JP3923178B2 - シフトレバー装置 - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H2059/026Details or special features of the selector casing or lever support
    • F16H2059/0269Ball joints or spherical bearings for supporting the lever

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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はシフトレバー装置に係り、特に、部品点数を削減し得て、軽量化を果たし得て、組付工数を削減し得て、コストダウンを果たし得て、また、シート部材に支持されるシフトレバーやシート部材のがたつきを防止し得て、操作感を向上し得るシフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載される手動式の変速機は、変速歯車列の噛合状態をシフトレバー装置により切換える。シフトレバー装置は、シフトレバーをセレクト動作及びシフト動作することにより切換機構を切換動作させ、変速歯車列の噛合状態を切換える。
【0003】
このようなシフトレバー装置としては、図10に示すものがある。図10において、202はシフトレバー装置、204はシフトレバー、206はベースプレートである。シフトレバー装置202は、図示しない車両のフロアパネルに取付けられるベースプレート206の略平板形状の固定部208にハウジング210の縦板部212を固定して設け、ハウジング210の上板部214にセレクトアームブラケット216の平板部218をブラケット取付ボルト220により取付けて設けている。
【0004】
前記ベースプレート206の固定部208とハウジング210の上板部214とセレクトアームブラケット216の平板部218とには、夫々挿通孔222・224・226を設けている。
【0005】
前記セレクトアームブラケット216の一対の支持部228には、セレクトアーム軸230を固定して設けている。セレクトアーム軸230には、略L字形状のセレクトアーム232の回動中心部位の支持体233をブッシュ234・236を介して軸支して設け、ワッシャ238及びEリング240によりセレクトアーム232の抜けを防止している。
【0006】
また、セレクトアームブラケット216の一方の支持部228とセレクトアーム232との間のセレクトアーム軸230には、リターンスプリング242を装着している。リターンスプリング242には、一対の当接部244を設けている。一対の当接部244は、中間部位を支持壁228に突設したストッパ246に挟むように当接され、先端側を後述のセレクト軸262に挟むように当接される。
【0007】
セレクトアーム232は、一方の椀部248の先端に保持孔250を設け、他方の椀部252の先端にセレクトピン254を設けている。セレクトピン254には、シフトレバー204のセレクト動作を伝達するセレクトワイヤ等のセレクト動作伝達手段の一端側が係止される。
【0008】
前記シフトレバー204には、レバー軸256の上端にシフトノブ258を設け、レバー軸256の下方にセレクト動作及びシフト動作の回動中心となる球部260を設け、この球部260にセレクト軸262を突出させて設け、下端にシフトピン264を取付けて設けている。
【0009】
セレクト軸262は、中間部位に前記リターンスプリング242の一対の当接部244が挟むように当接され、先端のセレクト球体266を前記セレクトアーム236の一方の椀部248の保持孔250に保持体268を介して回動可能に保持される。前記シフトピン264には、シフトレバー204のシフト動作を伝達するシフトワイヤ等のシフト動作伝達手段の一端側が係止される。
【0010】
シフトレバー204は、球部260にシート部材270を外装し、このシート部材270にがたつき防止用のスペーサ272を介してキャップ274を外装し、このキャップ274を前記セレクトアームブラケット216にキャップ取付ボルト276により取付けて設けている。これにより、シフトレバー204は、球部260を回動中心としてセレクト動作及びシフト動作可能にハウジング210に保持される。なお、符号278は、シフトレバーブーツである。
【0011】
