JPH10116279A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH10116279A
JPH10116279A JP8269930A JP26993096A JPH10116279A JP H10116279 A JPH10116279 A JP H10116279A JP 8269930 A JP8269930 A JP 8269930A JP 26993096 A JP26993096 A JP 26993096A JP H10116279 A JPH10116279 A JP H10116279A
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JP
Japan
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logical structure
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attribute
processing
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Pending
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JP8269930A
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English (en)
Inventor
Kenichi Nishida
賢一 西田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SGML文書等の構造化文書の論理構造を表
示や印刷を目的としてレイアウト処理するために用いる
レイアウト構造を容易に作成可能にする。 【解決手段】 文書入力部1より入力されたSGML文
書をスタイル適用部2によりスタイル適用処理した後、
レイアウト用論理構造変換部3により、上記SGML文
書の元の論理構造を先ずレイアウト用論理構造に変換
し、次にこのレイアウト用論理構造を用いて文書レイア
ウト部5でSGML文書のレイアウトを行うことによ
り、最終的なレイアウト構造に変換する。また、上記レ
イアウト用論理構造変換に際し、SGML文書の論理構
造とレイアウト用論理構造間のリンクデータを文書デー
タ管理部6に記憶し、上記データ構造間に相互に参照可
能なリンクを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SGML(Standa
rd Generaized Markup Language)文書等の任意の文書
型の構造化文書の画面出力、印刷出力を得る際に上記構
造化文書の論理構造をレイアウト処理する機能を有する
文書処理装置に係わり、詳しくは、上記レイアウト処理
に用いるレイアウト構造を容易に作成するための処理の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、SGML文書等の任意の
文書型の構造化文書を扱う文書処理装置においては、上
記構造化文書の画面出力、印刷出力を得る際に、当該構
造化文書の論理構造をレイアウト処理するための構造
(レイアウト構造)に変換する必要がある。
【0003】この種の従来の文書処理装置では、表示ま
たは印刷すべき構造化文書として例えばSGML文書が
与えられた場合、このSGML文書に対してスタイル適
用部によりスタイル適用処理を行った後、直接文書レイ
アウト部に送り、該文書レイアウト部で、上記適用スタ
イルに従ってSGML文書のレイアウト処理を施すこと
により上記レイアウト構造を得るようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の文書処理装
置では、入力されたSGML文書に対して適用スタイル
に従って直接にレイアウト処理を行っていくことから、
例えば、SGML文書の元の論理構造中の内容部(SG
ML文書等の構造化文書では、内容部が階層構造を成し
分離している)の合成処理から始めなければならず、レ
イアウト構造の変換処理のための文書レイアウト部の負
荷が増大するという問題点があった。
【0005】また、上記文書レイアウトにおいては、通
常、レイアウト結果の正常性を確認するためのレイアウ
ト・クロスリファレンス処理が行われ、このレイアウト
・クロスリファレンス処理が収束しなかった場合、再文
書レイアウトを繰り返し行う必要がある。こうした再文
書レイアウトに際して、従来装置では、上述した内容部
合成等の処理を最初からやり直さなければならず、この
点も、文書レイアウト部の処理の負荷を増大させる大き
な要因となっていた。
【0006】また、上記従来の文書処理装置では、SG
ML文書の論理構造を直接にレイアウト構造に変換する
という処理によって、元の論理構造からレイアウト論理
構造を参照したり、逆にレイアウト論理構造から元の論
理構造を参照するといった処理が煩雑化せざるを得ない
という問題点があった。
【0007】本発明の目的は、SGML文書等の構造化
文書の画面出力、印刷出力を得る際、上記構造化文書の
論理構造をレイアウト処理するために用いるレイアウト
構造を容易に作成可能な文書処理装置を提供することに
ある。
【0008】また、本発明の別の目的は、構造化文書の
元の論理構造とレイアウト論理構造間の相互参照を容易
