JPH10122225A - セレクトレバーのケーブル取付装置 - Google Patents
セレクトレバーのケーブル取付装置Info
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- JPH10122225A JPH10122225A JP8291127A JP29112796A JPH10122225A JP H10122225 A JPH10122225 A JP H10122225A JP 8291127 A JP8291127 A JP 8291127A JP 29112796 A JP29112796 A JP 29112796A JP H10122225 A JPH10122225 A JP H10122225A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C1/00—Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
- F16C1/26—Construction of guiding-sheathings or guiding-tubes
- F16C1/262—End fittings; Attachment thereof to the sheathing or tube
- F16C1/265—End fittings; Attachment thereof to the sheathing or tube with a swivel tube connected to the end-fitting of a sheathing, e.g. with a spherical joint
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C1/00—Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
- F16C1/10—Means for transmitting linear movement in a flexible sheathing, e.g. "Bowden-mechanisms"
- F16C1/102—Arrangements to mount end fittings of the sheathings to support walls or brackets
- F16C1/105—Arrangements to mount end fittings of the sheathings to support walls or brackets to a slot in the bracket
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/20—Land vehicles
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2361/00—Apparatus or articles in engineering in general
- F16C2361/65—Gear shifting, change speed gear, gear box
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動変速機を搭載した自動車のセレクト
レバーとケーブルの連結構造に改良を加え、組付けがワ
ンタッチで行えるようにする。 【解決手段】 二重ケーブル１０のアウタケーブル１１
を支持するソケット１２の凹部１２ｃを、ハウジング５
と一体のソケット取付体９の取付溝９ｂに上方からスラ
イドさせて垂直に嵌合する。ガイド部材２７とともに連
結棒７をソケット１２のテーパ状の孔１２ｅの範囲内で
水平に回動する。この回動により、セレクトレバーと一
体のアーム６に水平に植設されたピン軸８に、ゴムブッ
シュ２５を一時的に変形させて圧入する。
レバーとケーブルの連結構造に改良を加え、組付けがワ
ンタッチで行えるようにする。 【解決手段】 二重ケーブル１０のアウタケーブル１１
を支持するソケット１２の凹部１２ｃを、ハウジング５
と一体のソケット取付体９の取付溝９ｂに上方からスラ
イドさせて垂直に嵌合する。ガイド部材２７とともに連
結棒７をソケット１２のテーパ状の孔１２ｅの範囲内で
水平に回動する。この回動により、セレクトレバーと一
体のアーム６に水平に植設されたピン軸８に、ゴムブッ
