JPH10131744A - セラミック製触媒担体支持方法及びセラミック製触媒担体付き排気装置 - Google Patents

セラミック製触媒担体支持方法及びセラミック製触媒担体付き排気装置

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JPH10131744A
JPH10131744A JP28491096A JP28491096A JPH10131744A JP H10131744 A JPH10131744 A JP H10131744A JP 28491096 A JP28491096 A JP 28491096A JP 28491096 A JP28491096 A JP 28491096A JP H10131744 A JPH10131744 A JP H10131744A
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JP
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catalyst carrier
carrier
catalyst
mat
ceramic
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Naohiro Morozumi
直洋 両角
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミックで構成した触媒担体を、支持部材
の腐食、振動による割れ、又は保護シートの形状破壊等
を考慮することなく、所望の位置に制約なく配置するこ
とのできるセラミック製触媒担体支持方法及びセラミッ
ク製触媒担体付き排気装置を提供すること。 【解決手段】 本発明に係るセラミック製触媒担体支持
方法は、触媒を担持したセラミック製触媒担体(1)と、
該触媒担体(1)の外周面の一部を覆う担体保持金属筒(3)
との間に、アルミナを主成分とした保護マット(5)を加
熱膨張処理を施さずに圧縮した状態で介装し、前記担体
保持金属筒(3)を排気管(8)の内部に棒状フランジ(9)を
介して取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、触媒を担持したセ
ラミック製触媒担体の支持方法及びセラミック製触媒担
体を備えた排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンからの排気ガスを浄
化するために排気系内に触媒を設けることが行われてい
る。触媒を設ける方法としては、図11(a)に示すよ
うに、排気管40の内壁40aに触媒42を直接担持す
る、所謂エキパイ担持方法、触媒を担持させた触媒担体
44を支持部材46で排気管40内に支持する方法、ま
た、図11(b)に示すように触媒を担持させた触媒担
体44をマフラ装置48の膨張室区画壁50で支持する
方法等が挙げられる。前記触媒担体44は、排気ガスが
通過し得る多数の網目状通気通路を形成したハニカム状
積層体に触媒金属を担持させ、それを両端が開口した筒
状の金属ケース内に収納して構成され、前記金属ケース
を介して支持部材46や膨張室区画壁50で支持されて
いる。また、触媒担体の材料としては、白金やロジウム
等の触媒金属を担持し易く、耐熱性が高く、また、金属
等のように酸化による腐食の心配のないセラミックがよ
く利用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した排気
管40の内壁40aに触媒を直接担持させる方法は、エ
ンジン近くに触媒を配置できるので、排気ガスの温度が
高く触媒金属の酸化反応の効率が高いという利点を有す
るが、図11(a)からも明らかなように、排気ガスが
触媒と接触する効率が非常に悪く、結果として浄化効率
が上がらないという問題がある。また、前記した触媒担
体44を排気管40又はマフラ装置48内に支持する方
法は、前述のように触媒担体44をハニカム状に形成す
れば触媒金属を担持させる面積が増え、排気ガスが触媒
金属と接触し酸化反応を生じさせる効率はよくなるとい
う利点を有するが、触媒担体の材料となるセラミックが
振動に弱く壊れやすいため、配置位置に制約があり、特
に振動の強いエンジン付近に配置することができないと
いう問題がある。また、触媒担体の材料としてのセラミ
ックは熱に強く金属等のように腐食しないので、腐食に
よる触媒金属の剥がれ等の問題は生じないが、当該触媒
担体を収納支持する金属ケース自体が腐食してしまう
