られた場合には、メインデータを一時蓄積す
る蓄積手段における現在のデータ蓄積量を監視し、この
データ蓄積量に応じて記録媒体からテキスト情報を読み
込むための動作と、記録媒体からメインデータを読み出
すための動作を適宜切換えるようにすることで、例えば
メインデータの再生出力は途切れないようにした上で、
例えば間欠的にリードインエリアにアクセスして必要な
テキスト情報を読み込むようにすることが可能となる。
【0016】また、当該再生装置が対応して表示可能な
言語に対応する目的言語データ単位が得られなかった場
合には、他の特定の言語に対応する代替言語データ単位
を選別して読み込むようにすることで、記録媒体に目的
言語データ単位が記録されていなくとも、例えば、代替
言語データ単位に基づく言語によりテキスト情報の表示
を行わせることが可能となる。
【0017】更に、記録媒体に記録されている目的言語
データ単位をサーチするのに、例えば、1又は複数種類
の言語データ単位により形成される1テキスト単位に相
当するデータ長よりも多くのデータを記録媒体から読み
出さないようにすることでも、テキストデータの読み出
しに要する時間を短縮することが可能となる。また、テ
キスト情報を格納するための格納手段(メモリ)におけ
る格納領域の一部又は全てとして上記蓄積手段の所定領
域を利用することで、上記格納手段を構成するメモリ素
子の省略あるいは容量の縮小を図ることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて説明する。ここで説明する本実施の形態の再生装置
としては、光ディスク(CD)を複数枚収納して選択的
に再生することのできるCDチェンジャープレーヤとさ
れている。なお、説明は次に示す順序で行うこととす
る。 <1.CDチェンジャープレーヤの構成> <2.TOC及びサブコード> <3.テキストデータ> <4.本実施の形態のテキストデータ格納時の動作> (a.第1のテキストデータ読み込み動作(基本的な読
み込み動作)) (b.第2のテキストデータ読み込み動作) (c.第3のテキストデータ読み込み動作) (d.第4のテキストデータ読み込み動作) (e.第5のテキストデータ読み込み動作)
【0019】1.CDチェンジャプレーヤの構成 図1はCDチェンジャプレーヤのブロック図である。デ
ィスク1はスピンドルモータ2により回転駆動された状
態で、光学ヘッド3により情報が読み取られる。光学ヘ
ッド3はディスク1に対してレーザ光を照射し、その反
射光から、例えばディスク1にピット形態で記録されて
いる情報(音楽信号)を読み取る。
【0020】このようにディスク1からのデータ読出動
作を行なうため、光学ヘッド3はレーザ出力手段として
のレーザダイオード3cや、偏光ビームスプリッタ、1
/4波長板などから構成される光学系3d、レーザ出力
端となる対物レンズ3a、及び反射光を検出するための
ディテクタ3bなどが搭載されている。対物レンズ3a
は2軸機構4によってディスク半径方向(トラッキング
方向)及びディスクに接離する方向(フォーカス方向)
に変位可能に保持されており、また、光学ヘッド3全体
はスレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能と
されている。
【0021】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク1から検出された情報はRFアンプ7に供給され
る。RFアンプ7で増幅された信号は、デジタル信号処
理部(以下、DSP)8におけるRFイコライズ部9に
供給される。RFイコライズ部9は供給された情報の演
算処理により、再生RF信号(EFM信号)、トラッキ
ングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE等を抽
出する。
【0022】再生RF信号は、アシンメトリ補正回路1
0、RF−PLL回路11を介して2値化された信号、
即ちEFM信号(8−14変調信号)としてEFM復調
部13に供給される。またRF−PLL回路11ではい
わゆるPLL動作によりEFM信号に同期した再生クロ
ックを生成し、EFM復調部13に対してそのデコード
処理のためのクロックとして供給する。EFM信号はE
FM復調部13でEFM復調が施されるとともに、後述
するサブコード成分が抽出され、サブコード処理部14
でサブコードデータのデコード処理が行なわれる。サブ
コードデータは、CPUインターフェース部19(以
下、CPU−IFという)を介して、このCDプレーヤ
のシステムコントローラとして機能するCPU31に供
給される。
【0023】EFM復調部13でEFM復調が施された
データは、ECC−RAM16に書き込まれ、エラー訂
正部15によるECC−RAM16における読出/書込
処理を通じてCIRCデコードとしてのエラー訂正処理
が実行される。いわゆるC1訂正、C2訂正が行なわれ
る。
【0024】CIRCデコードが施されたデータに対し
ては、デインターリーブ回路17によってデインターリ
ーブ処理が行なわれ、これによって16ビット量子化、
44.1KHz サンプリングなどのいわゆるデジタルオーディ
オデータ形態にまで復調される。このデジタルオーディ
オデータDTは、メモリコントローラ29の制御によっ
て一旦バッファメモリ30に蓄積される。そして所定タ
イミングでバッファメモリ30から読み出されたデータ
(デジタルオーディオデータDT)は、D/A変換器3
2によってアナログオーディオ信号SA とされ、端子3
3から所定の増幅回路部へ供給されて例えばL,Rオー
ディオ信号として再生出力される。
【0025】バッファメモリ30はD−RAMで構成さ
れ、例えば再生音声として約3秒分のデジタルオーディ
オデータDTを記憶する容量とされる。もちろんさらに
大容量のものを用いてもよい。また必ずしもD−RAM
でなくともよい。
【0026】このようにバッファメモリ30を用いて再
生動作を行なうことにより、耐振機能(ESP機能)を
得ることができる。即ち、スピンドルモータ2によるデ
ィスク1の回転速度を調整し、光学ヘッド3からDSP
8での処理を高速レートで行なって、デコードされたデ
ジタルオーディオデータDTをバッファメモリ30に書
き込んでいく。一方、バッファメモリ30からの読出
は、メモリコントローラ29の制御によって通常レート
で行なわれ、再生出力されるようにすることで、音楽等
は通常の速度、音程で再生出力される。
【0027】ここで、このバッファメモリ30の書込ビ
ットレートと読出ビットレートの差により、常に或る程
度のデータがバッファメモリ30に蓄積されることにな
る。従ってもし外乱等によりトラックジャンプなどが生
じ、光学ヘッド3によるディスク1からのデータ読み出
しが一時的に途絶えても、バッファメモリ30からの読
み出しは継続できるため、再生音声はとぎれないことに
なる。この場合、光学ヘッド3は、蓄積データによる再
生が継続している間に適正位置からの読み出しを再開す
るようにすればよい。
【0028】上述のようにサブコードデータとして、デ
ィスク1に記録されているサブコード情報、即ち、後に
詳述するTOCやアドレスデータ及びテキストデータ等
を含むデータ群が得られる。CPU31は供給されたサ
ブコード情報からアドレスデータを抽出し、これによっ
てCPU31はフレームチェック(データ連続性のチェ
ック)を行なうことができる。
【0029】またエラー訂正部15によるC1,C2訂
正処理によってもエラー訂正が不能であった場合は、そ
れを示すC2PO信号が出力されるが、これもCPU3
1に供給される。これによりCPU31はエラー発生状
況を監視することができる。またDSP8からCPU3
1にはスコア信号も供給されるが、これはバッファメモ
リ30へ書込データについての同期状態を確認するため
の信号である。
【0030】また、本実施の形態のCDチェンジャプレ
ーヤは、テキストデータに対応するものとされる。つま
り、サブコード内のテキストデータを利用してディスク
に関する情報を表示部36に表示出力可能に構成され
る。このため、本実施の形態においてはテキストデコー
ダ34及びテキストメモリ35が設けられる。テキスト
デコーダ34では供給されたサブコードデータからテキ
ストデータを抽出して得ることが可能とされている。C
PU31は、テキストデコーダ34においてテキストデ
ータ群のうちから所要のテキストデータが得られるよう
にデコード制御を行う。このようにして得られたテキス
トデータは、CPU31の制御によってテキストメモリ
35に書き込まれて格納される。そして、CPU31
は、必要があればテキストメモリ35に格納されたテキ
ストデータから所要のテキストデータを読み出し、この
読み出されたテキストデータに基づいて、適宜、表示部
36においてディスクの情報に関する表示が行われるよ
うに制御を実行する。
【0031】なお、本実施の形態のテキストメモリ35
としては、例えば、後述する本実施の形態のテキストデ
ータの格納方法を採用する結果、比較的大きな容量は必
要としないことや、省電力性等を考慮して、リフレッシ
ュ動作が不要なSRAMを用いているが、これに限定さ
れるものではなく、他のタイプのメモリ素子が用いられ
ても構わない。
【0032】RFイコライズ部9で得られたトラッキン
グエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEは、光学
系サーボ信号処理部12に供給される。光学系サーボ信
号処理部12は、供給されたトラッキングエラー信号T
E、フォーカスエラー信号FEや、CPU−IF19を
介してCPU31から供給されるトラックジャンプ指
令、アクセス指令等により各種サーボ駆動信号を発生さ
せる。
【0033】光学系サーボ信号処理部12は、フォーカ
スエラー信号FEに応じて例えばPWM変調信号として
のサーボ信号を発生し、サーボドライバ26に供給す
る。サーボドライバ26は供給されたPWM変調信号に
基づいたフォーカスドライブ信号を発生させ、2軸機構
4のフォーカスコイルに印加する。つまりフォーカスド
ライブ信号に基づいて対物レンズ3aがフォーカス方向
に駆動される。また光学系サーボ信号処理部12は、フ
ォーカスサーチの際には、フォーカスサーボループをオ
フとし、CPU31からのサーチ電圧発生制御に基づい
て、その発生すべき電圧値に応じたPWM変調信号をサ
ーボドライバ26に供給する。サーボドライバ26は供
給されたPWM変調信号に基づいてフォーカスドライブ
信号としてフォーカスサーチ電圧を2軸機構4のフォー
カスコイルに印加することになる。
【0034】また光学系サーボ信号処理部12はトラッ
キングエラー信号TEに応じてPWM変調信号としての
サーボ信号を発生し、サーボドライバ26に供給する。
サーボドライバ26は供給されたPWM変調信号に基づ
いたトラッキングドライブ信号を発生させ、2軸機構4
のトラッキングコイルに印加する。つまりトラッキング
ドライブ信号に基づいて対物レンズ3aがトラッキング
方向に駆動される。さらに光学系サーボ信号処理部12
は、トラッキングエラー信号TEの低域成分からPWM
変調信号としてのスレッドサーボ信号を発生し、サーボ
ドライバ26に供給する。サーボドライバ26は供給さ
れたPWM変調信号に基づいたスレッドドライブ信号を
発生させ、スレッド機構5を駆動する。
【0035】上述のようにRF−PLL回路11では、
再生RF信号(EFM信号)をPLL回路に注入して再
生データに同期した再生クロックを生成し、EFMデコ
ードなどの各種処理に用いているが、この再生クロック
は、ディスク回転速度に同期した信号となる。DSP8
内のスピンドルサーボ信号処理部18では、例えばこの
再生クロックと、マスタークロックから生成された基準
クロックを比較し、その差分として、スピンドルエラー
信号SPEを得るようにしている。
【0036】通常は、このスピンドルエラー信号SPE
に基づいてスピンドルモータが駆動するためのドライブ
信号が生成されるわけであるが、本例ではDSP8はワ
イドキャプチャー方式が採用され、即ちスピンドルモー
タ2の回転数に対してシステムのPLLロックが行なわ
れ、ロックした周波数でDSP8内の信号処理が行なわ
れるようにしている。
【0037】このため、スピンドルサーボ信号処理部1
8から出力されるスピンドルエラー信号SPEについて
は、ローパスフィルタ20で帯域制限した後、電圧制御
発振器(VCO)21に入力するようにしている。つま
りスピンドルエラー信号SPEをVCO21の制御電圧
とする。
【0038】スピンドルエラー信号SPEはスピンドル
モータ2の回転速度に応じて変化するため、VCO21
はスピンドルモータ2の回転速度に追従した発振動作を
行なうことになる。そしてVCO21の発振出力はクロ
ック発生器34に供給され、クロック発生器34はVC
O21の発振出力に応じてDSPシステムのマスターク
ロックCKを生成する。このマスタークロックCKはR
F−PLL回路11の動作基準となることをはじめとし
てDSP8内での処理基準となり、従ってDSP8の信
号処理系全体がスピンドルモータ2の回転速度に追従し
た動作を行なうことになる。
【0039】DSP8がスピンドルモータ2の回転速度
に応じたクロックで動作することで、例えばスピンドル
モータ2を加速している際などにも(即ち特定のCLV
速度であるか否かに関わらず)、読出データのデコード
処理を行なうことができる。例えばディスク1をチャッ
キングしてスピンドルモータ2の回転を開始させた場合
などに、すぐにデータ読出を行なうことも可能となる。
【0040】またVCO21の出力は1/M分周器22
で分周された後、位相比較器25に供給される。一方、
水晶系のクロック発生器であるオシレータ28からのシ
ステムクロックは1/N分周器24で分周された後、位
相比較器25に供給される。1/M分周器22と1/N
分周器24の分周比、即ちM,Nの値はオートシーケン
