JPH10128127A - イオン交換樹脂及びその製造方法 - Google Patents

イオン交換樹脂及びその製造方法

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JPH10128127A
JPH10128127A JP8290557A JP29055796A JPH10128127A JP H10128127 A JPH10128127 A JP H10128127A JP 8290557 A JP8290557 A JP 8290557A JP 29055796 A JP29055796 A JP 29055796A JP H10128127 A JPH10128127 A JP H10128127A
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JP
Japan
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ion exchange
exchange resin
polystyrene resin
resin
polystyrene
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Withdrawn
Application number
JP8290557A
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English (en)
Inventor
Yasushi Inagaki
靖史 稲垣
Haruo Watanabe
春夫 渡辺
Tsutomu Noguchi
勉 野口
Yoshiyuki Kuromiya
美幸 黒宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH10128127A publication Critical patent/JPH10128127A/ja
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリスチレン系樹脂をイオン交換樹脂に改質
する。 【解決手段】 ポリスチレン系樹脂を架橋し、イオン基
を導入することにより、ポリスチレン系樹脂を改質して
イオン交換樹脂を得る。上記ポリスチレン系樹脂には、
使用済みポリスチレン系樹脂を使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリスチレン系樹
脂の改質物及び改質方法に関するものであり、特に、イ
オン交換樹脂及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】イオン交換樹脂は、機能性高分子として
水処理用薬剤や各種反応触媒として広く産業に応用され
ている。一般に、イオン交換樹脂は、スチレンモノマー
をジビニルベンゼン等で架橋し、これに各種イオン基を
導入することにより製造されている。
【0003】一方、ポリスチレン系樹脂は、電気的特性
や剛性、耐水性等の特性に優れており、しかも安価であ
る。このため、ポリスチレン系樹脂は、単独体や共重合
体の形で、緩衝材(発泡スチロール)や包装材、各種工
業製品の筐体及び各種部品等の樹脂材料として多用さ
れ、その需要は年々増加傾向を示している。しかし、そ
の一方で、使用済みの廃材としての発生量も増加してい
る。このような状況のなか、近年の地球環境保全に対す
る関心の高まりから、ポリスチレン廃材の有効利用につ
いてのニーズも高まっている。
【0004】これまでのポリスチレン系廃材の有効利用
法としては、加熱溶融し再成形する(但し、熱可塑性樹
脂のみ)、焼却し熱回収する、熱分解して油化及び原料
(モノマー)に還元するといった、一般のプラスチック
廃材に対して行われるものと同様な方法が挙げられる。
しかしながら、これら方法では、いずれも元のポリスチ
レン系樹脂より付加価値の低いものしか得ることができ
なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ポリスチレン
系廃材を化学的に修飾してより付加価値の高いイオン交
換樹脂に改質する技術が提案されている。
【0006】しかしながら、ポリスチレン系樹脂に高率
でイオン基の導入を行うと、水溶性を示し、イオン交換
樹脂としての特性が損なわれるという問題点があった。
【0007】本発明は、上述のような問題点を解決する
ために提案されたものであり、ポリスチレン系樹脂を改
質するに際して、水に不溶性のイオン交換樹脂及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
