JPH10131862A - 小型ポンプ - Google Patents

小型ポンプ

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JPH10131862A
JPH10131862A JP8300798A JP30079896A JPH10131862A JP H10131862 A JPH10131862 A JP H10131862A JP 8300798 A JP8300798 A JP 8300798A JP 30079896 A JP30079896 A JP 30079896A JP H10131862 A JPH10131862 A JP H10131862A
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JP
Japan
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pump
valve
valve body
chamber
substrate
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JP8300798A
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Goro Kakizawa
五郎 柿澤
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Oken Seiko Co Ltd
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Oken Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ポンプ室を形成するダイ
ヤフラムを用いたポンプで、ダイヤフラム本体に一体に
形成した弁体が変形しても安定したポンプ作用を行ない
得るようにした小型ポンプを提供することにある。 【構成】 本発明の小型ポンプは、複数のポンプ室を
有するダイヤフラムを用いたポンプで、ダイヤフラム本
体と一体に形成され円筒状の第1の弁体の位置する弁室
部の形状を第1の弁体の先端部分の位置する付近の内径
が他の部分の内径よりも小になるようにして、第1の弁
体が変形しても弁体が弁室部の内壁に確実に密着して良
好なポンプ作用が行なわれるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型でかつ高い効
率が得られる小型ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、個人用の簡易形血圧計やエアーブ
ラシに用いるコンプレッサー等の低い圧力のコンプレッ
サー等に使用するポンプとしては乾電池等で駆動される
小型直流モーターによって動作される小型ポンプが用い
られる。
【0003】この小型ポンプの従来例として本出願人が
開発した小型ポンプがある。それは特開昭62−291
484号、実開昭63−004383号、実開昭63−
067682号の各公報に記載するもので図2に示す構
成である。
【0004】この図2において、1は小型直流モータ
ー、2はモーター1の出力軸、3はモーター1の出力軸
側の面に取り付けられたケース、4は出力軸2に固定さ
れたカラー、5は出力軸2に対して所定角度傾斜し、か
つその先端が出力軸2の中心軸に位置するようにカラー
4に固定された駆動軸、6は円板形に形成され180°
間隔に設けられた2個の穴7を有する駆動体、8は駆動
体6の中心に下方に伸びて一体に形成された筒形の支持
部、9は駆動軸5と駆動体6の間の摩擦を小さくするた
めのスチールボール、10はケース3に螺合された他の
ケース、11は柔らかく薄いゴム等の弾性材からなる円
板上に形成されたダヤフラム本体、12は90°、12
0°、180°等の等しい角度間隔(図では180°)
で本体の面から下方に伸びて一体に形成されたつり鐘形
の二つのポンプ室、13は駆動部、14は駆動部13の
先端に細い頚部を介して形成された頭部、15は本体の
面の中央部からポンプ室12と反対側の上方に伸びて一
体に形成された円筒形の第1の弁体、16はケース10
に取り付けられた基板、17は基板のポンプ室12が位
置する個所に形成された吸気孔、18は基板16の中心
部に上方に向かって形成された弁室部、19は弁室部1
8の先端に形成された排気孔、20は第2の弁体、21
は各ポンプ室12と共通の弁室部18とを夫々連通する
溝である。
【0005】次に、このように構成された小型ポンプの
動作について説明する。モーター1が通電されて出力軸
2が回転すると駆動軸5も回転し、これにより駆動体6
が皿まわし運動をして各ポンプ室12の駆動部13は1
80°の位相差で上下方向に振動する。このポンプ室1
2のピストン運動で、ポンプ室の容積が周期的に変化
し、駆動部13が下方に移動して容積が増えるときは、