サ23によってコントロールされる。
【0041】位相比較器25でVCO21の出力とオシ
レータ28からのシステムクロックの位相比較を行なう
ことで、スピンドルモータのドライブ制御信号が生成さ
れ、LPF/スピンドルドライバ27からドライブ制御
信号に基づいた駆動電力がスピンドルモータ2に印加さ
れることになる。これによってスピンドルモータ2は所
定のCLV速度に制御される。
【0042】ここで1/M分周器22と1/N分周器2
4の分周比を所定値に設定することにより、スピンドル
モータ2の回転速度(CLV速度)を、標準速、 1.5倍
速、2倍速など、任意の速度に制御できることになる。
つまりCPU31はCPU−IF19を介してオートシ
ーケンサ23を制御することで、スピンドル回転速度を
任意に可変制御できる。
【0043】また、この図に示す再生装置はCDチェン
ジャプレーヤであることから、ディスクマガジン39に
所定の複数枚のディスク1,1・・・を収納することが
できるようになっている。そして、ディスク再生時に
は、搬送機構38によって、ユーザによる操作等によっ
て選択された1枚のディスクが再生可能位置にローディ
ングされることになる。
【0044】表示部36においては、通常のCDチェン
ジャプレーヤと同様に再生すべきディスクのトラック数
や再生時間等に関する情報が表示されると共に、本実施
の形態では前述したようにテキストデータに基づいたデ
ィスクに関する各種表示も行われるように構成されてい
る。操作部37には所要のキー群が設けられて、ユーザ
がCDの再生やテキストデータに基づく表示に関する指
示操作等を行うことができる。なお、この図には示さな
いが、例えば操作部37と同等の操作キー等が設けられ
たリモートコントローラを備え、本体側にはこのリモー
トコントローラから送信されるコマンド信号を受信して
CPU31にコマンドデータを供給する受信部を設けた
構成が採られていてもよい。
【0045】<2.TOC及びサブコード>次に、ディ
スク1(CD−DA;CDデジタルオーディオ)におい
てリードインエリアに記録されるTOC、及びサブコー
ドについて説明する。CD−DAにおいて記録されるデ
ータの最小単位は1フレームとなる。98フレームで1
ブロック(1サブコーディングフレーム)が構成され
る。
【0046】1フレームの構造は図2のようになる。 1フレームは588ビットで構成され、先頭24ビット
が同期データ、続く14ビットがサブコードデータエリ
アとされる。そして、その後にデータ及びパリティが配
される。
【0047】この構成のフレームが98フレームで1ブ
ロックが構成され、98個のフレームから取り出された
サブコードデータが集められて図3(a)のような1ブ
ロックのサブコードデータが形成される。98フレーム
の先頭の第1、第2のフレーム(フレーム98n+1,
フレーム98n+2)からのサブコードデータは同期パ
ターンとされている。そして、第3フレームから第98
フレーム(フレーム98n+3〜フレーム98n+9
8)までで、各96ビットのチャンネルデータ、即ち
P,Q,R,S,T,U,V,Wのサブコードデータが
形成される。
【0048】このうち、アクセス等の管理のためにはP
チャンネルとQチャンネルが用いられる。ただし、Pチ
ャンネルはトラックとトラックの間のポーズ部分を示し
ているのみで、より細かい制御はQチャンネル(Q1
96)によって行なわれる。96ビットのQチャンネル
データは図3(b)のように構成される。Rチャンネル
〜Wチャンネルのデータは、テキストデータ群を形成す
るために設けられるが、これについては後述する。
【0049】まずQ1 〜Q4 の4ビットはコントロール
データとされ、オーディオのチャンネル数、エンファシ
ス、CD−ROMの識別などに用いられる。即ち、4ビ
ットのコントロールデータは次のように定義される。 『0***』・・・・2チャンネルオーディオ 『1***』・・・・4チャンネルオーディオ 『*0**』・・・・CD−DA 『*1**』・・・・CD−ROM 『**0*』・・・・デジタルコピー不可 『**1*』・・・・デジタルコピー可 『***0』・・・・プリエンファシスなし 『***1』・・・・プリエンファシスあり
【0050】次にQ5 〜Q8 の4ビットはアドレスとさ
れ、これはサブQデータのコントロールビットとされて
いる。このアドレス4ビットが『0001』である場合
は、続くQ9 〜Q80のサブQデータはオーディオQデー
タであることを示し、また『0100』である場合は、
続くQ9 〜Q80のサブQデータがビデオQデータである
ことを示している。そしてQ9 〜Q80で72ビットのサ
ブQデータとされ、残りのQ81〜Q96はCRCとされ
る。
【0051】リードインエリアにおいては、そこに記録
されているサブQデータが即ちTOC情報となる。つま
りリードインエリアから読み込まれたQチャンネルデー
タにおけるQ9 〜Q80の72ビットのサブQデータは、
図4(a)のような情報を有するものである。サブQデ
ータは各8ビットのデータを有している。
【0052】まずトラックナンバが記録される。リード
インエリアではトラックナンバは『00』に固定され
る。続いてPOINT(ポイント)が記され、さらにト
ラック内の経過時間としてMIN(分)、SEC
(秒)、FRAME(フレーム番号)が示される。さら
に、PMIN,PSEC,PFRAMEが記録される
が、このPMIN,PSEC,PFRAMEは、POI
NTの値によって、次に述べるように意味が決定されて
いる。
【0053】POINTの値が『01h』〜『99h』
(hは16進表現であることを示す)のときは、その値
はトラックナンバを意味し、この場合PMIN,PSE
C,PFRAMEにおいては、そのトラックナンバのト
ラックのスタートポイント(絶対時間アドレス)が分
(PMIN),秒(PSEC),フレーム番号(PFR
AME)として記録されている。
【0054】POINTの値が『A0h』のときは、P
MINに最初のトラックのトラックナンバが記録され
る。また、PSECの値によってCD−DA,CD−
I,CD−ROM(XA仕様)の区別がなされる。PO
INTの値が『A1h』のときは、PMINに最後のト
ラックのトラックナンバが記録される。POINTの値
が『A2h』のときは、PMIN,PSEC,PFRA
MEにリードアウトエリアのスタートポイントが絶対時
間アドレスとして示される。
【0055】例えば6トラックが記録されたディスクの
場合、このようなサブQデータによるTOCとしては図
5のようにデータが記録されていることになる。図5に
示すようにトラックナンバTNOは全て『00h』であ
る。ブロックNO.とは上記のように98フレームによ
るブロックデータとして読み込まれた1単位のサブQデ
ータのナンバを示している。各TOCデータはそれぞれ
3ブロックにわたって同一内容が書かれている。図示す
るようにPOINTが『01h』〜『06h』の場合、
PMIN,PSEC,PFRAMEとしてトラック#1
〜トラック#6のスタートポイントが示されている。
【0056】そしてPOINTが『A0h』の場合、P
MINに最初のトラックナンバとして『01』が示され
る。またPSECの値によってディスクが識別され、こ
のディスクがCD−DAの場合は、図示するようにPS
EC=『00h』とされる。なお、CD−ROM(XA
仕様)の場合は、PSEC=『20h』、CD−Iの場
合は『10h』となる。
【0057】そしてPOINTの値が『A1h』の位置
にPMINに最後のトラックのトラックナンバが記録さ
れ、POINTの値が『A2h』の位置に、PMIN,
PSEC,PFRAMEにリードアウトエリアのスター
トポイントが示される。ブロックn+27以降は、ブロ
ックn〜n+26の内容が再び繰り返して記録されてい
る。
【0058】ディスク1上で実際に音楽等のデータが記
録されるトラック#1〜#n、及びリードアウトエリア
においては、そこに記録されているサブQデータは図4
(b)の情報を有する。まずトラックナンバが記録され
る。即ち各トラック#1〜#nでは『01h』〜『99
h』のいづれかの値となる。またリードアウトエリアで
はトラックナンバは『AAh』とされる。続いてインデ
ックスとして各トラックをさらに細分化することができ
る情報が記録される。
【0059】そして、トラック内の経過時間としてMI
N(分)、SEC(秒)、FRAME(フレーム番号)
が示される。さらに、AMIN,ASEC,AFRAM
Eとして、絶対時間アドレスが分(AMIN),秒(A
SEC),フレーム番号(AFRAME)として記録さ
れている。
【0060】このようにTOC及びサブコードが形成さ
れているわけであるが、ディスク上のアドレス、即ちA
MIN,ASEC,AFRAMEは、98フレーム単位
で記録されることが理解される。この98フレーム(1
ブロック)は1サブコーディングフレームと呼ばれ、音
声データとしての1秒間には75サブコーディングフレ
ームが含まれることになる。つまり、アドレスとしての
『AFRAME』がとりうる値は『0』〜『74』とな
る。なお、後述するフレームチェック処理でデータの連
続性がチェックされるのは、このサブコーディングフレ
ーム単位となる。
【0061】<3.テキストデータ>以降、図2及び図
3示す構造のサブデータに含まれるテキストデータにつ
いて説明を行うこととし、先ず、図6によりテキストデ
ータの包括的な構造について説明する。サブコード内に
含まれるテキストデータのみを抽出して構造的に見た場
合、テキストデータは図6に示すようなものとなる。テ
キストデータとしての最も大きなデータ単位は、図6
(a)に示す『テキスト』とされる。図6(a)におい
ては複数のテキストが示されているが、各テキストのデ
ータは同一内容とされており、従って、サブコード内に
おいては、同一データ内容の所定数の複数のテキストが
繰り返し記録されていることになる。1テキストは、例
えば最大2048パック(パックの定義については後述
する)により形成するものとされるが、1テキストあた
りのデータ読出しに要する時間等を考慮して、1テキス
トを512パック以内により形成することが推奨されて
いる。この際、1テキストあたりのデータ総量としては
6000文字程度となる。1テキストは、図6(b)に
示すようにブロック#0〜ブロック#nにより形成さ
れ、例えば最大8ブロック(0≦n≦7となる)である
と規定されている。各ブロックは、同一の内容の情報を
それぞれ異なる言語により表記するためのテキストデー
タが格納されているものとされる。例えば、ブロック#
0には、当該CDに対応する各種情報を英語により表記
するためのテキストデータが格納されており、ブロック
#1には、ブロック#0と内容的には同一の情報を日本
語により表記するためのテキストデータが格納されてい
るものとされる。この場合、1テキストは最大8ブロッ
クにより形成可能であることから、本実施の形態が対応
するテキストデータのフォーマットとしては最大8言語
に対応することが可能とされる。1つのブロックは、図
6(c)に示すようにパック#0〜パック#nのデータ
単位により形成される。ここでは、1ブロックは最大2
56パックで形成されるものとしている。なお、パック
内のデータ構造等については、次の図7、図8及び図9
により説明する。
【0062】図7(a)は、図3に示した1サブコーデ
ィングフレームをデータ領域別に示すものであり、前述
のように1サブコーディングフレームは98フレームに
より形成される。98フレームの先頭の第1、第2フレ
ーム(フレーム98n+1,フレーム98n+2)は、
図3にて説明したように同期パターンS0,S1の領域
とされる。また、第3フレームから第98フレーム(フ
レーム98n+3〜フレーム98n+98)におけるP
チャンネルはサブコードPのデータ領域とされ、Qチャ
ンネルはサブコードQのデータ領域とされて、前述した
ようにアクセス等の管理のためのデータが格納される。
そして、第3フレームから第98フレームにおけるRチ
ャンネル〜Wチャンネルの領域は図のようにパック0〜
パック4とされる。各パックのデータサイズは固定長と
されて、図7(b)に示すようにシンボル0〜23の2
4シンボルにより形成される。1シンボルは図7(c)
に示すように、1フレームにおけるR,S,T,U,
V,Wのチャンネルデータよりなる6ビットのデータ単
位であり、この場合にはRチャンネルデータがMSB、
WチャンネルがLSBとして定義される。
【0063】図8は、上記図7(a)に示す構造の1サ
ブコーディングフレームから、4つのパック(パック0
〜パック4)によるデータ構造を抜き出して示してい
る。1パックは、図7にて説明したように、24のシン
ボル(6ビット)により形成されることから、 6ビット×24/8=18バイト で示されるように18バイトのデータサイズを有する。
そして、図のように1パックは、先頭のID領域と続く
テキストデータ領域により16バイトを占有し、残りの
2バイトはCRC領域となる。また、前述のように1サ
ブコーディングフレームにおいては4つのパックが設け
られるが、これら4つのパックの集合により形成される
データ単位はパケットとして定義されている。1パック
は24シンボルにより形成されることから、1パケット
は、 24(シンボル)×4(パック)=96(シンボ
ル) で示されるように96のシンボルにより形成されるもの
とみることができる。
【0064】ところで、本実施の形態としてのテキスト
データのフォーマットにおいては、上記のようにCRC
による誤り検出符号を採用することで、テキストデータ
の読み出し時において誤り訂正は実行せずに誤りを検出
するのに留めており、誤りが検出された場合には再度デ
ータを検出するようにしている。このため、例えばデー
タはパックごとに4重書きされ、更にデータ列が開始さ
れて終了するまでのパケット周期で繰り返し書き込まれ
ている。このようにすることで、本実施の形態のCDチ
ェンジャプレーヤをテキストデータ対応となるように構