かつ確実に行える文書処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、構造化文
書の論理構造を画面出力または印刷出力に適合可能にレ
イアウト処理する機能を有する文書処理装置において、
前記構造化文書を入力する文書入力手段と、前記文書入
力手段により入力された前記構造化文書の論理構造に対
して前記レイアウト処理に適合する基本スタイルを付与
するスタイル適用手段と、前記基本スタイルに沿って前
記構造化文書の論理構造をレイアウト用論理構造に変換
するレイアウト用論理構造変換手段と、前記レイアウト
用論理構造を用いて前記構造化文書を前記レイアウト処
理に必要な最終的なレイアウト構造に変換する文書レイ
アウト手段とを具備することを特徴とする。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、レイ
アウト用論理構造変換手段は、前記構造化文書の論理構
造の対象ノードをレイアウト用論理構造に順次複写して
いく複写手段と、前記対象ノードが内容部であるか属性
情報部であるか判別する判別手段と、前記対象ノードが
内容部の場合、更に、当該内容部の前後に付与された分
割属性が分割であるか否かを判別する分割属性判別手段
と、前記分割属性が分割であれば、当該内容部を前記レ
イアウト用論理構造に複写し自らを合成対象ノードとす
る内容部分割処理手段と、前記分割属性が分割でなけれ
ば、当該内容部を前記合成対象ノードに合成する内容部
合成処理手段と、前記対象ノードが属性情報部の場合、
該属性に対応する属性処理を行い、該対象ノードを当該
ノードの下層を無視した次ノードに遷移させる属性処理
手段とを具備することを特徴とする。
【0011】第3の発明は、第2の発明において、構造
化文書の論理構造を表すデータ構造とレイアウト用論理
構造を表すデータ構造を記憶するデータ構造記憶手段
と、前記内容部合成処理手段による前記内容部合成処理
に際し、前記構造化文書の論理構造の内容部と前記レイ
アウト用論理構造の内容部間の相互のノード関係をリン
ク情報として設定するリンク情報設定手段を更に具備す
ることを特徴とする。
【0012】第4の発明は、第2の発明において、属性
処理手段による前記属性処理に際し、前記構造化文書の
論理構造の各ノードの属性情報をレイアウト用論理構造
の該当ノードにリンク付けする属性リンク設定手段を更
に具備することを特徴とする。
【0013】第5の発明は、第1の発明において、構造
化文書は、SGML文書であることを特徴とする。
【0014】
【作用】第1の発明では、入力される構造化文書にスタ
イル適用手段によりスタイル適用処理を施した後、レイ
アウト用論理構造変換手段により上記構造化文書の論理
構造を先ずレイアウト用論理構造に変換し、更に、文書
レイアウト手段により上記レイアウト用論理構造を用い
て上記構造化文書を表示または印刷のためのレイアウト
処理に必要な最終的なレイアウト構造に変換するように
しており、上記レイアウト用論理構造は最終的なレイア
ウト構造により近似した構造を成していることから、構
造化文書の論理構造を直接レイアウト構造に変換する場
合に比べて極めて容易にレイアウト構造が作成できる。
【0015】第2の発明では、第1の発明において、レ
イアウト用論理構造変換手段は、複写手段により構造化
文書の論理構造の対象ノードをレイアウト用論理構造に
順次複写していきながら、上記対象ノードが内容部の場
合、当該内容部の前後に付与された分割属性が分割であ
るか否かを判別し、該分割属性が分割でなければ、内容
部合成処理手段により当該内容部を合成対象ノードに合
成すると共に、対象ノードが属性情報部の場合には、属
性処理手段により該属性に対応する属性処理を行い、該
対象ノードを当該ノードの下層を無視した次ノードに遷
移させる機能構成を有するものであり、該レイアウト用
論理構造変換手段により得られるレイアウト用論理構造
は、上記内容部合成処理手段の処理を経て、構造化文書
の元の論理構造の少なくとも内容部が合成された構造を
成していることから、その後に最終的なレイアウト構造
を作成する場合に、少なくとも元の論理構造中の内容部
の合成処理は省略でき、文書レイアウト手段の負荷を軽
減できる。
【0016】第3の発明では、第2の発明において、構
造化文書の論理構造を表すデータ構造とレイアウト用論
理構造を表すデータ構造をデータ構造記憶手段に記憶し
ておき、上記内容部合成処理手段による内容部合成処理
に際し、リンク情報設定手段において、上記構造化文書
の論理構造の内容部と上記レイアウト用論理構造の内容
部間の相互のノード関係をリンク情報として設定するよ
うにしたため、構造化文書の論理構造とレイアウト用論
理構造間の相互参照が確実に行える。
【0017】第4の発明では、第2の発明において、属
性処理手段による属性処理に際し、属性リンク設定手段
が、上記構造化文書の論理構造の各ノードの属性情報を
レイアウト用論理構造の該当ノードにリンク付けする処
理を行うようにしたため、構造化文書の論理構造とレイ
アウト用論理構造間で内容部のみならず属性情報部の相
互参照も実現できる。
【0018】第5の発明では、第1の発明において、構
造化文書としてSGML文書を扱う得るようにしたた
め、複雑な階層構造を有する当該SGML文書に対して
も、該SGML文書の論理構造を先ずレイアウト用論理
構造に変換し更にレイアウト構造に変換するという処理
