JPH10126019A - フレキシブルプリント基板、fcテープ及びそれからなるtabテープ - Google Patents

フレキシブルプリント基板、fcテープ及びそれからなるtabテープ

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JPH10126019A
JPH10126019A JP30944596A JP30944596A JPH10126019A JP H10126019 A JPH10126019 A JP H10126019A JP 30944596 A JP30944596 A JP 30944596A JP 30944596 A JP30944596 A JP 30944596A JP H10126019 A JPH10126019 A JP H10126019A
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JP
Japan
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film
tape
polyamic acid
base film
flexible printed
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Application number
JP30944596A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Okada
好史 岡田
Kosaku Nagano
広作 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低熱膨張性、低吸水率、低吸湿膨張性などの
優れた特性を有するフレキシブルプリント基板、FCテ
ープ及びTABテープを提供することを目的とする。 【解決手段】 ベースフィルムが、吸湿膨張係数が15
ppm以下、熱膨張係数が1.0×10-6-1以上2.
5×10-6-1以下、吸水率が1.6%以下のうち1以
上の条件をみたすことを特徴とするフレキシブルプリン
ト基板、FCテープ、及びTABテープを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
組立て工程において、デバイスの多ピン化、小型化、高
密度実装に際し、注目されているTAB(Tape Automat
ed Bonding) 方式に用いられる保護層、接着剤層及び有
機絶縁フィルムの3層構造からなるテープ(以下、FC
テープという。)、及びFCテープに銅箔を張り合わせ
回路を描いたTABテープ、及び、温度変化に対し寸法
変化が小さく、また吸湿寸法変化も小さい、耐熱性に優
れたフレキシブルプリント基板(以下、FPCと略す
る。)に関する。
【0002】
【従来技術】
【0003】近年、各種電子機器において、プリント回
路基板及び接続ケーブルとして柔軟性にすぐれているフ
レキシブルプリント基板(以下、FPCという。)が多
く使用されている。FPCは、長尺の絶縁材であるベー
スフィルムをロールツーロールで、接着剤塗布・乾
燥、銅箔ラミネーティング・接着剤硬化、配置パタ
ーン形成(レジスト塗布・銅のエッチング・レジスト剥
離)というような加工工程により製造される。一般にパ
ターン形成時、エッチング処理工程において寸法変化を
生じるため、回路設計の際、以後の工程の変化を予め考
慮し、設計する必要があった。
【0004】この寸法変化は、FPCの絶縁材である
ベースフィルムの吸湿・脱湿による寸法変化、銅箔ラ
ミネート時に生じる銅箔とベースフィルムの熱膨張の差
による歪み、及び各工程に生じる張力による歪みが原
因で生じる。
【0005】このうち、の原因による寸法変化は、ベ
ースフィルムの熱膨張係数が一定であれば、この寸法変
化量を容易に設計に取り込めることができる。また、
の原因による寸法変化は、各工程の張力をコントロール
することにより、制御することができ、この寸法変化量
も容易に設計に取り込めることができる。
【0006】しかし、FPCの製造工程は、洗浄工程な
どで、吸湿したり、乾燥したりする工程が繰り返される
ため、のベースフィルムの吸湿・脱湿による寸法変化
をコントロールすることは困難であった。
【0007】従来の絶縁材であるベースフィルムは、そ
の特性において一般に吸湿膨張係数が大きいため、FP
C製造工程における吸湿・脱湿による寸法変化が大き
く、また上記理由により解決されない問題であった。
【0008】また、近年、半導体デバイスの多ピン化、
小型化、高密度実装に対応できる技術として、長尺の絶
縁フィルムにLSI等の半導体チップを載置するための
孔(デバイスホール)を設け、その上に非常に薄い銅箔
リードを形成し、このリードを介してLSI等とプリン
ト配線板などを接続するTAB技術が注目されている。
このようなTAB技術において、一般に保護層、接着剤
層、及び有機絶縁フィルム層(ベースフィルム層)の3
層構造からなるFCテープが用いられており、FCテー
プを加工したTABテープ上にLSI等を実装するまで
の加工工程は以下のようにして行われる。
【0009】すなわち、TABテープの加工工程は、
パンチングによりスプロケットホール、デバイスホール
を形成する工程、保護層を除去した後、銅箔ラミネー
ティング後、接着剤を硬化する工程、配置パターン形
成工程(レジスト塗布、銅のエッチング、レジスト剥
離)、メッキ処理工程、インナーリードボンディン
グ工程、樹脂封止工程、パンチング工程、アウタ
ーリードボンディング工程の8工程で行われ、以上の加
工工程を経て、LSIが実装されるのである。
【0010】TABテープ上にLSIを実装するため、
パンチングの工程から、メッキ処理工程までは、張
力下で行われる。このため、ベースフィルムの弾性率が
低い場合は、伸びが生じ、細密パターンの回路を描くこ
とが困難であった。
【0011】また、銅箔ラミネーティング、接着剤硬