シュ２５を一時的に変形させて圧入する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機を搭載
した自動車に適用する、セレクトレバーのケーブル取付
装置に関するものである。
した自動車に適用する、セレクトレバーのケーブル取付
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動変速機を搭載した自動車は、運転席
横のコンソールにセレクトレバーを設けたものが多い。
そしてこのセレクトレバーは、下端がフロアパネル上部
のハウジングに軸着されて車体の前後方向に傾倒できる
ように支持されている。セレクトレバーの下方側部（ハ
ウジングの内部）にはデテントプレートが設けられ、そ
の一部に穿設されたデテントホールにセレクトレバーか
ら側方に突出させたデテントピンが係合して、変速位置
の選択を行うとともに、セレクトレバーの傾倒角度を規
制するようにしてある。
横のコンソールにセレクトレバーを設けたものが多い。
そしてこのセレクトレバーは、下端がフロアパネル上部
のハウジングに軸着されて車体の前後方向に傾倒できる
ように支持されている。セレクトレバーの下方側部（ハ
ウジングの内部）にはデテントプレートが設けられ、そ
の一部に穿設されたデテントホールにセレクトレバーか
ら側方に突出させたデテントピンが係合して、変速位置
の選択を行うとともに、セレクトレバーの傾倒角度を規
制するようにしてある。
【０００３】セレクトレバーには二重ケーブルのうちの
インナケーブルの先端部が連結し、セレクトレバーの傾
倒角度に応じてインナケーブルをアウタケーブルに対し
て移動させるようになっている。インナケーブルの基端
部には自動変速機のセレクト機構が結合される。
インナケーブルの先端部が連結し、セレクトレバーの傾
倒角度に応じてインナケーブルをアウタケーブルに対し
て移動させるようになっている。インナケーブルの基端
部には自動変速機のセレクト機構が結合される。
【０００４】セレクトレバーとインナケーブルの従来の
連結構造を、図６について説明する。１はセレクトレバ
ーであり、フロアパネル２の上部において、下端部の軸
３を回動支点にして図の左右方向（自動車の前後方向）
に傾倒するように支持されている。４はグリップ部、５
はフロアパネル２の上部に設けられたハウジングであ
る。シフトレバー１に隣接したところにはデテントプレ
ートが設けられ、その一部に穿設されたデテントホール
にセレクトレバー１から側方に突出させたデテントピン
が貫通するが、この部分の図示は省略してある。
連結構造を、図６について説明する。１はセレクトレバ
ーであり、フロアパネル２の上部において、下端部の軸
３を回動支点にして図の左右方向（自動車の前後方向）
に傾倒するように支持されている。４はグリップ部、５
はフロアパネル２の上部に設けられたハウジングであ
る。シフトレバー１に隣接したところにはデテントプレ
ートが設けられ、その一部に穿設されたデテントホール
にセレクトレバー１から側方に突出させたデテントピン
が貫通するが、この部分の図示は省略してある。
【０００５】セレクトレバー１の中間部分からは、自動
車の後方に向けてアーム６が突出させてあり、このアー
ム６には、基端を後述するインナケーブルに結合した連
結棒７の先端部がピン軸８によって軸着されている。ハ
ウジング５の一部は起立させてあり、その端部に板状の
ソケット取付体９が取付けられている。ソケット取付体
９には、二重ケーブル１０のアウタケーブル１１の端部
を把持するソケット１２が後述の構造で支持される。
車の後方に向けてアーム６が突出させてあり、このアー
ム６には、基端を後述するインナケーブルに結合した連
結棒７の先端部がピン軸８によって軸着されている。ハ
ウジング５の一部は起立させてあり、その端部に板状の
ソケット取付体９が取付けられている。ソケット取付体
９には、二重ケーブル１０のアウタケーブル１１の端部
を把持するソケット１２が後述の構造で支持される。
【０００６】セレクトレバー１のアーム６の下部には支
持板１３があり、この支持板１３にはインタロック機構
の一部をなすレリーズプレート１４が軸１５で軸着され
ている。レリーズプレート１４には、キーインタロック
用の二重ケーブル１６のインナケーブル１７の先端が軸
１８で軸着されている。アウタケーブル１９はケーブル
ホルダ２０で支持されている。
持板１３があり、この支持板１３にはインタロック機構
の一部をなすレリーズプレート１４が軸１５で軸着され