を適用することにより、そのレイアウト構造を容易に作
成できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明に係わる文書処理装置100の一実施の形態を示す機
能ブロック図である。この文書処理装置100は、文書
入力部1、スタイル適用部2、レイアウト用論理構造変
換部3、レイアウト・クロスリファレンス処理部4、文
書レイアウト部5、文書データ管理部6、制御部7を具
備して構成される。
【0020】上記機能ブロックのうち、スタイル適用部
2は、体裁定義適用部21,採番処理部22、論理クロ
スリファレンス処理部23から構成される。また、レイ
アウト用論理構造変換部3は、内容部合成処理部31、
レイアウト用論理構造再変換部32を具備して構成され
る。文書レイアウト部5は、再文書レイアウト部51、
最終レイアウト決定部52とから構成される。
【0021】この文書処理装置100では、文書入力部
1より入力される例えばSGML文書等の構造化文書を
スタイル適用部2によりスタイル適用処理した後、レイ
アウト用論理構造変換部3において、入力文書の元の論
理構造を先ずレイアウト用論理構造に変換する。
【0022】次いで、文書レイアウト部5では、上記レ
イアウト用論理構造を用い上記適用スタイルに従って上
記入力文書のレイアウトの処理を行う。その際、レイア
ウト・クロスリファレンス処理部4では、上記レイアウ
ト用論理構造に基づくレイアウトが正しく行われている
かどうかに関するレイアウトクロスリファレンスの処理
を行い、レイアウトクロスリファレンスが収束するま
で、レイアウト用論理構造再変換部32でのレイアウト
用論理構造の再変換処理と、該再変換により得られるレ
イアウト用論理構造に基づく再文書レイアウト部51で
の文書再レイアウトの処理が繰り返される。そして、最
終レイアウト決定部52では、上記レイアウトクロスリ
ファレンス収束時のレイアウト用論理構造を用いて最終
的な文書のレイアウトを決定する。この最終的な文書の
レイアウト構造を用いて、図示しない表示部または印刷
部での上記入力文書の表示または印刷処理が行われる。
【0023】図2は、上記入力文書としてのSGML文
書を対象とするレイアウト用論理構造変換部3でのレイ
アウト用論理構造への変換処理の一例を示す概念図であ
り、同図左欄のSGML文書の元の論理構造において、
CD12,CD14,CD15の各ノードに分離して存
在していた「あああ」、「いいい」、「ううう」という
文書内容部が、同図右上欄のレイアウト用論理構造中の
ノードCD22内に合成されている。
【0024】このレイアウト用論理構造は、上述した如
く、レイアウト用論理構造変換部3,レイアウト・クロ
スリファレンス処理部4,文書レイアウト部5での、そ
れぞれ該当する文書レイアウト処理、レイアウト・クロ
スリファレンス処理部、レイアウト用論理構造再変換処
理、再文書レイアウト等の処理を経て同図右下欄に示す
レイアウト構造(最終的なレイアウト構造)に変換され
ることになる。
【0025】ここで、同図右上欄のレイアウト用論理構
造は、元の論理構造上の文書内容部が1つのノードに合
成されている等、表示または印刷のために最終的に必要
な同図右下欄のレイアウト構造と極めて近い形態である
ことから、当該レイアウト用論理構造を用いることによ
って、従来の如く、元の論理構造から直接にレイアウト
構造を作成する場合に比べて、極めて簡単な処理で済む
ことになる。
【0026】このように、SGML文書の元の論理構造
をレイアウト用論理構造に変換し、更に該レイアウト用
論理構造から最終的なレイアウト構造を得るレイアウト
構造変換処理で留意すべき点は、元の論理構造からレイ
アウト構造の参照(レイアウト参照)、あるいはレイア
ウト構造から元の論理構造の参照(柱・ノンブルからの
論理参照)が容易かつ確実に行えるようにすることであ
る。
【0027】この点の対策として、本発明の文書処理装
置100では、SGML文書の元の論理構造からレイア
ウト用論理構造への変換に際し、元の論理構造とレイア
ウト用論理構造間のリンクデータを保持しておくという
方法を採用している。
【0028】図3は、本発明の文書処理装置100にお
けるSGML文書の元の論理構造を表すデータ構造とレ
イアウト用論理構造を表すデータ構造との間のリンクデ
ータの持ち方の一例を示す概念図である。この例からも
分かるように、本発明では、同図左側に示すSGML文
書の元の論理構造上のCD12,CD14,CD15の
各ノードに対しては、当該ノードの内容部「あああ」、
「いいい」、「ううう」がそれぞれ同図右側に示すレイ
アウト用論理構造上のノードCD22へと移動したこと
を示す情報(ExtLinkArray)、及び当該各内容部の移動
先のノードCD22中の何番目に当たるかを示す情報
(NumberOfChar)が付与されている。
【0029】また、SGML文書の元の論理構造(同図
左側)から作成されたレイアウト用論理構造(同図右
側)に関しては、元の論理構造上のCD12,CD1
4,CD15の各ノードの内容部「あああ」、「いい
い」、「ううう」の移動先であるノードCD22に対し
て、当該内容部の移動元が、元の論理構造上のCD1
2,CD14,CD15の各ノードであることを示す情
報(ExtLinkArray)が付与されている。
【0030】これら元の論理構造またはレイアウト用論
