JP2525694Y2 - 小型ポンプ - Google Patents

小型ポンプ

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JP2525694Y2
JP2525694Y2 JP1990029101U JP2910190U JP2525694Y2 JP 2525694 Y2 JP2525694 Y2 JP 2525694Y2 JP 1990029101 U JP1990029101 U JP 1990029101U JP 2910190 U JP2910190 U JP 2910190U JP 2525694 Y2 JP2525694 Y2 JP 2525694Y2
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JP
Japan
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pump
valve body
groove
small
substrate
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Inventor
義則 高木
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Oken Seiko Co Ltd
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Oken Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、小型でかつ高い効率が得られる小型ポンプ
に関するものである。
[従来の技術] 近年、個人用の簡易形血圧計が普及しているが、これ
に使用するポンプとしては乾電池等で駆動される小型直
流モーターによって動作される小型ポンプが用いられ
る。
しかしながら、従来の小型ポンプに使用されるダイヤ
フラムは別個に弁体を用いているので部品点数が多くな
るとともに、ポンプ全体の形が大きくなり、また、ダイ
ヤフラムは1つであるために空気流の脈動が大きくポン
プ効率が低いという問題があった。
上記問題点を解決するために本出願人が開発した小型
ポンプがある。それは特開昭62-291484号,実開昭63-00
4383号,実開昭63-067682号の各公報に記載するもので
ある。それは第4図に示す構成である。
これらの図において、1は小型直流モーター、2はモ
ーター1の出力軸、3はモーター1の出力軸側の面に取
付けられたケース、4は出力軸2に固定されたカラー、
5は出力軸2に対して所定角度傾斜し、かつその先端が
出力軸2の中心軸上に位置するようにカラー4に固定さ
れた駆動軸、6は円板形に形成され120度間隔に設けら
れた3個の穴7を有する駆動体、8は駆動体6の中心に
下方に伸びて一体に形成された筒形の支持部、9は駆動
軸5と駆動体6の間の摩擦を小さくするためのスチール
ボール、10はケース3に螺合された他のケース、11は柔
らかく薄いゴム等の弾性材からなる円板上に形成された
ダイヤフラム本体、12は120度間隔で本体の面から下方
に伸びて一体に形成されたつり鐘形の三つのポンプ室、
13は駆動部、14は駆動部13の先端に細い頸部を介して形
成された頭部、15は本体の面の中央部からポンプ室12と
反対側の上方に伸びて一体に形成された先になるほど薄
くなっている円筒形の第1の弁体である。16はケース11
に取付けられた基板、17は基板のポンプ室15が位置する
個所に形成された吸気孔、18は基板16の中心部に上方に
向かって形成された弁室部、19は弁室部18の先端に形成
された排気孔、20は第2の弁体、21は溝である。
次に、このように構成された小型ポンプの動作につい
て説明する。モーター1が通電されて出力軸2が回転す
ると駆動軸5も回転し、これにより駆動体6が皿まわし
運動をして各ポンプ室12の駆動部13は120度の位相差で
上下方向に振動する。このポンプ室12のピストン運動
で、ポンプ室の容積が周期的に変化する。駆動部13が下
方に移動して容積が増えるときは、ポンプ室12は減圧さ
れて第1の弁体15は弁室部18に密着して閉じ、反対に第
2の弁体20は開いて吸気孔から空気が流入する。第1の
弁体15も第2の弁体20も先の方が薄くなっているため、
いずれも開閉が可能である。次に、駆動部13が上方に移
動して容積が減るときは、ポンプ室12は増圧されて第2
の弁体20は基板16に密着して閉じ、反対に第1の弁体15
はこのポンプ室12の溝21を塞いでいる部分が開いてポン
プ室12の空気は共通室22を通って排気孔19から排出され
る。
各ポンプ室は駆動体の1回転で1回ポンプ作用を行な
うが、全体では3回行なわれることになり、空気流の脈
動が小さくなって動作効率がよい。また、モーターと一
体的にポンプ室が形成され、しかも中心部の共通室を中
心として複数のポンプ室が周囲に配置され、さらに、モ
ーターとポンプ室の間に駆動体が配置されるため、ポン
プ装置とモーターが一体になって形が非常に小さくな
る。