化、インナーリードボンディング、樹脂封止、ア
ウターリードボンディングの加工工程においては、熱が
かけられるため、TABテープのベースフィルムの熱膨
張係数が大きいと不都合が生じる。例えば、インナー
リードボンディングの加工工程では、ベースフィルムの
熱膨張により、LSIとの接合位置のずれを生じる。同
様に、アウターリードボンディングの加工工程では、
アウターリードと基板との接合位置のずれを生じる。こ
のずれが生じると、接合が不可能となり、信頼性を低下
することとなる。
【0012】また、銅箔ラミネーティングの加工工程
では、銅箔とともに加熱されるので、銅箔と異なった熱
挙動を示すと、つまり銅箔と異なった熱膨張係数を有す
るとカールの原因となる。カール、すなわち、TABテ
ープの反りが生じると、ボンディングの電気的な接続部
に歪みが生じ回路の電気的信頼性が低下するという問題
があった。
【0013】また、ベースフィルムの吸水率が大きい場
合、の銅箔ラミネーティングの加工工程においては、
接着剤の硬化反応が終了して硬化用加熱炉から取り出さ
れた直後はベースフィルムが乾燥しているため、歪みな
く銅箔と固定されているが、この銅箔をラミネートした
状態で放置すると、ベースフィルムの性質から、時間と
共に徐々に吸湿膨張する。しかし、銅箔は吸湿膨張せ
ず、また、フィルムと比較して、剛性が高くフィルムの
膨張が原因で寸法変化を起こすこともないため、銅箔と
フィルムに挟まれた接着剤層に内部応力が蓄積されるこ
ととなる。
【0014】従って、この状態での配置パターン形成
工程(レジスト塗布、銅のエッチング、レジスト剥離)
において、乾燥と吸湿が繰り返されることになり、エッ
チングにより銅箔上に配線パターンを形成すると、エッ
チングにより、銅箔が除去された部分の応力が解放され
て寸法変化が生じ、配線パターン形成のためのフォトマ
スク寸法よりも大きなパターンが形成されることにな
る。その結果、半導体デバイスとの接続不良が発生し、
このような寸法変化はTAB加工工程における歩留り低
下の原因となっていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】上記の問題点を解決するために、FPCの
製造工程において、ベースフィルムの吸湿・脱湿による
寸法変化をコントロールするため、吸水率が低く、絶縁
材として吸湿膨張係数の小さい特性を有するベースフィ
ルムの出現が待たれていた。
【0017】さらに、TABテープの製造工程における
上記問題点を解決するためには、具体的にはTABテー
プの加工工程において、インナーリードボンディング
の加工工程においては、LSI(シリコンウエハー)と
ベースフィルムの熱膨張係数が近いことが必要であり、
また、アウターリードボンディングの加工工程では、
接合する基板と、ベースフィルムの熱膨張係数が近いこ
と、さらに、銅箔ラミネーティングの加工工程では、
銅箔とベースフィルムの熱膨張係数が近いことが要求さ
れる。なお、LSIの熱膨張係数は0.4×10-5-1
であり、銅箔の熱膨張係数は1.6×10-5-1であ
る。
【0018】以上のことより、TABテープ及び、FP
Cに用いられるベースフィルムは、高弾性率のフィルム
である必要がある。また、低い吸水率を有することも必
要であり、さらに、熱膨張係数が0.4×10-5-1
2.6×10-5-1程度であることが望ましい。これら
の性質を併せ有するベースフィルムを用いたTABテー
プの出現が待ち望まれていた。
【0019】本発明の目的は、従来のFPC、FCテー
プ及びそれからなるTABテープにおける上記のような
問題を解決し、寸法変化を生じないフレキシブルプリン
ト基板、FCテープ及びそれに銅箔を張り合わせ回路を
描いたTABテープを提供することにある。そこで、本
発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、フレキシブルプリ
ント基板、また、FCテープ及びそれからなるTABテ
ープにおいて、特定の構造を有するポリアミド酸共重合
体を脱水閉環して得られるポリイミド共重合体からなる
ポリイミドフィルムをベースフィルムに用いることに想
到することにより、上記従来の問題点を解決して初期の
目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至
ったのである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
【0021】本発明に係るフレキシブルプリント基板の
要旨とするところは、少なくとも導体層とベースフィル
ムとを積層してなるフレキシブルプリント基板におい
て、前記ベースフィルムが、吸水率が1.6%以下、吸
湿膨張係数が15ppm以下、または熱膨張係数が1.
0×10-5-1以上2.5×10-5-1以下のうち、1
以上の条件を満たすことにある。
【0022】また、前記ベースフィルムが、一般式
(1)化6
【0023】
【化6】
【0024】で表される繰り返し単位を有する芳香族ポ
リアミド酸共重合体を脱水閉環して得られる芳香族ポリ
イミド共重合体からなることにある。
【0025】さらに、前記ベースフィルムが、前記一般
式(1)化7
【0026】
【化7】
【0027】(式中、R1 は化8
【0028】
【化8】
【0029】から選択される2価の有機基、R2 は化9
【0030】
【化9】
【0031】から選択される2価の有機基、R3 は化1
【0032】
【化10】
【0033】から選択される4価の有機基、R4 はCH
3 −、Cl−、Br−、F−、CH3O−を示す。ま
た、m、nは整数であり、1≦m、0≦nを満たす。)
で表される芳香族ポリアミド酸共重合体を脱水閉環して
得られる芳香族ポリイミド共重合体からなることにあ
る。
【0034】また、本発明に係るFCテープの要旨とす
るところは、ベースフィルムが、吸水率が1.6%以
下、吸湿膨張係数が15ppm以下、熱膨張係数が1.