理構造に付与する(ExtLinkArray)、(NumberOfChar)
等のリンクデータの管理は、例えば、文書データ管理部
6により行実現できる。このように、SGML文書の元
の論理構造を表すデータ構造とレイアウト用論理構造を
表すデータ構造とを記憶し、これらデータ構造間に相互
に参照可能なリンクを作成することによって、GML文
書の元の論理構造をレイアウト用論理構造に変換し、更
に該レイアウト用論理構造から最終的なレイアウト構造
を得る場合であっても、元の論理構造とレイアウト構造
間の相互参照を確実に保証することができる。
【0031】ところで、上記レイアウト用論理構造への
変換対象であるSGML文書の元の論理構造には、「あ
ああ」、「いいい」、「ううう」等の内容部のみなら
ず、文書の段落や文字の種類等に関する属性情報も当然
ながら混在している。従って、SGML文書の元の論理
構造をレイアウト用論理構造へ変換する際には、これら
属性情報の管理にも留意する必要がある。
【0032】図4は、本発明の文書処理装置100にお
けるSGML文書の元の論理構造とレイアウト用論理構
造との間での段落属性及び文字属性の持ち方の一例を示
す概念図である。同図からも分かるように、本発明で
は、SGML文書の元の論理構造(同図左側)上のノー
ドCD11が持つ段落属性が、当該ノードの移動先(コ
ピー先)であるレイアウト用論理構造(同図右側)上の
ノードCD21に対応して付与されるようになってい
る。また、元の論理構造(同図左側)上のCD12,C
D14,CD15の各ノードの内容部「あああ」、「い
いい」、「ううう」が持つ文字属性「C1」,「C
2」,「C3」が、これら内容部の移動先であるレイア
ウト用論理構造(同図右側)上のノードCD22中、各
内容部に対応して付与されるようになっている。かかる
属性情報管理方法を採用することにより、本発明では、
レイアウト用論理構造上においても、元の論理構造と全
く同様に属性情報の管理が行える。
【0033】以下、本発明の文書処理装置100におけ
るSGML文書のレイアウト構造変換処理について、図
5乃至図9に示すフローチャートを参照して更に詳細に
説明する。
【0034】図5は、文書処理装置100におけるレイ
アウト変換処理の全体の流れを示すフローチャートであ
る。この文書処理装置100では、表示または印刷しよ
うとするSGML文書を文書入力部1から読み込み(ス
テップ501)、該読み込んだSGML文書に対してス
タイル適用部2によりスタイル適用処理を施す(ステッ
プ502)。このスタイル適用部2でのスタイル適用処
理において、体裁定義適用部21は上記SGML文書に
対して体裁定義適用の処理を行い、採番処理部22は上
記SGML文書の元の論理構造上の各ノードに対するノ
ード番号(図におけるCD11やCD12等)等を付与
する処理を行い、更に論理クロスリファレンス処理部2
3は論理クロスリファレンス処理を実行する。
【0035】上記スタイル適用処理後、SGML文書
は、レイアウト用論理構造変換部3に転送される。ここ
で、レイアウト用論理構造変換部3はスタイル適用部2
から転送されてくる上記SGML文書の元の論理構造を
レイアウト用論理構造に変換するレイアウト用論理構造
変換処理を行う(ステップ503)。この処理は、例え
ば、図2の概念図に示すような処理であるが、その詳細
については後述する。
【0036】次に、文書レイアウト部5は、上記ステッ
プ503の処理により生成されたレイアウト用論理構造
を基に上記適用スタイルに従って上記SGML文書のレ
イアウト処理を行う(ステップ504)。
【0037】このレイアウトの処理が行われた後、レイ
アウト・クロスリファレンス処理部4は、上記レイアウ
ト後のSGML文書にレイアウト・クロスリファレンス
があるかどうかをチェックし(ステップ505)、レイ
アウト・クロスリファレンスがあれば(ステップ505
YES)、レイアウト・クロスリファレンスの処理を行
う(ステップ506)。
【0038】この処理の一例としては、例えば、SGM
L文書中に「10ページの図を参照」という内容部があ
る場合に、レイアウト用論理構造に基づくレイアウト結
果において、上記参照対象の図がレイアウトされたペー
ジ上にあるべき「10」というページ数が10ページ目
に正しくレイアウトされているかあるいは11ページ目
等に移動していて正常な状態にないかといった事項を確
認する処理があげられる。ここで正常な状態にない場合
には、上記ページ付けが正しく行われたレイアウト結果
が得られるまで(レイアウト・クロスリファレンスが収
束するまで)、再レイアウトの処理を行う必要がある。
【0039】すなわち、ステップ506の処理におい
て、レイアウト・クロスリファレンス処理部4はレイア
ウト・クロスリファレンスが収束したかどうかを監視す
る(ステップ507)。ここで、レイアウト・クロスリ
ファレンスが収束しない場合(ステップ507NO)、
レイアウト用論理構造変換部3のレイアウト用論理構造
再変換部32による元の論理構造からレイアウト用論理
構造への再変換の処理(ステップ508)と、該変換後
のレイアウト用論理構造に従った文書レイアウト部5の
再文書レイアウト部51での再文書レイアウトの処理
(ステップ509)を順に行い、この処理をステップ5
07でレイアウト・クロスリファレンスの収束が確認さ
れるまで繰り返し実施する。
【0040】そして、レイアウト・クロスリファレンス