このシフトレバー装置202は、シフトレバー204のセレクト動作によりセレクトアーム232をセレクト方向に回動してセレクト動作伝達手段を押進・引退動作させ、セレクト動作を図示しない変速機の切換機構に伝達して変速歯車列の噛合状態を選択する。また、シフトレバー装置202は、シフトレバー204のシフト動作によりシフトピン264をシフト方向に回動してシフト動作伝達手段を押進・引退動作させ、シフト動作を図示しない変速機の切換機構に伝達して変速歯車列の噛合状態を切換える。
【0012】
このように変速機のシフトレバー装置としては、特開平7−285354号公報、特開平8−226534号公報に開示されるものがある。
【0013】
特開平7−285354号公報に開示されるシフトレバー装置は、シフトレバーが揺動可能に支持されるレバー支持部材と、このレバー支持部材が取付けられるとともに車体に固定され且つ一枚の板材を屈曲して形成されるベース材と、このベース材の周囲を屈曲して形成され且つこのベース材の変形を防止する補強壁とを有するものである。
【0014】
特開平8−226534号公報に開示されるものは、オートチェンジのディテントスプリング構造において、ディテントスプリングの先端部に幅方向に離間した一対の第1爪片が斜めに切起こされ、これら第1爪片の内側または外側に幅方向一対の第2爪片がディテントスプリングの延びる方向に突設され、これら第2爪片は上記第1爪片の先端部に向かって折曲げられ、上記第1爪片と第2爪片とによって囲繞された軸受空間が幅方向に一対形成され、シフトレバー先端のローラが上記軸受空間に軸支された状態でディテントスプリングに取付けられたものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の前記図10に示すシフトレバー装置202は、シフトレバー204の球部260にシート部材270を外装し、このシート部材270にスペーサ272を介してキャップ274を外装し、このキャップ274をセレクトアームブラケット216にキャップ取付ボルト276により取付けて設けている。
【0016】
ところが、前記図10に示すシフトレバー装置202は、シフトレバー204をハウジング210にセレクト動作及びシフト動作可能に保持させるために、がたつき防止用のスペーサ272やキャップ274、キャップ取付ボルト276等を必要とすることにより、部品点数が多くなり、金型、治具及び加工行程が増加し、重量や組付工数の増加によりコストアップを招く不都合がある。また、部品点数を削減すべく、がたつき防止用のスペーサ272を省略した場合には、シート部材270に支持されるシフトレバー204やシート部材270にがたつきを生じ、操作感を低下させる不都合がある。
【0017】
また、従来の前記図10に示すシフトレバー装置202は、ハウジング210にセレクトアームブラケット216をブラケット取付ボルト220により取付け、セレクトアームブラケット216にセレクトアーム軸230を固定し、このセレクトアーム軸230にセレクトアーム232をブッシュ234・236により軸支してワッシャ238及びEリング240により抜けを防止し、セレクトアームブラケット216とセレクトアーム232との間にリターンスプリング242を装着している。
【0018】
このように、従来の前記図10に示すシフトレバー装置202は、セレクトアーム232やブッシュ234・236、ワッシャ238及びEリング240、リターンスプリング242を装着したセレクトアーム軸230を、セレクトアームブラケット216に固定している。
【0019】
このため、従来の前記図10に示すシフトレバー装置202は、セレクトアーム232やブッシュ234・236等の多数の部品をセレクトアーム軸230に装着していることにより、部品点数が多くなり、金型、治具及び加工行程が増加し、重量や組付工数の増加によりコストアップを招く不都合がある。
【0020】
また、従来の前記図10に示すシフトレバー装置202は、セレクトアーム232の動作時の荷重をセレクトアームブラケット216により受けることになるため、強度・耐久性を考慮した場合に、セレクトアームブラケット216の板厚を厚くして強度を向上する必要がある。このため、従来の前記図10に示すシフトレバー装置202は、重量の増加を招く不都合がある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、車両のフロアパネルに取付けられるベースプレートを設け、このベースプレートに固定されるハウジングを設け、このハウジングの上板部にシート嵌入孔を設けるとともにこのシート嵌入孔の周縁に短円筒形状のフランジを設け、シフトレバーのレバー軸に設けた球部に外装されるシート部材を設け、このシート部材は前記シート嵌入孔に一端側を嵌入される円筒形状のレバー支持部とこのレバー支持部の他端側の径方向外側に突出されて前記ハウジングの対向する縦板部に取付けられるハウジング取付部とからなり、前記レバー支持部には前記球部の球状外周面に摺設する球状内周面を設けるとともに一端側から他端側近傍に達するスリットを設け、前記ハウジング取付部には前記対向する縦板部にかしめにより固定される取付軸を挿入する一対の挿入孔を設けたことを特徴とする。
