JPH101322A - ガラス基板切断装置 - Google Patents

ガラス基板切断装置

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JPH101322A
JPH101322A JP15228596A JP15228596A JPH101322A JP H101322 A JPH101322 A JP H101322A JP 15228596 A JP15228596 A JP 15228596A JP 15228596 A JP15228596 A JP 15228596A JP H101322 A JPH101322 A JP H101322A
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JP
Japan
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glass substrate
stage
scriber
cutting
crack line
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JP15228596A
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Hisao Yamazaki
久雄 山▲ざき▼
Haruki Okada
春樹 岡田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/02Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
    • C03B33/023Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
    • C03B33/033Apparatus for opening score lines in glass sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/02Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
    • C03B33/023Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
    • C03B33/03Glass cutting tables; Apparatus for transporting or handling sheet glass during the cutting or breaking operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2249/00Aspects relating to conveying systems for the manufacture of fragile sheets
    • B65G2249/04Arrangements of vacuum systems or suction cups

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】切断作業における破損発生を略無くして大サイ
ズ、薄厚のガラス基板でも短時間で切断する。 【解決手段】真空吸着手段を備えて切断対象となるガラ
ス基板を載置固定するステージ3と、ガラス基板1の切
断位置に沿って移動可能に装架して当該ガラス基板1の
上面にクラック線2を形成するスクライバユニット4を
搭載し、ステージ3の平面に対して平行に移動可能とし
たスクライバ支持枠12と、ガラス基板1に形成したク
ラック線と対応して上記ステージ3に形成したステージ
開口3a〜3cと、ステージ開口3a〜3cに設置して
ガラス基板1に形成したクラック線2の直下を突き上げ
ることによりクラック線2に沿ってガラス基板1を切断
するブレークスキージ9とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガラス基板の切断装
置に係り、特に液晶表示装置を構成する液晶パネルのた
めの所定のサイズのガラス基板を得るためのガラス基板
切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像表示デバイスとして液晶表示
装置が多くの分野において使用されるようになった。