が収束した場合(ステップ507YES)、文書レイア
ウト部5の最終レイアウト決定部52で最終文書レイア
ウトの処理を行う(ステップ510)。なお、上述した
ステップ504での文書レイアウトにおいて、レイアウ
ト・クロスリファレンスがない場合(ステップ505N
O)は、直ちに最終文書レイアウトの処理(ステップ5
10)に移行する。その後は、ステップ510で生成さ
れた最終文書レイアウトに従って上記SGML文書を例
えば表示部に対して表示する処理(ステップ511)が
行われる。
【0041】上記一連の処理のうち、ステップ503に
おけるレイアウト用構造変換処理は、図6(a)に示す
如く、SGML文書の元の論理構造からのレイアウト用
論理構造へのコピー位置の初期化を行い(ステップ60
1)、次いで、元の論理構造を例えば図2の右上欄に示
すようなレイアウト用論理構造へとサブツリー変換する
(ステップ602)処理が基本となる。
【0042】次に、このレイアウト用論理構造変換に係
わるサブツリー変換について、図7に示すフローチャー
トを参照して詳述する。この処理の開始にあたっては、
まず、変換しようとするSGML文書の元の論理構造に
おける処理対象ノードを決定し(ステップ701)、そ
の決定したノードをレイアウト用論理構造にコピーする
(ステップ702)。次いで、元の論理構造上で処理対
象ノードを次のノードへと移行させ(ステップ70
3)、処理対象ノードが存在するか否かを判断する(ス
テップ704)。ここで、処理対象ノードが存在すれば
(ステップ704YES)、そのノードが内容部である
か否かを判断し(ステップ705)、内容部でない場合
(ステップ705NO)、当該処理対象ノードの属性
(レイアウト指示属性,フレーム属性,ページ指定属
性)を求める処理を順次実行する(ステップ706,7
07,708)。
【0043】引き続き、上記属性検出結果として、例え
ば上記ステップ706で表示抑止属性が検出されたか否
かを判断し(ステップ709)、検出されていれば(ス
テップ709YES)、当該表示抑止属性の処理を実行
する(ステップ710)。
【0044】同様に、上記ステップ706で注釈属性が
検出されたか否かを判断し(ステップ711)、検出さ
れていれば(ステップ711YES)、当該注釈属性の
処理を実行する(ステップ712)。
【0045】また、上記ステップ707でフレーム属性
が検出されたか否かを判断し(ステップ713)、検出
されていれば(ステップ713YES)、当該フレーム
属性の処理を実行する(ステップ714)。
【0046】また、上記ステップ708でページ指定属
性が検出されたか否かを判断し(ステップ715)、検
出されていれば(ステップ715YES)、当該ページ
指定属性の処理を実行する(ステップ716)。
【0047】また、上記ステップ706で改レイアウト
属性が検出されたか否かを判断し(ステップ717)、
検出されていれば(ステップ717YES)、当該改レ
イアウト属性の処理を実行する(ステップ718)。
【0048】更に、上記ステップ706で連結属性が検
出されたか否かを判断し(ステップ719)、検出され
ていれば(ステップ719YES)、当該連結属性の処
理を実行する(ステップ720)。
【0049】上記ステップ706以降の一連の属性処理
を終えた後、元の論理構造上の処理対象ノードを次のノ
ードとし(ステップ721)、ステップ704以降の処
理に復帰する。この復帰後の処理において、処理対象ノ
ードがあると判定され(ステップ704YES)、かつ
そのノードが内容部である場合(ステップ705YE
S)、この内容部に対してレイアウト用論理構造変換部
32の内容部合成処理部31により後述するような内容
部変換処理(ステップ722)を行い、その後、処理対
象ノードを次のノードとし(ステップ721)、ステッ
プ704以降の処理に復帰する。
【0050】理解を容易にするために、上記ステップ7
01〜722の一連の処理を図2の概念図に示した構造
変換の例に当てはめて説明すると以下のようになる。ま
ず、ステップ701では、SGML文書の元の論理構造
(図2左欄)のROOT1というノードを処理対象ノー
ドとして決定し、ステップ702では、このノードをレ
イアウト用論理構造(図2に右上欄)上にROOT2と
してコピーする。次に、ステップ704で処理対象ノー
ドをCD11とし、ステップ705では当該処理対象ノ
ードCD11が内容部かどうかの判断を行う。この例で
は、処理対象ノードCD11は単なる属性情報部である
ことから、処理をステップ706以降の処理に分岐し、
ステップ720までの間にあるいずれかの属性処理を上
記属性情報部の属性に応じて実行する。
【0051】続いて、ステップ721では、処理対象ノ
ードを次のノード、すなわちCD12としたうえで、ス
テップ705で当該処理対象ノードCD12が内容部か
どうかの判断を行う。この例では、処理対象ノードCD
12は「あああ」なる内容部であることから、内容部に
対する処理ステップ722に分岐し、後述する内容部変
換処理を行う。
【0052】この内部変換処理が完了後、ステップ72
1において、処理対象ノードを次のノード、すなわちC
D13とし、ステップ705で当該処理対象ノードCD
13が内容部でないと判定することにより、ステップ7
06からステップ720までの間で、当該属性種別に合
致した属性処理を行う。
【0053】以後、処理対象ノードをCD14,CD1
5の順に遷移させ、これらCD14及びCD15内の内