[考案が解決しようとする課題] 以上述べた従来の小型ポンプは、基板16の第1の弁体
15が接している部分に設けられている溝21が第5図に示
すように狭いと、吐出抵抗が大で吐出される液体の流量
が少ない。又第6図に示すように溝30の幅を広くすれば
吐出される液体の流量は大になるが、背圧により第1の
弁体15が変形し比較的短時間で使用し得なくなる。つま
り第1の弁体の耐久性が悪くなる。
本考案は、上記の課題を解決するためになされたもの
で、ポンプから吐出す液体の流量は十分に大で、しかも
第1の弁体の耐久性のよい小型ポンプを提供することを
目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の小型ポンプは、前述の通りの複数のポンプ室
を有するダイヤフラム部を備え各ポンプ室のポンプ作用
を順次周期的に行なうことによって脈動の少ない効率的
な動作の可能なポンプで、基板の第1の弁体が接する部
分に形成されている溝を幅広にすると共にその溝内に弁
体の静止位置に対して一定の間隔を有する突出片を形成
したものである。
本考案の小型ポンプは上記のように基板に形成した溝
を幅広にすることによって溝を流れる液体の流量を大に
してポンプより十分な量の液体を送り出すと共に、広く
した溝内に突出片を形成したことにより背圧により弁体
が溝内に入り込むことを阻止して弁体の変形を最小限に
おさえ、これによって弁体の寿命を大幅に増大せしめた
ものである。
[実施例] 次に本考案の小型ポンプの一実施例を示す。本考案の
小型ポンプの1実施例は、第1図に示す通りで、第4図
に示す小型ポンプと同じ基本構成を有するもので、駆動
体の駆動によって、順次ポンプ室が上下動されてポンプ
室内の液体を吐出口を通して送り出すものである。ただ
し弁体部に形成される溝が第1図、第2図、第3図に示
すようにその内部に突出片25を設けた点で相違してい
る。
この溝は、第2図に示すように幅Wが比較的大で、又
その内部に形成された突出片25の先端25aと吐出口の内
壁面との間つまりこの内壁面に接する第1の弁体15の表
面との間に間隔tを有するものである。
本考案の小型ポンプは、これを運転させた時従来の小
型ポンプの説明で述べたと全く同じ操作でポンプ作用が
行なわれるが、その際基板に設けた溝の幅を大にしたこ
とによって、弁体が開かれた時に溝を流れ出る液体に対
す抵抗が少なく、多くの流量の液体がスムーズに流れ
る。更に溝内に突出片を形成したことによって第1の弁
体15が背圧によって溝内に入り変形した場合でも、第1
の弁体15が突出片に当ってそれ以上に溝内に入ることが
ない。したがって弁体の背圧による変形量は僅かであっ
て、ポンプを長時間運転しても、弁体の変形による材質
の劣化が極めて少なく、耐久性に富んでいる。
[考案の効果] 本考案の小型ポンプは、弁を通る液体が抵抗なくスム
ーズに流れると共に弁体の変形による劣化を防止し得て
弁体の寿命が長くなり、耐久性のすぐれたものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案小型ポンプの一実施例の断面図、第2図
は上記実施例の弁体部の溝部分を示す平面図、第3図は
上記溝部分の斜視図、第4図は従来の小型ポンプの断面
図、第5図,第6図はいずれも上記従来例の溝部分の平
面図である。 1……小型モーター、2……モーターの出力軸、3……
ケース、4……カラー、6……駆動体、10……ケース、
11……ダイヤフラム本体、12……ポンプ室、15……第1
の弁体、16……基板、17……弁室部、20……第2の弁
体、21……溝、25……突出片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内に設置された複数のポンプ室を有
    するダイヤフラム部と、前記ダイヤフラム部の各ポンプ
    室を順次上下動させる駆動体と、前記ダイヤフラム部の
    ポンプ室を覆うように前記ケースに取付けられる中央に
    吐出口を又ポンプ室に対応する位置に吸気口を有する基
    板と、前記基板の吐出口と吸気口に夫々設けられた第1
    および第2の弁体とよりなり、前記基板の前記第1の弁
    体に接する部分に形成された溝とを備え、前記溝が幅広
    であって溝内に第1の弁体との間に一定の間隔を有する
    突出片を形成したことを特徴とする小型ポンプ。
JP1990029101U 1990-03-23 1990-03-23 小型ポンプ Expired - Lifetime JP2525694Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6057973B2 (ja) * 2014-11-18 2017-01-11 多田プラスチック工業株式会社 流体用ダイヤフラムポンプ
WO2018082154A1 (zh) * 2016-11-01 2018-05-11 厦门科际精密器材有限公司 用于泵浦的上盖及泵浦

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