成するのに際して、テキストデータの誤り訂正に必要と
なる複雑な構成の処理回路は省略することが可能とな
る。
【0065】図9及び図10は、図8により示した1パ
ック分のデータをシリアルに表現したものである。図9
(a)から分かるように、本実施の形態におけるテキス
トデータのフォーマットにおいては、6ビットよりなる
シンボルをシリアルに配列させたうえで、このデータ列
を8ビット(1バイト)ごとに区切るようにしてデータ
を扱うように規定されている。本実施の形態のテキスト
データのフォーマットでは、図9(b)及び図10に示
すようにID領域として、パックの先頭からID1、I
D2、ID3、ID4の4つのIDデータが設けられ
る。そして、本実施の形態のフォーマットとして8ビッ
ト(1バイト)ごとに区切ってデータを扱うことによ
り、これら各IDはそれぞれ8ビット(1バイト)のデ
ータ単位とされることになる。このため、図9(b)に
示すように、パックの先頭より16バイトまでの領域に
おいてID1〜ID4以降の残りの12バイトがテキス
トデータ領域として確保され、残りの2バイトがCRC
領域となる。そして、上記12バイトのテキストデータ
領域も、図10に示すパックの構造図に示すように、8
ビットごとのtext1〜text12のデータ単位に
より扱われるものとされる。
【0066】本実施の形態のテキストデータのフォーマ
ットでは、このようにパック内のデータが8ビット単位
で管理されることになるが、これにより、詳しい説明は
省略するが、8ビット単位に基づいて処理されるQチャ
ンネルのデータの処理方法でテキストデータを処理する
ことが可能となるため、例えば、テキストデコーダ34
の回路構成として、これまで知られている技術を利用し
た比較的簡略な信号処理回路を用いることができる。
【0067】ここで、本実施の形態のテキストデータの
フォーマットにおいては、図11に示すようにテキスト
データ対応以外のCDのフォーマットに準じて、パック
の先頭のID1の上位3ビットをモード(MODE)と
して扱い、続く3ビットをアイテム(ITEM)として
扱うことができるようにしている。そして、上位3ビッ
トのモードとしては、モード4を設定してこの3ビット
に対して値『100』を設定するようにしている。この
モード4は現状として未定義とされている。こうするこ
とで、例えばテキストデータに対応していないCDプレ
ーヤ等にテキストデータが格納されたCDを装填して
も、モードとして認識不可能とされることでその動作を
停止するだけであって、誤動作することはないようにさ
れる。なお、未定義のモードとしてはモード5及びモー
ド6が存在するので、モード4の代わりにこれらのモー
ドに対応する値を設定することも可能である。また、参
考までに、使用済みのモードとしては、CD−Gに対応
するモード1、CD−MIDIに対応するモード3等が
存在する。なお、ここではアイテム(ITEM)として
の値は特に設定されず、後述するように、ID1により
定義する識別内容に応じて下位3ビット以降の値は適宜
異なる(実際には下位4ビットのみが変更される)もの
となる。
【0068】次に、図12及び図13を参照して、本実
施の形態が対応するテキストデータフォーマットにおけ
るID1、ID2、ID3、及びID4の各定義内容に
ついて説明する。図12(a)〜(d)はそれぞれID
1〜ID4を示し、図13はID1の定義内容を示して
いる。図12(a)に示すID1(8ビット)は、当該
パックのテキストデータ領域におけるtext1以降に
格納される文字列の内容の種類を識別するためのデータ
が設定されるものであり、『80h』〜『8Fh』の値
をとるものとされる。ここで、ID1について設定され
る値として上位4ビットが16進法によりすべて『8』
が設定されているのは、図11にて説明したように、I
D1の上位3ビットをモード(MODE)として扱った
場合に『100』の値が得られるようにして、モード4
として識別できるようにするためである。
【0069】ID1に設定される値『80h』〜『8F
h』に対応する定義内容は、図13に示すように規定さ
れている。この図によると、ID1が『80h』の場合
には、text1以降に格納される文字列の内容が、ア
ルバムタイトル(ID2が『00h』の場合)又はトラ
ックに記録された楽曲等の曲名(ID2が『01h〜6
3h』の場合)であることを示すことになる。また、I
D1が『81h』の場合には演奏者、指揮者、又はオー
ケストラ名であることを示し、『82h』の場合には作
詞者名、『83h』の場合には作曲者名、『84h』の
場合には編曲者名であることを示す。ID1が『85
h』の場合には、当該CDを供給する者(例えばレコー
ド会社等)や演奏者などからのメッセージであることが
示される。
【0070】また、ID1が『86h』の場合には、例
えばカタログナンバやレコード会社の名前等により決め
られるディスクIDであることが示され、『87h』の
場合にはジャンルを示すテキストデータであることが示
され、『88h』の場合にはTOCデータであることが
示される。このTOCデータは、例えばQチャンネルの
サブコードデータに準ずる内容を示すものとなる。ま
た、『89h』の場合には、2ndTOCであることが
示される。ID1として『8Ah』『8Bh』『8C
h』は予約(RESERVED)とされている。
【0071】『8Dh』は、当該CDの製造管理に関す
る情報や当該パック内に記録されている内容に関するコ
メント等であることが示され、『8Eh』はアルバムの
POSコードやトラックのISRCコードであることが
示される。『8Fh』は、キャラクタコードや、最初の
トラックのトラックナンバ、最後のトラックのトラック
ナンバ、コピープロテクションフラグ、ブロック内のパ
ックナンバ等であることが示されている。
【0072】図12(b)に示すID2は、当該パック
のテキストデータ領域におけるtext1以降に格納さ
れる文字列がどのトラックに対応するのかをトラックナ
ンバにより示すものとされ、ID2を形成する8ビット
により、『00h』〜『63h』(10進法では0〜9
9)の値をとるものとされる。ただし、トラックナンバ
は「1」からインクリメントされるようにして付されて
いくものであるため、トラックナンバとしては『01
h』〜『63h』(10進法では1〜99)の値をとる
ことになる。値『00h』は、ディスク全体を代表する
ことを意味するものとされる。ID2のMSBは、拡張
用フラグとされているがここでは常に『0』を設定する
ものとされ、『1』が設定されると拡張用のフラグが立
てられたことになる。
【0073】図12(c)に示すID3は、当該パック
が属するブロック内において、当該パックが何番目のパ
ックであるのかを示すパックのブロック内連番を示すも
のとされ、ID3を形成する8ビットにより、『00
h』〜『FFh』(10進法では0〜255)の値をと
るものとされる。
【0074】図12(d)に示すID4は、現パックの
ブロック番号(文字コードの識別情報を含む)と、1ま
とまりの文字列の文字位置を示すものとされる。MSB
は当該パックにおけるテキストデータが1バイトコード
か2バイトコードであるかを示す2バイトコードフラグ
の領域とされ、値として「1」の場合には2バイトコー
ドであることが示され、「0」の場合には1バイトコー
ドであることが示される。MSBに続く上位第2ビット
から第4ビットまでの3ビットは、当該パックを含むブ
ロック(図6(b)参照)のブロック番号が示され、2
進法で『000』〜『111』(10進法では0〜7)
の値を取るものとされる。図6により説明したようにブ
ロックは最大8つ設けられて、ブロックナンバとしては
ブロックナンバ0〜7の値を取り得ることになるが、上
記3ビットにより取り得る値はこれに対応したものとな
る。ところで、現状として、少なくともブロック#0に
おいては、テキストデータとしてASCIIコードを含
む8859−1コードのみを使用することが規定されて
いる。つまり、ブロック#0においては、一般的には言
語として英語による表記を行うためのテキストデータが
格納されることになる。なお、以降の説明においては、
便宜上、ブロック0は言語として英語に対応し、文字コ
ードとしてはASCIIコードを用いるものする。AS
CIIコード(及び8859−1コード)は1バイトコ
ードであることから、ブロック#0に含まれる全パック
内のID4においては、上位4ビットは『0000』と
なる。ID4の下位4ビットは、現パックにおける文字
位置の情報が格納される。つまり、現パックのテキスト
データ領域における最初のtext1に格納されている
文字データが、1まとまりの文字列における何番目の文
字であるのかを示すものとされ、図12(d)に示すよ
うに、2進法で『0000』〜『1111』の値をと
る。なお、16番目以上の文字である場合にはすべて
『1111』となる。また、ここでいう「1まとまりの
文字列」とは、例えば、トラックの曲名データであれ
ば、この1トラック分の曲名を形成する一連の文字列を
意味するものである。
【0075】図14には、トラックごとの曲名を示すテ
キストデータをテキストデータ領域に格納する場合の1
パックの構造例が示されている。この場合、図12
(a)及び図13により説明したように、ID1は『8
0h』とされ、ID2には、当該パックのテキストデー
タにより表記するタイトルのトラックに対応するトラッ
クナンバが『01h』〜『63h』(トラック1〜9
9)により適宜示される。ID3には、ブロック内にお
ける当該パックのブロック内連番が『00h』〜『FF
h』により示される。ID4は当該パックを含む現ブロ
ックのブロック番号(図6(b)参照)が第2ビット〜
第4ビットの3ビットにより示され、現ブロックが対応
する文字コードが2バイトコードか1バイトコードであ
るかがMSBにより示される。例えば、現パックのテキ
ストデータがASCIIコードに対応するものであれ
ば、前述のようにID4の上位4ビットは『0000』
となる。また、ID4の下位4ビットは、text1に
格納されている文字データが、1まとまりの文字列にお
ける何番目の文字であるのかを示す値が適宜示されるこ
とになる。トラックごとの曲名を示すテキストデータの
場合、上記「1まとまりの文字列」とは、トラックごと
の曲名に対応する文字列がこれに相当するものとされ、
例えば、あるトラックの曲名が『EMOTION』であ
るとして、このEMOTIONの文字列のうち、2番目
の『M』の文字データが当該パックのtext1に格納
されているとすれば、当該パックのID4における下位
4ビットは『0001(1h)』とされることになる。
この場合、『EMOTION』のうち最初の文字データ
『E』は、当該パックの直前のパックのテキストデータ
領域に格納されていることになる。つまり、本実施の形
態のテキストデータフォーマットでは、詳しい説明は省
略するが、1まとまりの文字列データが連続するパック
をまたがるようにしてテキストデータ領域に格納するこ
とが可能とされるフォーマットとされている。 そし
て、テキストデータ領域である各8ビットのtext1
〜text12には、本実施の形態のテキストデータフ
ォーマットに則った規則に従って、各トラックの曲名を
示す文字コードのデータが格納されることになる。
【0076】<4.本実施の形態のテキストデータ読み
込み動作> (a.第1のテキストデータ読み込み動作(基本的な読
み込み動作))次に、本実施の形態の特徴となる、図1
に示した再生装置(CDチェンジャプレーヤ)によるテ
キストデータの読み込み動作について説明することと
し、先ず、本実施の形態としての第1のテキストデータ
読み込み動作について説明する。この第1のテキストデ
ータ読み込み動作は、本実施の形態によるテキストデー
タの読み込み動作として基本的な動作となるものであ
る。
【0077】先に、図6により述べたように、本実施の
形態のテキストデータフォーマットにおいては、1テキ
ストに含まれるブロック数がそれぞれ異なる言語に対応
するものとされているが、例えば、実際に再生装置が対
応して表示するのは、CDにブロックとしてとして記録
されている複数言語のうちの1つとされる。このため、
本実施の形態の再生装置では、例えば、原則としてある
複数言語によるテキストデータのうちから予め1つの言
語を選択指定し、この選択した言語に対応したテキスト
データの表示が実行されるように構成される。また、本
実施の形態では、例えばユーザが操作部を操作すること
によって、再生装置が対応して表示すべきテキストデー
タの言語を切換え可能なように構成される。このような
テキストデータの言語設定に対応する処理は、例えばC
PU31がテキストデータ読み込み時にテキストデコー
ダ34に対して適宜制御を実行し、また、テキストデー
タの表示時においてCPU31が表示部36に対して所
要の表示制御を実行することにより実現されることにな
る。
【0078】ところで、仮に本実施の形態のCDチェン
ジャプレーヤにおいて、テキストデータをテキストメモ
リ35に格納する際に、例えばCD1枚ごとに図6
(a)に示したテキスト単位のデータをすべて読み出し
て格納する、つまり、当該CDにテキストデータとして
設定されている全種類のブロックを格納するとすれば、
それだけテキストメモリ35の容量も多く必要とされる
と共に、テキストデータの読み込み時間も長時間を要す
ることとなる。特に本実施の形態の再生装置はCDチェ
ンジャプレーヤであることから、ディスクマガジン39
に装填可能な最大枚数分のCDのテキストデータを読み
込む場合を考慮すると、上記テキストメモリ35として
必要な容量やテキストデータの読み込み時間は相当なも
のとなる。
【0079】そこで、本実施の形態における基本的なテ
キストデータの読み込み動作としては次のようにして行
われるものとする。なお、本明細書でいうテキストデー
タの読み込み動作とは、CDのリードインエリアからサ