0×10-5-1以上2.5×10-5-1以下のうち、1
以上の条件を満たすことにある。
【0035】また、本発明に係るTABテープの要旨と
するところは、請求項4に記載するFCテープの保護層
を剥離した上に銅箔を張り合わせ、回路を形成したこと
にある。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるフレキシブル
プリント基板、FCテープ及びそれからなるTABテー
プに用いられるベースフィルムは、低熱膨張性、低吸水
率、低吸湿膨張性などの優れた特性を有するフィルムか
らなる。上記の特性を満たすフィルムとして、種々の材
料が考えられるが、上記の優れた特性を有するものとし
て、ポリイミドフィルムがある。ポリイミドフィルムの
1例として、たとえば、一般式(1)化11
【0037】
【化11】
【0038】(式中、R1 は、化12
【0039】
【化12】
【0040】から選択される2価の有機基、R2 は、化
13
【0041】
【化13】
【0042】で表される2価の有機基、R3 は化14
【0043】
【化14】
【0044】で表される4価の有機基、R4 はCH
3 −,Cl−,Br−,F−,CH3 O−を示す。m,
nは整数であり、1≦m、0≦nを満たす。)を、脱水
閉環して得られるポリイミドフィルムがあげられる。
【0045】上記の特徴を有するポリイミドフィルムを
ベースフィルムとするフレキシブルプリント基板、FC
テープ及びそれからなるTABテープは、ソリやカール
がなく、加工中及び実装時の寸法変化が小さいという利
点を有している。
【0046】以下に、本発明に係るフレキシブルプリン
ト基板、FCテープ及びそれからなるTABテープの製
造方法について詳細に述べる。
【0047】低熱膨張性、低吸水率、低吸湿膨張性など
の優れた特性を有するポリイミドフィルムは、その前駆
体であるポリアミド酸共重合体を脱水閉環して得られ
る。このポリアミド酸共重合体溶液は、酸無水物とジア
ミン成分を実質的に等モル使用し、有機極性溶媒中で重
合して得られる。このポリイミドフィルムの1例とし
て、上記特定構造のポリイミドフィルムについて、その
製造方法を述べる。まず、ポリアミド酸共重合体溶液の
製造方法について述べる。
【0048】アルゴン、窒素などの不活性ガス雰囲気中
において、一般式(2) H2 N−R2 −NH2 (2) (式中、R2 は2価の有機基を示す。)で表される1種
あるいは、2種のジアミンを有機溶媒に溶解、あるい
は、スラリー状に拡散させる。この溶液に、一般式
(3)化15
【0049】
【化15】
【0050】(式中、R1 は2価の有機基を示す。)で
表される少なくとも1種の芳香族ジエステル酸二無水物
と、一般式(4)化16
【0051】
【化16】
【0052】(式中、R3 は4価の有機基を示す。)で
表される少なくとも1種のテトラカルボン酸二無水物の
混合物を固体の状態または有機溶媒溶液の状態で添加
し、ポリアミド酸共重合体の溶液を得る。
【0053】この時の反応温度は、−20℃から100
℃、望ましくは、60℃以下が好ましい。反応時間は、
30分から12時間程度である。
【0054】また、この反応において、上記添加手順と
は逆に、まずエステル酸二無水物とテトラカルボン酸二
無水物の混合物を有機溶媒中に溶解または拡散させ、該
溶液中に前記ジアミンの固体若しくは有機溶媒による溶
液若しくはスラリーを添加させてもよい。また、同時に
混合して反応させてもよく、酸無水物成分、ジアミン成
分の混合順序は限定されない。
【0055】なお、ポリアミド酸共重合体の生成反応に
使用される有機溶媒としては、例えば、ジメチルスルホ
キシド、ジエチルスルホキシド等のスルホキシド系溶
媒、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジエチルホルムア
ミド等のホルムアミド系溶媒、N,N-ジメチルアセトアミ
ド、N,N-ジエチルアセトアミド等のアセトアミド系溶
媒、N−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピ
ロリドンなどのピロリドン系溶媒、フェノール、o−、
m−、またはp−クレゾール、キシレノール、ハロゲン
化フェノール、カテコールなどのフェノール系溶媒、あ
るいはヘキサメチルホスホルアミド、γ−ブチロラクト
ン等をあげることができる。これらを1種類の溶媒のみ
で用いることも、2種以上からなる混合溶媒で用いるこ
ともできる。更には、キシレン、トルエン等の芳香族炭
化水素を混合して使用することも可能である。
【0056】また、これらの極性溶媒とポリアミド酸の
非溶媒とからなる混合溶媒の用いることもできる。ポリ
アミド酸の非溶媒としてはアセトン、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、ベンゼン、メチルセロソル
ブ等を挙げることができる。更にキシレン、トルエンの
ような芳香族炭化水素の一部使用も可能である。
【0057】このポリアミド酸共重合体は各々前記の有
機極性溶媒中に5〜40重量%、好ましくは10〜30
重量%溶解されているのが取扱いの面からも望ましい。
【0058】生成されるポリアミド酸共重合体の分子量
は、ポリイミドフィルムの強度を維持するためには、数
平均分子量が1万以上100万が好ましい。平均分子量
が1万未満では、できあがったフィルムが脆くなり、一
方100万を超えるとポリアミド酸ワニスの粘度が高く