容部「いいい」,「ううう」に対して内容部変換処理を
続けていき、ステップ704において、処理対象ノード
無しと判定されるまで各ノード毎に、これら各ノードが
属性情報ノードか内容部ノードかに応じて、該当する属
性処理(ステップ706〜720)または内容部変換処
理(ステップ722)を繰り返すことにより、元の論理
構造からレイアウト用論理構造への変換処理が完結す
る。
【0054】なお、上述した図7におけるステップ70
6〜720間での各属性処理は、図6(b)〜(e)に
示すフローチャートに従った処理が基本となる。例え
ば、ステップ710での表示抑止属性処理は、図6
(b)に示す如く、処理対象ノードを現在の対象ノード
の下層を無視した次のノードとするような処理(ステッ
プ611)により実現される。
【0055】また、ステップ712での注釈属性処理
は、図6(c)に示す如く、合印の変換のためのサブツ
リー変換(ステップ621)、コピー位置の初期化(ス
テップ622)、注釈本体の変換のためのサブツリー変
換(ステップ623)の順に進んでいき、注釈本体の変
換のためのサブツリー変換完了後、変換した注釈本体を
レイアウト論理構造にリンク付けた後(ステップ62
4)、表示抑止属性処理と同様、処理対象ノードを現在
の対象ノードの下層を無視した次のノードとするような
処理(ステップ625)により実現できる。
【0056】同様に、ステップ714でのフレーム属性
処理は、図6(d)に示す如く、コピー位置の初期化
(ステップ631)、フレーム変換のためのサブツリー
変換(ステップ632)の順に進んでいき、変換したフ
レームをレイアウト論理構造にリンク付けた後(ステッ
プ633)、表示抑止属性、注釈属性処理と同様、処理
対象ノードを現在の対象ノードの下層を無視した次のノ
ードとする処理(ステップ634)により実現できる。
【0057】また、ステップ716でのページ指定属性
処理は、図6(e)に示す如く、コピー位置の初期化
(ステップ641)、サブツリー変換(ステップ64
2)の順に進み、該サブツリー変換完了後は、表示抑止
属性、注釈属性処理、フレーム属性処理と同様、処理対
象ノードを現在の対象ノードの下層を無視した次のノー
ドとする処理(ステップ643)により実現できる。こ
のページ指定属性処理は、ステップ718での改レイア
ウト属性処理及びステップ720での連結属性処理に対
しても同様に適用できる。
【0058】このように、本発明の各属性処理において
は、それぞれ図6(b)〜図6(e)に示される如く、
処理対象ノードを現在の対象ノードの下層を無視した次
のノードとするような処理(ステップ611,625,
634,643)が適用されている。これにより、例え
ば、図2の概念図における元の論理構造上のノードCD
13が上記いずれかの属性である場合における内容部ノ
ードCD12の内容部変換処理後の処理対象ノードは、
属性ノードCD13を無視した状況下でのCD12の下
位ノードCD14となる。これにより、内容部ノードC
D12,CD14,CD15の各内容「あああ」、「い
いい」、「ううう」は、レイアウト用論理構造上におい
て、1つのノードCD22内に元の順番に従って1つの
内容部として合成可能(分割属性が分割でない場合)と
なる。
【0059】次に、内容部から成るノードに対する内容
部変換処理(上記ステップ722)について図8に示す
フローチャートを参照して説明する。図7に示すステッ
プ705において、処理対象ノードが内容部であると判
定された場合、レイアウト用論理構造変換部3の内容部
合成処理部31では、先ず、当該ノードの前の分割属性
を求める(ステップ801)。
【0060】この分割属性は、レイアウト属性の一部で
あり、属性ノードの前後に指定され、しかも文字属性と
は別に指定される。また、上記属性ノードの前に指定さ
れる分割属性は、対象となるレイアウトオブジェクトを
分割してどこに置くかを意味する情報であり、上記属性
ノードの後に指定される分割属性は、分割して、その後
ろのレイアウトオブジェクトをどうするか(分割するか
しないか)を意味する情報である。これにより、例え
ば、図2の概念図における元の論理構造上のノードCD
13における前と後の分割属性が共に「分割でない」場
合、内容部ノードCD12,CD14,CD15の各内
容「あああ」、「いいい」、「ううう」は、同図右側欄
内のレイアウト用論理構造上において、1つのノードC
D22内に元の順番に従って1つの内容部として合成さ
れることになる。
【0061】次に、内容部合成処理部31は、上記分割
属性が分割であるか否かを判断し(ステップ802)、
分割の場合(ステップ802YES)、先ず、現在の対
象ノードの親のノードをレイアウト用論理構造にコピー
し(ステップ803)、次いで、処理対象ノードをレイ
アウト用論理構造にコピーする(ステップ804)。こ
こまでの処理は、図2に示す例に当てはめた場合、例え
ば、元の論理構造上のノードCD12を処理対象ノード
とした時、その親のノードCD11をレイアウト用論理
構造上にノードCD21としてコピーし、次いで処理対
象ノードCD12をレイアウト用論理構造上のノードC
D22としてコピーするといった処理に該当する。
【0062】ステップ804で、処理対象ノードをレイ
アウト用論理構造にコピーした後、当該コピーしたノー
ドを合成対象ノードとして設定する(ステップ80
5)。引き続き、処理対象ノードの後ろの分割属性を求