【0003】この種の液晶表示装置は、表示窓をもつ上
フレームと、駆動回路基板を一体化したガラス基板等の
少なくとも一方が透明な一対の基板からなる液晶パネル
と、光拡散板と導光板等からなる背面照明部材である導
光体組立と、少なくとも一辺に線状のバクライト光源を
搭載する中間フレームと、下フレーム等を有し、これら
を上記の順で積層し、上記上フレームと下フレームとを
連結固定してなるのが一般的である。なお、中間フレー
ムと下フレームとを一体化したものもある。
【0004】そして、上記液晶パネルを構成する一対の
ガラス基板の液晶対向面には走査電極、信号電極、配向
膜、その他の機能膜群を有し、それらの対向ギャップに
シリカあるいはプラスチック等からなる略々球形あるい
は断面円形の微小スペーサを分散させて介在させること
により一対の基板を所定のセル厚(以下、単にギャップ
とも言う)で保持させるようにしている。
【0005】カラー対応の液晶表示装置では、上記一対
のガラス基板の一方のガラス基板(例えば、上ガラス基
板)の内面に複数色のカラーフィルタ層を始め、何れか
のガラス基板には画素選択用の透明電極などの機能膜群
が形成され、上記一方のガラス基板または他方のガラス
基板(下ガラス基板)には信号印加用の透明電極(画素
の点灯/非点灯を制御する制御手段として薄膜トランジ
スタ等のスイッチング素子を用いたTFT型などのアク
ティブ方式の液晶表示装置では、下ガラス基板に画素選
択用の薄膜トランジスタ等のスイッチング素子およびそ
の信号電極)等の上記一方のガラス基板とは異なる構成
の機能膜群が設けられている。
【0006】なお、この種の液晶表示装置の従来技術を
開示したものとしては、特公昭51−13666号公
報、特開昭63−309921号公報を挙げることがで
きる。図6は本発明を適用するTFT型液晶表示モジュ
ールの構造例を説明する展開斜視図である。
【0007】同図において、MDLは液晶表示モジュー
ル、SHDは上フレームである金属製のシールドケー
ス、WDは液晶表示モジュールの有効画面を画定する表
示窓、PNLは液晶表示素子からなる液晶パネル、PC
B1はドレイン側回路基板、PCB2はゲート側回路基
板、PCB3はインターフェース回路基板、PRSはプ
リズムシート、SPSは拡散シート、GLBは導光体、
RFSは反射シート、BLはバックライト、LPはバッ
クライトBLのランプを構成する冷陰極蛍光灯、LSは
反射シート、GCはゴムブッシュ、LPCはランプケー
ブル、MCAは導光体GLBを設置する開口MOを有す
る下側ケース、JN1,2,3は回路基板間を接続する
ジョイナ、TCP1,2はテープキャリアパッケージ、
INS1,2,3は絶縁シート、GCはゴムクッショ
ン、BATは両面粘着テープ、ILSは遮光スペーサ、
LPは冷陰極蛍光灯(蛍光管)、LSは反射シート、L
PCはランプケーブル、RFSは反射シート、BLはバ
ックライト構造体である。
【0008】上記の各構成材は、金属製のシールドケー
スSHDと下側ケースMCAの間に積層されて挟持固定
されて液晶表示モジュールMDLを構成する。
【0009】液晶パネルPNLはTFT、カラーフィル
タ、その他の構成層を成膜した二枚のガラス基板から構
成され、その一方または両方の面に複屈折媒体と偏光板
が積層され、その周辺に各種の回路基板を取り付けて画
像表示のための駆動がなされる。
【0010】また、液晶パネルPNLの裏面には冷陰極
蛍光灯(蛍光管)LPを一辺に備えた導光体GLBに各
種の光学シートを積層してなるバックライト構造体BL
が設置され、液晶表示パネルPNLに形成された画像を
照明して表示窓WDに表示する。
【0011】液晶パネルPNLを構成するガラス基板は
1枚の素材ガラス板にTFT等の薄膜処理を施した後、
所定のサイズに切断し、最終的に一対のガラス基板とし
て当該液晶パネルに組立てられる。
【0012】図7は液晶パネル用のガラス基板の形成工
程の典型例の説明図であって、1’は素材ガラス板、1
は清浄化後のガラス板、1A,1B,1C,1Dは一次
切断した中間分割ガラス基板、1a,1b,1c,1d
は二次切断した最終サイズのガラス基板、A,B,C,
Dは薄膜領域を示す。
【0013】同図において、(a)液晶パネルの製造工
程に搬入された素材ガラス板1’は、清浄化処理されて
ガラス板1とした後、(b)TFT等の成膜処理がなさ
れて薄膜領域A,B,C,Dが形成される。