課題を克服せんものと鋭意検討を重ねた結果、ポリスチ
レン系樹脂にイオン基を導入し、かつ同ポリスチレン系
樹脂を架橋させることで、水に不溶性のイオン交換樹脂
に改質できることを見いだし、本発明を完成させるに至
った。
【0009】すなわち、本発明に係るイオン交換樹脂
は、ポリスチレン系樹脂が架橋され、イオン基が導入さ
れてなることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係るイオン交換樹脂の製造
方法は、ポリスチレン系樹脂を架橋し、イオン基を導入
することにより、ポリスチレン系樹脂を改質してイオン
交換樹脂を得ることを特徴とする。
【0011】上記ポリスチレン系樹脂は、スチレンユニ
ットを全モノマーユニットに対して20モル%以上含有
していることが好ましい。スチレンユニットの含有量
が、20モル%未満の場合には、イオン基の導入率が低
くなり、イオン交換樹脂としての特性(イオン交換能
力)が低下する。
【0012】また、上記イオン基は、スルホン酸、クロ
ロメチル化アミン、カルボン酸、−PO(OH)2、−
CH2PO(OH)2の少なくともいずれかであることが
好ましい。このイオン基は、ポリスチレン系樹脂の全モ
ノマーユニットに対して20モル%以上導入されてなる
ことが好ましい。
【0013】さらに、上記ポリスチレン樹脂の架橋は、
スルホン架橋、もしくは、ポリスチレン系樹脂の共役ジ
エン部と架橋剤との反応によるものであることが好まし
い。スルホン架橋の際には、ルイス塩基をスチレンユニ
ット1モルに対して、0.0001〜0.05モル添加
するとよい。ルイス塩基の添加量が上記範囲より少ない
場合には、スルホン基の導入率が低下し、イオン交換樹
脂の特性が損なわれてしまう。また、ルイス塩基の添加
量が上記範囲より多い場合には、架橋反応が抑制され、
水溶性のポリマーを生成してしまう。
【0014】また、共役ジエン部との架橋の際には、ポ
リスチレン系樹脂に、共役ジエンを全モノマーユニット
に対して0.1〜20モル%含有するものを用いること
が好ましい。共役ジエン部の含有量が、上記範囲より少
ない場合には、架橋点が少ないために架橋され難くな
る。また、共役ジエン部の含有量が上記範囲より多い場
合には、該ポリスチレン系樹脂が溶媒に溶解しにくくな
るため、架橋反応が効率よく進行しにくくなる。
【0015】さらに、上記ポリスチレン系樹脂は、使用
済みポリスチレン系樹脂であってもよく、無機顔料を含
有していてもよい。無機顔料が反応系に存在すると、溶
媒中でのポリマーの分散性が促進され、イオン基の導入
率が向上するため、イオン交換樹脂としての特性(イオ
ン交換能力)が向上する。但し、無機顔料の含有量がポ
リスチレン系樹脂に対して20重量%を越えた場合に
は、逆にイオン基の導入が阻害されるため、好ましくな
い。
【0016】このように、本発明においては、ポリスチ
レン系樹脂の架橋を行い、かつイオン基を導入すること
により、水に不溶性の反応物、すなわちイオン交換樹脂
を得ることができる。
【0017】また、本発明においては、原料となるポリ
スチレン系樹脂に使用済みのポリスチレン系樹脂を使用
することができるので、汎用性樹脂として大量に生産さ
れたポリスチレン系樹脂の再利用法としても非常に有効
であり、環境保護効果、経済的効果の点において有効で
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的の
実施の形態について詳細に説明する。
【0019】本発明を適用したイオン交換樹脂の製造方
法は、ポリスチレン系樹脂を架橋し、イオン基を導入す
ることにより、ポリスチレン系樹脂を改質してイオン交
換樹脂を得ることを特徴とする。
【0020】先ず、ここで使用されるポリスチレン系樹
脂としては、全モノマーユニットに対してスチレンユニ
ットを20モル%以上、好ましくは40モル%以上含有
していることが望ましい。スチレンユニットの含有量が
これより低い場合には、イオン基の導入が難しくなりイ
オン交換樹脂としての特性が低下する。
【0021】また、ポリスチレン系樹脂の重量平均分子
量(Mw)は、2000〜2000000、好ましくは
50000〜500000万である。分子量が高すぎる
と、イオン基の導入が難しくなり、低すぎると、架橋が
難しくなる。
【0022】上記ポリスチレン系樹脂は、スチレンユニ
ットのみのポリマーでも良く、又はスチレンユニットと
スチレン以外のユニットとの共重合体であっても良い。
具体的に、スチレン以外のユニットとしては、ブタジエ
ン、イソプレン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)
アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル(炭素数が1
〜4の脂肪族炭化水素)、無水マレイン酸、無水イタコ
ン酸、アクリルアミド、α−メチルスチレン、p−アル
キル(炭素数が1〜6の脂肪族炭化水素)スチレン、ビ
ニルナフタレンが挙げられる。この中で好ましくは、ブ
タジエン、イソプレン、アクリロニトリル、アクリル酸
エステル(炭素数が1〜4の脂肪族炭化水素)、無水マ
レイン酸である。これらスチレン以外のユニットは、1
種類もしくは2種類以上含まれていても良いが、好まし
くは2種類以内である。
【0023】なお、上記ポリスチレン樹脂は、使用済み
ポリスチレン系樹脂でもよく、他の樹脂とのアロイ物で
あってもよく、カーボンブラックや酸化チタン等の無機
顔料をはじめとする顔染料や安定剤、難燃剤、可塑剤、
充填剤、その他補助剤等の添加剤を含んでいても良い。
使用済みのポリスチレン系樹脂とは、ポリスチレン系樹
脂が特定の用途を目的として成型されたものであり、例
えば、発泡スチロール、VHSカセットケース、TV用
ハウジング材等が挙げられ、工場や家庭等から排出され
て廃棄処分とされるいわゆる廃材であってもよい。
【0024】このように、本発明においては、原材料の
ポリスチレン系樹脂に使用済みポリスチレン系樹脂を使
用することができるため、汎用性樹脂として大量に生産
されるポリスチレン系樹脂の再利用法、及び原材料のコ
ストダウン等の点で非常に有効である。
【0025】また、上記ポリスチレン系樹脂は、同使用
済みポリスチレン系樹脂とバージン材料との混合物であ
っても良い。ポリスチレン系樹脂と混合可能な他の樹脂
としては、本発明の改質反応を阻害しないポリマーであ
る事が望ましく、同ポリマーとしてポリフェニレンエー
テル、ポリカーボネート、ポリフェニレンスルフィド、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ナイロン等が挙げられる。
【0026】なお、これらの樹脂はポリスチレン系樹脂
に対して60重量%以下に混合されることが望ましい。
これらの樹脂の含有量が60重量%以上となると、本発
明による改質反応が阻害される事になる。本発明の手法
により、ポリスチレン樹脂と共にこれら他のポリマーも
同様に改質される事になるが、イオン交換樹脂としての
性能には特に影響しない。ただし、これら他のポリマー
の含有量が増加すると、同薬剤としての有効成分が低下
することになる。
【0027】以上、上述したポリスチレン系樹脂に架橋
剤を添加してスルホン架橋、もしくは共益ジエンユニッ
トによる架橋を行い、イオン基を導入することによっ
て、イオン交換樹脂を得ることができる。
【0028】ここで、先ず始めに、ポリスチレン系樹脂
のスルホン架橋について説明する。
【0029】スルホン架橋する際には、ポリスチレン系
樹脂にスルホン化剤を添加し、強制的にスルホン架橋を
行う。このスルホン化剤としては、無水硫酸、発煙硫
酸、クロルスルホン酸、濃硫酸が挙げられる。これらス
ルホン化剤は、それぞれ単独で使用しても良いし、複数
種併用しても良い。
【0030】また、スルホン化剤の添加量としては、ポ
リスチレン系樹脂の全モノマーユニットに対して、20
モル%以上、好ましくは、40モル%以上導入されるこ
とが好ましい。導入量がこれより少ない場合には、イオ
ン基の導入率が低くなり、イオン交換樹脂としての特性
(イオン交換能)が低下し、スルホン架橋が起きにくく
なる。
【0031】また、上記スルホン化反応系における上記
ポリスチレン系樹脂の濃度は、0.1〜30重量%で、
好ましくは、0.5〜20重量%である。濃度がこの範
囲より低い場合には、生産効率やポリマーへのスルホン
基の導入率が低下する。濃度がこの範囲より高い場合に
は、イオン基の導入率が低下してしまう。
【0032】スルホン化反応の温度は、架橋剤や反応溶
媒にもよるが、0〜200℃、好ましくは、10〜10
0℃である。温度がこの範囲より低いとスルホン化反応
が進行しにくくなり収率が低下する。
【0033】スルホン化反応の時間は、10分〜40時
間、好ましくは、30分〜20時間である。
【0034】さらに、上記スルホン化剤は、ルイス塩基
と併用して使用することが望ましい。このルイス塩基と
しては、アルキルフォスフェート(トリエチルフォスフ
ェート、トリメチルフォスフェート)、ジオキサン、無
水酢酸、酢酸エチル、パルチミン酸エチル、ジエチルエ
ーテル、チオキサン等が挙げられる。
【0035】これらルイス塩基の添加量は、ポリスチレ
ン系樹脂廃材中のスチレンユニットに対して、0.00
01〜0.05モル%、好ましくは、0.001〜0.