ている。レリーズプレート１４には、キーインタロック
用の二重ケーブル１６のインナケーブル１７の先端が軸
１８で軸着されている。アウタケーブル１９はケーブル
ホルダ２０で支持されている。
【０００７】ソケット１２はソケット取付体９に支持さ
れ、二重ケーブル１０のアウタケーブル１１を把持す
る。図７は、ソケット取付体９へのソケット１２の取付
構造を一部断面で示した側面図である。ソケット取付体
９には円形の孔９ａが穿設されており、この孔９ａにソ
ケット１２を、小径の第１のフランジ１２ａが貫通し、
第２のフランジ１２ｂが当接するまで図における右方か
ら貫通させてある。そして第１のフランジ１２ａとソケ
ット取付体９との間には、バネ板を屈曲させて形成した
いわゆるＥリング２１を上方から装着して、抜止めとガ
タの防止を図っている。
れ、二重ケーブル１０のアウタケーブル１１を把持す
る。図７は、ソケット取付体９へのソケット１２の取付
構造を一部断面で示した側面図である。ソケット取付体
９には円形の孔９ａが穿設されており、この孔９ａにソ
ケット１２を、小径の第１のフランジ１２ａが貫通し、
第２のフランジ１２ｂが当接するまで図における右方か
ら貫通させてある。そして第１のフランジ１２ａとソケ
ット取付体９との間には、バネ板を屈曲させて形成した
いわゆるＥリング２１を上方から装着して、抜止めとガ
タの防止を図っている。
【０００８】図８は、連結棒７とセレクトレバー１側の
アーム６との結合部分を示す平面図である。ピン軸８は
アーム６から突出しており、このピン軸８に、ゴムブッ
シュ２２を介して連結棒７の端部が結合している。連結
棒７の外側にはワッシャ２３が嵌着され、ピン軸８のワ
ッシャ２３の外側に設けられた孔８ａには金属線を屈曲
させて形成したいわゆるβピン２４の一部が貫通して抜
止めをしている。
アーム６との結合部分を示す平面図である。ピン軸８は
アーム６から突出しており、このピン軸８に、ゴムブッ
シュ２２を介して連結棒７の端部が結合している。連結
棒７の外側にはワッシャ２３が嵌着され、ピン軸８のワ
ッシャ２３の外側に設けられた孔８ａには金属線を屈曲
させて形成したいわゆるβピン２４の一部が貫通して抜
止めをしている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ソケット１２の支持が
上記のような構造である場合、Ｅリング２１の挿入は工
具を使用して行うために、狭いスペースで作業するのが
困難であり、作業に時間がかかる問題があった。また連
結棒７のアーム６への連結部分は、βピン２４をピン軸
８の孔８ａに挿通するのに熟練を要した。
上記のような構造である場合、Ｅリング２１の挿入は工
具を使用して行うために、狭いスペースで作業するのが
困難であり、作業に時間がかかる問題があった。また連
結棒７のアーム６への連結部分は、βピン２４をピン軸
８の孔８ａに挿通するのに熟練を要した。
【００１０】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、上記ソケット１２の支持構造ならびに連結棒７とア
ーム６との結合部分に改良を加えて、これらの部分の組
付作業をいわゆるワンタッチで行えるようにした、セレ
クトレバーのケーブル取付装置を提供しようとするもの
である。
り、上記ソケット１２の支持構造ならびに連結棒７とア
ーム６との結合部分に改良を加えて、これらの部分の組
付作業をいわゆるワンタッチで行えるようにした、セレ
クトレバーのケーブル取付装置を提供しようとするもの
である。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項１に記載された発明に
おいては、インナケーブルとアウタケーブルとから成る
二重ケーブルのインナケーブルをハウジングに回動自在
に軸支されたセレクトレバーにゴムブッシュを介して装
着し、アウタケーブルをソケットを介してハウジングに
支持した自動車のセレクトレバーのケーブル取付装置に
おいて、前記ハウジングには上方が開口したソケット取
付溝を設け、該ソケット取付溝に前記ソケットを垂直方
向にスライドさせて嵌合するとともに、前記セレクトレ
バーには側方へ突出するピン軸を植設し、該ピン軸にイ
ンナケーブルのゴムブッシュを水平方向に押圧して圧入
により連結したことを特徴とする。
決するための手段として、請求項１に記載された発明に
おいては、インナケーブルとアウタケーブルとから成る
二重ケーブルのインナケーブルをハウジングに回動自在