【0014】(c)上記ガラス板1は、薄膜領域A,B
を有する中間分割ガラス基板1Aと薄膜領域C,Dを有
する中間分割ガラス基板1B、および余分のガラス部分
1C,1Dとに一次切断される。
【0015】上記薄膜領域A,Bを有する中間分割ガラ
ス基板1Aと薄膜領域C,Dを有する中間分割ガラス基
板1Bについて、所要の薄膜処理を施した後、(d)薄
膜領域A,B,C,Dをそれぞれ有する液晶パネルに組
み合わされる個別の単位ガラス基板1a,1b,1c,
1dに二次切断される。
【0016】なお、上記の薄膜形成工程中でそれぞれの
検査工程があり、中間分割ガラス基板1Aと1Bの各薄
膜領域A,B,C,Dの合否が判定されて、二次切断さ
れたガラス基板1a,1b,1c,1dの選択がなされ
るが、ここでは説明は省略する。
【0017】また、上記(c)での薄膜形成後、個別の
単位ガラス基板1a,1b,1c,1dに切断する以前
に、中間分割ガラス基板1Aと1Bを対として貼り合わ
せて一対の液晶パネルを一体形成した後に二次切断する
方法もある。
【0018】以下の説明では、切断される素材ガラス
板、清浄化後のガラス板、一次切断した中間分割ガラス
基板、二次切断対象の最終サイズのガラス基板を共通に
ガラス板として説明する。
【0019】図8は従来のガラス板の切断方法の説明図
であって、1はガラス基板、2はクラック、3’はスク
ライブ装置のステージ(定盤)、3”はブレーク装置の
ステージ、4’はスクライブユニット、9’はスキージ
である。
【0020】従来のガラス基板の切断方法は、同図に示
したように2つの装置で行っている。すなわち、(a)
に示したスクライブ装置はステージ3にガラス基板1を
載置し、真空により吸着して固定保持する。これに対し
て、回転歯を有するスクライブユニット4’を所定の切
断線に沿って押圧移動させてクラック線2を形成する。
【0021】次に、(b)クラック線2を形成したガラ
ス基板1を移載ロボット等を用いてブレーク装置に移載
し、その主要部分をステージ3”に真空により吸着して
固定保持する。このとき、クラック線2を形成した切断
線をステージ3”の端縁に一致させ、切り離し部分を張
り出させた状態とし、クラック線2を形成した側と同一
方向である上方からスキージ9’を下降させて押圧する
ことでクラック線2に沿った切断を行う。
【0022】なお、上記従来のガラス基板の切断装置に
ついては周知であるので、特に文献を挙げない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】スクライブ装置でクラ
ック線を形成し、これをブレーク装置に移送して切断を
行う二つの装置を使用する上記従来の技術においては、
クラック線が入った状態のガラス基板をブレーク装置に
移載することから、移載途上でのガラス基板の割れが発
生する。液晶パネル用のガラス基板は、その厚さが0.
7mm、あるいは厚くても1.1mm程度しかないた
め、クラック線を形成したガラス基板をスクライブ装置
のステージからの引き剥がす際の微小な捩じれによる応
力や、自重による撓みによる応力でクラック線から割れ
が進行し、場合によっては割れがクラック線から外れて
進行してガラス基板の破損が生じるという問題があっ
た。
【0024】このような移載時または移載途上でのガラ
ス基板の破損は、ガラス基板のサイズが大きくなる程、
またその厚さが薄くなる程顕著になり、ガラス基板の切
断工程での歩留りが著しく低下すると共に、切断作業に
要する時間の短縮には自ずと限度があった。
【0025】本発明の目的は、上記従来技術の諸問題点
を解消し、切断作業における破損発生を略無くして大サ
イズ、薄厚のガラス基板でも短時間で切断することので
きるガラス基板切断装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、クラック線を形成したガラス基板を移載
することなく切断できるようにしたものである。
【0027】すなわち、請求項1に記載の第1の発明
は、真空吸着手段を備えて切断対象となるガラス基板を
載置固定するステージ3と、ガラス基板1の切断位置に
沿って移動可能に装架して当該ガラス基板1の上面にク
ラック線2を形成するスクライバユニット4を搭載し、
ステージ3の平面に対して平行に移動可能としたスクラ
イバ支持枠12と、載置したガラス基板1に形成したク
ラック線と対応して上記ステージ3に形成した少なくと
も1つのステージ開口3a〜3cと、このステージ開口