と、金属ケースの触媒担体保持力が弱まり、使用中等に
振動等により触媒担体が金属ケースからずれ落ちて触媒
担体を破壊してしまうという問題もある。この問題を解
決するために、触媒担体と金属ケースとの間に保護シー
トとしてインタラムマットを介装することが考えられ
る。しかし、このインタラムマットは、非腐食性である
ので、前記したような腐食による保持力の低下の問題は
解消されるが、アルミナ薄膜を層状に積層して作られて
いるので、一度加熱処理を施して予め膨張させた状態
で、圧縮しなければ保持力を得ることができず、エンジ
ン始動中には高温の排気ガスが通り、エンジン停止中に
は外気により冷却される排気管の中で長期間使用する
と、温度差により膨張・収縮を繰り返して形状が破壊さ
れ、保持力を失ってしまうという問題がある。本発明
は、上記した従来のセラミック製触媒担体の支持方法に
関する問題点を解決し、セラミックで構成した触媒担体
を、支持部材の腐食、振動による割れ、又は保護シート
の形状破壊等を考慮することなく、所望の位置に制約な
く配置することのできるセラミック製触媒担体支持方法
及びセラミック製触媒担体付き排気装置を提供すること
を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】上記した課題を解決するために、本発明に
係るセラミック製触媒担体支持方法は、触媒を担持した
セラミック製触媒担体と、前記触媒担体をハウジングに
支持する支持部材との間に、アルミナを主成分とした保
護マットを加熱膨張処理を施さずに圧縮した状態で介装
し、該保護マットでセラミック触媒担体を前記支持部材
に保持することを特徴とするものである。また、本発明
に係るセラミック製触媒担体付き排気装置は、触媒を担
持したセラミック製触媒担体を、加熱処理を施さずに圧
縮した状態のアルミナを主成分とした保護マットを介し
て支持部材で排気装置の内部に支持したことを特徴とす
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示した幾つかの
実施例を参照しながら本発明に係るセラミック製触媒担
体支持方法(以下、単に支持方法と称する。)及びセラ
ミック製触媒担体付き排気装置の実施の形態について説
明していく。
【0006】(第1実施例の説明)図1(a),(b)
は本願発明の支持方法によって触媒担体を支持している
排気管の概略縦断面図、及び触媒担体保持部分の部分拡
大図であり、図2は図1の排気管の断面図を図1におけ
る左側から見た排気管の横断面図である。図中、符号1
は触媒担体を示している。この触媒担体1はセラミック
材料を、多数の網目状通気通路を形成するようにハニカ
ム状に形成したもので、その外周面1aを含む全ての表
面に白金やロジウム等の触媒金属が担持されている。前
記触媒担体1には、一端が開放された有底担体保持金属
筒3が装着されている。この金属筒3は、触媒担体1の
外径Rより大きい内径r1を有し、また、その底板3a
には、触媒担体1の直径Rより内径r2が僅かに大きい
開口3bが形成されている。また、この担体保持金属3
は、触媒担体1の外面1a全体を覆わないように、少な
くとも触媒担体1より短く、好ましくは、触媒担体1を
保持できる最低限の長さに寸法決めされる。担体保持金
属3の内面3cと触媒担体1の外面1aとの間には、ア
ルミナを主成分とした円筒状の保護マット5が介装され
ている。また、担体保持金属3の底板3aと反対側の端
部にはリテナ7が装着されており、このリテナ7と担体
保持金属筒3の底板3aとで保護マット5が振動等で前
後にずれて、担体保持金属筒3と触媒担体1との間から
外れるのを防止している。前記保護マット5は、アルミ
ナを主成分とした綿状体であり、図1(b)に示すよう
に、その両端部がセラミック系接着剤6で固められ、使
用中に端部から解れないように構成されている。また、
この保護マット5は、加熱処理を施さない状態で、少な
くとも、その内径が触媒担体1の外径Rより小さくなる
ように形成されており、金属筒3に、この保護マット5
を装着した後、保護マット5を押し拡げるように触媒担
体1が圧入される。これにより、金属筒3に、触媒担体
1を組み付けた時に、保護マット5は十分に圧縮された
状態になり、その復元力で触媒担体1を金属筒3に保持
する。尚、図1(b)に示すように、金属筒3を組み付
けた時に、リテナ7の内面と触媒担体1の外面1aとの
間、及び金属筒3の底板3aと触媒担体1の外面1aと
の間には若干の隙間ができるように、リテナ7の内径及
び前記底板3aの開口は寸法決めされており、従って、