ブコードデータを読み出し、この読み出しデータからテ
キストデコーダ34においてテキストデータを抽出して
テキストメモリ35に格納する動作を言うものとされ
る。
【0080】先ず、その読み込みのタイミングは、電源
オン直後、又はディスクマガジン39が外されていた状
態から搬送機構38本体に改めて装填された状態とされ
た場合に開始され、ディスクマガジン39に装填されて
いるすべてのCD(ディスク1のことである)に対する
テキストデータの読み込みを順次行っていくものとす
る。即ち、電源が一旦オフとされた状態では、SRAM
よりなるテキストメモリ35のデータ内容はクリアされ
ているため、電源がオンとされた場合には再度ディスク
マガジン39に装填されたCDからテキストデータを読
み込む必要がある。また、ディスクマガジン39が搬送
機構38本体に改めて装填された場合には、ディスクマ
ガジン39に装填されているCDの全てあるいは一部に
せよ、ユーザにより入れ換えが行われた可能性が非常に
高いため、この場合にも新たにテキストデータを読み込
む必要があることになる。
【0081】そして、ディスクマガジン39に装填され
ている各CDからテキストデータを読み出してテキスト
メモリ35に格納するのにあたり、本実施の形態では、
1テキストを形成するブロックのうち、予め設定された
1つの言語に対応するブロックのテキストデータのみを
検索して抽出し、テキストメモリ35に格納するように
される。これにより、CDチェンジャプレーヤのように
複数枚のCDのテキストデータを読み出して格納する必
要がある場合でも、格納すべきテキストデータのデータ
量が少なくて済むため、テキストメモリ35については
比較的小容量のものを用いることが可能となる。また、
ディスクマガジン39に装填された全てのCDに対する
テキストデータの読み込みに要する時間も大幅に短縮す
ることが可能となる。
【0082】また、本実施の形態ではディスクマガジン
39に装填されたCDに対するテキストデータの読み込
みを実行している途中で、あるCDに対する再生の要求
があったときに、このCDのテキストデータが未だテキ
ストメモリ35に格納されていない時には、これまでの
テキストデータの読み込み動作を停止させて、これより
再生すべきCDのテキストデータを優先的に読み込み、
この読み込み動作の終了後に直ちにCDに対するオーデ
ィオデータの再生を実行すると共に、テキストデータに
基づく情報表示が行われるように制御を実行する。これ
により、例えば、電源オン後や改めてディスクマガジン
39を搬送機構38にセットして後に、程無くしてCD
を再生させるための操作を行ったような場合、この時点
で再生すべきCDのテキストデータがテキストメモリ3
5に未だ格納されていない状況であっても、比較的迅速
に所望のCDの再生が開始されて特にユーザにストレス
を与えることにはならない。またこのCDの再生が開始
された時点では、少なくともこのCDに関する情報表示
を格納されたテキストデータに基づいて行うことができ
る。
【0083】図15は、上述した本実施の形態のCDチ
ェンジャプレーヤにおける基本的なテキストデータの読
み込み動作のための処理動作を示すフローチャートであ
る。この図に示す処理動作はCPU31により実現され
るものである。なお、この場合には予め設定された1つ
の言語として英語が設定されているものとされる。本実
施の形態において、、言語として英語に対応するブロッ
クは前述のようにブロック#0として規定されている。
この図に示すルーチンにおいては、先ずステップS10
1において、例えばCDチェンジャプレーヤの電源がオ
ンとされたか否か、又は、ディスクマガジン39が外さ
れていた状態から搬送機構38本体に改めて装填された
状態とされたかどうかが判別される。このステップS1
01は、ディスクマガジン39に装填されているCDに
ついて、新たにテキストデータを読み込むべきか否かを
判別するステップである。
【0084】ステップS101において肯定の判別結果
が得られた場合には、ステップS102に進んで変数n
についてn=1とする。この変数nは、ディスクマガジ
ン39に装填されているCDに対して昇順に従って付さ
れるナンバに対応するものとされる。なお、以降、ディ
スクマガジン39に装填されているn番目のCDについ
てはCD(n)と表記する。続くステップS103にお
いては、CPU31に対してCDを再生すべき要求が与
えられたか否かが判別される。再生要求がある場合と
は、例えば、ユーザが所望のディスクを選択して再生さ
せるための操作を行った場合等である。ステップS10
3において再生要求がないと判別された場合には、CP
U31はステップS104に進み、CD(n)のリード
インエリアにアクセスして、サブコーディングエリアの
データからTOC(図3〜図5参照)を抽出して読み込
むための制御処理を実行する。読み出されたTOCは、
例えばCPU31内部のRAM領域に格納される。次の
ステップS105においては、上記サブコーディングエ
リアのデータにより形成されるテキストデータのうちか
ら、言語として英語に対応するブロック#0のテキスト
データのみを抽出してテキストデコーダ34に格納する
ようにされる。CDより読み出したサブコードデータか
らブロック#0のテキストデータのみを抽出してテキス
トデコーダ34に格納するためには、CPU31は、テ
キストデコーダ34に供給されたテキストデータのID
4を参照する。そして、ID4の第2ビットから第4ビ
ットの3ビットにより示されるブロック番号として、
『000』とされているパックのデータを抽出する。そ
して、これらのパックデータについてデコード処理を施
して得られるテキストデータをテキストメモリ35に格
納するようにされる。
【0085】ステップS105によるCD(n)に対す
るTOCデータ及びブロック#0のテキストデータの格
納が完了すると、ステップS106において現在の変数
nが最大数に達しているか否かが判別される。ここでい
う変数nの最大数は、ディスクマガジン39に装填され
ているCDの枚数に相当する。このステップS106に
おいて変数nが最大数に達していないと判別された場合
には、まだTOC及びテキストデータの読み込みが完了
していないCDが残っているとして、CPU31はステ
ップS107に進んで、変数nについてインクリメント
(n=n+1とする)した後にステップS103に戻る
ようにされる。つまり、残りのCDに対するTOC及び
テキストデータの読み込みのための処理が順次行われて
いくことになる。これに対して、ステップS106にお
いて変数nが最大数に達していると判別された場合に
は、このルーチンを終了することになる。
【0086】ステップS103において再生要求があっ
た場合には、上述して来たステップS103〜S107
の処理を中断して、ステップS108に進む。ステップ
S108においては、再生要求のあったとされるCDに
ついて、ステップS103〜S107の処理により、既
にTOC及びテキストデータがテキストメモリ35に格
納されているか否かが判別される。ここで、ステップS
108において既に当該CDのTOC及びテキストデー
タがテキストメモリ35に格納済であることが判別され
た場合にはステップS111に進む。これに対して、ス
テップS108において、当該CDのTOC及びテキス
トデータがテキストメモリ35に格納されていないこと
が判別された場合には、ステップS109に進んで当該
CDのTOCの読み出しを実行し、続くステップS11
02において当該CDのブロック#0のテキストデータ
を抽出してテキストメモリ35に格納する。
【0087】ステップS111においては、先のステッ
プS103において再生要求のあったCDについてオー
ディオデータ(メインデータ)の再生を行うための制御
を実行する。そして、ステップS112において、当該
CDのTOC及びテキストデータに基づいて、現在の再
生状況に応じた表示が行われるように表示制御を実行す
る。この際、本実施の形態では、例えば、TOCのデー
タ内容に基づいて再生時間等に関する表示を行うことが
でき、またテキストメモリ35に格納されたテキストデ
ータに基づいて、例えばアルバムタイトルや現在再生中
のトラックの曲名、その他の所要の表示が行われるよう
に制御することが可能である。
【0088】ステップS113では、例えばCDの全再
生プログラムが終了した、又はユーザより停止キーが操
作されたことなどにより、当該CDの再生が終了された
か否かが判別される。ここで、再生が終了していなけれ
ばステップS111に戻り、CDの再生制御及びその再
生状況に応じた表示制御が継続されるが、当該CDの再
生が終了した場合にはステップS103に戻ることにな
る。ステップS113からステップS113に戻ること
により、引き続きCDの再生要求があった場合には、ス
テップS108以降の処理に移行することで、選択され
たCDの再生及びその再生状況に応じた表示が行われる
ように制御を実行することになるが、再生要求が無けれ
ばステップS104以降の処理に移行することで、先に
得られた再生要求により中断されていたCDに対するT
OC及びテキストデータの読み込み処理が再開されるこ
とになる。この場合、先にステップS107においてイ
ンクリメントされた変数nに対応するCD(n)から、
TOC及びテキストデータデータの読み込みが再開され
る。つまり、未だTOC及びテキストデータデータの読
み込みが完了していないCDに対して、その読み込み動
作が再開されることになる。
【0089】(b.第2のテキストデータ読み込み動
作)前述のように本実施の形態のCDチェンジャプレー
ヤは、予め設定された1つの言語(1ブロック)のテキ
ストデータに対応し、設定された言語によるテキストデ
ータの表示等が可能なように構成されるが、ここで、本
実施の形態のCDチェンジャプレーヤが対応すべき1つ
の言語について、切換え設定が可能なように構成されて
いる場合について考慮してみる。なお、この言語の設定
の切換えは、例えばユーザが操作部37の所要のキーを
操作することにより行われるものとする。
【0090】図15にて説明したように、本実施の形態
のCDチェンジャプレーヤは、CDに記録されているテ
キストデータのうち、予め設定された1言語に対応する
ブロックのデータのみを抽出してテキストメモリ35に
格納するようにしている。このため、例えば本実施の形
態のCDチェンジャプレーヤにおいて、少なくともある
1枚のCDが対応すべきテキストデータの言語設定の切
換えが行われた場合には、このCDから、テキストデー
タとして新たに設定された言語に対応するブロックのデ
ータを読み出して新たに格納することが必要になる。そ
して、本実施の形態のCDチェンジャプレーヤに対して
テキストデータの言語設定切換えのための操作が行わ
れ、これに応答して、新たに設定された言語に対応する
ブロックのデータをCDから読み出す際に、当該CDチ
ェンジャプレーヤの動作として何らかのCDを再生中で
なければ、少なくとも言語設定切換えの要求があったC
Dのリードインエリアにアクセスして、目的の言語に対
応するブロックのテキストデータを抽出して格納するこ
とになるため特に問題にはならない。
【0091】これに対して、現在オーディオデータを再
生中(再生音声出力中)のCDに対して言語設定切換え
の要求があった場合に、これに応答してできるだけ早く
新たに設定された言語による表示を実行しようとした場
合には、一旦オーディオデータ(メインデータ)の再生
を中断してリードインエリアにアクセスしなければなら
なくなるために、再生音声が中断することになってしま
うという不都合が生じることになる。
【0092】そこで、本実施の形態の第2のテキストデ
ータ読み込み動作として、例えば、現在オーディオデー
タを再生中(再生音声出力中)のCDに対して、ユーザ
によりテキストデータの言語を切換えるための操作が行
われた場合には、本実施の形態では、オーディオデータ
がバッファメモリ30に一旦蓄積されることを利用し
て、バッファメモリ30に蓄積されているオーディオデ
ータの残量を監視し、再生音声が中断しないとされる程
度にバッファメモリ30のデータ残量に余裕がある時に
リードインエリアにアクセスして、目的の言語に対応す
るブロックのテキストデータを読み込むようにされる。
【0093】図16及び図17は、本実施の形態の第2
のテキストデータ読み込み動作として、現在再生中のC
Dに対して言語切換え要求があった場合のCPU31の
処理動作を示すフローチャートである。ここでいう言語
切換え要求とは、これまで述べてきたようにして、例え
ば、ユーザによって言語設定切換えのための操作が操作
部37に対して行われたことなどにより、CPU31に
対して言語設定切換えのための要求信号が伝送された場
合のことをいうものとされる。
【0094】図16は、バッファメモリ30のオーディ
オデータの残量を監視して、その残量に応じて目的のブ
ロック(言語)のテキストデータの読み込み許可/不許
可を示す「テキストデータ読込許可フラグ」の設定を行
うための処理動作を示している。また、図17は、図1
6に示す処理によって設定されるテキストデータ読込許
可フラグに基づいて、適宜、オーディオデータの読み出
し又はテキストデータの読み込みを実行するための処理
動作を示している。
【0095】図16に示すルーチンにおいては、先ずス
テップS201においてCPU31に対して入力される
言語切換え要求を待機しており、ここで言語切換え要求
があったと判別された場合には、ステップS202に進
む。ステップS202においては、現在バッファメモリ
30に蓄積されているデータ量(残量)として、バッフ
ァメモリ30の蓄積可能容量の70%以上とされている
か否かが判別される。ここで、バッファメモリ30のデ
ータ残量が70%以上であると判別された場合には、ス
テップS203に進んでテキストデータ読込許可フラグ
FについてF=1とする。テキストデータ読込許可フラ
グについてF=1とされている場合には、テキストデー