に軸支されたセレクトレバーにゴムブッシュを介して装
着し、アウタケーブルをソケットを介してハウジングに
支持した自動車のセレクトレバーのケーブル取付装置に
おいて、前記ハウジングには上方が開口したソケット取
付溝を設け、該ソケット取付溝に前記ソケットを垂直方
向にスライドさせて嵌合するとともに、前記セレクトレ
バーには側方へ突出するピン軸を植設し、該ピン軸にイ
ンナケーブルのゴムブッシュを水平方向に押圧して圧入
により連結したことを特徴とする。
【００１２】請求項２に記載された発明は、請求項１に
記載されたものにおいて、前記インナケーブルには、前
記ソケット部を回動中心とする連結棒が固着されてお
り、該連結棒の先端には前記ピン軸に嵌合する孔が穿た
れた連結部が設けられており、該連結部の孔にはゴムブ
ッシュを介して前記セレクトレバーのピン軸が圧入され
ることを特徴とする。
記載されたものにおいて、前記インナケーブルには、前
記ソケット部を回動中心とする連結棒が固着されてお
り、該連結棒の先端には前記ピン軸に嵌合する孔が穿た
れた連結部が設けられており、該連結部の孔にはゴムブ
ッシュを介して前記セレクトレバーのピン軸が圧入され
ることを特徴とする。
【００１３】請求項３に記載された発明は、請求項１に
記載されたものにおいて、前記インナケーブルの先端が
結合するピン軸の頭部をテーパ状に形成するとともに、
頭部の最大径部分の外径寸法を、ゴムブッシュの内径寸
法より僅かに大きく設定したことを特徴とする。
記載されたものにおいて、前記インナケーブルの先端が
結合するピン軸の頭部をテーパ状に形成するとともに、
頭部の最大径部分の外径寸法を、ゴムブッシュの内径寸
法より僅かに大きく設定したことを特徴とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。図１と図２はハウジング５の後端の起立部に溶接
等の手段で一体に取付けたソケット取付体９に、ソケッ
ト１２を取付けるところを示している。ソケット取付体
９には上方が開口したＵ字状のソケット取付溝９ｂが設
けられており、このソケット取付溝９ｂに、ソケット１
２を垂直方向（図１の矢印Ａの方向）にスライドさせて
凹部１２ｃ（図２参照）を嵌合する。
する。図１と図２はハウジング５の後端の起立部に溶接
等の手段で一体に取付けたソケット取付体９に、ソケッ
ト１２を取付けるところを示している。ソケット取付体
９には上方が開口したＵ字状のソケット取付溝９ｂが設
けられており、このソケット取付溝９ｂに、ソケット１
２を垂直方向（図１の矢印Ａの方向）にスライドさせて
凹部１２ｃ（図２参照）を嵌合する。
【００１５】ソケット取付体９には、ソケット取付溝９
ｂの下部に方形の孔９ｃが穿設されており、ソケット１
２には、この孔９ｃの上辺に係合する爪１２ｄが設けら
れている。爪１２ｄを設けたことにより、ソケット１２
を上方から降下させてソケット取付体９に嵌合させると
き、ソケット１２を十分に降下させれば、爪１２ｄが方
形の孔９ｃの上辺に係合する。これにより容易には脱落
しないことになる。
ｂの下部に方形の孔９ｃが穿設されており、ソケット１
２には、この孔９ｃの上辺に係合する爪１２ｄが設けら
れている。爪１２ｄを設けたことにより、ソケット１２
を上方から降下させてソケット取付体９に嵌合させると
き、ソケット１２を十分に降下させれば、爪１２ｄが方
形の孔９ｃの上辺に係合する。これにより容易には脱落
しないことになる。
【００１６】図３に示すものは、セレクトレバー１側の
アーム６と連結棒７との連結部である。アーム６からは
ピン軸８が側方へ突出しており、このピン軸８には、連
結棒７が、その先端に設けられた孔７ａに嵌着されたゴ
ムブッシュ２５を介して水平方向から圧入されている。
ピン軸８は頭部８ａの外周がテーパ状に形成されてお
り、この頭部８ａの最大径部分の外径寸法Ｄ１が、ゴム
ブッシュ２５の内径寸法Ｄ２より僅かに大きく設定して
ある。このように寸法設定することにより、連結棒７を
図３に想像線で示す位置から上方に向けて移動させ、ピ
ン軸８に嵌着するとき、ゴムブッシュ２５が一時的に変
形することになる。
アーム６と連結棒７との連結部である。アーム６からは
ピン軸８が側方へ突出しており、このピン軸８には、連
結棒７が、その先端に設けられた孔７ａに嵌着されたゴ
ムブッシュ２５を介して水平方向から圧入されている。
ピン軸８は頭部８ａの外周がテーパ状に形成されてお
り、この頭部８ａの最大径部分の外径寸法Ｄ１が、ゴム
ブッシュ２５の内径寸法Ｄ２より僅かに大きく設定して