触媒担体1は保護マット5のみで金属筒3に保持されて
いる。上記したように触媒担体1が組み付けられた金属
筒3は、排気管8の内面から径方向内方に延びる4つの
棒状フランジ9に溶接等の適当な手段で固定されてい
る。
【0007】(第1実施例の効果)上記したように触媒
担体1が取り付けられた排気管8によれば、触媒担体1
を保持するフランジ9が棒状に形成されているので、排
気ガスが触媒担体1の内部及び外部の両方を通過でき、
触媒担体1を設けることによる排気抵抗を低くすること
ができる。また、ハニカム状に構成した触媒担体1を短
い金属筒3で保持して触媒担体1の外周面1aが十分に
金属筒3から露出するようにしているので、排気ガスが
触媒担体1を通過する時に、排気ガスと触媒金属とが接
触する面積が非常に大きくとれ、排気ガスの浄化効率を
非常に高くすることができる。さらに、上記したよう
に、金属やインタラムマット等のように酸化腐食や熱に
よる形状破壊を生じることのないアルミナを主成分とし
た保護マット5のみで、触媒担体1を金属筒3に保持し
ているので、例えば、金属筒3で触媒担体1を直接保持
する場合に比べて、触媒担体1に対する保持力の持続期
間が非常に長くなり、その結果、触媒担体1を交換する
サイクルを長くすることができる。また、前記保護マッ
ト5が緩衝材として作用し、触媒担体自体に伝わる振動
を減衰するので、セラミックで形成した触媒担体を、例
えば、排気ガスの温度が高いエンジンの近く等の振動が
比較的大きな部分にも配置することができ、浄化効率を
高めることができる。
【0008】(第2実施例の説明)図3及び図4は、本
発明の支持方法によって触媒担体を支持している排気管
の第2の実施例を示しており、図3は排気管の概略縦断
面図を、図4は、図3における左側から見た排気管の横
断面図を各々示している。図中、符号11は触媒担体を
示している。この触媒担体11は第1実施例の触媒担体
1と同様、セラミック材料をハニカム状に形成し、その
外周面11aを含む全ての表面に触媒金属を担持させた
ものである。この触媒担体11の両端部には、一端が開
放された二つの有底担体保持金属筒13が装着されてい
る。これら二つの金属筒13は、各々触媒担体11の直
径R’より大きい内径r1’を有し、また、それらの底
板13aには、各々触媒担体11の直径R’より内径r
2’が小さい開口13bが形成されている。また、これ
ら金属筒13は、触媒担体11の端部付近だけを覆い、
触媒担体11の外面11aが可能な限り広く露出できる
ように短い寸法で形成されている。これらの二つの金属
筒13の内面13cと触媒担体11の外面11aとの間
にも、第1実施例と同様、アルミナを主成分とした保護
マット15が介装されており、また、各金属筒13の開
放端には、前記保護マット15は抜け落ちないように、
抜け止めのリテナ17が各々取り付けられている。前記
保護マット15自体の構成は、第1実施例の保護マット
5の構成と同じであり、また、保護マット15、金属筒
13、及び触媒担体11の組み立て行程は、第1実施例
の組み立て行程とほぼ同様であるので、ここでは説明を
省略する。触媒担体11が組み付けられた二つの金属筒
13の外面13dには、それら二つの金属筒13を掛け
渡すように4つの棒状支持部材14が90度間隔に固定
されており、排気管18の内面から径方向内方に延びる
前後に各々4つの棒状フランジ19が前記棒状支持部材
14の外面に溶接等の適当な方法で固定されている。
【0009】(第2実施例の効果)上記したように触媒
担体11が取り付けられた排気管18によれば、全体と
して第1の実施例とほぼ同様の効果が生じる。さらに、
この第2の実施例の排気管18によれば、二つの金属筒
13で触媒担体11の両端部を支持し、これら二つの金
属筒13に掛け渡すように設けられた4つの棒状支持部
材14を介して8つの棒状フランジ19で前記触媒担体
11を排気管18内に支持しているので、第1の実施例
における触媒担体1より支持強度が高いという効果を奏
する。
【0010】(第3実施例の説明)図5及び図6は、本
発明の支持方法によって触媒担体を支持している排気管
の第3の実施例を示しており、図5は排気管の概略縦断
面図を、図6は、図5における左側から見た排気管の横
断面図を各々示している。図中、符号21は触媒担体を
示している。この触媒担体21はセラミック材料を多数
の網目状通気通路を形成するようにハニカム状に積層し
て円筒状にしたもので、その外周面21aを含む全ての
表面に触媒金属が端持されている。この触媒担体21の
貫通孔には筒状に形成された保護マット23が設けられ