め、この求めた分割属性を、ステップ805で設定した
合成対象ノードに設定する(ステップ806)。
【0063】次いで、内容部合成処理部31は、元の論
理構造とレイアウト用論理構造の内容部間のリンクを設
定し(ステップ807)、処理を終了する。
【0064】一方、ステップ802において、ノードの
前の分割属性が分割でないと判定された場合、ステップ
808の内容部合成処理に移行する。この内容部合成変
換処理を、図9に示すフローチャートを参照して説明す
る。この内容部合成処理の最初の処理として、内容部合
成処理部31は、先ず、合成対象ノードを求め(ステッ
プ901)、次いでこの合成対象ノードの後ろの分割属
性を求める(ステップ902)。
【0065】次に、内容部合成処理部31は、上記分割
属性が分割であるか否かを判断し(ステップ903)、
分割でなかった場合(ステップ903NO)、図8のス
テップ805で設定した合成対象ノードに対して現在の
処理対象ノードの内容部を合成する(ステップ90
8)。
【0066】ここまでの処理は、図2に示す例に当ては
めた場合、例えば、元の論理構造上のノードCD14が
現在の処理対象ノードに当たる場合において、それ以前
の処理によってレイアウト用論理構造上に合成対象ノー
ドとして、かつ後ろの分割属性が非分割として設定され
ているノードCD22内の内容部「あああ」に対し、当
該ノードCD14内の内容部「いいい」を合成するとい
った処理に該当する。
【0067】これに対し、ステップ903において、合
成対象ノードの後ろの分割属性が分割であると判定され
た場合(ステップ903YES)、該当ノードの親のノ
ードをレイアウト用論理構造にコピーし(ステップ90
4)、次いで、処理対象ノードをレイアウト用論理構造
にコピーする(ステップ905)。この処理対象ノード
のレイアウト用論理構造へのコピー完了後、当該コピー
したノードを合成対象ノードとして設定する(ステップ
906)。更に、処理対象ノードの後ろの分割属性を求
め、この求めた分割属性を、ステップ905で設定した
合成対象ノードに設定し(ステップ907)、処理を終
了する。
【0068】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、入力される構造化文書にスタイル適用手段に
よりスタイル適用処理を施した後、レイアウト用論理構
造変換手段により上記構造化文書の論理構造を先ずレイ
アウト用論理構造に変換し、更に、文書レイアウト手段
により上記レイアウト用論理構造を用いて上記構造化文
書を表示または印刷のためのレイアウト処理に必要な最
終的なレイアウト構造に変換するようにしており、上記
レイアウト用論理構造は最終的なレイアウト構造により
近似した構造を成していることから、構造化文書の論理
構造を直接レイアウト構造に変換する場合に比べて極め
て容易にレイアウト構造が作成できる。
【0069】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、レイアウト用論理構造変換手段は、複写手段により
構造化文書の論理構造の対象ノードをレイアウト用論理
構造に順次複写していきながら、上記対象ノードが内容
部の場合、当該内容部の前後に付与された分割属性が分
割であるか否かを判別し、該分割属性が分割でなけれ
ば、内容部合成処理手段により当該内容部を合成対象ノ
ードに合成すると共に、対象ノードが属性情報部の場合
には、属性処理手段により該属性に対応する属性処理を
行い、該対象ノードを当該ノードの下層を無視した次ノ
ードに遷移させる機能構成を有するものであり、該レイ
アウト用論理構造変換手段により得られるレイアウト用
論理構造は、上記内容部合成処理手段の処理を経て、構
造化文書の元の論理構造の少なくとも内容部が合成され
た構造を成していることから、その後に最終的なレイア
ウト構造を作成する場合に、少なくとも元の論理構造中
の内容部の合成処理は省略でき、文書レイアウト手段の
負荷を軽減できる。
【0070】第3の発明によれば、第2の発明におい
て、構造化文書の論理構造を表すデータ構造とレイアウ
ト用論理構造を表すデータ構造をデータ構造記憶手段に
記憶しておき、上記内容部合成処理手段による内容部合
成処理に際し、リンク情報設定手段において、上記構造
化文書の論理構造の内容部と上記レイアウト用論理構造
の内容部間の相互のノード関係をリンク情報として設定
するようにしたため、構造化文書の論理構造とレイアウ
ト用論理構造間の相互参照が確実に行える。
【0071】第4の発明によれば、第2の発明におい
て、属性処理手段による属性処理に際し、属性リンク設
定手段が、上記構造化文書の論理構造の各ノードの属性
情報をレイアウト用論理構造の該当ノードにリンク付け
する処理を行うようにしたため、構造化文書の論理構造
とレイアウト用論理構造間で内容部のみならず属性情報
部の相互参照も実現できる。
【0072】第5の発明によれば、第1の発明におい
て、構造化文書としてSGML文書を扱う得るようにし
たため、複雑な階層構造を有する当該SGML文書に対
しても、該SGML文書の論理構造を先ずレイアウト用
論理構造に変換し更にレイアウト構造に変換するという
処理を適用することにより、そのレイアウト構造を容易
に作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる文書処理装置の一実施の形態を
示す機能ブロック図。