タの読込み許可を示すこととなる。これに対して、後述
するようにテキストデータ読込許可フラグについてF=
0とされている場合には、テキストデータの読み込みの
禁止を示すことになる。
【0096】次のステップS204においては所定のタ
イマ時間が設定されたタイマを起動させる。このタイマ
のタイマ時間は、テキストデータ読込許可フラグF=1
とされている条件では、テキストデータを読み込むため
の割り込み処理に当てるための処理時間として設定され
る。従って、ステップS204の処理によりタイマが起
動中の状態では、言語切換え要求に応じた目的のブロッ
クのテキストデータを読み込むための処理が平行して実
行されていることになる。なお、このときのテキストデ
ータの読み込み処理については、後に図17を参照して
説明する。
【0097】ステップS205においては、タイマ時間
が経過しているか否かが判別されるが、ここでタイマ時
間が経過していない場合にはステップS207におい
て、目的のブロックのテキストデータの読み込み動作が
終了したか否かが判別され、読み込みが終了していなけ
ればステップS205に戻るようにされる。これに対し
て、ステップS207においてテキストデータの読み込
みが終了していないと判別された場合には、ステップS
208に進んでテキストデータ読込許可フラグFについ
てF=0として元のルーチンに戻るようにされる。な
お、ステップS207におけるテキストデータの読み込
み動作の終了とは、後述する図17における処理動作の
終了をいうものである。
【0098】また、ステップS205においてタイマ時
間が経過したと判別された場合、つまり、目的のブロッ
クデータの読み込みが終了していない状態でタイマ時間
が経過した場合には、ステップS206に進み、ここで
バッファメモリ30のデータ残量が50%以下となって
いるか否かが判別される。ここで、バッファメモリ30
のデータ残量が全体の50%以下ではないと判別された
場合にはステップS204の処理に戻ることになるが、
データ残量が50%以上であると判別された場合には、
ステップS209に進む。ステップS209において
は、テキストデータ読込許可フラグFについてF=0
(テキストデータ読込み禁止)として、続くステップS
210において所定時間が設定されたタイマを起動させ
る。このステップS210の処理により起動されるタイ
マのタイマ時間は、オーディオデータを読み出してバッ
ファメモリ30に格納するための時間となる。次のステ
ップS211においては、ステップS210で起動され
たタイマのタイマ時間が経過したを待機しており、タイ
マ時間が経過したと判別されればステップS202の処
理に戻るようにされる。そして、ステップS202にお
いてバッファメモリ30のデータ残量が70%以上では
ないとされれば、再びステップS209に進むことによ
り、テキストデータ読込許可フラグFについてF=0
(テキストデータ読込み禁止)の条件が維持されること
になるが、ここで、バッファメモリ30のデータ残量が
70%以上であることが判別された場合には、ステップ
S203に進むことにより、再度テキストデータ読込許
可フラグFについてF=1とすることになる。
【0099】次に、図17に示すルーチンにおいては、
先ずステップS301においてテキストデータ読込許可
フラグFについてF=0(テキストデータ読込み禁止)
とされているか否かについて判別を行っており、ここ
で、テキストデータ読込許可フラグF=0とされている
場合には、ステップS312に進むことにより、これま
で再生中とされていたCD(ディスク1)に対するオー
ディオデータの読み出しを行って、バッファメモリ30
に蓄積していくための制御処理が実行される。
【0100】これに対して、テキストデータ読込許可フ
ラグFについてF=1(テキストデータ読込み許可)と
されている場合にはステップS302に進んで、CDの
リードインエリアにアクセスしてテキストデータの読み
込みを行うための制御動作に移行することになる。この
際読み出されるテキストデータとは、言語切換え要求に
より新たに設定された言語に対応するブロックのテキス
トデータとなる。そして、この場合のテキストデータの
読み込み処理としては、先ず続くステップS303にお
いて、CDから逐次読み出されるテキストデータにおけ
るID領域(図10参照)のデータ内容を識別すること
になる。このID領域のデータ内容の識別処理は、CP
U31がテキストデコーダに供給されたデータ内容を参
照することにより実現される。この処理ルーチンにおい
てそのデータ内容を識別すべきは、ID1〜ID4のう
ちID4及びID1とされているが、この場合には、先
にステップS304においてID4の第2ビット〜第4
ビットの3ビットを参照する。そして、CDから読み出
したテキストデータとして、当該パックを含むブロック
のブロック番号を識別し、このブロック番号が言語切換
え要求に対応する目的の言語に対応するものであるかを
判別する。
【0101】ここで、ステップS304においてID4
が示すブロック番号が目的の言語に対応するものではな
いと判別された場合にはステップS310に進む。ステ
ップS310ではCDに対するテキストデータの読み出
しが開始されてから、1テキスト分以上に相当するデー
タ量の読み出しが行われたかどうかが判別される。ここ
で1テキスト分以上のデータ量の読み出しが完了してい
ないと判別された場合には、ステップS301の処理に
戻る。これにより、テキストデータ読込み許可フラグF
=1とされているかぎり、目的とする言語のブロックに
含まれるブロック番号を示すID4が得られるまでテキ
ストデータの読み出しを継続するための処理が実現され
る。なお、ステップS310において1テキスト分以上
のデータの読み出しが完了したと判別された場合には、
当該CDにおいてテキストデータとして切換え要求のあ
った言語に対応するブロックが記録されていないとし
て、ステップS311に進んでエラー処理を実行した後
に元のルーチンに戻るようにされる。この場合、元のル
ーチン戻ることによりCDに対する通常再生動作が実行
されるものとされる。上記ステップS311におけるエ
ラー処理としては、例えば再び図16及び図17に示す
処理動作を最初から開始するリカバリ動作を実行するよ
うにすることが考えられる。あるいは、これ以上のテキ
ストデータの読み込み処理は行わずにそのまま終了し、
これと並行して言語切換え要求に対応する目的の言語が
テキストデータとして得られなかったことを示す、何ら
かのメッセージ表示を行うことなどが考えられる。
【0102】そして、ステップS304において、目的
の言語に対応するブロックを示すID4のブロック番号
が識別された場合には、ステップS305に進む。この
ステップにおいては、ID1のデータ内容を参照する。
そして、図13にて説明したようにしてID1の内容に
より定義されるテキストデータの種類のうち、新たに設
定される言語に対応するテキストデータとしてテキスト
メモリ35に格納すべきデータの種類を示すものとされ
ているか否かについて判別する。例えば、テキストデー
タに基づいて表示部36により提示する内容として、図
13にて説明したすべての種類について表示する必要は
必ずしも無い。また、例えばIDI=『8Dh』により
示される管理データ等のように、本来、表示等によって
ユーザにその情報を提示することを前提としていない種
類のデータも存在する。このため、テキストデータ対応
の再生装置においては、ID1により示されるテキスト
データの種類のうち、読み込むべきテキストデータの種
類が予め設定されているものとされ、本実施の形態のC
Dチェンジャプレーヤとしても、同様に読み込むべきテ
キストデータの種類が予め設定されている。従って、ス
テップS305は、読み出されたテキストデータが、本
実施の形態のCDチェンジャプレーヤとして読み込むべ
き種類のものであるか否かについて判別する処理とな
る。
【0103】ステップS305において、テキストメモ
リ35に格納すべき種類のテキストデータではないと判
別された場合には、ステップS301に戻る。この後、
例えばステップS301〜S305の処理が繰り返され
た場合には、読み出しデータについて格納すべき種類の
テキストデータをID1の内容から識別するための処理
が継続されていることになる。
【0104】これに対して、ステップS305において
テキストメモリ35に格納すべき種類のテキストデータ
であることがID1の内容より判別された場合には、ス
テップS306に進む。ステップS306では、テキス
トメモリ35のデータ格納量が、これより新たに格納す
べきテキストデータを格納できない程度に一杯(ful
l)とされているか否かについて判別を行う。ここで、
例えば過去において行われた他の言語切換え要求などに
より追加して相当のデータ量のテキストデータが既に格
納されている等の理由によって、テキストメモリ35の
空き容量が、これより格納すべきとされるテキストデー
タのデータ量を下回るような場合にはステップS309
に進む。ステップS309では、例えば、これ以上テキ
ストメモリ35に空き容量がないことを示す旨の警告表
示や警告音の出力を行うためのアラート処理を実行し、
テキストデータの読み込み動作も終了させて通常のCD
再生制御に移行することになる。
【0105】一方、ステップS306において、これよ
り格納すべきテキストデータを格納するに足りるだけの
空き容量がテキストメモリ35に存在すると判別された
場合には、ステップS307に進んで、先のステップS
305により格納すべきであるとして識別された種類の
データをテキストメモリ35に格納するための制御を実
行してステップS308に進む。
【0106】ステップS308においては、テキストデ
ータの格納が終了したか否かが判別される。つまり、目
的の言語に対応するブロックのデータのうち、必要とさ
れる種類のデータをすべてテキストメモリ35に格納し
たか否かが判別される。ここで、テキストデータの格納
が終了していないと判別された場合には、ステップS3
01に戻る。これにより、テキストデータ読込許可フラ
グFについてF=1とされているかぎり、目的の言語
(ブロック)における必要な種類のテキストデータを格
納するための処理が継続されることになる。これに対し
て、ステップS308においてテキストデータの格納が
終了したと判別された場合には、元のルーチンに戻るこ
とによって、通常のCD再生動作のための制御動作に移
行する。また、通常の再生動作時には、テキストメモリ
35に格納されている新たに設定された言語に対応する
ブロックのテキストデータに基づいて表示部36に対す
る表示を実行させることが可能となる。
【0107】上記図16及び図17に示す処理動作によ
れば、現在再生中とされているCDから言語切換え要求
に対応したブロックのテキストデータを読み出す際に
は、バッファメモリ30の残量に余裕があるとされる状
態の時にテキストデータの読み出しを実行し、バッファ
メモリ30の残量に余裕がなく、これ以上テキストデー
タの読み出しを継続するとバッファメモリ30の残量が
0となって再生音声がとぎれる恐れがあるとされる場合
には、オーディオデータの読み出しを行ってバッファメ
モリ30のデータ蓄積量に余裕が得られるようにしてい
る。これにより、例えば再生中のCDに対する言語切換
え要求に迅速に応答して、CDを再生中であってもテキ
ストデータの読み込みを実行することができると共に、
再生音声は途切れないようにすることが可能となる。
【0108】また、図17による処理動作においてステ
ップS310の処理を設けることで、本実施の形態では
1テキスト分以上のテキストデータの読み出しを行わな
いようにしている。これにより、本実施の形態では例え
ば2テキスト分以上にまたがって目的とする種類、内容
のテキストデータを検索することはなくなるため、それ
だけテキストデータの読み出しに要する時間を短縮させ
ることが可能となる。
【0109】なお、ステップS301及びステップS3
06において設定されているバッファメモリ35の残量
の割合はあくまでも一例であり、バッファメモリ30の
実際の容量、及び機器の使用条件や設定条件などに応じ
て変更されて構わない。
【0110】(c.第3のテキストデータ読み込み動
作)1枚のCDに記録されているテキストデータは、図
13に示したように比較的多数の種類が設定されている
と共に、トラックの曲名、作詞者名、作曲者名、編曲者
名等のようにトラックごとに対応して設定されているも
のなどが存在する。ここで、仮にテキストメモリ35に
対して1枚のCDにおけるトラックの曲名データを格納
する場合として、各トラックの曲名データごとに割り当
てられる各格納領域の格納可能容量(以降、単に「割り
当てデータ量」という)を固定して設定したとする。
【0111】図18(b)には、テキストメモリ35に
おけるCD1枚あたりのトラックの曲名データを格納す
る格納領域全体が示されており、この場合には、上記の
ように各トラックの曲名データの割り当てデータ量が固
定されている条件で、CDに対してトラック1〜3の3
トラックが記録されている場合のデータの格納状態が示
されている。なお、この場合の割り当てデータ量は、平
均的な曲名の文字数やトラック数などを考慮して設定さ
れるものとする。このように割り当てデータ量が固定さ
れているとすると、図18(b)のように固定長とされ
たトラックごとの格納領域に対して、トラック1〜3の
曲名データが格納され、残りの領域は空き領域となる。
このようなテキストデータの管理方法では、特にトラッ
ク数が少なくなる等してテキストデータのデータ量が少
ないような場合には、それだけデータ格納に利用されな
い空き領域が増加することになり、テキストメモリ35
の容量を有効利用することができない。また、トラック
の曲名などには非常に長いものが存在する可能性があ
り、場合よっては、曲名データが固定長とされたトラッ
クごとの割り当てデータ量を越えるようなサイズとなっ