ポンプ室12は減圧されて第1の弁体15は弁室部18
に密着して閉じ、反対に第2の弁体20は開いて吸気孔
から空気が流入する。次に、駆動部13が上方に移動し
て容積が減るときは、ポンプ室12は増圧されて第2の
弁体20は基板16に密着して閉じ、反対に第1の弁体
15はこのポンプ室12の溝21を塞いでいる部分が開
いてポンプ室12の空気は共通の弁室部18を通って排
気孔19から排出される。
【0006】各ポンプ室は駆動体の1回転で1回ポンプ
作用を行なうが、全体では一定の位相差をもって順次2
回のポンプ作用が行なわれることになり、空気流の脈動
が小さくなって動作効率がよい。また、モーターと一体
的にポンプ室が形成され、しかも中心部の共通室を中心
として複数のポンプ室が周囲に配置され、さらに、モー
ターとポンプ室の間に駆動体が配置されるため、ポンプ
装置とモーターが一体になって形が非常に小さくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来の小型
ポンプは、図3に示すような円筒形に形成された弾性体
よりなる第1の弁体を有し、この第1の弁体の作用によ
って弁室部を形成する基板16の溝部21を通り空気等
の流体が押し出される。その際の弁体による抵抗を少な
くするために、図3のようにこの第1の弁体15には、
弁室部18を構成する基板16に設ける二つの溝部21
の中間位置に対応する位置に夫々スリット15aを形成
したものもある。このようにスリット15aを設けるこ
とにより、流体が各溝を通って押し出される際に弁体1
5が開き易くなりそれによって損失圧力を低減出来る。
【0008】しかし、各部品をもとに小型ポンプを組み
立てる前の部品輸送の際に、部品の一つである弁体の輸
送において、弁体15が変形することが多い。例えば円
筒状弁体が押しつぶされた状態になるか、逆に円筒状弁
体が開く方向に変形することがある。このような変形
は、その弾性力により組立時にはほぼ元の状態にもどる
が、変形した状態が僅かに残ることがあり、この僅かな
変形によって安定したポンプ作用を行なうことが出来な
いことがある。前述のように弁体にスリットを設けた場
合は、その傾向が強くなる。
【0009】本発明は、上記の欠点を除去するためにな
されたもので、弁体に上記の通りの変形が生じた場合に
おいても安定したポンプ作用を行ない得る小型ポンプを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の小型ポンプは、
前述の通りの複数のポンプ室を有するダイヤフラムを用
いたポンプで、弁室部の形状を第1の弁体の先端部分の
位置する付近の内径が他の部分の内径よりも小になるよ
うにして、弁体が若干変形していても弁体が弁室部の内
壁面に確実に密着して良好なポンプ作用が行なわれるよ
うにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の小型ポンプの実施
の形態を図面にもとづき説明する。
【0012】図1は、本発明の小型ポンプの構成を示す
図で、図において、1は小型直流モーター、2はモータ
ー1の出力軸、3はモーター1の出力軸側の面に取り付
けられたケース、4は出力軸2に固定されたカラー、5
は出力軸2に対して所定の角度だけ傾斜させかつその先
端が出力軸2の中心軸上に位置するようにカラー4に固
定された駆動軸、6は円板状をなし互いに等間隔に形成
された穴7を有する駆動体、8は駆動体6の中心に下方
に伸びて一体に形成された筒形の支持部、9は駆動軸5
と駆動体6の間の摩擦を小さくするためのスチールボー
ル、10はケース3に螺合された他のケース、11は弾
性材料からなるダイヤフラム本体、12は例えば180
°間隔で本体の面から下方に伸びて一体に形成されたつ
り鐘形の二つのポンプ室、13は駆動部、14は駆動部
13の先端に細い頚部を介して形成された頭部、15は
本体の面の中央部からポンプ室12と反対側の上方に伸
びて一体に形成された第1の弁体、16はケース11に
取り付けられた基板、17は基板16のポンプ室12が
位置する個所に形成された吸気孔である。尚ポンプ室は
二つに限ることなく、等しい角度間隔で配置されている
複数のポンプ室であればよい。例えば120°間隔の三
つのポンプ室や90°間隔の四つのポンプ室を形成して
もよい。
【0013】本発明の小型ポンプは、以上述べた基本構
成は、図2に示す従来例と同じであり、又ポンプ作用も
基本的には同じである。
【0014】しかし、本発明の小型ポンプは、図1に示
すように、基板16に形成されている吐出口へ通ずる弁
室部の形状が図2に示す従来例とは相違する。即ち、図
1に示すように基板16より上方に円筒状に伸びる排気
部31の内部に形成された共通の弁室部32は、その下
方の部分の内径が最も大であって、上方に伸びるにした
がって次第に内径が小になるように構成されている。
【0015】本発明においては、弁室部32が以上のよ