なりすぎ取扱いが難しくなって、好ましくない。
【0059】かかる反応において、酸無水物成分の割合
は、前記一般式(3)で表されるエステル酸二無水物と
前記一般式(4)で表されるテトラカルボン酸二無水物
のモル比が、10/90〜100/0の範囲であるよう
に用いるのが好ましい。
【0060】また、前記一般式(2)で表されるジアミ
ンは、酸無水物成分の総量と等モル量用いるのが好まし
い。
【0061】更に詳しくは、前記ポリアミド酸共重合体
の製造方法に用いられるジアミン成分は、一般式(2) H2 N−R2 −NH2 (2) (式中、R2 は、化17
【0062】
【化17】
【0063】で表される2価の有機基を示す。)で表さ
れるジアミン成分から選択される。
【0064】また、前記ポリアミド酸共重合体の製造方
法に用いられる酸無水物は、本質的に種々の酸無水物が
使用可能であるが、より具体的には、諸特性のバランス
から、一般式(3)化18
【0065】
【化18】
【0066】(式中、R1 は化19
【0067】
【化19】
【0068】で表される2価の有機基を示す)から選択
される芳香族ジエステル酸二無水物及び、一般式(4)
化20
【0069】
【化20】
【0070】式中、R3 は化21
【0071】
【化21】
【0072】で表される4価の有機基を示す。)から選
択されるテトラカルボン酸二無水物を使用することが好
ましい。
【0073】なお、本発明に用いられる酸成分のモノマ
ーは、ベンゼンやトルエン等の溶媒中、ピリジンの存在
下で無水トリメリット酸クロリドとフェノール類との反
応あるいは、高沸点溶媒中、無水トリメリット酸とジア
セテート類とエステル交換反応による方法等により得ら
れる。
【0074】上記のようにして、得られた一般式(1)
で表されるポリアミド酸共重合体におけるブロック単位
の繰り返し数m、nは整数であり、1≦m、0≦nを満
たす。
【0075】つぎに、このポリアミド酸共重合体の溶液
からポリイミド共重合体およびポリイミドフィルムを得
るためには、熱的方法、又は脱水剤を用いる化学的方法
のいずれかの方法を用いて脱水閉環(イミド化)すれば
よい。
【0076】例を挙げて説明すると、化学的に脱水閉環
する方法では、まず上記ポリアミド酸共重合体またはそ
の溶液に化学量論以上の脱水剤と触媒量の第3級アミン
を加え、支持板やPET等の有機フィルム、ドラム又は
エンドレスベルト等の支持体上に流延または塗布して膜
状とし、有機溶媒を蒸発させることにより自己支持性を
有するポリアミド酸の膜を得る。この有機溶媒の蒸発は
150℃以下の温度で約5分〜90分間行うのが好まし
い。
【0077】次いで、これを支持体より引き剥がし端部
を固定する。その後、約100℃〜500℃まで徐々に
加熱することによりイミド化し、冷却後これより取り外
しポリイミドフィルムを得る。
【0078】また、熱的に脱水閉環する方法では、ポリ
アミド酸共重合体溶液を支持板やPET等の有機フィル
ム、ドラムまたエンドレスベルト等の支持体上に流延ま
たは塗布して膜状とし、化学的に脱水する場合と同様の
方法で処理する。
【0079】熱的にイミド化する方法と化学的にイミド
化する方法とを比較すると、化学的方法によるほうが得
られたポリイミド共重合体の伸びが優れたものとなり、
また、ポリイミドの機械的強度が大きく、かつ線膨張係
数が小さくなる等の機械的特性が良好となること、また
化学的方法によるほうが、短時間でイミド化することが
できる等の利点がある。なお、熱的にイミド化する方法
と化学的にイミド化する方法とを併用することも可能で
ある。
【0080】更に加熱して乾燥させつつイミド化させ、
ポリイミド共重合体からなるポリイミドフィルムを得
る。加熱の際の温度は、110℃から550℃の範囲の
温度が好ましい。加熱の際の昇温速度には特に制限はな
いが、徐々に加熱して最高温度が上記の温度になるよう
にするのが好ましい。加熱時間はフィルム厚みや最高温
度によって異なるが一般的には最高温度に達してから1
0秒から10分の範囲が好ましい。自己支持性を有する
膜を加熱して乾燥・イミド化する際は、自己支持性を有
する膜を支持体から引き剥がし、その状態で端部を固定
して加熱することにより線熱膨張係数が小さいポリイミ
ドフィルムが得られる。
【0081】ここでいう脱水剤としては、例えば無水酢
酸等の脂肪族酸二無水物、芳香族酸二無水物などが挙げ
られる。また、触媒としては、例えばトリエチルアミン
などの脂肪族アミン類、ジメチルアニリン等の芳香族ア
ミン類、ピリジン、ピコリン、イソキノリン等の複素環
式第3級アミン類などが挙げられる。
【0082】また、ポリイミドはポリイソイミドと等価
体であることは周知のことであるが、イソイミド構造を
選択すれば溶媒溶解性を向上させることも可能である。
ポリイソイミド共重合体を得るためには上述した化学的
閉環剤をジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)等
のジイミド及び/またはトリフルオロ酢酸等のカルボン
酸に置きかえた上で、該ポリイミド共重合体生成と同様
の反応を行えばよい。
【0083】また、このポリイミドフィルムの製造にお
いて、ポリイミド共重合体の前駆体であるポリアミド酸
共重合体の溶液中に、ナイロン、ポリ酢酸ビニル、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリメタクリル酸メチル等の