て格納不可能となることも考えられる。
【0112】そこで本実施の形態においては、第3のテ
キストデータ読み込み動作として、テキストメモリ35
における特定のデータの種類ごとに、データ格納領域を
固定長とせずに可変長とするように構成して、この可変
長とされたデータ格納領域に所要の種類のテキストデー
タを格納するようにして、上記のような不都合をできる
だけ回避するように構成される。なお、これより説明す
る第3のテキストデータ読み込み動作は独立したもので
はなく、例えば、これまで説明した第1及び第2のテキ
ストデータ読み込み動作において、平行して行われる動
作とされる。
【0113】図18(a)は、このような本実施の形態
のテキストデータの管理形態をトラックの曲名データに
ついて適用した場合が示されている。図18(a)に
は、テキストメモリ35におけるCD1枚あたりのトラ
ックの曲名データを格納する格納領域全体が示されてお
り、CDにはトラック1〜3の全3トラックが記録され
ている場合のデータの格納状態が示されている。本実施
の形態においては、CD1枚あたりの全トラックの曲名
データを格納する格納領域全体を、CDのトラック数
(この場合は3トラックである)に対応して3等分して
設定し、これら等分された領域をそれぞれ図18(a)
のように第1〜第3トラックの曲名データの格納領域と
して割り当てるようにされる。つまり、この場合には、
CD1枚あたりの全トラックの曲名データを格納する格
納領域全体の容量をAとして、1トラックごとの曲名デ
ータの格納領域の割り当てデータ量をBとすれば、 B=A/3 で表されることになる。そして一般的には、そのCDに
記録されているトラック数をmとすれば、1トラックご
との曲名データの格納領域の割り当てデータ量Bは、 B=A/m で表される可変長のサイズとなる。このようにデータを
管理することにより、図18(b)に示すような空き領
域は存在しなくなり、それだけテキストメモリ35の格
納領域を有効に利用することが可能となる。
【0114】図19は、上記図18(a)にて説明した
ようにして、トラックの曲名データについて、テキスト
メモリ35における割り当てデータ量を設定するための
CPU31の処理動作を示すフローチャートである。こ
の図に示すルーチンにおいては、先ずステップS401
においてCDから読み出して保持しているTOC(図4
(a)参照)のデータ内容を参照する。そして、ステッ
プS402において、TOCデータとしてPOINT
『A0h』のPMINの値を識別する。前述のように、
TOCデータにおいてPOINT『A0h』のときのP
MINは、当該CDの最初のトラックのトラックナンバ
が示されている。なお、ディスクにおける最初のトラッ
クナンバは、必ずしも『1』ではないものとされる。例
えば、第1巻と第2巻の2枚のCDで1つのソフトとし
て扱うような場合には、第2巻の最初のトラックは、第
1巻から連続するトラックナンバが与えられる場合があ
る。そして、CPU31は、次のステップS403にお
いてTRACK(S)に対して、上記POINT『A0
h』のPMINの値をセットする。
【0115】次のステップS404においては、POI
NT『A1h』とされているTOCにおけるPMINの
値を識別する。前述のように、POINT『A1h』の
PMINは当該CDの最後のトラックのトラックナンバ
を示している。そして、ステップS405において、上
記POINT『A1h』のPMINの値をTRACK
(E)の値としてセットする。
【0116】次のステップS406においては、当該C
Dのトラック数を示すTRACKの値を、上記のように
して求められたTRACK(S)及びTRACK(E)
に基づいて、 TRACK=TRACK(S)−TRACK(E)+1 により求める。
【0117】次にCPU31は、トラックごとの曲名デ
ータを格納する割り当てデータ領域を「DATA」と
し、テキストメモリ35における全トラックの曲名デー
タの格納領域のデータ容量を「RAM」として、上記ト
ラック数の値であるTRACKを用いて、 DATA=RAM/TRACK により割り当てデータ量「DATA」を求める。
【0118】そして、CPU31はステップS408の
処理として、上記ステップS407において求められた
割り当てデータ量(「DATA」に基づいて全トラック
の曲名データの格納領域に等分する。そして、等分され
た各トラックの曲名データの格納領域に対して各トラッ
クの曲名データを格納するようにデータ書き込み時のア
ドレス制御を実行する。
【0119】(d.第4のテキストデータ読み込み動
作)本実施の形態のCDチェンジャプレーヤが対応する
テキストデータフォーマットにおいては、これまで説明
して来たように、ブロック#0がASCIIコードとさ
れて言語として英語に対応するものとして設定されてお
り、他のブロックは、例えば英語以外の他の言語に対応
するものとして、適宜、特定の文字コードによるテキス
トデータが記録されているものとされる。
【0120】ここで、本実施の形態のCDチェンジャプ
レーヤが、現在英語以外の他の言語として、ブロック#
0以外の他の1つのブロックに記録されている英語以外
の他の特定の言語に対応した表示が行われるように設定
されているものとする。このようなとき、諸般の事情に
よって、CDに記録されているテキストデータとして、
本実施の形態のCDチェンジャプレーヤに対して現在設
定されている1言語(英語以外)に対応していない場合
が考えられる。この場合には、CDから目的の言語に対
応しているブロックを検索してもそれが見付からないこ
とから、原則として、設定された1言語のみについての
テキストデータを格納するように構成された本実施の形
態のCDチェンジャプレーヤとしては、テキストデータ
を格納することができなくなる。
【0121】本実施の形態のテキストデータフォーマッ
トとしては、例えば、ASCIIコードにより英語に対
応するブロック#0は少なくともほぼ必須的にテキスト
データとして記録されているものとされる。そこで、本
実施の形態の第4のテキストデータ読み込み動作とし
て、テキストデータの読込み時に際して、図20のフロ
ーチャートに示すような処理動作を実行することによ
り、本実施の形態のCDチェンジャプレーヤが、現在英
語以外の他の1言語が設定されているとして、これより
テキストデータを読み込むべきCDにおいて、テキスト
データとしてCDチェンジャプレーヤに設定されている
言語(ブロック)が存在しないような場合には、ブロッ
ク#0のデータを代わりに格納することにより、少なく
ともASCIIコードのテキストデータに基づく英語に
よる表示が可能なように構成される。
【0122】なお、この第4のテキストデータ読み込み
動作は、前述した第1及び第2のテキストデータ読み込
み動作と組み合わせて利用されるものであり、更に第3
のテキストデータ読み込み動作と併用することは当然可
能である。また、図20に示す処理動作としては、ブロ
ック#1が日本語に対応するものとして定義されてお
り、ブロック#1には日本語による表記が可能な文字コ
ードによりテキストデータが格納されていることを前提
としている。また、本実施の形態のCDチェンジャプレ
ーヤは、現在、ブロック#1のテキストデータに基づい
て日本語による表示が行われるように設定されているこ
とを前提としている。
【0123】図20に示すルーチンでは、先ず、ステッ
プS501においてテキストデータの読み込み処理に移
行するものとされ、続くステップS502において1テ
キスト分以上のテキストデータを読み出したか否かが判
別される。上記ステップS502において1テキスト以
上の読み出しが完了していないと判別された場合には、
ステップS503に進み、テキストデータのパックにお
けるID4のうち、上位第2ビット〜第4ビットにより
示されるブロック番号を参照する。そして、次のステッ
プS504において、上記ステップS502において識
別した上記ブロック番号の値が『001』とされている
かが判別される。即ち、CDより読み出したテキストデ
ータがブロック#1に含まれるものであるか否かが判別
される。
【0124】このステップS504において、ID4に
より示されるブロック番号の値が『001』であると判
別された場合には、当該CDチェンジャプレーヤに対し
て設定された言語に対応するテキストデータが格納され
たブロック#1(日本語に対応)のデータが得られたと
してステップS505に進み、このブロック#1のデー
タをテキストメモリに格納するための制御を実行する。
このような処理ステップを経た場合には、本実施の形態
のCDチェンジャプレーヤは、テキストメモリ35に格
納されたブロック#1のテキストデータに基づいて日本
語による情報表示等を行うことができることになる。
【0125】これに対して、ステップS504において
ブロック番号の値が『001』ではないと判別された場
合にはステップS506に進む。ステップS506にお
いては、1D4により示されるブロック番号が『00
0』とされているかが判別される。つまり、読み出され
たテキストデータがブロック#0(ASCIIコード:
英語に対応)であるかが判別される。ここで、ブロック
番号が『000』ではないと判別された場合にはステッ
プS501に戻ることにより、更にテキストデータを読
み出していくための処理が継続される。一方、ステップ
S506においてブロック番号が『000』であると判
別された場合には、ステップS507に進んでブロック
#0のテキストデータをテキストメモリ35に格納して
ステップS501に戻る。
【0126】また、上記のようにしてテキストデータの
読み込みが継続されている過程で、ステップS502に
おいて1テキスト分以上にわたってブロックデータの読
み出しが行われた、つまり、テキストデータとしてCD
に記録されているすべての種類のブロックを検索する処
理が一巡したと判別された場合にはステップS508に
進んで、テキストデータの読み出し時に何らかのエラー
が発生したか否かが判別される。ここで、特にデータの
読み出しエラーが発生しなかったと判別された場合に
は、そのままこの図に示す処理ルーチンを抜けることに
なる。またエラーが発生したと判別された場合には、所
要のエラー対応処理を実行してこの処理ルーチンを抜け
る。
【0127】ステップS508の処理から直接この処理
ルーチンを抜けた場合には、言語として日本語に対応す
るブロック#1のテキストデータがCDに記録されてい
なかったことにより、ブロック#1のテキストデータは
テキストメモリ35に格納されなかったが、代わりにブ
ロック#0のテキストデータが格納されたことを示して
いる。これにより、日本語に対応するブロック#1のテ
キストデータがCDに記録されていなかったとしても、
本実施の形態のCDチェンジャプレーヤでは、少なくと
も代わりにブロック#0のテキストデータに基づいて英
語による情報表示を行うことができることになる。つま
り、テキストデータに基づくCDの情報表示として何も
提示されなくなるという不都合を回避することができ
る。また、この処理ルーチンにおいても、テキストデー
タの読み出しは1テキスト分以上行わないようにしてい
ることで、できるだけ迅速に目的とする言語のブロック
データ又はブロック#1のデータが得られるようにされ
ている。
【0128】(e.第5のテキストデータ読み込み動
作)これまで説明してきた本実施の形態のCDチェンジ
ャプレーヤのテキストデータ読み込み動作としては、ブ
ロック#0〜ブロック#nのうち、原則として、予め設
定された1つの言語に対応するブロック番号のブロック
のテキストデータのみを読み込むものとして説明した
が、例えば、予め選択指定された複数種類のブロックの
テキストデータを、当該再生装置により対応表示可能な
言語として設定し、これをテキストメモリ35に格納す
るようにすることが考えられる。この場合には、これら
複数種類のブロックに対応する言語間で言語切換え要求
があった場合には、例えばCDを再生中であれば、先に
説明した図16に示す処理を行う必要はなくなり、テキ
ストメモリ35に格納されているテキストデータを読出
して表示することにより、上記言語切換え要求に即座に
対応することが可能となる。なお、テキストメモリ35
に読み込むべき複数種類のブロックの選択指定は、例え
ば仕向地などの事情等を考慮した上でファクトリープリ
セットとして設定されていても良いし、ユーザにより設
定可能なように構成されても良い。
【0129】そこで、予め選択指定された複数種類のブ
ロック番号のブロックのテキストデータをテキストメモ
リ35に格納するための動作について図21により説明
する。図21(a)は、複数種類のブロックを読み込む
場合として、2種類のブロックを読み込むものとし、こ
の2種類のブロックとしてブロック#1及びブロック#
3が選択指定されている場合の読み込み動作を概念的に
説明するためのものである。図21(b)は、選択指定
されたブロックデータの格納形態を、図21(a)にお
いて例示した読み出し開始位置ごとに示すものである。
ここでは複数種類のブロックを読み込む場合において
も、図20により説明した読み込み動作に準じて、読み
出しデータとしてブロック#0が得られた場合にはこの
ブロック#0のデータをテキストデータに書き込むよう
にして、目的とする言語のブロックがCDに記録されて
いなくとも、少なくとも英語(ASCIIコード等)に
よる表示が行えるようにする措置を採ることとする。ま
た、この場合にも1テキスト分以上のデータの読み出し
を行わないように設定されているものとして、迅速なテ
キストデータの読み込みを実現するようにしている。ま
た、ここでは、図21(a)から分かるように、1テキ
ストはブロック#0〜ブロック#7までの8ブロックに
より形成されているものとする。
【0130】図21(a)に示すように、例えば、読出
開始位置P1(S)からテキストデータの読み出しが開
始されたとする。この場合、読出開始位置P1(S)は
ブロック#0の先頭位置とされている。そこで、この場
