JPH10119087A - 表示体およびその製造方法 - Google Patents

表示体およびその製造方法

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JPH10119087A
JPH10119087A JP27815696A JP27815696A JPH10119087A JP H10119087 A JPH10119087 A JP H10119087A JP 27815696 A JP27815696 A JP 27815696A JP 27815696 A JP27815696 A JP 27815696A JP H10119087 A JPH10119087 A JP H10119087A
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JP
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resin
holes
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JP27815696A
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English (en)
Inventor
Isao Oibe
部 勇 夫 及
Tomisada Kubota
臣 貞 久保田
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MARUI KOGYO KK
Original Assignee
MARUI KOGYO KK
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来の表示体の塗装剥がれや耐候性不良を改
良した表示体を提供する。 【解決手段】 その手段としては、文字を塗装に依らな
いインサート形式としたことにある。すなわち、本発明
の表示体1は、表示内容3の形状に貫通した抜き穴4を
有する本体2の表面にメッキ加工を行なったのち、下型
6と上型7の間に挟み、上型7の注入口8から抜き穴4
にインサート成形により表示用樹脂を埋設して表示内容
3としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車外に取
付けられるエンブレムやその他マーク類、各種ノブ、家
電品(例えばオーディオのボタンその他)、および住宅
等に表示されるプレート類に係り、特にこのような表示
体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車の車外に取付けられるエン
ブレムaは、図10(A)に平面図を、図10(B)に
図10(A)のA−A断面図を示すように、合成樹脂等
の材質で上面が緩やかな凸面となるように湾曲して適宜
高さを有する薄肉のものを母体として、その上面に文字
等を表示する部分としてその形態に合わせた溝bが形成
されている。
【0003】そしてこの溝bには吹き付け等による塗装
cが施され、溝b以外の上面にはメッキdが施されてい
る。また溝bを設けた部分は強度が低下するために内面
eから底面fに達する複数個のリブgが設けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うにして形成されるエンブレムは、 1)耐候性不良(変色)や塗装のはがれが生じやすい。 2)文字には深みがないので立体感、奥行き感等による
高級感がない。 3)溝があるためにその補強のため工数のかかるリブを
設けなければならない。 4)溝に塗装した場合、メッキ面との境界が不明瞭とな
り、見切り線がはっきりしなくなって見苦しくなる。 5)リブがあるために底面に貼る両面テープの密着面の
面積を大きく取らなければならなくなる。 等の多くの欠点が挙げられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
欠点を改良した表示体およびその製造方法を提供するこ
とを課題としてなされたもので、その手段としては、文
字を塗装に依らないインサート形式としたことにある。
すなわち、請求項1に記載の発明は、表示内容の形状に
貫通した抜き穴を有する本体の表面にメッキ加工を行な
ったのち、該抜き穴にインサート成形により表示用樹脂
を埋設して表示内容としたことを特徴とし、請求項2に
記載の発明は、表示内容を示す表示部を予め成形し、該
表示部周りをインサート成形により本体用樹脂で囲繞し
て表示内容を本体と一体としたことを特徴とする。
【0006】また請求項3に記載の発明は、表面から裏
面にかけて貫通した抜き穴が形成された本体と、該本体
の抜き穴に埋め込まれた樹脂による表示内容とで構成さ
れていることを特徴とし、請求項4は上記各発明におい
て、前記本体表面と表示内容の表面が同一面であること
を特徴とし、さらに請求項5は表示内容が本体表面より
突出していることを特徴とし、そして請求項6、7は、
前記表示内容である樹脂に蓄光材が含有されていること
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0008】本発明にかかる表示体1は、例えば自動車
等の車体に貼付けて使用されるエンブレムを例にとって
説明すると、図1(A)に平面図を、同(B)に側面図
を示すように、この実施の形態では平面形状が丸形の本
体2を有し、この本体2の側面形状が周縁から中央にか
けてなだらかな凸曲面に樹脂等により形成されており、
凸曲面の中心部には表面から裏面にかけて貫通した抜き
穴があって、その抜き穴に文字等を示す表示内容3が埋
め込まれたものであり、表示内容3以外の表面はクロー
ムメッキ等の表面処理が施されている。
【0009】図2は図1(A)の表示内容2部分の拡大
断面の一部の詳細を示すもので、斜線部は本体2、梨地
は本体2に埋め込まれた表示内容3を示している。
【0010】この表示内容3を埋設して成形するための
請求項1に記載の発明のインサートによる製造方法によ
るときは、まず本体2は図3に破断した斜視図で示すよ
うに一次材による成形を行なうが、その中央部には文字
等を示す表示内容3が埋め込まれるための抜き穴4が表
面から裏面まで貫通するように形成されている。
【0011】つぎに抜き穴4を除いた表面にはインモル
ド転写成形または真空メッキ等を含むクロームメッキを
行う。なお符号5は空所である。
【0012】その後この本体1を図4(A)に示すよう
に下型6に納めて、その上から上型7を重ねて密着させ