うに構成されているため、弾性体よりなり円筒状をした
第1の弁体15は、その先端部分15bが弁室部32の
内壁面(径が小になった部分)により内側へ押し曲げら
れるようにして保持されている。これによって、仮りに
第1の弁体が輸送中に変形して内側へ曲げられていたと
しても、弾性による復元力により円筒状のほぼ元の形状
に戻っていることと更にテーパー状にされた弁室部32
の内壁面により内方へ押され、第1の弁体15は弁室部
32の内壁面に密着される。これにより弁体15が、前
述のような輸送中等に変形しても十分良好なポンプ作用
を行なうことができる。
【0016】図1に示す弁室部32の形状は、比較的下
方の部分(図における符号Aの部分)より上方部分(図
において符号Bの部分)に向け径が次第に小さくなるテ
ーパー状をなしているがこれに限定されるものではな
い。
【0017】例えば、テーパー状とする範囲を更に大き
く又は小さくしてもよく、又弁室部の断面形状が図示す
るような直線状ではなく曲線をなすもの等でもよい。
【0018】いずれにしても、第1の弁体が弁室部内に
挿入された場合に、第1の弁体の先端部15bの付近の
一定の範囲例えば図1におけるCの近傍の一定範囲にお
いて第1の弁体の径よりも小さい径にすることによって
変形した第1の弁体を用いた場合でも弁体と弁室部内面
との密着が確実になり良好な弁作用が可能になる。又こ
の図では、第1の弁体15にスリット15aを設けたも
のについて記載してあるが、スリットがない第1の弁体
を用いたポンプにも本発明は適用できる。このようにス
リット15aを有する場合、少なくともDからCにわた
ってテーパー状にすることが好ましい。
【0019】又、図示する実施の形態は、各ポンプ室間
の角度間隔が180°である二つのポンプ室よりなるポ
ンプについて述べたが、ポンプ室が三つその他複数のポ
ンプにも本発明を用いることが出来る。
【0020】
【発明の効果】本発明の小型ポンプは、弁室部の形状を
特徴とするもので、これにより輸送中等に第1の弁体が
変形しても良好なポンプ作用が行なわれるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の小型ポンプの構成を示す図
【図2】 従来の小型ポンプの構成を示す図
【図3】 弁体の形状を示す図
【符号の説明】
12 ポンプ室 15 第1の弁体 16 基板 21 排気部 22 弁室部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に設置されている、複数のポ
    ンプ室を有するダイヤフラム部と、前記ダイヤフラム部
    の各ポンプ室を順次上下動させる駆動体と、前記ダイヤ
    フラム部のポンプ室を覆うように前記ケースに取り付け
    られる基板と、前記基板の中央に設けられた排気孔と、
    前記基板の排気孔の周囲で前記ダイヤフラムの各ポンプ
    室に対応する位置に形成された吸気孔と、前記基板の排
    気孔に通ずるように設けられた弁室部と、前記弁室部に
    設けられたほぼ円筒状をした第1の弁体と、前記基板の
    吸気孔に設けられた第2の弁体とより構成され、前記弁
    室部が前記第1の弁体を取り付けた時に第1の弁体の先
    端部分が位置する付近での径が他の部分と比べて小であ
    ることを特徴とする小型ポンプ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112009000908T5 (de) 2008-04-16 2011-03-10 Omron Healthcare Co., Ltd. Rückschlagventilstruktur, Membranpumpe und Blutdruckmessgerät

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DE112009000908T5 (de) 2008-04-16 2011-03-10 Omron Healthcare Co., Ltd. Rückschlagventilstruktur, Membranpumpe und Blutdruckmessgerät
DE112009000908B4 (de) * 2008-04-16 2013-09-26 Omron Healthcare Co., Ltd. Rückschlagventilstruktur, Membranpumpe und Blutdruckmessgerät
US8858452B2 (en) 2008-04-16 2014-10-14 Omron Healthcare Co., Ltd. Check valve structure, diaphragm pump, and sphygmomanometer

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