ある。このように寸法設定することにより、連結棒７を
図３に想像線で示す位置から上方に向けて移動させ、ピ
ン軸８に嵌着するとき、ゴムブッシュ２５が一時的に変
形することになる。
【００１７】図４に示すように、連結棒７の基端はソケ
ット１２の内部において所定角度内で回動自在に支持さ
れている。具体的にはソケット１２の内部にリテーナ２
６が一体に設けられており、このリテーナ２６によって
二重ケーブル１０のアウタケーブル１１の端部が把持さ
れている。リテーナ２６の内部には球状部２６ａが形成
されており、この球状部２６ａに、ガイド部材２７の球
形に形成された基部２７ａが嵌合している。
ット１２の内部において所定角度内で回動自在に支持さ
れている。具体的にはソケット１２の内部にリテーナ２
６が一体に設けられており、このリテーナ２６によって
二重ケーブル１０のアウタケーブル１１の端部が把持さ
れている。リテーナ２６の内部には球状部２６ａが形成
されており、この球状部２６ａに、ガイド部材２７の球
形に形成された基部２７ａが嵌合している。
【００１８】ソケット１２には外方が大径となるテーパ
状の孔１２ｅが形成されており、これによってガイド部
材２７は、孔１２ｅの角度範囲内で回動できることにな
る。ガイド部材２７は図示するように筒状のものであ
り、前述の連結棒７がその左方から挿入され、二重ケー
ブル１０のインナケーブル２８に結合している。これに
より連結棒７は、ガイド部材２７を介してソケット１２
の略中央部を回動中心ととして、インナケーブル２８と
ともに回動できることになる。
状の孔１２ｅが形成されており、これによってガイド部
材２７は、孔１２ｅの角度範囲内で回動できることにな
る。ガイド部材２７は図示するように筒状のものであ
り、前述の連結棒７がその左方から挿入され、二重ケー
ブル１０のインナケーブル２８に結合している。これに
より連結棒７は、ガイド部材２７を介してソケット１２
の略中央部を回動中心ととして、インナケーブル２８と
ともに回動できることになる。
【００１９】このように構成したセレクトレバーのケー
ブル取付装置は、次のように組み付ける。まず、図１お
よび図２に示すように、ソケット１２を垂直方向（図１
の矢印Ａの方向）にスライドさせ、凹部１２ｃをソケッ
ト取付溝９ｂにワンタッチで嵌合する。嵌合するとき、
爪１２ｄはソケット取付体９のソケット取付溝９ｂを通
過したのち、その下部面上を弾性変形して滑動し、方形
の孔９ｃに合致したところでその上辺に係合する。
ブル取付装置は、次のように組み付ける。まず、図１お
よび図２に示すように、ソケット１２を垂直方向（図１
の矢印Ａの方向）にスライドさせ、凹部１２ｃをソケッ
ト取付溝９ｂにワンタッチで嵌合する。嵌合するとき、
爪１２ｄはソケット取付体９のソケット取付溝９ｂを通
過したのち、その下部面上を弾性変形して滑動し、方形
の孔９ｃに合致したところでその上辺に係合する。
【００２０】ソケット１２の凹部１２ｃをソケット取付
溝９ｂに嵌合したのちインナケーブル２８を屈曲させれ
ば、ガイド部材２７とともに連結棒７は基部２７ａを回
動中心にして図４の上下方向に所定角度内で回動できる
から、連結棒７の先端を矢印Ｂの方向に押し、先端部を
ピン軸８に嵌合（圧入）させる。この作業もワンタッチ
で行うことができる。先に説明したように、嵌合のとき
ゴムブッシュ２５が一時的に変形する。嵌合後はピン軸
８の頭部とゴムブッシュ２５の内径寸法の関係で、連結
棒７がピン軸８から脱落することはない。
溝９ｂに嵌合したのちインナケーブル２８を屈曲させれ
ば、ガイド部材２７とともに連結棒７は基部２７ａを回
動中心にして図４の上下方向に所定角度内で回動できる
から、連結棒７の先端を矢印Ｂの方向に押し、先端部を
ピン軸８に嵌合（圧入）させる。この作業もワンタッチ
で行うことができる。先に説明したように、嵌合のとき
ゴムブッシュ２５が一時的に変形する。嵌合後はピン軸
８の頭部とゴムブッシュ２５の内径寸法の関係で、連結
棒７がピン軸８から脱落することはない。
【００２１】以上のように通常の組付けはソケット１２
側から行うが、連結棒７が回動できることにより、連結
棒７の先端をピン軸８に嵌合させる方を先に行うことも
できる。図５はその状態を示している。先にピン軸８側
の結合を行ったのちピン軸８を回動中心にしてソケット
１２を破線で示す位置から半径Ｒで、下方（フロアパネ
ル２に向かう方向）に移動させる。そしてソケット１２
をソケット取付体９のソケット取付溝９ｂに嵌合させ