る。
【0013】さらに図4(B)に示すように上型7に設
けた注入口8から抜き穴4に向けて表示用樹脂によるイ
ンサート成形を行い、この樹脂を下型6の内面に接する
位置まで埋め込む。
【0014】これにより表示内容3の表面は本体2の表
面と段差のない状態の仕上がりとなる。この場合インサ
ート成形に用いる表示用樹脂に蓄光材を混入することに
より表示内容3を夜光性とし、一層奥行きを感じさせる
ことができる。
【0015】このようにして得られた表示体1は図5に
示すようになり、図3に示されていた抜き穴4には表示
内容3が埋め込まれた状態となる。
【0016】図6(A)は請求項2に記載の発明の製造
方法により得られた表示体11を示す斜視図で、これに
よれば予め表示内容13を製作してクロムメッキを行
う。つぎにこれを図示しない上下の型内に納め、型内に
本体となる着色樹脂を挿入するインサート成形により図
のような本体12を成形するようにしたものである。
【0017】図6(B)は図6(A)の変形例で図6
(A)とは表示内容13aに首部9を設けた点が相違す
る。この首部9があると本体を成形した際に本体12a
から表示内容13aが上下方向に抜け止めされるので図
6(A)の場合よりも強固な表示体11aとすることが
できる。
【0018】図7は図6(A)のような表示内容13b
を2つ並べた場合に本体12bを成形するようにした表
示体11bを示したものである。
【0019】また図8も図6(A)の特異の変形例で、
表示内容13cを本体12cからある高さ分だけ突出さ
せるように本体12cを成形した表示体11cを示すも
のである。
【0020】図9は同じく請求項2に記載の発明の製造
方法において、本体12をインサート成形する際に使用
される個々の文字形14,15の表示内容13の結合部
分16を示したものである。このように結合されて纏ま
った表示内容13の周囲に本体12を形成することによ
り上述した図6乃至図8のような表示体11が得られ
る。
【0021】この場合においても表示用樹脂材に蓄光材
を入れることにより表示内容13に奥行きを感じさせる
ことができる。
【0022】なお図1乃至図8に示した表示体を他の物
品に貼り付ける場合には、底面に粘着性の両面テープを
貼ることによりこの一方を剥がして接着することができ
る。
【0023】また以上の説明はエンブレムについて説明
したが、これに限定されるものではなく、マーク類、ノ
ブ等にも適用できることはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したか
ら、つぎのような効果が得られる。 1)表示内容が従来の塗装による質感よりも深みのある
高級感が得られ、恰も七宝調に似たものとなる。 2)表示内容の表面が本体の表面と同一面となるため種
々の文字表現、パターン表現が得られる。 3)従来の塗装に依る場合に必ず生ずる本体表面との間
の段差をなくすることができるので、文字と本体との境
界の見切り線が美しくなる。 4)塗装剥がれ、耐候性不良の発生を回避することがで
きる。 5)多種の表現(表面形状、オーバハング文字表現)が
可能となる。 6)表示内容はインサート成形のため補強用のリブが不
要となり、薄い成形が可能である。 7)前項の理由により裏面に貼る両面テープの接着面と
して平面で得られるため、必要なテープの面積が大幅に
減少され、コスト低減になる。 8)請求項6、7に示すように表示内容を形成する樹脂
に蓄光材を入れることにより本体と一体となった表示内
容に夜光性および奥行きを感じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる表示体の一実施形態を示し、
(A)は平面図、(B)は側面図。
【図2】図1(A)を中心部分を含んで切断した場合の
側面の断面図。
【図3】本発明にかかる表示体の本体のみを示す破断し
た状態の斜視図。
【図4】本発明の請求項1にかかる表示体の一実施形態
の製造方法の過程を示し、(A)はインサート成形前、
(B)はインサート成形中の状態図。
【図5】本発明の本体に表示内容のインサート成形が完
了して一体の表示体となった状態の破断斜視図。
【図6】本発明の請求項2にかかる製造方法により成形
された表示体の斜視図を示し、(A)はその一実施形態
図、(B)は(A)の変形例の実施形態図。
【図7】図6(A)を2つ並べた場合の実施形態図。
【図8】本発明の請求項2にかかる製造方法により成形
された表示体において表示内容を本体よりも突出させた
場合の実施形態図。
【図9】本発明の請求項2にかかる製造方法を実施する
場合の個々の表示内容の結合を示す斜視図。
【図10】従来の表示体を示し、(A)は平面図、
(B)は(A)のA−A断面図。
【符号の説明】
1 表示体 2 本体 3 表示内容 4 抜き穴 6 下型 7 上型 8 挿入口 11,11a,11b,11c 表示体 12,12a,12b,12c 本体 13,13a,13b,13c 表示内容

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示内容の形状に貫通した抜き穴を有する
    本体の表面にメッキ加工を行なったのち、該抜き穴にイ
    ンサート成形により表示用樹脂を埋設して表示内容とす
    ることを特徴とする表示体の製造方法。
  2. 【請求項2】表示内容を示す表示部を予め成形し、該表
    示部周りをインサート成形により本体用樹脂で囲繞して
    表示内容を本体と一体とすることを特徴とする表示体の
    製造方法。
  3. 【請求項3】表面から裏面にかけて貫通した抜き穴が形
    成された本体と、該本体の抜き穴に埋め込まれた樹脂に
    よる表示内容とで構成されていることを特徴とする表示
    体。
  4. 【請求項4】前記本体表面と表示内容の表面が同一面で
    ある請求項3記載の表示体。
  5. 【請求項5】前記表示内容の表面が本体表面より突出さ
    れている請求項3記載の表示体。
  6. 【請求項6】前記表示内容を示す表示用樹脂に蓄光材が
    含有されている請求項1または2記載の表示体の製造方
    法。
  7. 【請求項7】前記表示内容を示す表示用樹脂に蓄光材が
    含有されている請求項3〜5のいずれか1項記載の表示
    体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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