【0022】
前記シフトレバー装置は、前記ハウジングの上板部にシート嵌入孔を設けるとともにこのシート嵌入孔の周縁に短円筒形状のフランジを上方に突出させて設けたことを特徴とし、前記ハウジングの上板部にシート嵌入孔を設けるとともにこのシート嵌入孔の周縁に短円筒形状のフランジを下方に突出させて設けたことを特徴とし、前記ベースプレートにハウジングを一体的に設けたことを特徴とし、前記ハウジング取付部の一対の挿入孔に挿入されて前記対向する縦板部にかしめにより固定される2本の取付軸のいずれか一方に、前記シフトレバーによりセレクト動作されるセレクトアームを軸支して設けたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
この発明のシフトレバー装置は、車両のフロアパネルに取付けられるベースプレートにハウジングを固定し、このハウジングの上板部にシート嵌入孔を設け、このシート嵌入孔の周縁に短円筒形状のフランジを設けている。シート部材は、レバー支持部をシフトレバーのレバー軸に設けた球部に外装すると、円筒形状のレバー支持部の一端側から他端側近傍に達するスリットが広がり、球部の球状外周面に球状内周面を摺設される。このシフトレバーの球部に外装されたシート部材は、ハウジングの上板部のシート嵌入孔にレバー支持部の一端側を嵌入して短円筒形状のフランジにより保持し、レバー支持部の他端側の径方向外側に突出されるハウジング取付部の一対の挿入孔に取付軸を挿入し、この取付軸をハウジングの対向する縦板部にかしめにより固定することにより、ハウジングに固定される。
【0024】
これにより、このシフトレバー装置は、従来のがたつき防止用のスペーサやキャップ、キャップ取付ボルト等を必要とせずに、シフトレバーの球部に外装されたシート部材をハウジングに固定することができ、また、シート部材のレバー支持部の一端側のスリットが広がることをフランジによって防止することができ、シート部材のハウジング取付部をハウジングに取付軸によって堅固に固定することができる。
【0025】
このシフトレバー装置は、ハウジングの上板部にシート嵌入孔を設けるとともにこのシート嵌入孔の周縁に短円筒形状のフランジを上方に突出させて設けたことにより、上板部の下方からシート嵌入孔にシート部材のレバー支持部の一端側を容易に嵌入することができ、また、ハウジングの上板部にシート嵌入孔を設けるとともにこのシート嵌入孔の周縁に短円筒形状のフランジを下方に突出させて設けたことにより、シート部材の支持部される部位であるフランジと取付軸との支持部間距離を小さくし得て支持剛性を高めることができ、さらに、ベースプレートにハウジングを一体的に設けたことにより、軽量化・部品点数の削減を果たし得て、さらにまた、ハウジング取付部の一対の挿入孔に挿入されて対向する縦板部にかしめにより固定される2本の取付軸のいずれか一方に、シフトレバーによりセレクト動作されるセレクトアームを軸支して設けたことにより、取付軸をセレクトアーム軸として利用することができる。
【0026】
【実施例】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。図2において、2はシフトレバー装置、4はシフトレバー、6はベースプレートである。シフトレバー装置2は、図示しない車両のフロアパネルに取付けられるベースプレート6を設けている。ベースプレート6は、長四角略平板形状の固定部8と、この固定部8の周縁に壁状の立設される略四角枠形状の補強部10とからなる。固定部8には、挿通孔12を設けている。ベースプレート6は、固定部8に設けた固定孔14に嵌装されるクッション16とスペーサ18とを介して図示しない取付ボルトによりフロアパネル(図示せず)に取付けられる。
【0027】
前記ベースプレート6に固定されるハウジング20は、略平行して対向する2枚の縦板部22・24と、この縦板部22・24の各上縁に長辺を連続される略長四角板形状の上板部26とからなる。ハウジング20は、上板部26がベースプレート6の固定部8に平行するように、一方の縦板部22の下縁をベースプレート6の固定部8に溶接等により固定するとともに他方の縦板部24の下縁を補強部10に溶接等により固定して設けている。