る。
側から行うが、連結棒７が回動できることにより、連結
棒７の先端をピン軸８に嵌合させる方を先に行うことも
できる。図５はその状態を示している。先にピン軸８側
の結合を行ったのちピン軸８を回動中心にしてソケット
１２を破線で示す位置から半径Ｒで、下方（フロアパネ
ル２に向かう方向）に移動させる。そしてソケット１２
をソケット取付体９のソケット取付溝９ｂに嵌合させ
る。
【００２２】この組付作業の終了後、セレクトレバー１
にキーインタロック用の二重ケーブル１６（図６参照）
を取付けるが、ソケット取付体９にはソケット取付溝９
ｂの下部に方形の孔９ｃが穿設されているので、この孔
９ｃにその二重ケーブル１６を貫通させて保持すること
ができる。また、図示しないがセレクトレバー１のセレ
クト位置（シフトポジション）を表示するインジケータ
ランプ点灯用の電線も同様に孔９ｃを通して配索するこ
とができる。
にキーインタロック用の二重ケーブル１６（図６参照）
を取付けるが、ソケット取付体９にはソケット取付溝９
ｂの下部に方形の孔９ｃが穿設されているので、この孔
９ｃにその二重ケーブル１６を貫通させて保持すること
ができる。また、図示しないがセレクトレバー１のセレ
クト位置（シフトポジション）を表示するインジケータ
ランプ点灯用の電線も同様に孔９ｃを通して配索するこ
とができる。
【００２３】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たセレクトレバーのケーブル取付装置であるから、ソケ
ットの取付および連結棒の取付ともに、単に押圧するの
みのワンタッチで行うことができる。したがって狭いス
ペースでの組付作業が可能になる。従来は必要であった
Ｅリングやβピンが不要になるので、部品点数の削減と
ライン上での作業性の向上を図ることができる。また二
重ケーブルのアウタケーブル側をハウジング側に仮止め
し、この仮止めの位置を回動中心にして回動する連結棒
をセレクトレバーに組付けるため、二重ケーブルとセレ
クトレバーとの相対位置が決め易くなり、組付けが容易
になる。ソケットをハウジング側に取付けるのと、イン
ナケーブルをセレクトレバー側のピン軸に連結する作業
が交差する面内で行われることになるが、二重ケーブル
のアウタケーブル側をハウジングに仮止めして、この仮
止め部を中心にして連結棒を水平面内で回動させて行う
とき、ピン軸の頭部がテーパ状に形成されているので、
その作業を容易に行うことができる。ソケット取付部分
と連結棒取付部分の取付順序は、そのいずれにも対応で
きる。
たセレクトレバーのケーブル取付装置であるから、ソケ
ットの取付および連結棒の取付ともに、単に押圧するの
みのワンタッチで行うことができる。したがって狭いス
ペースでの組付作業が可能になる。従来は必要であった
Ｅリングやβピンが不要になるので、部品点数の削減と
ライン上での作業性の向上を図ることができる。また二
重ケーブルのアウタケーブル側をハウジング側に仮止め
し、この仮止めの位置を回動中心にして回動する連結棒
をセレクトレバーに組付けるため、二重ケーブルとセレ
クトレバーとの相対位置が決め易くなり、組付けが容易
になる。ソケットをハウジング側に取付けるのと、イン
ナケーブルをセレクトレバー側のピン軸に連結する作業
が交差する面内で行われることになるが、二重ケーブル
のアウタケーブル側をハウジングに仮止めして、この仮
止め部を中心にして連結棒を水平面内で回動させて行う
とき、ピン軸の頭部がテーパ状に形成されているので、
その作業を容易に行うことができる。ソケット取付部分
と連結棒取付部分の取付順序は、そのいずれにも対応で
きる。
【図１】本発明の一実施形態のソケット取付構造を示す
説明図である。
説明図である。
【図２】図１のものの一部をＸ−Ｘ線に沿って断面で示
した側面図である。
した側面図である。
【図３】ピン軸と連結棒との結合構造を示す説明図であ
る。
る。
【図４】本発明の実施形態の全体を示す横断面図であ
る。
る。
【図５】組付順序の一例を示す説明図である。
【図６】セレクトレバーと二重ケーブルとの接続部分を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図７】図６のうちのソケットの取付部分を一部断面で
示す側面図である。
示す側面図である。
【図８】図６のうちのアームと連結棒との結合部分を示
す平面図である。
す平面図である。