01モル%である。このルイス塩基の添加量が上記範囲
より少ない場合には、スルホン基の導入率が低下してま
いイオン交換樹脂としての特性が損なわれてしまう虞が
ある。また、このルイス塩基の添加量が上記範囲より多
い場合には、スルホン架橋反応が抑制され、水溶性のポ
リマーを生成してまう。
【0036】一方、ポリスチレン樹脂の共役ジエン部を
架橋する際には、ポリスチレン樹脂中に共役ジエンが含
有されていなくてはならない。
【0037】ポリスチレン系樹脂に含有される共役ジエ
ン部としては、ブタジエンとイソプレン等が挙げられ
る。これらの共役ジエン部は、スチレンとの共重合によ
り、スチレン重合体に導入される。
【0038】これら共役ジエン部の含有量は、ポリスチ
レン系樹脂の全モノマーユニットに対して、0.1〜2
0モル%である。共役ジエン部の含有量が上記範囲より
少ない場合には、架橋点が少なくなるため、架橋され難
くなる。共役ジエン部の含有量が上記範囲より多い場合
には、該ポリスチレン系樹脂が溶媒に溶解しにくくなる
ため、架橋反応が進行しにくくなる。
【0039】これら共役ジエン部を架橋する架橋剤とし
ては、以下に挙げられる過酸化物、アゾ化合物等が挙げ
られる。
【0040】無機系過酸化物としては、過酸化水素水、
ペルオキソ硫酸及びその塩化合物、ペロオキソ炭酸塩、
ペルオキソ燐酸及びその塩化合物、ペルオキソ硝酸及び
その塩化合物、オゾン、過塩素酸、過マンガン酸及びそ
の塩が挙げられる。なお、これらの中で、好ましくは過
酸化水素水、ペルオキソ硫酸及びその塩化合物、オゾン
である。
【0041】有機系酸化物としては、 ヒドロペルオキシド系:t・ブチルヒドロペルオキシ
ド、クメンヒドロペルオキシド、ジイソプロピルベンゼ
ンヒドロペルオキシド、p−メンタンヒドロペルオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジヒドロペルオキシヘ
キサン、2,5−ジメチル−2,5−ジヒドロペルオキ
シヘキシン−3、ピネンヒドロペルオキシド等、 ジアルキルペルオキシド系:ジ−t−ブチルペルオキシ
ド、ジ−t−アミルペルオキシド、t−ブチルクミルペ
ルオキシド、ジクミルペルオキシド、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘ
キシン−3、α,α’−ビス(t−ブチルペルオキシ)
ジイソプロピルベンゼン、1,1−ビス(t−ブチルペ
ルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
n−ブチル−4,4−ビス(t-ブチルペルオキシ)ヴァ
レレート、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルペル
オキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(t-
ブチルペルオキシ)ブタン、1,1−ジ−(t−ブチル
ペルオキシ)シクロヘキサン等、 ジアシルペルオキシド系:カプリライドペルオキシド、
ラウロイルペルオキシド、ステアロイルペルオキシド、
スクシン酸ペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、p
−クロロベンゾイルペルオキシド、2,4−ジクロロベ
ンゾイルペルオキシド等、 ペルオキシエステル系:t−ブチルペルオキシ酢酸、t
−ブチルペルオキシ−2エチルヘキサノエート、t−ブ
チルペルオキシラウレート、t−ブチルペルオキシベン
ゾエート、ジ−t−ブチルジペルオキシフタレート、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルペルオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾ
イルペルオキシ)ヘキシン−3、t−ブチルペルオキシ
マレイン酸、t−ブチルペルオキシイソプロピルカルボ
ネート等、 ケトンペルオキシド系:メチルエチルケトンペルオキシ
ド、メチルイソブチルケトンペルオキシド、シクロヘキ
サノンペルオキシド等が挙げられる。
【0042】さらに、これら過酸化物は、各種還元剤や
架橋助剤と併用してもよい。還元剤としては、コバル
ト、ニッケル、鉄、銅、マンガン、セレン、ナトリウム
等の金属イオンやジメチルアニリン等のアミン化合物等
が挙げられる。
【0043】架橋助剤としては、イオウ、p−キノンジ
オキシム、p,p−ジベンゾイルキノンジオキシム、ラ
ウリルメタクリレート、エチレングリコールアクリレー
ト、トリエチレングリコールアクリレート、テトラエチ
レングリコールジメタアクリレート、ポリエチレングリ
コールジメタアクリレート、トリメチロールプロペント
リメタアクリレート、メチルメタアクリレート、ジアリ
ールフマレート、ジアリールフタレート、テトラアリー
ルオキシエタン、トリアリールシアヌレート、マレイミ