ている。この保護マット23は、第1及び第2の実施例
と同様、アルミナを主成分とした綿状体であり、その端
部はセラミック系接着材24で固められ、使用中に端部
から解れないように処理されている。この保護マット2
5は、始めから円筒状に形成してもよいが、図7(a)
〜(d)に示すように、複数のスリットが形成された板
状の保護マット25を丸めて円筒状にして、触媒担体2
1の貫通孔に挿入してもよい。また、前記触媒担体21
の両端には各々支持リング26が設けられている。これ
らの支持リング26は、各々触媒担体21の外周縁を覆
う外リング26aと、触媒担体21の貫通孔を塞ぎ、該
貫通孔内に設けられた保護マット25が抜け落ちるのを
防止するように設けられた内リング26bとを4つの連
結フランジ26cで連結して構成されている。上記した
ように、保護マット25及び二つの支持リング26が装
着された触媒担体21には、担体保持棒27が取り付け
られる。この担体保持棒27は、その外径R1が、少な
くとも、触媒担体21の貫通孔に挿入された円筒状の保
護マット25の内径r3より大きくなるように寸法決め
され、保護マット25の貫通孔に、保護マット25を押
し拡げるように圧入される。これにより、担体保持棒2
7を触媒担体21に組み付けた時に、保護マット25は
圧縮された状態になり、その復元力で、触媒担体21を
担体保持棒27に保持する。尚、図面には示していない
が、担体保持棒27を触媒担体21に組み付けた時に、
支持リング26における内リング26bの内面と担体保
持棒27の外面との間には若干の隙間ができるように、
内リング26bの内径は寸法決めされており、これによ
り、触媒担体21は保護マット25のみで担体保持棒2
7に保持される。上記したように、触媒担体21に組み
付けられた担体保持棒27は、排気管28の内面から径
方向内方に延びる前後に各々4つの棒状フランジ29に
溶接等の適当な手段で固定されている。
【0011】(第3実施例の効果)上記したように触媒
担体21が取り付けられた排気管28によれば、全体と
して第1の実施例とほぼ同様の効果が生じる。さらに、
この第3の実施例の排気管28によれば、触媒担体21
に担体保持棒27を貫通させ、該担体支持棒27を触媒
担体21の前後で、棒状フランジ29を介して排気管2
8に支持しているので、第1及び第2の実施例に比べ、
排気管の形状による触媒担体の外径形状や排気管内の配
置への影響が少ない。
【00012】(第4実施例の説明)図8は、前記した
第3の実施例における支持リング26の代わりに、リテ
ナを用いて保護マット25の抜け止めを行う実施例を示
す触媒担体31の縦断面図であり、図中、符号33はリ
テナを示している。このように、リテナ33だけで、保
護マット25の抜け止めを行うように構成すれば、触媒
担体31の露出面積を、図5,6に示した第3の実施例
の触媒担体21よりさらに広く取ることができ、浄化作
用をさらに高めることができる。尚、この図8は、リテ
ナ33を除いて、図5に示した第3の実施例と同じ構成
であるので、第3の実施例と同じ部材には同じ符号を付
して、各部の詳細な説明は省略する。
【0013】(排気管のテーパ状部分に触媒担体を設け
る例の説明)図9は、第1の実施例の構成を用いて、排
気管のテーパ状部分に触媒担体を配置する例を示す排気
管のテーパ状部分の概略図であり、本図における符号は
図1及び図2に示した第1の実施例と同じ符号を用い
る。上記した第1の実施例の構成によれば、触媒担体1
を棒状フランジ9で排気管8の内部に支持することがで
きるので、触媒担体1を設けることによる排気抵抗を非
常に低くでき、この図9に示すように複数の触媒担体1
を連続して設けることも可能になる。尚、これは、第
2、第3の実施例についても同様のことがいえる。
【0014】(その他)上記した実施例では、保護マッ
ト5,15,25の端部をセラミック系接着材で固め
て、使用中に保護マットが端部から解れることを防止し
ているが、この解れ防止処理は、本実施例に限定される
ことなく種々の方法が考えられ得、例えば、図10に示
すように、保護マットの端部に金属箔を取り付けて、解
れを防止するようにしてもよい。また、上記した実施例
では、担体保持金属筒3,13(又は担体保持棒27)
と棒状フランジ9,19,29とを別体に構成している
が、これは本実施例に限定されることなく、触媒担体を
保持する部材と、該部材を排気管に支持する部材とを一
体に構成してもよい。さらに、上記した実施例では、保
護マットはアルミナを主成分としているが、保護マット
の成分は、アルミナを主成分とすれば任意の成分でよ