合の読み込み動作としては、先ずブロック#0のデータ
を読み込んで、図21(b)の読出開始位置P1(S)
の欄に示すように、テキストメモリ35における所定の
格納領域1に対して格納する。この後テキストデータの
読み出しを継続することで、次にブロック#1のデータ
が得られることになるが、ブロック#1は選択指定され
たブロックであることから、このブロック#1のデータ
を、図21(b)における読出開始位置P1(S)の欄
に示すようにテキストメモリ35の格納領域2に格納す
る。ここでいう格納領域1及び格納領域2は、テキスト
メモリ35において、それぞれ選択指定されたブロック
のデータを格納するために割り当てられた格納領域とさ
れる。
【0131】この後も継続されるテキストデータの読み
出し動作により、続いて、ブロック#2のデータが得ら
れるが、このブロック#2のデータは選択指定されたデ
ータではないことからテキストメモリ35への格納は行
わない。そして、次に読み出されるブロック#3のデー
タは、選択指定されたブロックであることから、図21
(b)の読出開始位置P1(S)の欄に示すように、ブ
ロック#3のデータを格納領域2に書き込むようにされ
る。この際、先に書き込まれたブロック#0のデータは
上書きにより消去される。そして、この場合にはブロッ
ク#3のデータの終端位置が読出終了位置P1(E)と
されて、この位置でCDに対するテキストデータの読み
出しを終了する。このようにして、テキストデータに対
する読込みが行われた場合には、最終的に、格納領域1
にブロック#3のデータが格納され、格納領域2におい
てブロック#1が格納されることになる。また、図21
(a)に示される読出開始位置P1(S)→読出終了位
置P1(E)の読み出し範囲から分かるように、テキス
トデータの読み出し動作は1テキスト分以上を越えない
ようにされている。
【0132】また、例えば図21(a)に示す読出開始
位置P2(S)からテキストデータの読み出しが開始さ
れた場合には、上記読出開始位置P2(S)がブロック
#1のデータ開始位置に対応していることから、先ずブ
ロック#1のデータを読み出してテキストメモリ35の
格納領域1に格納することになる。次のブロック#2
は、選択指定されたブロックではないことからテキスト
メモリ35への格納は行わず、続くブロック#3のデー
タを読み出して格納領域2に格納するようにされる。そ
して、このブロック#3の終端位置においてデータの読
み出しが終了され、この位置が読出終了位置P2(E)
となる。この場合も、読出開始位置P2(S)→読出終
了位置P2(E)の読み出し範囲は、3ブロック分であ
り、1テキスト分を越えるデータ量の読み出しは行われ
ていない。この結果、図21(b)の読出開始位置P2
(S)に対応する欄に示すように、格納領域1及び格納
領域2にはそれぞれブロック#1、ブロック#3が格納
される。また、この場合には読出開始位置P2(S)→
読出終了位置P2(E)の読み出し範囲においてブロッ
ク#0が存在しないことから、ブロック#0の読み出し
は行われていない。
【0133】更に、図21(a)に示す読出開始位置P
3(S)からテキストデータの読み出しが開始されたと
した場合には次のようになる。この場合、上記読出開始
位置P3(S)はブロック#2のデータ開始位置に対応
しているため、この位置から読み出したブロック#2の
データは格納せずに、次のブロック#3のデータを読み
出して先ず格納領域1に格納する。この後のテキストデ
ータの読み出し動作によって、順次、ブロック#4以降
のブロックがCDより読み出されることになるが、ブロ
ック#4〜ブロック#7までは選択指定されたブロック
ではないことから、テキストメモリへのデータの格納は
行わないようにされる。そして、データの読み出し位置
として、次の1テキストの先頭のブロック#0に至る
と、このブロック#0のデータを格納領域2に格納する
ようにされる。そして、更にテキストデータの読み出し
が継続されて次のブロック#1が読み出されると、この
ブロック#1のデータをテキストメモリに格納すること
になるが、この場合には、先にブロック#0のデータが
格納されていた格納領域2に対してブロック#1のデー
タ書き込むようにされる。このときには、先に書き込ま
れていたブロック#0のデータは上書きにより消去され
る。この場合の読出終了位置P3(E)は、このブロッ
ク#1のデータの終了位置となる。この結果、最終的に
は図21(b)の読出開始位置P3(S)の欄に示すよ
うに、格納領域1にはブロック#3が格納され、格納領
域2には一旦格納されたブロック#0に代えてブロック
#1が格納されることになる。また、この場合のテキス
トデータの読出し範囲は、図21(a)に示すように読
出開始位置P3(S)→読出終了位置P3(E)の範囲
とされて、2つのテキストをまたがっているが、その読
み出した全データとしては、前のテキストのブロック#
3から後ろのテキストのブロック#1までの7ブロック
分であり、ここでは1テキストが8ブロックにより形成
されることから、この場合も、テキストデータの読み出
し量としては1テキスト分を越えていないことになる。
【0134】なお、上記説明では最終的に格納領域1と
格納領域2の何れかに対して、それぞれブロック#1と
ブロック#3が格納されるものとしているが、例えば、
仮にCDに対してブロック#3が記録されていなかった
とすれば、格納領域1と格納領域2に対してそれぞれブ
ロック#0、ブロック#1の順に格納される、あるいは
ブロック#1、ブロック#0の順に格納されることにな
り、例えば、ブロック#3が対応する言語の代わりに、
ブロック#0のテキストデータに基づいた英語による情
報表示を行うことが可能となる。
【0135】このように、第5のテキストデータ読み込
み動作は、原則として選択指定された1つのブロックを
対象としてサーチして読み込み動作を行う第4のテキス
トデータ読み込み動作に代えて、選択指定された2つの
ブロックを対象としてサーチして読み込みを行うための
動作ということができる。
【0136】図22は、図21により説明したテキスト
データ(ブロック#1及びブロック#3)の読み込み動
作を実現するための処理動作の一例を示すフローチャー
トである。先ず、ステップS601においてテキストデ
ータを読み込むための処理モードに移行すると、続くス
テップS602において1テキスト分(この場合には8
ブロック分となる)を上回るデータ量の読み出しが行わ
れたか否かが判別される。そして、ここで1テキスト分
以上のデータの読み出しが行われていないと判別された
場合には、ステップS603に進んで読み出したテキス
トデータにおけるID4のブロック番号を参照し、続く
ステップS604においてID4が示すブロック番号が
『001』であるか否かについて判別を行う。ここで、
ブロック番号が『001』であると判別された場合に
は、ステップS605に進んで、テキストメモリ35に
対してブロック#1のデータを格納するための制御を実
行する。このステップS605における格納処理とし
て、例えば格納領域1及び格納領域2の何れの領域にも
ブロックデータが書き込まれていなければ、ブロック#
1のデータは格納領域1に対して優先的に書き込むよう
にする。また、格納領域1又は格納領域2の何れか一方
に対して、既にブロック#3又はブロック#0のデータ
が格納されて、他方の格納領域が空き領域となっていれ
ば、この空き領域となっている格納領域に対してブロッ
ク#1のデータを書き込むようにされる。また、格納領
域1、2に対してそれぞれブロック#3、#0が書き込
まれている、或は、格納領域1、2に対してそれぞれブ
ロック#0、#3が書き込まれている状態であれば、ブ
ロック#0が書き込まれているほうの格納領域に対して
ブロック#1のデータを上書きするようにして書き込み
処理を実行する。
【0137】ステップS605の処理が終了すると、C
PU31はステップS606に進み、格納領域1及び格
納領域2に対してブロック#3とブロック#1が既に格
納されている状態にあるか否かが判別され、ここで判別
結果として肯定の結果が得られれば、テキストデータの
読み込みを終了してこのルーチンを抜けることになる
が、否定結果が得られた場合には、ステップS601に
戻ることにより、CDからのテキストデータの読み出し
処理を実行する。
【0138】また、ステップS604においてID4が
示すブロック番号が『001』ではないと判別された場
合にはステップS607に進む。ステップS607にお
いては、ID4が示すブロック番号が『003』である
か否かが判別され、ここでブロック番号が『003』で
あると判別された場合には、ステップS608に進んで
ブロック#3のデータをテキストメモリ35に格納した
後に、ステップS606に進む。上記ステップS608
におけるデータ格納処理は、ステップS605にて説明
した処理動作に準ずる。つまり、格納領域1又は格納領
域2の何れの領域にもブロックデータが書き込まれてい
なければ、ブロック#3のデータは格納領域1に対して
書き込むようにする。また、格納領域1又は格納領域2
の何れか一方に対して、既にブロック#1又はブロック
#0のデータが格納されて、他方の格納領域が空き領域
となっていれば、この空き領域となっている格納領域に
対してブロック#1のデータを書き込むようにされる。
また、格納領域1、2に対してそれぞれブロック#1、
#0が書き込まれている、或は格納領域1、2に対して
それぞれブロック#0、#1が書き込まれている状態で
あれば、ブロック#0が書き込まれているほうの格納領
域に対してブロック#3のデータを上書きするようにし
て書き込み処理を実行することになる。
【0139】また、ステップS607において、ID4
が示すブロック番号が『003』ではないと判別された
場合にはステップS609に進む。ステップS609に
おいては、ID4が示すブロック番号が『000』であ
るか否かが判別され、ここでブロック番号が『000』
であると判別された場合には、ステップS610に進ん
でブロック#0のデータをテキストメモリ35に格納す
る。ステップS610における格納処理としては、格納
領域1及び格納領域2の何れの領域にもブロックデータ
が書き込まれていなければ、ブロック#0のデータを格
納領域1に対して書き込むようにする。また、格納領域
1又は格納領域2の何れか一方に対して、既にブロック
#3又はブロック#1のデータが格納されて、他方の格
納領域が空き領域となっていれば、この空き領域となっ
ている格納領域に対してブロック#0のデータを書き込
むようにされる。
【0140】ステップS610の処理が実行された後は
ステップS601に戻る。これは、図21による説明か
らも分かるように、格納領域1又は格納領域2に対して
ブロック#0のデータが格納された直後の段階において
は、適正にデータが読み出されている限り、未だにブロ
ック#3及びブロック#1、あるいはその何れか一方の
ブロックが格納されていない状態であって、以降のデー
タ読み出し動作により上記ブロック#3とブロック#1
の何れか一方、或は両者が得られる可能性があるため
に、テキストデータを継続して読み出す必要があること
による。
【0141】ステップS602において1テキスト分を
上回る範囲のデータを読み出したと判別された場合には
ステップS611に進んで、これまでのテキストデータ
の読み出し時において、データの読み出しエラーが発生
したか否かが判別される。ここで、データの読み出しエ
ラーが発生していないと判別されれば、そのままこのル
ーチンを抜けることになる。この処理を経た場合には、
選択指定されたブロック#1とブロック#3の何れか一
方、あるいは、両者がCDに記録されていないために、
このブロックはテキストメモリ35に格納されていない
ことになる。そして、CDに記録されていない選択指定
されたブロックの代わりに、少なくともブロック#0の
データがテキストメモリ35に格納されている状態とな
る。これに対して、ステップS611においてエラーが
発生したと判別された場合にはステップS612に進
み、所要のエラー処理を実行して後にこの処理ルーチン
を抜けることになる。
【0142】なお、上記実施の形態においては、テキス
トデータを専用に格納するテキストメモリ35を設け
て、このテキストメモリ35に対してテキストデータを
格納するようにしているが、バッファメモリ30に対し
てテキストデータを格納するための領域を設定し、この
格納領域に対してテキストデータを格納するようにする
ことが考えられ、この場合には、図1に示す構成からテ
キストメモリ35を省略することが可能となり、それだ
けコストダウンが図られることにもなる。また、本実施
の形態のCDチェンジャプレーヤにテキストメモリ35
を設けた上で、テキストデータを格納する際に、そのと
きのデータの種類や特定の読み込み条件等に基づいて、
格納先としてテキストメモリ35及びバッファメモリ3
0の何れかを選択してテキストデータを格納するように
構成することも考えられ、この場合には、テキストメモ
リ35に用いるSRAMは小容量で済むことになる。
【0143】また、本実施の形態の再生装置としてCD
チェンジャプレーヤを例に挙げて説明したが、本発明に
基づくテキストデータの読み込み動作は、1枚のディス
クを収納して再生する通常のCDプレーヤに対しても当
然のこととして適用することが可能であり、この場合に
も、CD1枚あたりに対するテキストデータの読み込み
時間の短縮及びテキストデータを格納するメモリの容量
の削減等、これまで説明して来た実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
【0144】また、本実施の形態の再生装置(CDチェ
ンジャプレーヤ)は、オーディオデータが記録されたC
D(CD−DA)に対応するものとして説明したが、本
発明は、CD−DA以外のディスクメディアで、リード
インエリアのサブコード領域にテキストデータが記録さ