ド、フェニールマレイミド、N,N’−m−フェニレン
ヒスマレイミド、無水マレイン酸、イタコン酸、ジビニ
ルベンゼン、ビニールトルエン、低分子量の(Mw:1
000〜5000)ポリブタジエン等が挙げられる。
【0044】アゾ化合物としては、アゾビスブチロニト
リル、1−[(1−シアノ−1−メチルエチル)アゾ]
ホルムアミド、1,1−アゾビス(シクロヘキサン−1
−カルボニトリル)、2,2−アゾビス(2−メチルプ
ロピオンアミジン)二塩酸塩、2,2−アゾビス(2−
メチルブチロニトリル)、2,2’アゾビス(2,4−
ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−
メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、4,
4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、ジメチル−2,
2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、2,
2’アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プ
ロパン]二酸塩、2,2’アゾビス[2−(2−イミダ
ゾリン−2−イル)プロパン]、2,2’アゾビス{2
−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−
2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}、2,2’
アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)
プロピオンアミド]、2,2−アゾビスイソブチルアミ
ド二水和物、2,2’−アゾビス[2−ヒドロキシメチ
ル)プロピオニトリル]、2,2’アゾビス(2,4,
4−トリメチルペンタン)等が挙げられる。
【0045】その他に、ジアルキルジスルフィド化合物
としては、テトラアルキル(炭素数が1〜5である。)
チウラムジスルフィド、モルホリン、ジスルフィド化合
物、アルキルフェノールジスルフィド、ジチオ酸塩(S
e−ジエチルジチオカーバメート等)、塩化イオウ、セ
レン、テルル、亜鉛華、酸化マグネシウム、リサージ、
p−キノンジオキシム、p,p’−ジベンゾイルキノン
ジオキム、テトラクロロ−p−ベンゾキノン、ポロ−p
−ジニトロソベンゼン等が挙げられる。
【0046】これら架橋剤は、それぞれ、単独で使用し
てもよいし、複数種併用して使用してもよい。
【0047】これら架橋剤の添加量は、ポリスチレン系
樹脂の共役ジエンユニット1モルに対して0.001〜
100モル、好ましくは、0.01〜10モルである。
【0048】また、上記反応系における上記ポリスチレ
ン系樹脂の濃度は、0.05〜50重量%である。上記
反応系の温度は、架橋剤や反応溶媒にもよるが、0〜1
00℃、好ましくは、10〜90℃である。上記反応
は、不活性ガス(例えば、窒素)雰囲気下で行うことが
好ましい。
【0049】いずれも、上記条件を外れた場合には、ス
ルホン架橋の場合と同様に、イオン記の導入率が低くな
り、イオン交換樹脂の特性が損なわれることになる。
【0050】つぎに、上述したポリスチレン系樹脂にイ
オン基を導入する方法について説明する。
【0051】ここで導入されるイオン基としては、スル
ホン基、クロロメチル化アミノ基、カルボキシル基、−
PO(OH)2基、−CH2PO(OH)2基が挙げら
れ、好ましくはスルホン基、クロロメチル化アミノ基で
ある。
【0052】上記スルホン基のポリスチレン系樹脂への
導入は、先に述べたスルホン架橋反応時に、架橋反応と
同時に行われる。
【0053】スルホン基以外のイオン基は、以下のよう
な工程を経ることにより、ポリスチレン系樹脂中に導入
される。例えば、ポリスチレン系樹脂にn−ブチルリチ
ウムを添加し、次にドライアイスと反応させることによ
り、カルボキシル基を該樹脂中に導入することができ
る。また、三塩化燐を添加後に過水分解することによ
り、−PO(OH)2基を該樹脂中に導入することがで
きる。
【0054】もしくは、クロロメチルエーテルとルイス
酸とによりポリスチレン系樹脂のクロロメチル化を行っ
た後で、アンモニアや各種アミン化合物と反応させるこ
とにより、クロロメチル化アミンをイオン基として導入
することができる。または、上記クロロメチル化物と三
酸化燐とを反応の後に、過水分解することで、−PO
(OH)2基を該樹脂中に導入することができる。
【0055】なお、イオン基導入時の反応系における上
記ポリスチレン系樹脂の濃度は、0.05〜50重量%
である。上記反応系の温度は、架橋剤や反応溶媒にもよ
るが、0〜100℃、好ましくは、10〜90℃であ
る。上記反応は、不活性ガス(例えば、窒素)雰囲気下
で行うことが好ましい。