3a〜3cに設置して上記ガラス基板1に形成したクラ
ック線2の直下を突き上げることにより上記クラック線
2に沿ってガラス基板1を切断するためのブレークスキ
ージ9とを備えたことを特徴とする。
【0028】上記第1の発明の構成によれば、ガラス基
板にクラック線を形成するスクライブ作業と、クラック
線に沿ったブレークを行う切断作業とがステージ3に載
置した状態で行われるため、ガラス基板の切断工程で、
当該ガラス基板の移載作業が不要となるため、従来の切
断作業において頻発していたガラス基板の破損を理論的
には皆無とすることが可能となり、特に大サイズ、薄厚
のガラス基板の切断が破損事故なしに可能となる。
【0029】また、請求項2に記載の第2の発明は、真
空吸着手段を備えて切断対象となるガラス基板を載置固
定すると共に載置したガラス基板1に形成したクラック
線と対応して形成した少なくとも1つのステージ開口3
a〜3cを有する複数の回転ステージ23a,23b,
23c,23dと、回転ステージ23a,23b,23
c,23dを同一軌跡内で回転可能に支持する回転軸3
2と、回転ステージ23a,23b,23c,23dの
停止位置の少なくとも1箇所に設置して当該回転ステー
ジに載置固定されたガラス基板の上記ステージ開口3a
〜3cの位置にクラックを形成するスクライブユニット
24と、スクライブユニット24から回転ステージ23
a,23b,23c,23dの回転方向下流における回
転ステージ23a,23b,23c,23dの停止位置
の少なくとも1箇所に設置されて回転ステージ23a,
23b,23c,23dのステージ開口3a〜3cを下
方から通してガラス基板1に形成されたクラック線の直
下を突き上げることにより上記クラック線2に沿ってガ
ラス基板1を切断するためのブレークスキージ29とを
有するブレークユニット31を備えたことを特徴とす
る。
【0030】上記第2の発明の構成によれば、第1の発
明によるものと同様の効果が得られると共に、複数のス
テージの回転と停止を連続して行わせることで多数のガ
ラス基板を迅速に切断することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例の図面を参照して詳細に説明する。図1は本
発明によるガラス基板切断装置の第1実施例の構成を説
明する断面図、図2は上面図であって、1はガラス基
板、2はクラック線、3はステージ、3a,3b,3c
はステージ開口、4はスクライブユニット、4aはスク
ライバ、5はスクライバ加圧シリンダ、6はスクライバ
前後軸モータ、7はスクライバ上下軸モータ、8はスク
ライバ左右軸モータ、8aはギヤーボックス、9はブレ
ークスキージ、10a,10b,10cはスキージ加圧
シリンダ、11は機台、12はスクライバ支持枠、12
a,12bはスクライバユニットのガイドレール、13
はスリュウシャフト、14a,14bはスクライバ支持
枠のガイドレールである。
【0032】図1、図2において、ガラス基板切断装置
は機台11に固定したステージ3と、このステージ3を
跨ぐように、かつステージ3上に載置したガラス基板1
の上面に対して平行に移動するスクライバ支持枠12を
有している。
【0033】スクライバ支持枠12は、スクライバ左右
軸モータ8とギヤーボックス8aで回転されるスリュウ
シャフト13により矢印A方向にガイドレール14a,
14bに乗って移動する。
【0034】このスクライバ支持枠12にはスクライブ
ユニット4が搭載されており、スクライバ前後軸モータ
6によりガイドレール12a,12b上を矢印B方向に
移動可能に取り付けられている。また、スクライブユニ
ット4はスクライバ加圧シリンダ5でガラス基板1方向
に加圧される回転ホイールを有するスクライバ4aがス
クライバ上下軸モータ7で回転されるスクリュウシャフ
ト7aで上下可能に取り付けされている。
【0035】一方、ステージ3には、真空吸着で載置固
定したガラス基板1に形成したクラック線2と対応して
上記ステージ3に形成した少なくとも1つのステージ開
口3a〜3cが形成されている。なお、真空融着構造は
前記図8で説明したものと同様であり、図1では図示を
省略している。
【0036】そして、このステージ開口3a〜3c内に
は、上記ガラス基板1に形成したクラック線2の直下を
突き上げることにより上記クラック線2に沿ってガラス
基板1を切断するためのブレークスキージ9が設置され
ている。