く、例えば、アルミナのみ、又はアルミナシリカ等が考
えられ得る。
【0015】
【発明の効果】以上説明した本発明に係るセラミック製
触媒担体支持方法によれば、アルミナを主成分とした保
護マットを加熱膨張処理を施さずに圧縮した状態で、支
持部材とセラミック製触媒担体との間に介装するので、
前記保護マットの温度変化に依存する膨張・収縮の割合
を低くすることができ、その結果、温度変化による形状
破壊が生じにくくなり、触媒担体に対する安定した保持
能力が得られる。従って、セラミック製触媒担体を安定
した保持能力を有する保護マットで保持することができ
るので、セラミック製触媒担体を、所望の位置、例え
ば、触媒金属の反応効率が高いエンジン付近等に、制約
なく配置することが可能になる。また、本発明に係るセ
ラミック製触媒担体付き排気装置によれば、セラミック
製触媒担体を加熱処理を施さずに圧縮した状態のアルミ
ナを主成分とした保護マットを介して支持部材で内部に
支持しているので、保護マットの耐久期間が長くなり、
その結果、触媒担体の使用期間を十分に長くとれるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本願発明の支持方法によって触媒担
体を支持している排気管の概略縦断面図、(b)は図1
(a)の部分拡大図である。
【図2】 図1の排気管の断面図を図1における左側か
ら見た排気管の横断面図である。
【図3】 第2実施例に係る排気管の概略縦断面図であ
る。
【図4】 図3における左側から見た排気管の横断面図
である。
【図5】 第3実施例に係る排気管の概略縦断面図であ
る。
【図6】 図5における左側から見た排気管の横断面図
である。
【図7】 (a)〜(d)は、複数のスリットが形成さ
れた板状の保護マット25を丸めて円筒状にして、触媒
担体21の貫通孔に挿入する行程を示す図である。
【図8】 第3実施例の一部を変更した第4実施例に係
る排気管の概略縦断面図である。
【図9】 第1の実施例の構成を用いて、排気管のテー
パ状部分に触媒担体を配置する例を示す排気管のテーパ
状部分の概略図である。
【図10】 保護マットの端部の解れ防止方法の別の実
施例を示す図である。
【図11】 (a),(b)は共に従来の支持方法を示
す排気装置の概略図である。
【符号の説明】
(第1実施例) 1 触媒担体 1a 外周面 3 担体保持金属筒 3a 底板 3b 開口 3c 内面 5 保護マット 6 セラミック系接着剤 7 リテナ 8 排気管 9 棒状フランジ R 触媒担体の外径 r1 担体保持金属筒の内径 r2 底板の開口の内径 (第2実施例) 11 触媒担体 11a 外周面 13 担体保持金属筒 13a 底板 13b 開口 13c 内面 13d 外面 15 保護マット 17 リテナ 18 排気管 19 棒状フランジ R’ 触媒担体の外径 r1’ 担体保持金属筒の内径 r2’ 底板の開口の内径 (第3実施例) 21 触媒担体 21a 外周面 23 保護マット 24 セラミック系接着材 25 保護マット 26 支持リング 26a 外リング 26b 内リング 26c 連結フランジ 27 担体保持棒 28 排気管 29 棒状フランジ R1 担体保持棒の外径 r3 円筒状保護マットの内径 (第4実施例) 31 触媒担体 33 リテナ (従来技術) 40 排気管 40a 内壁 42 触媒 44 触媒担体 46 支持部材 48 マフラ装置 50 膨張室区画壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒を担持したセラミック製触媒担体
    と、前記触媒担体をハウジングに支持する支持部材との
    間に、アルミナを主成分とした保護マットを加熱膨張処
    理を施さずに圧縮した状態で介装し、該保護マットでセ
    ラミック触媒担体を前記支持部材に保持することを特徴
    とするセラミック製触媒担体支持方法。
  2. 【請求項2】 触媒を担持したセラミック製触媒担体
    を、加熱処理を施さずに圧縮した状態のアルミナを主成
    分とした保護マットを介して支持部材で排気装置の内部
    に支持したことを特徴とするセラミック製触媒担体付き
    排気装置。
JP28491096A 1996-10-28 1996-10-28 セラミック製触媒担体支持方法及びセラミック製触媒担体付き排気装置 Pending JPH10131744A (ja)

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