熱可塑性樹脂等の有機添加剤、あるいはガラス繊維等無
機のフィラー類、あるいは各種の強化剤を配合してフィ
ルムを得てもよく、これらを配合することにより、機械
的強度、接着性などの諸特性をさらに向上させることが
可能である。
【0084】上記の方法により得られる特定構造のポリ
イミドフィルムは、吸湿膨張係数が15ppm以下であ
り、熱膨張係数が、1.0×10-5-1以上2.5×1
-5-1以下であり、また、吸水率が1.6%以下とい
う特徴を有しており、フレキシブルプリント基板、FC
テープ及びそれからなるTABテープのベースフィルム
として好適であり、ソリやカールがなく、加工中及び実
装時の寸法変化が小さいという利点を有している。
【0085】なお、本発明に係るフレキシブルプリント
基板、FCテープ及びそれからなるTABテープのベー
スフィルムとしては、吸湿膨張係数が15ppm以下、
熱膨張係数が、1.0×10-5-1以上2.5×10-5
-1以下、また、吸水率が1.6%以下という特徴を1
以上有しているフィルムであれば、いかなる構成であっ
ても好ましく用いることができ、本発明のベースフィル
ムとして使用されるフィルムは、上述した特定構造のも
のに限定されない。
【0086】上記の方法により得られるフィルムは、本
発明に係るフレキシブルプリント基板、FCテープ及び
それからなるTABテープのベースフィルムとして使用
される。この場合、厚みが25μm〜180μm程度で
用いられるが、取扱い上の利便性、フィルム強度、小型
化対応のための薄層化要求等のバランスから50μm〜
125μmがより好適である。
【0087】次に、本発明に係るフレキシブルプリント
基板の製造方法について説明する。本発明に係るフレキ
シブルプリント基板は、所定の配合の接着剤を、最終
膜厚として10〜100μm、好ましくは15〜30μ
mになるように均一に絶縁材としてのベースフィルムに
塗布する。接着剤溶液を乾燥させ、接着剤層を半硬化
状態(B−ステージ化状態)にする。接着剤層に銅箔
を重ね合わせ、20℃〜180℃で0.1kg/cm2
以上の条件で圧着し、接着剤が硬化する温度で硬化させ
る。レジストを塗布し、露光などでレジスト上に回路
を描き、現像し、銅のエッチングを行い、レジスト剥離
する。上記の製造過程を経て、FPCが作成されるので
ある。
【0088】本発明に係るフレキシブルプリント基板
は、ベースフィルムの性質として、低吸湿膨張、低熱膨
張であることより、各加工工程での吸湿・脱湿による寸
法変化が小さいため、回路形成及びIC実装後、電気・
電子部品に実装する際の位置ずれが生じることがなく、
優れた寸法安定性を有する。
【0089】次に、本発明に係るFCテープの製造方法
について述べる。PET等の保護層の上に接着剤を約1
0〜30μm厚みに塗布、80℃〜150℃程度の温度
で、約0.5分〜20分乾燥し、カバーフィルムをラミ
ネートし、PET/接着剤/カバーフィルムの3層構造
とする。その3層構造のフィルムを所定の幅にスリット
する。
【0090】別に上記方法により製造したベースフィル
ムを所定の幅にスリットする。3層構造のフィルムのカ
バーフィルムを剥離し、別に上記方法により製造したフ
ィルム(有機絶縁フィルム)に、接着剤が融着するよう
に50℃〜150℃程度の温度条件において、スリット
した有機絶縁フィルムをラミネートし、保護層/接着剤
/有機絶縁フィルムの3層構造からなる本発明に係るF
Cテープが得られる。
【0091】次に、本発明に係るTABテープの製造方
法について説明する。すなわち、TABテープは、上記
製法により製造されたFCテープをパンチングによりス
プロケットホール、デバイズホールを形成し、保護層を
剥離除去したあと、銅箔ラミネート、接着剤を硬化さ
せ、配置パターン形成し(レジスト塗布、銅のエッチン
グ、レジスト剥離)、メッキ処理を行い、本発明に係る
TAB用テープが得られる。
【0092】接着の方法は、詳しくは、保護フィルム
上に所定の配合の接着剤を、最終膜厚として10〜40
μm、好ましくは、15〜30μmになるように均一に
塗布する。接着剤溶液を乾燥させ、接着剤層を半硬化
状態(B−ステージ化状態)にする。接着剤層に、上
記製造方法により得られたFCテープを重ね合わせ、2
0℃〜180℃で0.1kg/cm2 以上の条件で圧着
する。以上のような製造方法により、本発明に係るTA
Bテープが得られるのである。
【0093】なお、接着剤層の保護層となる保護フィル
ムとしては、接着剤の乾燥時に軟化・変質を起こさない
程度の耐熱性を有していれば基本的にどのようなもので
もよいが、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステ
ルフィルムあるいは、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ンフィルムが好適である。
【0094】上記のようにして得られたTABテープ
は、吸湿膨張係数が、15ppm以下であり、熱膨張係
数が1.0×10-5-1以上2.5×10-5-1以下で
あり、さらに、吸水率が1.6%以下であるという優れ
た性質を有しているポリイミドフィルムを使用すること
により、インナーリードボンディングの加工工程におけ
るベースフィルムとLSIの接合位置のずれや、アウタ
ーリードボンディングの加工工程におけるアウターリー
ドと基板の接合位置のずれが生じることがなく、銅箔ラ
ミネーティングの加工工程において、カールを生じるこ