【図2】本発明に係わる文書処理装置での入力文書の論
理構造をレイアウト用論理構造に変換する処理の一例を
示す概念図。
【図3】本発明に係わる文書処理装置での元の論理構造
とレイアウト用論理構造間のリンクデータの保持方法の
一例を示す概念図。
【図4】本発明に係わる文書処理装置での元の論理構造
とレイアウト用論理構造間の属性情報の保持方法の一例
を示す概念図。
【図5】本発明に係わる文書処理装置での入力文書に対
するレイアウト変換処理の全体の流れを示すフローチャ
ート。
【図6】本発明に係わる文書処理装置でのレイアウト用
論理構造変換処理及び各種属性処理の概要を示すフロー
チャート。
【図7】本発明に係わる文書処理装置でのレイアウト用
論理構造変換に係わるサブツリー変換の詳細を示すフロ
ーチャート。
【図8】図7のステップ722での内容部変換処理の詳
細を示すフローチャート。
【図9】図8のステップ808での内容部合成処理の詳
細を示すフローチャート。
【符号の説明】
100…文書処理装置、1…文書入力部、2…スタイル
適用部、21…体裁定義適用部、22…採番処理部、2
3…論理クロスリファレンス処理部、3…レイアウト用
論理構造変換部、31…内容部合成処理部、32…レイ
アウト用論理構造再変換部、4…レイアウト・クロスリ
ファレンス処理部、5…文書レイアウト部、51…文書
レイアウト部、52…最終レイアウト決定部、6…文書
データ管理部、7…制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造化文書の論理構造を画面出力または
    印刷出力に適合可能にレイアウト処理する機能を有する
    文書処理装置において、 前記構造化文書を入力する文書入力手段と、 前記文書入力手段により入力された前記構造化文書の論
    理構造に対して前記レイアウト処理に適合する基本スタ
    イルを付与するスタイル適用手段と、 前記基本スタイルに沿って前記構造化文書の論理構造を
    レイアウト用論理構造に変換するレイアウト用論理構造
    変換手段と、 前記レイアウト用論理構造を用いて前記構造化文書を前
    記レイアウト処理に必要な最終的なレイアウト構造に変
    換する文書レイアウト手段とを具備することを特徴とす
    る文書処理装置。
  2. 【請求項2】 レイアウト用論理構造変換手段は、 前記構造化文書の論理構造の対象ノードをレイアウト用
    論理構造に順次複写していく複写手段と、 前記対象ノードが内容部であるか属性情報部であるか判
    別する判別手段と、 前記対象ノードが内容部の場合、更に、当該内容部の前
    後に付与された分割属性が分割であるか否かを判別する
    分割属性判別手段と、 前記分割属性が分割であれば、当該内容部を前記レイア
    ウト用論理構造に複写し自らを合成対象ノードとする内
    容部分割処理手段と、 前記分割属性が分割でなければ、当該内容部を前記合成
    対象ノードに合成する内容部合成処理手段と、 前記対象ノードが属性情報部の場合、該属性に対応する
    属性処理を行い、該対象ノードを当該ノードの下層を無
    視した次ノードに遷移させる属性処理手段とを具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 構造化文書の論理構造を表すデータ構造
    とレイアウト用論理構造を表すデータ構造を記憶するデ
    ータ構造記憶手段と、前記内容部合成処理手段による前
    記内容部合成処理に際し、前記構造化文書の論理構造の
    内容部と前記レイアウト用論理構造の内容部間の相互の
    ノード関係をリンク情報として設定するリンク情報設定
    手段を更に具備することを特徴とする請求項2記載の文
    書処理装置。
  4. 【請求項4】 属性処理手段による前記属性処理に際
    し、前記構造化文書の論理構造の各ノードの属性情報を
    レイアウト用論理構造の該当ノードにリンク付けする属
    性リンク設定手段を更に具備することを特徴とする請求
    項2記載の文書処理装置。
  5. 【請求項5】 構造化文書は、SGML(Standard Gen
    eraized Markup Language)文書であることを特徴とす
    る請求項1記載の文書処理装置。
JP8269930A 1996-10-11 1996-10-11 文書処理装置 Pending JPH10116279A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000172464A (ja) * 1998-12-07 2000-06-23 Seiko Epson Corp プリントシステム、プリンタおよびプリントサーバ
JP2012089122A (ja) * 2010-09-30 2012-05-10 Konica Minolta Laboratory Usa Inc レイアウト依存文書内のページ参照を解決する方法、コンピューター読取可能媒体及びシステム
JP2012141974A (ja) * 2010-12-30 2012-07-26 Konica Minolta Laboratory Usa Inc リンクされたテキストボックスを有する電子文書のレンダリング

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