【0037】ブレークスキージ9は、スキージ加圧シリ
ンダ10a,10b,10cによりステージ開口3a〜
3c内をガラス基板1に上昇可能に構成されており、ス
クライブユニット4によるクラック線2の形成時にはガ
ラス基板1の裏面を支え、切断時にはガラス基板1に形
成されたクラック線2の裏面を突き上げるように駆動さ
れる。
【0038】ステージ3に載置されたガラス基板は、真
空吸着で固定され、スクライバ支持枠12を矢印A方向
に移動させて、ステージ開口3a〜3cの位置でスクラ
イブユニット4をスクライバ上下軸モータ7でガラス基
板1に下降させ、スクライバ加圧シリンダ5でガラス基
板1の表面にクラック線2を形成しながら、スクライブ
前後モータ6で移動させることでガラス基板1の表面に
垂直のクラック線2を形成する。
【0039】その後、スキージ加圧シリンダ10a,1
0b,10cを動作させてブレークスキージ9をガラス
基板1方向に上昇させて当該ガラス基板1に形成したク
ラック線2の直下を突き上げることでガラス基板1に僅
かに撓ませることにより、当該クラック線2に沿ってガ
ラス基板1を切断する。
【0040】図3はガラス基板へのクラック線の形成と
ブレークスキージによるガラス基板の切断態様を説明す
る部分図である。
【0041】まず、(a)に示したように、スクライバ
4aによりガラス基板1の表面にクラック線2を垂直に
形成する。このとき、ブレークスキージ9はガラス基板
1の下面をステージ3の表面と同一面で支えてスクライ
バ4aの押圧によるガラス基板1の破壊を防止する。次
に(b)クラック線2の直下からブレークスキージ9を
矢印C方向に突き上げ、当該ブレークスキージ9の上端
がステージ3の表面から僅かに抜け出るように上昇させ
ることでガラス基板にクラック線2を中心とした僅かな
撓みを生じさせることでクラック線2をガラス基板1の
裏面に到達させることで、(c)に示したようにガラス
基板1を切断する。
【0042】この実施例によれば、ガラス基板1をステ
ージ3上で固定したまま、クラック線の形成と切断を行
うことができ、大サイズおよび/または薄厚のガラス基
板を破損なしに所望のサイズに切断することができる。
【0043】図4は本発明によるガラス基板切断装置の
第2実施例の構成を説明する平面図、図5は側面図であ
って、22はスクライバ支持枠、23は回転ステージ、
24はスクライブユニット、25はガイドレール、26
a,26b,26cはステージ開口、29はブレークス
キージ、31はブレークユニット、32は回転軸、33
はモータ、34はギアボックス、35は機台、図1およ
び図2と同一符号は同一部分に対応する。
【0044】同図において、この実施例では、4個の回
転ステージ23a,23b,23c,23dを回転軸3
2に取り付けてあり、モータ34の回転をギアボックス
33を介して回転軸32に伝達し、矢印D方向に回転可
能に設置されている。
【0045】回転ステージ23a,23b,23c,2
3dは、前記実施例のステージと同様に、その所要の位
置にステージ開口26a,26b,26cが形成されて
おり、この上にガラス基板1が載置される。なお、回転
ステージ23a,23b,23c,23dには前記実施
例と同様の真空吸着手段が設けられている。
【0046】4個の回転ステージ23a,23b,23
c,23dに対して、図の回転ステージ23bの位置は
仮想線で示したガラス基板の投入ポジション、回転ステ
ージ23aの位置はガラス基板のスクライブポジショ
ン、回転ステージ23dの位置はブレークポジション、
回転ステージ23cの位置はガラス基板の取り出しポジ
ションである。
【0047】スクライブポジションにはスクライバユニ
ット24が設置されており、スクライバ支持枠22の支
持されたスクライバ24aが装架されている。このスク
ライバユニット24のスクライバ支持枠22およびこの
スクライバ支持枠22に支持されたスクライバ24aの
構成と動作は前記実施例で説明したものと略同様に、ス
クライバ支持枠22はガラス基板1の面に対して平行に
移動可能で、装架されたスクライバ24aはスクリュウ
シャフト13によりガイドレール25に沿って上下駆動
すると共に、ガラス基板上を回転ステージのステージ開
口26a,26b,26cに沿って移動しながら当該ガ
ラス基板1にクラック線を形成する。
【0048】図示しない移載ロボット等で投入ポジショ
ンに停止した回転ステージに投入されたガラス基板1は