【0056】以上、上述したように、ポリスチレン系樹
脂を架橋し、かつイオン基を導入することによって、イ
オン交換樹脂を得ることができる。
【0057】なお、ここでは、イオン基の導入前に架橋
剤を添加してもよいし、イオン基の導入後、または同時
に架橋剤を添加してもよい。ただし、架橋反応する前
に、架橋点にイオン基が先に導入されてしまう可能性が
あるので、イオン基を導入する前に架橋剤を添加するこ
とがより望ましい。
【0058】また、上記ポリスチレン系樹脂を架橋する
に際しては、スルホン架橋によってもよいし、共役ジエ
ンユニットによる架橋によってもよく、両者による架橋
でもよい。
【0059】また、上述した改質反応を行う際には、均
一な品質のイオン交換樹脂を得るために、上述した反応
を溶媒中で行うのが望ましい。
【0060】この反応溶媒としては、炭素数が1〜2の
脂肪族ハロゲン化炭化水素(好ましくは1,2-ジクロロ
エタン 、クロロホルム、ジクロロメタン、1,1−ジ
クロロエタン)、脂肪族環状炭化水素(好ましくは、シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロペンタ
ン)、ニトロメタン、ニトロベンゼン、二酸化イオン等
が挙げれる。
【0061】なお、これら溶媒は、そのもの単体で用い
ても良いし複数混合して用いても良い。上記溶媒内での
混合においては、その混合比率は特に制限は無い。
【0062】または、他の溶媒と複数混合しても良い。
混合して用いる事が可能な溶媒としては、パラフィン系
炭化水素(炭素数:1〜7)、アセトニトリル、二硫化
炭素、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,
2-ジメトキシエタン、アセトン、メチルエチルケト
ン、チオフェン等が挙げられる。これらのものの中で好
ましくは、パラフィン系炭化水素(炭素数:1〜7)、
テトラヒドロフラン、アセトン、アセトニトリルであ
る。これら他の溶媒との混合比率は、特に限定しない
が、好ましくは、体積当り1〜100%の範囲である。
【0063】なお、上記反応に一度使用した溶媒は、反
応終了後、抜き取りや蒸留等の方法により回収して再度
上記反応に使用しても良い。
【0064】このように、本発明においては、ポリスチ
レン系樹脂を架橋し、かつイオン基を導入することによ
り、ポリスチレン系樹脂をイオン交換樹脂に改質するこ
とができる。
【0065】また、上述したように、本発明において
は、原料となるポリスチレン系樹脂に、使用済みポリス
チレン系樹脂を使用することができるので、汎用性樹脂
として大量に生産されるポリスチレン系樹脂の再利用
法、及び経済的効果の点で非常に有効である。
【0066】
【実施例】以下、実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。
【0067】先ず、始めに、ポリスチレン系樹脂とし
て、以下のものを用意した。
【0068】(a)試薬ポリスチレン:分子量Mw=2
8万 (b)発泡スチロール廃材:分子量Mw=20万、カー
ボンブラックを1重量%含有 (c)ハイインパクトポリスチレン(VHSカセットケ
ース廃材):分子量Mw=18万、カーボンブラックを
1重量%含有、ブタジエンを1モル%含有 (d)ハイインパクトポリスチレン(TV用ハウジング
廃材):分子量Mw=22万、カーボンブラックを1重
量%含有、ブタジエンを5モル%含有 なお、(b)、(c)、(d)については、シュレッダ
ーによる粉砕物を使用した。
【0069】実施例1 先ず始めに、1,2−ジクロロエタン;70gに、燐酸
トリエチル0.1gを添加し、20〜25℃に保った状
態で無水硫酸;0.27gを添加した溶液を用意した。
次に、同温度に保ちながら、同溶液に、1,2ジクロロ
エタン:63gにポリスチレン系樹脂として(a)試薬
ポリスチレン;7.0gを溶解したものと、無水硫酸:
5.4gとを60分かけて同時滴下し、架橋及びイオン
基の導入を行った。滴下中、白色固体が析出してきた。
滴下終了後、同温度に保ち、1時間熟成を行った。その
後、同白色固体を濾過により分離し、水洗後、乾燥させ
た。
【0070】実施例2 ポリスチレン系樹脂として、(b)発泡スチロール廃材
を使用した以外は、実施例1と同じ条件下で架橋及びイ
オン基の導入を行い、白色固体を得た。
【0071】実施例3 先ず始めに、室温下で、1,2−ジクロロエタン;70
gに、(c)ハイインパクトポリスチレン7.0gを溶
解し、燐酸トリエチル0.1gを添加した。そして、同
溶液を加熱し、50±5℃の温度になったところで、3
0重量%の過酸化水素水;4.2gを10分かけて滴下
した。この時、反応系に黒色の固体が析出した。次に、
60%の発煙硫酸:8.4gを同温度に保ち60分かけ
て滴下し、架橋及びイオン基の導入を行った。滴下終了
後、同温度に保ち、1時間熟成を行った。その後、同黒
色固体を濾過により分離し、水洗乾燥させた。