【0028】
ハウジング20は、略平行して対向する2枚の縦板部22・24に夫々一対のセレクトアーム軸用孔28・30を設け、一方の縦板部22にセレクト軸用孔32を設けるとともに、このセレクト軸用孔32近傍にストッパ34を突出させて設けている。
【0029】
前記ハウジング20の2枚の縦板部22・24のセレクトアーム軸用孔28・30には、セレクトアーム軸36を固定して設けている。セレクトアーム軸36は、短軸の大径部38とこの大径部38に連続する長軸の小径部40とからなり、大径部38の外端に係止部42を設け、小径部40の外端にかしめ部44を設けている。
【0030】
セレクトアーム軸36は、図3〜図5に示す如く、大径部38の係止部42側にワッシャ46を外装して設け、略L字形状のセレクトアーム48の回動中心部位に嵌装された支持体50をブッシュ52・54を介して大径部38に軸支して設け、前記支持体50にリターンスプリング56を装着して設けている。
【0031】
前記セレクトアーム48は、一方の椀部58の先端に保持孔60を設け、他方の椀部62の先端にセレクトピン64を設けている。セレクトピン64には、シフトレバー4のセレクト動作を伝達するセレクトワイヤ等のセレクト動作伝達手段の一端側が係止される。
【0032】
前記リターンスプリング56は、一対の当接部66を設けている。一対の当接部66は、中間部位を一方の縦板部22に突設した前記ストッパ34に挟むように当接され、先端側を後述のセレクト軸86に挟むように当接される。
【0033】
セレクトアーム軸36は、図5に示す如く、リターンスプリング56を一方の縦板部22とセレクトアーム48との間に位置させて、小径部40を2枚の縦板部22・24のセレクトアーム軸用孔28・30に挿通し、他方の縦板部24からかしめ部44を突出させる。セレクトアーム軸36は、他方の縦板部24から突出されるかしめ部44をかしめることにより、2枚の縦板部22・24に固定される。セレクトアーム48は、係止部42に係止するワッシャ46により抜けを防止される。
【0034】
また、前記ハウジング20には、上板部26にシート嵌入孔68を設けるとともに、このシート嵌入孔68の周縁に短円筒形状のフランジ70を上方に突出させて設け、略平行して対向する2枚の縦板部22・24に2対の取付軸用孔72・74、76・78を設けている。
【0035】
前記シフトレバー4には、レバー軸80の上端にシフトノブ82を設け、レバー軸86の下方にセレクト動作及びシフト動作の回動中心となる球部84を設け、この球部84にレバー軸80と交差する方向の一側にセレクト軸86を突出させて設け、下端にレバー軸80と交差する方向の他側に突出させてシフトピン88を取付けて設けている。
【0036】
セレクト軸86は、ハウジング20内から一方の縦板部22のセレクト軸用孔32を挿通して外方に突出され、外方に突出された中間部位に前記リターンスプリング56の一対の当接部66が挟むように当接され、先端のセレクト球体90を前記セレクトアーム48の一方の椀部58の保持孔60に保持体92を介して回動可能に保持される。シフトピン88には、シフトレバー4のシフト動作を伝達するシフトワイヤ等のシフト動作伝達手段の一端側が係止される。
【0037】
このシフトレバー装置2は、レバー軸80に設けた球部84に外装されるシート部材94を設けている。シート部材94は、シート嵌入孔68に一端側を嵌入される円筒形状のレバー支持部96と、このレバー支持部96の他端側の径方向外側に突出されて前記ハウジング20の対向する2枚の縦板部22・24に取付けられるハウジング取付部98とからなる。
【0038】
前記レバー支持部96には、球部86の球状外周面100に摺設する球状内周面102を設けるとともに、一端側から他端側近傍に達する複数のスリット104を設け、前記シフトレバー4のセレクト軸86を挿通すべく一端側から他端側近傍に達する挿通溝106を1つのスリット104に重ならせて設けている。
【0039】
前記ハウジング取付部98には、一対の平行な挿入孔108・110を設けている。一対の挿入孔108・110には、夫々対向する2枚の縦板部22・24にかしめにより固定される取付軸112・114が挿入される。取付軸112・114は、軸部116・118の一端に係止部120・122を設け、軸部116・118の他端にかしめ部124・126を設けている。
【0040】