真空吸着で回転ステージに載置固定された後、スクライ
ブポジションに回転して停止する。スクライブポジショ
ンでガラス基板1への所要のクラック線の形成が実行さ
れる。なお、スクライブ作業時にガラス基板が破損する
恐れがある場合は、このスクライブポジションには後述
するブレークスキージと同様の機構を設置して、スクラ
イブ作業時にガラス基板1の下面を回転ステージの上面
と同一面となるように支えてガラス基板の破損を防止す
るようにしてもよい。
【0049】このクラック線形成が終了すると、ブレー
クポジションに回転移動して停止する。ブレークポジシ
ョンには、図5に示したように、ブレークユニット31
が設置されている。
【0050】このブレークユニット31には、回転ステ
ージのステージ開口26a,26b,26cの直下にそ
れぞれブレークスキージ29が配置されている。このブ
レークスキージ29の直上にステージ開口26a,26
b,26cが位置す流用に回転ステージが停止すると、
それぞれのブレークスキージ29がステージ開口26
a,26b,26c内を上昇してガラス基板1の下面を
突き上げる。これにより、ガラス基板1はクラック線に
沿って切断される。この切断の形態は前記図3での説明
と同様である。
【0051】切断されたガラス基板は取り出しポジショ
ンに回転し、図示しない移載ロボット等で次の処理ステ
ーションに搬出される。
【0052】この実施例によれば、ガラス基板の投入、
スクライブの形成、切断、および取り出しをそれぞれの
ポジションで同時に実行することができるため、多数の
ガラス基板の切断を破損なしに迅速に切断することがで
きる。
【0053】なお、上記実施例では、液晶表示パネル用
のガラス基板の切断装置として説明したが、本発明はこ
れに限るものではなく、他の用途のガラス基板、あるい
はセラミックスその他の硬質薄板の精密切断に適用でき
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
切断作業における破損発生を略無くして大サイズ、薄厚
のガラス基板でも短時間で切断することのできるガラス
基板切断装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガラス基板切断装置の第1実施例
の構成を説明する断面図である。
【図2】本発明によるガラス基板切断装置の第1実施例
の構成を説明する図1の上面図である。
【図3】ガラス基板へのクラック線の形成とブレークス
キージによるガラス基板の切断態様を説明する部分図で
ある。
【図4】本発明によるガラス基板切断装置の第2実施例
の構成を説明する上面図である。
【図5】本発明によるガラス基板切断装置の第1実施例
の構成を説明する図4の断面図である。
【図6】本発明を適用するTFT型液晶表示モジュール
の構造例を説明する展開斜視図である。
【図7】液晶パネル用のガラス基板の形成工程の典型例
の説明図である。
【図8】従来のガラス板の切断方法の説明図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 クラック線 3 ステージ 3a,3b,3c ステージ開口 4 スクライブユニット 4a スクライバ 5 スクライバ加圧シリンダ 6 スクライバ前後軸モータ 7 スクライバ上下軸モータ 8 スクライバ左右軸モータ 8a,8b ギヤーボックス 9 ブレークスキージ 10a,10b,10c スキージ加圧シリンダ 11 機台 12 スクライバ支持枠 12a,12b ガイドレール 13 スリュウシャフト 14a,14b ガイドレール 22 スクライバ支持枠 23(23a,23b,23c,23d) 回転ステー
ジ 24 スクライブユニット 25 ガイドレール 26a,26b,26c ステージ開口 29 ブレークスキージ 31 ブレークユニット 32 回転軸 33 モータ 34 ギアボックス 35 機台。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例の図面を参照して詳細に説明する。図1は本
発明によるガラス基板切断装置の第1実施例の構成を説
明する断面図、図2は上面図であって、1はガラス基
板、2はクラック線、3はステージ、3a,3b,3c
はステージ開口、4はスクライブユニット、4aはスク
ライバ、5はスクライバ加圧シリンダ、6はスクライバ
前後軸モータ、7はスクライバ上下軸モータ、8はスク
ライバ左右軸モータ、8aはギャーボックス、9はブレ