【0072】実施例4 先ず始めに、テトラクロロエタン;20gに(d)ハイ
インパクトポリスチレン;5gを添加した溶液に、2,
2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルヴァ
レノニトリル) gを添加して、窒素気流下50℃で
2時間攪拌を行った。この時、反応系に黒色の固体が析
出した。次に、この溶液にクロルメチルエーテル;45
gを添加した後、塩化アルミニウム:15gを徐々に加
え、同温度に保った状態で3時間攪拌を行った。反応終
了後、未反応のクロルメチルエーテルを減圧蒸留した
後、クロロメチル基と等モル量のアンモニア水を添加し
た。その後、同黒色固体を濾過により分離し、水洗乾燥
させた。
【0073】実験例1 ルイス塩基として、燐酸トリエチルを反応系に添加しな
かった以外は、実施例1と同じ条件下で処理を行った。
【0074】これにより、白色固体を得た。
【0075】実験例2 燐酸トリエチル;0.6gを反応系に添加した以外は、
実施例2と同じ条件下で処理を行った。これにより、白
色固体が得られたが、水溶性を示した。
【0076】比較例1 架橋剤として、過酸化水素水を添加しなかった以外は、
実施例3と同じ条件下で処理を行った。
【0077】これにより得られた反応物の黒色固体は、
水洗時に溶解してしまった。
【0078】比較例2 架橋剤として、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−
2,4−ジメチルヴァレノニトリル)を添加しなかった
以外は、実施例4と同様に処理を行った。
【0079】これにより得られた反応物の黒色固体は、
水洗時に溶解してしまった。
【0080】特性評価 実施例1〜実施例4、実験例1においては、ポリスチレ
ン系樹脂にイオン基が導入され、かつ架橋が行われてい
るので、水に不溶性の反応物を得ることが出来た。それ
に対し、比較例1及び比較例2においては、ポリスチレ
ン樹脂を架橋する処理が行われていないので、得られた
反応物は、水溶性を示してイオン交換樹脂として利用で
きなかった。
【0081】一方、実施例1〜実施例4及び実験例1で
得られた反応物(固体)について、以下の方法により、
イオン交換能を調べた。
【0082】50mlのビーカーに、0.01Nに調整
したNaOH水溶液を入れ、これに上記実施例及び比較
例で得られた反応物;0.2gをそれぞれ別に添加し、
30分間攪拌した。攪拌終了後、同液中のNa濃度を原
子吸光装置により測定した。
【0083】その結果、実施例1〜実施例4では、残留
Na濃度が0.0001N以下であったのに対し、実験
例1では、0.003Nであった。
【0084】これらの結果から、ポリスチレン樹脂にイ
オン基を導入し、かつ架橋させることにより、水に不溶
性の固体、すなわち、イオン交換樹脂を得られることが
わかる。但し、実験例1の結果からわかるように、スル
ホン化反応時にルイス塩基が添加されていない場合に
は、スルホン化率が低下し、結果としてイオン交換能が
低下している。また、実験例2の結果からわかるよう
に、ルイス塩基が多量に添加された場合には、逆に、架
橋反応が抑制されて水溶性を示すポリマーが生成される
ため、あまり好ましくない。
【0085】また、このように、本発明は、従来におい
て廃棄処分とされていたプラスチック廃材をイオン交換
樹脂に改質して、有効に再利用することができる。
【0086】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、ポリスチレン系樹脂の架橋を行い、かつイ
オン基を導入することにより、ポリスチレン系樹脂をイ
オン交換樹脂に改質することができる。
【0087】また、本発明によれば、原料となるポリス
チレン系樹脂に使用済みのポリスチレン系樹脂を使用す
ることができるので、汎用性樹脂として大量に生産され
たポリスチレン系樹脂の再利用法としても非常に有効で
あり、環境保護保全に貢献することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08J 5/20 CET C08J 5/20 CET (72)発明者 黒宮 美幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリスチレン系樹脂が架橋され、イオン
    基が導入されてなることを特徴とするイオン交換樹脂。
  2. 【請求項2】 上記ポリスチレン系樹脂が、スチレンユ
    ニットを全モノマーユニットに対して20モル%以上含
    有することを特徴とする請求項1記載のイオン交換樹
    脂。
  3. 【請求項3】 上記イオン基が、スルホン基、クロロメ
    チル化アミノ基、カルボキシル基、−PO(OH)
    2基、−CH2PO(OH)2基の少なくともいずれかで
    あることを特徴とする請求項1記載のイオン交換樹脂。