れているディスク状記録媒体に対応する再生装置につい
ても適用が可能とされる。また、場合によってはテキス
トデータが記録された記録媒体として、テープ状記録媒
体などの他の種類の記録媒体に対応する再生装置として
構成することも考えられる。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、記録媒体
のリードインエリアに記録されたテキストデータを読み
込んでメモリに格納する際に、再生装置に対して設定さ
れたテキストデータの言語に対応するブロックのデータ
のみを選別してメモリに格納するようにしたことでテキ
ストデータの読み込み時間の短縮が図られることにな
る。この際、目的のブロックを記録媒体から読み出して
サーチするのにあたり、1テキスト分以上は読み出さな
いようにすることで、テキストデータの読み込みに要す
る時間を更に短縮させることができる。また、テキスト
データを格納するためのメモリの格納可能容量の減縮を
図ることも可能になり、これによって、回路規模拡大の
抑止やコストの抑制を図ることが可能になるが、このよ
うな効果は、例えば装填した複数のディスクから1枚を
選択して再生するようなチェンジャプレーヤのように、
複数の記録媒体のテキストデータを格納して保持する必
要がある場合に特に有効となる。
【0146】また、チェンジャプレーヤにおいて、装填
されている全記録媒体から順次テキスト情報を読み込ん
でいる途中に、テキスト情報の読み込みが終了していな
い記録媒体に対する再生要求があった場合には、全記録
媒体に対するテキスト情報の読み込み動作は中断させ
て、再生要求のあった記録媒体のテキスト情報の読み込
みを終了させて後に、当該再生要求のあった記録媒体に
対するメインデータの再生動作に移行するようにしてい
る。これにより、記録媒体の再生動作への移行が短時間
で行われることになるので、再生開始までの待ち時間を
少なくすることが可能となると共に、記録媒体が再生さ
れた時点では、テキストデータに基づいた当該記録媒体
に関する情報表示をユーザに提示できることになる。
【0147】また、再生装置が対応すべき言語設定の切
換えなどにより、記録媒体に対するメインデータの再生
中においてテキスト情報を格納するための格納要求が得
られた場合には、バッファメモリの残量に応じてテキス
トデータを読み込むための動作と、メインデータを読み
出すための動作を切換えるようにすることで、メインデ
ータの再生出力はとぎれないようにした上で、できるだ
け迅速に必要なテキスト情報を読み込む動作を実現させ
ることができる。更に、当該再生装置が対応して表示す
べきとされた言語に対応する、目的のブロックが得られ
なかった場合には、他の特定の言語に対応するブロック
を選別して読み込むようにし、例えば、この他の特定の
言語に対応するブロックとして、汎用的とされるASC
IIコードによるテキストデータのブロックを設定すれ
ば、目的の言語のブロックが記録媒体に記録されていな
かったとしても、少なくとも英語によりテキストデータ
を表示することが可能となる。このように本発明は、リ
ードインエリアのサブコードを利用してテキストデータ
を記録した記録媒体に対応する再生装置として、低コス
ト化を図ると共に、テキストデータの読み込み時間の短
縮や、その読み込み動作が記録媒体の再生要求に応じた
再生待機時間や現在の再生動作にできるだけ影響を与え
ないようにして、ユーザから見た記録媒体のメインデー
タに対する再生機能の低下を抑止するという効果を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のCDチェンジャプレーヤ
のブロック図である。
【図2】CDのフレーム構造の説明図である。
【図3】CDのサブコーディングの説明図である。
【図4】CDのサブQデータの説明図である。
【図5】CDのTOCデータの説明図である。
【図6】テキストデータの構造を包括的に示す説明図で
ある。
【図7】サブコーディングフレームとテキストデータと
の構造的な関係を示す説明図である。
【図8】テキストデータとしてパケットの構造を示す説
明図である。
【図9】テキストデータの構造として、シンボル単位の
データからパックを形成する過程を説明するための説明
図である。
【図10】パックの構造を示す説明図である。
【図11】ID1の構造を示す説明図である。
【図12】ID1〜ID4の構造をそれぞれ示す説明図
である。
【図13】ID1の定義内容を示す説明図である
【図14】テキストデータとしてトラックの曲名を格納
する場合のパックの構造を示す説明図である。
【図15】本実施の形態におけるテキストデータの基本
的な読み込み処理を示すフローチャートである。
【図16】CD再生中に、テキストデータの言語切換え
要求があった場合のテキストデータの読み込み処理を示
すフローチャートである。
【図17】CD再生中に、テキストデータの言語切換え
要求があった場合のテキストデータの読み込み処理を示
すフローチャートである。
【図18】本実施の形態のテキストメモリに対する割り
当てデータ量の設定方法を説明するための説明図であ
る。
【図19】本実施の形態における割り当てデータ量の設
定処理を示すフローチャートである。
【図20】本実施の形態におけるCD1枚あたりのテキ
ストデータの読み込み動作を示すフローチャートであ
る。
【図21】選択指定された複数種類のブロックを読み込
む場合の動作を概念的に示す説明図である。
【図22】図21に示す読み込み動作を実現するための
処理動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク、2 スピンドルモータ、3 光学ヘッ
ド、3a 対物レンズ、4 2軸機構、7 RFアン
プ、8 RFイコライズ部、11 RF−PLL回路、
13 EFM復調部、14 サブコード処理部、15
エラー訂正部、16ECC−RAM、18 スピンドル
サーボ信号処理部、20 ローパスフィルタ、21 O
SC、22 1/M分周器、23 オートシーケンサ、
24 1/N分周器、25 位相比較器、28 オシレ
ータ、29 メモリコントローラ、30 バッファメモ
リ、31 CPU、32 D/A変換器、34 テキス
トデコーダ、35 テキストメモリ、36 表示部、3
7 操作部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードインエリアにおける所定チャンネ
    ルのサブコードを利用して文字データがテキスト情報と
    して記録されていると共に、上記テキスト情報が、それ
    ぞれ異なる所定の言語に対応する文字データを含んで形
    成される言語データ単位により区分されるようにして管
    理されている記録媒体に対応して再生を行うことのでき
    る再生装置として、 上記テキスト情報を格納するための格納手段と、 上記格納手段に格納されたテキスト情報に基づいて、当
    該再生装置が所要の情報表示をする際に対応可能な所定
    数の種類の言語を設定する言語設定手段と、 上記テキスト情報の読み込み動作として、上記記録媒体
    から読出した上記言語データ単位のうち、上記言語設定
    手段により設定された言語に対応する目的言語データ単
    位を選別して、この選別された目的言語データ単位をテ
    キスト情報として上記格納手段に格納するように制御を
    行うことのできる制御手段と、 を備えていることを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 当該再生装置は、装填された複数枚のデ
    ィスク状記録媒体のうちから選択された1つの記録媒体
    を再生可能に構成されると共に、 上記制御手段は、当該再生装置に装填されている全記録
    媒体に対するテキスト情報読み込みの要求があった場合
    には、当該再生装置に装填されている各記録媒体から、
    順次上記テキスト情報の読み出しを実行して、読出され
    たテキスト情報を上記格納手段に格納するための制御を
    実行するように構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 当該再生装置に装填されている全記録媒
    体に対するテキスト情報の読み込み動作中に、現時点で
    テキスト情報の格納が終了していない記録媒体に対して
    メインデータの再生要求があった場合には、 上記制御手段は、メインデータの再生要求があった記録
    媒体のテキスト情報を上記格納領域に格納する緊急読み
    込み動作に移行し、上記緊急読み込み動作が終了した後
    にメインデータの再生動作に移行するように制御を実行
    することを特徴とする請求項2に記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 当該再生装置は、少なくともメインデー
    タを一時蓄積して出力することのできる蓄積手段を備え
    ると共に、 上記制御手段は、記録媒体の再生中においてテキスト情
    報を格納するための格納要求が得られた場合には、上記
    蓄積手段におけるメインデータの蓄積量に応じて、記録
    媒体からテキスト情報を読み込むための動作と、記録媒
    体からメインデータを読み出すための動作を適宜切換え
    るための制御を実行するように構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 上記言語設定手段により設定すべき言語
    の切換えが行われた場合に、上記格納要求が得られるも
    のとされていることを特徴とする請求項4に記載の再生
    装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、 メインデータがトラック単位で記録されている記録媒体
    のトラック数を判別するトラック数判別手段を備えると
    共に、 上記トラック数判別手段により判別されたトラック数に
    基づいて、上記格納手段における所定の格納領域を等分
    割して得られる分割格納領域を設定し、 上記各分割格納領域に対して、所定種類のテキスト情報
    におけるトラック単位の内容を格納するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 上記記録媒体には、記録データに対する
    再生動作を管理するための管理情報が記録されているも
    のとされ、 上記トラック数判別手段は、上記管理情報により示され
    る記録媒体に記録されているトラックの最小トラックナ
    ンバと最大トラックナンバの情報に基づいてトラック数
    を判別するように構成されていることを特徴とする請求
    項6に記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、上記記録媒体から読み
    出したテキスト情報として、上記目的言語データ単位が
    得られなかった場合には、他の特定の言語に対応する代
    替言語データ単位を選別して読み込むように構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  9. 【請求項9】 上記制御手段は、上記記録媒体からテキ
    スト情報を読み出す過程において、上記代替言語データ
    単位が得られた場合には、この代替言語データ単位を上
    記格納手段の所定領域に格納するようにし、この後に上
    記目的言語データ単位が得られたのであれば、この言語
    設定手段により設定された言語に対応する言語データ単
    位を上記格納手段の所定領域に格納するための制御を実
    行するように構成されていることを特徴とする請求項8
    に記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 上記記録媒体に記録されているテキス
    ト情報は、1又は複数種類の上記言語データ単位により
    完結するテキスト単位が、複数連続するようにして記録
    されているものとされ、 上記制御手段は、上記テキスト情報の読み込み動作時に
    は、上記1テキスト単位に相当するデータ長より多くの
    テキスト情報を上記記録媒体から読み出さないように構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の再生装
    置。
  11. 【請求項11】 当該再生装置は、少なくともメインデ
    ータを一時蓄積して出力することのできる蓄積手段を備
    え、 上記制御手段は、上記格納手段の一部又は全ての領域と
    して、上記蓄積手段の所定領域を利用するように設定可
    能とされていることを特徴とする請求項1に記載の再生
    装置。
JP29785696A 1996-10-23 1996-10-23 再生装置 Withdrawn JPH10134491A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7251719B2 (en) 2003-08-11 2007-07-31 Fujitsu Ten Limited Recording medium playback apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7251719B2 (en) 2003-08-11 2007-07-31 Fujitsu Ten Limited Recording medium playback apparatus
US7962701B2 (en) 2003-08-11 2011-06-14 Fujitsu Ten Limited Recording meduim playback apparatus

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