ークスキージ、10a,10b,10cはスキージ加圧
シリンダ、11は機台、12はスクライバ支持枠、12
a,12bはスクライバユニットのガイドレール、13
はスリュウシャフト、14a,14bはスクライバ支
持枠のガイドレールである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】スクライバ支持枠12は、スクライバ左右
軸モータ8とギャーボックス8aで回転されるスリュ
ウシャフト13により矢印A方向にガイドレール14
a,14bに乗って移動する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】このブレークユニット31には、回転ステ
−ジのステージ開口26a,26b,26cの直下にそ
れぞれブレークスキージ29が配置されている。このブ
レークスキージ29の直上にステージ開口26a,26
b,26cが位置するように回転ステージが停止する
と、それぞれのブレークスキージ29がステージ開口2
6a,26b,26c内を上昇してガラス基板1の下面
を突き上げる。これにより、ガラス基板1はクラック線
に沿って切断される。この切断の形態は前記図3での説
明と同様である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 ガラス基板 2 クラック線 3 ステージ 3a,3b,3c ステージ開口 4 スクライブユニット 4a スクライバ 5 スクライバ加圧シリンダ 6 スクライバ前後軸モータ 7 スクライバ上下軸モータ 8 スクライバ左右軸モータ8a ギャーボックス 9 ブレークスキージ 10a,10b,10c スキージ加圧シリンダ 11 機台 12 スクライバ支持枠 12a,12b ガイドレール 13 スリュウシャフト 14a,14b ガイドレール 22 スクライバ支持枠 23(23a,23b,23c,23d) 回転ステー
ジ 24 スクライブユニット 25 ガイドレール 26a,26b,26c ステージ開口 29 ブレークスキージ 31 ブレークユニット 32 回転軸 33 モータ 34 ギャーボックス 35 機台。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空吸着手段を備えて切断対象となるガラ
    ス基板を載置固定するステージと、ガラス基板の切断位
    置に沿って移動可能に装架して当該ガラス基板の上面に
    クラック線を形成するスクライバユニットを搭載し、ス
    テージの平面に対して平行に移動可能としたスクライバ
    支持枠と、載置したガラス基板に形成したクラック線と
    対応して上記ステージに形成した少なくとも1つのステ
    ージ開口と、このステージ開口に設置して上記ガラス基
    板に形成したクラック線の直下を突き上げることにより
    上記クラック線に沿ってガラス基板を切断するためのブ
    レークスキージとを備えたことを特徴とするガラス基板
    切断装置。
  2. 【請求項2】真空吸着手段を備えて切断対象となるガラ
    ス基板を載置固定すると共に載置したガラス基板に形成
    したクラック線と対応して形成した少なくとも1つのス
    テージ開口を有する複数の回転ステージと、回転ステー
    ジを同一軌跡内で回転可能に支持する回転軸と、回転ス
    テージの停止位置の少なくとも1箇所に設置して当該回
    転ステージに載置固定されたガラス基板の上記ステージ
    開口の位置にクラックを形成するスクライブユニット
    と、スクライブユニットから回転ステージの回転方向下
    流における回転ステージの停止位置の少なくとも1箇所
    に設置されて回転ステージのステージ開口を下方から通
    してガラス基板1に形成されたクラック線の直下を突き
    上げることにより上記クラック線に沿ってガラス基板を
    切断するためのブレークスキージとを有するブレークユ
    ニットを備えたことを特徴とするガラス基板切断装置。
JP15228596A 1996-06-13 1996-06-13 ガラス基板切断装置 Pending JPH101322A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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