また、ハウジング取付部98には、挿入孔108・110の間に位置させて、レバー支持部96の径方向外側に一対の当接部128・130を突出させて設けている。一対の当接部128・130は、レバー支持部96をシート嵌入孔70に嵌入した際に、夫々2枚の縦板部22・24に当接されて縦板部22・24方向の位置決めをする。
【0041】
一方の取付軸112は、軸部116を一方の縦板部22の取付軸用孔72からハウジング支持部98の一方の挿入孔108に挿入し、他方の縦板部24の取付軸用孔74からかしめ部124を突出させる。取付軸112は、他方の縦板部24から突出されるかしめ部124をかしめることにより、2枚の縦板部22・24に固定される。
【0042】
同様に、他方の取付軸114も、軸部116を一方の縦板部22の取付軸用孔76とハウジング支持部98の他方の挿入孔110とに挿入し、他方の縦板部24の取付軸用孔78から突出されるかしめ部126をかしめることにより、2枚の縦板部22・24に固定される。
【0043】
これにより、シフトレバー4は、球部84を回動中心としてセレクト動作及びシフト動作可能にハウジング20に保持される。なお、符号132は、シフトレバーブーツである。
【0044】
次に作用を説明する。
【0045】
このシフトレバー装置2は、シフトレバー4のセレクト動作によりセレクトアーム48をセレクト方向に回動してセレクトピン64によりセレクト動作伝達手段を押進・引退動作させ、セレクト動作を図示しない変速機の切換機構に伝達して変速歯車列の噛合状態を選択する。また、シフトレバー装置2は、シフトレバー4のシフト動作によりシフトピン88をシフト方向に回動してシフト動作伝達手段を押進・引退動作させ、シフト動作を図示しない変速機の切換機構に伝達して変速歯車列の噛合状態を切換える。
【0046】
このシフトレバー装置2は、図示しない車両のフロアパネルに取付けられるベースプレート6にハウジング20を固定し、このハウジング20の上板部26にシート嵌入孔68を設け、このシート嵌入孔68の周縁に短円筒形状のフランジ70を設けている。
【0047】
シート部材94は、レバー支持部96をシフトレバー4のレバー軸80に設けた球部84に外装すると、円筒形状のレバー支持部96の一端側から他端側近傍に達するスリット104が広がり、球部84の球状外周面100に球状内周面102を摺設される。
【0048】
シフトレバー4の球部84に外装されたシート部材94は、図1に示す如く、ハウジング20の上板部26のシート嵌入孔68にレバー支持部96の一端側を嵌入し、短円筒形状のフランジ70により保持する。
【0049】
レバー支持部96の一端側をシート嵌入孔68に嵌入したシート部材94は、ハウジング取付部98の一対の挿入孔108・110を2枚の縦板部22・24の2対の取付軸用孔72・74、76・78に夫々一致させ、各孔72・74、76・78及び108・110に取付軸112・114を挿入し、縦板部22に係止部120・122を係止する。各取付軸112・114は、縦板部24から突出されるかしめ部124・126をかしめることにより、ハウジング20の2枚の縦板部22・24に固定される。
【0050】
これにより、このシフトレバー装置2は、従来のがたつき防止用のスペーサやキャップ、キャップ取付ボルト等を必要とせずに、シフトレバー2の球部84に外装されたシート部材94をハウジング20に固定することができ、また、シート部材94のレバー支持部96の一端側のスリット104が広がることをフランジ70によって防止することができ、シート部材94のハウジング取付部98をハウジング20に取付軸112・114によって堅固に固定することができる。
【0051】
このため、このシフトレバー装置2は、部品点数を削減し得て、金型、治具及び加工行程を削減し得て、重量や組付工数を減少し得て、コストダウンを果たすことができる。また、このシフトレバー装置2は、シート部材94のレバー支持部96の一端側のスリット104の広がりを防止することができるとともに、シート部材94のハウジング取付部98をハウジング20に堅固に固定することができることにより、シート部材94に支持されるシフトレバー4やシート部材94のがたつきを防止し得て、操作感を向上することができる。
【0052】
また、第1実施例のシフトレバー装置2は、ハウジング20の上板部26にシート嵌入孔68を設けるとともにこのシート嵌入孔68の周縁に短円筒形状のフランジ70を上方に突出させて設けたことにより、上板部26の下方からシート嵌入孔68にシート部材94のレバー支持部96の一端側を容易に嵌入することができ、組付性を向上することができる。
【0053】