とがない等の優れた利点を有する。
【0095】また、本発明にかかるTABテープは、低
吸湿膨張、低熱膨張であることより、各加工工程での寸
法変化が小さいため、更に高細線パターンのTABテー
プを供することができる。また、有機絶縁フィルムの弾
性率が高いため、有機絶縁フィルムの厚みを薄くするこ
とができ、薄いICパッケージをつくることができる。
さらに、各加工工程での寸法変化が小さいため、各接合
面での電気信頼性が高いことより、コンピューターIC
の実装などにも用いることができる。
【0096】なお、本発明に係るフレキシブルプリント
基板、FCテープ及びそれからなるTABテープに用い
られる接着剤の材料は、従来公知の材料を用いればよ
く、具体的には、例えば、エポキシ樹脂、ポリアミド樹
脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、
ゴム系樹脂等を単独または種々の割合で溶剤とともに混
合し、必要に応じて硬化剤や硬化促進剤などの添加剤を
添加したものを用いることができる。
【0097】以上、本発明に係るフレキシブルプリント
基板、FCテープ及びそれからなるTABテープについ
て、有用性を明らかにすべく、実施の形態の1例を説明
したが、本発明はこれらのみに限定されるものではな
く、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内で当業者の知
識に基づき、種々なる改良、変更、修正を加えた態様で
実施しうるものである。
【0098】
【実施例】以下、実施例により、本発明に係るフレキシ
ブルプリント基板、FCテープ及びそれからなるTAB
テープについて説明する。まず、本発明に係るフレキシ
ブルプリント基板、FCテープ及びそれからなるTAB
テープのベースフィルムに使用するポリイミドフィルム
を構成するポリイミド共重合体の製造に供する酸成分の
製造例を説明する。
【0099】(製造例1) 酸成分:P−フェニレンビス(トリメリット酸モノエス
テル酸無水物)の合成 滴下ロート、還流冷却管のついた3000mlの3口フ
ラスコの無水トリメリット酸クロリド510g(2.4
モル)、トルエン1000mlを入れ、約80℃で攪拌
する。ヒドロキノン132g(1.2モル)をトルエン
1200ml、ピリジン240mlに溶かし、上記の3
口フラスコに滴下ロートより滴下する。滴下後、約2時
間還流攪拌を行い、冷却後、沈殿を濾別し、白色固体を
得た。この白色固体を3リットルの水で洗浄後、乾燥
し、無水酢酸で還流攪拌を約2時間行い、濾別する。濾
別により得た白色固体をDMFにより再結晶し、380
gの白色固体を得た。
【0100】(製造例2) 酸成分:p−メチルフェニレンビス(トリメリット酸モ
ノエステル酸無水物)の合成 ヒドロキノンの代わりに、メチルハイドロキノン14
7.6g(1.2モル)を用いる以外は、製造例1と同
様にして白色の固体350gを得た。
【0101】(製造例3) 酸成分:p−(2,3ジメチルフェニレン)ビス(トリ
メリット酸モノエステル酸無水物)の合成 ヒドロキノンの代わりに、2,3−ジメチルハイドロキ
ノン165.6g(1.2モル)を用いる以外は製造例
1と同様にして白色の固体400gを得た。
【0102】(製造例4) 酸成分:4,4' −ビフェニレンビス(トリメリット酸
モノエステル酸無水物)の合成 ヒドロキノンの代わりに、4,4' −ジヒドロキシビフ
ェニル223.2g(1.2モル)を用いた以外は、製
造例1と同様にして白色の固体400gを得た。
【0103】(製造例5) 酸成分:1,4−ナフタレンビス(トリメリット酸モノ
エステル酸無水物)の合成 ヒドロキノンの代わりに、1,4−ジヒドロキシナフタ
レン192.0g(1.2モル)を用いる以外は、製造
例1と同様にして白色の固体380gを得た。
【0104】(製造例6) 酸成分:2,6−ナフタレンビス(トリメリット酸モノ
エステル酸無水物)の合成 ヒドロキノンの代わりに、2,6−ジヒドロキシナフタ
レン192.0g(1.2モル)を用いる以外は製造例
1と同様にして白色の固体385gを得た。
【0105】次に、実施例により本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例の範囲に限定されるも
のではない。なお、実施例中、ODAは 4,4'-ジアミノ
ジフェニルエーテル、BAPPは、2,2 ’- ビス〔4-
(4-アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、BAPB
は、4,4 ' - ビス(4-アミノフェノキシ)ビフェニル、
TPE−Qは、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)
ベンゼン、p−PDAは、パラフェニレンジアミン、N
MPは、N−メチルピロリドン、PMDAは無水ピロメ
リット酸、DMFはジメチルホルムアミドを表す。
【0106】(実施例1)セパラブルフラスコに、NM
Pとp−PDAを2当量、ODAを1当量とり、ジアミ
ン化合物が完全に溶解するまで室温でよく攪拌した。つ
ぎに、製造例1で示したp−フェニレンビス(トリメリ
ット酸モノエステル酸無水物)2.85当量を粉体で徐
々に加え、その後40分攪拌した。そして、p−フェニ
レンビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)0.