  4. 【請求項4】 上記イオン基が、ポリスチレン系樹脂の
    全モノマーユニットに対して20モル%以上導入されて
    なることを特徴とする請求項1記載のイオン交換樹脂。
  5. 【請求項5】 上記ポリスチレン樹脂の架橋が、スルホ
    ン架橋よりなることを特徴とする請求項1記載のイオン
    交換樹脂。
  6. 【請求項6】 上記ポリスチレン樹脂のスチレンユニッ
    ト1モルに対して、ルイス塩基が0.0001〜0.0
    5モル添加されてなることを特徴とする請求項5記載の
    イオン交換樹脂。
  7. 【請求項7】 上記ポリスチレン樹脂の架橋が、ポリス
    チレン系樹脂の共役ジエン部と架橋剤との反応によるも
    のであることを特徴とする請求項1記載のイオン交換樹
    脂。
  8. 【請求項8】 上記ポリスチレン系樹脂が、共役ジエン
    を全モノマーユニットに対して0.1〜20モル%含有
    することを特徴とする請求項7記載のイオン交換樹脂。
  9. 【請求項9】 上記ポリスチレン系樹脂が使用済みポリ
    スチレン系樹脂からなることを特徴とする請求項1記載
    のイオン交換樹脂。
  10. 【請求項10】 上記ポリスチレン系樹脂が、無機顔料
    を含有することを特徴とする請求項1記載のイオン交換
    樹脂。
  11. 【請求項11】 上記無機顔料が、ポリスチレン系樹脂
    に対して、20重量%以下含有されることを特徴とする
    請求項10記載のイオン交換樹脂。
  12. 【請求項12】 ポリスチレン系樹脂を架橋し、イオン
    基を導入することにより、ポリスチレン系樹脂を改質す
    ることを特徴とするイオン交換樹脂の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記ポリスチレン系樹脂として、スチ
    レンユニットを全モノマーユニットに対して20モル%
    以上含有するものを用いることを特徴とする請求項12
    記載のイオン交換樹脂の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記イオン基に、スルホン基、クロロ
    メチル化アミノ基、カルボキシル基、−PO(OH)2
    基、−CH2PO(OH)2基の少なくともいずれかを用
    いることを特徴とする請求項12記載のイオン交換樹脂
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 上記イオン基を、全モノマーユニット
    に対して20モル%以上導入することを特徴とする請求
    項12記載のイオン交換樹脂の製造方法。
  16. 【請求項16】 上記ポリスチレン系樹脂を架橋するに
    際して、スルホン化剤を添加することを特徴とする請求
    項12記載のイオン交換樹脂の製造方法。
  17. 【請求項17】 上記ポリスチレン樹脂を架橋するに際
    して、ルイス塩基をスチレンユニット1モルに対して、
    0.0001〜0.05モル添加することを特徴とする
    請求項16記載のイオン交換樹脂の製造方法。
  18. 【請求項18】 上記ポリスチレン樹脂を架橋するに際
    して、ポリスチレン系樹脂の共役ジエン部と架橋する架
    橋剤を添加することを特徴とする請求項12記載のイオ
    ン交換樹脂の製造方法。
  19. 【請求項19】 上記ポリスチレン系樹脂として、共役
    ジエンを全モノマーユニットに対して0.1〜20モル
    %含有するものを用いることを特徴とする請求項18記
    載のイオン交換樹脂の製造方法。
  20. 【請求項20】 上記ポリスチレン系樹脂にイオン基を
    導入する前に、上記架橋剤を添加することを特徴とする
    請求項12記載のイオン交換樹脂の製造方法。
  21. 【請求項21】 上記ポリスチレン系樹脂として使用済
    みポリスチレン系樹脂を用いることを特徴とする請求項
    12記載のイオン交換樹脂の製造方法。
  22. 【請求項22】 上記ポリスチレン系樹脂として、無機
    顔料を含有するものを用いることを特徴とする請求項1
    2記載のイオン交換樹脂の製造方法。
  23. 【請求項23】 上記ポリスチレン系樹脂に、無機顔料
    をポリスチレン系樹脂に対して20重量%以下含有する
    ものを用いることを特徴とする請求項22記載のイオン
    交換樹脂の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010209291A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Shinshu Univ 陽イオン交換樹脂

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