１ セレクトレバー ２ フロアパネル ５ ハウジング ６ アーム ７ 連結棒 ７ａ 孔 ８ ピン軸 ８ａ 頭部 ９ ソケット取付体 ９ｂ ソケット取付溝 ９ｃ 方形の孔 １０ 二重ケーブル １１ アウタケーブル １２ ソケット １２ｃ 凹部 １２ｄ 爪 １２ｅ テーパ状の孔 ２５ ゴムブッシュ ２６ リテーナ ２６ａ 球状部 ２７ ガイド部材 ２７ａ 基部 ２８ インナケーブル Ｄ１ ピン軸頭部の最大径部分の外径寸法 Ｄ２ ゴムブッシュの内径寸法
Claims (3)
- 【請求項１】 インナケーブルとアウタケーブルとから
成る二重ケーブルのインナケーブルをハウジングに回動
自在に軸支されたセレクトレバーにゴムブッシュを介し
て装着し、アウタケーブルをソケットを介してハウジン
グに支持した自動車のセレクトレバーのケーブル取付装
置において、前記ハウジングには上方が開口したソケッ
ト取付溝を設け、該ソケット取付溝に前記ソケットを垂
直方向にスライドさせて嵌合するとともに、前記セレク
トレバーには側方へ突出するピン軸を植設し、該ピン軸
にインナケーブルのゴムブッシュを水平方向に押圧して
圧入により連結したことを特徴とするセレクトレバーの
ケーブル取付装置。 - 【請求項２】 前記インナケーブルには、前記ソケット
部を回動中心とする連結棒が固着されており、該連結棒
の先端には前記ピン軸に嵌合する孔が穿たれた連結部が
設けられており、該連結部の孔にはゴムブッシュを介し
て前記セレクトレバーのピン軸が圧入されることを特徴
とする請求項１に記載のセレクトレバーのケーブル取付
装置。 - 【請求項３】 前記インナケーブルの先端が結合するピ
ン軸の頭部をテーパ状に形成するとともに、頭部の最大
径部分の外径寸法を、ゴムブッシュの内径寸法より僅か
に大きく設定したことを特徴とする請求項１に記載のセ
レクトレバーのケーブル取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8291127A JPH10122225A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | セレクトレバーのケーブル取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8291127A JPH10122225A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | セレクトレバーのケーブル取付装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10122225A true JPH10122225A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17764811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8291127A Pending JPH10122225A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | セレクトレバーのケーブル取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10122225A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1099801A1 (en) * | 1999-11-09 | 2001-05-16 | NEW HOLLAND ITALIA S.p.A. | Actuating device |
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| KR100836144B1 (ko) | 2007-07-16 | 2008-06-09 | 현대자동차주식회사 | 차량용 수동변속기 조작기구의 변속 케이블 지지구조 |
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| CN113309241A (zh) * | 2021-07-07 | 2021-08-27 | 北京科技大学 | 一种碳纤维平行板索平面交汇节点构造及索撑连接体系 |
-
1996
- 1996-10-14 JP JP8291127A patent/JPH10122225A/ja active Pending
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