15当量をNMPに溶かし、徐々に加え、このあと1時
間冷却攪拌し、ポリアミド酸共重合体のNMP溶液を得
た。なお、NMPの使用量はジアミン類及び芳香族テト
ラカルボン酸二無水物類のモノマー仕込み濃度が、18
重量%となるようにした。
【0107】つぎに、ポリアミド酸共重合体溶液を無水
酢酸、βピコリンと混合し、ガラス板上に流延塗布し、
約100℃に約5分間乾燥後、ポリアミド酸塗膜をガラ
ス板より剥がし、その塗膜を支持枠に固定し、その後約
100℃で約5分間、約200℃で約5分間、約300
℃で約5分間加熱し、約400℃で約5分間加熱し、脱
水閉環乾燥し、約50μmのポリイミドフィルムを得
た。得られたポリイミドフィルムの物性を表1に示し
た。
【0108】なお、熱膨張係数は、窒素気流下で理学電
気製TMA 8140により測定した100℃〜200
℃での熱膨張係数をいう。吸水率は、フィルムを150
℃で30分間乾燥させたものの重量をW1 をとし、24
時間蒸留水に浸したあと表面の水滴を拭き取ったものの
重量をW2 とし、下記式より算出する。 吸水率(%)=(W2 −W1 )÷W1 ×100
【0109】弾性率は、ASTM D882による。
【0110】
【表1】
【0111】表面に剥離剤処理を施した、保護用ポリエ
チレンテレフタレート(以下PETという。)フィルム
にビスフェノールA型エポキシ樹脂(E1001/油化
シェルエポキシ社製)50部、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂(180H65/油化シェルエポキシ社
製)10部、ポリアミド樹脂(M1276/日本リルサ
ン社製)40部、ジアミノジフェニルスルフォン7部、
ジシアンジアミド2部、トルエン35部、イソプロピル
アルコール15部、からなる接着剤を乾燥後約20μm
になるように塗布し、150℃で10分乾燥した。この
接着剤付きPETフィルムを26mm巾にスリットし、
35mm巾にスリットした上記ポリイミドフィルムと約
100℃で圧着し、FCテープを得た。
【0112】このFCテープのPETフィルムを取り除
いた後、接着剤面と銅箔(三井金属製Low−prof
ile電解銅箔VLP−3EC)を120℃にてラミネ
ートし、この状態で外観を観察した後、上記方法に従っ
てエッチング後の寸法変化率を測定した。結果を表1に
示す。
【0113】なお、寸法安定性は、次の方法により、寸
法変化率を求めることによって、評価した。すなわち、
ベースポリイミドフィルム、接着剤、保護用PETフィ
ルムからなるFCテープを、PETフィルムを除いて銅
箔(三井金属製Low−profile電解銅箔VLP
−3EC)とラミネートし、加熱・キュアを行った後、
寸法変化率測定用の2個のマーキング孔a,bをMD
(機械製造方向)方向にパンチングによって開け、この
ときのa−b間の初期値l1 を測定した。次に銅箔を全
面エッチングし、a−b間l2 を測定した。次の計算
式、数1
【数1】 に基づいて、エッチング前後の寸法変化率を算出した。 (実施例2)ODAの代わりに、BAPP1当量を用い
た他は、実施例1と同様にして、ポリアミド酸共重合体
を得、実施例1と同様の方法で約50μmのポリイミド
フィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性を
表1に示した。
【0114】(実施例3)ODAの代わりに、BAPB
1当量を用いた他は、実施例1と同様にして、ポリアミ
ド酸共重合体を得、実施例1と同様の方法で約50μm
のポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィ
ルムの物性を表1に示した。
【0115】(実施例4)ODAの代わりに、TPE−
Q1当量を用いた他は、実施例1と同様にして、ポリア
ミド酸共重合体を得、実施例1と同様の方法で約50μ
mのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフ
ィルムの物性を表1に示した。
【0116】(実施例5)p−フェニレンビス(トリメ
リット酸モノエステル酸無水物)の代わりに、製造例2
で示したp−メチルフェニレンビス(トリメリット酸モ
ノエステル酸二無水物)3当量を用いた他は実施例1と
同様にしてポリアミド酸共重合体を得て、実施例1と同
様の方法で約50μmのポリイミドフィルムを得た。得
られたポリイミドフィルムの物性を表1に示した。
【0117】(実施例6)p−フェニレンビス(トリメ
リット酸モノエステル酸無水物)の代わりに、製造例3
で示したp−(2,3ジメチルフェニレン)ビス(トリ
メリット酸モノエステル酸無水物)3当量を用いた他は
実施例1と同様にしてポリアミド酸共重合体を得て、実
施例1と同様の方法で約50μmのポリイミドフィルム
を得た。得られたポリイミドフィルムの物性を表1に示
した。
【0118】(実施例7)P−フェニレンビス(トリメ
リット酸モノエステル酸無水物)の代わりに、製造例4
で示した4,4' −ビフェニレンビス(トリメリット酸
モノエステル酸無水物)を1当量を用いた他は、実施例
1と同様にしてポリアミド酸共重合体を得、実施例1と
同様の方法で約50μmのポリイミドフィルムを得た。
得られたポリイミドフィルムの物性を表1に示した。
【0119】(実施例8)ODAの代わりに、BAPP
1当量を用いた他は、実施例7と同様にして、ポリアミ
ド酸共重合体を得、実施例1と同様の方法で約50μm
のポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィ
ルムの物性を表1に示した。
【0120】(実施例9)ODAの代わりに、BAPB
1当量を用いた他は、実施例7と同様にして、ポリアミ
ド酸共重合体を得、実施例1と同様の方法で約50μm
のポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィ
ルムの物性を表1に示した。
【0121】(実施例10)ODAの代わりに、TPE
−Q1当量を用いた他は、実施例7と同様にして、ポリ
アミド酸共重合体を得、実施例1と同様の方法で約50
μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミド
フィルムの物性を表1に示した。
【0122】(実施例11)p−フェニレンビス(トリ
メリット酸モノエステル酸無水物)の代わりに、製造例
5で示した1,4−ナフタレンビス(トリメリット酸モ
ノエステル酸二無水物)3当量を用いた他は実施例1と
同様にしてポリアミド酸共重合体を得て、実施例1と同
様の方法で約50μmのポリイミドフィルムを得た。得
られたポリイミドフィルムの物性を表1に示した。
【0123】(実施例12)p−フェニレンビス(トリ