なお、第1実施例においては、ハウジング20の上板部26のシート嵌入孔70の周縁に短円筒形状のフランジ72を上方に突出させて設けたが、図6・図7に示す如く、ハウジング20の上板部26にシート嵌入孔68を設けるとともにこのシート嵌入孔68の周縁に短円筒形状のフランジ70を下方に突出させて設けることもできる。このように、下方に突出させたフランジ70は、ハウジング20の上方に配設される他部材との干渉を招いてじゃまになることもなく、また、下方に長く突出させることにより、レバー支持部96の一端側を強固に保持することができるようになる。
【0054】
また、第1実施例においては、ベースプレート6に別体のハウジング20を溶接などにより固定して設けたが、図8に示す如く、ベースプレート6にハウジング20を一体的に設けることもできる。即ち、ベースプレート6は、固定部8を長手方向の中間部位において第1固定部8−1と第2固定部8−2とに分割し、第1・第2固定部8−1・8−2の分割した部位側を上方に折曲させ、ハウジング20の略長四角板形状の上板部26の短辺に連続させて設ける。このように、ベースプレート6にハウジング20を一体的に設けることにより、1枚の板材からベースプレート6及びハウジング20を形成することができ、軽量化・部品点数の削減を果たし得て、コストダウンを果たし得る。
【0055】
図9は、この発明の第2実施例を示すものである。この第2実施例において、前述第1実施例と同一の機能を果たす箇所には、同一の符号を付して説明する。第2実施例のシフトレバー装置2は、シート部材94のハウジング取付部98の一対の挿入孔108・110に挿入されてハウジング20の対向する縦板部22・24にかしめにより固定される2本の取付軸112・114のいずれか一方に、シフトレバー4によりセレクト動作されるセレクトアーム48を軸支して設けたものである。
【0056】
この第2実施例のシフトレバー装置2は、シート部材94をハウジング20の縦板部22・24に固定する2本の取付軸112・114の一方、図9においては取付軸112をセレクトアーム軸36に代えて設ける。このセレクトアーム軸36は、第1実施例と同様に、大径部38と小径部40とからなり、係止部42及びかとめ部44を設けている。
【0057】
このセレクトアーム軸36は、大径部38にワッシヤ46を外装してセレクトアーム48の支持体50をブッシュ52・54を介して軸止し、リターンスプリング56を装着する。また、このセレクトアーム軸36は、小径部40を一方の縦板部22の取付軸用孔72からハウジング支持部98の一方の挿入孔108に挿入し、他方の縦板部24の取付軸用孔74から突出されるかしめ部44をかしめることにより、2枚の縦板部22・24に固定される。
【0058】
一方、他方の取付軸114は、軸部114を一方の縦板部22の取付軸用孔76とハウジング支持部98の他方の挿入孔110とに挿入し、他方の縦板部24の取付軸用孔78から突出されるかしめ部126をかしめることにより、2枚の縦板部22・24に固定される。
【0059】
これにより、ハウジング20の上板部26のシート嵌入孔68にレバー支持部96の一端側を嵌入したシート部材94は、セレクトアーム軸36と1本の取付軸114とによりハウジング取付部98をハウジング20に取付けられ、球部86を回動中心としてシフトレバー4をセレクト動作及びシフト動作可能にハウジング20に保持する。
【0060】
このように、第2実施例のシフトレバー装置2は、シート部材94のハウジング取付部98をハウジング20に取付ける2本の取付軸112・114の一方にセレクトアーム48を軸支して設けたことにより、取付軸112をセレクトアーム軸36として利用することができ、軽量化・部品点数の削減を果たし得て、コストダウンを果たすことができる。
【0061】
【発明の効果】
このように、この発明のシフトレバー装置は、シフトレバーの球部に外装されたシート部材のレバー支持部の一端側をハウジングの上板部のシート嵌入孔に嵌入して短円筒形状のフランジにより保持し、レバー支持部の他端側の径方向外側に突出されるハウジング取付部の一対の挿入孔に取付軸を挿入し、この取付軸をハウジングの対向する縦板部にかしめにより固定することにより、ハウジングに固定される。
【0062】
これにより、このシフトレバー装置は、従来のがたつき防止用のスペーサやキャップ、キャップ取付ボルト等を必要とせずに、シフトレバーの球部に外装されたシート部材をハウジングに固定することができ、また、シート部材のレバー支持部の一端側のスリットが広がることをフランジによって防止することができ、シート部材のハウジング取付部をハウジングに取付軸によって堅固に固定することができる。
【0063】