メリット酸モノエステル酸無水物)の代わりに、製造例
6で示した2,6−ナフタレンビス(トリメリット酸モ
ノエステル酸無水物)を用いた他は実施例1と同様にし
てポリアミド酸共重合体を得て、実施例1と同様の方法
で約50μmのポリイミドフィルムを得た。得られたポ
リイミドフィルムの物性を表1に示した。
【0124】(実施例13)セパラブルフラスコに、N
MPとp−PDAを2当量、ODAを1当量とり、ジア
ミン化合物が完全に溶解するまで室温でよく攪拌した。
つぎに、製造例1で示したp−フェニレンビス(トリメ
リット酸モノエステル酸無水物)2当量を粉体で徐々に
加え、その後40分攪拌した。オキシジフタリックアン
ヒドリド0.85当量を粉体で徐々に加え、その後40
分攪拌した。そして、オキシジフタリックアンヒドリド
0.15当量をNMPに溶かし、徐々に加え、このあと
1時間冷却攪拌し、ポリアミド酸共重合体のNMP溶液
を得た。なお、NMPの使用量はジアミン類及び芳香族
テトラカルボン酸二無水物類のモノマー仕込み濃度が、
18重量%となるようにした。得られたポリアミド酸共
重合体溶液を用い、実施例1と同様の方法で約50μm
のポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィ
ルムの物性を表1に示した。
【0125】(実施例14)オキシジフタリックアンヒ
ドリドの代わりに、ベンゾフェノンテトラカルボキシリ
ックアンヒドリド(BTDA)を用いた他は実施例13
と同様にしてポリアミド酸共重合体を得て、実施例1と
同様の方法で約50μmのポリイミドフィルムを得た。
得られたポリイミドフィルムの物性を表1に示した。
【0126】(実施例15)オキシジフタリックアンヒ
ドリドの代わりに、ビフェニルテトラカルボキシリック
アンヒドリド(BPDA)を用いた他は実施例13と同
様にしてポリアミド酸共重合体を得て、実施例1と同様
の方法で約50μmのポリイミドフィルムを得た。得ら
れたポリイミドフィルムの物性を表1に示した。
【0127】(実施例16)オキシジフタリックアンヒ
ドリドの代わりに、ピロメリット酸無水物(PMDA)
を用いた他は実施例13と同様にしてポリアミド酸共重
合体を得て、実施例1と同様の方法で約50μmのポリ
イミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの
物性を表1に示した。
【0128】(比較例1)先の実施例1と同様の方法に
より、PMDAとODAを等モルずつ用いて、50μm
のポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィ
ルムの物性を表1に示した。このポリイミドフィルムを
使用し、実施例1と同様の方法で、FCテープを得、銅
箔とラミネートして外観の観察と寸法変化の測定を行っ
た。結果を表1に示した。
【0129】(比較例2)2リットルのセパラブルフラ
スコにDMFとODAを1当量とり、ジアミノ化合物が
完全に溶解するまで室温でよく混合しその後、氷で冷却
しながら攪拌した。次に、PMDA2当量を加え、40
分冷却攪拌した。そして、p−PDA1当量をDMFに
溶かし、徐々に加え、このあと1時間冷却攪拌し、ポリ
アミド酸共重合体のDMF溶液を得た。実施例1と同様
の方法で焼成し、50μmのポリイミドフィルムを得
た。得られたポリイミドフィルムの物性を表1に示し
た。
【0130】このポリイミドフィルムを使用し、実施例
1と同様の方法で、FCテープを得、銅箔とラミネート
して外観の観察と寸法変化の測定を行った。結果を表1
に示した。
【0131】
【発明の効果】以上、具体的な実施例で示したように、
本発明に係るフレキシブルプリント基板、FCテープ及
びそれからなるTABテープは、線膨張係数が金属ある
いはガラスに対して極端に差がなく、特異的に弾性率が
高くまた、吸水率が低いという特性を有する。具体的に
は、一般式(1)で表されるポリアミド酸共重合体と化
学脱水剤を混合して得られるポリイミドフィルムを、ベ
ースフィルムとする、フレキシブルプリント基板、FC
テープ及びそれからなるTABテープを提供するもので
あり、ソリやカールがなく、加工中及び実装時の寸法変
化が小さいため多ピン・高密度パターンのテープキャリ
アパッケージに好適な材料となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 27/34 B32B 27/34 C08G 73/16 NTK C08G 73/16 NTK // C08J 5/18 CFG C08J 5/18 CFG

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも導体層とベースフィルムとを
    積層してなるフレキシブルプリント基板において、前記
    ベースフィルムが、吸水率が1.6%以下、吸湿膨張係
    数が15ppm以下、または熱膨張係数が1.0×10
    -5-1以上2.5×10-5-1以下のうち、1以上の条
    件を満たすことを特徴とするフレキシブルプリント基
    板。
  2. 【請求項2】 前記ベースフィルムが、一般式(1)化
    1 【化1】 で表される繰り返し単位を有する芳香族ポリアミド酸共
    重合体を脱水閉環して得られる芳香族ポリイミド共重合
    体からなることを特徴とする請求項1に記載するフレキ
    シブルプリント基板。
  3. 【請求項3】 前記ベースフィルムが、前記一般式
    (1)化2 【化2】 (式中、R1 は化3 【化3】 から選択される2価の有機基、R2 は化4 【化4】 から選択される2価の有機基、R3 は化5 【化5】 から選択される4価の有機基、R4 はCH3 −、Cl
    −、Br−、F−、CH3O−を示す。また、m、nは
    整数であり、1≦m、0≦nを満たす。)で表される芳
    香族ポリアミド酸共重合体を脱水閉環して得られる芳香
    族ポリイミド共重合体からなることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載するフレキシブルプリント基板。
  4. 【請求項4】 ベースフィルムが、吸水率が1.6%以
    下、吸湿膨張係数が15ppm以下、熱膨張係数が1.
    0×10-5-1以上2.5×10-5-1以下のうち、1
    以上の条件を満たすことを特徴とするFCテープ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載するFCテープの保護層
    を剥離した上に銅箔を張り合わせ、回路を形成したこと
    を特徴とするTABテープ。
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