このため、このシフトレバー装置は、部品点数を削減し得て、金型、治具及び加工行程を削減し得て、重量や組付工数を減少し得て、コストダウンを果たすことができる。また、このシフトレバー装置は、シート部材のレバー支持部の一端側のスリットの広がりを防止することができるとともに、シート部材のハウジング取付部をハウジングに堅固に固定することができることにより、シート部材に支持されるシフトレバーやシート部材のがたつきを防止し得て、操作感を向上することができる。
【0064】
また、このシフトレバー装置は、上板部の下方からシート嵌入孔にシート部材のレバー支持部の一端側を容易に嵌入することができることにより、組付性を向上することができ、また、シート部材の支持される部位であるフランジと取付軸との支持部間距離を小さくし得て、支持剛性を高めることができることにより、より堅固に固定することができ、さらに、ベースプレートにハウジングを一体的に設けたにより、軽量化・部品点数の削減を果たし得て、コストダウンを果たし得て、さらにまた、シート部材をハウジングに取付ける2本の取付軸のいずれか一方をセレクトアーム軸として利用することができ、軽量化・部品点数の削減を果たし得て、コストダウンを果たし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すシフトレバー装置のシート部材部位の拡大断面図である。
【図2】シフトレバー装置の組立図である。
【図3】シフトレバー装置の一部破断要部側面図である。
【図4】シフトレバー装置の正面図である。
【図5】図4のV−V線による断面図である。
【図6】第1実施例の第1の変形例を示すシート部材部位の組立図である。
【図7】図6のシート部材部位の拡大断面図である。
【図8】第1実施例の第2の変形例を示すフトレバー装置の組立図である。
【図9】第2実施例を示すシフトレバー装置の組立図である。
【図10】従来例を示すシフトレバー装置の組立図である。
【符号の説明】
2 シフトレバー装置
4 シフトレバー
6 ベースプレート
20 ハウジング
22・24 縦板部
26 上板部
36 セレクトアーム軸
48 セレクトアーム
70 シート嵌入孔
72 フランジ
84 球部
94 シート部材
96 レバー支持部
98 ハウジング取付部
104 スリット
108・110 挿入孔
112・114 取付軸

Claims (5)

  1. 車両のフロアパネルに取付けられるベースプレートを設け、このベースプレートに固定されるハウジングを設け、このハウジングの上板部にシート嵌入孔を設けるとともにこのシート嵌入孔の周縁に短円筒形状のフランジを設け、シフトレバーのレバー軸に設けた球部に外装されるシート部材を設け、このシート部材は前記シート嵌入孔に一端側を嵌入される円筒形状のレバー支持部とこのレバー支持部の他端側の径方向外側に突出されて前記ハウジングの対向する縦板部に取付けられるハウジング取付部とからなり、前記レバー支持部には前記球部の球状外周面に摺設する球状内周面を設けるとともに一端側から他端側近傍に達するスリットを設け、前記ハウジング取付部には前記対向する縦板部にかしめにより固定される取付軸を挿入する一対の挿入孔を設けたことを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 前記シフトレバー装置は、前記ハウジングの上板部にシート嵌入孔を設けるとともにこのシート嵌入孔の周縁に短円筒形状のフランジを上方に突出させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー装置。
  3. 前記シフトレバー装置は、前記ハウジングの上板部にシート嵌入孔を設けるとともにこのシート嵌入孔の周縁に短円筒形状のフランジを下方に突出させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー装置。
  4. 前記シフトレバー装置は、前記ベースプレートにハウジングを一体的に設けたことを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー装置。
  5. 前記シフトレバー装置は、前記ハウジング取付部の一対の挿入孔に挿入されて前記対向する縦板部にかしめにより固定される2本の取付軸のいずれか一方に、前記シフトレバーによりセレクト動作されるセレクトアームを軸支して設けたことを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー装置。
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